JP2007154519A - 作業車両及びスキッドステアローダ - Google Patents
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Abstract
【課題】バケット7をほぼ垂直な軌跡をもって昇降させることができるスキッドステアローダ1において、リフトアーム11の支持構造の強度を向上できるとともに、意匠性に優れる構成を提供する。また、従来においてはデッドスペースであった後輪の後方の空間の有効利用を容易にする。
【解決手段】先端にバケット7が取り付けられるリフトアーム11と、それぞれの一端側が前記リフトアーム11に連結され、他端側が車両側のフレーム2に連結された、前リンク22、後リンク21、及びリフトシリンダ23と、を備える。前記前リンク22、後リンク21、及びリフトシリンダ23のそれぞれの前記フレーム2に対する連結位置(ピン34,31,36の位置)がほぼ同一の高さに配置されている。また、上記連結位置(ピン34,31,36の位置)は、何れも車輪3・4の上端よりも高い位置に配置されている。
【選択図】 図1
【解決手段】先端にバケット7が取り付けられるリフトアーム11と、それぞれの一端側が前記リフトアーム11に連結され、他端側が車両側のフレーム2に連結された、前リンク22、後リンク21、及びリフトシリンダ23と、を備える。前記前リンク22、後リンク21、及びリフトシリンダ23のそれぞれの前記フレーム2に対する連結位置(ピン34,31,36の位置)がほぼ同一の高さに配置されている。また、上記連結位置(ピン34,31,36の位置)は、何れも車輪3・4の上端よりも高い位置に配置されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、作業具と昇降可能なリフトアームを備え、作業具をほぼ垂直な軌跡をもって昇降させることができる作業車両に関し、好適にはスキッドステアローダの構成に関する。
スキッドステアローダは例えば特許文献1に開示されており、この特許文献1のスキッドステアローダは、ブーム(リフトアームに相当)の先端のバケット(作業具に相当)を、実質的に垂直に上昇させ得るようになっている。前記ブームは、前側の制御リンクと、後側のブーム支持リンクと、シリンダとを介して、車両のメインフレームに連結されている。また、特許文献2乃至4も、同様の基本的構成を具備したスキッドステアローダないし作業車両を開示している。
米国特許第6474933号明細書(FIG.2, ABSTRACT等, main boom section 24A, bucket 40, control link 50, boom support link 28, cylinder 56, main frame 4)
米国特許第6616398号明細書(Fig.1)
米国特許第6796762号明細書(Fig.1)
米国特許第5609464号明細書(FIG.2)
しかし、特許文献1の構成では、シリンダのメインフレームに対する接続位置(FIG.2の符号58の位置)が、後輪の後方であって当該後輪の上端よりも低い高さに配置されており、シリンダ自体も長いものが使用されている。従って、ブームの支持構造の強度確保が困難であり、大重量物の荷役作業に適合しにくい構成となっている。また、制御リンクとブーム支持リンクとシリンダとが雑然と配置された印象を与え、車両側面の外観が良好であるとは言いがたい。更には、後輪の後方の空間に部品を配置しようとしてもシリンダ(あるいは、ブーム昇降時のシリンダの旋回範囲)に干渉してしまうので、当該空間が、部品を配置できないデッドスペースになってしまっている。
特許文献2においても同様に、後輪の後方であって当該後輪の上端よりも低い高さに長尺のシリンダの回動基部が配置されており、リフトアーム支持構造の強度確保が困難であるとともに、雑然とした外観になってしまっている。また、車両部品をレイアウトするための空間を後輪の後方に確保することが難しくなっている。
特許文献3の構成は、後方リンク及びリフトシリンダのフレームに対する連結位置が、後輪の後方であって当該後輪の上端よりも低い高さにある。従って、前述の特許文献1及び2と同様に、リフトアーム支持構造の強度確保、外観の意匠性の向上、及び部品配置の自由度が阻害されてしまっている。また、車両の幅方向で前後輪と車両フレームとの間にアームや後方リンクやリフトシリンダ等が配置されているので、それだけキャビンスペースが狭くなってしまう。また特許文献4も、特許文献3と同様の課題を有している。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成の作業車両が提供される。先端に作業具が取り付けられるリフトアームと、それぞれの一端側が前記リフトアームに連結され、他端側が車両側のフレームに連結された、前リンク、後リンク、及びリフトシリンダと、を備える。前記前リンク、後リンク、及びリフトシリンダのそれぞれの前記フレームに対する連結位置がほぼ同一の高さに配置されている。
この構成により、リフトアームの強固な支持構造を実現できるので、大重量物の荷役作業も容易である。また、前リンク、後リンク、及びリフトシリンダのすっきりした配置レイアウトを実現できる。
前記の作業車両においては、前記前リンク、後リンク、及びリフトシリンダの前記フレームに対するそれぞれの連結位置は、何れも作業車両の車輪の上端よりも高い位置に配置されていることが好ましい。
この構成により、作業車両の車輪と前リンク、後リンク、及びリフトシリンダが干渉しない構成とすることができるので、車両のコンパクト化に貢献するレイアウトを容易に実現することができる。
前記の作業車両においては、前記前リンク、後リンク、及びリフトシリンダの前記フレームに対する連結位置より低い位置であって、作業車両の後輪の後方の位置に、カウンタウェイト、燃料タンク、オイルタンク、バッテリーの少なくとも何れか1つが配置されていることが好ましい。
この構成により、従来においてはデッドスペースであった後輪の後方の位置にカウンタウェイト等を配置できるので、車両のコンパクト化を実現できる。また、作業車両の転倒支点から後方の遠い場所にカウンタウェイト等が配置される構成となるから、車両が前のめりにならない前後安定性を良好に確保することができる。
前記の作業車両においては、以下のように構成することが好ましい。前記前リンクの前記フレームに対する連結位置は、前記フレームの前方付近に配置されている。前記後リンクの長さは前記前リンクの長さの1/2以上である。前記後リンクの前記フレームに対する連結位置は、作業車両の後車軸よりも後方に配置されている。
この構成により、前述のリフトアーム支持構造の強度及び意匠性を良好に確保しながら、リフトアーム先端の軌跡を実質的に垂直にすることができ、荷役上昇時に大きなリーチ量を確保することができる。
前記の作業車両においては、前記リフトシリンダの前記フレームに対する連結位置は、前記後リンクの前記フレームに対する連結位置の近傍に配置されていることが好ましい。
この構成により、前述のリフトアーム支持構造の強度及び意匠性を良好に確保しながら、リフトアーム先端の軌跡を実質的に垂直にすることができ、荷役上昇時に大きなリーチ量を確保することができる。
また、本発明の他の観点によれば、前記の作業車両としてのスキッドステアローダが提供される。
次に、発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に係るスキッドステアローダの全体側面図、図2は同じく後上方側からみた斜視図、図3はスキッドステアローダの荷役上昇動作の前半期の様子を示す側面図、図4は荷役上昇動作の後半期の様子を示す側面図である。
図1及び図2において、作業車両としてのスキッドステアローダ1は、枠体状のフレーム2に前輪3及び後輪4を懸架するとともに、前記フレーム2に備えられた図略のエンジンによって前輪3及び後輪4を駆動できるようになっている。フレーム2において特に車両の腹部に相当する部分は、前輪3及び後輪4を駆動するための図略のチェーンボックス等を収容する関係上、強固な構造物に構成されている。上記フレーム2の前部には、オペレータの運転座席を収容するキャビン6が固設されるとともに、フレーム2の後部には、前記エンジンやカウンタウェイト8等が設置されている。
前記スキッドステアローダ1はリフトアーム11を昇降自在に備え、このリフトアーム11の先端にはバケット(作業具)7がピン38を介して回動自在に備えられている。本実施形態では図2に示すように、リフトアーム11はキャビン6を間に挟むようにして左右一対で設けられており、いわゆる両腕式のリフトアームに構成されている。
左右それぞれのリフトアーム11は、左右の前後輪3・4の直上方の位置(前後輪3・4と車両幅方向で重複する位置)に配置されている。図1及び図2に示すリフトアーム11の下降状態において、リフトアーム11は車輪3・4の直上方の空間を前下がり状に斜めに延出した後に折れ曲がり、大きな傾きをもって下方へ延びて、その先端は前輪3の近傍に位置している。
上記リフトアーム11の先端側には、前記バケット7を回動させるためのバケットシリンダ24が取り付けられている。また、上記リフトアーム11は、以下に説明する昇降装置10の構成によって昇降自在とされている。なお図1及び図2は、リフトアーム11を下限位置まで下降させた状態を示している。
スキッドステアローダ1のフレーム2の後部の左右には箱構造の支持部材5が配置されており、この支持部材5に後リンク21の下端がピン31を介して回動自在に連結されている。この連結位置(ピン31の位置)は、例えば車両の平面視において、後車軸4aよりも後方に位置している。また、後リンク21の上端には、前記リフトアーム11の基端部がピン33により回動自在に連結されている。
また、前記フレーム2の前方付近には、左右一対で配置された前リンク22のそれぞれの前端が、ピン34を介して回動自在に連結されている。一方、前リンク22の後端は、リフトアーム11の基端部側に設けられた下方突出部11aの下端部に、ピン35を介して回動自在に連結されている。なお、前記後リンク21の長さLaは、この前リンク22の長さLbの1/2以上となっている(La≧Lb/2)。
また、前記フレーム2の支持部材5には、リフトシリンダ23のシリンダ部側の端部がピン36を介して回動自在に連結されている。この連結位置(ピン36の位置)は、前記後リンク21のフレーム2に対する連結位置(ピン31の位置)の近傍に配置されている。一方、リフトシリンダ23の可動ロッド側の端部は、リフトアーム11の前記下方突出部11aの基部近傍の部位に対し、ピン37を介して回動自在に連結されている。
そして、図1から明らかであるように、前リンク22のフレーム2に対する連結位置(ピン34の位置)と、後リンク21のフレーム2に対する連結位置(ピン31の位置)と、リフトシリンダ23のフレーム2に対する連結位置(ピン36)とが、いずれもほぼ同一の高さに配置されている。また、これら3つの連結位置(ピン34,31,36の位置)は、何れも前輪3の上端よりも高く、かつ、後輪4の上端よりも高い位置に配置されている。
この結果、前記支持部材5のうち後輪4のすぐ後方の部位にリンク21・22やリフトシリンダ23の何れも配置されないので、当該部位に他の部品や部材を配置しても、リンク21・22やリフトシリンダ23の回動域と干渉しない。従って、他の部品を効率的に配置することができる。
図1や図2に示すように、本実施形態ではこの部位(リンク21・22やリフトシリンダ23のフレーム2に対する連結位置より下方であって、左右の後輪4のそれぞれのすぐ後方の部位)に、カウンタウェイト8を配置している。なお本実施形態では、カウンタウェイト8は支持部材5の内部に配置されている。後輪4の後方の部位は転倒支点である前車軸3aから相当に離れた部位であるため、この部位にカウンタウェイト8を配置すれば、スキッドステアローダ1の前後安定性を大きく向上させることができる。
あるいは、カウンタウェイト8の代わりに、例えば、エンジン燃料を貯溜する燃料タンクや、リフトシリンダ23等に用いられる作動油を貯溜するオイルタンクや、バッテリー等を、上記の部位に配置しても良い。このように部品のレイアウトの自由度が高まるので、スキッドステアローダ1の構成の簡素化やコンパクト化を容易に実現できる。また、燃料タンクやオイルタンク、バッテリー等の重量物を上記部位に配置することで、上記のカウンタウェイトのような役割を期待することもできる。
図2に示すように、リフトアーム11、リフトシリンダ23、前リンク22、後リンク21等は、車体の両脇に左右一対で設けられている。リフトアーム11、前リンク22、後リンク21、リフトシリンダ23の四者は、いずれも車輪(前後輪3・4)に対し車両幅方向で重複するように配置されている。
上記リフトシリンダ23は流体圧シリンダ、具体的には油圧シリンダとされ、図示しない油圧供給手段(例えば、前記エンジンにより駆動されるオイルポンプ)に対し、図略の制御バルブ、例えば電磁弁を介して接続されている。この制御バルブは、図略の制御手段、例えばマイクロコンピュータ式のコントローラによって開閉制御される。本実施形態では、リフトアーム11の昇降装置10は、リフトシリンダ23、前リンク22、後リンク21を少なくとも備えた構成になっている。
以下、上記昇降装置10による荷役上昇時の動作について説明する。リフトアーム11を降ろした図1や図2の状態では、リフトシリンダ23は十分に縮退されており、また、前リンク22はピン34からみて車両後方側へほぼ水平に向けられている。後リンク21は、ピン31からみてほぼ鉛直上方に向けて起立している。
この状態で、キャビン6の運転座席に着座するオペレータが図略の荷役操作手段(例えば、レバーやペダル等)を操作すると、リフトシリンダ23に圧油が供給されて伸張し、前リンク22の起立方向への回動を伴ってリフトアーム11が上昇する。
この上昇の初期(図3)では、リフトアーム11の上昇と同時に、後リンク21はピン31を中心に後方へ倒れるように回動する。従ってリフトアーム11は、その基部側を後方へ移動させるので、その先端のバケット7は車両後方へ引き込まれる。この結果、荷役上昇時の前半期のリフトアーム11の先端の軌跡は、若干に前方に膨らんではいるものの、実質的に直線状の軌跡となっている。
リフトシリンダ23が更に伸張し、リフトアーム11の先端の高さが中間高さ程度(ピン33の高さ程度)に達した後は、図4に示すように、後リンク21はピン31を中心に、逆の起立方向に回動する。従って、リフトアーム11の基部側が前上方へ移動するので、リフトアーム11及びその先端のバケット7が、前方へ若干押し出されつつ上昇することになる。
こうして最終的には、リフトアーム11は図4の実線に示す上限位置に至り、この上限位置においてリフトアーム11の先端のリーチ量は大きく確保されている。
以上のように、本実施形態のスキッドステアローダ1では、荷役上昇の当初の段階ではリフトアーム11の先端が後方へ引き込まれ、後半段階では逆に前方へ押し出される。この結果、バケット7が取り付けられるリフトアーム11の先端部(ピン38)の軌跡は、図4に符号Tで示すような、垂直な直線に近い緩やかな略S字状の曲線を描くことになる。なお、荷役下降時の動作については、前述の荷役上昇時の動作の逆を行えば良い。
このような構成とすることで、単なる円弧軌跡を描いて荷役上昇/下降を行う場合に比べ、リフトアーム11の上昇位置でのリーチ量を大きくすることができ、荷役作業性を向上させ得るとともに、最大積載荷重を大きくすることができる。
以上に示すように本実施形態のスキッドステアローダ1は、前リンク22、後リンク21、リフトシリンダ23の三者それぞれの、前記フレーム2に対する連結位置が、ほぼ同一の高さに配置されている。従って、上述のように強固に形成したフレーム2の同じ高さの部位にリンク21・22やリフトシリンダ23が連結されることから、力学的強度に優れたリフトアーム11の支持構造が実現され、大重量物の荷役作業にも好適なスキッドステアローダ1とすることができる。また、前リンク22、後リンク21、リフトシリンダ23のすっきりしたレイアウトが実現され、昇降装置10周辺の意匠性に優れた構成とすることができる。
また、前リンク22、後リンク21、及びリフトシリンダ23の前記フレーム2に対するそれぞれの連結位置は、何れも、スキッドステアローダ1の前輪3の上端及び後輪4の上端よりも高い位置に配置されている。従って、リンク21・22やリフトシリンダ23が前輪3及び後輪4と干渉しないことが確保され、車両のコンパクト化に寄与できる。例えば本実施形態のようにリンク21・22及びリフトシリンダ23を前後輪3・4に車両幅方向で重複配置する構成とすれば、前述の特許文献3のFig.6に示す構成に比較して、前後輪3・4及びリフトアーム11等をコンパクトな幅の内部に合理的に配置できる。従って、狭路等でも作業し易い幅方向でコンパクトな車体とすることができると同時に、リフトアーム11等に挟まれた位置にあるキャビン6の居住空間を(特に幅方向に)広く確保できる。
また本実施形態では、前リンク22、後リンク21、及びリフトシリンダ23の前記フレーム2に対する連結位置より低い位置であって、後輪4の後方の位置には、カウンタウェイト8が配置されている。従って、従来デッドスペースであった箇所にカウンタウェイト8を配置することで車体のコンパクト化を実現できるとともに、バケット7により重量物を荷役しても前のめりにならない車両の前後安定性を効果的に向上させることができる。
また、前リンク22の前記フレーム2に対する連結位置は前記フレーム2の前方付近に配置されるとともに、後リンク21の長さLaは前リンク22の長さLbの1/2以上とされ、後リンク21の前記フレーム2に対する連結位置は、スキッドステアローダ1の後車軸4aよりも後方に配置されている。更に、リフトシリンダ23の前記フレーム2に対する連結位置は、後リンク21の前記フレーム2に対する連結位置の近傍に配置されている。従って、上述のような効果を奏しつつ、図4に示すようなほぼ垂直な軌跡Tを実現でき、リフトアーム11の上昇位置での大きなリーチ量を確保して作業性を向上させることができる。
以上に本発明の好適な実施形態を説明したが、上記は一例であって、例えば以下のように変更することができる。
前記の実施形態において、カウンタウェイト8は支持部材5の内側に配置される構成としたが、箱構造の支持部材5の外側に付設される構成や、内外両方に配置する構成に変更することができる。カウンタウェイト8の代わりに燃料タンクやオイルタンク等を設置する場合も同様である。
前記の実施形態において、リフトアーム11やリンク21・22、リフトシリンダ23等は、前輪3及び後輪4に車両幅方向に全部重複するように配置されているが、一部重複するように配置されていても良いし、重複しないように配置されていても良い。しかしながら、狭路等でも作業がし易い車体のコンパクト性とキャビン6内の居住空間の広さを両立させる観点からすれば、一部重複の方が好ましく、全部重複させて配置させると更に好ましい。
上述した昇降装置10の構成は、スキッドステアローダ1に限らず、リフトアーム先端の垂直な昇降軌跡を実現する作業車両に適用することができる。
1 スキッドステアローダ(作業車両)
2 フレーム
3 前輪
4 後輪
6 キャビン
7 バケット(作業具)
8 カウンタウェイト
11 リフトアーム
21 後リンク
22 前リンク
23 リフトシリンダ
31 ピン(後リンクのフレームに対する連結位置)
34 ピン(前リンクのフレームに対する連結位置)
36 ピン(リフトシリンダのフレームに対する連結位置)
2 フレーム
3 前輪
4 後輪
6 キャビン
7 バケット(作業具)
8 カウンタウェイト
11 リフトアーム
21 後リンク
22 前リンク
23 リフトシリンダ
31 ピン(後リンクのフレームに対する連結位置)
34 ピン(前リンクのフレームに対する連結位置)
36 ピン(リフトシリンダのフレームに対する連結位置)
Claims (6)
- 先端に作業具が取り付けられるリフトアームと、
それぞれの一端側が前記リフトアームに連結され、他端側が車両側のフレームに連結された、前リンク、後リンク、及びリフトシリンダと、を備え、
前記前リンク、後リンク、及びリフトシリンダのそれぞれの前記フレームに対する連結位置がほぼ同一の高さに配置されていることを特徴とする作業車両。 - 請求項1に記載の作業車両であって、前記前リンク、後リンク、及びリフトシリンダの前記フレームに対するそれぞれの連結位置は、何れも作業車両の車輪の上端よりも高い位置に配置されていることを特徴とする作業車両。
- 請求項1又は2に記載の作業車両であって、
前記前リンク、後リンク、及びリフトシリンダのそれぞれの前記フレームに対する連結位置より低い位置であって、作業車両の後輪の後方の位置に、カウンタウェイト、燃料タンク、オイルタンク、バッテリーの少なくとも何れか1つが配置されていることを特徴とする作業車両。 - 請求項1から3までの何れか一項に記載の作業車両であって、
前記前リンクの前記フレームに対する連結位置は、前記フレームの前方付近に配置されており、
前記後リンクの長さは前記前リンクの長さの1/2以上であり、
前記後リンクの前記フレームに対する連結位置は、作業車両の後車軸よりも後方に配置されていることを特徴とする作業車両。 - 請求項1から4までの何れか一項に記載の作業車両であって、
前記リフトシリンダの前記フレームに対する連結位置は、前記後リンクの前記フレームに対する連結位置の近傍に配置されていることを特徴とする作業車両。 - 請求項1から5までの何れか一項に記載の作業車両としてのスキッドステアローダ。
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