JP4396480B2 - キースイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、ドアロックスイッチ等に使用される安全スイッチとしてのキースイッチに関する。
ドアロックスイッチは、一般に、自動化された工作機械を設置した作業エリアの出入り口に設けたドアの開閉を検知して、工作機械の電源を入り切りするものであり、ドアを閉めるとドア側に備えた操作キーが、出入り口側に備えたキースイッチに挿入され、挿入された操作キーによってカム体が回転操作されて、キースイッチに内蔵したスイッチング機構がスイッチオン状態に切り換えられて電源回路などが接続されると共に、ロック手段により操作キーの挿入によるキースイッチの接点切換え状態を維持するようにし、ドアを開けると操作キーの抜き出しによってロック手段によるロックが解除されて、カム体が回転操作され、スイッチング機構がスイッチオフ状態に切り換えられて電源回路などが断たれるように構成してある。
このようなドアロックスイッチにおけるキースイッチは、通常、スイッチ本体と、スイッチ本体上端に載置されてネジなどで取付けられたキー挿入口付きのヘッドカバーとを備えており、ヘッドカバーには一対のカム支持用の支持台が組み込まれていて、これらの支持台にはカムシャフトが架け渡されていて、このカムシャフトにカム体が回転自在に取付けてあり、このカム体には、ヘッドカバーに設けた二つのキー挿入口に対応して、同一形状の二つの矩形形状の切欠き部よりなるキー係合部が形成してある。そして、キー係合部の一方の辺部がキー挿作時に操作キーが接する受動用受圧部であり、且つ他方の辺部が、キー引き抜き時に操作キーが接する復帰用受圧部になっていて、この復帰用受圧部は直線状の平坦面で構成してある。
そして、ロック手段により操作キーの挿入によるスイッチング機構の接点切換え状態が維持されるが、このようにロック手段によるロック時に、操作キーの作動部はキー係合部に挿入されていて、この作動部は復帰用受圧部の平坦面に接触しており、この復帰用受圧部の傾きに応じて操作キーが移動するようになっている(特許文献1参照)。
特開平6−76675号公報
上記したキースイッチにおいては、ロック手段によるロック状態で、操作キーはカム体のキー係合部の復帰用受圧部に接するが、この復帰用受圧部が直線状の平坦面で構成してあるために、この復帰用受圧部の傾きに応じて操作キーが移動して、操作キー自体の変形や破損、及び操作キーの移動で生じていたカム体などの周辺部品の変形等が生じるという問題点があった。
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、ロック手段によるロック状態で、操作キーがカム手段のキー係合部に係合した場合に、復帰用受圧部に対して操作キーが移動することがなく、操作キー自体の変形や操作キーの移動で生じていたカム手段などの周辺部品の変形等が抑えられるキースイッチを提供することである。
上述の目的を達成するために、本発明に係るキースイッチは、スイッチケース内に内装され且つオン・オフ動作を行うスイッチング手段と、スイッチケースに設けたキー挿入口への操作キーの挿抜により正逆に回転動作することで、スイッチング手段の接点切換動作を行なわせるカム手段と、操作キーの挿入によるスイッチング手段の接点切換え状態を維持するロック手段とを備えたキースイッチであって、操作キーは、二つに分岐した分岐部を連結する連結部を有しており、カム手段は、その周部に、操作キーが係合するキー係合部を有していて、キー係合部には、その一方の辺部が、キー挿作時に操作キーが接する受動用受圧部であり、且つ他方の辺部が、ロック手段によるロック状態で操作キー引き抜こうとする時に操作キーが接する復帰用受圧部であって、復帰用受圧部は、操作キーの接触状態を保持する凹状のキー保持部を有していて、結部の矩形断面をなす二つの角部が、凹状のキー保持部に当接することで当該連結部の、操作キーの引抜き方向に対して垂直な方向の移動を封じることを特徴とする。
かかる構成により、ロック手段によるロック状態で、操作キーがキー係合部に係合した場合に、操作キーが凹部に接触して、この接触状態を凹部が保持するために、操作キーの連結部の、操作キーの引抜き方向に対して垂直な方向の移動が封じられて復帰用受圧部に対して操作キーが移動することがなく、操作キー自体の変形や破損、及び操作キーの移動で生じていたカム手段などの周辺部品の変形や破損が抑えられる。
ここで、スイッチング手段とは、例えば、回路開閉用スイッチが該当し、カム手段とは、例えば、カム体が該当する。
また、本発明に係るキースイッチは、上記した本発明に係るキースイッチにおいて、キー保持部が、面ほぼく字形状に形成することで構成されていることを特徴とする。
かかる構成により、ロック手段によるロック状態で、操作キーがキー係合部に係合した場合に、操作キーの連結部が側面ほぼく字形状のキー保持部に接触して、キー保持部がこの接触状態を保持するために、復帰用受圧部に対して操作キーが移動することがなく、操作キー自体の変形や破損、及び操作キーの移動で生じていたカム手段などの周辺部品の変形や破損が抑えられる。
また、本発明にかかるキースイッチは、上記した本発明に係るスイッチにおいて、キー保持部が、面ほぼ円弧形状に形成することで構成されていることを特徴とする。
かかる構成により、ロック手段によるロック状態で、操作キーがキー係合部に係合した場合に、操作キーの連結部が側面ほぼ円弧形状のキー保持部に接触して、キー保持部がこの接触状態を保持するために、復帰用受圧部に対して操作キーが移動することがなく、操作キー自体の変形や破損、及び操作キーの移動で生じていたカム手段などの周辺部品の変形や破損が抑えられる。
本発明に係るキースイッチによれば、ロック手段によるロック状態で、操作キーがキー係合部に係合した場合に、操作キーが凹部に接触して、この接触状態を凹部が保持するために、操作キーの連結部の、操作キーの引抜き方向に対して垂直な方向の移動が封じられて復帰用受圧部に対して操作キーが移動することがなく、操作キー自体の変形や破損、及び操作キーの移動で生じていたカム手段などの周辺部品の変形や破損が抑えられる。
以下、図面によって本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明に係るキースイッチの正面から見た斜視図、図2は同キースイッチの背面から見た斜視図、図3は本発明に係るキースイッチにおいて、蓋体及びヘッドカバーを外した状態を正面から見た斜視図、図4は本発明に係るキースイッチにおいて、蓋体及びヘッドカバーを外した状態を背面から見た斜視図、図5は本発明に係るキースイッチにおいて、蓋体及びヘッドカバーを外した状態の正面図、図6は図1のD−D線に沿う一部省略した断面図である。なお、説明上、操作キーBの挿抜方向を前後方向Xとし、この前後方向Xを元に上下方向Y、左右方向Zを図示のように設定する。
本発明の実施の形態のキースイッチAはスイッチケース1を備えており、このスイッチケース1は合成樹脂製である。なお、本発明の他の実施の形態として金属製でもよい。
スイッチケース1は、図1及び図2に示すように、その前面が解放されたボックス形状のケース1Aと、このケース1Aの前面開口部1Cを覆う蓋体1Bと、ヘッドカバー3とで構成してある。
そして、図3及び図7で示すように、ケース1Aの上部の片側(右側)にはヘッドユニット装着部2が形成してある。このヘッドユニット装着部2にはヘッドユニットFが装着してあり、ヘッドユニット装着部2にヘッドカバー3を取付けることで、ヘッドユニットFがヘッドカバー3で覆われようになる。
ヘッドユニット装着部2は、前、後面部2a、2bと左、右面部2c、2dと底面部2e(図6参照)を有していて、上面部は解放してある。そして、底面部2eにはシール2fと孔部2gとが設けてある(図6参照)。また、前面部2aの上縁部の右隅部には係合突起部4aが設けてあり、また、前面部2aの上縁部の左右には固定ねじ挿入孔部4bが設けてある。
また、前、後面部2a、2bには、ほぼU字形状の切欠き部5a、5bが形成してあり、後面部2bの外面にはカバー嵌合凸部5c、5dが形成してある(図3、図4参照)。また、前、後面部2a、2bの下部には、左右一対のピン支持孔部6が形成してあり、さらに、左、右面部2a、2bのそれぞれの内面部の中央部には、上下方向に沿う挿入溝部7が形成してある。
ヘッドカバー3は、図1及び図2に示すように、前、後面部3a、3bと右面部3cと頂面部(上面部)3dを有していて、左面部及び下面部は解放してある。そして、前、後面部3a、3bは、それぞれの下部に延長部3e、3fを有している。また、前面部3a(及び頂面部3d)には操作キーBを挿入するキー挿入口8(9)が形成してある。また、頂面部3dには、左右にねじ孔部3gが設けてある。
ヘッドユニットFは、図8及び図9に示すように、操作キーBの挿抜に応じて支軸(カムシャフト)回りに回動するカム手段としてのカム体10と、このカム体10がカムシャフト45により回転可能に取付けられるベースヘッド部材11と、カム体10を、操作キーBを引き抜いた回動位置に保持する一対のヘッドロック部材12と、これらのヘッドロック部材12をカム体10にそれぞれ押圧するように付勢する一対のばね部材12Aと、ヘッドプランジャ40とで構成してある。
操作キーBは、図14に示されるように二つに分岐した分岐部70と、これらの分岐部70を連結する連結部71を有すると共に、操作キーBをキー挿入口8に挿入した際に、カム体10のカム外形の一部が係合する矩形の係合孔72を有している。また、分岐部70の先端部には外方に膨出する膨出部70Aが形成してある。
カム体10は、図11に示すように、その中央部に支承孔10Aを有しており、また、その周部に、凹部からなる前後のキー係合部13、14と、これらのキー係合部13、14に挟まれた凸部15と、この凸部15に隣り合う凸部15Aと、側面ほぼU字形状のカム部16とを有している。そして、カム体10の両側面部の外面には支承孔10Aの縁周りに孔縁隆起部10Bが形成してある。
そして、図13に示すように、前方のキー係合部13には、その後辺部(一方の辺部)が受動用受圧部13aであり、且つ前辺部(他方の辺部)が復帰用受圧部13bであって、復帰用受圧部13bには、後述する操作キーBの連結部71が接触した状態で、この操作キーの連結部71の、操作キーBの引抜き方向に対して垂直な方向の移動を封じる凹部である側面略く字形状のキー保持部13cが形成してある。同様に、後方のキー係合部14には、その後辺部が受動用受圧部14aであり、且つ前辺部が復帰用受圧部14bであって、復帰用受圧部14bには側面略く字形状のキー保持部14cが形成してある。なお、凹部になるよう凹状に形成されたキー保持部13cは、本発明に実施の態様では側面略く字形状であるが、側面ほぼ円弧形状であってもよい。また、図9に示すように、凸部15の頂部15aには、左右に位置させてロック溝部17が形成してある。
また、カム部16は、図11及び図13に示すように、カム体10の周部の下半分に形成されたカム溝部18を有しており、このカム溝部18の底面部が、側面ほぼU字形状のカム面19にしてあり、このカム面19は平坦な下面部19aを有している。そして、カム溝部18の両側壁部18a、18bには、カム面19に倣うプランジャガイド孔部16Aが形成してある。
また、ベースヘッド部材11は、図10に示すように、金属製(亜鉛合金のダイカスト品)であって、ベースヘッド本体11Aを有しており、このベースヘッド本体11Aの中央にはカム体収容部20が形成してあり、このカム体収容部20の両側には橋脚部20a、20bが形成してあり、これらの橋脚部20a、20bの内面部にはカム体挿入溝部21が形成してあり、両橋脚部20a、20bの外面部に筒状の軸支承部22が外方に向って突設してある。そして、これらの軸支承部22の支承孔部23はカム体挿入溝部21に開口している。
また、両橋脚部20a、20bの外面部には、ヘッドロック部材受け部24A、24Bが外方に向って突設してあり、また、ヘッドロック部材受け部24A、24B間がガイド部24Cにしてある。そして、ヘッドロック部材受け部24A、24Bと軸支承部22とでヘッドロック部材取付部25を構成している。
また、図10に示すように、ベースヘッド本体11Aの下部(基部)の前面(操作キーBの抜き方向)には当接部26が形成してある。
また、カム体収容部20の底部20cにはプランジャ挿入孔部28が形成してあり、また底部20cには、プランジャ挿入孔部28の後方に位置するようにしてプランジャガイドとなる凸部29が突設してあり、この凸部29の前面が円弧形状のプランジャガイド面部30にしてある。また、ベースヘッド本体11Aの左右の当接部26には、前後方向(キー挿抜方向)Xに抜けるピン孔部31が左右に形成してあり、ベースヘッド本体11Aの底面部11Bは平坦にしてある。
また、ヘッドロック部材12は、図9に示すように、その外面部に摺動孔部32と、この摺動孔部32と同心のばね受け部32aとを有しており、また、頂部にカムロック部34を、下面部にガイド突起部35をそれぞれ有している。
ヘッドプランジャ40は、図11及び図13に示すように、その上端部に摺動ピン41を備えており、また、ヘッドプランジャ40の上端部にはカム摺接部42が形成してあり、ヘッドプランジャ40の下部は小径軸部43にしてあり、この小径軸部43の端部(ヘッドプランジャ40の下端部)には係合部44が設けてある。そして、小径軸部43の段部43Aは、後述するロック部材58が係合する部位である。
次に、ヘッドユニットFの組立について説明する。
ヘッドプランジャ40は、図11に示すように、その上端部に摺動ピン41をカム体10のプランジャガイド孔部16Aに挿入してカム体10に連結してあり、ヘッドプランジャ40の上端部のカム摺接部42がカム体10のカム面19に摺接するようにしてある。
また、ヘッドプランジャ40は、図11及び図13に示すように、カム体収容部20の底部20cのプランジャ挿入孔部28に挿入してあり、カム体収容部20にはカム体10が収容してある。この場合、ヘッドプランジャ40の後部に凸部29のプランジャガイド面部30が当接しており、また、ヘッドプランジャ40は、図6に示すように、ヘッドユニット装着部2の底面部2eのシール2f及び孔部2gを貫通している。
そして、カム体10の両側面部の外面に形成した孔縁隆起部10Bがカム体挿入溝部21に挿入してあり、カム体10の両側面部がカム体収容部20の両側壁部20a、20bの内面部に近接している。そして、カム体10の支承孔10Aと軸支承部22の支承孔部23とにカムシャフト45が挿入してあって、このカムシャフト45を中心にカム体10が回転するようにしてある。
そして、図8及び図9に示すように、ベースヘッド部材11の両ヘッドロック部材取付部25にはヘッドロック部材12が左右方向Yに移動可能に取付けてある。すなわち、ヘッドロック部材12は、その摺動孔部32を軸支承部22に挿入した状態でヘッドロック部材受け部24A、24Bで受けられており、ベースヘッド部材11のガイド突起部35がガイド部24Cに摺動可能に挿入してある。
そして、上記のように組み立てられたヘッドユニットFはヘッドユニット装着部2に装着してある。この場合、左右のヘッドロック部材12の外端部にばね部材12Aを配置し、これらのばね部材12Aを圧縮した状態で、これらのばね部材12Aの端部がヘッドユニット装着部2の左、右面部2c、2d内面の挿入溝部7に挿入してあり、ヘッドロック部材12はばね部材12Aの反発力によりベースヘッド部材11の中心側に押されている。
そして、ベースヘッド部材11の当接部26がヘッドユニット装着部2の前面部2aの内面に当接していて、前、後面部2a、2bの一対のピン孔部6とベースヘッド部材11のピン孔部31とに固定部材である固定ピン55が挿入してあり、ベースヘッド部材11は、強固にケース1Aに固定されている。
そして、図1及び図2に示すように、ヘッドユニット装着部2には、その前後を合わせてヘッドカバー3が被せてあり、ねじ孔部3gから固定ねじ挿入孔部4bに固定ねじ4を螺合することでヘッドカバー3がヘッドユニット装着部2に固定してある。したがって、キー挿入口8はキースイッチAの前面部に、キー挿入口9は上面部にそれぞれ位置することになる。
また、ケース1A内には、図5及び図6に示すように、工作機械のスイッチング手段としての電源回路開閉用スイッチ50が設けてある。この電源回路開閉用スイッチ50は、スイッチ操作体51と、このスイッチ操作体51に装備された第1、第2及び第3の可動接点(図示せず)と、第1、第2及び第3の固定接点(図示せず)と、ばね(図示せず)とを有しており、スイッチ操作体51にはヘッドプランジャ40の下端部の係合部44が係合している。
また、本体ケース1Aには、操作キーBをキー挿入口8に挿入した際に、操作キーBの引き抜きを阻止するロック手段が設けてある。このロック手段は、詳細な構造を図示しないが、回路開閉用スイッチ50のオン作動時に、ロック部材58がヘッドプランジャ40の段部43Aに係合して、ヘッドプランジャ40をロックして、カム体10の回動を阻止するようになっている。
なお、ロック解除は、電磁ソレノイド59をオン作動させることで、この電磁ソレノイド59の可動プランジャ59Aを下降させて連結部材60を下げ、レバー61を移動させることによりロック部材58を移動させてヘッドプランジャ40のロックを解除する。
また、本体ケース1Aには、ロック手段によるヘッドプランジャ40のロック動作を確認するためのロック確認用スイッチ65が装備してある。
次に、以上の構成を有するキースイッチAの動作を、当該キースイッチAを、工作機械を外囲した保護フェンスのドアにおける安全スイッチとして使用した場合について説明する。なお、ドアには操作キーBが取付けられ、保護フェンスの支柱にはキースイッチAが取付けられる。
先ず、ドアを開放している状態においては、キースイッチAから操作キーBは引き抜かれており、キースイッチAにおいては、カム体10の凸部15のロック溝部17に、ばね部材12Aの付勢力によりヘッドロック部材12のカムロック部34が係脱可能に係合していて、カム体10が初期回動位置に保持されている。
この状態では、図11に示すように、ヘッドプランジャ40のカム摺接部42がカム面19の下面部19aに接していて、ヘッドプランジャ40及びスイッチ操作体51の上方への移動が制限されており、回路開閉用スイッチ50の各可動接点は各固定接点から離間してスイッチオフの状態であり、さらに、ロック確認用スイッチ65もスイッチオフの状態である。したがって、ドアの開放状態においては、工作機械等が駆動されることがない。
次にドアを閉じると、操作キーBがキー挿入口8に挿入されることになり、この操作キーBの挿入によって、この操作キーBの分岐部70の先端がヘッドロック部材12の内面部に当接して、両ヘッドロック部材12がばね部材12Aのばね力に抗して移動して、ヘッドロック部材12のカムロック部34がカム体10のロック溝部17より外れてロックが解除されカム体10が回動可能になる。
操作キーBの更なる押し込みにより、この操作キーBの分岐部70を連結する連結部71がキー係合部13の受動用受圧部13aを押すことで、カム体10が、図13に示されるように回動し、操作キーBの収容孔72にカム体10の外周部の凸部15Aが収容されると共に、このカム体10の回動によって、プランジャ40が上方へ移動可能となり、回路開閉用スイッチ50のバネの力で、スイッチ操作体51が上方へ移動する。
スイッチ操作体51の上方への移動により、各可動接点が各固定接点に接触すると共に、ロック確認用スイッチ65もオン作動して工作機械等の電源回路がオンして工作機械が駆動可能状態になる。
さらに、回路開閉用スイッチ50のオン作動時に、操作キーBの引き抜きを阻止するロック手段が作動して、ロック部材58がヘッドプランジャ40の段部43aに係合してヘッドプランジャ40をロックして、カム体10の回動を阻止し、スイッチ操作体51の下方への移動を禁止する。
このようにヘッドプランジャ40をロックしたロック状態においては、操作キーBを引き抜こうとしても、スイッチ操作体51及びヘッドプランジャ40が移動できないので、カム体10が回動することができず、カム体10に係合している操作キーBを引き抜くことができず、ドアを開放することができない。すなわち、ロックがかかった状態になっている。
一方、作業時に、工作機械のドアを開ける際には、先ず、外部の操作部で機械停止操作がなされ、機械が作動停止したことの信号が工作機械に付設される回転検出器から検出され、電磁ソレノイド59が通電されると、可動プランジャ59Aが下降して連結部材60を下げ、レバー61を移動させることによりロック部材58を移動させて、このロック部材58の段部43Aへの係合を外してヘッドプランジャ40のロックを解除する。
工作機械のドアを開けるべくドアを引くと、操作キーBの連結部71がカム体10のキー係合部13のキー保持部13cに引っ掛かり、カム体10が、図13において反時計回り方向に回動する。このために、カム部16のカム面19がヘッドプランジャ40の上端のカム摺接部42に摺動することでヘッドプランジャ40が押し込まれる。したがって、スイッチ操作体51が下方へ移動し、回路開閉用スイッチ50の各可動接点が各固定接点から離間すると共に、ロック確認用スイッチ65もオフ作動して工作機械等の電源回路がオフして工作機械が停止状態になる。
ドアが開放されて、操作キーBが引き抜かれると、キースイッチAにおいては、カム体10の凸部15のロック溝部17に、ばね部材12Aの付勢力によりヘッドロック部材12のカムロック部34が係脱可能に係合していて、カム体10が初期回動位置に保持される。
上記したように、カム体10は、その周部に、操作キーBが係合するキー係合部13を有していて、キー係合部13の後面部が、ロック手段によるロック状態及び操作キーBの引き抜き時に接する復帰用受圧部13bであって、この復帰用受圧部13bが側面ほぼく字形状のキー保持部13cを有しているために、操作キーBがキー係合部13に係合した場合に、操作キーBの連結部72がキー保持部13cに接触して、この接触状態をキー保持部13cが保持する。このために、操作キーBの連結部72の、操作キーBの引抜き方向に対して垂直な方向の移動が封じられて復帰用受圧部13bに対して操作キーBが移動することがなく、操作キーB自体の変形や操作キーBの移動で生じていたカム体10などの周辺部品の変形等が抑えられる。
本発明に係るキースイッチによれば、ロック手段によるロック状態で、操作キーがキー係合部に係合した場合に、操作キーがキー保持部に接触して、キー保持部がこの接触状態を保持するために、操作キーの連結部の、操作キーの引抜き方向に対して垂直な方向の移動が封じられて復帰用受圧部に対して操作キーが移動することがなく、操作キー自体の変形や操作キーの移動で生じていたカム手段などの周辺部品の変形等が抑えられるという効果を有しており、ドアロックスイッチ等に使用される安全スイッチ等に有用である。
本発明に係るキースイッチの正面から見た斜視図である。 同キースイッチの背面から見た斜視図である。 本発明に係るキースイッチにおいて、蓋体及びヘッドカバーを外した状態を正面から見た斜視図である。 本発明に係るキースイッチにおいて、蓋体及びヘッドカバーを外した状態を背面から見た斜視図である。 本発明に係るキースイッチにおいて、蓋体及びヘッドカバーを外した状態の正面図である。 図1のD−D線に沿う一部省略した断面図である。 本発明に係るキースイッチのヘッドユニット装着部において、ヘッドカバーを外した状態の斜視図である。 ヘッドユニットを正面上部から見た斜視図である。 ヘッドユニットを背面から見た斜視図である。 ベース部材の斜視図である。 カム体にヘッドプランジャを連結した状態の斜視図である。 ベース部材に組付けたカム体を破断した状態の一部省略した斜視図である。 カム体のカム面にヘッドプランジャを摺接させた状態の説明図である。 操作キーの斜視図である。
符号の説明
A キースイッチ
B 操作キー
F ヘッドユニット
1 スイッチケース
1A ケース
1B 蓋体
2 ヘッドユニット装着部
3 ヘッドカバー
6 ピン支持孔部
8 キー挿入口
10 カム体(カム手段)
11 ベースヘッド部材
12 ヘッドロック部材
13 キー係合部
13a 受動用受圧部
13b 復帰用受圧部
13c キー保持部(凹部)
14 キー係合部
14a 受動用受圧部
14b 復帰用受圧部
14c キー保持部(凹部)
17 ロック溝部
40 ヘッドプランジャ
70 分岐部
71 連結部
72 係合孔

Claims (3)

  1. スイッチケース内に内装され且つオン・オフ動作を行うスイッチング手段と、前記スイッチケースに設けたキー挿入口への操作キーの挿抜により正逆に回転動作することで、前記スイッチング手段の接点切換動作を行なわせるカム手段と、前記操作キーの挿入によるスイッチング手段の接点切換え状態を維持するロック手段とを備えたキースイッチであって、
    前記操作キーは、二つに分岐した分岐部を連結する連結部を有しており、
    前記カム手段は、その周部に、前記操作キーが係合するキー係合部を有していて、前記キー係合部には、その一方の辺部が、キー挿作時に前記操作キーが接する受動用受圧部であり、且つ他方の辺部が、前記ロック手段によるロック状態で前記操作キー引き抜こうとする時に前記操作キーが接する復帰用受圧部であって、前記復帰用受圧部は、前記操作キーの接触状態を保持する凹状のキー保持部を有していて、前記連結部の矩形断面をなす二つの角部が、前記凹状のキー保持部に当接することで当該連結部の、前記操作キーの引抜き方向に対して垂直な方向の移動を封じることを特徴とするキースイッチ。
  2. 前記キー保持部が、面ほぼく字形状に形成することで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のキースイッチ。
  3. 前記キー保持部が、面ほぼ円弧形状に形成することで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のキースイッチ。
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