JP2005254980A - パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操舵途中に操舵補助力が低減された場合に自動的にステアリングホイールとドライバーの間隔を最適化し、操舵限界まで容易に操舵を行うことができるパワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】ステアリングホイール移動機構40は、ステアリングホイール2とドライバーとの間隔が変化するようにステアリングホイール2を移動させる。操舵補助力制御手段20は、操舵抑制条件の充足により操舵補助力を低減させる。間隔制御手段20は、操舵抑制条件の充足による操舵補助力の低減時に、ステアリングホイール2がドライバーに近接するようにステアリングホイール2移動機構40を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明はステアリングホイールとドライバーとの間隔を変化させることのできるパワーステアリング装置に関する。
ステアリング装置においては、ドライバーの好みに応じてステアリングホイールとドライバーとの間隔を変化させるためのステアリングホイール移動機構が種々提案されている(特許文献1)。
特許第2535183号公報
従来のステアリングホイール移動機構は、車両が停車中に、ドライバーの操舵以外の移動機構作動専用スイッチへの入力操作によりステアリングホイールを移動させるものであり、通常は車両の運転開始前にステアリングホイールとドライバーとの間隔が調節される。ところが、パワーステアリング装置においては、操舵補助力が操舵中に低減されることがある。例えば、車庫入れ等のために停車状態や低車速で操舵を行う場合は大きな操舵補助力が付与されるが、このような大きな操舵角度を要求される状況において操舵限界における衝撃や部品破損等が生じるのを防止するため、操舵限界に達する前に操舵補助力を操舵中に低減することが行われている。そのような操舵中における操舵補助力の低下により、当初設定していたステアリングホイールとドライバーとの間隔では、ドライバーの負担する操舵力が増すことになり操舵が行い難くなるという問題がある。本発明は、従来であればステアリングホイール操作中にはドライバーがステアリングホイールとドライバーとの間隔を調節できなかったことに起因する操舵力増加による問題を、ステアリングホイール操舵中に、自動的にステアリングホイールとドライバーとの間隔を調節することで操舵力増大に伴うドライバーの負担を解決することのできるパワーステアリング装置を提供することを目的とする。
本発明のパワーステアリング装置は、ステアリングホイールとドライバーとの間隔が変化するように前記ステアリングホイールを移動させるステアリングホイール移動機構と、操舵抑制条件の充足により操舵補助力を低減させる操舵補助力制御手段と、前記操舵抑制条件の充足による操舵補助力の低減時に、前記ステアリングホイールがドライバーに近接するように前記ステアリングホイール移動機構を制御する間隔制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、操舵中に操舵抑制条件が充足されることで操舵補助力が低減された場合、ステアリングホイール移動機構を制御することで操舵中に自動的にステアリングホイールをドライバーに近接させることができる。これにより、ステアリングホイールとドライバーとの間隔を、操舵補助力に応じて操舵中に自動的に適正化することができる。
前記操舵抑制条件は、車速が設定値以下であって操舵角の大きさが設定値以上であることを含むのが好ましい。
これにより、停車状態や低車速の操舵途中の大きな操舵角速度が要求される状況下で操舵補助力が低減されても、ドライバーは操舵限界まで容易に操舵を行うことができる。
前記ステアリングホイールの回転を舵角が変化するように車輪に伝達するステアリングシャフトを備え、前記ステアリングシャフトは、前記ステアリングホイール側のアッパーシャフトと、前記車輪側のロアシャフトと、前記アッパーシャフトを前記ロアシャフトに同軸中心に同行回転すると共に軸方向相対移動可能に連結する連結機構とを有し、前記ステアリングホイール移動機構は、前記アッパーシャフトと前記ロアシャフトとに同軸状にねじ合わされるスクリューシャフトと、前記スクリューシャフトの回転力発生用のモータとを有し、前記アッパーシャフトと前記スクリューシャフトとのねじ合わせ部位のつる巻き方向と、前記ロアシャフトと前記スクリューシャフトとのねじ合わせ部位のつる巻き方向とは互いに逆とされ、前記操舵抑制条件の充足時に前記モータが一方向に設定量だけ回転し、前記操舵抑制条件の充足解除時に前記モータが他方向に設定量だけ回転するように、前記間隔制御手段により前記モータが制御されるのが好ましい。
これにより、スクリューシャフトの一回転で、スクリューシャフトのリードの2倍だけステアリングホイールとドライバーとの間隔を変更でき、モータ回転数を大きくすることなく応答性を向上でき、また、省エネルギー性に優れた小型のモータを使用できる。さらに、スクリューシャフトはアッパーシャフトとロアシャフトとに同心に配置されるので、コンパクトな構成でステアリングホイールを移動させることができ、小型軽量化を図ることができる。そのスクリューシャフトを筒状とすれば、ステアリングシャフトの強度低下を抑えつつ要求性能を満たすことができる。
この場合、前記モータの回転を前記スクリューシャフトに減速して伝達する回転減速機構と、前記スクリューシャフトの回転に伴う前記ロアシャフトの連れ回りを阻止する摩擦力を前記ロアシャフトに作用させる摩擦発生機構とを備え、前記回転減速機構は、原動側ギヤと、前記原動側ギヤに噛み合うと共に前記スクリューシャフトに同軸心に連結される第1従動側ギヤとを有し、前記摩擦発生機構は、前記原動側ギヤに前記第1従動側ギヤと逆方向に回転するように噛み合う第2従動側ギヤと、前記第2従動側ギヤと同方向に回転すると共に前記ロアシャフトに接する摩擦部とを有し、前記摩擦部と前記ロアシャフトとの間の摩擦力により、前記スクリューシャフトの回転に伴う前記ロアシャフトの連れ回りが阻止されるのが好ましい。
これにより、簡単な構造で、ステアリングホイール移動機構のモータの出力を利用して、スクリューシャフトの回転に伴うロアシャフトの連れ回りを確実に阻止でき、ハンドル操舵中に、前記ステアリングホイール移動機構を制御する間隔制御手段として利用可能になる。
本発明のパワーステアリング装置によれば、操舵途中に操舵補助力が低減された場合に自動的かつ迅速にステアリングホイールとドライバーの間隔をコンパクトな構造により最適化し、操舵限界まで容易に操舵を行うことができる。
図1に示すパワーステアリング装置1は、操舵によるステアリングホイール2の回転を舵角が変化するように車輪3に伝達する機構を備える。本実施形態では、ステアリングホイール2の回転がステアリングシャフト4を介してピニオン5に伝達されることで、ピニオン5に噛み合うラック6が移動し、そのラック6の動きがタイロッド7やナックルアーム8を介して車輪3に伝達されることで舵角が変化する。
ステアリングホイール2の回転を車輪3に伝達する経路に作用する操舵補助力を発生するモータ10が設けられている。本実施形態では、モータ10の出力シャフトの回転を減速ギヤ機構11を介してステアリングシャフト4に伝達することで操舵補助力が付与される。
モータ10は操舵補助力制御手段である制御装置20に接続される。制御装置20に、ステアリングシャフト4により伝達される操舵トルクTを検出するトルクセンサ22、操舵角θhを検出する舵角センサ23、車速Vを検出する車速センサ24が接続される。制御装置20は、操舵トルクTと車速Vに応じた操舵補助力が付与されるようにモータ10を制御する。例えば、操舵トルクTの大きさが大きくなる程に、また、車速Vが低速になる程に操舵補助力が大きくなるものとされる。さらに、制御装置20は操舵抑制条件の充足により操舵補助力を低減させる。本実施形態では、車速Vが設定値以下であって操舵角θhの大きさが設定値以上である時に前記操舵抑制条件が充足される。その車速Vの設定値は、例えば零あるいは数km/時とされる。その操舵角θhの大きさの設定値は、本実施形態では車輪3の舵角変化がストッパーにより阻止される操舵限界時の角度の70%程度とされる。これにより、車速Vが零の時の操舵角θhと操舵トルクTとの関係は例えば図2に示すものとなり、操舵角θhの大きさが操舵限界の約600度の約70%になった時、操舵補助力が低減されることで操舵トルクTが増大して操舵抑制がなされる。
図3に示すように、ステアリングホイール2の回転を舵角が変化するように車輪3に伝達するステアリングシャフト4は、ステアリングホイール2側のアッパーシャフト31と、車輪3側のロアシャフト32と、アッパーシャフト31をロアシャフト32に同軸中心に同行回転すると共に軸方向相対移動可能に連結する連結機構33とを有する。ロアシャフト32にユニバーサルジョイントを介して連結される中間軸34がユニバーサルジョイントを介してピニオン5に連結される。アッパーシャフト31はベアリング36を介してアッパーコラム37により支持される。ロアシャフト32はベアリング38を介してロアコラム39により支持される。アッパーコラム37は、車体側部材により例えばガイドレール等を介して軸方向移動可能に支持されると共に、ロアコラム39に軸方向移動可能に嵌め合わされる。ロアコラム39は車体側部材に固定される。
連結機構33は、アッパーシャフト31の中心孔31aとロアシャフト32の中心孔32aに同軸心に挿入されている連結ロッド33aを有する。アッパーシャフト31は連結ロッド33aに平行キー33bを介して同行回転すると共に軸方向相対移動可能に連結されている。ロアシャフト32は連結ロッド33aに適宜手段、例えばセレーションを介する圧入等を介して同行回転するように連結されている。これにより、アッパーシャフト31はロアシャフト32に対して同軸中心に同行回転すると共に軸方向相対移動可能である。なお、連結機構33の構成は特に限定されず、例えば連結ロッド33aがアッパーシャフト31にスプライン等を介して同行回転すると共に軸方向相対移動可能に連結されてもよいし、アッパーシャフト31とロアシャフト32とが直接にスプラインスプライン等を介して同行回転すると共に軸方向相対移動可能に連結されてもよい。
ステアリングホイール2とドライバーとの間隔が変化するようにステアリングホイール2を移動させるステアリングホイール移動機構40が設けられている。ステアリングホイール移動機構40は、アッパーシャフト31とロアシャフト32とに同軸状にねじ合わされるスクリューシャフト41と、スクリューシャフト41の回転力の発生用モータ42とを有する。そのモータ42の回転は回転減速機構43によりスクリューシャフト41に減速して伝達される。なお、本実施形態のモータ42はクラッチ42aが設けられ、回転力を発生しない時は回転減速機構43との接続は切断され、モータ42のイナーシャが操舵トルクに影響しないものとされている。
スクリューシャフト41は筒状であって、その中心孔41aに連結ロッド33aが挿入され、アッパーシャフト31の中心孔31aとロアシャフト32の中心孔32aに同軸心に挿入され、アッパーシャフト31の内周に形成された雌ねじ部31′にねじ合わされる外周雄ねじ部41′と、ロアシャフト32の内周に形成された雌ねじ部32′にねじ合わされる外周雄ねじ部41″とを有する。アッパーシャフト31とスクリューシャフト41とのねじ合わせ部位のつる巻き方向と、ロアシャフト32とスクリューシャフト41とのねじ合わせ部位のつる巻き方向とは互いに逆とされている。例えば、雌ねじ部31′と雄ねじ部41′は右ねじとされ、雌ねじ部32′と雄ねじ部41″は左ねじとされる。なお、各ねじ部31′、41′、32′、41″は本実施形態では台形ねじにより構成しているが、摩擦低減のためにボールスクリューにより構成してもよい。また、スクリューシャフト41の内周とアッパーシャフト31とロアシャフト32の外周とがねじ合わされるようにしてもよい。
回転減速機構43は、原動側ギヤ43aと、原動側ギヤ43aに軸方向相対移動可能に噛み合うと共にスクリューシャフト41に同行回転するように同軸心に連結された第1従動側ギヤ43bとを有する。本実施形態では、原動側ギヤ43aと第1従動側ギヤ43bとは平歯車とされている。原動側ギヤ43aはベアリング43c、43dを介してアッパーコラム37により支持され、モータ42により駆動されることで回転する。
スクリューシャフト41の回転に伴うロアシャフト32の連れ回りを阻止する摩擦力をロアシャフト32に作用させる摩擦発生機構44が設けられている。摩擦発生機構44は、筒体44bと、筒体44bの内歯ギヤである第2従動側ギヤ44aと、筒体44bの内方張出部44b′の内周とロアシャフト32の外周との間に挟み込まれることで、第2従動側ギヤ44aと同方向に回転する摩擦部44cとを有する。第2従動側ギヤ44aは、原動側ギヤ43aに第1従動側ギヤ43bと逆方向に回転するように噛み合う。筒体44bはロアシャフト32と同心にロアコラム39によりベアリング45を介して支持される。摩擦部44cは、張出部44b′の内周とロアシャフト32の外周との間で弾性変形するリング状弾性部材により構成され、ロアシャフト32の外周に接する。
制御装置20は、上記操舵抑制条件の充足による操舵補助力の低減時に、ステアリングホイール2がドライバーに近接するようにステアリングホイール移動機構40を制御する間隔制御手段としても機能する。すなわち、操舵抑制条件の充足時にモータ42が一方向に設定量だけ回転し、操舵抑制条件の充足解除時にモータ42が他方向に設定量だけ回転するように、モータ42が制御される。そのモータ43の回転設定量はステアリングホイール2とドライバーとの間隔が最適化されるように予め定められ、例えば、設定量だけモータ42が回転することでその間隔が数cm変化するように定められる。モータ42の回転は、原動側ギヤ43a、第1従動側ギヤ43bを介してスクリューシャフト41に伝達される。スクリューシャフト41の回転により、ロアシャフト32は雌ねじ部32′と雄ねじ部41″との間の摩擦によりスクリューシャフト41と連れ回りしようとする。その連れ回りは車輪3と路面との間の摩擦によりある程度は抑制されるが、摩擦部44cとロアシャフト32との間の摩擦力により確実に阻止される。すなわち、摩擦部44cとロアシャフト32との間の摩擦力の大きさは、雌ねじ部32′と雄ねじ部41″との間の摩擦力に釣り合うように設定される。本実施形態では、摩擦部44cは環状部44bの内周とロアシャフト32の外周との間において弾性的に圧縮され、その弾性変形量の設定により摩擦力の設定が行われる。これにより、ロアシャフト32とアッパーシャフト31はスクリューシャフト41の回転に伴う連れ回りを確実に防止し、スクリューシャフト41の回転によりアッパーシャフト31をアッパーコラム37と共に軸方向移動させ、ステアリングホイール2とドライバーとの間隔を変化させることができる。なお、アッパーコラム37の移動により原動側ギヤ43aも軸方向移動し、原動側ギヤ43aと第2従動側ギヤ44aとの噛み合い位置が変化する。また、スクリューシャフト41はアッパーシャフト31とロアシャフト32に同軸心にねじ合わされているので、スクリューシャフト41の回転中にステアリングホイール2の操舵が行われた場合、その操舵によるアッパーシャフト31の回転を連結ロッド33aを介してロアシャフト32に伝達できる。これにより、スクリューシャフト41の回転によりステアリングホイール2とドライバーとの間隔を変化させている途中であっても、操舵により舵角を変化させることができる。
上記実施形態によれば、操舵中に操舵抑制条件が充足されることで操舵補助力が低減された場合、ステアリングホイール移動機構40を制御することで操舵中に自動的にステアリングホイール2をドライバーに近接させることができる。操舵抑制条件が充足されなくなり操舵補助力の大きさが元通りになると、自動的にステアリングホイール2をドライバーから離隔させることができる。これにより、ステアリングホイール2とドライバーとの間隔を、操舵補助力に応じて操舵中に自動的に適正化することができる。また、停車状態や低車速の操舵途中で操舵補助力が低減されても、操舵限界まで容易に操舵を行うことができる。さらに、ステアリングホイール移動機構40はアッパーシャフト31とロアシャフト32をスクリューシャフト41を介して連結するので、スクリューシャフト41一回転で、スクリューシャフト41のリードの2倍だけステアリングホイール2とドライバーとの間隔を変更でき、モータ42の回転数を大きくすることなく応答性を向上でき、また、モータ42として省エネルギー性に優れた小型のモータを使用できる。スクリューシャフト41はアッパーシャフト31とロアシャフト32とに同心に配置され、さらにスクリューシャフト41は筒状となっており、アッパーシャフト31とロアシャフト32とを同行回転可能とするために設けられるキー33bを中空部に収めているので、コンパクトな構成でステアリングホイール2を移動させることができ、小型軽量化を図ることができる。しかもスクリューシャフト41を筒状とすることでステアリングシャフト4の強度低下を抑えつつ要求性能を満たすことができる。よって、コンパクトな構成でステアリングホイール2を移動させることができ、小型軽量化を図ることができ、ステアリングシャフト4の強度低下をきたすこともない。しかも、ステアリングホイール移動機構40のモータ42の出力を利用して、スクリューシャフト41の回転に伴うロアシャフト32の連れ回りを確実に阻止でき、ステアリングホイールの回転中にステアリングホイールとドライバーとの間隔を自動的に適正化できる。
本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、操舵抑制条件は上記実施形態に限定されず、車速が設定値以下であって操舵角の大きさが設定値以上であること以外に、さらに操舵トルクが設定値以上である場合に操舵抑制条件が充足されるようにしてもよいし、あるいは、車速が設定値以下であって操舵トルクが設定値以上である場合に操舵抑制条件が充足されるようにしてもよい。ステアリングホイール移動機構を公知の構成としてもよく、例えば、上記実施形態におけるアッパーコラムを、車体に軸方向移動可能に取り付けられた移動部材に固定し、その移動部材をアクチュエータにより軸方向移動させれば、上記実施形態におけるスクリューシャフトを有するステアリングホイール移動機構を採用することなく、ステアリングホイール移動機構を構成できる。ステアリングホイールの回転を舵角が変化するように車輪に伝達する機構は特に限定されず、例えばステアリングホイールの回転をステアリングシャフトからリンク機構を介して車輪に伝達するものでもよい。さらに、操舵補助力発生用モータの出力の操舵系への伝達機構は操舵補助力を付与することができれば特に限定されず、例えばラックと一体のボールスクリューにねじ合わされるボールナットをモータの出力により駆動することで操舵補助力を付与してもよい。
さらに、油圧式のパワーステアリング装置にも本発明を適用できる。
本発明の実施形態のパワーステアリング装置の構成説明図 本発明の実施形態のパワーステアリング装置において車速が零の時の操舵角と操舵トルクとの関係を示す図 本発明の実施形態のパワーステアリング装置の要部の断面図
符号の説明
2 ステアリングホイール
3 車輪
4 ステアリングシャフト
20 制御装置(操舵補助力制御手段、間隔制御手段)
31 アッパーシャフト
32 ロアシャフト
33 連結機構
40 ステアリングホイール移動機構
41 スクリューシャフト
42 モータ
43 回転減速機構
43a 原動側ギヤ
43b 第1従動側ギヤ
44 摩擦発生機構
44a 第2従動側ギヤ
44c 摩擦部

Claims (4)

  1. ステアリングホイールとドライバーとの間隔が変化するように前記ステアリングホイールを移動させるステアリングホイール移動機構と、
    操舵抑制条件の充足により操舵補助力を低減させる操舵補助力制御手段と、
    前記操舵抑制条件の充足による操舵補助力の低減時に、前記ステアリングホイールがドライバーに近接するように前記ステアリングホイール移動機構を制御する間隔制御手段とを備えるパワーステアリング装置。
  2. 前記操舵抑制条件は、車速が設定値以下であって操舵角の大きさが設定値以上であることを含む請求項1に記載のパワーステアリング装置。
  3. 前記ステアリングホイールの回転を舵角が変化するように車輪に伝達するステアリングシャフトを備え、
    前記ステアリングシャフトは、前記ステアリングホイール側のアッパーシャフトと、前記車輪側のロアシャフトと、前記アッパーシャフトを前記ロアシャフトに同軸中心に同行回転すると共に軸方向相対移動可能に連結する連結機構とを有し、
    前記ステアリングホイール移動機構は、前記アッパーシャフトと前記ロアシャフトとに同軸状にねじ合わされるスクリューシャフトと、前記スクリューシャフトの回転力発生用のモータとを有し、
    前記アッパーシャフトと前記スクリューシャフトとのねじ合わせ部位のつる巻き方向と、前記ロアシャフトと前記スクリューシャフトとのねじ合わせ部位のつる巻き方向とは互いに逆とされ、
    前記操舵抑制条件の充足時に前記モータが一方向に設定量だけ回転し、前記操舵抑制条件の充足解除時に前記モータが他方向に設定量だけ回転するように、前記間隔制御手段により前記モータが制御される請求項1または2に記載のパワーステアリング装置。
  4. 前記モータの回転を前記スクリューシャフトに減速して伝達する回転減速機構と、
    前記スクリューシャフトの回転に伴う前記ロアシャフトの連れ回りを阻止する摩擦力を前記ロアシャフトに作用させる摩擦発生機構とを備え、
    前記回転減速機構は、原動側ギヤと、前記原動側ギヤに噛み合うと共に前記スクリューシャフトに同軸心に連結される第1従動側ギヤとを有し、
    前記摩擦発生機構は、前記原動側ギヤに前記第1従動側ギヤと逆方向に回転するように噛み合う第2従動側ギヤと、前記第2従動側ギヤと同方向に回転すると共に前記ロアシャフトに接する摩擦部とを有し、
    前記摩擦部と前記ロアシャフトとの間の摩擦力により、前記スクリューシャフトの回転に伴う前記ロアシャフトの連れ回りが阻止される請求項3に記載のパワーステアリング装置。
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JP2007296951A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Jtekt Corp ステアリング装置

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