JP2004293100A - 扉錠の受金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】局部変形や層間変形に良好に対応できるものでありながら、鎌式のデッドボルトに対しても対応可能な、耐震の扉錠の受金具を提供する。
【解決手段】受金具は受箱5と受箱5内に設けた可動枠体6とを有する。受箱5は底部50と側壁53,54を有し前側が開口状であり、受箱5の側壁53,54間にはピン8が設けてある。可動枠体6は前壁60と側壁61,62を有し、前壁60にはデッドボルト3およびラッチ4の受孔64,63が形成されている。可動枠体6の側壁61,62には上下方向及び前後方向に遊びを有してピン8を挿通させる案内孔9が形成されており、可動枠体6は案内孔9によって可動範囲が規制されている。可動枠体6の後側部位と受箱5の底部50との間にはバネ部材10が介装されており、可動枠体6はバネ部材10によって常時は前側に付勢されている。
【選択図】図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、扉体が取付けられる建物開口部の戸先側の竪枠に設ける扉錠の受金具に係り、詳しくは、耐震用の受金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
耐震ドアに用いられている従来の耐震ストライクは、耐震ストライク自体が変形することで袖壁せん断破壊による竪枠の局部変形に対応している。しかしながら、ストライク自体が変形するものは、その分ストライクの強度が弱いため、昨今急増しているバールによる扉錠の破壊には極めて脆弱である。
【0003】
バールによるこじ開け対策としては、鎌式のデッドボルトが有効である。鎌式のデッドボルトは、扉体を無理に開けようとすると、その先端がストライクの裏面に係止するため、従来の直方体状のデッドボルトに比べてデッドボルトの掛かりが抜け難いという利点がある。しかしながら、上述のようにストライク自体の強度が弱いと、鎌式のデッドボルトが係止するストライク自体が破壊されてしまう恐れがあり、バールによるこじ開け対策として有効な鎌式のデットボルトを使用することもできない。
【0004】
また、地震時等によって層間変形が生じた場合には、扉体の戸先側が上下動することになる。層間変形への対応策としては、従来は、ストライクに形成される受孔の上下寸法を大きくして、デッドボルトやラッチとのクリアランスを大きくすることで対応していた。しかしながら、鎌式のデッドボルトを採用した場合には、鎌式のデッドボルトの先端が確実にストライクの裏面に係止する必要があり、そのことを考慮すると、ストライクに形成する受孔の上下のクリアランスを大きく採ることができない。
【0005】
【特許文献1】特開平11−62337
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記不具合を解決するために創案されたものであって、局部変形や層間変形に良好に対応できるものでありながら、鎌式のデッドボルトに対しても対応可能な、耐震の扉錠の受金具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を達成するために本発明が採用した技術手段は、受箱と該受箱内に設けられる可動枠体とを有する扉錠の受金具であって、該受箱は底部と側壁を有し前側が開口状となっており、該受箱の該側壁間にはピンが設けてあり、該可動枠体は前壁と側壁を有し、該前壁にはデッドボルトおよび/またはラッチの受孔が形成されており、該可動枠体の該側壁には上下方向及び前後方向に遊びを有して該ピンを挿通させる案内孔が形成されており、該可動枠体は該案内孔によって可動範囲が規制されており、該可動枠体の後側部位と該受箱の底部との間にはバネ部材が介装されており、該可動枠体は該バネ部材によって常時は前側に付勢されていることを特徴とするものである。
【0008】
可動枠体は、該案内孔が該ピンに案内されて前後方向あるいは上下方向することにより、該受箱内で可動となっている。常時は、バネ部材のスプリング力によって、該ピンは該案内孔の後辺に当接しており、該ピンは該案内孔内で相対的に前方に移動可能(すなわち、可動枠体が後方へ移動可能)となっている。局部変形時に扉体が竪枠に当接したような場合には、受金具内に内蔵されたバネ部材が弾性変形することで、可動枠体が後側に移動するようになっている。
【0009】
好ましくは、案内孔の後辺はその中央部位が後方へ膨出状となっており、該ピンは常時は該後辺の膨出部位に当接している。層間変形等で可動枠体が上向きあるいは下向きに移動する場合には、該案内孔の後辺が該ピンに案内されながら、可動枠体が上下動する。さらに好ましくは、該膨出状の後辺は二つの傾斜辺から構成されており、該ピンは常時は該二つの傾斜辺の会合部位に当接している。可動枠体が上方に移動する場合には、下方側の傾斜辺が該ピンに当接しながら、可動枠体が移動する。可動枠体が下方に移動する場合には、上方側の傾斜辺が該ピンに当接しながら、可動枠体が移動する。また、一旦移動した可動枠体において、バネ部材の力は可動枠体が元の位置に戻る方向に作用しており、可動枠体を前側に移動させるような力が作用すると、可動枠体は定位置に自動復帰する。したがって、外部から強い力で可動枠体が引っ張られたような場合には、可動枠体は定位置に自動復帰する。
【0010】
好ましくは、該デッドボルトは鎌式デッドボルトであり、該鎌式デッドボルトは該可動枠体の前壁の受孔内に突出した状態で、該前壁の裏面側に係止可能である。案内孔内には受箱に固着したピンが貫通しているので、鎌式デッドボルトによる施錠時に、バール等で破壊が行なわれても、可動枠体が抜け出すことがない。また、鎌式デッドボルトの施錠時には、鎌式デッドボルトの先端が可動枠体の前壁の裏面に係止するため、可動枠体を前側に移動させるような力が作用し易い。したがって、可動枠体が移動した状態で鎌式デッドボルトが可動枠体の前壁の受孔に係止した場合であっても、鎌式デッドボルトが引かれたような時には、可動枠体は定位置に自動復帰し、鎌式デッドボルトは安定した受孔内に位置することになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
扉体によって開閉される建物開口部の枠体において、扉体1の戸先側に対応する竪枠2には、扉体1に設けた鎌式デットボルト3およびラッチ4を受け入れる受孔を備えた扉錠の受金具が設けてある。竪枠2の側壁において、扉体1のデッドボルト3及びラッチ4に対応する部位には、凹部が形成されており、受金具は該凹部を介して竪枠2に装着される。
【0012】
受金具は、受箱5と、受箱5内に上下方向及び前後方向に移動可能に設けられる可動枠体6と、受箱5に可動枠体6を受け入れた状態で、受箱5の前面に被せるカバープレート7とを有する。
【0013】
受箱5は全体として略直方体状の形状を有し、長方形状の縦長の底部50と、四周状の壁部とから構成され、前側が開口状となっている。四周状の壁部は互いに対向する短尺状の上壁51、下壁52と、互いに対向する長尺状の側壁53,54とから構成されている。受箱5の上壁,下壁の端縁を底部50と平行状(上壁51、下壁52と直交方向)に、互いに離隔する方向(それぞれ上方、下方)に延出することで装着片55,56が形成されている。装着片55,56には螺子孔57,58がそれぞれ穿設されている。
【0014】
可動枠体6は、正面壁60と左右の側壁61,62とから断面視略コ字状に形成されている。正面壁60には、二つの開口63,64が形成されており、開口64がデッドボルト3、開口63がラッチ4の受孔を構成する。図示のものでは、正面壁60に二つの開口を形成したが、開口は一つであってもよい。また、デッドボルト3とラッチ4の上下関係は図示のものと逆でもよい。図示のものでは、施錠時において、鎌式デットボルト3の先端の係止部は上方に突出しているが、鎌式デッドボルト3の先端の係止部が下方に突出するような態様でもよい。可動枠体6は、それを受箱5内に設けた時に、左右の側壁61,62の外面が受箱5の左右の側壁53,54の内面に近接あるいは摺接するような寸法・形状を有している。また、可動枠体6が受箱5内に設けた時には、正面壁60が受箱5の開口に位置するようになっている。可動枠体6の上下寸法は、受箱5の内部の上下寸法よりも小さく設定されており、受箱5内で可動枠体6が上下に移動できるようになっている。
【0015】
受箱5の左右の側壁53,54間には、ピン8が設けてある。図示のものでは、上下方向に間隔を存して三つのピン8が設けてあるが、ピン8の個数はこれに限定されない。一方、可動枠体6の側壁61,62にはピン8を挿通させる案内孔9が設けてある。可動枠体6は、左右の側壁61,62の案内孔9にピン8を挿通させた状態で受箱5に装着される。案内孔9の面積はピン8の断面積よりも大きく、ピン8は上下及び前後に遊びを有した状態で案内孔9内に挿通されており、可動枠体6の上下方向及び前後方向の移動が自在となっている一方、可動枠体6の可動範囲が案内孔9とピン8によって規制されている。
【0016】
受箱5の底部50と可動枠体6の後側部位、具体的には側壁61,62の後側端縁、との間には空隙が形成されており、空隙には板バネ10が設けてある。より具体的には、側壁61,62の端縁は凹部状に切り欠かれており、断面視皿状の板バネ10が該切り欠き部と底部50との間に受け入れられている。このように、受箱5内に設けられる可動枠体6は、ピン8と案内孔9とによって可動範囲が限定されていると共に、バネ部材を介して前側に付勢されている。
【0017】
可動枠体6の側壁61,62に設けられる案内孔9は好適にはベース形状を有している。具体的には、案内孔9は、略垂直状の前辺90と、略水平状の上辺91と、略水平状の下辺92と、後方に膨出状の後辺93とから形成されている。より詳しくは、膨出状の後辺93は、上方から下方に向って後方へ傾斜状に延出する第一傾斜辺94と上方から下方に向って前方へ傾斜状に延出する第二傾斜辺95とからく字状に形成されている。図示のものでは、第一傾斜辺94と第二径斜辺95の寸法及び傾斜角度は同じであり、後辺93の上下方向の中央部位が後方に膨出状となっている。各辺90,91,92,93,94,95の会合部は鋭角ではなく湾曲状に形成されており、好ましくは、これらの会合部はピン8の円形断面に合致する湾曲形状を有する。
【0018】
カバープレート7は、一側側に折曲縁を備えた縦長方形状のプレートであり、中央部位に縦長状の開口70を有し、開口70の上方部位、下方部位には螺子孔71,72がそれぞれ形成されている。開口70は、カバープレート7を受箱5に装着した時に、少なくとも、可動枠体6の前壁60が露出するような寸法を有している。カバープレート7は螺子孔57,58,71,72を介して螺子11を用いて受箱5に固着される。可動枠体6の前壁60の上下端部位は開口状となっており、該開口に樹脂製キャップ12を充填することで目隠しを行なっている。
【0019】
図3左図は、通常時の受金具を示しており、板バネ10のスプリング力によって、可動枠体6は前方へ押し出されるように付勢されており、可動枠体6前壁60がカバープレート7の面よりも突出している。通常時において、ピン8は案内孔9の膨出状の後辺93に当接している。具体的には、ピン8は第一傾斜辺94と第二傾斜辺95の会合部に当接しており、この状態がピン8に対する案内孔9の定位置であり、この位置から案内孔9(可動枠体6)はピン8に対して後方および上下方向に移動することができる。定位置においては、図から明らかかように、デッドボルト3及びラッチ4は、それぞれ受孔63,64の中央に位置している。左図に示す定位置は、最も安定した位置である。
【0020】
図3中央図は、局部変形時を示しており、扉体1が竪枠に近接あるいは当接するように移動した場合が該当する。左図の状態において、可動枠体6に対して前方から後方に向って矢印方向に力が作用すると、板バネ10のスプリング力に抗して可動枠体6が後方へ移動し、可動枠体6の前壁60とカバープレート7とが略面一となる。ピン8は、左図の状態から案内孔9の前辺90に近接する位置まで移動している。膨出状の板バネ10は上下方向に伸びるように変形し、板バネ10の両端は可動枠体6の側壁53,54の後側端縁に形成した切り欠き部の縁に当接係止している。このように、可動枠体6を受箱5内で弾性支持することで、板バネ10の弾性変形を利用することによって、局部変形により扉体1と竪枠2とが当たった場合であっても、容易に扉体1を開放することができる。矢印方向の力が解除されると、板バネ10のスプリング力によって、可動枠体6は左図の通常時の状態に復帰し、ピン8と案内孔9の位置関係も左図のような定位置に復帰する。
【0021】
図3右図は、層間変形時を示しており、扉体1が上下方向(図の例では矢印に示す下方)に移動した場合が該当する。扉体1が下方に移動すると、デッドボルト3を介して可動枠体6が下方に移動する。左図との関係で説明すると、左図の状態から可動枠体6が下方に移動する際には、ピン8が案内孔9の第一傾斜辺94に沿って相対的に上方に移動する。ここで、ピン8が案内孔9の第一傾斜辺94に沿って移動する時には、ピン8は上方に相対的に移動するだけでなく、前方に相対的に移動する。すなわち、ピン8は、板バネ10のスプリング力に抗して案内孔9の第一傾斜辺94に沿って移動する。したがって、矢印の方向の力が解除されると、板バネ10のスプリング力は、可動枠体6が第一傾斜辺94に案内されながら左図に示す定位置に復帰する方向に作用する。よって、右図の状態において可動枠体6を前側に移動させるような力が作用すると、可動枠体は左図に示す定位置に自動復帰する。
【0022】
同様に、下方から上方に向う力が可動枠体6に作用した場合には、ピン8が案内孔9の第二傾斜辺95に案内されながら相対的に下方に移動する。この場合も、ピン8は、板バネ10のスプリング力に抗して案内孔9の第二傾斜辺95に沿って移動する。したがって、可動枠体6に作用する力が解除された時には、板バネ10のスプリング力は、可動枠体6が第二傾斜辺95に案内されながら左図に示す定位置に復帰する方向に作用する。また、第一傾斜辺94及び第二傾斜辺95の傾斜角度、あるいは/および板バネ11のスプリング力の選択によって、ピン8が定位置に戻る力を調整することもできる。
【0023】
このように構成された扉錠の受金具において、局所変形に伴って扉体の戸先側が竪枠に当接したような場合には、可動枠体6が板バネ10によって弾性支持されているので、板バネ10を弾性変形させることで可動枠体を移動させて、扉体の開放を可能としている。また、層間変形に伴って扉体が上下方向に移動した場合には、可動枠体6が案内孔9内において上下に移動することで、可動枠体6の前壁60の受孔63,64も上下に移動する。
【0024】
可動枠体6に上下方向の外力が作用して受箱5内で上方あるいは下方に移動した場合であっても、その力が解除された時には、板バネ10のスプリング力は、可動枠体6が図3左図に示す定位置に復帰する方向に作用する。この状態で、可動枠体6を前側に移動させるような力が作用すると、案内孔9の後辺93がピン8に案内されながら移動して、可動枠体6は定位置に自動復帰する。よって、外部から強い力で可動枠体6を引っ張ったような場合には、かかる力は、板バネ10のスプリング力の付勢方向と一致するので、可動枠体6は定位置に復帰するように移動する。例えば、可動枠体6が定位置からずれた状態において、バール等で可動枠体6を引っ張ると、その力を利用して可動枠体6は定位置に復帰し、安定した施錠がもたらされる。また、鎌式デッドボルトの施錠時には、鎌式デッドボルト3の先端が可動枠体6の前壁60の裏面に係止するため、鎌式デッドボルト3が引かれると、可動枠体6を前側に移動させるような力が作用する。したがって、可動枠体6が上側あるいは下側に移動した状態で鎌式デッドボルト3が可動枠体6の前壁60の受孔64に係止した場合であっても、鎌式デッドボルト3が引っ張られたような場合には、可動枠体6は定位置に自動復帰し、鎌式デッドボルト3は安定して受孔64内に位置することになる。よって、常に適正な位置で鎌式デッドボルト3が可動枠体6の受孔64に掛かるようになっており、防犯性に優れる。
【0025】
【発明の効果】
本発明に係る扉錠の受金具において、局所変形時に扉体と竪枠が当接した場合には、可動枠体がバネ部材によって弾性支持されているので、受金具自体を変形させるのではなく、バネ部材を弾性変形させることで可動枠体を移動させて、扉体の開放を可能としている。したがって、受金具自体に強度を持たせることができ、鎌式デッドボルトにも良好に対応できる。
【0026】
層間変形時には、可動枠体が受箱内で上方向あるいは下方向に移動することで対応する。したがって、受金具におけるデッドボルトやラッチボルトの受孔の寸法を上下に大きく確保する必要がなく、鎌式デッドボルトにも良好に対応できる。
【0027】
案内孔内には受箱に固着したピンが貫通しているので、鎌式デッドボルトによる施錠時に、バール等で破壊が行なわれても、可動枠体が抜け出してしまうようなことがない。
【0028】
また、案内孔の後辺が後方へ膨出状となっているもの、より詳しくは、該膨出状の後辺が二つの傾斜辺から構成されており、該ピンは常時は該二つの傾斜辺の会合部位に当接しているものにおいては、特に、可動枠体が上方向あるいは下方向に移動した場合において、可動枠体が図3左図に示すような定位置に復帰する方向にバネ部材のスプリング力が作用する。よって、外部から強い力で可動枠体が引っ張られたような場合には、可動枠体は図3左図の定位置に自動復帰する。特に、鎌式デッドボルトの場合には、鎌式デッドボルトの施錠時には、鎌式デッドボルトの先端が可動枠体の前壁の裏面に係止するため、可動枠体を前側に移動させるような力が作用し易い。したがって、可動枠体が移動した状態で鎌式デッドボルトが可動枠体の前壁の受孔に係止した場合であっても、鎌式デッドボルトが引っ張られたような場合には、可動枠体は図3左図の定位置に自動復帰し、鎌式デッドボルトは安定した受孔内に位置することになり、適正な位置で鎌式デッドボルトが可動枠体の受孔に掛かるようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】上図は、建物開口部を扉体が閉鎖した状態の、扉体の戸先側の竪枠の断面を示す図であり、下図は、竪枠に設けられる受金具を正面から見た図である。
【図2】通常時における受金具の縦断面図、横断面図、及び案内孔の拡大図であり、縦断面図及び横断面図は図3左図と同一である。
【図3】左図は、通常時における受金具の縦断面図及び横断面図、中央図は、局部変形時における受金具の縦断面図及び横断面図、右図は、層間変形時における受金具の縦断面図及び横断面図である。
【符号の説明】
3 デッドボルト
4 ラッチ
5 受箱
6 可動枠体
8 ピン
9 案内孔
10 板バネ
50 底部
53 側壁
54 側壁
60 前壁
61 側壁
62 側壁
63 受孔
64 受孔

Claims (4)

  1. 受箱と該受箱内に設けられる可動枠体とを有する扉錠の受金具であって、該受箱は底部と側壁を有し前側が開口状となっており、該受箱の該側壁間にはピンが設けてあり、該可動枠体は前壁と側壁を有し、該前壁にはデッドボルトおよび/またはラッチの受孔が形成されており、該可動枠体の該側壁には上下方向及び前後方向に遊びを有して該ピンを挿通させる案内孔が形成されており、該可動枠体は該案内孔によって可動範囲が規制されており、該可動枠体の後側部位と該受箱の底部との間にはバネ部材が介装されており、該可動枠体は該バネ部材によって常時は前側に付勢されていることを特徴とする扉錠の受金具。
  2. 請求項1において、該案内孔は、前辺、上下辺、及び後辺とで形成されており、該後辺はその中央部位が後方に膨出状となっており、該ピンは常時は該後辺に当接していることを特徴とする扉錠の受金具。
  3. 請求項2において、該膨出状の後辺は二つの傾斜辺から構成されており、該ピンは常時は該二つの傾斜辺の会合部位に当接していることを特徴とする扉錠の受金具。
  4. 請求項1乃至3いずれかにおいて、該デッドボルトは鎌式デッドボルトであり、該鎌式デッドボルトは該可動枠体の前壁の受孔内に突出した状態で、該前壁の裏面側に係止可能であることを特徴とする扉錠の受金具。
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