JP2004036270A - ドア用錠受け金具 - Google Patents

ドア用錠受け金具 Download PDF

Info

Publication number
JP2004036270A
JP2004036270A JP2002196185A JP2002196185A JP2004036270A JP 2004036270 A JP2004036270 A JP 2004036270A JP 2002196185 A JP2002196185 A JP 2002196185A JP 2002196185 A JP2002196185 A JP 2002196185A JP 2004036270 A JP2004036270 A JP 2004036270A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable core
strike
side walls
door
door frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002196185A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4198949B2 (ja
JP2004036270A5 (ja
Inventor
Takuya Tanaka
田中琢也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
Original Assignee
Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miwa Lock KK, Miwa Lock Co Ltd filed Critical Miwa Lock KK
Priority to JP2002196185A priority Critical patent/JP4198949B2/ja
Publication of JP2004036270A publication Critical patent/JP2004036270A/ja
Publication of JP2004036270A5 publication Critical patent/JP2004036270A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4198949B2 publication Critical patent/JP4198949B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Abstract

【課題】地震発生時、地震の揺れ対応して、施錠片と関係があるストライク及び可動コアが、トロヨケ内の後方空隙部ないし上下の空隙部へと多方向へ後退動することができること。
【解決手段】トロヨケの左右の側壁には左右一対の保持ピン逃し用切欠部が形成され、保持ピンは切欠部の基準縁部に係合した状態で該切欠部並びに可動コアの左右の側壁に形成した挿通孔を貫通し、地震発生時、前記ストライク並びに可動コアは、外的な強い衝撃力を受けた場合、ストライクの傾斜状上下端部の変形に伴いトロヨケ内の後方空隙部ないし上下の空隙部へと多方向へ後退動すること
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地震時に適合するドア用錠受け金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術の一例としては、特開平11−62337号(特許第3037913号)に記載の一例がある。この実施例のドア用錠受の構成は次の通りである。
【0003】
「ドア枠に設けた取付け孔(受入れ口)に固定する固定部材と、ドア側のカンヌキを係脱させる係止孔が形成され、かつ、固定部材に挿嵌されて該固定部材を介して取付け孔に嵌め込み状態に支持させる筒形部材と、筒形部材に固定され、かつ、取付け孔と固定部材及び筒形部材の全体を覆うカバーとを備え、筒形部材は、ドア閉鎖時にドアと平行方向に付与される面内外力の発生方向に所定間隔をあけて固定部材に挿嵌され、この間隔の範囲で面内外力の発生方向にスライド可能とされ、また、面内外力と直交方向の面外外力が発生したときは、固定部材に対しスライド不能とした状態で、ドア枠の取付け孔に嵌め込み状態に保持させて面外外力と対抗させるようにしており、カバーは、所定以上の面内外力が発生したとき変形して、その発生方向への筒形部材の固定部材に対するスライドを許し、通常時には筒形部材の固定部材に対するスライドを阻止するようにドア枠に保持されているドア用錠受」。
【0004】
上記構成のドア用錠受は、ドア枠に設けた取付け孔(受入れ口)と丁度嵌合する筒形部材にケース状の固定部材を貫通状態に挿入嵌合し、筒形部材の上下の開口端から突出した前記固定部材の取付け耳部(取付け片)をドア枠の正面壁に固着するものであるから、地震発生時、筒形部材はカバーの上下斜辺部分の変形に伴い水平方向に後退動可能なものの、上下方向に移動できないという問題点を有している。であるから、地震の揺れ方向(縦揺れ、横揺れ)如何により、筒形部材が著しく変形する可能性がある。それ故に、ドアの開閉がスムースにできなくなる可能性がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような従来の要望点に鑑み、第1の目的は、地震発生時、地震の揺れ対応して施錠片と関係があるストライク及び可動コアが、トロヨケ内の後方空隙部ないし上下の空隙部へと多方向へ後退動することができることである。これによりドアの開閉がスムースにできなくなる危険性を極力回避することができることである。第2の目的は、構成する各部品を合理的に組み合わせることができることである。第3の目的は、可動コアをトロヨケに組み合わせる際に簡単に仮止めすることができることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のドア用錠受け金具は、ドア枠1に嵌合状態に固定されるトコヨケ2と、このトコヨケ内に、少なくともトコヨケの奥の内壁面並びに上下の対向内壁との間にそれぞれ空隙部45,46を設定して遊嵌合状態に嵌め込まれる枠状可動コア3と、トコヨケ2及び可動コア3の正面側をカバーするように可動コア3を介して前記ドア枠1の正面壁10aに当接状態に取り付けられるカバー状ストライク4とから成り、前記トロヨケ2の左右の側壁15c,15cには左右一対の保持ピン逃し用切欠部20,20が形成され、前記保持ピン21は切欠部20,20の基準縁部20aに係合した状態で該切欠部20,20並びに可動コア3の左右の側壁3c,3cに形成した挿通孔28を貫通し、地震発生時、前記ストライク並びに可動コアは、外的な強い衝撃力を受けた場合、ストライクの傾斜状上下端部の変形に伴い前記トロヨケ2内の後方空隙部45ないし上下の空隙部46へと多方向へ後退動することを特徴とする。
【0007】
また本発明のドア用錠受け金具は、ドア枠1に嵌合状態に固定されるトコヨケ2A、このトコヨケ内に、少なくともトコヨケの奥の内壁面並びに上下の対向内壁との間にそれぞれ空隙部45,46を設定して遊嵌合状態に嵌め込まれる枠状可動コア3A、トコヨケ2A及び可動コア3Aの正面側をカバーするように可動コア3Aを介して前記ドア枠1の正面壁10aに当接状態に取り付けられるカバー状ストライク4Aとから成り、前記トロヨケ2Aの左右の側壁15c,15cには、左右一対の保持ピン用挿通孔28A,28Aが形成され、前記保持ピン21は可動コア3Aの左右の側壁3c,3cに形成した保持ピン逃し用切欠部20A,20Aの基準縁部20aに係合した状態で貫通し、地震発生時、前記ストライク並びに可動コアは、外的な強い衝撃力を受けた場合、ストライクの傾斜状上下端部の変形に伴い前記トロヨケ2内の後方空隙部45ないし上下の空隙部46へと多方向へ後退動することを特徴とする。
【0008】
ここで「基準縁部20a」とは、保持ピン21が当接する切欠部(20,20A)の中央縁部をいう。
【0009】
【発明の実施の形態】
まず、図1及び図2に於いて、本発明の実施の環境部材を説明する。1はドア枠、2はドア枠に嵌合状態に固定されるトコヨケ、3はトコヨケ内に、少なくともトコヨケの奥の内壁面並びに上下の対向内壁との間にそれぞれ空隙部を設定して遊嵌合状態に嵌め込まれる枠状可動コア、4はトコヨケ2及び可動コア3の正面側を全体又は部分的にカバーするように可動コア3を介して間接的に又は直接前記ドア枠1の正面壁に当接状態に取り付けられるカバー状ストライク、5はドア枠1に対して開閉可能に設けられるドア、6はドア側に設けた錠前の第1の施錠片(ここではデッドボルト)、7はデッドボルト6と並存的に設けられた錠前の第2の施錠片(ここでは鎌片)である。なお、前記鎌片7は、防犯機能を高めるために設けられており、施錠時、図1で示すようにデッドボルト6と水平方向に重なった状態で可動コア3の正面壁26の内壁面に対してその先端部が掛合可能な状態となっている。
【0010】
図1はドア枠1にトコヨケ2、枠状可動コア3、カバー状ストライク4をそれぞれ固定的に取り付けた場合における通常の使用状態を示す。なお、本発明の特定要件に関係のない部分は省略してある。
【0011】
次に図2乃至図8を参照にして本発明の第1実施例を説明する。図2はドア用錠受け具を構成する各部材の分解斜視図である。図2の左側から錠受け具の構成部材を順番に説明する。
【0012】
まず簡略化したドア枠1から説明する。角筒部10はドア5の垂直端面と対向する一部のみを示してある。10aは正面壁、10bは背面壁、10c,10cは左右の側壁、11は前記正面壁10aに形成された縦長状の受入れ口、12は受入れ口に連通するように左側の上下の部位にそれぞれ垂直線状に切欠されたストライク用切欠溝、13はこれらの切欠溝12,12付近の正面壁10aに形成された上下のネジ孔である。
【0013】
次にトロヨケ2について説明する。トロヨケ2の形状は普通一般のそれと同様である。すなわち、トロヨケ2の部分を区分けすると、図3で示すように、ドア枠1の受入れ口11にスッポリトと入り込む正面開口の角形ケース部15と、この角形ケース部15の開口16側の上下端部にそれぞれ一体形成された突片状の取付け片17,17とから成り、前記取付け片17,17には、ドア枠1のネジ孔13,13と符合する貫通孔18,18が形成されている。
【0014】
しかして、本実施例では、前記角形ケース部15の左右の側壁15c,15cの上下の部位には、左右一対の保持ピン逃し用切欠部20,20がそれぞれ計4個形成されている。これらの切欠部20は、図1又は図2で示すように、それぞれ上下一対の可動コア用保持ピン21,21と関係する。
【0015】
すなわち、各保持ピン21は左右一対の逃し用切欠部20,20をそれぞれ貫通する。切欠部20は、通常の使用状態では、一つの保持ピン21の外周面と一部係合するやや半円弧状の小係合溝20aと、基準縁部としての小係合溝20aを基準にして角形ケース部15の背面壁15b方向に拡大して幅広(例えば矩形状、垂直長孔状など)に広がる保持ピン逃し部20bとを有している。
【0016】
また前記左右の側壁15c,15cの上下部位寄りの部位には、小さな被係合部(例えば係合小孔、内壁面に形成された小さな溝など)22,22が形成されている。
【0017】
次に可動コア3について説明する。可動コア3は、図1、図4で示すように、複数個の開口を有する箱型形状に形成されている。すなわち、3a,3aは上下の正面壁で、本実施例では、施錠時、鎌片7の先端部はいずれか一方の正面壁3aの内壁面に対して掛合可能な状態となっている(鎌片7は可動コアに対しては係合している)。
【0018】
3c,3cは左右の側壁、25は前記正面壁3a,3aの間に形成された縦長の前方開口、26は正面壁3a,3aにそれぞれ形成された上下の凹所、27はこれらの凹所26,26にそれぞれ形成された上下のネジ孔、28は前記左右の側壁3c,3cの上下にそれぞれ形成された保持ピン用挿通孔、30は左右の側壁3c,3cの上下部位寄りの部位にそれぞれ形成され、かつ、前述したトロヨケ2の小さな被係合部22,22にそれぞれ係脱する小さな係合部(例えば小突起)、31は上下の後方開口、32は後方開口31を上下に分断するように左右の側壁3c,3cの中央部に固定的に横設した断面コ字型の施錠片用受け片である。
【0019】
ところで、図1で示すように、可動コア3は係合部30や上下の保持ピン21,21を介してトロヨケ2に遊嵌合状態に保持される。可動コア3がトロヨケ2に遊嵌合した時、可動コア3の小突起状の係合部30,30は、トロヨケ2の小さな被係合部22,22にそれぞれ係合する。したがって、トロヨケ2と可動コア3は、仮ではあるが一体的になる。
【0020】
また、可動コア3に入り込んだ施錠片6の下面と前記受け片32の水平上板部32aとの間には、多少のクリアランス(たとえば7mm程度)が設定されているが、地震発生時、受け片32はドア枠の変形によってデッドボルト6の下面と水平上板部32aとが互いに衝突し合った場合その衝撃力を受ける。また本実施例では鎌片7も設けられているので、施錠片6と同時に鎌片7が後退しながら上昇した場合には、可動コア3の前方開口25の上縁部が、両方の施錠片6,7からその衝撃力を受ける。
【0021】
したがって、可動コア3は、両方の施錠片6,7がトロヨケ2側に移動してきた時、後述するように施錠片用受け片32の水平上板部32a等を介して後退上下動可能な状態となる。
【0022】
次に図4を参照にしてカバー状のストライク4について説明する。35はカバー部本体、36はカバー部本体に上方と下方にそれぞれ連設する変形可能な傾斜状上下端部、37はカバー部本体の右側端部から該カバー部本体に直交するように設けられた進入係合側壁、38は可動コア3の前方開口25と同一形状の正面開口、39はカバー部本体の上下部に形成され、かつ、可動コア3のネジ孔27,27と符合するストライク固着具40用の挿通孔である。
【0023】
なお、ストライク4は、前記進入係合側壁37に対向する他方側の側壁を有しない。またドア枠1の切欠溝12に係合する進入係合側壁37の上下の突片状端部37a,37aと傾斜状上下端部36,36とは互いに切れている。
【0024】
したがって、トロヨケ固着具41,41をカバーするストライク4の傾斜状上下端部36,36は、例えばストライク4を戸枠側に押し付ける略水平方向X、又はストライク4をドア5の端面側に押し付ける逆方向Xの衝撃力が作用すると変形可能である。
【0025】
次に各部材の組み合わせについて簡単に説明する。まずトロヨケ2と可動コア3とを一体的に組み合わせる。この時トロヨケ2の被係合部22,22に可動コア3の係合部30,30を係合させ、また上下の保持ピン21,21をトコヨケ2の上下の切欠部20,20と可動コア3の上下の挿通孔28,28にそれぞれ差し込む。
【0026】
次にトロヨケ2のケース部15をドア枠1の受入れ口11に嵌め込み、上下の取付け片17,17をドア枠1の正面壁10aに面接触させる。そして、トロヨケ固着具41,41を可動コアの貫通孔18,18に合わせてドア枠のネジ孔13,13に螺締する。これによりトロヨケ2はドア枠1に固着される。
【0027】
次にストライク4をトロヨケ2の上下の取付け片17,17を覆うようにする。しかる後にストライク固着具40,40を挿通孔39,39に合わせて可動コア3のネジ孔27,27に螺締する。螺締すると、上下の保持ピン21,21はトロヨケの小係合溝20aに確実に係合するから、図1,図5に示すように、各部材2,3,4は一体的になる。なお、施錠片6の上面とストライク4の正面開口28の上縁部との間には多少のリアランスがある。
【0028】
図6及び図7は、ドア枠1が変形するような地震発生時における可動コア3の移動方向の一例を示す。前述したように、地震発生時、例えば施錠片6がドア枠1の変形によって施錠片6が傾倒し、或いは下降し、その下面と受け片32の水平上板部32aとが互いに衝突し合った場合には、可動コア3がその受け片32を介して施錠片6から強い衝撃力を受ける。
【0029】
したがって、今仮に、図1の使用状態に於いて、ストライク4のカバー部本体35の壁面に対して交差する方向Xの面外外力(外部の衝撃力)が発生すると同時に、カバー部本体35の壁面に対して平行する方向Yの外力(外部の衝撃力)が発生した場合には、ドア枠1とドア5との間でストライク4が水平〜垂直方向へと衝撃的に押圧されることになるから、その上下端部36,36は外拡変位してドア枠1の正面壁10aをトロヨケ方向X並びに上下方向Yへとスライドする。この時可動コア3の小係合突起30,30は変形し、或いは破壊してトロヨケ2の小孔22から外れる。
【0030】
しかし、保持ピン21を介してトロヨケ4と可動コア3は一体であるから、トロヨケ4と可動コア3は、トロヨケ1内の後方空隙部45及び上下の空隙部46へと多方向へ後退上下動する。したがって、可動コア用保持ピン21,21は、可動コア3の後退上下動に対応してトロヨケ2の切欠部20の小係合溝20aから幅広の保持ピン逃し部20bへと移行する。
【0031】
【実施例】
第1実施例に於いて、トロヨケ2の左右の側壁15c,15cの上下の部位には、左右一対の保持ピン逃し用切欠部20,20がそれぞれ計4個形成されているが、ドア側の錠前の構造如何によってはその数を増やし又は減じても良い。また、可動コアの左右の側壁3c,3cの中央部には、地震発生時、錠前の施錠片の下面と当接可能な施錠片用受け片が固定的に一つ横設されているが、施錠片の上面と当接可能な状態にもう一つ受け片を横設しても良い。なお、施錠片用受け片の形状等は任意に設計変更可能である。また、例えば可動コアの左右の側壁に被係合部22を形成し、一方、トロヨケの左右の側壁に前記被係合部22に仮止め係合する係合部30を設けることも均等事項である。
【0032】
次に図9乃至図11に示す第2実施例について説明する。なお、第2実施例の説明にあたって、第1実施例と同一の部分には、同一又は同様の符合を付して重複する説明を省略する。
【0033】
第2実施例において、前記実施例と主に異なる点は、本発明の特徴点(保持ピン用切欠部と挿通孔の形成対象)を設計変更したことである。すなわち、図10で示すようにトロヨケ2Aの左右の側壁15c,15cの方に保持ピン21,21用の挿通孔28A,28Aを上下にそれぞれ形成し、一方、可動コア3Aの左右の側壁3c,3cに、保持ピン逃がし用切欠部20A,20Aを上下にそれぞれ形成したことである。この実施例の上下の保持ピン21,21と上下の切欠部20A,20Aとの係合関係は、図9に示す通りである。
【0034】
図9と第1実施例の図1とを比較すると、切欠部20A,20Aの向きが逆になっており、ストライク固着具40,40を螺締した時は、上下の保持ピン21,21は、トロヨケ2A内の後方空隙部45側に位置する小係合溝20a,20aにそれぞれ係合する。このように設計変更しても第1実施例と同一の作用・効果がある。
【0035】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては、次に列挙するような効果がある。
(1)地震発生時、地震の揺れに対応して施錠片と係合関係があるストライク及び可動コアが、トロヨケ内の後方空隙部ないし上下の空隙部へと多方向へ後退動することができる。したがって、ドアの開閉がスムースにできなくなる危険性を極力回避することができる。
(2)構成する各部品を合理的に組み合わせることができる。
(3)請求項4に記載の発明は、可動コアをトロヨケに組み合わせる際に簡単に仮止めすることができる。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図8は本発明の第1実施例を示す各説明図。図9乃至図11は本発明の第2実施例を示す各説明図
【図1】第1実施例の実施形態を示す概略説明図(通常の使用状態)。
【図2】分解斜視図。
【図3】ドア枠とトロヨケの関係を示す斜視図。
【図4】可動コアとストライクとの関係を示す斜視図。
【図5】トロヨケと可動コアとストライクとを結合関係を示す斜視図。
【図6】平面から見た概略説明図。
【図7】地震発生時の可動コアの状態を示す概略断面説明図(平面視)。
【図8】地震発生時の可動コアの状態を示す概略断面説明図(側壁視)。
【図9】第2実施例の実施形態を示す概略説明図(通常の使用状態)。
【図10】分解斜視図。
【図11】地震発生時の可動コアの状態を示す概略断面説明図(側壁視)。
【符号の説明】
X…水平方向、Y…上下方向、1…ドア枠、2,2A…トコヨケ、3,3A…可動コア、3a…正面壁、3c…左右の側壁、4…ストライク、5…ドア、6,7…施錠片、10…角筒部、10a…正面壁、10b…背面壁、10c…左右の側壁、11…受入れ口、12…ストライク用切欠溝、13…ネジ孔、15…角形ケース部、15c…左右の側壁、16…開口、17…取付け片、18…貫通孔、20,20A…切欠部、20a…小係合溝、20b…保持ピン逃し部、21…保持ピン、22…被係合部、25…前方開口、26…凹所、27…ネジ孔、28,28A…挿通孔、30…係合部、31…後方開口、32…施錠片用受け片、32a…水平上板部、35…カバー部本体、36…傾斜状上下端部、37…進入係合側壁、38…正面開口、39…挿通孔、40…ストライク固着具、41…トロヨケ固着具、45…後方空隙部、46…上下の空隙部。

Claims (6)

  1. ドア枠1に嵌合状態に固定されるトコヨケ2と、このトコヨケ内に、少なくともトコヨケの奥の内壁面並びに上下の対向内壁との間にそれぞれ空隙部45,46を設定して遊嵌合状態に嵌め込まれる枠状可動コア3と、トコヨケ2及び可動コア3の正面側をカバーするように可動コア3を介して前記ドア枠1の正面壁10aに当接状態に取り付けられるカバー状ストライク4とから成り、前記トロヨケ2の左右の側壁15c,15cには左右一対の保持ピン逃し用切欠部20,20が形成され、前記保持ピン21は切欠部20,20の基準縁部20aに係合した状態で該切欠部20,20並びに可動コア3の左右の側壁3c,3cに形成した挿通孔28を貫通し、地震発生時、前記ストライク並びに可動コアは、外的な強い衝撃力を受けた場合、ストライクの傾斜状上下端部の変形に伴い前記トロヨケ2内の後方空隙部45ないし上下の空隙部46へと多方向へ後退動することを特徴とするドア用錠受け金具。
  2. 請求項1に於いて、切欠部20は、通常の使用状態では、保持ピン21の外周面と一部係合する小係合溝20aと、この小係合溝20aを基準縁部として角形ケース部15の背面壁15b方向に拡大して幅広に広がる保持ピン逃し部20bとを有していることを特徴とするドア用錠受け金具。
  3. 請求項1に於いて、可動コアの左右の側壁3c,3cの中央部には、地震発生時、錠前の施錠片と当接可能な施錠片用受け片が少なくとも一つ以上固定的に横設されていることを特徴とするドア用錠受け金具。
  4. 請求項1に於いて、可動コアの左右の側壁には、トロヨケの左右の側壁に形成した被係合部22と仮止め係合する係合部30が設けられていることを特徴とするドア用錠受け金具。
  5. 請求項1に於いて、切欠部20は、少なくとも上下部に設けられていることを特徴とするドア用錠受け金具。
  6. ドア枠1に嵌合状態に固定されるトコヨケ2A、このトコヨケ内に、少なくともトコヨケの奥の内壁面並びに上下の対向内壁との間にそれぞれ空隙部45,46を設定して遊嵌合状態に嵌め込まれる枠状可動コア3A、トコヨケ2A及び可動コア3Aの正面側をカバーするように可動コア3Aを介して前記ドア枠1の正面壁10aに当接状態に取り付けられるカバー状ストライク4Aとから成り、前記トロヨケ2Aの左右の側壁15c,15cには、左右一対の保持ピン用挿通孔28A,28Aが形成され、前記保持ピン21は可動コア3Aの左右の側壁3c,3cに形成した保持ピン逃し用切欠部20A,20Aの基準縁部20aに係合した状態で貫通し、地震発生時、前記ストライク並びに可動コアは、外的な強い衝撃力を受けた場合、ストライクの傾斜状上下端部の変形に伴い前記トロヨケ2内の後方空隙部45ないし上下の空隙部46へと多方向へ後退動することを特徴とするドア用錠受け金具。
JP2002196185A 2002-07-04 2002-07-04 ドア用錠受け金具 Expired - Lifetime JP4198949B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002196185A JP4198949B2 (ja) 2002-07-04 2002-07-04 ドア用錠受け金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002196185A JP4198949B2 (ja) 2002-07-04 2002-07-04 ドア用錠受け金具

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2004036270A true JP2004036270A (ja) 2004-02-05
JP2004036270A5 JP2004036270A5 (ja) 2005-09-29
JP4198949B2 JP4198949B2 (ja) 2008-12-17

Family

ID=31704346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002196185A Expired - Lifetime JP4198949B2 (ja) 2002-07-04 2002-07-04 ドア用錠受け金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4198949B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006161415A (ja) * 2004-12-07 2006-06-22 Miwa Lock Co Ltd ドア用錠受け金具
JP2006299607A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Miwa Lock Co Ltd ドア用錠受け金具
JP2007211479A (ja) * 2006-02-09 2007-08-23 Miwa Lock Co Ltd ドア用錠受け金具

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006161415A (ja) * 2004-12-07 2006-06-22 Miwa Lock Co Ltd ドア用錠受け金具
JP4639076B2 (ja) * 2004-12-07 2011-02-23 美和ロック株式会社 ドア用錠受け金具
JP2006299607A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Miwa Lock Co Ltd ドア用錠受け金具
JP4587867B2 (ja) * 2005-04-19 2010-11-24 美和ロック株式会社 ドア用錠受け金具
JP2007211479A (ja) * 2006-02-09 2007-08-23 Miwa Lock Co Ltd ドア用錠受け金具

Also Published As

Publication number Publication date
JP4198949B2 (ja) 2008-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3997858B2 (ja) 嵌合検知コネクタ
US6848284B2 (en) Lock assembly
CN110439387B (zh) 锁紧装置及锁紧框架
US6241548B1 (en) Device for locking two mating connectors
JP3337008B2 (ja) コネクタ
JP2004036270A (ja) ドア用錠受け金具
JP5667130B2 (ja) コネクタ、コネクタ固定構造、およびコネクタ固定方法
TWI674350B (zh) 感應式鎖具
JP2011071061A (ja) 分割コネクタ
JP2004036284A (ja) ドア用錠受け金具
CN210343004U (zh) 锂电池模组
JP4587867B2 (ja) ドア用錠受け金具
JP4639076B2 (ja) ドア用錠受け金具
TWM541106U (zh) 開關裝置之扳動組合改良結構
JP2004293100A (ja) 扉錠の受金具
JP4919835B2 (ja) ドア用錠受け金具
JP4521796B2 (ja) 引戸錠用係止装置
WO2017154704A1 (ja) ラッチ錠装置及びこれを備えた扉装置
IL144642A (en) Locking device particularly for retaining a plug-in supporting frame to be applied to a casing
CN212867198U (zh) 一种双系统挂锁
CN219587370U (zh) 推拉锁
CN211776515U (zh) 把手组件和锁具
CN210738308U (zh) 一种具有锁孔防护机构的挂锁
JP3932133B2 (ja) フラット型の扉用ロックハンドル装置
CN108063066B (zh) 开关装置的扳动组合改良结构

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Effective date: 20050425

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050425

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080401

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20080520

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080603

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20080902

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081002

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010