JP3606840B2 - ジャッキ - Google Patents

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豊 福田
彰裕 長崎
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安全自動車株式会社
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はジャッキに関するもので、より詳しくは、自動車の修理、点検時において自動車をジャッキアップする場合などに使用するジャッキに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の底部等を修理、点検する場合に、図6に示すようにアーム101の先端の受皿102を自動車103のジャッキポイント104に当て、アーム101を支軸105を中心として回転上昇作動することにより、自動車103を上昇させるガレージジャッキが一般的である。
【0003】
しかし、上記のガレージジャッキにおいては、アーム101と共に受皿102を上昇させると、受皿102は図6の矢印Aの円弧の軌跡で上昇するのに対し、自動車のジャッキポイント104は、接地面106を中心として矢印Bの円弧の軌跡で上昇し、自動車が前後方向に移動する問題がある。
【0004】
そのため、従来、図7の模式図に示すように、床面FLと平行な案内レール201を設け、アーム202の下端の支点Cを案内レール201に前後方向に移動可能に設けるとともに、該アーム202の先端に受皿203(この点をDとする)を設け、リンク204の下端の支点Eを回転可能(前後方向の移動はしない)に設けるとともに該リンク204の上端を前記アーム202の中間部に支点Fで回転可能に連結し、更に、前記アーム202の下端の支点Cにシリンダ205のロッド206を連結して、シリンダ205によるロッド206の前後方向への水平移動によって受皿203を垂直方向に昇降させるようにしたガレージジャッキが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記図7に示す従来の技術においては、受皿203を上昇する場合、シリンダ205におけるロッド206の水平方向の推力を傾斜したアーム202を介して、リンク204の起立力に変換することから、ロッド206の推力を効率良くリンク204の起立力に変換していない。
【0006】
また、シリンダ205がアーム202と直列状態に配置されることから、ジャッキの小型化にも問題がある。
【0007】
そこで本発明は、前記の問題を解決するジャッキを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1記載の第1の発明は、フレームの内側に水平方向に設けた案内レールと、下端側にローラを備えて該ローラを前記案内レールに前後移動可能に嵌合するとともに上端側に受皿を設けたアームと、下端側が前記フレーム側に前後方向に移動しないようにして回転可能に設けられ、上端側が前記アームの中間部に回転可能に連結したリンクと、前記アームのローラより後方において前記フレーム側に固設した切替バルブと、後端を前記切替バルブに支軸により回転可能に設けたシリンダと、該シリンダに設けられて前記切替バルブの切り替えにより前後に駆動されるとともに先端部を前記アームとリンクとの連結部に回転可能に連結したロッドとからなることを特徴とするジャッキである。
【0009】
請求項2記載の第2の発明は、請求項1記載の発明において、前記アームとリンクとの連結部から前記アームの受皿までの距離と、前記アームとリンクとの連結部から前記ローラまでの距離を、前者が後者よりも長く設定したジャッキである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態を図1乃至図5に示す実施例に基づいて説明する。
【0011】
図1は受皿を上昇した状態の側断面図、図2は受皿を下降(格納)した状態を示す側断面図、図3は図2の平面図、図4は図2の後面図、図5は本発明の模式図である。
【0012】
図1乃至図4において、1は両側に設けたフレームで、これに車輪2が設けられ、後部にはハンドル3が起立して設けられている。
【0013】
前記フレーム1の内側には、上辺子4aと下辺子4bとを適宜間隔を有して水平方向に並設してなる案内レール4が設けられている。5はアームで、その下端部にはローラ6が付設されているとともに該ローラ6が前記案内レール4の上辺子4aと下辺子4b間に転動可能に嵌合されている。したがって、床面FLに平行な案内レール4に沿ってローラ6が前後方向に移動できるようになっている。このローラ6部を図5に示す模式図でC点とする。前記アーム5における前記ローラ6と反対側の先端部には受皿7が支軸8により回転可能に備えられている。該受皿7部を図5に示す模式図でD点とする。
【0014】
9はリンクで、その下端部が、前記支軸6よりも前方において支軸10により前記フレーム1側に回転可能に連結されている。該支軸10は、フレーム1の前後方向には移動しない。該支軸10部を図5に示す模式図でE点とする。リンク9の上端部は支軸11により前記アーム5に回転可能に連結されている。該支軸11は、アーム5における前記ローラ6と前記受皿7との中間部に配置されている。該支軸11部を図5に示す模式図でF点とする。
【0015】
前記フレーム1,1間には油圧力を発生させるシリンダ12が配置されており、その後端は、前記支軸6よりも後方においてフレーム1側に固設した切替バルブ13に支軸14によって回転可能に備えられている。該支軸14部を図5に示す模式図でG点とする。該シリンダ12のロッド15の先端部は前記支軸11に回転可能に連結されている。
【0016】
16はリンクロッドで、その下端部は支軸17により前記リンク9に回転可能に連結され、上端部は支軸18により前記受皿7に回転可能に連結されており、アーム5の昇降動によっても受皿7を水平状態に保持するようにしている。
【0017】
なお、図3に示すように、前記アーム5は2本平行して配置され、また、前記リンク9は前記2本のアーム5,5の各々の両側に配置した内リンク9aと外リンク9bで構成され、前記シリンダ12は2本配置されている。
【0018】
19はエアーポンプで、そのエアーホース20の他端のエアー口20aが前記ハンドル3部に配置されており、該エアー口20aに図示しないコンプレッサを接続するようになっている。そして、操作バルブ21をオン操作してエアーをエアーポンプ19に供給することにより、エアーポンプ19を駆動して油タンク22内の油を前記切替バルブ13を通じ各シリンダ12内に圧入し、ロッド15を前進駆動させるようになっている。また、操作バルブ21をオフにし、ハンドル3の上端に設けたリリースつまみ23を緩め操作して切替バルブ13を切り替えることにより、シリンダ12内の油圧を解除してロッド15の後退を可能にし、アーム5がこれに作用する荷重によって下降するようになっている。
【0019】
次に、作動について説明する。
【0020】
図2に示す格納状態から、受皿7を上昇させる場合には、エアー口20aにコンプレッサを接続した状態で、リリースつまみ23を締めるととに操作バルブ21をオン操作する。これにより、エアーポンプ19が駆動して油タンク22から油がシリンダ12内に供給され、ロッド15が前進し、該ロッド15の先端に設けられた支軸11(F点)が図の左方へ前進する。この支軸11(F点)の前進によってリンク9は、その不動の支軸10(E点)を中心として図1に示すように起立され、その先端部の支軸11(F点)は押し上げられる。
【0021】
この支軸11が押し上げられることにより、アーム5は、その下端部の支軸6(C点)が案内レール4内を前方へ移動しつつ、かつ、この支軸6(C点)を中心として起立し、該アーム5の先端部に設けた受皿7(D点)が上昇する。
【0022】
そして、この受皿7を自動車のジャッキポイントに当てた状態で更に上昇させ、自動車を所望の位置までジャッキアップした後に、操作バルブ21をオフ操作して受皿7の上昇を停止させる。
【0023】
また、前記図1のジャッキアップ状態から受皿7を下降させる場合には、リリースつまみ23を緩めてシリンダ12の油圧を解除することにより、自動車及びアーム5の自重によっロッド15が後退し、アーム5及びリンク9が倒伏作動して受皿7が略垂直に下降し、図2に示すように格納される。したがって、受皿7は略垂直に昇降し、本実施例のジャッキは、近似垂直昇降式ガレージジャッキとなる。
【0024】
以上の構造及び作動により次のような効果を発揮する。
【0025】
アーム5を起立して受皿7を上昇させる場合には、リンク9を直接シリンダ12によって起立させるため、前記従来の図7に示すようにアーム202を介してリンク204を起立させるものに比べて、シリンダ12の推力を効率良くリンク9に伝達でき、シリンダ12の推力を小さくしてシリンダの小型化を図ることができる。
【0026】
また、前記図7に示す従来の構造においては、シリンダ205のロッド206が水平移動するため、C点は水平移動のみ可能であったが、本発明の実施例においては、アーム5の下端部、すなわち案内レール4に嵌合するローラ6(C点)は、シリンダ12のロッド15に連結されていないため、レール4を変形してローラ6(C点)を上下方向にも移動させることもできる。
【0027】
すなわち、案内レール4を図5の鎖線4Aで示すように、前側が上方へ傾斜する形状に形成することにより、アーム5の起立作動時において、アーム5を前のめり状態に起立させ、その受皿7を図5の矢印Bのように前方へ移動しつつ上昇させることができる。このことは、前記図6で説明したように、自動車103が接地面106を中心として上昇する場合におけるジャッキポイント104の軌跡Bに受皿7の軌跡を合致させることができ、ジャッキアップ時の自動車の前後方向の移動を少なくすることができる。
【0028】
また、案内レール4を上下方向へ所望に変形させることにより、受皿7の昇降軌跡を所望に設定することができる。
【0029】
また、シリンダ12のロッド15をアーム5の中間部の支軸11に連結したことにより、シリンダ12をアーム5と隣接して並列的に配置でき、前記図7に示す従来のように、シリンダ205をアーム202の下端に直列的に連結するものに比べて、ジャッキの前後方向長を短くし、小型化を図ることができる。
【0030】
また、図1において受皿7に自動車の荷重Wが作用した場合には、アーム5は支軸11を中心として回動するため、そのアーム5の下端部のローラ6(C点)は上辺子4a側へ当接する。すなわち、自動車の荷重は上辺子4aで支持されることになり、下辺子4bを省略して案内レール4の構造を簡易化することもできる。
【0031】
なお、前記の実施例においては、シリンダ12におけるロッド15の先端部を、アーム5とリンク9との連結部、すなわち支軸11に連結したが、ロッド15の先端部を、リンク9における前記支軸11以外の部分、すなわち、支軸10と支軸11の中間部分においてリンク9と回転可能に連結してもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上のように本発明においては、シリンダによって直接リンクを起立させるため、シリンダの推力を効率よくアームの起立作動力に変換でき、シリンダの小型化によるジャッキの小型化を図ることができる。
【0033】
更に、アームとジャッキを並列的に配置することができるため、従来のように直列的に配置するものに比べて、ジャッキの前後方向の長さを短くしてジャッキの小型化を図ることができる。
【0034】
更に、アームの下端部はシリンダのロッドと分離されているため、このアームの下端を変形した案内レールによって所望の軌跡で移動させ、受皿を所望の軌跡で昇降させることも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す側断面図で、上昇状態を示す図。
【図2】図1の状態からアーム等を倒伏して格納した状態を示す側断面図。
【図3】図2の平面図。
【図4】図2の後面図。
【図5】本発明の模式図。
【図6】従来のジャッキの使用状態を示す略図。
【図7】従来のジャッキの模式図。
【符号の説明】
4 案内レール
5 アーム
6 アームの下端側のローラ
7 受皿
9 リンク
10 リンクの下端部のローラ
11 連結部
12 シリンダ
15 ロッド

Claims (2)

  1. フレームの内側に水平方向に設けた案内レールと、下端側にローラを備えて該ローラを前記案内レールに前後移動可能に嵌合するとともに上端側に受皿を設けたアームと、下端側が前記フレーム側に前後方向に移動しないようにして回転可能に設けられ、上端側が前記アームの中間部に回転可能に連結したリンクと、前記アームのローラより後方において前記フレーム側に固設した切替バルブと、後端を前記切替バルブに支軸により回転可能に設けたシリンダと、該シリンダに設けられて前記切替バルブの切り替えにより前後に駆動されるとともに先端部を前記アームとリンクとの連結部に回転可能に連結したロッドとからなることを特徴とするジャッキ。
  2. 前記アームとリンクとの連結部から前記アームの受皿までの距離と、前記アームとリンクとの連結部から前記ローラまでの距離を、前者が後者よりも長く設定した請求項1記載のジャッキ。
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