JP7002325B2 - 引戸 - Google Patents
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δ=r×h
(ここで、δ:前記最大離間量、r:前記枠体が地震によって脱落又は崩壊するのを防ぐために規定される層間変形角、h:前記戸先側枠材の長手方向の長さ)
また、距離変位手段による相互間の距離の変位量を、戸先側枠材に対する開閉体の飲み込み量よりも小さくしたので、上記枠体の層間変形が生じた場合、又は上記施錠された状態で開閉体が人によって開放操作された場合に、係合部又は被係合部が外部に露出することを回避でき、防犯性を向上させることが可能となる。
また、戸先側枠材に対する開閉体の飲み込み量を、枠体の層間変形時における戸先側枠材と開閉体との最大離間量よりも大きくしたので、上記最大離間量に達した場合に開閉体が戸先側枠材に飲み込まれた状態を維持でき、防犯性を一層向上させることが可能となる。
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、建物の開口部に設けられた枠体と、枠体内を移動して開口部の開閉を行う開閉体と、開閉体を施錠するための施錠装置とを備えた引戸に関するものである。
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
最初に、実施の形態に係る引戸の構成について説明する。以下の説明では、図1のX方向を引戸の左右方向(-X方向を引戸の左方向、+X方向を引戸の右方向)、図2のY方向を引戸の前後方向(+Y方向を引戸の前方向(部屋の室内側の方向)、-Y方向を引戸の後方向(部屋の室外側の方向))、図1のZ方向を引戸の上下方向(+Z方向を引戸の上方向、-Z方向を引戸の下方向)と称する。図1に示すように、この引戸1は、概略的に、枠体10、開閉体20、及び施錠装置50を備えており、枠体10の内部において開閉体20を左右方向(水平方向)にスライド移動させることで、開閉体20によって部屋(建物)の壁の開口部3を開閉することができる。ただし、引戸1に関する特記しない構成については、従来と同様であるものとして説明を省略する。なお、引戸1を構成する各種部材同士の取付方法(又は接続方法)については任意であるが、例えば、取付側の部材又は取付相手側の部材に形成された取付孔(例えば、リベット孔、ネジ孔、ビス孔等)を介して、取付側の部材を取付相手側の部材に対して固定具(例えば、リベット、取付ネジ、ビス等)、溶接、接着剤、両面テープ等によって取り付ける(又は接続する)方法が採用されている。
まず、枠体10の構成について説明する。この枠体10は、開口部3の周縁に設けられるものであり、図1に示すように、戸先縦枠11、戸尻縦枠12、上横枠13、室内側方立14、室外側方立15、室内側戸袋ボード16、及び室外側戸袋ボード17を備えている。
戸先縦枠11は、枠体10を構成する枠材のうち、戸先側に設けられる戸先側枠材である。この戸先縦枠11は、例えば公知の引戸用の枠材(一例として、鋼製の長尺な枠材)を用いて構成されており、図1に示すように、戸先縦枠11の長手方向が上下方向に沿って配置され、建物の躯体2(例えば壁又は柱等)に対して固定具等によって固定されている。
図1に戻り、戸尻縦枠12は、枠体10を構成する枠材のうち、戸尻側に設けられる枠材である。この戸尻縦枠12は、例えば公知の引戸用の枠材(一例として、鋼製の長尺な枠材)を用いて構成されており、図1に示すように、戸尻縦枠12の長手方向が上下方向に沿って配置され、建物の躯体2(例えば壁又は柱等)に対して固定具等によって固定されている。
上横枠13は、枠体10を構成する枠材のうち、上側に設けられる枠材である。この上横枠13は、例えば公知の引戸用の枠材(一例として、鋼製の長尺な枠材)を用いて構成されており、図1に示すように、戸先縦枠11と戸尻縦枠12との相互間において上横枠13の長手方向が左右方向に沿って配置され、建物の躯体2(例えば壁又は天井)に対して固定具等によって固定されている。
室内側方立14は、枠体10を構成する枠材のうち、戸先縦枠11と戸尻縦枠12との間に設けられる枠材である。この室内側方立14は、例えば公知の引戸用の枠材(一例として、鋼製の長尺な枠材)を用いて構成され、図1(a)に示すように、全閉状態における開閉体20の戸尻側端部よりも部屋の室内側に位置するように配置され、且つ上横枠13から床面Fとの相互間において当該室内側方立14の長手方向が上下方向に沿うように配置されており、上横枠13及び床面Fの各々に対して固定具等によって固定されている。また、室外側方立15は、枠体10を構成する枠材のうち、戸先縦枠11と戸尻縦枠12との間に設けられる枠材である。この室外側方立15は、例えば公知の引戸用の枠材(一例として、鋼製の長尺な枠材)を用いて構成され、図1(b)に示すように、全閉状態における開閉体20の戸尻側端部よりも部屋の室外側に位置するように配置し、且つ上横枠13から床面Fとの相互間において当該室外側方立15の長手方向が上下方向に沿うように配置されており、上横枠13及び床面Fの各々に対して固定具等によって固定されている。
室内側戸袋ボード16は、後述する戸袋19を構成するボードのうち、部屋の室内側に設けられるボードである。この室内側戸袋ボード16は、例えば公知の戸袋用のボード(一例として、矩形状の石膏ボード等)を用いて構成され、図1(a)に示すように、戸尻縦枠12、上横枠13、及び室内側方立14によって囲繞される領域に配置され、戸尻縦枠12、上横枠13、及び室内側方立14に対して図示しない下地材を介して固定具等によって固定されている。また、室外側戸袋ボード17は、後述する戸袋19を構成するボードのうち、部屋の室外側に設けられるボードである。この室外側戸袋ボード17は、例えば公知の戸袋用のボード(一例として、矩形状の石膏ボード等)を用いて構成され、図1(b)に示すように、戸尻縦枠12、上横枠13、及び室外側方立15によって囲繞される領域に配置され、戸尻縦枠12、上横枠13、及び室外側方立15に対して図示しない下地材を介して固定具等によって固定されている。
次に、開閉体20の構成について説明する。開閉体20は、開口部3を開閉するためのものであり、図1、図2に示すように、開閉体本体30、戸先カバー40、及び戸車(図示省略)を備えている。
開閉体本体30は、開閉体20の基本構造体であり、図1、図2に示すように、開閉体枠31、室内側表面材32、室外側表面材33、芯材34、及び把持部35を備えている。
戸先カバー40は、開閉体本体30の戸先側に設けられるカバー材であり、例えば公知の引戸用のカバー材(一例として、断面形状がコ字状である鋼製のカバー材)を用いて構成され、図2(b)に示すように、開閉体本体30の側面のうち戸先側の側面全体を略覆うように設けられ、開閉体本体30に対して固定具等によって固定されている。
戸車は、開閉体本体30を走行可能(スライド移動可能)とするための走行手段である。この戸車は、例えば公知の引戸用の戸車等を用いて構成され、上横枠13と開閉体20とによって囲繞された空間内に複数設けられており、開閉体本体30の上面に対して固定具等によって固定されている。
図1に戻り、次に、施錠装置50の構成について説明する。この施錠装置50は、開閉体20を施錠するための装置であり、例えば公知の引戸用の施錠装置(一例として、手動式の鎌錠)を用いて構成され、開口部3の戸先側に設けられている。また、図1、図2に示すように、この施錠装置50は、錠本体60及び錠受け部70を備えている。
錠本体60は、施錠装置50の施錠操作を行うためのものであり、図1、図2に示すように、収容部61、室内側操作軸62、室外側操作軸63、室内側カバー部64、室外側カバー部65、及び係合部66を備えている。
錠受け部70は、錠本体60にて行われた施錠操作に応じて施錠又は解錠するためのものであり、図2に示すように、第1収容部71a、第2収容部71b、被係合部72、及びフロント部73を備えている。
図1に戻り、次に、施錠装置50の取付構造について説明する。施錠装置50を戸先縦枠11及び開閉体20に対して取り付けるための取付構造の特徴については、実施の形態では、以下に示す通りとなる。
まず、取付構造の第1の特徴については、図1、図2に示すように、錠本体60が戸先縦枠11に設けられていると共に、錠受け部70が開閉体20に設けられている。
次に、取付構造の第2の特徴については、図2(a)に示すように、距離変位部80が開閉体20に設けられている。距離変位部80は、引戸1が施錠装置50によって施錠されている状態(以下、「施錠状態」と称する)において枠体10が層間変形した際に、開閉体20(具体的には、開閉体20における第1収容部71aの右側部に対応する部分)と被係合部72との相互間の距離D(以下、「相互間距離D」と称する)を変位させるための距離変位手段である。ここで、「層間変形」とは、枠体10に地震力等の外力が加わった場合に枠体10が変形することにより、枠体10の上側部分の変形量と枠体10の下側部分の変形量とにズレが生じる変形を意味する。この距離変位部80は、例えば公知の耐震ストライク機構等を用いて構成されており、具体的には、図2(a)に示すように、弾性部材81及び移動制限部82を備えている。
図1に戻り、次いで、取付構造の第3の特徴については、図1に示すように、被係合部72が戸先縦枠11の長手方向(上下方向)の中央部又はその近傍に対応する位置に配置されるように、錠受け部70は配置されている。この場合には、例えば、図1に示すように、係合部66が戸先縦枠11の長手方向(上下方向)の中央部又はその近傍に対応する位置に配置されるように、錠本体60は配置される。
続いて、取付構造の第4の特徴については、図4(b)、図6に示すように、距離変位部80による相互間距離Dの変位量DMが、戸先縦枠11(具体的には、縦枠側凹部18)に対する開閉体20の飲み込み量S(具体的には、全閉状態において開閉体20が戸先縦枠11に飲み込まれる量)よりも小さく設定されている。ここで、上記飲み込み量Sは、実施の形態では、図5に示すように、図3(a)に示す枠体10の層間変形時における戸先縦枠11と開閉体20との最大離間量δよりも大きく設定されている(なお、図3(b)に示す枠体10の層間変形時の上記最大離間量δについても同様とする)。また、上記最大離間量δは、下記式(1)に基づいて算出される。なお、下記式(1)に示す「層間変形角r」とは、枠体10が地震等によって脱落又は崩壊するのを防ぐために規定される角度であり、例えば、1/120rad以下等に設定される(ただし、これに限らず、1/120radを上回る角度に設定されてもよい)。
δ=r×h・・・式(1)
(ここで、δ:戸先縦枠11と開閉体20との最大離間量
r:層間変形角
h:戸先縦枠11の長手方向の長さ)
図3に戻り、次に、このように構成された引戸1の作用について説明する。
このように実施の形態によれば、施錠装置50は、戸先縦枠11に設けられた錠本体60と、開閉体20に設けられた錠受け部70であって、錠本体60を構成する係合部66に係合される被係合部72を有する錠受け部70と、を備えたので、錠受け部70の見込方向の長さが開閉体20の厚さよりも短く、且つ錠受け部70が開閉体20から見込方向に向けて突出するように配置されるものではないため、錠受け部70と開閉体20の把持部35とを重ねて配置することができる。よって、錠受け部70の取付位置が把持部35によって制約をほとんど受けないことから、従来技術(引戸部材に鎌錠を設け、戸先側の枠材に錠受け部を設ける技術)に比べて施錠装置50の取付の自由度を高めることができ、施錠装置50の取付性を向上することが可能となる。また、施錠状態において枠体10が層間変形した際に、相互間距離Dを変位させるための距離変位部80を備えたので、上記枠体10の層間変形が生じた際に、相互間距離Dを変位させることができる。よって、距離変位部80を設けない場合に比べて、係合部66と被係合部72との係合部分74に過大な力が加わることを回避でき、従来技術と同様に、施錠装置50の機能を維持することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
上記実施の形態では、引戸1が、戸袋19を有する引戸であると説明したが、これに限らず、例えば、戸袋19を有しない引戸であってもよい。この場合には、枠体10の室内側方立14、室外側方立15、室内側戸袋ボード16、及び室外側戸袋ボード17を省略できる。
上記実施の形態では、引戸1に1つの施錠装置50のみが取り付けられていると説明したが、これに限らず、例えば、図7に示すように、引戸1に複数の施錠装置50が取り付けられてもよい(図7では、2つの施錠装置50が取り付けられている)。この場合には、例えば、図7に示すように、2つの施錠装置50のいずれか一方の被係合部72は、戸先縦枠11の長手方向の中央部又はその近傍に対応する位置に配置されると共に、2つの施錠装置50のいずれか他方の被係合部72は、戸先縦枠11の長手方向の中央部又はその近傍に対応しない位置に配置されてもよい。
上記実施の形態では、被係合部72が、戸先縦枠11の上下方向の中央部又はその近傍に対応する位置に配置されていると説明したが、これに限らない。例えば、戸先縦枠11の上下方向の中央部又はその近傍に対応しない位置に配置されてもよく、一例として、戸先縦枠11の上下方向の中央部よりも下方の位置に配置されてもよい。これにより、比較的背が低いユーザ(一例として、子供や老人等)が施錠装置50の施錠操作を行いやすくなることから、当該ユーザの利便性を向上させることができる。
付記1の引戸は、建物の開口部に設けられた枠体と、前記枠体内を移動して前記開口部の開閉を行う開閉体と、前記開閉体を施錠するための施錠装置とを備えた引戸であって、前記施錠装置は、前記枠体のうち戸先側に位置する戸先側枠材に設けられた錠本体と、前記開閉体に設けられた錠受け部であって、前記錠本体を構成する係合部に係合される被係合部を有する錠受け部と、を備え、前記引戸が前記施錠装置によって施錠されている状態において前記枠体が層間変形した際に、前記開閉体と前記被係合部との相互間の距離を変位させるための距離変位手段を備えた。
付記1に記載の引戸によれば、施錠装置は、枠体のうち戸先側に位置する戸先側枠材に設けられた錠本体と、開閉体に設けられた錠受け部であって、錠本体を構成する係合部に係合される被係合部を有する錠受け部と、を備えたので、錠受け部の見込方向の長さが開閉体の厚さよりも短く、且つ錠受け部が開閉体から見込方向に向けて突出するように配置されるものではないため、例えば錠受け部と開閉体の把持部とを重ねて配置することができる。よって、錠受け部の取付位置が把持部によって制約をほとんど受けないことから、従来技術(引戸部材に鎌錠を設け、戸先側の枠材に錠受け部を設ける技術)に比べて施錠装置の取付の自由度を高めることができ、施錠装置の取付性を向上することが可能となる。また、引戸が施錠装置によって施錠されている状態において枠体が層間変形した際に、開閉体と被係合部との相互間の距離を変位させるための距離変位手段を備えたので、上記枠体の層間変形が生じた際に、上記相互間の距離を変位させることができる。よって、距離変位手段を設けない場合に比べて、係合部と被係合部との係合部分に過大な力が加わることを回避でき、従来技術と同様に、施錠装置の機能を維持することが可能となる。
2 躯体
3 開口部
10 枠体
11 戸先縦枠
12 戸尻縦枠
13 上横枠
14 室内側方立
15 室外側方立
16 室内側戸袋ボード
17 室外側戸袋ボード
18 縦枠側凹部
18a 底部分
19 戸袋
20 開閉体
30 開閉体本体
31 開閉体枠
31a 縦枠材、戸先側縦枠材
32 室内側表面材
33 室外側表面材
34 芯材
35 把持部
36 錠ライナ
40 戸先カバー
50 施錠装置
60 錠本体
61 収容部
61a 固定部材
62 室内側操作軸
62a つまみ部
63 室外側操作軸
64 室内側カバー部
65 室外側カバー部
66 係合部
70 錠受け部
71a 第1収容部
71b 第2収容部
71c 固定部材
72 被係合部
73 フロント部
74 係合部分
80 距離変位部
81 弾性部材
82 移動制限部
82a 突起部
82b 当接部
D 相互間距離
DM 相互間距離の変位量
F 床面
S 戸先縦枠に対する開閉体の飲み込み量
r 層間変形角
δ 枠体の層間変形時における戸先縦枠と開閉体との最大離間量
Claims (3)
- 建物の開口部に設けられた枠体と、前記枠体内を移動して前記開口部の開閉を行う開閉体と、前記開閉体を施錠するための施錠装置とを備えた引戸であって、
前記施錠装置は、前記枠体のうち戸先側に位置する戸先側枠材に設けられた錠本体と、前記開閉体に設けられた錠受け部であって、前記錠本体を構成する係合部に係合される被係合部を有する錠受け部と、を備え、
前記引戸が前記施錠装置によって施錠されている状態において前記枠体が層間変形した際に、前記開閉体と前記被係合部との相互間の距離を変位させるための距離変位手段を備え、
前記距離変位手段による前記相互間の距離の変位量を、前記戸先側枠材に対する前記開閉体の飲み込み量よりも小さくし、
前記戸先側枠材に対する前記開閉体の飲み込み量を、前記枠体の層間変形時における前記戸先側枠材と前記開閉体との最大離間量よりも大きくし、
前記最大離間量を、下記式に基づいて算出した、
δ=r×h
(ここで、δ:前記最大離間量、r:前記枠体が地震によって脱落又は崩壊するのを防ぐために規定される層間変形角、h:前記戸先側枠材の長手方向の長さ)
引戸。 - 前記錠受け部は、
前記錠本体側の側面が開放された第1収容部と、
前記第1収容部に収容される第2収容部であり、前記被係合部を収容するための第2収容部と、を備え、
前記距離変位手段は、前記錠本体側に向けて伸長可能な弾性部材であり、当該弾性部材の伸縮によって前記第2収容部を移動させるための弾性部材を備え、
前記相互間の距離の変位量に関わらず、前記弾性部材全体が前記第1収容部内に収まるように、前記距離変位手段を構成した、
請求項1に記載の引戸。 - 前記被係合部を、前記戸先側枠材の長手方向の中央部又はその近傍に対応する位置に配置した、
請求項1又は2に記載の引戸。
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