JPH04237672A - 車両のステアリングホイールの姿勢設定装置 - Google Patents

車両のステアリングホイールの姿勢設定装置

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JPH04237672A
JPH04237672A JP354691A JP354691A JPH04237672A JP H04237672 A JPH04237672 A JP H04237672A JP 354691 A JP354691 A JP 354691A JP 354691 A JP354691 A JP 354691A JP H04237672 A JPH04237672 A JP H04237672A
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JP
Japan
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steering wheel
vehicle
signal
drive
drive control
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JP354691A
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English (en)
Inventor
Kazunobu Kawabata
一信 川畑
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両のステアリング
ホイールの姿勢を調整する姿勢設定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のステアリングホイール等の姿勢を
電動機を用いて調整する車上装備品の姿勢設定装置が知
られている(特開昭62ー39365号公報)。
【0003】この車上装備品の姿勢設定装置は、図6に
示すシート32の回転角度の調整や、ステアリングコラ
ム又はダッシュボードに配置されたマニュアルスイッチ
(図6の場合には、ダッシュボードに配置されたマニュ
アルスイッチSW1〜SW4)によりステアリングホイ
ール31のチルト角調整や、テレコピックの調整等を行
うものである。
【0004】図7および図8は、車上装備品の姿勢設定
を行うための全体回路の一例であり、図7は全体回路の
左側部分を示し、図8は右側部分を示している。ただし
、マイクロコンピュータMCと発振回路OSCは両図共
通である。
【0005】図7および図8において、PW1およびP
W2は電源回路、RSCはリセット回路、RDCは故障
監視回路、SSCはスタンバイ信号回路、IFCはイン
ターフェース回路である。また、ADCはA/D変換回
路、RD1,RD2,RD3はリレードライバ、CD1
,CD2,CD3,CD4は過電流検知回路、AM1は
増幅回路、RL1,RL2,RL3,RL4,RL5,
RL6はリレーである。
【0006】電源回路PW1は、車上バッテリーBTの
電力を+5Vの定電圧に変換し、リセット回路RSCは
電源オン時のリセット信号を発生し、故障監視回路RD
Cはマイクロコンピュータ(マイコン)MCから所定時
間パルス信号が到来しない場合にリセット信号を発生し
、電源回路PW2は所定の電圧VsbおよびVscを生
成する。
【0007】スタンバイ信号回路SSCはマイコンMC
からスタンバイ信号が到来すると、マイコンMCをスタ
ンバイモードにし、電源回路PW2の電源出力をオフに
する。
【0008】インターフェース回路IFCは、各種スイ
ッチの状態に応じた二値信号を生成する。
【0009】また、発振回路OSCはマイコンMCに与
えるクロックパルスを生成し、リレードライバRD1,
RD2およびRD3は、それぞれに接続された2つのリ
レーをマイコンMCからの指示に応じて制御し、過電流
検知回路CD1,CD2及びCD3は、それぞれリレー
RL1・RL2,RL3・RL4,RL5・RL6を介
して直流モータM1,M2,およびM3に流れる過電流
を検知し、過電流検知回路CD4はリレードライバRD
1,RD2およびRD3の過電流を検知する。
【0010】A/D変換回路ADCは、5つのアナログ
入力チャンネルを備えており、制御端子C0,C1およ
びC2の状態によって、いずれかを選択する。A/D変
換回路ADCによって、変換されたデジタルデータは、
端子CLKに印加するクロックパルスに同期して、出力
端子OUTからシリアル信号として出力される。端子C
Sはチップセレクトである。
【0011】SSWは車速センサであり、この車速セン
サSSWの出力端子は、インターフェース回路IFCを
介して、マイコンMCの外部割り込み端子IRQに接続
されている。PSWはパーキングスイッチであり、この
パーキングスイッチPSWはパーキングブレーキレバー
に連動して開閉する。
【0012】MSWはマニュアルアウェイ動作を指示す
るマニュアルアウェイスイッチである。DSWは、ドア
の開閉に応じて開閉するドアスイッチである。SELは
、自動モードにおける乗降姿勢条件の1つを選択するた
めの選択スイッチであり、パーキングスイッチPSW,
マニュアルアウェイスイッチMSWおよびドアスイッチ
DSWのいずれか1つをインターフェース回路IFCを
介してマイコンMCの入力ポートP1に接続する。
【0013】KSWは、エンジンキーの装着の有無に応
じて開閉するキースイッチである。ASWは、乗降時の
自動乗降姿勢設定モードを有効にするか無効にするかを
指定するオートスイッチである。REGはレギュレータ
であり、このレギュレータREGは、エンジンの出力軸
に結合されたオルタネータの出力を安定化する。
【0014】IGSはイグニッションスイッチであり、
このイグニッションスイッチIGSはエンジンキーの操
作に応じて開閉する。そして、このイグニッションスイ
ッチIGSがオンの時、エンジンの点火回路に電源が供
給される。
【0015】ACCSはアクセサリスイッチであり、こ
のアクセサリスイッチACCSはイグニッションスイッ
チIGSと同様に、エンジンキーの操作に応じて開閉す
る。そして、このアクセサリスイッチACCSがオンの
時、エンジン駆動系以外の車上電気回路、即ちアクセサ
リ装置(図示せず)の電源がオンとなる。
【0016】NLSはニュートラルスイッチであり、こ
のニュートラルスイッチNLSはオートマチックトラン
スミッションのシフトレバーがニュートラル位置にある
時にオンとなり、それ以外の位置ではオフとなる。PK
Sは、パーキング位置スイッチであり、この位置スイッ
チPKSはシフトレバーがパーキング位置にある時にオ
ンとなり、それ以外の位置ではオフとなる。
【0017】モータM1はシート駆動用モータであり、
リレーRL1およびRL2に接続されている。また、モ
ータM2はステアリングホイール31のチルト角調整用
モータであり、リレーRL3およびRL4に接続されて
いる。さらに、モータM3はステアリングホイール31
のテレスコピック調整用モータであり、リレーRL5お
よびRL6に接続されている。
【0018】また、PM1,PM2,PM3はポテンシ
ョメータであり、ポテンショメータPM1はシート位置
、ポテンショメータPM2はステアリングホイール31
のチルト位置、ポテンショメータPM3はステアリング
ホイール31のテレスコピック位置をそれぞれ検出する
。これらポテンショメータPM1,PM2,PM3の出
力は増幅回路AM1を介して、それぞれA/D変換回路
ADCの入力チャンネルA0,A1,およびA2に供給
される。
【0019】SW1,SW2,SW3,SW4はマニュ
アル姿勢設定スイッチであり、設定スイッチSW1はス
テアリングホイール31のチルトアップ用スイッチ、設
定スイッチSW2はステアリングホイール31のチルト
ダウン用スイッチ、設定スイッチSW3はステアリング
ホイール31のテレスコピック短縮用スイッチ、設定ス
イッチSW4はステアリングホイール31のテレスコピ
ック延長用スイッチである。
【0020】そして、これらマニュアル姿勢設定スイッ
チSW1,SW2,SW3,SW4は、電源ラインに接
続した抵抗分圧器の各タップにそれぞれの一端が接続さ
れ、それぞれの他端が共通接続され、増幅回路AM1を
介して、A/D変換回路ADCの入力チャンネルA3に
接続されている。また、バッテリーBTの出力に接続し
た抵抗分圧器の中点CPは、A/D変換回路ADCの入
力チャンネルA4に接続されている。
【0021】したがって、マイコンMCは、所定のチャ
ンネルを選択してA/D変換回路ADCの出力を読み取
ることにより、シート位置,ステアリングホイールのチ
ルト位置,テレスコピック位置,マニュアル姿勢設定ス
イッチSW1〜SW4の状態およびバッテリーBTの出
力電圧を知ることができる。
【0022】そして、設定スイッチSW1がオンとなる
と、マイコンMCからリレードライバRD2に指令信号
が供給され、リレードライバRD2によってリレーRL
3が電圧源VB側に設定される。すると、モータM2は
ステアリングホイール31がチルトアップとなる方向に
回転する。設定スイッチSW1がオフとなれば、リレー
RL3は過電流検知回路CD2側となる。
【0023】また、設定スイッチSW2がオンとなると
、マイコンMCからリレードライバRD2に指令信号が
供給され、リレードライバRD2によってリレーRL4
が電圧源VB側に設定される。すると、モータM2はス
テアリングホイール31がチルトダウンとなる方向に回
転する。設定スイッチSW2がオフとなれば、リレーR
L4は過電流検知回路CD2側となる。
【0024】このようにして、ステアリングホイール3
1のチルト角調整が行われる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車上装備品の姿勢設定装置にあっては、ステアリン
グホイール31のチルト角調整用マニュアルスイッチが
ステアリングコラム又はダッシュボードに配置されてい
た。
【0026】このため、運転者がシート32に着席して
、ステアリングホイール31のチルト角調整を行う場合
、運転者はマニュアルスイッチを操作するために、運転
状態とは異なった姿勢、例えば前傾した姿勢をとらねば
ならなかった。
【0027】したがって、例えば運転者が前傾した状態
でチルト角調整を行っても、このチルト角調整が運転者
が運転姿勢となった状態で適切なものかどうかの判断が
難しく、調整に手間がかかり、煩わしいものであった。
【0028】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
を解決するため、図1に示すように、車両の走行速度を
検出する車速センサ1と、車両の変速機のギヤ位置を検
出するギヤ位置センサ2と、リセットスイッチ3と、車
両走行速度が零であるとともに車両変速機のギヤ位置が
非走行位置であるという条件を満足する場合には駆動許
可信号が発生し、車両走行速度がいったん零以外となる
と、リセットスイッチ2からのリセット信号により許可
信号発生可能状態とされる迄、上記条件を満足しても駆
動許可信号を発生しない駆動許可判断部4と、ステアリ
ングホイールに加えられた上方向及び下方向トルクを検
出するトルクセンサ5と、駆動許可判断部4から駆動許
可信号が供給されている場合のみ、上記トルクセンサ5
からの出力信号に基づいて、ステアリングホイール上方
向駆動制御信号およびステアリングホイール下方向駆動
制御信号を出力する駆動制御部6と、駆動制御部6から
の上方向及び下方向駆動制御信号に従って、ステアリン
グホイールを上方向及び下方向に駆動する駆動手段7と
、を備えたことを特徴としている。
【0029】
【作用】車両速度が零であり、かつ車両変速機のギヤ位
置が非走行位置であることが、駆動許可判断部4により
判断されると、駆動許可判断部4から駆動許可信号が駆
動制御部6に供給される。そして、この状態において、
ステアリングホイールに上方向又は下方向トルクが加え
られると、これがトルクセンサ5によって検出され、ト
ルクに応じた信号が駆動制御部6に供給される。駆動制
御部6はトルクセンサ5からの信号に基づいて、駆動手
段7に駆動制御信号を供給する。すると、駆動手段7は
、駆動制御信号に従って、ステアリングホイールを上方
向又は下方向に駆動する。車両の走行速度がいったん零
以外となると、駆動許可判断部4は、走行速度が零でギ
ヤ位置が非走行位置となってもリセットスイッチ3から
リセット信号が供給されるまで、駆動許可信号を発生し
ない。
【0030】
【実施例】図2は、この発明の一実施例のブロック図で
あり、マイコン21の機能を機能ブロックで示した図で
ある。また、この図2の例においては、主要部のみ図示
するものであり、図7および図8に示した全体回路にお
ける増幅器,発振回路,ポテンショメータ等は省略して
ある。
【0031】図2において、10はリセットスイッチ、
11は車速センサ、12は変速機のギヤ位置センサ、1
3はドアの開閉を検知するドアセンサである。また、1
4はトルクセンサであり、このトルクセンサ14はステ
アリングコラムに加えられた上方向および下方向トルク
を検出する。
【0032】このトルクセンサ14は、例えば図4およ
び図4のA−A線に沿った断面図である図5に示すよう
に、コラムシャフト33の外周面に配置された複数の歪
ゲージ34A〜34Fによって構成されている。そして
、ステアリングコラムに図4に矢印で示す上方向又は下
方向トルクが加えられたとすると、互いに対向する、つ
まり角度差が180度の歪ゲージ対,例えば34Aおよ
び34Bの出力に差が生じる。したがって、この出力差
からステアリングコラムに上方向トルクが加えられたか
、下方向トルクが加えられたかを判断することができる
【0033】また、15は車速判断部であり、この車速
判断部15は、車速センサ11からの車速信号に基づい
て、車速が零の場合には“H”レベルとなり、車速が零
以外の場合には““L”レベルとなる信号を発生する。
【0034】16はステアリングホイール駆動禁止部で
あり、この禁止部16は、車速判断部15からの信号を
受け、この信号が“H”レベルの場合には“H”レベル
となり、車速判断部15からの信号が“L”レベルとな
ると“L”レベルとなる信号をAND条件判断部20に
供給する。そして、禁止部16からの出力信号は、車速
判断部15からの信号が、いったん“L”レベルとなる
と、その後、車速判断部15からの信号が“H”レベル
になっても、“L”レベルの状態を維持し、リセットス
イッチ10からリセット信号が供給されると、車速判断
部15からの信号の“H”レベルに応答して、“H”レ
ベルとなる。
【0035】また、17はギヤ位置判断部であり、この
ギヤ位置判断部17は、ギヤ位置センサ12によって示
されたシフト位置がPレンジ又はNレンジつまり非走行
位置であるときのみ、“H”レベルとなる信号をAND
条件判断部20に供給する。上記条件以外の場合は、ギ
ヤ位置判断部17からの信号は“L”レベルとなる。
【0036】18はドア閉判断部であり、このドア閉判
断部18は、ドアセンサ13からのドア開閉検出信号が
供給され、ドアが閉の場合には“H”レベルとなり、ド
アが開の場合には“L”レベルとなる信号をAND条件
判断部20に供給する。上述した車速判断部15,禁止
部16,ギヤ位置判断部17,ドア閉判断部18,AN
D条件判断部20により駆動許可判断部が構成される。
【0037】AND条件判断部20は禁止部16からの
信号と、ギヤ位置判断部17からの信号と、ドア閉判断
部18からの信号とが全て“H”レベルとなったときに
、“H”レベルとなる信号(駆動許可信号)を駆動制御
信号発生部(駆動制御部)19に供給する。
【0038】駆動制御信号発生部19は、AND条件判
断部20からの信号が“H”レベルの状態のときのみ作
動し、判断部20からの信号が“L”レベルの状態のと
きは非作動状態となる。
【0039】そして、作動状態の場合、駆動制御信号発
生部19は、図4に示したような歪ゲージ34A〜34
Fからなるトルクセンサ14からの出力信号に基づいて
、歪ゲージ対(34A,34B),(34C,34D)
,(34E,34F)のうち最も出力差の大きい歪ゲー
ジ対の出力値が所定値よりも大か否かを判断する。 所定値よりも大の場合には、歪ゲージ対のうちどちらの
歪ゲージからの出力が大かを判断して、ステアリングコ
ラムに上方向トルクが加えられているか下方向トルクが
加えられているかを判断する。
【0040】そして、ステアリングコラムに運転者によ
り上方向トルクが加えられている場合には、駆動制御信
号発生部19は駆動制御信号S1を“H”レベルとする
。すると、駆動回路22は、リレーRL3を電圧源VB
側に切り換え、モータM2がステアリングコラムを上方
向に移動させる。そして、ステアリングコラムに加えら
れていた上方向トルクが所定値以下となると、駆動制御
信号発生部19は駆動制御信号S1を“L”レベルとし
、ステアリングコラムの上方向への移動が停止される。
【0041】また、ステアリングコラムに運転者により
下方向トルクが加えられている場合には、駆動制御信号
S2が“H”レベルとなる。そして、駆動回路23がリ
レーRL4を電圧源VB側に切り換え、モータM2によ
りステアリングコラムが下方向に移動される。ステアリ
ングコラムに加えられていた下方向トルクが所定値以下
となると、駆動制御信号S2が“L”レベルとなり、ス
テアリングコラムの下方向への移動が停止される。
【0042】つまり、運転者は、シートに着席してステ
アリングホイールを握った運転姿勢のまま、ステアリン
グホイールに上方向トルク又は下方向トルクを加えれば
、ステアリングホイールはチルトアップ又はチルトダウ
ンされるので、ステアリングホイールのチルト角調整が
非常に簡便となる。
【0043】なお、このチルト角調整を行うことができ
るのは、車速が零、つまり車両停止状態であり、ギヤ位
置がPレンジ又はNレンジであり、かつ、ドアが閉状態
のときのみである。また、車両が停止状態から走行状態
になると、その後、上記チルト角調整可能状態となって
も、ステアリングホイール駆動禁止部16によりチルト
角調整が禁止される。
【0044】この禁止部16によるチルト角調整禁止の
解除はリセットスイッチ10からのリセット信号により
行われる。
【0045】図3は、マイコン21によって実行される
、チルト角調整の処理フローチャートである。
【0046】図3のステップ100において、フラグF
LGが“1”であるか否かが判断される。そして、フラ
グFLGが“1”でなければ、ステップ101において
、車両が停止状態であるか否かが判断され、停止状態で
なければ、ステップ109に進み、フラグFLGを“1
”に設定してリターンとなる。
【0047】車両が停止状態であれば、ステップ102
に進み、ギヤ位置がPレンジ又はNレンジか否かが判断
され、Pレンジ又はNレンジでなければ、ステップ10
9に進み、Pレンジ又はNレンジであればステップ10
3に進む。そして、ステップ103において、ドア閉か
否かが判断され、ドア開であればステップ101に戻り
、ドア閉であればステップ104に進む。
【0048】ステップ104において、ゲージ対(34
A,34B),(34C,34D),(34E,34F
)のうち出力差が最大のゲージ対が求められる。次に、
ステップ105において、上記最大出力差が所定値以上
か否かが判断される。この判断は、運転者が無意識に軽
く上下方向トルクをステアリングホイールに加えた場合
に、ステアリングホイールのチルト角が変更されるのを
防止するためである。
【0049】上記ステアリングホイール105において
、最大出力差が所定値未満の場合はステップ101にリ
ターンする。また、最大出力差が所定値以上の場合は、
ステップ106に進み、このステップ106において、
上方向トルクか否かが判断される。
【0050】上方向トルクであれば、ステップ107に
進み、上記最大出力差が所定値未満となるまで、チルト
アップが行われ、その後ステップ100にリターンとな
る。
【0051】また、ステップ106において、上方向ト
ルクでない場合、つまり、下方向トルクであれば、ステ
ップ108に進み、上記最大出力差が所定値未満となる
まで、チルトダウンが行われ、その後ステップ100に
リターンとなる。
【0052】ステップ100において、フラグFLGが
“1”であれば、ステップ110に進む。そして、この
ステップ110において、リセットスイッチ10がオン
か否かが判断され、オンでなければリターンとなる。ま
た、ステップ110において、リセットスイッチ10が
オンであれば、ステップ111に進み、フラグFLGを
“0”に設定して、リターンとなる。
【0053】上述した実施例によれば、ステアリングホ
イールのチルト角調整において、運転者は、シートに着
席して、ステアリングホイールを握った運転姿勢の状態
で、ステアリングホイールに所定値以上の上方向トルク
又は下方向トルクを加えれば、ステアリングホイールを
チルトアップ又はチルトダウンでき、上方向トルク又は
下方向トルクを所定値未満とすればチルトアップ又はチ
ルトダウンを停止することができるので、ステアリング
ホイールのチルト角調整を容易にかつ正確に行うことが
できる。
【0054】また、ステアリングホイールのチルト角調
整を行い得る条件は、車両が停止中で、ギヤ位置がP又
はNレンジであり、ドア閉の状態でのみであり、かつ、
いったん車両が停車状態から走行状態となると上記条件
を満足しても、リセットスイッチによりリセット状態と
しないと、チルト角調整を行い得ないようになっている
。したがって、ステアリングホイールのチルト角調整後
に、不注意によりそのチルト角が変更されてしまうとい
う事態を回避することができる。
【0055】なお、上述した実施例においては、ステア
リングホイールに加えられた上方向トルクおよび下方向
トルクの検出を複数の歪ゲージを用いて行うようにした
が、他の方法によって、検出するようにしてもよい。
【0056】また、上述した実施例においては、ドアセ
ンサ13とドア閉判断部18とを設けるようにしたが、
これらドアセンサ13およびドア閉判断部18を省略し
てもよい。
【0057】さらに、この発明は、自動変速機付車両お
よび手動変速機付車両に適用することができる。
【0058】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、車両
の走行速度を検出する車速センサと、車両の変速機のギ
ヤ位置を検出するギヤ位置センサと、リセットスイッチ
と、車両走行速度が零であるとともに車両変速機のギヤ
位置が非走行位置であるという条件を満足する場合には
駆動許可信号を発生し、車両走行速度がいったん零以外
となると、リセットスイッチからのリセット信号により
許可信号発生可能状態とされる迄、上記条件を満足して
も駆動許可信号を発生しない駆動許可判断部と、ステア
リングホイールに加えられた上方向及び下方向トルクを
検出するトルクセンサと、駆動許可判断部から駆動許可
信号が供給されている場合のみ、上記トルクセンサから
の出力信号に基づいて、ステアリングホイール上方向駆
動制御信号およびステアリングホイール下方向駆動制御
信号を出力する駆動制御部と、駆動制御部からの上方向
及び下方向駆動制御信号に従って、ステアリングホイー
ルを上方向及び下方向に駆動する駆動手段と、を備える
ように構成したので、運転者は、シートに着席して、ス
テアリングホイールを握った運転姿勢のままステアリン
グホイールのチルト角調整を行うことができるので、簡
単に、かつ正確にチルト角調整を行うことができる。
【0059】さらに、車両が停止状態から、いったん走
行状態になると、その後、上記条件が満足されても、リ
セットスイッチによりリセット信号が駆動判断部に供給
される迄、チルト角調整を行い得ないようになっている
ので、チルト角調整後に、不注意により、そのチルト角
が変更されてしまうという事態を回避することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】クーレム対応図。
【図2】この発明の一実施例のブロック図。
【図3】ステアリングホイールのチルト角調整のフロー
チャート。
【図4】ステアリングホイールに加えられた上下方向ト
ルクを検出する方法の一例を示す図。
【図5】図4のA−A線に沿った概略断面図。
【図6】車上装備品の例を示す車室内の斜視図。
【図7】車上装備品の姿勢設定を行うための全体回路の
一例の一部分を示す図。
【図8】車上装備品の姿勢設定を行うための全体回路の
一例の他の部分を示す図。
【符号の説明】
1,11…車速センサ 2,12…ギヤ位置センサ 3,10…リセットスイッチ 4…駆動許可判断部 5,14…トルクセンサ 6…駆動制御部 7…駆動手段 31…ステアリングホイール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  車両のステアリングホイールの姿勢設
    定装置において、車両の走行速度を検出する車速センサ
    と、車両の変速機のギヤ位置を検出するギヤ位置センサ
    と、リセットスイッチと、車両走行速度が零であるとと
    もに車両変速機のギヤ位置が非走行位置であるという条
    件を満足する場合には駆動許可信号を発生し、車両走行
    速度がいったん零以外となると、リセットスイッチから
    のリセット信号により許可信号発生可能状態とされる迄
    、上記条件を満足しても駆動許可信号を発生しない駆動
    許可判断部と、ステアリングホイールに加えられた上方
    向及び下方向トルクを検出するトルクセンサと、駆動許
    可判断部から駆動許可信号が供給されている場合のみ、
    上記トルクセンサからの出力信号に基づいて、ステアリ
    ングホイール上方向駆動制御信号およびステアリングホ
    イール下方向駆動制御信号を出力する駆動制御部と、駆
    動制御部からの上方向及び下方向駆動制御信号に従って
    、ステアリングホイールを上方向及び下方向に駆動する
    駆動手段と、を備えたことを特徴とする車両のステアリ
    ングホイールの姿勢設定装置。
JP354691A 1991-01-17 1991-01-17 車両のステアリングホイールの姿勢設定装置 Pending JPH04237672A (ja)

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JP (1) JPH04237672A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007261324A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Jtekt Corp 車両用操舵装置
JP2021054285A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 トヨタ自動車株式会社 車両用のステアリング装置

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