JP4681362B2 - 草刈機 - Google Patents
草刈機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4681362B2 JP4681362B2 JP2005179070A JP2005179070A JP4681362B2 JP 4681362 B2 JP4681362 B2 JP 4681362B2 JP 2005179070 A JP2005179070 A JP 2005179070A JP 2005179070 A JP2005179070 A JP 2005179070A JP 4681362 B2 JP4681362 B2 JP 4681362B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- lever
- vehicle speed
- speed setting
- shaft portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Description
このような草刈機のうち、機械式トランスミッションを用いるものは、走行速度の調整をする際、一旦停止してトランスミッションの速度段を切り替える必要があるため操作が煩雑であり、その時々で草刈りに適した走行速度の選択ができない。
このため、例えば特許文献1のように、油圧式のHST(Hydrostatic transmission)が採用され、このHSTの変速レバー操作によって走行速度を調整可能なものが提供されている。このHST方式のものでは、走行時と刈り取り作業時とでの走行速度を高速、低速の2段階に切り替える副変速レバーを備えるものが多い。
また、副変速レバーは、高速、低速の2段階しか調整できず、実質的には、HSTに接続された単一のペダルやレバーのみで速度調整を行うことになるため、ハンドル操作をしながら作業負荷などに合わせて巧みにペダルやレバーを操作して速度を調整するのは煩雑、かつ困難であった。すなわち、操作性の向上が望まれていた。
車速設定レバーが所定の回動量とされた際には、走行ペダルの操作に伴うロッドの揺動端の移動軌跡が変わり、このロッドによって第1アームの変位を第2アームに伝達しないで、第2アームを回動させないことが可能となる。すなわち、ロッドの移動軌跡の設定により、走行ペダルを操作しても第2アームが回動せず、変速機が動作しない構成にできるから、不用意な発進を防止することができる。
せることができる。
〔草刈機の外観構造〕
図1は、草刈機1の外観図である。
草刈機1は、エンジンや刈刃が搭載された車体10と、この車体10の略全体を覆うボディカバー20とを備え、一対の前輪110および一対の後輪120で走行可能に構成された乗用タイプである。つまり、ボディカバー20の略中央に一体に組み付けられた座席シート21に腰掛け、走行ペダル18を踏み込むことで走行可能であるとともに、ハンドル17の操作によって方向転換可能である。
まず、車体10の内部構造について簡単に説明する。
図2に、ボディカバー20を取り外した状態で車体10を示した。
車体10は、車体フレーム13と、車体フレーム13の後方(図2中の右側)に設けられるエンジン15と、刈刃デッキ19に覆われた状態でエンジン15により駆動される回転式の刈刃と、エンジン15の下方に配置される変速機50(図3)とを備えて構成されている。
次に、本実施形態において最も特徴的な変速機50の変速操作に係る構造について説明する。
図3に、変速機50の変速操作に係る構造として、走行ペダル18と、車速設定レバー61と、車速設定レバー61の基端に設けられる変速機構60と、この変速機構60と変速機50との間を中継する中間リンク機構65とを示した。
このブレーキアームには、図示しない付勢手段としてのコイルバネが設けられている。このコイルバネの付勢力は、ブレーキアーム側にケーブル562内のワイヤが引っ張られる方向に作用するため、走行ペダル18を踏み込まない状態では、ブレーキが作動した状態となる。
ゲート66は、変速機50の出力を走行条件に応じて切り替えるために用いられる。このゲート66において、図4中、左側のポジションは中立位置(ニュートラル)660であり、車速設定レバー61は、ゲート66の裏側に設けられた図示しない付勢手段により、この中立位置660側に付勢されている。
そして、ゲート66の外周部には、中立位置660から右回りの順で、草刈り作業時の草刈モード661、草刈り作業なしで走行する際の走行モード662、および後方に移動する際の後進モード663が、車速設定レバー61の揺動角度を規制する各モードとして設けられている。これらの中立位置660、草刈モード661、走行モード662、後退モード663は、ゲート66内の車速設定レバー61の揺動操作により、相互に切替可能となっている。
変速機構60は、図5に示すように、車速設定レバー61の回動軸部としてのレバー軸611(Z軸)と、走行ペダル18に接続されたアーム63の回動軸部としてのアーム軸631(Y軸)とが直交したものであり、車速設定レバー61、第1アームとしてのアーム63、およびアーム63と中間リンク機構65との間を連結するロッド64とを備えて構成されている。
また、ブラケット62をY軸方向に沿って貫通するようにアーム軸631が設けられ、このアーム軸631に取り付けられたアーム63はY軸周りに回動する。なお、車速設定レバー61の基端部は、アーム軸部631からブラケット62を通じてY方向に延びる軸部613が挿通された筒部材614に取り付けられている。すなわち、軸部613の周りを筒部材614が動くことで、前述したゲート66内での車速設定レバー61の揺動操作が可能となっている。
そして、アーム軸部631には、ロッド64の回動軸としてのロッド軸部643が一体に形成されている。ロッド軸部643は、図5のようにアーム63が回動されない状態で車速設定レバー61の軸線B(図5中、1点鎖線で図示)に沿って突出する。
これらのブラケット62、レバー軸部611、アーム軸部631、およびロッド軸部643はユニット化され、一体とされている。
さらに、ロッド軸部643には、ロッド64の基端部641が揺動自在に取り付けられている。一方、ロッド64の先端部642は、中間リンク機構65の軸部材652にプレート651を介して揺動自在に取り付けられている。これらの基端部641および先端部642は、揺動自在なリンクボールとして構成されている。
ここで、ロッド軸部643は、アーム63を回動しない状態でレバー軸611の軸線Z(図5)に沿って設けられていることから、車速設定レバー61を回動させてもロッド64は動かず、依然として、草刈機1は走行停止したままである。
ただし、この車速設定レバー61の回動操作によって、ロッド64の基端部641の走行ペダル18操作時の移動軌跡が変化し、かつ、ロッド64の先端部642の揺動中心の位置がアーム軸部631の軸線A上から外れることになる。
これにより、走行ペダル18を最大限踏み込んだ状態での最高速度を車速設定レバー61で調整することができるため、あとは走行ペダル18を常時最大に踏み込んで走行すればよい。ここで、必要に応じて走行ペダル18による速度調整を行うことも可能であるが、車速設定レバー61によって走行速度が適切に設定されているため、走行ペダル18の踏み込み量を作業者が細かに調整しながら走行する煩わしさを解消でき、運転操作を極めて簡単にできる。なお、車速設定レバー61の回動角度は、刈り取りの作業負荷などに応じて決めればよい。
(1)前述の変速機構60についての説明をまとめると、車速設定レバー61の回動角度に応じて、アーム63の回動角度に対するトラニオンレバー54の回動角度が可変とされているため、アーム63を最大に回動させた際のトラニオンレバー54の最大回動角度を任意に設定できる。言い換えると、車速設定レバー61の回動角度に応じて、アーム63とトラニオンレバー54との間のレバー比が任意に設定されることとなり、トラニオンレバー54は、走行ペダル18に追従して回動するアーム63の回動角度に応じて、そのレバー比で回動する。
このため、走行ペダル18による操作のみならず、車速設定レバー61によっても走行速度の調整が可能となるため、作業者は適宜、前述のように走行ペダル18と車速設定レバー61とを使い分けることが可能となり、基本的に、走行ペダル18を最大に踏み込んだ状態のままで、刈り取り作業、あるいは移動をすることができる。したがって、走行速度の調整に関する操作性を大幅に向上させることができる。
そして、走行ペダル18から足を離すことにより、ブレーキが作動して減速し、走行停止に至るため、停止時の作動が急作動とならず、停止時のショックを軽減できる。
上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (4)
- 車体に設けられたエンジンにより刈刃を駆動しながら走行可能な乗用式の草刈機であって、
前記エンジンの駆動力を車軸に伝達し、かつ当該車軸への出力が可変とされた変速機と、
作業者によって操作される走行ペダルと、
前記走行ペダルの操作量に応じて回動するアーム軸部を有した第1アームと、
この第1アームの前記アーム軸部に沿った軸線を回動中心とした回動に応じて回動するとともに、前記変速機に設けられて当該変速機の出力を調整する第2アームと、
前記第1アームのアーム軸部と直交するレバー軸部を有した車速設定レバーと、
基端部が前記アーム軸部から突設したロッド軸部に揺動自在に連結され、かつ先端部が前記第2アーム側に揺動自在に連結されたロッドとを備え、
前記第1アームのアーム軸部は、前記車速設定レバーの前記レバー軸部に沿った軸線を回動中心とした回動操作に連動して前記レバー軸部周りを移動自在に設けられ、
前記車速設定レバーの回動量に応じて、前記ロッドの前記アーム軸部側の揺動端の前記走行ペダル操作時の移動軌跡が変化することにより、前記第1アームおよび前記第2アーム間のレバー比が変更される
ことを特徴とする草刈機。 - 請求項1に記載の草刈機において、
前記車速設定レバーが中立位置にある状態では、前記第1アームの回動軸の軸線上に、前記ロッドの前記第2アーム側の端部の揺動中心が位置している
ことを特徴とする草刈機。 - 請求項1または請求項2に記載の草刈機において、
前記走行ペダルが操作されない状態では、前記車速設定レバーの回動軸の軸線上に、前記ロッドの前記第1アーム側の揺動端が位置している
ことを特徴とする草刈機。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の草刈機において、
前記車速設定レバー、当該車速設定レバーの回動軸部、前記第1アーム、および当該第1アームの回動軸部は、ユニット化されている
ことを特徴とする草刈機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005179070A JP4681362B2 (ja) | 2005-06-20 | 2005-06-20 | 草刈機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005179070A JP4681362B2 (ja) | 2005-06-20 | 2005-06-20 | 草刈機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2006349129A JP2006349129A (ja) | 2006-12-28 |
| JP4681362B2 true JP4681362B2 (ja) | 2011-05-11 |
Family
ID=37645195
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2005179070A Expired - Lifetime JP4681362B2 (ja) | 2005-06-20 | 2005-06-20 | 草刈機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4681362B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013017435A (ja) * | 2011-07-12 | 2013-01-31 | Yanmar Co Ltd | 移動式電動作業機 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5682816B2 (ja) * | 2011-02-16 | 2015-03-11 | 株式会社アテックス | 乗用草刈機 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5811649B2 (ja) * | 1978-01-26 | 1983-03-04 | 川崎重工業株式会社 | レバ−比可変のレバ−装置 |
| JPH02209671A (ja) * | 1989-02-07 | 1990-08-21 | Kubota Ltd | 走行用無段変速装置の操作構造 |
| JPH04341651A (ja) * | 1991-03-08 | 1992-11-27 | Honda Motor Co Ltd | 作業車用無段変速機の操作装置 |
| JP3174515B2 (ja) * | 1996-12-03 | 2001-06-11 | 株式会社クボタ | 作業車の変速操作装置 |
| JP4263284B2 (ja) * | 1998-12-08 | 2009-05-13 | 日立建機株式会社 | 作業車両のエンジン回転と車速の制御装置 |
-
2005
- 2005-06-20 JP JP2005179070A patent/JP4681362B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013017435A (ja) * | 2011-07-12 | 2013-01-31 | Yanmar Co Ltd | 移動式電動作業機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2006349129A (ja) | 2006-12-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5700824B2 (ja) | 乗用型作業機 | |
| KR101542440B1 (ko) | 주행식 농작업기 | |
| JP2010216563A (ja) | 作業車の最高速度制御機構 | |
| JP2004257447A (ja) | 作業車の走行変速制御装置 | |
| JP2021170856A (ja) | 車両 | |
| JP4681362B2 (ja) | 草刈機 | |
| JP2007313953A (ja) | 作業車両 | |
| JP2010213626A (ja) | 田植機の変速操作機構 | |
| JP7057614B2 (ja) | 乗用草刈り機 | |
| JP5567284B2 (ja) | 田植機 | |
| JP4779196B2 (ja) | 作業車両 | |
| JP2002145026A (ja) | 作業車両のペダル支持構造 | |
| JP4467496B2 (ja) | コンバイン | |
| JP4945137B2 (ja) | 歩行型作業機 | |
| JP4935464B2 (ja) | トラクタ | |
| JP2005088700A (ja) | 作業車の走行操作装置 | |
| JP2506198B2 (ja) | 自走式作業機の操作レバ―装置 | |
| JP4219430B2 (ja) | 移動農機の車速制御装置 | |
| JP4826285B2 (ja) | 作業車両における変速操作装置 | |
| JP4777782B2 (ja) | 芝刈機 | |
| JP4667615B2 (ja) | 車速変更装置 | |
| JP4691832B2 (ja) | コンバイン | |
| JP2025053969A (ja) | 作業車 | |
| JP6375813B2 (ja) | トラクター | |
| JP3836233B2 (ja) | 移動農機の車速制御装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20070820 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071107 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080125 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100916 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100921 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101122 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110201 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110204 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4681362 Country of ref document: JP |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210 Year of fee payment: 3 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |