JP5076558B2 - 安全スイッチと、この安全スイッチ取付用のスペーサ部材 - Google Patents

安全スイッチと、この安全スイッチ取付用のスペーサ部材 Download PDF

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Description

本発明は、例えば、自動化された工作機械の作業エリアの出入り口の固定枠に取付けられるドアスイッチ等に使用される安全スイッチと、この安全スイッチ取付用のスペーサ部材に関する。
安全スイッチであるドアロックスイッチは、一般に、自動化された工作機械を設置した作業エリアの出入り口に設けた扉の開閉を検知して、工作機械の電源を入り切りするものであり、扉を閉めると扉側の操作キーが出入り口側に備えたスイッチ本体のキー挿入口に挿入され、挿入された操作キーによって内装カムが回転操作されて、スイッチ本体に内蔵したスイッチング機構がスイッチオン状態に切り換えられて電源回路などが接続されると共に、扉を開けると操作キーの抜出しによって内装カムが回転操作されて、スイッチング機構がスイッチオフ状態に切り換えられて電源回路等が断たれるように構成されている(特許文献1参照)。
このようなドアロックスイッチSには、図26及び図27に示すように、出入り口の固定枠Bに取付けられるインターロック付きのスイッチ本体40と、開閉される扉(図示せず)に取付けられる操作キー(図示せず)とからなる。そして、スイッチ本体40は、本体ケース41と本体ケース41の上端にねじ連結されるヘッドケース42を備えており、本体ケース41にはドアロックスイッチを固定枠Bに取付けるための取付部45が設けてある。
この取付部45は、図26に示すように、本体ケース41の周部に形成された凹溝部41Aの互い向き合う部位に断面四角形状のねじ挿通孔形成部43を設け、ねじ挿通孔形成部43にねじ挿通孔44を設けて構成してある。
そして、図27に示すように、ドアロックスイッチSを固定枠Bに取付けるには、本体ケース41の後面部41dを固定枠Bに当接させて、取付部45のねじ挿通孔44に取付用ねじ部材46を挿入して、これらの取付用ねじ部材46を固定枠Bのねじ孔部47に螺合し、取付用ねじ部材46を締付けることにより、ドアロックスイッチを固定枠Bに取付けるようにしてある。この場合、取付部45と固定枠Bとの間には隙間Cが生じ、取付用ねじ部材46のねじ部46aが露出するようになる。
また、従来例として、図28に示すように、ドアスイッチSのスイッチ本体40の本体ケース41に、この本体ケース41の表裏に抜ける取付孔48を一対設けて、これらの取付孔48にカラー部材49を軽く圧入し、スイッチ本体40の背面部を固定枠Bに当接させて、カラー部材49に取付用ねじ部材50を挿入して、これらの取付用ねじ部材50を固定枠Bのねじ孔部(図示せず)に螺合し、取付用ねじ部材50を締付けることにより、ドアロックスイッチSを固定枠Bに取付けるようにしたものがある。
特開2004−79204号公報
上記した従来の安全スイッチ(ドアロックスイッチS)の取付装置にあっては、図27に示すように、取付部45と固定枠Bとの間に隙間Cがあり、取付用ねじ部材46の隙間Cから露出するねじ部46aは無支持状態であるために、作用点P1と力点P2とが別々に生じ、力点P2が取付用ねじ部材46の本体ケース41側に位置するようになる。
安全スイッチ(ドアロックスイッチS)は固定枠Bに取付けてあり、扉の開け閉め時に100kg相当以上の過負荷が加わる場合がある。この時に、取付用ねじ部材46に荷重が加わり、取付用ねじ部材46の力点P2に過負荷が生じて取付用ねじ部材46が曲がり、安全スイッチ(ドアロックスイッチS)の取付位置がずれる。その結果、操作キーをヘッドケース42に設けたキー挿入口42Aに入れようとした場合に、余り大きくないキー挿入口42Aに入らず、操作キーがヘッドケース42に衝突してしまうという問題が生じていた。
上記した安全スイッチ(ドアロックスイッチS)の取付は正面取付であり、側面取付の場合においても、正面取付の場合と同様に、過負荷により取付用ねじ部材が曲がり、安全スイッチ(ドアロックスイッチS)の取付位置がずれる結果、操作キーがキー挿入口に入らず、操作キーがヘッドケースに衝突してしまうという問題が生じていた。
また、上記した従来のスペーサとしてのカラー部材49の場合には、上記したような取付用ねじ部材46のねじ部46aの露出を防止できるが、製品としてのドアスイッチの輸送時に、カラー部材49が知らない間に脱落してしまうという問題が生じていたし、また、取付孔48が本体ケース41の前後方向(正面から裏面)に抜ける構成である場合には、取付孔48にカラー部材49を圧入することはできるが、取付孔48の他に、本体ケース41の左右方向に抜ける取付孔を設けようとした場合、カラー部材49同士が干渉し合うようになって、左右方向に抜ける取付孔を形成することができず、安全スイッチとしてのドアスイッチSを側面取付することができないという問題が生じていた。
本発明は上記の問題点を解決するものであり、その第1の目的とするところは、操作キーをキー挿入口に入れようとした場合に、操作キーはキー挿入口に容易に入り、操作キーがヘッドケースに衝突するといった不具合が防止できる安全スイッチを提供することである。
また、本発明の第2の目的とするところは、安全スイッチを正面取付又は側面取付した場合に、取付用ねじ部材の一部を支持することができるし、製品の輸送時に、スペーサ部材が知らない間に脱落して紛失しまうという不具合が解消されるスペーサ部材を提供することにある。
上記の第1の目的を達成するために、本発明に係る安全スイッチは、電源回路のオン・オフを司るスイッチング手段と、操作キーの挿抜によりイッチング手段の接点切換動作を行なわせる接点切換手段が収容されたスイッチ本体を有する安全スイッチであって、 スイッチ本体の筐体周部に取付用ねじ部材が挿通されるねじ挿通孔を有する取付部を設け、この取付部とスイッチの設置面との間の空間にスペーサ部材を介在させ、スイッチ本体とスペーサ部材とを取付用ねじ部材で共締めして設置面に取付けて、取付用ねじ部材の一部をスペーサ部材で支持するように構成してあり、さらに、スイッチ本体が、取付用ねじ部材の挿通方向に直交する筐体両側面のどちらか一方を当該スイッチ本体の設置面との当接面に選択できる構造であり、スペーサ部材が当接面側にある取付部と設置面との間の空間に選択的に設けられていることを特徴とする。
かかる構成により、スペーサ部材が取付部に着脱可能に装着されることで、取付用ねじ部材はスペーサ部材により支持されるために、作用点P1と力点P2とがスイッチ取付部材の同じ位置に生じる。安全スイッチには扉の開け閉め時に100kg相当以上の過負荷が加わる場合があり、取付用ねじ部材の作用点P1に荷重に加わるが、作用点P1と力点P2とがスイッチ取付部材の同じ位置にあるために、取付用ねじ部材に過負荷が生じることがなく曲げ変形することがない。このために、安全スイッチの取付位置がずれることがなくなり、その結果、操作キーをキー挿入口に入れようとした場合に、操作キーはキー挿入口に容易に入り、操作キーがヘッドケースに衝突するといった不具合が防止できる。
また、かかる構成により、一方の当接面を設置面に当接させて、スイッチ本体を設置面に取付ける、例えば、正面取付の場合には、取付用ねじ部材はスペーサ部材により支持されるし、他方の当接面を設置面に当接させて、スイッチ本体を設置面に取付ける、例えば、側面取付の場合には、取付用ねじ部材はスペーサ部材により支持される。このために、作用点P1と力点P2とが設置面の同じ位置に生じるようになって、取付用ねじ部材に過負荷が生じることがなく曲げ変形することがない。このために、安全スイッチの取付位置がずれることがなくなり、その結果、操作キーをキー挿入口に入れようとした場合に、操作キーはキー挿入口に容易に入り、操作キーがヘッドケースに衝突するといった不具合が防止できる。
また、本発明に係る安全スイッチは、上記した本発明に係る安全スイッチにおいて、取付部は、スイッチ本体の周部に設けた凹溝部に設けられ、スペーサ部材は、その取付時にスイッチ側ねじ挿通孔に合致するスペーサ側ねじ挿通孔を有していて、取付用ねじ部材がスイッチ側ねじ挿通孔とスペーサ側ねじ挿通孔を挿通するようにしたことを特徴とする。
かかる構成により、ケース本体を設置面に当接させて、取付部のねじ挿通孔に取付用ねじ部材を挿入して、これらの取付用ねじ部材をスペーサ側ねじ挿通孔からスイッチ取付部材のねじ孔部に螺合し、取付用ねじ部材を締付けることにより、安全スイッチを設置面に取付けることができる。したがって、作用点P1と力点P2とが設置面の同じ位置に生じるようになって、取付用ねじ部材に過負荷が生じることがなく曲げ変形することがない。このために、安全スイッチの取付位置がずれることがなくなり、その結果、操作キーをキー挿入口に入れようとした場合に、操作キーはキー挿入口に容易に入り、操作キーがヘッドケースに衝突するといった不具合が防止できる。
また、本発明に係る安全スイッチは、上記した本発明に係る安全スイッチにおいて、スペーサ部材は、スイッチ本体に仮止めされる仮止め手段を備えることを特徴とする。
かかる構成により、スペーサ部材をスイッチ本体に着脱可能に装着すると、仮止め手段によりスペーサ部材がスイッチ本体に仮止めされることになる。このために、製品の輸送時に、スペーサ部材が知らない間に脱落して紛失しまうという不具合が解消される。
また、本発明に係る安全スイッチは、上記した本発明に係る安全スイッチにおいて、取付部は、隣り合うねじ挿通孔形成部の端面部で嵌合凹部を形成しており、スペーサ部材は、凹溝部に挿入される連結部を有し、この連結部の両端部に嵌合凹部に嵌合される嵌合凸部を設け、これらの嵌合凸部にスペーサ側ねじ挿通孔を形成し、嵌合凸部の互い対向する対向面部にスペーサ挿抜方向に沿う突起部を突設して構成してあり、スペーサ部材の取付部への挿入時に、突起部でねじ挿通孔形成部を挟持させて前記仮止め手段を構成するようにしたことを特徴とする。
かかる構成により、スペーサ部材を取付部に着脱可能に装着すると、連結部は凹溝部に挿入されるし、嵌合凸部が嵌合凹部に嵌合されてスペーサ部材の嵌合凸部の互い対向する突起部がねじ挿通孔形成部の両端面部に係脱可能に挟持することで、スペーサ部材がケース本体に仮止めされることになる。このために、製品の輸送時に、スペーサ部材が知らない間に脱落して紛失しまうという不具合が解消される。
また、本発明に係る安全スイッチは、上記した本発明に係る安全スイッチにおいて、取付部は、隣り合うねじ挿通孔形成部の端面部で嵌合凹部を形成しており、スペーサ部材は、凹溝部に挿入される連結部を有し、この連結部の両端部に嵌合凹部に嵌合される嵌合凸部を設け、これらの嵌合凸部にスペーサ側ねじ挿通孔を形成し、嵌合凸部の端面部に、連結部とは反対側に脚片部を突設し、これらの脚片部にねじ挿通孔形成部に係脱可能に係止する係止爪部を形成して構成してあり、スペーサ部材の取付部への挿入時に、係止爪部をねじ挿通孔形成部に係脱可能に係止させて前記仮止め手段を構成するようにしたことを特徴とする。
かかる構成により、スペーサ部材を取付部に着脱可能に装着すると、連結部は凹溝部に挿入されるし、嵌合凸部が嵌合凹部に嵌合されてスペーサ部材の両脚片部の先端部の係止爪部がねじ挿通孔形成部に係脱可能に係止されることで、スペーサ部材がケース本体に仮止めされることになる。このために、製品の輸送時に、スペーサ部材が知らない間に脱落して紛失しまうという不具合が解消される。
また、本発明に係る安全スイッチは、上記した本発明に係る安全スイッチにおいて、スペーサ部材は、当該スペーサ部材が取付部から外された状態でスイッチ本体に連係されていることを特徴とする。
かかる構成により、スペーサ部材を取付部に挿入すると、スペーサ部材が凹溝部内に嵌合してスペーサ部材の仮止めが行われる。また、スペーサ部材はスイッチ本体から外れない。このために、製品の輸送時に、スペーサ部材が知らない間に脱落して紛失しまうという不具合が解消される。
また、本発明に係る安全スイッチは、上記した本発明に係る安全スイッチにおいて、取付部は、隣り合うねじ挿通孔形成部の端面部で嵌合凹部を形成し、凹溝部に、当該凹溝部に沿うスライドガイド溝部を設け、スペーサ部材は、凹溝部に挿入される連結部を有し、この連結部の両端部に嵌合凹部に嵌合される嵌合凸部を設け、これらの嵌合凸部にスペーサ側ねじ挿通孔を形成し、嵌合凸部の端面部に、連結部とは反対側に脚片部を突設すると共に、脚片部の一方にスペーサ挿抜方向とは直交する方向にスライドガイドを突設して構成してあり、スペーサ部材は、スライドガイドをスライドガイド溝部に挿入して、スイッチ本体に連係されていることを特徴とする。
かかる構成により、スペーサ部材を取付部に挿入すると、スペーサ部材が凹溝部内に嵌合してスペーサ部材の仮止めが行われる。また、スライドガイドはスライドガイド溝部に挿入されているために、スペーサ部材はスイッチ本体から外れない。このために、製品の輸送時に、スペーサ部材が知らない間に脱落して紛失しまうという不具合が解消される。
また、上記の第2の目的を達成するために、本発明に係るスペーサ部材は、取付用ねじ部材の挿通方向に直交する筐体両側面のどちらか一方を当該スイッチ本体の設置面との当接面に選択できる構造を有するスイッチ本体における、前記当接面側に設けた取付部と前記設置面との間の空間に選択的に設けられるスペーサ部材であって、スペーサ本体を備え、このスペーサ本体に前記取付用ねじ部材が挿通されるスペーサ側ねじ挿通孔を設けたことを特徴とする。
かかる構成により、一方の当接面を設置面に当接させてスペーサ側ねじ挿通孔に挿通した取付用ねじ部材でスイッチ本体を設置面に取付ける、例えば、正面取付の場合には、スペーサ部材が取付用ねじ部材の一部を支持することができるし、他方の当接面を設置面に当接させてスペーサ側ねじ挿通孔に挿通した取付用ねじ部材でスイッチ本体を設置面に取付ける、例えば、側面取付の場合には、スペーサ部材が取付用ねじ部材の一部を支持することができる。
また、本発明に係るスペーサ部材は、上記した本発明に係るスペーサ部材において、取付部は、スイッチ本体の周部に設けた凹溝部の互いに向い合う部位に、取付用ねじ部材が挿通されるスイッチ側ねじ挿通孔を有するねじ挿通孔形成部を設けると共に、隣り合うねじ挿通孔形成部の端面部で嵌合凹部を形成しており、スペーサ本体は、凹溝部に挿入される連結部を有し、この連結部の両端部に嵌合凹部に嵌合される嵌合凸部を設け、これらの嵌合凸部にスペーサ側ねじ挿通孔を形成して構成してあり、嵌合凸部の互い対向する対向面部にスペーサ挿抜方向に沿う突起部を突設し、スペーサ部材の取付部への挿入時に、突起部でねじ挿通孔形成部を挟持させて仮止め手段を構成するようにしたことを特徴とする。
かかる構成により、スペーサ部材を取付部に着脱可能に装着すると、連結部は凹溝部に挿入されるし、嵌合凸部が嵌合凹部に嵌合されて、スペーサ部材の嵌合凸部の互い対向する突起部がねじ挿通孔形成部の両端面部に係脱可能に係止されることで、スペーサ部材がケース本体に仮止めされることになる。このために、製品の輸送時に、スペーサ部材が知らない間に脱落して紛失しまうという不具合が解消される。
また、本発明に係るスペーサ部材は、上記した本発明に係るスペーサ部材において、スイッチ本体は、取付部は、スイッチ本体の周部に設けた凹溝部の互いに向い合う部位に、取付用ねじ部材が挿通されるスイッチ側ねじ挿通孔を有するねじ挿通孔形成部を設けると共に、隣り合うねじ挿通孔形成部の端面部で嵌合凹部を形成しており、スペーサ本体は、凹溝部に挿入される連結部を有し、この連結部の両端部に嵌合凹部に嵌合される嵌合凸部を設け、これらの嵌合凸部にスペーサ側ねじ挿通孔を形成し、嵌合凸部の端面部に、連結部とは反対側に脚片部を突設し、これらの脚片部に記ねじ挿通孔形成部に係脱可能に係止する係止爪部を形成して構成してあり、スペーサ部材の取付部への挿入時に、係止爪部をねじ挿通孔形成部に係脱可能に係止させて仮止め手段を構成するようにしたことを特徴とする。
かかる構成により、スペーサ部材を取付部に着脱可能に装着すると、連結部は凹溝部に挿入されるし、嵌合凸部が嵌合凹部に嵌合されて、スペーサ部材の両脚片部の先端部の係止爪部がねじ挿通孔形成部の端面部に係脱可能に係止されることで、スペーサ部材がケース本体に仮止めされることになる。このために、製品の輸送時に、スペーサ部材が知らない間に脱落して紛失しまうという不具合が解消される。
また、本発明に係るスペーサ部材は、上記した本発明に係るスペーサ部材において、取付部は、スイッチ本体の周部に設けた凹溝部の互いに向い合う部位に、取付用ねじ部材が挿通されるスイッチ側ねじ挿通孔を有するねじ挿通孔形成部を設けると共に、隣り合うねじ挿通孔形成部の端面部で嵌合凹部を形成し、凹溝部に、当該凹溝部に沿うスライドガイド溝部を設けて構成してあり、スペーサ本体は、凹溝部に挿入される連結部を有し、この連結部の両端部に嵌合凹部に嵌合される嵌合凸部を設け、これらの嵌合凸部にスペーサ側ねじ挿通孔を形成し、嵌合凸部の端面部に、連結部とは反対側に脚片部を突設すると共に、脚片部の一方にスペーサ挿抜方向とは直交する方向にスライドガイドを突設して構成してあり、凹溝部にスペーサ本体が嵌合されることで仮止め手段を構成し、スライドガイドを前記スライドガイド溝部に挿入して、スペーサ本体がスイッチ本体に連係されることを特徴とする。
かかる構成により、スペーサ部材を取付部に挿入すると、スペーサ部材が凹溝部内に嵌合してスペーサ部材の仮止めが行われる。また、スライドガイドはスライドガイド溝部に挿入されているために、スペーサ部材はスイッチ本体から外れない。このために、製品の輸送時に、スペーサ部材が知らない間に脱落して紛失しまうという不具合が解消される。
本発明に係る安全スイッチによれば、安全スイッチの取付位置がずれることがなくなり、その結果、操作キーをキー挿入口に入れようとした場合に、操作キーはキー挿入口に容易に入り、操作キーがヘッドケースに衝突するといった不具合が防止できる。
また、本発明に係るスペーサ部材によれば、仮止め手段によりスペーサ部材がケース本体に仮止めされることになる。このために、製品の輸送時に、スペーサ部材が知らない間に脱落して紛失しまうという不具合が解消される。
以下、本発明に係る安全スイッチと、スペーサ部材の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施例1)
本発明に係る安全スイッチと、スペーサ部材の実施例1を図1乃至図10に基づいて説明する。
図1および図2に示すように、安全スイッチAは、工作機械が設置された作業エリアの出入り口(いずれも図示せず)等に取付けられて利用されるものであって、後述する出入り口の固定枠Bに取付けられるインターロック付きのスイッチ本体1と、開閉される扉に取付けられる操作キー(いずれも図示せず)とからなる。
スイッチ本体1は、本体ケース3とこれの上端にねじ連結されるヘッドケース4とを備え、本体ケース3にはメインとなるスイッチング手段であるスイッチング機構、ロック機構およびモニタ用スイッチング機構(いずれも図示せず)が組み込んであり、また、ヘッドケース4にはスイッチング機構を操作する接点切換手段としての回転カムと、この回転カムを支持するベース(いずれも図示せず)とが組込まれると共に、その正面部にキー挿入口5が、頂部にはキー挿入口5Aがそれぞれ形成してある。
図4に示すように、本体ケース3は、安全スイッチAの設置面である固定枠Bへの取付時に、この固定枠Bに接する互いに直交する二つの当接面3B,3Cを有している。一方の当接面3Bは安全スイッチAの正面取付時に固定枠Bに当接するものであり、他方の当接面3Cは安全スイッチAの側面取付時に固定枠Bに当接するものである。一方の当接面3Bは本体ケース3の背面であり、他方の当接面3Cは本体ケース3の側面である。そして、本体ケース3の正面を図面にHで示す。
そして、図4に示すように、本体ケース3の周部には断面コ字形状の凹溝部2が形成してあり、凹溝部2の一方の互いに対向する部位には断面四角形状のねじ挿通孔形成部6が設けてあり、ねじ挿通孔形成部6にはスイッチ側ねじ挿通孔7が設けてあって、一方の取付部である背面側スペーサ取付部10が形成してある。
また、凹溝部2の他方の互いに対向する部位には断面四角形状のねじ挿通孔形成部8が設けてあり、ねじ挿通孔形成部8にはスイッチ側ねじ挿通孔9が設けてあって、他方の取付部である側面側スペーサ取付部11が形成してある。
この場合、側面側スペーサ取付部11は背面側スペーサ取付部10に対して直交しており、背面側スペーサ取付部10のねじ挿通孔形成部6と側面側スペーサ取付部11のねじ挿通孔形成部8とは、それぞれの隣り合う端面部6a,8a間に嵌合凹部12を形成している。
本発明に係るスペーサ部材の実施例1を図8乃至図10に示す。スペーサ部材13はスペーサ本体13Aを有しており、このスペーサ本体13Aは、凹溝部2に挿入される連結部14を有する。連結部14の両端部には、嵌合凹部12に嵌合される嵌合凸部15が設けてあり、これらの嵌合凸部15には、スペーサ挿抜方向イに沿うスペーサ側ねじ挿通孔17が形成されている。また、嵌合凸部15の互いに対向する対向面15aには、スペーサ挿抜方向イに沿う突起部16が形成してあって、これらで仮止め手段を構成している。
そして、スペーサ部材13が背面側スペーサ取付部10に着脱可能に装着される場合には、図6に示すように、スペーサ部材13が凹溝部2内に挿入され、両突起部16がねじ挿通孔形成部8を挟むようにして、当該ねじ挿通孔形成部8の両端面部8aに係脱可能に係止され、スペーサ部材13の仮止めが行われる。この場合、スペーサ部材13の嵌合凸部15は凹溝部2の嵌合凹部12に嵌合されて、スペーサ側ねじ挿通孔17はスイッチ側ねじ挿通孔7に合致するようになる。
次に、上記のように構成されたスペーサ部材13を用いて、安全スイッチAを作業エリアの出入り口の固定枠Bに正面取付及び側面取付する場合を説明する。
安全スイッチAを固定枠Bに正面取付する場合には、図6に示すように、スペーサ部材13を背面側スペース取付部10に挿入して、本体ケース3の一方の当接面3B及びスペーサ部材13の連結部14の外面部を固定枠Bに当接させて、スイッチ側ねじ挿通孔7に取付用ねじ部材20を挿入して、これらの取付用ねじ部材20をスペーサ側ねじ挿通孔17から固定枠Bのねじ孔部18に螺合し、取付用ねじ部材20を締付けることにより、安全スイッチAを固定枠Bに取付ける。
また、図7に示すように、安全スイッチAを固定枠Bに側面取付する場合には、スペーサ部材13を側面側スペース取付部11に挿入することにより、両突起部16がねじ挿通孔形成部6を挟むようにして、当該ねじ挿通孔形成部6の両端面部6aに係脱可能に係止され、スペーサ部材13の仮止めが行われる。この場合、スペーサ部材13の嵌合凸部15は凹溝部2の嵌合凹部12に嵌合されて、スペーサ側ねじ挿通孔17はスイッチ側ねじ挿通孔9に合致するようになる。
そして、図7に示すように、本体ケース3の他方の当接面3C及びスペーサ部材13の連結部14の外面部を固定枠Bに当接させて、スイッチ側ねじ挿通孔9に取付用ねじ部材20を挿入して、取付用ねじ部材20をスペーサ側ねじ挿通孔17から固定枠Bのねじ孔部18に螺合し、取付用ねじ部材20を締付けることにより、安全スイッチAを固定枠Bに取付ける。
上記したように、スペーサ部材13が背面側スペーサ取付部10(又は側面側スペーサ取付部11)に着脱可能に装着されることで、背面側スペーサ取付部10(又は側面側スペーサ取付部11)と固定枠Bとの間の隙間Cが塞がれ、取付用ねじ部材20はスペーサ部材13により支持されるために、図6及び図7に示すように、作用点P1と力点P2とが取付用ねじ部材20の固定枠B側の同じ位置に生じる。
安全スイッチAには扉の開け閉め時に100kg相当以上の過負荷が加わる場合があり、取付用ねじ部材20の作用点P1に荷重に加わるが、作用点P1と力点P2とが取付用ねじ部材20の固定枠B側の同じ位置にあるために、取付用ねじ部材20に過負荷が生じることがなく曲げ変形することがない。このために、安全スイッチAの取付位置がずれることがなくなり、その結果、操作キーをヘッドケース4に設けたキー挿入口5に入れようとした場合に、操作キーはキー挿入口5に容易に入るようになる。
また、スペーサ部材13を背面側スペーサ取付部10(又は側面側スペーサ取付部11)に着脱可能に装着すると、スペーサ部材13の両突起部16がねじ挿通孔形成部8(6)を挟むようにして、当該ねじ挿通孔形成部8(6)の両端面部8a(6a)に係脱可能に係止され、スペーサ部材13の仮止めされることになる。このために、製品の輸送時に、スペーサ部材13が知らない間に脱落して紛失しまうという不具合が解消される。
(実施例2)
本発明に係る安全スイッチと、スペーサ部材の実施例2を図11乃至図15に基づいて説明する。なお、本発明の実施例2における背面側スペーサ取付部10及び側面側スペーサ取付部11の構成は、上記した本発明の実施例1におけるもの同じであるために、同じ符号を付して説明を省略する。
図13乃至図15に示すように、本発明の実施例2におけるスペーサ部材22はスペーサ本体22Aを有しており、スペーサ本体22Aは凹溝部2に挿入される連結部23を有し、この連結部23の両端部にはそれぞれ嵌合凹部12に嵌合される嵌合凸部24が設けてあり、嵌合凸部24にはスペーサ挿抜方向イに沿うスペーサ側ねじ挿通孔25が形成してある。そして、嵌合凸部24の端面部24aには、連結部23とは反対側に脚片部26が突設してあり、脚片部26に、背面側スペーサ取付部10のねじ挿通孔形成部6(8)に係脱可能に係止する係止爪部27が形成してあり、脚片部26と係止爪部27とで仮止め手段を構成している。
図11に示すように、安全スイッチAの正面取付の場合であって、スペーサ部材22が背面側スペーサ取付部10に装着された場合には、両脚片部26の先端部の係止爪部27がねじ挿通孔形成部6の端面部6aに係脱可能に係止されて、スペーサ部材22が仮止めされることになる。そして、スペーサ部材22が凹溝部2内に挿入されて、スペーサ側ねじ挿通孔25はスイッチ側ねじ挿通孔7に合致するようになる。
そして、図11に示すように、本体ケース3の一方の当接面3B及びスペーサ部材22の連結部23の外面部を固定枠Bに当接させて、スイッチ側ねじ挿通孔7に取付用ねじ部材20を挿入して、これらの取付用ねじ部材20をスペーサ側ねじ挿通孔25から固定枠Bのねじ孔部18に螺合し、取付用ねじ部材20を締付けることにより、安全スイッチAを固定枠Bに取付ける。
また、図12に示すように、安全スイッチAの側面取付の場合であって、スペーサ部材22が側面側スペーサ取付部11に装着された場合には、両脚片部26の先端部の係止爪部27がねじ挿通孔形成部8の端面部8aに係脱可能に仮止めされることになる。そして、スペーサ部材22が凹溝部2内に挿入されて、スペーサ側ねじ挿通孔25はスイッチ側ねじ挿通孔9に合致するようになる。
そして、図12に示すように、本体ケース3の他方の当接面3C及びスペーサ部材13−1の連結部23の外面部を固定枠Bに当接させて、側面側スペーサ取付部11のスイッチ側ねじ挿通孔9に取付用ねじ部材20を挿入して、これらの取付用ねじ部材20をスペーサ側ねじ挿通孔25から固定枠Bのねじ孔部18に螺合し、取付用ねじ部材20を締付けることにより、安全スイッチAを固定枠Bに取付ける。
上記したように、スペーサ部材22が背面側スペーサ取付部10(又は側面側スペーサ取付部11)に着脱可能に装着されることで、この背面側スペーサ取付部10(又は側面側スペーサ取付部11)と固定枠Bとの間の隙間Cが縮小され、取付用ねじ部材20はスペーサ部材22により支持されるために、図11及び図12に示すように、作用点P1と力点P2とが取付用ねじ部材20の固定枠B側の同じ位置に生じる。
安全スイッチAには扉の開け閉め時に100kg相当以上の過負荷が加わる場合があり、取付用ねじ部材20の作用点P1に荷重に加わるが、作用点P1と力点P2とが取付用ねじ部材20の固定枠B側の同じ位置にあるために、取付用ねじ部材20に過負荷が生じることがなく曲げ変形することがない。このために、安全スイッチAの取付位置がずれることがなくなり、その結果、操作キーをヘッドケース4に設けたキー挿入口5に入れようとした場合に、操作キーはキー挿入口5に容易に入るようになる。
また、スペーサ部材22を背面側スペーサ取付部10(又は側面側スペーサ取付部11)に着脱可能に装着すると、スペーサ部材22の両脚片部31の先端部の係止爪部32がねじ挿通孔形成部6(8)の端面部6a(8a)に係脱可能に係止されることで、スペーサ部材22が本体ケース3に仮止めされることになる。このために、製品の輸送時に、スペーサ部材22が知らない間に脱落して紛失しまうという不具合が解消される。
(実施例3)
本発明に係る安全スイッチと、スペーサ部材の実施例3を図16乃至図25に基づいて説明する。
本発明の実施例3における背面側スペーサ取付部10及び側面側スペーサ取付部11における凹溝部2のヘッドケース取付部3A側の面部(図16において上面部)2Aには、図17に示すように、一方の当接面3Bを除く他の三つの面部、すなわち、他方の当接面3Cと他の面部3D,3Eに沿うようにしてスライドガイド溝部30が形成してある。スライドガイド溝部30は、他方の当接面3Cに平行な溝部30cと面部3Dに平行な溝部30dと面部3Eに平行な溝部30eとを連ねて構成してある。また、背面側スペーサ取付部10及び側面側スペーサ取付部11の他の構成は、上記した本発明の実施例1におけるもの同じであるために、同じ符号を付して説明を省略する。
本発明に係るスペーサ部材の実施例3を図23乃至図25に示す。このスペーサ部材31はスペーサ本体31Aを有しており、このスペーサ本体31Aは、凹溝部2に挿入される連結部32を有しており、この連結部32の両端部には、嵌合凹部12に嵌合される嵌合凸部33が設けてあり、これらの嵌合凸部33には、スペーサ挿抜方向イに沿うスペーサ側ねじ挿通孔34が形成してある。また、嵌合凸部33の端面部33aには、連結部32とは反対側に脚片部35が突設してあり、脚片部35の一方には、スペーサ挿抜方向イとは直交する方向に突出するスライドガイド36が設けてある。そして、スペーサ部材31は、そのスライドガイド36をスライド溝部30に挿入して、本体ケース3に連係されている。
そして、スペーサ部材31が背面側スペーサ取付部10に着脱可能に装着された場合には、図18に示すように、スペーサ部材31が凹溝部2内に嵌合されてスペーサ部材31の仮止めが行われる。この場合、図17に示すように、スライドガイド36はスライドガイド溝部30は溝部30cの中間部に位置するし、図18に示すように、スペーサ側ねじ挿通孔34はスイッチ側ねじ挿通孔7に合致するようになる。
次に、上記のように構成されたスペーサ部材31を用いて、安全スイッチAを自動工作エリアの出入り口の固定枠Bに正面取付及び側面取付する場合を説明する。
安全スイッチAを固定枠Bに正面取付する場合には、図18に示すように、スペーサ側ねじ挿通孔34をスイッチ側ねじ挿通孔7に合致させた状態で、本体ケース3の一方の当接面3B及びスペーサ部材31の連結部32の外面部を固定枠Bに当接させて、スイッチ側ねじ挿通孔7に取付用ねじ部材20を挿入して、これらの取付用ねじ部材20をスペーサ側ねじ挿通孔34から固定枠Bのねじ孔部18に螺合し、取付用ねじ部材20を締付けることにより、安全スイッチAを固定枠Bに取付ける。
また、安全スイッチAを固定枠Bに側面取付する場合には、図20に示すように、背面側スペーサ取付部10に装着されたスペーサ部材31を凹溝部2から引抜き、スライドガイド36をスライドガイド溝部30の溝部30c内を矢印F1の方向(背面方向)に移動させて、この溝部30cの背面側端部に位置させる。そして、スペーサ部材31をスライドガイド36を支点にして矢印F2の方向に回転させる。
次に、図21に示すように、スペーサ部材31を矢印F3の方向(正面H方向)に移動させて、スライドガイド36をスライドガイド溝部30の溝部30c内を移動させて、この溝部30cの正面側端部に位置させる。そして、スペーサ部材31をスライドガイド36を支点にして矢印F4の方向に回転させる。
次に、図22に示すように、スペーサ部材31を側面側スペーサ取付部11の凹溝部2内に嵌合する。この場合、スライドガイド36は矢印F5のように移動してスライドガイド溝部30は溝部30dの中間部に位置する。また、図19に示すように、スペーサ部材31の嵌合凸部33は凹溝部2の嵌合凹部12に嵌合されて、スペーサ側ねじ挿通孔34はスイッチ側ねじ挿通孔9に合致するようになる。
次に、図19に示すように、本体ケース3の他方の当接面3C及びスペーサ部材31の連結部32の外面部を固定枠Bに当接させて、スイッチ側ねじ挿通孔9に取付用ねじ部材20を挿入して、これらの取付用ねじ部材20をスペーサ側ねじ挿通孔34から固定枠Bのねじ孔部18に螺合し、取付用ねじ部材20を締付けることにより、安全スイッチAを固定枠Bに取付ける。
上記のように、スペーサ部材13が背面側スペーサ取付部10(又は側面側スペーサ取付部11)に着脱可能に装着されることで、この背面側スペーサ取付部10(又は側面側スペーサ取付部11)と固定枠Bとの間に隙間Cが塞がれ、取付用ねじ部材20はスペーサ部材31により支持されるために、図18及び図19に示すように、作用点P1と力点P2とが取付用ねじ部材20の固定枠B側の同じ位置に生じる。
安全スイッチAには扉の開け閉め時に100kg相当以上の過負荷が加わる場合があり、取付用ねじ部材20の作用点P1に荷重に加わるが、作用点P1と力点P2とが取付用ねじ部材20の固定枠B側の同じ位置にあるために、取付用ねじ部材20に過負荷が生じることがなく曲げ変形することがない。このために、安全スイッチAの取付位置がずれることがなくなり、その結果、操作キーをヘッドケース4に設けたキー挿入口5に入れようとした場合に、操作キーはキー挿入口5に容易に入るようになる。
また、スペーサ部材13を背面側スペーサ取付部10(又は側面側スペーサ取付部11)に挿入すると、スペーサ部材31が凹溝部2内に嵌合して仮止めが行われる。また、スライドガイド36はスライドガイド溝部30に挿入されているために、スペーサ部材31はスイッチ本体1から外れない。このために、製品の輸送時に、スペーサ部材31が知らない間に脱落して紛失しまうという不具合が解消される。
本発明の安全スイッチによれば、安全スイッチの取付位置がずれることがなくなり、その結果、操作キーをキー挿入口に入れようとした場合に、操作キーはキー挿入口に容易に入り、操作キーがヘッドケースに衝突するといった不具合が防止できるという効果を有しており、安全スイッチとしてのドアスイッチ等の取付装置として有用である。
本発明に係る安全スイッチ(実施例1)の斜視図である。 同安全スイッチの背面側スペーサ取付部にスペーサ部材を装着した状態の斜視図である。 安全スイッチの側面図である。 図3のX−X線に沿う断面図である。 安全スイッチの背面側スペーサ取付部にスペーサ部材を装着した状態の側面図である。 図5のY−Y線に沿う断面図である。 安全スイッチの背面側スペーサ取付部にスペーサ部材を装着した状態の説明図である。 本発明に係るスペーサ部材(実施例1)の斜視図である。 同スペーサ部材の平面図である。 同スペーサ部材の正面図である。 本発明に係る安全スイッチ(実施例2)の正面取付状態の説明図である。 同安全スイッチの側面取付状態の説明図である。 本発明に係るスペーサ部材(実施例2)の斜視図である。 同スペーサ部材の平面図である。 同スペーサ部材の正面図である。 本発明に係る安全スイッチ(実施例3)の一部省略した状態の斜視図である。 図16のZ−Z線に沿う断面図である。 同安全スイッチの正面取付状態の説明図である。 同安全スイッチの側面取付状態の説明図である。 本発明に係るスペーサ部材を背面側スペーサ取付部から抜き出す動作の説明図である。 同スペーサ部材を安全スイッチの正面側に移動させる動作の説明図である。 同スペーサ部材を安全スイッチ側面側スペーサ取付部に取付ける動作の説明図である。 本発明に係るスペーサ部材(実施例3)の斜視図である。 同スペーサ部材の平面図である。 同スペーサ部材の正面図である。 従来の安全スイッチを正面取付した状態の説明図である。 図26のU方向からの矢視図である。 スペーサ部材としてのカラー部材を用いた従来の安全スイッチの斜視図である。
符号の説明
A 安全スイッチ
B 固定枠(設置面)
C 隙間
H 正面
P1 作用点
P2 力点
1 スイッチ本体
2 凹溝部
3 本体ケース
3B 一方の当接面
3C 他方の当接面
4 ヘッドケース
5 キー挿入口
6 ねじ挿通孔形成部
7 スイッチ側ねじ挿通孔
8 ねじ挿通孔形成部
9 スイッチ側ねじ挿通孔
10 背面側スペーサ取付部(一方の取付部)
11 側面側スペーサ取付部(他方の取付部)
12 嵌合凹部
13 スペーサ部材
13A スペーサ本体
14 連結部
15 嵌合凸部
16 突起部(仮止め手段)
17 スペーサ側ねじ挿通孔
20 取付用ねじ部材
22 スペーサ部材
22A スペーサ本体
23 連結部
24 嵌合凸部
25 スペーサ側ねじ挿通孔
26 脚片部
27 係止爪部(仮止め手段)
30 スライドガイド溝部
30c 溝部
30d 溝部
30e 溝部
31 スペーサ部材
31A スペーサ本体
32 連結部
33 嵌合凸部
34 スペーサ側ねじ挿通孔
35 脚片部
36 スライドガイド

Claims (11)

  1. 電源回路のオン・オフを司るスイッチング手段と、操作キーの挿抜により前記スイッチング手段の接点切換動作を行なわせる接点切換手段が収容されたスイッチ本体を有する安全スイッチであって、
    前記スイッチ本体の筐体周部に取付用ねじ部材が挿通されるねじ挿通孔を有する取付部を設け、この取付部と前記スイッチの設置面との間の空間にスペーサ部材を介在させ、前記スイッチ本体と前記スペーサ部材とを前記取付用ねじ部材で共締めして前記設置面に取付けて、前記取付用ねじ部材の一部を前記スペーサ部材で支持するように構成してあり、
    さらに、前記スイッチ本体は、前記取付用ねじ部材の挿通方向に直交する筐体両側面のどちらか一方を当該スイッチ本体の設置面との当接面に選択できる構造であり、前記スペーサ部材は前記当接面側にある前記取付部と前記設置面との間の空間に選択的に設けられていることを特徴とする安全スイッチ。
  2. 前記取付部は、前記スイッチ本体の周部に設けた凹溝部に設けられ、前記スペーサ部材は、その取付時に前記スイッチ側ねじ挿通孔に合致するスペーサ側ねじ挿通孔を有していて、前記取付用ねじ部材が前記スイッチ側ねじ挿通孔と前記スペーサ側ねじ挿通孔を挿通するようにしたことを特徴とする請求項1記載の安全スイッチ。
  3. 前記スペーサ部材は、前記スイッチ本体に仮止めされる仮止め手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項に記載の安全スイッチ。
  4. 前記取付部は、隣り合う前記ねじ挿通孔形成部の端面部で嵌合凹部を形成しており、前記スペーサ部材は、前記凹溝部に挿入される連結部を有し、この連結部の両端部に前記嵌合凹部に嵌合される嵌合凸部を設け、これらの嵌合凸部に前記スペーサ側ねじ挿通孔を形成し、前記嵌合凸部の互い対向する対向面部にスペーサ挿抜方向に沿う突起部を突設して構成してあり、前記スペーサ部材の前記取付部への挿入時に、前記突起部で前記ねじ挿通孔形成部を挟持させて前記仮止め手段を構成するようにしたことを特徴とする請求項に記載の安全スイッチ。
  5. 前記取付部は、隣り合う前記ねじ挿通孔形成部の端面部で嵌合凹部を形成しており、前記スペーサ部材は、前記凹溝部に挿入される連結部を有し、この連結部の両端部に前記嵌合凹部に嵌合される嵌合凸部を設け、これらの嵌合凸部に前記スペーサ側ねじ挿通孔を形成し、前記嵌合凸部の端面部に、前記連結部とは反対側に脚片部を突設し、これらの脚片部に前記ねじ挿通孔形成部に係脱可能に係止する係止爪部を形成して構成してあり、前記スペーサ部材の前記取付部への挿入時に、前記係止爪部を前記ねじ挿通孔形成部に係脱可能に係止させて前記仮止め手段を構成するようにしたことを特徴とする請求項に記載の安全スイッチ。
  6. 前記スペーサ部材は、当該スペーサ部材が前記取付部から外された状態で前記スイッチ本体に連係されていることを特徴とする請求項に記載の安全スイッチ。
  7. 前記取付部は、隣り合う前記ねじ挿通孔形成部の端面部で嵌合凹部を形成し、前記凹溝部に、当該凹溝部に沿うスライドガイド溝部を設け、前記スペーサ部材は、前記凹溝部に挿入される連結部を有し、この連結部の両端部に前記嵌合凹部に嵌合される嵌合凸部を設け、これらの嵌合凸部に前記スペーサ側ねじ挿通孔を形成し、前記嵌合凸部の端面部に、前記連結部とは反対側に脚片部を突設すると共に、前記脚片部の一方にスペーサ挿抜方向とは直交する方向にスライドガイドを突設して構成してあり、前記スペーサ部材は、前記スライドガイドを前記スライドガイド溝部に挿入して、前記スイッチ本体に連係されていることを特徴とする請求項に記載の安全スイッチ。
  8. 取付用ねじ部材の挿通方向に直交する筐体両側面のどちらか一方を当該スイッチ本体の設置面との当接面に選択できる構造を有するスイッチ本体における、前記当接面側に設けた取付部と前記設置面との間の空間に選択的に設けられるスペーサ部材であって、スペーサ本体を備え、このスペーサ本体に前記取付用ねじ部材が挿通されるスペーサ側ねじ挿通孔を設けたことを特徴とするスペーサ部材。
  9. 前記取付部は、前記スイッチ本体の周部に設けた凹溝部の互いに向い合う部位に、前記取付用ねじ部材が挿通されるスイッチ側ねじ挿通孔を有するねじ挿通孔形成部を設けると共に、隣り合う前記ねじ挿通孔形成部の端面部で嵌合凹部を形成しており、前記スペーサ本体は、前記凹溝部に挿入される連結部を有し、この連結部の両端部に前記嵌合凹部に嵌合される嵌合凸部を設け、これらの嵌合凸部に前記スペーサ側ねじ挿通孔を形成して構成してあり、前記嵌合凸部の互い対向する対向面部にスペーサ挿抜方向に沿う突起部を突設し、前記スペーサ部材の前記取付部への挿入時に、前記突起部で前記ねじ挿通孔形成部を挟持させて仮止め手段を構成するようにしたことを特徴とする請求項に記載のスペーサ部材。
  10. 前記取付部は、前記スイッチ本体の周部に設けた凹溝部の互いに向い合う部位に、前記取付用ねじ部材が挿通されるスイッチ側ねじ挿通孔を有するねじ挿通孔形成部を設けると共に、隣り合う前記ねじ挿通孔形成部の端面部で嵌合凹部を形成しており、前記スペーサ本体は、前記凹溝部に挿入される連結部を有し、この連結部の両端部に前記嵌合凹部に嵌合される嵌合凸部を設け、これらの嵌合凸部に前記スペーサ側ねじ挿通孔を形成し、前記嵌合凸部の端面部に、前記連結部とは反対側に脚片部を突設し、これらの脚片部に前記ねじ挿通孔形成部に係脱可能に係止する係止爪部を形成して構成してあり、前記スペーサ部材の前記取付部への挿入時に、前記係止爪部を前記ねじ挿通孔形成部に係脱可能に係止させて仮止め手段を構成するようにしたことを特徴とする請求項に記載のスペーサ部材。
  11. 前記取付部は、前記スイッチ本体の周部に設けた凹溝部の互いに向い合う部位に、前記取付用ねじ部材が挿通されるスイッチ側ねじ挿通孔を有するねじ挿通孔形成部を設けると共に、隣り合う前記ねじ挿通孔形成部の端面部で嵌合凹部を形成し、前記凹溝部に、当該凹溝部に沿うスライドガイド溝部を設けて構成してあり、前記スペーサ本体は、前記凹溝部に挿入される連結部を有し、この連結部の両端部に前記嵌合凹部に嵌合される嵌合凸部を設け、これらの嵌合凸部に前記スペーサ側ねじ挿通孔を形成し、前記嵌合凸部の端面部に、前記連結部とは反対側に脚片部を突設すると共に、前記脚片部の一方にスペーサ挿抜方向とは直交する方向にスライドガイドを突設して構成してあり、前記凹溝部に前記スペーサ本体が嵌合されることで前記仮止め手段を構成し、前記スライドガイドを前記スライドガイド溝部に挿入して、前記スペーサ本体が前記スイッチ本体に連係されることを特徴とする請求項に記載のスペーサ部材。
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