JP6783427B2 - 作業車輌 - Google Patents

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Description

本発明は、油圧式無段変速装置を備える作業車輌に係り、詳しくは油圧式無段変速装置を操作する無段変速レバーと、無段変速レバーを案内する無段変速レバーガイドと、を有する作業車輌に関する。
一般に、作業車輌は、主変速装置及び副変速装置を有しており、主変速装置として油圧式無段変速装置を有するものが知られている。操縦者は、油圧式無段変速装置のトラニオン軸を操作する主変速レバーを操作することにより、前進及び後進の切り換えと、速度調整とを行うことができる。
従来、油圧式無段変速装置(以下、HSTとも記載)から出力される回転が停止する中立位置にトラニオン軸を保持するために、トラニオン軸に連結される主変速レバーにカムが固定されていると共に、カムを押圧するように付勢されたカムアームが設けられた乗用型田植機が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の乗用型田植機では、トラニオン軸が中立位置となる位置まで主変速レバーが回動すると、カムに形成された凹部にカムアームが嵌り、トラニオン軸が中立位置に保持される。
特開2012−228938号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のものは、一般的に各種部品の公差により、トラニオン軸と主変速レバーとの連結においてガタを有し、主変速レバーの操作において遊びが設けられている。主変速レバーの操作において遊びが設けられている場合に、トラニオン軸が中立位置となる主変速レバーの位置は、主変速レバーの操作方向に応じて変化する虞がある。例えば、トラニオン軸が中立位置となる主変速レバーの位置は、HSTの出力回転が前進方向の回転となる位置から中立位置に向かって主変速レバーが回動した場合と、HSTの出力回転が後進方向の回転となる位置から中立位置に向かって主変速レバーが回動した場合とで異なる。このため、上記特許文献1に記載のものは、HSTの出力回転が停止するように主変速レバーを操作することが難しかった。
そこで、本発明は、油圧式無段変速装置の出力回転を、主変速レバーの操作によって容易に停止させることが可能な構成にして、上述した課題を解決する作業車輌を提供することを目的とする。
本発明は、変速装置(T)によって変速された回転を動力源として駆動する走行装置(2,3)と、前記走行装置(2,3)に支持され、前記変速装置(T)を搭載する走行機体(5)と、を備え、前記変速装置(T)は、エンジン(E)から出力される回転を無段変速する油圧式無段変速装置(26)と、前記油圧式無段変速装置(26)に連結して、前記油圧式無段変速装置(26)を操作する無段変速レバー(29)と、を有する作業車輌(1)において、
前記無段変速レバー(29)を案内する無段変速レバーガイド(30)と、
前記無段変速レバー(29)を付勢する付勢部(42)と、を備え、
前記無段変速レバーガイド(30)は、
前記油圧式無段変速装置(26)の出力回転数が前進方向の速度域にて、前記無段変速レバー(29)を案内する第1ガイド部(52)と、
前記油圧式無段変速装置(26)の出力回転数が後進方向の速度域にて、前記無段変速レバー(29)を案内する第2ガイド部(53)と、
前記第1ガイド部(52)の端部と、前記第1ガイド部(52)の端部よりも側方に配置される前記第2ガイド部(53)の端部と、を連結する連結部(55)と、を有し、
前記連結部(55)は、
前記第1ガイド部(52)と共に直線上に配置され、前記油圧式無段変速装置(26)の出力回転が前記前進方向の回転から停止した状態となる位置(P1)で前記無段変速レバー(29)が当接する第1当接部(56)と、
前記第2ガイド部(53)と共に直線上に配置され、前記油圧式無段変速装置(26)の出力回転が前記後進方向の回転から停止した状態となる位置(P2)よりも、前記油圧式無段変速装置(26)の出力回転が前記前進方向の回転となる側で前記無段変速レバー(29)が当接する第2当接部(57)と、
前記付勢部(42)によって前記第2ガイド部(53)側から前記第1ガイド部(52)側に向かって付勢される前記無段変速レバー(29)を、前記第2当接部(57)に当接した位置(Q2)から前記第1当接部に当接する位置(Q1)に向かって案内する傾斜した案内部(59,60)と、を有する、
ことを特徴とする。
なお、上述カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これにより特許請求の範囲に記載の構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、作業者は、作業車輌が第2方向に走行している状態から作業車輌を停止させる場合に、無段変速レバーを第2当接部に当接させてから第1当接部に当接させることにより、油圧式無段変速装置の出力回転を第1方向の回転にさせてから停止させることができる。例えば、作業車輌が無段変速レバーと油圧式無段変速装置との連結においてガタを有する場合には、油圧式無段変速装置の出力回転が停止した状態となる無段変速レバーの位置は、無段変速レバーの操作方向に応じて変動する虞がある。しかしながら、作業車輌が走行している方向が第1方向及び第2方向のどちらであったとしても、作業車輌を停止させる場合に、無段変速レバーを、油圧式無段変速装置の出力回転が第1方向の回転である位置から第1当接部に当接させる。つまり、油圧式無段変速装置の出力回転が停止した状態となる無段変速レバーの位置は、無段変速レバーと油圧式無段変速装置との連結におけるガタによらず、第1当接部に当接した位置で一定となる。これにより、作業車輌の組立時に第1当接部の位置が調整されるだけで、作業者は、油圧式無段変速装置の出力回転を、無段変速レバーの操作によって容易に停止させることができる。
また、無段変速レバーを第2当接部に当接した位置から第1当接部に当接する位置に案内する案内部が設けられているので、作業車輌を第2方向に走行させている状態から停止させる際の無段変速レバーの操作性を向上させることができる。
更に、付勢部により、第2当接部に当接する無段変速レバーを第1当接部に当接する位置に移動させる作業者による操作を補助することができるので、作業車輌を第2方向に走行させている状態から停止させる際の無段変速レバーの操作性を向上させることができる。
また、作業者は、作業車輌を後進させている状態から停止させる場合に、無段変速レバーを第2当接部に当接させた後に第1当接部に当接させるが、作業車輌を前進させている状態から停止させる場合に、無段変速レバーを第2当接部に当接させることなく第1当接部に当接させることができる。これにより、作業車輌は、後進から停止への操作に比べて操作頻度が高い前進から停止への操作において、無段変速レバーの操作量を少なくして、無段変速レバーの操作性を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る乗用型田植機を示す側面図。 上記乗用型田植機における連結機構及びHSTを示す図で、(a)は側面図、(b)は、連結機構のうち回動プレートを拡大した図。 上記連結機構及びHSTを示す背面図。 上記乗用型田植機におけるレバーガイドを示す略図。 上記乗用型田植機における主変速レバーの位置とHSTの出力回転との関係を示すグラフ。 主変速レバーの位置とHSTの出力回転との関係におけるヒステリシス特性を示すグラフ。
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。作業車輌である乗用型田植機1は、図1に示すように、走行装置である前輪2及び後輪3に支持される走行機体5と、走行機体5の後方に昇降リンク6を介して昇降自在に支持されると共に圃場作業を行う植付作業機7と、を備える。
走行機体5は、前部に、エンジンEが搭載されており、該エンジンEを覆うようにボンネット9が配置されている。ボンネット9の後方には、運転操作部10が設けられており、運転操作部10には、前方から順に、前輪2の操向を行うステアリングハンドル11と、座席12と、が配置されている。また、運転操作部10の下方には、ミッションケース13(図2(a)参照)を有する変速装置T(図2(a)参照)が配置されている。
走行機体5の後部には、昇降リンク6が回動可能に支持されている。該昇降リンク6の下方には、植付伝達軸15が配置されており、該植付伝達軸15は、ミッションケース13からの動力を後方の植付作業機7に伝達する。また、植付伝達軸15の下方には、整地伝達軸16が配置されており、該整地伝達軸16は、ミッションケース13からの動力を、植付作業機7の前部下方に設けられた整地装置17に伝達する。整地装置17は、上記動力によって駆動し、植付作業機7が苗の植え付けを行う前に圃場を整地する。
植付作業機7は、昇降リンク6の後端に連結される連結部(不図示)と、連結部の後部に支持され、前上方から後下方に延びる苗載台19と、を有する。苗載台19の下端には、エプロン20が配置されており、苗載台19に搭載された苗マットの苗は、徐々にエプロン20に送られていく。苗載台19及びエプロン20の下方には、プランタケース21が設けられている。該プランタケース21は、前後方向に延びた形状をしており、後端がエプロン20よりも後方に位置する。そのプランタケース21の後端には、左右方向に延びる軸を回転軸として回転自在にロータリケース22が支持されている。該ロータリケース22の両端には、プランタアーム23が回転自在に支持されており、該プランタアーム23の先端には、爪形状のプランタビーク25が取り付けられている。植付作業の際、植付伝達軸15から伝達される動力によってロータリケース22及びプランタアーム23が回転し、プランタビーク25がエプロン20に送られた苗を受け取って植え付けられる。
ここで、変速装置Tに係る構造を、図2(a)、図2(b)及び図3に沿って説明する。変速装置Tは、図2(a)及び図3に示すように、エンジンEの出力回転を変速する主変速装置であるHST(油圧式無段変速装置)26と、HST26の出力回転を変速する副変速装置(不図示)と、を有している。HST26は、ミッションケース13の左側面に配置され、副変速装置は、ミッションケース13の内部に設けられている。HST26は、エンジンEの出力回転を、HST26に設けられたトラニオン軸27の回動位置に応じて無段変速し、変速した回転をミッションケース13に伝達させるように構成されている。ミッションケース13に伝達された回転は、副変速装置により変速されて前輪2及び後輪3に伝達される。前輪2及び後輪3は、変速装置Tにより変速された回転を動力源として駆動する。
ステアリングハンドル11の左方には、クランク形状に開けられて形成されたレバーガイド(無段変速レバーガイド)30と、そのレバーガイド30に沿って動く主変速レバー(無段変速レバー)29と、が配置されている。主変速レバー29は、連結機構31を介してトラニオン軸27に連結されている。主変速レバー29が回動することにより、トラニオン軸27が回動し、HST26がエンジンEの出力回転をトラニオン軸27の回動位置に応じて無段変速する。
連結機構31は、トラニオン軸27に固定されるトラニオンアーム32と、トラニオンアーム32に回動可能に連結されるロッド33と、ロッド33に回動可能に連結される第1アーム35と、第1アーム35に回動可能に連結され、主変速レバー29が固定された第2アーム36と、を有している。トラニオンアーム32は、一端がトラニオン軸27に固定され、後方かつ上方に向かって延びるトラニオン軸27の軸方向に直交する方向に延びる。トラニオンアーム32が回動することにより、トラニオン軸27は回動する。トラニオンアーム32の他端は、ロッド33の一端に回動可能に連結されている。ロッド33は、トラニオンアーム32に連結された一端から前方かつ上方に向かって延びた形状に形成されており、他端が第1アーム35に回動可能に連結されている。
第1アーム35は、ステアリングハンドル11を支持するステアリングシャフト37の側方を覆うカバー部39から側方に延びた軸部40に回動可能に支持されており、軸部40を回動軸として回動可能となっている。第1アーム35では、一端が軸部40よりも前方に配置されており、その一端がロッド33に回動可能に連結されている。また、第1アーム35の他端は、軸部40よりも後方に配置されており、第2アーム36に回動可能に連結されている。
第2アーム36は、軸部40に直交する略前後方向に延びる軸部41を介して、第1アーム35に回動可能に連結されていると共に、主変速レバー29が固定されている。つまり、第2アーム36及び主変速レバー29は、第1アーム35に対して左右方向に回動可能に連結されている。また、主変速レバー29は、カバー部39との間にバネ(付勢部)42が連結されており、バネ42により右方に向かって付勢されている。
また、連結機構31には、第1アーム35の回動角度を略固定するためのディテント機構43が設けられている。ディテント機構43は、第1アーム35に固定された回動プレート45と、バネ46により回動プレート45を押圧する方向に付勢された押圧アーム47と、を有している。回動プレート45は、軸部40に回動可能に支持されると共に、第1アーム35に固定さており、第1アーム35と共に回動する。
また、回動プレート45は、図2(b)に示すように、軸部40を中心とした略扇形状に形成されており、円周上に押圧アーム47に押圧される被押圧部49を有している。被押圧部49には、軸部40に向かって窪んだ複数の溝部として、中立溝49Aと、複数の前進溝49Bと、複数の後進溝49Cと、が形成されている。中立溝49Aは、被押圧部49の略中央位置に形成された溝であり、HST26の出力回転が停止した状態となる角度に第1アーム35を略固定するための溝である。前進溝49Bは、中立溝49Aの前方に形成された溝であり、HST26の出力回転が前進方向の回転となる角度に第1アーム35を略固定するための溝である。後進溝49Cは、中立溝49Aの後方に形成された溝であり、HST26の出力回転が後進方向の回転となる角度に第1アーム35を略固定するための溝である。
押圧アーム47は、回動プレート45よりも下方かつ軸部40よりも後方において、カバー部39から側方に延びた軸部50に回動可能に支持されている。軸部50よりも前方に配置された押圧アーム47の端部は、バネ46によって、上方に向かって付勢されている。また、押圧アーム47には、被押圧部49に形成された溝に嵌まり込むことが可能なピン51が形成されている。ピン51は、軸部50より前方に配置されており、バネ46により、被押圧部49を押圧すると共に、中立溝49A、複数の前進溝49B及び複数の後進溝49Cのいずれかの溝に嵌まり込む。
本実施形態の乗用型田植機1では、図2(a)、図2(b)及び図3に示すように、乗用型田植機1が走行せずに停止している場合に、中立溝49Aにピン51が嵌まり込んだ状態となる。その状態から主変速レバー29が前方に向かって回動することにより、主変速レバー29、第2アーム36、第1アーム35及び回動プレート45は、軸部40を中心に回動する。回動プレート45の被押圧部49が後方に向かって回動し、ピン51が中立溝49Aから抜けて前進溝49Bに嵌まり込む。また、第1アーム35の前端が下方に向かって回動し、第1アーム35に連結されているロッド33が下方に移動し、ロッド33に連結されているトラニオンアーム32の端部が下方に向かって回動する。これにより、トラニオン軸27が回動し、HST26の出力回転が停止した状態から前進方向の回転となり、乗用型田植機1が前進を開始する。また、主変速レバー29がさらに前方に向かって回動することにより、ピン51が前進溝49Bから抜けてさらに前方に配置された別の前進溝49Bに嵌まり込む。加えて、トラニオン軸27がさらに回動することにより、HST26の出力回転が前進方向の速度域にて上昇し、乗用型田植機1の前進速度が上昇する。
また、乗用型田植機1では、乗用型田植機1が走行せずに停止し、中立溝49Aにピン51が嵌まり込んだ状態から主変速レバー29が後方に向かって回動することにより、回動プレート45の被押圧部49が前方に向かって回動する。これにより、ピン51が中立溝49Aから抜けて後進溝49Cに嵌まり込む。また、第1アーム35の前端が上方に向かって回動し、ロッド33が上方に移動して、トラニオンアーム32の端部が上方に向かって回動する。これにより、トラニオン軸27が回動し、HST26の出力回転が停止した状態から後進方向の回転となり、乗用型田植機1が後進を開始する。また、主変速レバー29がさらに後方に向かって回動することにより、ピン51が後進溝49Cから抜けてさらに後方に配置された別の後進溝49Cに嵌まり込む。加えて、トラニオン軸27がさらに回動することにより、HST26の出力回転が後進方向の速度域にて上昇し、乗用型田植機1の後進速度が上昇する。
なお、以下の説明においては、HST26の出力回転が停止した状態から前進方向の回転となる方向の回動を前進操作方向の回動と定義し、HST26の出力回転が停止した状態から後進方向の回転となる方向の回動を後進操作方向の回動と定義する。つまり、主変速レバー29、第2アーム36、第1アーム35及び回動プレート45においては、図2(a)から視て反時計回りの方向が前進操作方向である。ロッド33においては、下方が前進操作方向であり、トラニオンアーム32及びトラニオン軸27においては、図3から視て時計回りの方向が前進操作方向である。
レバーガイド30は、図4に示すように、上述したようにクランク形状に形成されており、HST26の出力回転数が前進方向の速度域にて、主変速レバー29を案内する前進レンジ(第1ガイド部)52と、HST26の出力回転数が後進方向の速度域にて、主変速レバー29を案内する後進レンジ(第2ガイド部)53と、を有している。前進レンジ52及び後進レンジ53は、前後方向に延びた略直線形状に形成されており、前進レンジ52は、後進レンジ53よりも右方かつ前方に配置されている。また、レバーガイド30は、前進レンジ52の後端と後進レンジ53の前端とを連結し、主変速レバー29を左右方向に案内するニュートラルレンジ(連結部)55を有している。前進方向は、本実施形態における前進方向及び後進方向の一方である第1方向を構成し、後進方向は、本実施形態における前進方向及び後進方向の他方である第2方向を構成する。
ニュートラルレンジ55には、前進レンジ52と同一直線上に配置された第1当接部56と、後進レンジ53と同一直線上に配置された第2当接部57と、が形成されている。主変速レバー29は、前進レンジ52から後方に回動した場合に第1当接部56に当接し、後進レンジ53から前方に回動した場合に第2当接部57に当接する。
ところで、一般的に各部品の公差により、乗用型田植機1は、主変速レバー29と連結機構31との連結、連結機構31とトラニオン軸27との連結及び連結機構31自体においてガタを有しており、HST26の内部にもガタを有している。このために、乗用型田植機1は、主変速レバー29の操作において、主変速レバー29が所定の角度以上回動するまでHST26の出力回転が変動しない遊びを有している。
乗用型田植機1では、主変速レバー29の操作において遊びが設けられているので、図6に示すように、レバーガイド30が設けられた平面における主変速レバー29の位置とHST26の出力回転との関係において、ヒステリシス特性を有している。図6は、主変速レバー29の位置とHST26の出力回転との関係におけるヒステリシス特性を説明するための図であり、例えば、第1当接部の位置が、主変速レバー29が前進側停止位置P1で当接する位置に設定され、第2当接部の位置が、主変速レバー29が後進側停止位置P2で当接する位置に設定された場合における主変速レバー29の位置とHST26の出力回転との関係を示す図である。このために、乗用型田植機1では、前後方向において、HST26の出力回転が前進方向の回転から停止した状態となる主変速レバー29の位置である前進側停止位置P1と、HST26の出力回転が後進方向の回転から停止した状態となる主変速レバー29の位置である後進側停止位置P2と、が異なる位置となっている。
また、ガタの大きさが1台1台異なるので、前進側停止位置P1、後進側停止位置P2及び前進側停止位置P1と後進側停止位置P2との距離も1台1台異なる。このために、主変速レバー29を前進側停止位置P1及び後進側停止位置P2に案内可能なレバーガイドを設けようとした場合には、レバーガイドが1台1台専用の形状となる。加えて、乗用型田植機の組立時に、レバーガイドの取付位置の調整に手間がかかり、コストが上昇する虞がある。具体的には、第1当接部の位置が、主変速レバー29が前進側停止位置P1で当接する位置に設定され、第2当接部の位置が、主変速レバー29が後進側停止位置P2で当接する位置に設定された場合には、第1当接部の位置、第2当接部の位置及び第1当接部と第2当接部との距離が1台1台異なる。このために、レバーガイドが1台1台専用の形状となると共に、乗用型田植機の組立時に、第1当接部の位置及び第2当接部の位置の調整が必要となる。
そこで、本実施形態のニュートラルレンジ55において、第1当接部56は、HST26の出力回転が前進方向の回転から停止した状態となる前進側停止位置P1で主変速レバー29が当接する位置に配置されている。第2当接部57は、HST26の出力回転が後進方向の回転から停止した状態となる後進側停止位置P2よりも、HST26の出力回転が前進方向の回転となる側の位置P3で主変速レバー29が当接する位置に配置されている。つまり、第1当接部56と第2当接部57との前後方向における距離Nは、主変速レバー29が位置P1と位置P3との間を回動可能な距離に設定されている。そして、前進側停止位置P1と位置P3との前後方向における距離は、主変速レバー29の操作における遊びにより、主変速レバー29が回動してもHST26の出力回転が変動しない距離である前進側停止位置P1と後進側停止位置P2との前後方向における距離よりも長く設定されている。
また、ニュートラルレンジ55では、第1当接部56の左方、かつ後進レンジ53よりも右方において、左方に向かうに従って前方に突出する第1傾斜部(案内部)59が形成されている。さらに、第2当接部57の右方、かつ前進レンジ52よりも左方において、右方に向かうに従って後方に突出する第2傾斜部(案内部)60が形成されている。ニュートラルレンジ55では、第1傾斜部59及び第2傾斜部60により、主変速レバー29が第2当接部57に当接した位置Q2から第1当接部56に当接した位置Q1に、すなわち前進側停止位置P1に案内されるように構成されている。なお、本実施形態において、前進側停止位置P1、後進側停止位置P2及び位置P3は、前後方向における位置のみを示すものであり、位置Q1及び位置Q2は、前後方向及び左右方向における位置を示すものである。すなわち、前進側停止位置P1、後進側停止位置P2及び位置P3は、1次元上の位置を示すものであり、位置Q1及び位置Q2は、2次元上の位置を示すものである。
本実施の形態は、以上のような構成からなるので、作業者は、停止した乗用型田植機1を前進させる場合に、主変速レバー29を第1当接部56に当接した位置Q1から前進レンジ52に向けて、前方に回動させる。主変速レバー29は、作業者の操作により前方に回動することによって、まず、前後方向において前進側停止位置P1から後進側停止位置P2に回動する。
主変速レバー29が前進側停止位置P1から後進側停止位置P2まで回動する間に、連結機構31の各部品及びトラニオン軸27は、僅かに前進操作方向に回動する。しかしながら、連結機構31の各部品及びトラニオン軸27は、主変速レバー29が前進側停止位置P1から後進側停止位置P2に回動する間、主変速レバー29と連結機構31との連結、連結機構31とトラニオン軸27との連結、連結機構31自体及びHST26自体のガタ分しか回動しない。これにより、図5(a)に示す点S21及び点S22間のように、HST26の出力回転は、主変速レバー29が前進側停止位置P1から後進側停止位置P2に回動する間、停止した状態に保持される。
作業者が主変速レバー29を後進側停止位置P2からさらに前方に回動させることにより、連結機構31の各部品及びトラニオン軸27は、ガタ分以上に、前進操作方向で回動する。これにより、ピン51が中立溝49Aから抜けて前進溝49Bに嵌まり込む。また、図5(a)に示す点S22及び点S13間のように、HST26の出力回転が前進方向の回転となり、乗用型田植機1が前進を開始する。そして、主変速レバー29が前進レンジ52まで回動した後に、作業者が主変速レバー29をさらに前方に回動させることにより、HST26の出力回転が前進方向の速度域にて上昇し、乗用型田植機1の前進速度が上昇する。このように、主変速レバー29の操作方向が切り換わった直後において、主変速レバー29がガタ分以上に回動するまで、HST26の出力回転は変動しない。
また、図5(a)において点S13が示す状態、すなわち乗用型田植機1が前進している状態から乗用型田植機1を停止させる場合に、作業者は、主変速レバー29を前進レンジ52から位置Q1に向けて後方に回動させる。主変速レバー29が前進レンジ52から後方に回動することにより、連結機構31の各部品及びトラニオン軸27が後進操作方向に回動する。しかしながら、主変速レバー29が後方に回動開始した直後において、主変速レバー29は、まず、主変速レバー29と連結機構31との連結、連結機構31とトラニオン軸27との連結、連結機構31自体及びHST26自体のガタ分回動する。これにより、図5(a)に示す点S13及び点S14間のように、HST26の出力回転は、変動しない。
作業者が主変速レバー29をさらに後方に回動することにより、連結機構31の各部品及びトラニオン軸27は、ガタ分以上に、後進操作方向に回動する。これにより、図5(a)に示す点S14及び点S21間のように、HST26の出力回転が前進方向の速度域にて低下し、乗用型田植機1の前進速度が低下する。作業者が主変速レバー29を前進側停止位置P1である位置Q1まで回動することにより、ピン51が前進溝49Bから抜けて中立溝49Aに嵌まり込む。そして、HST26の出力回転は、前進方向の回転から停止した状態となる。また、主変速レバー29が第1当接部56に当接することにより、主変速レバー29が位置Q1で停止し、HST26の出力回転が停止した状態で保持される。
また、作業者は、停止した乗用型田植機1を前進させる場合に、主変速レバー29を位置Q1から前進レンジ52に回動させる。作業者は、まず、バネ42による付勢力に抗して、主変速レバー29を位置Q1から左方に回動させる。主変速レバー29は、傾斜部59及び傾斜部60により、位置Q1から第2当接部57に当接する位置Q2に、すなわち前進側停止位置P1から後進側停止位置P2を経由して位置P3に案内される。HST26の出力回転は、図5(b)に示す点S21及び点S22間のように、主変速レバー29が前進側停止位置P1から後進側停止位置P2まで回動する間、停止した状態に保持される。主変速レバー29が後進側停止位置P2から位置P3に回動することにより、ピン51が中立溝49Aから抜けて前進溝49Bに嵌まり込む。HST26の出力回転は、図5(b)に示す点S22及び点S23間のように、前進方向の回転となる。そして、主変速レバー29は、第2当接部57に当接して、位置P3である位置Q2で停止する。
主変速レバー29を第2当接部57に当接させた後に、作業者は、主変速レバー29を後方に回動する。これにより、連結機構31の各部品及びトラニオン軸27が後進操作方向に回動する。しかしながら、主変速レバー29が後方に回動開始した直後において、図5(b)に示す点S23及び点S24間のように、HST26の出力回転は、変動しない。
作業者が主変速レバー29を前進側停止位置P1まで回動することにより、連結機構31の各部品及びトラニオン軸27は、ガタ分以上に、前進操作方向で回動する。これにより、ピン51が前進溝49Bから抜けて中立溝49Aに嵌まり込む。また、図5(b)に示す点S24及び点S21間のように、HST26の出力回転は、前進方向の回転から停止した状態となる。作業者が主変速レバー29を前進側停止位置P1からさらに後方に回動することにより、ピン51が中立溝49Aから抜けて後進溝49Cに嵌まり込む。また、図5(b)に示す点S21及び点S25間のように、HST26の出力回転が後進方向の回転となり、乗用型田植機1が後進を開始する。そして、主変速レバー29が後進レンジ53まで回動した後に、作業者が主変速レバー29をさらに後方に回動させることにより、HST26の出力回転が後進方向の速度域にて上昇し、乗用型田植機1の後進速度が上昇する。
また、図5(b)において点S25が示す状態、すなわち乗用型田植機1が後進している状態から乗用型田植機1を停止させる場合に、作業者は、主変速レバー29を後進レンジ53から位置Q1に向けて後方に回動させる。主変速レバー29が後進レンジ53から前方に回動することにより、連結機構31の各部品及びトラニオン軸27が前進操作方向に回動する。しかしながら、主変速レバー29が前方に回動開始した直後において、主変速レバー29は、まず、主変速レバー29と連結機構31との連結、連結機構31とトラニオン軸27との連結、連結機構31自体及びHST26自体のガタ分回動する。これにより、図5(b)に示す点S25及び点S26間のように、HST26の出力回転は、変動しない。
作業者が主変速レバー29をさらに前方に回動することにより、連結機構31の各部品及びトラニオン軸27は、ガタ分以上に、後進操作方向に回動する。これにより、図5(b)に示す点S26及び点S22間のように、HST26の出力回転が後進方向の速度域にて低下し、乗用型田植機1が後進する速度が低下する。作業者が主変速レバー29を位置P3である位置Q2まで回動することにより、ピン51が後進溝49Cから抜けて中立溝49Aに嵌まり込み、さらに中立溝49Aから抜けて前進溝49Bに嵌まり込む。図5(b)に示す点S22及び点S23間のように、HST26の出力回転は、後進方向の回転から停止した後に前進方向の回転となる。そして、主変速レバー29は、第2当接部57に当接することにより、主変速レバー29が位置Q2で停止する。
主変速レバー29を第2当接部57に当接させた後に、作業者が主変速レバー29を操作する力を弱めると、主変速レバー29がバネ42の付勢力により右方に回動する。主変速レバー29は、右方に回動する際に、傾斜部59及び傾斜部60により位置Q2から位置Q1に、すなわち位置P3から前進側停止位置P1に案内される。主変速レバー29は、位置P3から前進側停止位置P1に回動することにより、前後方向において、位置P3から後進側停止位置P2を経由して前進側停止位置P1まで回動する。これにより、ピン51が前進溝49Bから抜けて中立溝49Aに嵌まり込み、図5(b)に示す点S23、点S24及び点S21間のように、HST26の出力回転が前進方向の回転から停止した状態となる。そして、主変速レバー29が第1当接部56に当接することにより、主変速レバー29が位置Q1で停止する。
このように、本実施の形態では、作業者は、乗用型田植機1が後進している状態から乗用型田植機1を停止させる場合に、主変速レバー29を第2当接部57に当接させてから第1当接部56に当接させることにより、HST26の出力回転を前進方向の回転にさせてから停止させることができる。例えば、乗用型田植機1が主変速レバー29と連結機構31との連結、連結機構31とトラニオン軸27との連結、連結機構31自体及びHST26自体においてガタを有する場合には、HST26の出力回転が停止した状態となる無段変速レバーの位置は、主変速レバー29の操作方向に応じて変動する虞がある。しかしながら、乗用型田植機1が走行している方向が前進方向及び後進方向のどちらであったとしても、乗用型田植機1を停止させる場合に、主変速レバー29を、HST26の出力回転が前進方向の回転である位置から第1当接部56に当接させる。つまり、HST26の出力回転が停止した状態となる主変速レバー29の位置は、乗用型田植機1が有するガタによらず、第1当接部56に当接した位置Q1で一定となる。これにより、乗用型田植機1の組立時に第1当接部56の位置が調整されるだけで、作業者は、HST26の出力回転を、主変速レバー29の操作によって容易に停止させることができる。
本実施の形態では、乗用型田植機1が走行している方向が前進方向及び後進方向のどちらであったとしても、主変速レバー29が第1当接部56に当接することにより、HST26の出力回転が停止した状態となる。これにより、エンジンEとHST26との間の動力伝達を断接するクラッチを設ける必要がなくなり、コストの削減を図ることができる。
本実の施形態では、主変速レバー29、連結機構31及びトラニオン軸27等をHST26の出力回転が停止した状態となる位置に案内するために、専用の部品を設ける必要がないので、コストの増加を防ぐことができる。
本実施の形態では、乗用型田植機1が後進している状態から乗用型田植機1を停止させる場合に、主変速レバー29を位置P3まで前進させてから前進側停止位置P1まで後進させるように構成されている。例えば、主変速レバー29が後進レンジ53から後進側停止位置P2よりも前進せずに、第1当接部56に当接して前進側停止位置P1に停止した場合に、ガタにより、ピン51が中立溝49Aに嵌まり込む位置まで回動プレート45が回動せず、ピン51が後進溝49Cに残る虞がある。このために、HST26の出力回転が停止した状態にならず、乗用型田植機1の後進が停止しない虞がある。
しかしながら、位置P3は、HST26の出力回転が前進方向の回転となる主変速レバー29の位置であり、前進側停止位置P1は、HST26の出力回転が前進方向の回転から停止した状態となる主変速レバー29の位置である。すなわち、位置P3は、ピン51が前進溝49Bに嵌まり込む位置であり、前進側停止位置P1は、ピン51が前進溝49Bから抜けて中立溝49Aに嵌まり込む位置である。乗用型田植機1では、主変速レバー29が後進レンジ53から位置P3まで前進して、前進側停止位置P1まで後進することにより、ピン51が後進溝49Cに残ることを防ぎ、乗用型田植機1の後進を停止させることができる。
乗用型田植機1には、主変速レバー29を第2当接部57に当接した位置から第1当接部56に当接する位置に案内する傾斜部59及び傾斜部60が設けられているので、乗用型田植機1の停止における主変速レバー29の操作性を向上させることができる。
乗用型田植機1は、バネ42により、第2当接部57に当接する主変速レバー29を第1当接部56に当接する位置に移動させることができ、乗用型田植機1を後進方向に走行させている状態から停止させる際の主変速レバー29の操作性を向上させることができる。
作業者は、乗用型田植機1を後進させている状態から停止させる場合に、主変速レバー29を第2当接部57に当接させた後に第1当接部56に当接させるが、乗用型田植機1を前進させている状態から停止させる場合に、主変速レバー29を第2当接部57に当接させることなく第1当接部56に当接させることができる。これにより、乗用型田植機1は、後進から停止への操作に比べて操作頻度が高い前進から停止への操作において、主変速レバー29の操作量を少なくして、主変速レバー29の操作性を向上させることができる。
なお、本実施形態の乗用型田植機1では、前進レンジ52及び後進レンジ53が前後方向に延びる略直線形状に形成されるように構成されていうるが、これに限らず、前進レンジ52及び後進レンジ53が前後方向から左右方向に傾斜した方向に延びる略直線形状に形成されるように構成されていてもよい。
また、本実施形態の乗用型田植機1では、前進レンジ52が後進レンジ53よりも右方に配置されるように構成されているが、これに限らず、後進レンジ53が前進レンジ52よりも右方に配置されるように構成されていてもよい。また、前進レンジ52は、前方から視て後進レンジ53と一部重なるように配置されていてもよい。
また、本実施形態の乗用型田植機1では、ニュートラルレンジ55に傾斜部59及び傾斜部60が形成されるように構成されているが、これに限らず、傾斜部59及び傾斜部60のどちらか一方のみが形成されるように構成されていてもよい。
また、本実施形態の乗用型田植機1では、第1当接部56が、主変速レバー29が前進側停止位置P1で当接する位置に配置され、第2当接部57が、主変速レバー29が後進側停止位置P2よりも前方の位置で当接する位置に配置されるように構成されているが、これに限らない。乗用型田植機1では、第1当接部56が、主変速レバー29が前進側停止位置P1よりも後方の位置で当接する位置に配置され、第2当接部57が、主変速レバー29が後進側停止位置P2で当接する位置に配置されように構成されていてもよい。このように構成されている場合には、主変速レバー29が右方ではなく左方に向かって付勢されていることが好ましい。
なお、本実施の形態では、乗用型田植機に適用したが、これに限定せず、コンバイン、トラクタ等の他の走行車輌にも適用可能である。
1 作業車輌(乗用型田植機)
2 走行装置(前輪)
3 走行装置(後輪)
5 走行機体
26 油圧式無段変速装置(HST)
29 無段変速レバー(主変速レバー)
30 無段変速レバーガイド(レバーガイド)
52 第1ガイド部(前進レンジ)
53 第2ガイド部(後進レンジ)
55 連結部(ニュートラルレンジ)
56 第1当接部
57 第2当接部
59 案内部(第1傾斜部)
60 案内部(第2傾斜部)
P1 位置(前進側停止位置)
P2 位置(後進側停止位置)
Q1 位置
Q2 位置
T 変速装置

Claims (1)

  1. 変速装置によって変速された回転を動力源として駆動する走行装置と、前記走行装置に支持され、前記変速装置を搭載する走行機体と、を備え、前記変速装置は、エンジンから出力される回転を無段変速する油圧式無段変速装置と、前記油圧式無段変速装置に連結して、前記油圧式無段変速装置を操作する無段変速レバーと、を有する作業車輌において、
    前記無段変速レバーを案内する無段変速レバーガイドと、
    前記無段変速レバーを付勢する付勢部と、を備え、
    前記無段変速レバーガイドは、
    前記油圧式無段変速装置の出力回転数が前進方向の速度域にて、前記無段変速レバーを案内する第1ガイド部と、
    前記油圧式無段変速装置の出力回転数が後進方向の速度域にて、前記無段変速レバーを案内する第2ガイド部と、
    前記第1ガイド部の端部と、前記第1ガイド部の端部よりも側方に配置される前記第2ガイド部の端部と、を連結する連結部と、を有し、
    前記連結部は、
    前記第1ガイド部と共に直線上に配置され、前記油圧式無段変速装置の出力回転が前記前進方向の回転から停止した状態となる位置で前記無段変速レバーが当接する第1当接部と、
    前記第2ガイド部と共に直線上に配置され、前記油圧式無段変速装置の出力回転が前記後進方向の回転から停止した状態となる位置よりも、前記油圧式無段変速装置の出力回転が前記前進方向の回転となる側で前記無段変速レバーが当接する第2当接部と、
    前記付勢部によって前記第2ガイド部側から前記第1ガイド部側に向かって付勢される前記無段変速レバーを、前記第2当接部に当接した位置から前記第1当接部に当接する位置に向かって案内する傾斜した案内部と、を有する、
    ことを特徴とする作業車輌。
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