JP4979351B2 - フロントローダ - Google Patents
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Description
なお、従来のトラクタには、燃料供給用の電動ポンプPを用いてポリ容器からボンネット上面側の燃料供給口に燃料を供給するようにしたものもある(例えば、特許文献3)が、この場合、電源ポンプを常備しておく必要があるし、コンセントや電池等の電源も必要となり、不便な面もあった。
前記連結部材に、燃料容器を載置する容器載置台が設けられている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記容器載置台は、連結部材に、該連結部材から上方突出する収納姿勢と、連結部材から前方突出する給油姿勢とに姿勢変更自在に設けられている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記容器載置台は、連結部材から前方突出して燃料容器が載置可能になる給油姿勢と、連結部材側に折り畳まれる収納姿勢とに姿勢変更可能になるように、伸縮自在とされている点にある。
図1及び図2は、本発明を適用したフロントローダ付きトラクタ(ローダ作業機)の実施形態を示すものである。図1及び図2において、トラクタ1の前部にフロントローダ3を装着している。
トラクタ1はトラクタ車体2と左右一対の前後輪4,5を有すると共に、前部にエンジン、ラジエータ等を覆うボンネット6が設けられている。
フロントローダ3は、左右一対の取付フレーム7と、左右一対のブーム8と、バケット等の作業具9とから主構成されている。
フロントローダ3のブーム8は、その基端側(後端側)が一対のサイドフレーム12の上部に左右方向の支軸22廻りに回動自在に枢支連結されていて上下揺動自在とされている。
また、ブーム8の長手方向中途部と、左右各サイドフレーム12の上下方向中途部とにわたって複動式油圧シリンダからなるブームシリンダ17が介装され、この左右ブームシリンダ17の伸縮によってブーム8が上下に揺動可能とされている。
トラクタ車体2の後部左右両側には、後輪5の内側を覆う後輪フェンダ35がそれぞれ設けられ、これら左右一対の後輪フェンダ35の間には運転席が配備されている。運転席の前方にはステアリングハンドル37を含む操縦部39が配備されている。
ボンネット6内に燃料タンク43が収納され、燃料タンク43の燃料供給口44はタンク本体から上方突出されて、ボンネット6の後端部上面から上方に突出され、燃料供給口44にはキャップ45が着脱自在に装着されている。なお、燃料供給口44はボンネット6上面の左右方向中央から左右方向の一方にずれた位置に配置されている。
抱持環49の一方の挟持体51に開口窓65が設けられ、連結部材16に開口窓65に向けて突出する規制片66が突設されており、抱持環49を連結部材16に対してa方向に回動したとき、規制片66が開口窓65のb方向側の開口端縁に接当して容器載置台48を連結部材16から上方突出する収納姿勢Aに位置決めし、抱持環49を連結部材16に対してb方向に回動したとき、規制片66が開口窓65のa方向側の開口端縁に接当して容器載置台48を連結部材16から前方突出する給油姿勢Bに位置決めするように構成されている。
上記実施の形態によれば、燃料供給口44から燃料タンク43に燃料を供給する場合、図4に鎖線で示す如く、容器載置台48が連結部材16から上方突出する収納姿勢Aになった状態から、蝶ボルト57を緩めて抱持環49をb方向に回動した後、蝶ボルト57を締め付けることにより、図2〜図4に実線で示すように、容器載置台48を連結部材16から前方突出する給油姿勢Bに姿勢変更すればよく、燃料容器47を、フロントローダ3のブーム8の左右方向内方であってボンネット6上方の燃料供給口44の近傍に位置させて、容器載置台48に載置することができ、燃料容器47の燃料を、燃料供給口44から燃料タンク43に楽に供給することができる。
図5〜図8は他の実施形態を示し、フロントローダ3の連結部材16に容器載置台48が左右一対の抱持環49を介して設けられている。一対の抱持環49は連結部材16の右側中途部にそれぞれ外嵌固定されている。容器載置台48は、連結部材16から前方突出して燃料容器47が載置可能になる給油姿勢Bと、連結部材16側に折り畳まれる収納姿勢Aとに、姿勢変更自在に支持されている。
容器載置台48は、前後一対の支持板69,70(後側の第1支持板69及び前側の第2支持板70)と、左右一対の連結板71,72(右側の第1連結板71及び左側の第2連結板72)と、X字状に交差された一対の揺動板73,74(上側の第1揺動板73と下側の第2揺動板74)とを備え、一対の支持板69,70は断面コの字状に形成されている。第1支持板69は、一対の抱持環49に連結片78を介して連結固定されている。
第1連結板71の一端部(前端部)は、第2支持板70上に配置されて上下方向の支軸89廻りに揺動自在に連結され、第1連結板71の他端部(後端部)は、図示省略の係合機構により第1支持板69上に係脱自在に係合固定されている。また、第1連結板71は、図8に示すように支軸89廻りに揺動して第2支持板70上に沿わした状態で、第2支持板70に対して図示省略の係合機構により係脱自在に係合して固定できるように構成されている。
而して、一対の揺動板73,74が支軸81廻りに互いに逆方向(第1揺動板73がe方向、第2揺動板74がf方向)に揺動して、第1揺動板73の左端部が第2支持板70に対して左側に摺動し、第2揺動板74の左端部が第1支持板69に対して左側に摺動することにより、第2支持板70が後方移動して第1支持板69に対して接近することにより、図8に示すように、容器載置台48が連結部材16側に折り畳まれる収納姿勢Aになり、一対の揺動板73,74が支軸81廻りに互いに逆方向(第1揺動板73がf方向、第2揺動板74がe方向)に揺動して、第1揺動板73の左端部が第2支持板70に対して右側に摺動し、第2揺動板74の左端部が第1支持板69に対して右側に摺動することにより、第2支持板70が前方移動して第1支持板69に対して離間することにより、図5に示すように、容器載置台48が連結部材16側から前方に突出して給油姿勢Bになるように構成されている。なお、燃料容器47は、給油姿勢Bにおける容器載置台48の左右一対の連結板71,72上、又は一対の支持板69,70上に載置される。
上記実施の形態によれば、燃料供給口44から燃料タンク43に燃料を供給する場合、図8に示す如く、容器載置台48が連結部材16側に折り畳まれる収納姿勢Aになった状態から、一対の揺動板73,74が支軸81廻りに互いに逆方向(第1揺動板73がf方向、第2揺動板74がe方向)に揺動すればよく、第1揺動板73の左端部が第2支持板70に対して右側に摺動し、第2揺動板74の左端部が第1支持板69に対して右側に摺動することにより、第2支持板70が前方移動して第1支持板69に対して離間し、図5に示すように、容器載置台48が連結部材16側から前方に突出した給油姿勢Bになる。
その後、第1連結板71を支軸89廻りに揺動して第1連結板71の他端部(後端部)を、第1支持板69上に配置して図示省略の係合機構により第1支持板69上に係合固定すると共に、第2連結板72を、支軸90廻りに揺動して、第1連結板71の他端部(前端部)を、第2支持板70上に配置して図示省略の係合機構により第2支持板70上に係脱自在に係合固定すればよい。これにより、燃料容器47を、フロントローダ3のブーム8の左右方向内方であってボンネット6上方の燃料供給口44の近傍に位置させて、容器載置台48に載置することができ、燃料容器47の燃料を、燃料供給口44から燃料タンク43に楽に供給することができる。
2 トラクタ車体
3 フロントローダ
6 ボンネット
7 取付フレーム
8 ブーム8
9 作業具(バケット)
16 連結部材
43 燃料タンク
44 燃料供給口
47 燃料容器
48 燃料載置台
63 ミラー
Claims (3)
- トラクタ(1)に装着されるフロントローダであって、トラクタ車体(2)の左右両側に設けられる左右一対の取付フレーム(7)と、各取付フレーム(7)の上端側に上下揺動自在に枢支される左右一対のブーム(8)と、左右一対のブーム(8)の先端側に揺動自在に連結される作業具(9)とを備え、左右の取付フレーム(7)の上端側が連結部材(16)により左右に連結されるフロントローダにおいて、
前記連結部材(16)に、燃料容器(47)を載置する容器載置台(48)が設けられ、
前記容器載置台(48)は、連結部材(16)に、該連結部材(16)から前方突出する給油姿勢(B)と、連結部材(16)から上方突出する姿勢(A)とに姿勢変更自在に設けられていることを特徴とするフロントローダ。 - 前記給油姿勢(B)における容器載置台(48)の上面側にミラー(63)が設けられ、容器載置台(48)が連結部材(16)から上方突出する姿勢(A)になったときに、前記容器載置台(48)のミラー(63)により運転席の運転者がバックを視ることができるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のフロントローダ。
- トラクタ(1)に装着されるフロントローダであって、トラクタ車体(2)の左右両側に設けられる左右一対の取付フレーム(7)と、各取付フレーム(7)の上端側に上下揺動自在に枢支される左右一対のブーム(8)と、左右一対のブーム(8)の先端側に揺動自在に連結される作業具(9)とを備え、左右の取付フレーム(7)の上端側が連結部材(16)により左右に連結されるフロントローダにおいて、
前記連結部材(16)に、燃料容器(47)を載置する容器載置台(48)が設けられ、
前記容器載置台(48)は、連結部材(16)から前方突出して燃料容器(47)が載置可能になる給油姿勢(B)と、連結部材(16)側に折り畳まれる収納姿勢(A)とに姿勢変更可能になるように、伸縮自在とされていることを特徴とするフロントローダ。
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