JP4919869B2 - 作業車両 - Google Patents

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Description

本発明は、作業具と昇降可能なリフトアームとを有する作業車両に関する。
作業車両の一例が特許文献1に開示されており、この特許文献1の作業車両は、リフトアームの先端のバケットを、実質的に垂直に上昇させるように構成されている。このリフトアームは、前側の制御アームと、後側のリフトリンクと、シリンダとを介して、車両のフレームに連結されている。また、特許文献2にも、同様の基本的構成を具備した作業車両が開示されている。
米国特許第5609464号明細書(FIG. 2, ABSTRACT等, lift arms 32, working tool 30, control arm 64, lift link 42, cylinder 76, frame 14) 米国特許第5169278号明細書(Fig.1)
しかし、特許文献1の構成では、シリンダのフレームに対する接続位置(FIG. 2の符号68の位置)が、後輪の後方であって当該後輪の上端よりも低い高さに配置されている。そのため、後輪の後方の空間を、シリンダの揺動スペースとして広く確保しなければならず、その結果、後輪の後方空間が他の部品を配置できないデッドスペースになってしまっている。これは、特許文献2の構成においても同様である(FIG. 1参照)。
そこで、本発明の目的は、後方空間を有効利用できる作業車両を提供することである。
課題を解決するための手段及び効果
上記の目的を達成するために、本発明に係る作業車両は、本体フレームと、運転座席を収容するキャビンと、本体フレームに取り付けられる前輪及び後輪と、作業車両における前方に位置する作業具と、先端に作業具が取り付けられキャビンを間に挟んで配置される左右一対のリフトアームと、ピストン、当該ピストンに固定される棒状のピストンロッド、及び、筒状のシリンダチューブ、を有するリフトシリンダと、一端側が前記リフトアームに対して回動自在に連結され、他端側が前記本体フレームに対して回動自在に連結される後部リンクと、を備える作業車両であって、前記シリンダチューブは、底部及び側壁部を有しており、前記リフトシリンダにおいて、前記シリンダチューブは前記リフトアームに連結され、且つ、前記ピストンロッドは前記本体フレームの後輪の上端よりも高い位置に連結され、前記シリンダチューブと前記リフトアームとの連結部は、前記シリンダチューブの前記側壁部に設けられており、前記後部リンクによって支持された前記リフトアームの昇降に伴い、前記作業具が垂直方向に沿って昇降する。
この構成によると、前述の特許文献1,2に記載のようにリフトシリンダにおけるリフトアーム及び本体フレームに対する連結部が、シリンダチューブ及びピストンロッドの先端に設けられている場合と比較して、リフトシリンダと本体フレームとの連結位置を、本体フレームの比較的上部に配置できるので、シリンダの揺動スペースを上方へずらすことができ、後輪の後方空間に他の部品を自由に配置できるようになる。そのため、後方空間を有効利用できる作業車両が得られる。しかも、リフトアーム先端の軌跡を実質的に垂直にすることで、作業具の上昇時に大きなストローク量を確保することができる。
前記連結部は、前記シリンダチューブの前記側壁部において、前記本体フレーム側の端部から、前記側壁部の全長の2/3の範囲内に配置されていてもよい。これによると、前述の特許文献1,2に記載のようにリフトシリンダにおけるリフトアーム及び本体フレームに対する連結部が、シリンダチューブ及びピストンロッドの先端に設けられている場合と比較して、両連結部の間の距離を、少なくともシリンダチューブの側壁部の全長の1/3の長さ分短くすることができる。そのため、本体フレームにおいて、リフトシリンダと本体フレームとの連結部を、少なくとも側壁部の全長の1/3の長さ分だけ上部に配置することができるので、リフトシリンダの最大伸長時における作業具の最高到達位置を低くすることなく、後方空間を確実に有効利用できる。
前記連結部は、前記シリンダチューブの前記側壁部において、前記本体フレーム側の端部から前記側壁部の全長の1/3の範囲を除く、前記側壁部の全長の1/3の範囲内である中央領域に配置されていてもよい。これによると、シリンダチューブの側壁部において、本体フレーム側の端部から1/3の範囲内に連結部が配置されると、ピストンロッドの軸心が、シリンダチューブの軸心に対してずれやすくなる。そして、この軸ずれが大きい場合には、例えばピストンの外周部に設けられているシールリングのような、オイル漏れ防止のための部品が変形して正常に機能せず、オイルが内部から漏れてしまう可能性がある。そこで、連結部をシリンダチューブの中央付近に配置することで、オイル漏れを発生させることなく、確実に後方空間を有効利用できる。
前記作業具は、前記作業車両における前方に位置し、前記作業具が最も低い位置にあるときに、前記リフトシリンダは、前記底部側の端部が前記本体フレーム側の端部に比べて前記作業車両における後方寄りとなるように、垂直方向に対して後傾配置されていてもよい。これによると、リフトアーム先端が、垂直方向に沿って昇降するようにするには、上昇開始の段階で、前後方向に関して、一旦、リフトアームを後方へ移動させる必要がある。この構成のようにリフトシリンダが後傾配置されていることにより、上昇開始時にリフトアームが後方へ移動しやすくなり、効率的な垂直昇降が可能となる。
一対の前記リフトアームと、一対の前記リフトシリンダと、を備え、一対の前記リフトアームのそれぞれは、前記本体フレームの前後方向に沿うように配置され、一対の前記リフトアームは、前記前後方向に直交し且つ水平方向である幅方向に関して互いに対向するように配置されており、一対の前記リフトシリンダは、前記幅方向に関して、一対の前記リフトアームにおける両方の最外面よりも内側に配置されていてもよい。これによると、リフトシリンダが、幅方向に関してリフトアームの外側に配置されていると、キャビンスペースを狭くしない限り、リフトシリンダの幅の分だけ作業車両が大型化してしまう。そこで、このような構成とすることで、リフトシリンダが幅方向に関する大型化の原因になることがなくなり、キャビンスペースを狭くすることなく車幅を小さくすることができる。
以下、本発明の一実施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に係るスキッドステアローダの全体側面図、図2は同じく後上方側からみた斜視図、図3は図1のリフトシリンダの内部構造を示す軸方向断面図、図4は、図1のリフトシリンダの連結状態を示す全体側面図、図5はスキッドステアローダのリフトアーム上昇動作を示す側面図、図6は図5の上昇動作の前半期の様子を示す側面図、図7は図5の上昇動作の後半期の様子を示す側面図、図8は、従来のリフトシリンダの配置と本実施形態に係るリフトシリンダの配置との違いを説明するための後部側面図である。以下においては、作業車両としてのステッドスキアローダに関する一実施形態について説明する。また、以下の説明において、“前後方向”とは、車両の前後方向のことであり、ここで、“幅方向”とは、前後方向に直交する方向であって且つ水平な方向のことである。
(全体構成)
図1及び図2において、スキッドステアローダ(作業車両)1は、本体フレーム2と、リフトアーム11と、リフトシリンダ50と、を有して構成され、枠体状の本体フレーム2に前輪3及び後輪4が取り付けられており、本体フレーム2に設けられたエンジン(図示せず)によって前輪3及び後輪4を駆動できるようになっている。本体フレーム2において特に車両の腹部に相当する部分は、前輪3及び後輪4を駆動するためのチェーンボックス等(図示せず)を収容する関係上、強固な構造物として構成されている。また、本体フレーム2の前部には、オペレータの運転座席を収容するキャビン6が配置されるとともに、本体フレーム2の後部には、エンジン(図示せず)やカウンタウェイト8等が設置されている。なお、図1、2は、リフトアーム11を下限位置まで下降させた状態を示している。
スキッドステアローダ1は、キャビン6を間に挟んで左右一対のリフトアーム11,11を昇降自在に有しており、両腕式のリフトアームとして構成されている。この一対のリフトアーム11,11の先端にはバケット(作業具)7が取り付けられている。また、バケット7は、スキッドステアローダ1における前方に位置している。さらに、スキッドステアローダ1は、一対の前部リンク22,22、一対の後部リンク21,21、及び、一対のリフトシリンダ50,50を、車両の左右両脇に有して構成されており、一対の前部リンク22,22、一対の後部リンク21,21、及び、一対のリフトシリンダ50,50の一端側は一対のリフトアーム11,11に連結され、且つ、これらの他端側は本体フレーム2に連結されている(図1、2参照)。
リフトアーム11、前部リンク22、後部リンク21、リフトシリンダ50の四者は、車輪(前後輪3,4)に対し上面視において重なるように配置されている。すなわち、これらの部材は、上面視において、車輪と本体フレーム2との間に位置するように配置されているわけではない。また、本実施形態では、リフトアーム11の昇降機構として機能する昇降装置10が、リフトシリンダ50、前部リンク22、後部リンク21を有して構成されている。
また、スキッドステアローダ1の本体フレーム2は、本体部2bと、その後部の左右において板状部材を折り曲げて構成された一対の支持部材5,5とを有している。
以下、リフトアーム11、前部リンク22、後部リンク21、及び、リフトシリンダ50の詳細について説明する。なお、上記の左右一対で設けられている部材(リフトアーム11、前部リンク22、後部リンク21、リフトシリンダ50、支持部材5、前後輪3,4等)については、二つの部材がほぼ対称に構成されているので、以下の説明においては、一方の部材について説明し、他方についての説明を省略することがある。
(リフトアーム)
リフトアーム11は、前後輪3,4の上方の位置(上面視において前後輪3,4と重なる位置)に配置されている。図1及び図2に示すリフトアーム11の下降状態(バケット7が最も低い位置にある状態)において、リフトアーム11は前後輪3,4の上方の空間を前下がり状に斜めに延出した後に折れ曲がり、大きな傾きをもって下方へ延びて、その先端は前輪3の近傍に位置している。また、リフトアーム11の中心よりも基端部11k寄り(後方寄り)の位置には、下方に向かうように突出形成された下方突出部11aが設けられている(図1参照)。
リフトアーム11の先端にはバケット(作業具)7がピン38を介して回動自在に取り付けられている。また、リフトアーム11の先端側には、バケット7を回動させるためのバケットシリンダ24が取り付けられている。
リフトアーム11は、二枚の側板部11b,11c、天板部11d、底板部11eを有しており、その垂直断面が、ほぼ全長に亘って中空の四角形状となるように構成されている。そして、二枚の側板部11b,11cは、スキッドステアローダ1に取り付けられた状態で、幅方向に関して対向するように配置されている。また、後述するように、リフトアーム11の内部に、リフトシリンダ50の一部が挿入配置されるので、底板部11eには、リフトシリンダ50が挿入される挿入孔が形成されている。
一対のリフトアーム11,11のそれぞれは、本体フレーム2の前後方向に沿うように配置されており、一対のリフトアーム11,11は、幅方向に関して互いに対向するように配置されている(図2参照)。また、一対のリフトアーム11,11の両方には、幅方向における最外面11s,11sが形成されている(図2参照)。なお、本実施形態においては、側板部11bがその表面に有するサポート部材が、幅方向における最も外側の部材となるために、最外面11sはそのサポート部材の表面となっているが、最外面は、リフトアームの幅方向について最も外側の面であればよく、例えば、サポート部材が無い場合の側板部の表面であってもよい。
(後部リンク)
後部リンク21は、側面視において弓なりに形成されている。そして、後部リンク21の上端(一端側)は、リフトアーム11の基端部11kに対して、ピン33によって回動自在に連結されている。また、後部リンク21の下端(他端側)は、本体フレーム2の本体部2b及び支持部材5に対して、ピン31を介して回動自在に連結されている。このピン31は、車両の側面視において、後車軸4aよりも後方に位置している。そして、スキッドステアローダ1は、後部リンク21によって支持されたリフトアーム11の昇降に伴い、バケット7が垂直方向に沿って昇降するように構成されている。この昇降動作については後述する。
(前部リンク)
前部リンク22は、側面視において直線状に形成されている。そして、本体フレーム2の本体部2bの前部に対して、前部リンク22の前端が、ピン34を介して回動自在に連結されている。一方、前部リンク22の後端は、リフトアーム11の下方突出部11aの下端部に対して、ピン35を介して回動自在に連結されている。
(リフトシリンダ)
次に、図3、4を参照しつつ、リフトシリンダ50の詳細について説明する。なお、図3、4は、リフトアーム11を下限位置まで下降させた状態を示しており、図4は、図1のリフトシリンダ50の拡大図に相当する。リフトシリンダ50は流体圧シリンダ、具体的には油圧シリンダであり、図示しない油圧供給手段(例えば、エンジンにより駆動されるオイルポンプ)に対し、図示しない制御バルブ(例えば電磁弁)を介して接続されている。この制御バルブは、図示しない制御手段(例えばマイクロコンピュータ式のコントローラ)によって開閉制御される。
図3に示すように、リフトシリンダ50は、ピストン53、当該ピストン53に固定されている棒状のピストンロッド52、及び、筒状のシリンダチューブ51、を有して構成されている。シリンダチューブ51は、底部51a、側壁部51b、支持板51cを有している。支持板51cには挿入孔が形成されており、ピストンロッド52の先端部は、支持板51cの挿入口を通じてシリンダチューブ51の内部に挿入される。ピストン53は、オイル漏れ防止のために、その外周部に、環状でゴム製のシールリング53pを有している。そして、これらによりリフトシリンダ50が組み立てられると、ピストン53及びピストンロッド52の先端部がシリンダチューブ51の内部に挿入された状態となり、この状態では、ピストン53及びピストンロッド52は、シリンダチューブ51に対して軸方向に関してスライド移動可能な状態となる。そして、ピストンロッド52及びピストン53のスライド移動時には、ピストン53の外周面と、シリンダチューブ51の内周面とが擦れ合う。
リフトシリンダ50において、シリンダチューブ51は、その内部空間として、ピストン53よりも底部51a側の第1空間51sと、ピストン53よりも本体フレーム2側の第2空間51tと、を有して構成される。そして、油圧用のオイルは、油圧供給手段により第1空間51sに導入され、シールリング53pは、第1空間51sから第2空間51tへのオイルの移動を抑止する。
また、リフトシリンダ50において、ピストンロッド52は本体フレーム2に連結され、且つ、シリンダチューブ51はリフトアーム11に連結されている(図1、2参照)。以下、具体的に説明する。
まず、リフトシリンダ50のピストンロッド52の端部は、本体フレーム2の本体部2b及び支持部材5に対して、ピン36を介して回動自在に連結されている(図2乃至4参照)。
また、リフトシリンダ50における連結部39において、シリンダチューブ51とリフトアーム11とが連結されており、この連結部39では、リフトアーム11とシリンダチューブ51とが、ピン37を介して回動自在に連結されている。そして、連結部39は、リフトシリンダ50において、シリンダチューブ51の側壁部51bに設けられている(図1、4等参照)。また、リフトアーム11において、リフトシリンダ50との連結部は、下方突出部11aの根元よりも後方に設けられている(図1、2参照)。
また、図4に示すように、連結部39は、シリンダチューブ51の側壁部51bにおいて、本体フレーム2側の端部から、側壁部51bの全長の2/3の範囲内に配置されている(図4参照)。さらに詳細に説明すると、連結部39は、シリンダチューブ51の側壁部51bにおいて、本体フレーム2側の端部から側壁部51bの全長の1/3(図4の範囲D)の範囲を除く、側壁部51bの全長の1/3の範囲内である中央領域(図4の範囲C)に配置されている。
また、バケット7が最も低い位置にあるときに、リフトシリンダ50は、底部51a側の端部が本体フレーム2側の端部に比べてスキッドステアローダ1における後方寄りとなるように、垂直方向(図4の直線Eの方向)に対して後傾配置されている(図1、図4参照)。
また、一対のリフトシリンダ50,50は、幅方向に関して、一対のリフトアーム11,11における両方の最外面11s,11sよりも内側、すなわち、図2の範囲A内に配置されている。さらに詳細に説明すると、リフトシリンダ50は、リフトアーム11の底板部11eの挿入孔を通して、その一部が挿入された状態で挿入配置されている。そして、リフトシリンダ50は、シリンダチューブ51の一部が、二枚の側板部11b,11cの間に挟まれた状態で、リフトアーム11に対して連結されている。すなわち、リフトシリンダ50は、幅方向に関して(上面視において)、リフトアーム11と重なるように(上面視においてリフトシリンダ50がリフトアーム11の幅内に収まるように)配置されている。
(連結位置について)
以上のように、リフトシリンダ50とリフトアーム11との連結部39が、シリンダチューブ51の側壁部51bに設けられていることにより、リフトシリンダがその両端部においてリフトアーム及び本体フレームと連結される構成(図8のリフトシリンダ950参照)に比べて、リフトシリンダ50と本体フレーム2との連結位置(ピン36の位置)を、本体フレーム2の上部に配置できる。その結果、図1から明らかであるように、前部リンク22と本体フレーム2との連結位置(ピン34の位置)と、後部リンク21と本体フレーム2との連結位置(ピン31の位置)と、リフトシリンダ50と本体フレーム2との連結位置(ピン36の位置)とが、ほぼ同一の高さに配置されている。また、これら3つのピン34,31,36は、何れも前輪3の上端よりも高く、かつ、後輪4の上端よりも高い位置に配置されている。
この結果、支持部材5の内側の、後輪4のすぐ後方の部位にリンク21,22やリフトシリンダ50が配置されることがないので、当該部位に他の部品や部材を配置しても、リンク21,22やリフトシリンダ50の揺動スペース(回動域)と干渉しない。従って、他の部品を効率的に配置することができる。
図1や図2に示すように、本実施形態ではこの後方部位(リンク21,22やリフトシリンダ50の本体フレーム2に対する連結位置より下方であって、左右の後輪4のそれぞれのすぐ後方の部位)に、カウンタウェイト8を配置している。なお、本実施形態では、カウンタウェイト8は支持部材5の内部に配置されている。後輪4の後方の部位は転倒支点である前車軸3aから相当に離れた部位であるため、この部位にカウンタウェイト8を配置することで、スキッドステアローダ1の前後安定性を大きく向上させることができる。
あるいは、カウンタウェイト8の代わりに、例えば、エンジン燃料を貯溜する燃料タンクや、リフトシリンダ50等に用いられる作動油を貯溜するオイルタンクや、バッテリー等を、上記の後方部位に配置しても良い。このように部品のレイアウトの自由度が高まるので、スキッドステアローダ1の構成の簡素化やコンパクト化を容易に実現できる。また、燃料タンクやオイルタンク、バッテリー等の重量物を上記部位に配置することで、上記のカウンタウェイトのような役割を期待することもできる。
(動作)
次に、昇降装置10によるリフトアーム11の上昇時の動作について説明する。なお、図5乃至8においては、説明のため、リフトシリンダ50を、他の部材に隠れて見えない部分も含めて実線で示している。リフトアーム11を降ろした図1や図2の状態では、リフトシリンダ50は十分に縮退されており、また、前部リンク22はピン34からみて車両後方側へほぼ水平に向けられている。また、後部リンク21は、ピン31からみてほぼ鉛直上方に向けて起立している。
この状態で、キャビン6の運転座席に着座するオペレータが図示しない荷役操作手段(例えば、レバーやペダル等)を操作すると、リフトシリンダ50に圧油が供給されて伸張し、前部リンク22の起立方向への回動を伴ってリフトアーム11が上昇する(図6参照)。
この上昇の初期(図6参照)では、リフトアーム11の上昇と同時に、後部リンク21はピン31を中心に後方へ倒れるように回動する。従ってリフトアーム11は、その基端部11k側を後方へ移動させるので、その先端のバケット7は車両後方へ引き込まれつつ上昇する。この結果、荷役上昇時の前半期のリフトアーム11の先端の軌跡は、若干に前方に膨らんではいるものの、実質的に直線状の軌跡となっている。
リフトシリンダ50が更に伸張し、リフトアーム11の先端の高さが中間高さ程度(ピン33の高さ程度)に達した後は、図7に示すように、後部リンク21はピン31を中心に、前方の起立方向に向かって回動する。従って、リフトアーム11の基端部11k側が前方へ移動し、リフトアーム11先端のバケット7が、前方へ若干押し出されつつ上昇することになる。
こうして最終的には、リフトアーム11は図7の上側に示す上限位置に至り、この上限位置において、リフトアーム11の先端が後方へ引き込まれずに、そのまま上昇しているので、リフトアーム11の先端の前方へのリーチ量が大きく確保されている。
以上のように、本実施形態のスキッドステアローダ1では、リフトアーム11の上昇当初の段階ではリフトアーム11の先端が後方へ引き込まれ、後半段階では逆に前方へ押し出される。この結果、バケット7が取り付けられるリフトアーム11の先端部(ピン38)の軌跡は、図5に符号Tで示すような、垂直方向にほぼ沿った緩やかな曲線を描くことになる。なお、リフトアーム11下降時の動作については、上記のリフトアーム11上昇時の動作の逆となるために説明を省略する。以上のように、スキッドステアローダ1は、後部リンク21によって支持されたリフトアーム11の昇降に伴い、バケット7が垂直方向に沿って昇降するように構成されている。このように、スキッドステアローダ1においては、バケット7の軌跡が、垂直方向にほぼ沿った緩やかな曲線を描くことになるために、単なる円弧軌跡を描いて荷役上昇/下降を行う場合に比べ、リフトアーム11の上昇位置での前方へのリーチ量が大きいために、荷役作業性が高い。
(効果)
以上に示すように本実施形態のスキッドステアローダ1は、本体フレーム2と、運転座席を収容するキャビン6と、本体フレーム2に取り付けられる前輪3及び後輪4と、スキッドステアローダ1における前方に位置するバケット7と、先端にバケット7が取り付けられキャビン6を間に挟んで配置される左右一対のリフトアーム11と、ピストン53、当該ピストン53に固定される棒状のピストンロッド52、及び、筒状のシリンダチューブ51、を有するリフトシリンダ50と、一端側がリフトアーム11に対して回動自在に連結され、他端側が本体フレーム2に対して回動自在に連結される後部リンク21と、を備え、シリンダチューブ51は、底部51a及び側壁部51bを有しており、リフトシリンダ50において、シリンダチューブ51はリフトアーム11に連結され、且つ、ピストンロッド52は本体フレーム2の後輪4の上端よりも高い位置に連結され、シリンダチューブ51とリフトアーム11との連結部39は、シリンダチューブ51の側壁部51bに設けられており、後部リンク21によって支持されたリフトアーム11の昇降に伴い、バケット7が垂直方向に沿って昇降する。
例えば、リフトシリンダにおいて、リフトアーム及び本体フレームに対する連結部が、シリンダチューブ及びピストンロッドの先端に設けられている場合には、リフトシリンダと本体フレームとの連結部が、後輪後方に配置されることになる(図8のリフトシリンダ950参照)。そして、この場合には、後輪の後方の空間を、シリンダの揺動スペースとして広く確保しなければならず、その結果、後輪の後方空間が他の部品を配置できないデッドスペースになってしまう。しかし、本実施形態の構成によると、リフトシリンダ50と本体フレーム2との連結位置を、本体フレーム2の比較的上部に配置できるので(図8の矢印F参照)、シリンダの揺動スペースを上方へずらすことができ、後輪4の後方空間に他の部品を自由に配置できるようになる。そのため、後方空間を有効利用できる作業車両が得られる。しかも、リフトアーム11先端の軌跡を実質的に垂直にすることで、バケットの上昇時に大きなストローク量を確保することができる。
また、スキッドステアローダ1において、シリンダチューブ51とリフトアーム11との連結部39は、シリンダチューブ51の側壁部51bにおいて、本体フレーム2側の端部から、側壁部51bの全長の2/3の範囲内に配置されているので、リフトシリンダ50における、リフトアーム11側の連結部39と、本体フレーム2側の連結部(ピン36による連結部分)との間の距離を、少なくともシリンダチューブ51の側壁部51bの全長の1/3の長さ分短くすることができる。そのため、本体フレーム2において、リフトシリンダ50と本体フレーム2との連結部を、少なくとも側壁部51bの全長の1/3の長さ分だけ上部に配置することができるので、リフトシリンダ50の最大伸長時におけるバケット7の最高到達位置を低くすることなく、後方空間を確実に有効利用できる。
また、スキッドステアローダ1において、連結部39は、(シリンダチューブ51の側壁部51bにおいて、本体フレーム2側の端部から、側壁部51bの全長の2/3の範囲内に配置されており、さらに)シリンダチューブ51の側壁部51bにおいて、本体フレーム2側の端部から側壁部51bの全長の1/3の範囲を除く、側壁部51bの全長の1/3の範囲内である中央領域Cに配置されている。
例えば、シリンダチューブ51の側壁部51bにおいて、本体フレーム2側の端部から1/3の範囲内に連結部が配置されると、ピストンロッド52の軸心が、シリンダチューブ51の軸心に対してずれやすくなる。そして、この軸ずれが大きい場合には、例えば本実施形態のように、ピストン53の外周部に設けられているシールリング53pのような、オイル漏れ防止のための部品が変形して正常に機能せず、オイルが内部から漏れてしまう可能性がある。そこで、連結部39をシリンダチューブ51の中央付近に配置することで、オイル漏れを発生させることなく、確実に後方空間を有効利用できる。
また、スキッドステアローダ1において、バケット7は、スキッドステアローダ1における前方に位置し、バケット7が最も低い位置にあるときに、リフトシリンダ50は、底部51a側の端部が本体フレーム2側の端部に比べてスキッドスアローダ1における後方寄りとなるように、垂直方向に対して後傾配置されている。リフトアーム11先端が、垂直方向に沿って昇降するようにするには、上昇開始の段階で、前後方向に関して、一旦、リフトアーム11を後方へ移動させる必要がある。そこで、この構成のようにリフトシリンダ50が後傾配置されていることにより、上昇開始時にリフトアーム11が後方へ移動しやすくなり、効率的な垂直昇降が可能となる。
また、スキッドステアローダ1は、一対のリフトアーム11,11と、一対のリフトシリンダ50,50と、を備え、一対のリフトアーム11,11のそれぞれは、本体フレーム2の前後方向に沿うように配置され、一対のリフトアーム11,11は、前後方向に直交し且つ水平方向である幅方向に関して互いに対向するように配置されており、一対のリフトシリンダ50,50は、幅方向に関して、一対のリフトアーム11,11における両方の最外面11s,11sよりも内側に配置されている。リフトシリンダが、幅方向に関してリフトアームの外側に配置されていると、キャビンスペースを狭くしない限り、リフトシリンダの幅の分だけ作業車両が大型化してしまう。そこで、このような構成とすることで、リフトシリンダ50が幅方向に関する大型化の原因になることがなくなり、キャビンスペースを狭くすることなく車幅を小さくすることができる。
また、スキッドステアローダ1において、一対のリフトシリンダ50,50のそれぞれは、幅方向に関して(上面視において)、リフトアーム11と重なるように(上面視においてリフトシリンダ50がリフトアーム11の幅の範囲内に収まるように)配置されているので、より確実に、キャビンスペースを狭くすることなく車幅を小さくすることができる。
また、前部リンク22、後部リンク21、リフトシリンダ50の三者それぞれの、本体フレーム2に対する連結位置が、ほぼ同一の高さに配置されている。従って、上述のように強固に形成した本体フレーム2の同じ高さの部位にリンク21,22やリフトシリンダ50が連結されることから、力学的強度に優れたリフトアーム11の支持構造が実現され、大重量物の荷役作業にも好適なスキッドステアローダ1とすることができる。
また、上記の連結部39の配置により、前部リンク22、後部リンク21、及びリフトシリンダ50の本体フレーム2に対するそれぞれの連結位置は、何れも、スキッドステアローダ1の前輪3の上端及び後輪4の上端よりも高い位置に配置されている。従って、リンク21,22やリフトシリンダ50が前輪3及び後輪4と干渉しないことが確保され、車両のコンパクト化に寄与できる。例えば本実施形態のようにリンク21,22及びリフトシリンダ50を前後輪3,4に車両幅方向に関して重なるように配置する構成とすることが可能となり、これにより、前後輪3,4及びリフトアーム11等を車幅内に合理的に配置できる。従って、狭路等でも作業し易い、幅方向に関してコンパクトな車体とすることができると同時に、リフトアーム11等に挟まれた位置にあるキャビン6内部の空間を(特に幅方向に関して)広く確保できる。
また本実施形態では、前部リンク22、後部リンク21、及びリフトシリンダ50の本体フレーム2に対する連結位置より低い位置であって、後輪4の後方の位置には、カウンタウェイト8が配置されている。従って、従来デッドスペースであった箇所にカウンタウェイト8を配置することで効率的な車両レイアウトが可能となり、車体のコンパクト化を実現できるとともに、バケット7により重量物を荷役しても前のめりにならない車両の前後安定性を効果的に向上させることができる。
また、前部リンク22の本体フレーム2に対する連結位置は本体フレーム2の前方付近に配置されるとともに、後部リンク21の長さは前部リンク22の長さの1/2以上とされ、後部リンク21の本体フレーム2に対する連結位置は、スキッドステアローダ1の後車軸4aよりも後方に配置されている。従って、上述のような効果を奏しつつ、図に示すようなほぼ垂直な軌跡Tを実現でき、リフトアーム11の上昇位置での、前方への大きなリーチ量を確保して作業性を向上させることができる。
以上に本発明の好適な実施形態を説明したが、上記は一例であって、例えば以下のように変更することができる。
上記の実施形態においては、前部リンク22が設けられているが、このような構成には限られず、前部リンク22がなく、リフトアームが直接本体フレームに連結されている構成としてもよい。
上記の実施形態において、カウンタウェイト8は支持部材5の内側に配置される構成としたが、支持部材5の外側に付設される構成や、内外両方に配置する構成に変更することができる。カウンタウェイト8の代わりに燃料タンクやオイルタンク等を設置する場合も同様である。
上記の実施形態において、リフトアーム11やリンク21,22、リフトシリンダ50等は、上面視において、車両の幅方向に関して前輪3及び後輪4と重なるように配置されているが、このように重なるように配置されていても良いし、重ならないように配置されていても良い。しかしながら、狭路等でも作業がし易い車体のコンパクト性とキャビン6内の空間の広さを両立させる観点からすれば、リフトアーム11やリンク21,22、リフトシリンダ50等の少なくとも一部は、上面視において車輪と重複していることが好ましく、全部が重複している(上面視において車輪の幅の範囲内に収まる)ことが更に好ましい。
上述した昇降装置10の構成は、スキッドステアローダ1に限らず、リフトアーム先端の垂直な昇降軌跡を実現する作業車両に適用することができる。
また、上記の実施形態において。連結部39は、シリンダチューブの側壁部51bにおいて、中央領域(図4の範囲C)に配置されているが、この構成には限られず、図4の範囲B、Dに配置されていてもよい。
また、上記の実施形態においては、リフトシリンダ50は、バケット7が最も低い位置にあるときに、底部51a側の端部が本体フレーム2側の端部に比べてスキッドステアローダ1における後方寄りとなるように、垂直方向に対して後傾配置されているが、このような構成には限られず、バケットが最も低い位置にあるときに、垂直方向に沿うように配置されてもよいし、垂直方向に対して前傾配置されていてもよい。
また、上記の実施形態においては、一対のリフトシリンダ50,50のそれぞれは、幅方向に関して、リフトアーム11と重なるように(上面視においてリフトシリンダ50がリフトアーム11の幅の範囲内に収まるように)配置されているが、一対のリフトシリンダ50,50は、幅方向に関して、一対のリフトアーム11,11における両方の最外面11s,11sよりも内側に配置されていればよく、幅方向についてリフトアームと重ならないように、一対のリフトアームの内側に配置されていてもよい。また、一対のリフトシリンダは、幅方向に関して、一対のリフトアームにおける両方の最外面よりも外側に配置されていてもよい。
本発明の一実施形態に係るスキッドステアローダの全体側面図。 図1のスキッドステアローダを後上方側からみた斜視図。 図1のリフトシリンダの内部構造を示す軸方向断面図。 図1のリフトシリンダの連結状態を示す全体側面図。 図1のスキッドステアローダのリフトアーム上昇動作を示す側面図。 図5の上昇動作の前半期の様子を示す側面図。 図5の上昇動作の後半期の様子を示す側面図。 従来のリフトシリンダの配置と本実施形態に係るリフトシリンダの配置との違いを説明するための後部側面図。
符号の説明
1 スキッドステアローダ(作業車両)
2 本体フレーム
7 バケット(作業具)
11 リフトアーム
11s 最外面
21 後部リンク
39 (シリンダチューブとリフトアームとの)連結部
50 リフトシリンダ
51 シリンダチューブ
51a 底部
51b 側壁部
52 ピストンロッド
53 ピストン

Claims (5)

  1. 本体フレームと、
    運転座席を収容するキャビンと、
    前記本体フレームに取り付けられる前輪及び後輪と、
    作業車両における前方に位置する作業具と、
    先端に前記作業具が取り付けられ前記キャビンを間に挟んで配置される左右一対のリフトアームと、
    ピストン、当該ピストンに固定される棒状のピストンロッド、及び、筒状のシリンダチューブ、を有するリフトシリンダと、
    一端側が前記リフトアームに対して回動自在に連結され、他端側が前記本体フレームに対して回動自在に連結される後部リンクと、を備える作業車両であって、
    前記シリンダチューブは、底部及び側壁部を有しており、
    前記リフトシリンダにおいて、前記シリンダチューブは前記リフトアームに連結され、且つ、前記ピストンロッドは前記本体フレームの前記後輪の上端よりも高い位置に連結され、
    前記シリンダチューブと前記リフトアームとの連結部は、前記シリンダチューブの前記側壁部に設けられており、
    前記後部リンクによって支持された前記リフトアームの昇降に伴い、前記作業具が垂直方向に沿って昇降することを特徴とする作業車両。
  2. 前記連結部は、前記シリンダチューブの前記側壁部において、前記本体フレーム側の端部から、前記側壁部の全長の2/3の範囲内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記連結部は、前記シリンダチューブの前記側壁部において、前記本体フレーム側の端部から前記側壁部の全長の1/3の範囲を除く、前記側壁部の全長の1/3の範囲内である中央領域に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の作業車両。
  4. 前記作業具は、前記作業車両における前方に位置し、
    前記作業具が最も低い位置にあるときに、前記リフトシリンダは、前記底部側の端部が前記本体フレーム側の端部に比べて前記作業車両における後方寄りとなるように、垂直方向に対して後傾配置されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の作業車両。
  5. 一対の前記リフトアームと、一対の前記リフトシリンダと、を備え、
    一対の前記リフトアームのそれぞれは、前記本体フレームの前後方向に沿うように配置され、
    一対の前記リフトアームは、前記前後方向に直交し且つ水平方向である幅方向に関して互いに対向するように配置されており、
    一対の前記リフトシリンダは、前記幅方向に関して、一対の前記リフトアームにおける両方の最外面よりも内側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の作業車両。
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