JP4826285B2 - 作業車両における変速操作装置 - Google Patents
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Description
即ち、請求項1の発明では、エンジン(E)の回転動力を走行装置(1F,1R)へ伝達する無段変速装置(3)と、該無段変速装置(3)と、該無段変速装置(3)の出力回転速度を変速操作する変速レバー(6)と、前後進切替レバー(5)の切換操作に基づいて前記変速レバー(6)の同一操作方向に対する無段変速装置(3)の出力回転方向を正転方向と逆転方向に切り替えることのできる連動機構(L)を設ける作業車両における変速操作装置であって、連動機構(L)は、第1係止溝(55b)とこの係止溝(55b)に係合する第1係合ピン(53p)と第2係止溝(55a)とこの係止溝(55a)に係合する第2係合ピン(54p)とを備える回転台(55)、該回転台(55)を縦軸(X)回りに回動可能に支持しかつ該回転台(55)を横方向に往復移動可能に支持する回転台支持筒(65)、及び、回転台(55)の往復移動に伴う前記第2係合ピン(54p)の変位を前記トラニオン軸(7)に伝達するトラニオン軸連動機構(54b,54,54a,56,7a)を備え、前記回転台支持筒(65)は前記変速レバー(6)の操作に連動して往復移動すべく構成し、前記第1係合ピン(53p)を前後進切替レバー(5)の操作に連動して揺動させることにより回転台(55)を前記縦軸(X)回りに回動させてトラニオン軸(7)の回動可能範囲を前進域(F)から後進域(R)に、又は後進域(R)から前進域(F)に切替えるよう構成した作業車両における変速操作装置とした。
また、連動機構(L)は、第1係止溝(55b)とこの係止溝(55b)に係合する第1係合ピン(53p)と第2係止溝(55a)とこの係止溝(55a)に係合する第2係合ピン(54p)とを備える回転台(55)、該回転台(55)を縦軸(X)回りに回動可能に支持しかつ該回転台(55)を横方向に往復移動可能に支持する回転台支持筒(65)、及び、回転台(55)の往復移動に伴う前記第2係合ピン(54p)の変位を前記トラニオン軸(7)に伝達するトラニオン軸連動機構(54b,54,54a,56,7a)を備え、前記回転台支持筒(65)は前記変速レバー(6)の操作に連動して往復移動すべく構成し、前記第1係合ピン(53p)を前後進切替レバー(5)の操作に連動して揺動させることにより回転台(55)を前記縦軸(X)回りに回動させてトラニオン軸(7)の回動可能範囲を前進域(F)から後進域(R)に、又は後進域(R)から前進域(F)に切替えるよう構成した。
最初にトラクタTの全体構成について説明する。
トラクタTは、図1〜図4に示すように、車体前部のボンネット11内にエンジンEを設け、同エンジンEの回転動力を、伝動ケース12(前方からクラッチハウジング12A、スペーサケース12B、ミッションケース12C)内の伝動機構を介して走行装置となる左右前輪2,2と左右後輪3,3へ伝達する構成としている。また、前記ミッションケース12Cの後上部には、作業機昇降用油圧シリンダ13を内装するシリンダケース15を設け、このシリンダケース15の左右両側にリフトアーム14,14を回動自在に枢着し、前記シリンダ13のピストン伸縮操作により前記リフトアーム14,14を上下に回動操作する構成となっている。また前記ミッションケース12Cの後部には、トップリンクと左右ロワリンクとから成る三点リンク機構を設け、同リンク機構に各種作業機を連結する構成となっている。
また前記ハンドル19の後方には操縦席2を設け、この操縦席2側方のフェンダー23上に、図9に示すように、前記リフトアーム14を上下回動操作するポジションレバー18と無段変速装置(以下、HST)3の出力回転数を調整する変速レバー6、更には副変速装置の変速位置を切り替える副変速レバー27を設けている。
前記エンジンEから出力された回転動力は、前記クラッチペダル22の踏み込み操作にて入り切りされる主クラッチ30を介し、伝動軸を介して無段式変速装置となる前記HST3のポンプ入力軸31へ伝達される。そしてHSTポンプ3pへ入力された回転は、後述するトラニオン軸7の操作角度に応じてHSTモータ3mのモータ出力軸32から出力される。
次に図6に基づいてトラクタの油圧回路構成について説明する。
この変速操作装置は、前記前後進切替レバー5と変速レバー6と、前記スペーサケース12B内に備えたレバー連動機構(連動機構)L等から構成されている。
また、上記角度α(の範囲で回動)と角度β(の範囲で回動)とのずれ量はシフターアーム63aの有効長、支点周りの回動量、その後の連動機構のリンク比等に影響されるものであるが、上記のようにシフターアーム63aの変速入力軸63に対する円周方向の取付位置の調整設定によってトラニオン軸7回転量の動きを調整することで、変速レバー6の操作と前後進切替レバー5の操作とを融合させる回転台55の動きを直接制御でき、当該調整も容易に行なうことができる。調整の具体的構成は、変速操作入力軸63とシフターアーム63aとをセレーション嵌合することで変速操作入力軸63の外周所定の位置にシフターアーム63aを固定することができる。セレーション嵌合のほか、止めボルトで押し付け固定する構成でもよい。
尚、図8中符号66は、前記支持軸64に備える部材をスペーサケース12Bのコーナ部に取り付ける取付ブラケットを示す。
図12は、前後進切替レバー5を「中立」位置に設定し、変速レバー6を「最低速」位置に設定したレバー連動機構Lを示す。この場合、平面視で前記回転台55と支持軸64が略平行状態であり、前記前後進入力軸53及び同軸53と一体のピン53pと筒軸54のピン54pが略一直線上に配置される為、変速レバー6を高速若しくは低速側へ回動操作しても、前記回転台55の係止溝55a内を両ピン53p,54pが摩擦抵抗無く移動するだけであり、下連動アーム54bは回動角を維持する。よって、変速レバー6の操作をトラニオン軸7へ伝達しない構成、即ち変速操作を無効とする。
前記ブラケット66は、前部と後部に取付穴66f,66rを備え、この取付穴66f,66rを前記スペーサケース12B内コーナ部の壁面にボルトにて取り付ける構成となっている。またケース12B内には、ラインXの位置の高さまで潤滑油兼HSTの作動油を充填する構成となっている。
L レバー連動機構(連動機構)
T トラクタ
1F 前輪
1R 後輪
3 HST
5 前後進切替レバー
6 変速レバー
7 トラニオン軸
7a トラニオン軸操作アーム(操作アーム)
12 伝動ケース
53p 第1係合ピン
54a 前後進切替アーム(連動アーム)
54p 第2係合ピン
55 回転台
63 操作回動入力軸
63a シフターアーム
Claims (1)
- エンジン(E)の回転動力を走行装置(1F,1R)へ伝達する無段変速装置(3)と、該無段変速装置(3)と、該無段変速装置(3)の出力回転速度を変速操作する変速レバー(6)と、前後進切替レバー(5)の切換操作に基づいて前記変速レバー(6)の同一操作方向に対する無段変速装置(3)の出力回転方向を正転方向と逆転方向に切り替えることのできる連動機構(L)を設ける作業車両における変速操作装置であって、連動機構(L)は、第1係止溝(55b)とこの係止溝(55b)に係合する第1係合ピン(53p)と第2係止溝(55a)とこの係止溝(55a)に係合する第2係合ピン(54p)とを備える回転台(55)、該回転台(55)を縦軸(X)回りに回動可能に支持しかつ該回転台(55)を横方向に往復移動可能に支持する回転台支持筒(65)、及び、回転台(55)の往復移動に伴う前記第2係合ピン(54p)の変位を前記トラニオン軸(7)に伝達するトラニオン軸連動機構(54b,54,54a,56,7a)を備え、前記回転台支持筒(65)は前記変速レバー(6)の操作に連動して往復移動すべく構成し、前記第1係合ピン(53p)を前後進切替レバー(5)の操作に連動して揺動させることにより回転台(55)を前記縦軸(X)回りに回動させてトラニオン軸(7)の回動可能範囲を前進域(F)から後進域(R)に、又は後進域(R)から前進域(F)に切替えるよう構成した作業車両における変速操作装置。
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