JP4587867B2 - ドア用錠受け金具 - Google Patents

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Description

本発明は、地震時に適合するドア用錠受け金具に関する。
特許文献1は、出願人が提案したものである。該特許文献1には、「左右の側壁に切欠部を有しかつドア枠に嵌合状態に固定されるトロヨケと、切欠部にそれぞれ係合する保持(係合)ピンを有すると共に、少なくともトロヨケの奥の内壁面並びに上下の対向内壁との間にそれぞれ空隙部を設定して遊嵌合状態に嵌め込まれる枠状可動コアと、トロヨケ及び可動コアの正面側をカバーするように該可動コアに取り付けられるカバープレート(カバー状ストライク)とを備え、地震発生時、前記可動コアがストライクの傾斜状上下端部の変形に伴いトロヨケ内の後方空隙部ないし上下の空隙部へと多方向へ後退動するドア用錠受け金具」が記載されている。
また、特許文献2には、前記特許文献1の可動コアをそのまま利用した上で、錠受け金具のストライクを、固体ストライクと、可動ストライクとに区分し、前記固体ストライクをトロヨケの前面に固定する一方、可動ストライクを可動枠体(可動コア)に一体的に固定したものである。そして、トロヨケに対して、可動ストライクを可動枠体側の係合手段(例えば保持ピンと切欠部)及びバネ部材を介して固体ストライク(カバープレート)の前面から常時突出するように保持ないし付勢している。
ところで、特許文献1及び特許文献2の共通の問題点は、可動ストライクを備えた可動コアを保持する手段が、可動コア側の係合手段のみ(特許文献1)、又は可動コア側の係合手段及びトロヨケの奥の内壁面と可動コアの後壁面との間に設けた弓状板バネ(特許文献2)であることから、可動ストライクをトロヨケに組み込む際に、簡単にセット(保持)させることが出来なかった。換言すると、これらの特許文献に記載の受け金具は、可動コアを手に把持した状態でトロヨケ内に可動コアをセットしなければならず、非常に面倒であるという問題点があった。特許文献1では、可動ストライクをトロヨケに簡単にセット(保持)させるためには、例えばトロヨケの左右の側壁に、可動ストライクの小突起と係合する小さな被係合部(例えば係合小孔、内壁面に形成された小さな溝など)が形成する必要があった。
特開2004−36270 特開2004−293100
本発明の第1の目的は、ストライクを備えた可動コア(可動枠体)をトロヨケ内に簡単かつ確実にセットすることである。また第2の目的は、地震発生時、可動コアを保持する上下及び後方の保持板が可動コアの動きに対応して変形することである。第3の目的は、簡単な構成により、トロヨケ内の可動コアを確実に保持することである。第4の目的は、地震発生時、可動ストライクがトロヨケの前面に固定されたカバープレートと面一の状態になる位置まで後退可能であることである。その他、可動コアに対して保持板を簡単に取付けることができることである。
本発明のドア用錠受け金具は、トロヨケと、該トロヨケの奥の内壁面並びに上下の対向内壁との間にそれぞれ空隙部を設定して遊嵌合状態に嵌め込まれる可動コアと、この可動コアの前面に一体的に設けられ、かつ、トロヨケから常時突出するストライクとを備え、地震発生時、可動コアがトロヨケ内の後方空隙部ないし上下の空隙部へと後退動するドア用錠受け金具に於いて、前記上下の空隙部に可動コアの上下の動きに対応して弾性変形可能な先端部を有する上下の保持板を配設し、一方、前記後方空隙部に可動コアの後退の動きに対応して弾性変形可能な後方の保持板を配設したことを特徴とする。
(1)トロヨケ2内の上下の空隙部31に可動コア3の上下の動きに対応して弾性変形可能な先端部を有する上下の保持板8を配設し、一方、トロヨケ内の後方空隙部30に可動コアの後退の動きに対応して弾性変形可能な後方の保持板7を配設したので、組立時、ストライク4を備えた可動コア(可動枠体)3をトロヨケ2内に簡単かつ確実にセットすることができ、また、地震発生時、可動コア3を保持する上下及び後方の保持板7,8が可動コア3の動きに対応して変形する。したがって、組立作業能率の向上化を図ることができると共に、地震が発生した際にドアDの開閉がスムースにできなくなる危険性を極力回避することができる。
(2)簡単な構成により、トロヨケ内の可動コアを確実に保持することができる。
(3)請求項4に記載の発明は、ドアの先端面とドア枠との間の「チリ」を稼ぐことができる。
(4)請求項5に記載の発明は、地震発生時、デッドボルトaが可動コア3の後方開口24を介してトロヨケ2のケース部15の奥の内壁面(底部)へと入り込むことができる。
(5)請求項6,7に記載の発明は、可動コアに対して保持板を簡単に取付けることができる。それ故に、交換自在である。
以下、図1ないし図8を参照にして第1実施例を説明する。
(1)実施の環境
まず、図1及び図2を参照にして本発明の実施の環境部材を説明する。1はドア枠、2はドア枠に嵌合状態に固定されるトロヨケ、3はトロヨケの奥の内壁面並びに上下の対向内壁との間にそれぞれ空隙部30,31を設定して遊嵌合状態に嵌め込まれる枠状可動コア、4はこの可動コア3の前面に一体的に設けられ、かつ、トロヨケ2から常時突出する可動ストライク、一方、5はトロヨケ2の前面に一体的に設けられ、かつ、縦長状の開口部6を有するカバープレートである。
カバープレート5は、開口部6を形成する縦方向の一辺(縦縁部)に切欠部6aを有していることから、開口部6から常時突出する可動ストライク4は、地震発生時、可動コア3の後退動を介してカバープレート5と面一の状態になる位置まで後退可能である。
なお、Dはドア枠1に対して開閉可能に設けられるドア、aはドア側に設けた錠前の第1の施錠片(ここではデッドボルト)、bはデッドボルトaと並存的に設けられた錠前の第2の施錠片(ここでは鎌片)である。前記鎌片bは、施錠時、図1で示すようにデッドボルトaと水平方向に重なった状態で可動コア3の正面壁の内壁面に対してその先端部が掛合可能な状態となっている。
図1は、サッシ型ドア枠1にトロヨケ2に合わせたカバープレート5の開口部6から可動ストライク4が突出した状態で枠状可動コア3をトロヨケ2内に組込み込んでいる。しかも、該可動コア3は、後方の保持板7,7及び上下一対の保持板8,8を介してトロヨケ2内にセットされている通常の使用状態を示す。また、トロヨケ2とカバープレート5は固着具を介してドア枠1に固定されている。
(2)錠受け具の構成部材−ドア枠1
図2を参照にして錠受け具の構成部材を順番に説明する。なお、側壁、孔等の用語の一部の符号は省略する。
まず、簡略化したドア枠1から説明する。角筒部10はドアDの垂直端面と対向する一部のみを示してある。10aは正面壁、10bは背面壁、10c,10cは左右の側壁、11は前記正面壁10aに形成された縦長状の受入れ口、12は受入れ口に連通するように左側の上下の部位にそれぞれ垂直線状に切欠されたストライク用切欠溝、13はこれらの切欠溝12,12付近の正面壁10aに形成された上下のネジ孔である。
(3)トロヨケ2
次にトロヨケ2について説明する。トロヨケ2の形状は普通一般のそれと同様である。すなわち、トロヨケ2の部分を区分けすると、ドア枠1の受入れ口11にスッポリトと入り込む正面開口のケース部15と、このケース部15の開口16側の上下端部にそれぞれ一体形成された突片状の取付け片17,17とから成り、前記取付け片17,17には、ドア枠1のネジ孔13,13と符合する貫通孔が形成されている。
しかして、本実施例では、前記ケース部15の左右側壁の上下の部位には、左右一対の保持ピン逃し用切欠部20,20がそれぞれ計4個形成されている。矩形状切欠部20の縁は、図1で示すように、それぞれ上下一対の可動コア用保持ピン(係合ピン)21,21と係合する。
すなわち、本実施例の各保持ピン21は、左右一対の逃し用切欠部20,20をそれぞれ貫通する。これらの切欠部20の縁は、通常の使用状態では、一つの保持ピン21の外周面と一部係合する。
(4)可動コア3
次に可動コア3について説明する。可動コア3は、図3で示すように、複数個の開口を有する箱型形状に形成されている。すなわち、3a,3aは上下の垂直正面壁、3b,3bは上下の水平壁、3c,3cは左右の対向側壁、3d,3dは上下の正面壁3b,3bと対向する上下の垂直後壁(背面)である。
しかして、前記垂直の正面壁3aは、可動ストライク4に対して取付け板の機能を有すると共に、本実施例では、施錠時、鎌片bの先端部は、いずれか一方の正面壁3aの内壁面に対して掛合可能な状態となる(鎌片は可動コアに対しては係合する)。
また上下の水平壁3bは、上下の保持板8に対して取付け板の機能を有する。したがって、これらの壁3bには、例えば符号を付さない固着具用のネジ孔がそれぞれ形成されている。また左右の側壁3cには、保持ピン用挿通孔22がそれぞれ形成されている。また、上下の垂直後壁(背面)3bは、後方の保持板7に対して取付け板の機能を有する。
さらに、上下の正面壁3a,3aの間には、縦長の前方開口23が形成され、一方、上下の後壁3d,3dの間には、断面コ字型状の施錠片用受け片25を介して上下に後方開口24がそれぞれ設けられている。
ところで、本実施例の垂直正面壁3a,3aは、左右の側壁3c,3cの端面より若干突出している。また、可動コア3に入り込んだデッドボルトaの下面と前記受け片25の水平上板部との間には、多少のクリアランスが設定されているが、地震発生時、受け片25はドア枠の変形によってデッドボルトaの下面と水平上板部とが互いに衝突し合った場合、その衝撃力を受ける。
また本実施例では鎌片bも設けられているので、デッドボルトaと同時に鎌片bが後退しながら上昇した場合には、可動コア3の前方開口23の上縁部が、両方の施錠片a,bからその衝撃力を受ける。したがって、可動コア3は、両方の施錠片a,bがトロヨケ2側に移動してきた時、施錠片用受け片25の水平上板部等を介して後退上下動可能な状態となる。
(5)可動ストライク4
次に可動ストライク4について説明する。本実施例の可動ストライク4は、上下に固着具用の取付け孔5a,5aを有するカバープレート5とは別個の部材である。図1,図2で示すように、可動ストライク4は、カバープレート5よりも短い反面、可動コア3により若干長い。
この可動ストライク4は、正面視逆コ字型形状或いはコ字型形状の前板4aと、この前板4aの上下幅広部分の端部をそれぞれ折り曲げて形成した上下端板4b,4bと、前板4aの縦方向の一辺を折り曲げて形成した側端板4cとを有し、前記上下幅広部分には、可動コア3の孔と符合する固着具26用の孔27がそれぞれ設けられていると共に、前記上下端板4b,4bの一端と側端板4cの端部との間には、カバープレート5の縦縁の切欠部6aに対向する小切欠部28が設けられている。
なお、可動ストライク4の形状に関しては、コ字型形状に限定するものではなく、例えば縦長状の開口を有する矩形状でも良い。また側端板4cは、サッシ型のドア枠1の切欠溝12を考慮したものであり、本発明の限定要件ではない。
(6)後方の保持板7
後方の保持板7は、図1で示すように、本実施例では、デッドボルトaが可動コア3の後方開口24を介してトロヨケ2のケース部15の奥の内壁面(底部)へと入り込むことができるように上下にニ分割され、かつ、後方空隙部30に配設されている。
本実施例では、上下の後方保持板7は、取付け側の一端部側7aがそれぞれ鉤状に折り曲げ形成されて係合部となっており、該係合端部7aは、可動コア3の上下の垂直後壁3dにそれぞれ着脱自在に係合する。一方、一端部側7aに連設する他端部側7bは、その傾斜状部分の端部が垂直方向に折り曲げ形成されて当接部となっている。
しかして、後方の保持板7の他端部側7bは、少なくとも、可動コア3の後退の動きに対応して弾性変形可能(弾性変形機能)である。また、後方の保持板7は、例えば合成樹脂材で形成された「樹脂バネ」であり、望ましくは、地震発生後、外的な衝撃力がなくなった瞬間、材質自体の弾性復帰力により、直ちに元の保持状態を確保するための働き(弾性復帰変形機能)をする。
(7)上下の保持板8
一方、上下の保持板8は、図1で示すように、トロヨケ2の上下の内壁面と可動コア3の水平上下壁3b,3bとの間に設定された上下の空隙部31,31内にそれぞれ位置するように線対象状態に配設されている。ここでの線対象は、可動コア3の中心を通る横線を対象中心線とした場合に於ける上下の線対象を意味する。
本実施例の保持板8は、上下一対で「一組」を構成し、それぞれ断面釣り針状に形成されている。そして、各保持板8の基端部8a,8aは、可動コア3の水平上下壁3bに固定手段(例えばオネジ)9を介してそれぞれ固定され、かつ、フック状先端部8bは、トロヨケ2の上下の内壁面2bにそれぞれ当接する。したがって、特に符号を付さないが、保持板8及び可動コア3の上下壁3bの適宜箇所には、取り付け孔がそれぞれ形成されている。
しかして、上下一組の保持板8の先端部8bは、少なくとも可動コア3の上下の動きに対応して弾性変形可能(弾性変形機能)である。保持板8も、例えば合成樹脂材で形成された「樹脂バネ」であり、望ましくは、地震発生後、外的な衝撃力がなくなった瞬間、材質自体の弾性復帰力により、直ちに元の保持状態を確保するための働き(弾性復帰変形機能)をする。
(8)各部材の組み合わせ
まず、カバープレート5をトロヨケ2の前面に合わせるようにする。一方、可動コア3の上下の保持板8並びに後方の保持板7の一端部側(取付け端部)を固定する。本実施例では、上下の保持板8は、固定手段(固着具)9を介して可動コア3の上下の水平壁3bに固定され、一方、後方の保持板7は、係合部としての一端部側7aを可動コア3の上下の後方垂直壁3dに嵌め込む。保持板7の一端部側7aは、本実施例では、弾性力があるので、後方垂直壁3dに一体的に圧接係合する。また、可動コア3の前面に可動ストライク4の前板4aを、固定手段(固着具)26を介して一体的に固定する。
次に、保持板7,8及び可動ストライク4を備えた可動コア3をトロヨケ2内にセットする。セットすると、すなわち、可動コア3をトロヨケ2内に単に嵌め込むと、可動コア3は、上下の保持板8並びに後方の保持板7に保持される。そこで、可動コア用保持ピン21をトロヨケ2の逃し用切欠部20及び可動コア3の挿通孔22に通す。これにより、可動コア3はトロヨケ2から外れない。
トロヨケ2に可動コア3を一体的に組み付けると、受け金具の可動ストライク4は、カバープレート5の開口部6から突出した状態となる。そこで、受け金具を、固定手段(固着具)33を介して戸枠1の角筒部10に固定する(図1参照)。
(8)保持板の作用
図1の使用状態を前提として、今仮に、地震発生時、受け金具に対して上下方向Yの力(当然、前後方向Xの力も同時に発生した場合も含む)が作用すると、可動コア3はその受け片25を介して施錠片から強い衝撃力を受ける。そこで、上下の保持板8の先端部8bは、例えば図6で示すように変形する。
一方、今仮に、受け金具に対して可動ストライク4の前板4aに対して前後方向Xの力(当然、上下方向Yの力も同時に発生した場合も含む)が作用すると、可動コア3は、図7で示すように、可動ストライク4の前板4aを介してドアDから強い衝撃力を受ける。そこで、可動ストライク4がトロヨケ2の奥へと後退動すると、後方の保持板7の他端部側7bは、例えば図8で示すように変形する。
なお、可動コア3は、上下方向Y及び前後方向Xへ移動する時、幅広の保持ピン逃し部20を介して移動可能である。また、保持板7,8の作用(弾性変形機能や弾性復帰変形機能)については前述したとおりである。
まず、保持板8の固定手段は、本実施例では、固着具9であるが、係合、溶着等の方法であっても良い。また、上下の保持板8は、少なくとも弾性変形機能を有していれば十分である。また、保持板8の形態に関しては、望ましくは、(a)剛性的機能、(b)弾性変形機能、(c)弾性復帰変形機能を有している限り、実施例の形状に限定するものではない。
一方、後方の保持板7も、弾性変形機能を有していれば十分である。後方の保持板7に関しては、弾性復帰変形機能は発明の特定要件ではない。何故ならば、本実施例の後方の保持板7は、仮に変形した場合、着脱自在な一端部(係合部)側7aを介して新しい保持板7に簡単に交換できるからである。また、保持板7の弾性変形機能に関しては、本実施例のように、例えば変形部分を括れ状態に形成すると変形し易くなる。
さらに、施錠片用受け片の形状等は任意に設計変更可能である。また、例えば可動コアの左右の側壁に施錠片用の可動受け部材を設けても良い。
次に、第2実施例及び第3実施例について説明する。これらの実施例の説明にあたって、第1実施例と同一の部分には、同一又は同様の符合を付して重複する説明を省略する。
図9乃至図11に示す第2実施例について説明する。第2実施例において、前記第1実施例と主に異なる点は、保持ピン21に対する逃し用切欠部20Aと挿通孔22Aの形成対象を設計変更したことである。すなわち、例えば図10で示すようにトロヨケ2Aの左右の側壁の方に保持ピン21,21用の挿通孔22A,22Aを上下にそれぞれ形成し、一方、可動コア3Aの左右の側壁3c,3cに、保持ピン逃がし用切欠部20A,20Aを上下にそれぞれ形成したことである。
この第2実施例の上下の保持ピン21,21と上下の切欠部20A,20Aとの係合関係は、図9に示す通りである。後方の保持板7並びに上下の保持板8の形状、取り付け箇所、作用等については、第1実施例と同一なので、重複説明を省略する。このように設計変更しても第1実施例と同一の作用・効果がある。
また、図12乃至図15に示す第3実施例について説明する。この第3実施例において、前記第1実施例と主に異なる点は、
(あ)上下の保持板8Bを可動コア3Bの上下の水平壁3b,3bに着脱自在に取付けた点である。その一例として、上下の保持板8Bの基端部8aに小突起状の係合部41を設け、一方、上下の水平壁3b,3bの孔を前記係合部41が係合する貫通状態の係合小孔42としている。なお、この係合関係は逆であっても良い。
(い)また、施錠片用受け片25Aを大径部と小径部を有する棒状体に形成すると共に、可動コア3Bの左右の側壁3cに垂直案内長孔43をそれぞれ形成し、該垂直案内長孔43に受け片25Aを上下動自在に架設したことである。
前記(あ)のように構成すると、上下の保持板8Bを可動コア3Bの水平壁3bに簡単に装着することができる。
図1乃至図8は本発明の第1実施例を示す各説明図。図9乃至図11は本発明の第2実施例を示す各説明図、図12乃至図15は本発明の第3実施例を示す各説明図。
第1実施例の実施形態を示す概略説明図(通常の使用状態)。 分解斜視図。 主たる部材(可動コアと、カバープレート、保持板)の分解斜視図。 主要部の平面視からの概略説明図。 図4に於いて、横断面から見た概略説明図。 地震発生時、上下の保持板の機能を示す概略説明図。 地震発生時、受け金具にX方向の力が作用する旨の説明図。の可動コアの状態を示す概略断面説明図(平面視)。 図7に於いて、後方の保持板の機能を示す概略説明図。 第2実施例の実施形態を示す概略説明図(通常の使用状態)。 分解斜視図。 地震発生時の可動コアの状態を示す概略断面説明図。 第3実施例の概略断面説明図。 可動ストライク側から見た説明図。 保持板8Bと可動コア3Bとの係脱関係を示す説明図。 (a)は保持板8Bの正面図、(b)は保持板8Bの右側面図、(c)は保持板8Bの平面図である。
符号の説明
X…前後方向、Y…上下方向、1…ドア枠、2,2A…トロヨケ、3,3A,3B…可動コア、3a…上下の正面壁、3b…上下の水平壁、3c…左右の側壁、3d…上下の垂直後壁、4…可動ストライク、D…ドア、a,b…施錠片、7…後方の保持板、7a…一端部側、7b…他端部側、8,8B…上下の保持板、8a…基端部、8b…先端部、9,26,33…固定手段、10…角筒部、15…ケース部、16…トロヨケの開口、17…取付け片、20,20A…保持ピン逃し用切欠部、21…保持ピン、22,22A…挿通孔、23…前方開口、24…後方開口、25,25A…施錠片用受け片、30…後方空隙部、31…上下の空隙部、41…係合部、42…係合小孔、43…垂直案内長孔。

Claims (7)

  1. トロヨケと、該トロヨケの奥の内壁面並びに上下の対向内壁との間にそれぞれ空隙部を設定して遊嵌合状態に嵌め込まれる可動コアと、この可動コアの前面に一体的に設けられ、かつ、トロヨケから常時突出するストライクとを備え、地震発生時、可動コアがトロヨケ内の後方空隙部ないし上下の空隙部へと後退動するドア用錠受け金具に於いて、前記上下の空隙部に可動コアの上下の動きに対応して弾性変形可能な先端部を有する上下の保持板を配設し、一方、前記後方空隙部に可動コアの後退の動きに対応して弾性変形可能な後方の保持板を配設したことを特徴とするドア用錠受け金具。
  2. 請求項1に於いて、上下の保持板は、その基端部は可動コアの上下の壁面にそれぞれ固定され、一方、先端部は、トロヨケの上下の内壁面にそれぞれ当接し得ることを特徴とするドア用錠受け金具。
  3. 請求項1に於いて、後方の保持板は、その一端部側がトロヨケの後方側に固定され、一方、他端部側は、トロヨケの奥の内壁面に当接し得ることを特徴とするドア用錠受け金具。
  4. 請求項1に於いて、トロヨケの前面に縦長状の開口部を有するカバープレートが一体的に設けられ、前記開口部から常時突出するストライクは、地震発生時、可動コアの後退動を介してカバープレートと面一の状態になる位置まで後退可能であることを特徴とするドア用錠受け金具
  5. 請求項1に於いて、後方の保持板は、デッドボルトが可動コアの後方開口を介してトロヨケのケース部の奥の内壁面(底部)へと入り込むことができるように上下にニ分割されていることを特徴とするドア用錠受け金具。
  6. 請求項1に於いて、上下の保持板を、基端部に設けた係合部を介して可動コアの上下の水平壁に着脱自在に取付けたことを特徴とするドア用錠受け金具。
  7. 請求項1に於いて、後方の保持板を一端部側の係合部を介して可動コアの垂直の後壁に着脱自在に取付けたことを特徴とするドア用錠受け金具。
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