JP3184346B2 - 安全用スイッチ装置 - Google Patents

安全用スイッチ装置

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JP3184346B2
JP3184346B2 JP33594292A JP33594292A JP3184346B2 JP 3184346 B2 JP3184346 B2 JP 3184346B2 JP 33594292 A JP33594292 A JP 33594292A JP 33594292 A JP33594292 A JP 33594292A JP 3184346 B2 JP3184346 B2 JP 3184346B2
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春夫 木村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、産業機械が設
置された部屋や工場の出入口のドア或いは産業機械自体
の危険ゾーンに設けられた防護用扉が開放された時にオ
フして内部の機械の作動を自動的に停止させたり、ドア
や防護用扉が完全に閉じられない限り機械を作動しない
ようにすることにより、人体が産業機械に巻き込まれた
りするトラブルの発生を未然に且つ確実に防止するため
の安全用スイッチ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、産業機械の保全作業中に第三者が
誤って電源を投入してしまうことによる事故発生を未然
に防止するための手段として、例えば、欧州では、産業
機械の保全作業に先立って作業者がヒューズ付き刃形開
閉器の全てのヒューズを抜いてこれをポケットに入れて
から作業を始めるようにしており、米国では、保全作業
者が電源を遮断した後に電源を投入できないようにキー
でロックするようにしており、このような保全作業の安
全確保の管理法が法的に義務付けられている。ところ
が、このような作業者自身の自覚に頼る管理法では、作
業者がうっかり忘れてしまって効果が無くなる危険性が
ある。
【0003】そこで、人体等が巻き込まれたりして損傷
を受ける恐れのある危険な産業機械が設置されている場
合には、該機械が設置されている部屋や工場等の出入口
のドアや産業機械自体の防護用扉の開閉を自動的に検知
してオン・オフする安全用スイッチ装置を設けることに
より、危険場所への立入りを禁止したり、部屋や工場内
に人体が存在する限り内部設置の産業機械の作動を禁止
したり、防護用扉を閉じない限り機械が作動しないよう
にすることか好ましい。斯かる用途に用いられる従来の
安全用スイッチ装置としては、ドア等に取り付けた切換
用アクチュエータが、ドアが閉じられる時にスイッチ本
体内に挿入してスイッチ部を切り換えるとともに、スイ
ッチ本体内のロック機構が切換用アクチュエータに対し
これを抜脱方向に移動しないよう自動的に係止して前述
の切換状態に機械的にロックし、次にスイッチ切換用キ
ーを操作することにより機械の作動が可能な状態とな
り、次に、例えば機械が停止したことの検出信号の入力
によりソレノイドが駆動してロック機構をロック解除す
るよう作動させ、それによりドア等を手で開けられる状
態となり、ドアが開く時にスイッチ本体に対し抜脱方向
に移動する切換用アクチュエータによりスイッチが元の
状態に切り換えられる構成となったものが存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、斯かる安全
用スイッチ装置は、切換用アクチュエータをドアや扉等
の可動部材に取り付けるとともに、スイッチ本体を、ド
アや扉が閉じた時に切換用アクチュエータがスイッチ部
を切り換える状態に挿入するよう切換用アクチュエータ
に対し配設するのであるが、このスイッチ本体を取り付
けるべき箇所の設置スペースによってはスイッチ本体を
切換用アクチュエータに対し正確に位置決めして取り付
けるのが極めて困難な場合がある。これは、スイッチ切
換用鍵キーによる施錠機構やロック機構等を備えたスイ
ッチ本体の形状が比較的大型化することと、外体形状の
異なる複種類の種別のものを製作するとコスト高となる
ために全体形状が一定であることとに原因があり、どう
しても設置すべき箇所のスペースに適合しない場合に
は、施錠機構およびロック機構の何れか一方または両方
を具備しない小型のタイプのものが用いられるが、設置
箇所にとって必要な機能が欠落したタイプのものである
にも拘わらず仕方なく設置する結果となることが多い。
また、種類が多いことによりコスト高を招来している。
【0005】そこで本発明は、設置スペースに合わせて
全体形状を任意に且つ極めて容易に可変することのでき
る安全用スイッチ装置を提供することを技術的課題とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した課題
を達成するための技術的手段として、安全用スイッチ装
置を次のように構成した。即ち、ドア等の可動部材に取
り付けられた切換用アクチュエータの挿抜によりスイッ
チ部が切換操作される安全スイッチ本体ユニットと、前
記スイッチ部を前記アクチュエータの挿入による切り換
え状態に機械的にロックする前記安全スイッチ本体ユニ
ットにおけるロック機構のロック状態解除用ソレノイド
を有するソレノイドユニットと、手動により切り換え操
作されるキースイッチ部を構成する鍵ユニットとを備
え、前記安全スイッチ本体ユニットの外面部の複数箇所
に取付部を形成し、且つ前記ソレノイドユニットおよび
前記鍵ユニットに、前記取付部に嵌合する取付部材をそ
れぞれ一体に設けるとともに、前記ソレノイドユニット
および前記鍵ユニットを、各々の前記取付部材を所要の
前記取付部に選択的に嵌入して固定することにより前記
安全スイッチ本体ユニットに一体に装着したことを特徴
として構成されている。
【0007】
【作用】安全スイッチ本体ユニット、ソレノイドユニッ
トおよび鍵ユニットに三分割されているとともに、安全
スイッチ本体ユニットの外面部の複数箇所に取付部が形
成され、ソレノイドユニットおよび鍵ユニットに、取付
部に嵌合する取付部材がそれぞれ一体に形成されている
ので、安全スイッチ本体ユニットの各取付部のうちの所
要のものを選択してソレノイドユニットの取付部材を嵌
入させ、例えば螺子の螺合等による固定手段によりソレ
ノイドユニットを安全スイッチ本体ユニットに固着する
とともに、安全スイッチ本体ユニットの他の取付部に鍵
ユニットの取付部材を嵌入して同様に取り付ける。従っ
て、三種のユニットを任意に組み合わせて固定すること
により、特別な部材を一切用いることなく設置スペース
に適合する全体形状に変更することができる。また、三
種のユニットの組合せにより既存の各タイプのものに対
応する形状に構成できるので、種別が少なくなって大幅
なコストダウンを達成できるとともに在庫管理が容易と
なる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例について図面
を参照しながら詳述する。図1(a)〜(c)は本発明
の一実施例の本体部分の平面図、底面図および左側面図
をそれぞれ示し、安全スイッチ本体ユニット(1)、ソ
レノイドユニット(2)および鍵ユニット(3)の三ブ
ロックに分割構成されている。先ず、安全スイッチ本体
ユニット(1)について、その平面図、底面図および左
側面図を示した図2(a)〜(c)並びに切換用アクチ
ュエータ(5)を含む外観斜視図を示した図3により概
略を説明する。この安全スイッチ本体ユニット(1)
は、全体として外形が箱形形状になっており、後半部
(図3の右方部)にスイッチ部(4)が配設され、前半
部に切換用アクチュエータ(5)により作動されてスイ
ッチ部(4)を切り換える受動操作部(6)が配設され
ている。
【0009】また、所定箇所に固設される本体部分とは
別にドア等の可動体に取り付けられる切換用アクチュエ
ータ(5)には、先端面に所定の段差を有して2種3個
の作動用押圧面(5a),(5b)と、後述のカム状板
に対する逃げ孔(5c)と、この逃げ孔(5c)の前方
側の孔縁面からなる復帰用押圧面(5d)とが一体形成
され、全体として板鍵状になっている。
【0010】そして、安全スイッチ本体ユニット(1)
には、ドア等が閉じられた時に切換用アクチュエータ
(5)が挿入される挿入孔(7a),(7b)が穿設さ
れている。この実施例では、切換用アクチュエータ
(5)を直交する二方向の何れかを選択して挿入できる
形態のものを図示してあり、従って、受動操作部(6)
の蓋体の直交する二面に長孔状の挿入孔(7a),(7
b)が穿設されている。また、スイッチ部(4)の蓋体
の左右両側板部分には、通常時は盲板で施蓋されていて
必要に応じ穿孔してソレノイドユニット(2)または鍵
ユニット(3)に対する配線用に使用される配線用孔部
(8)が各々設けられているとともに、受動操作部
(6)の蓋体の左右両側板部分には、ソレノイドユニッ
ト(2)の後述の作動ロッドが選択的に挿入される挿通
孔部(9)が各々形成されている。更に本発明の要旨と
する構成要素の一つとして、スイッチ部(4)の底面に
おける左右側端部の対向位置に、それぞれ同一形状の取
付用凹部(10)が各々形成され、且つ該凹部(10)
にそれぞれ非貫通のねじ孔からなる取付孔(11)が外
部から形成されている。
【0011】一方、ソレノイドユニット(2)には、こ
れの平面図および正面図をそれぞれ示した図4(a),
(b)のように、底面部の左右側端部における前記安全
スイッチ本体ユニット(1)の凹部(10)に対応する
位置にそれぞれ前記凹部(10)に嵌入する形状の取付
片(12)がそれぞれ突設されているとともに、各取付
片(12)に、凹部(10)の取付孔(11)に合致す
る取着孔(13)が各々穿設されている。また、鍵ユニ
ット(3)には、これの平面図および底面図をそれぞれ
示した図5(a),(b)のように、板鍵(14)の取
付部分に対し反対側部分に前記凹部(10)に嵌入する
形状の取付片(15)が突設されているとともに、この
取付片(15)に、凹部(10)の取付孔(11)に合
致する取着孔(16)が穿設されている。
【0012】従って、図1に示すように、安全スイッチ
本体ユニット(1)の右側にソレノイドユニット(2)
を所定の形態に接合すると、ソレノイドユニット(2)
の取付片(12)が安全スイッチ本体ユニット(1)の
右側の取付用凹部(10)に嵌入するとともに、取付孔
(11)と取着孔(13)が互いに合致し、この取付孔
(11)および取着孔(13)に安全スイッチ本体ユニ
ット(1)の外部からねじ(図示せず)を挿入すること
によりソレノイドユニット(2)が安全スイッチ本体ユ
ニット(1)に一体化される。ここで、取付孔(11)
が外部から形成された非貫通のねじ孔であるので、防水
性を保持する。同様に、安全スイッチ本体ユニット
(1)の左側に鍵ユニット(3)を所定の形態に接合す
ると、鍵ユニット(3)の取付片(15)が安全スイッ
チ本体ユニット(1)の左側の取付用凹部(10)に嵌
入するとともに、取付孔(11)と取着孔(16)とが
互いに合致し、この取付孔(11)および取着孔(1
6)に安全スイッチ本体ユニット(1)の外部からねじ
を挿入することにより鍵ユニット(3)が安全スイッチ
本体ユニット(1)に一体化され、安全スイッチ本体ユ
ニット(1)、ソレノイドユニット(2)および鍵ユニ
ット(3)からなる本体部分が組み立てられる。この
時、ソレノイドユニット(2)における組立に対し未使
用の取付片(12)が、組立状態の本体部分を機械また
はドア周辺等の所定箇所への取付用として利用される。
【0013】このように、本体部分が安全スイッチ本体
ユニット(1)、ソレノイドユニット(2)および鍵ユ
ニット(3)の三分割構成になっているとともに、安全
スイッチ本体ユニット(1)の左右対称位置にそれぞれ
取付用凹部(10)を備え、且つソレノイドユニット
(3)の取付用凹部(10)に対応する左右対称位置に
凹部(10)に嵌入する取付片(12)を備えているの
で、本体部分を取り付けるべき設置スペースに応じて、
図6に実線で示すように安全スイッチ本体ユニット
(1)の左側にソレノイドユニット(2)を、且つ右側
に鍵ユニット(3)をそれぞれ付設する構成としたり、
また、用途に応じて図7に示すように安全スイッチ本体
ユニット(1)の右側にのみソレノイドユニット(2)
を付設する構成とすることもできる。更に、図6に1点
鎖線で示すように、安全スイッチ本体ユニット(1)の
底面における後端部位置に凹部を形成すれば、鍵ユニッ
ト(3)を安全スイッチ本体ユニット(1)における切
換用アクチュエータ(5)の作動の邪魔にならない後端
側に取り付けることもできる。このように、必要に応じ
て外形を任意に且つ容易に変形することができる。
【0014】図1および図6の形態に組合せ時には、図
8に示すように配線される。即ち、安全スイッチ本体ユ
ニット(1)内のスイッチ部(4)で構成される第1の
スイッチ(S1)と、ソレノイドユニット(2)のソレ
ノイド(17)の作動により切り換えられるマイクロス
イッチからなる第2のスイッチ(S2)と、鍵ユニット
(3)の板鍵(14)の操作により切り換えられるキー
スイッチからなる第3のスイッチ(S3)とを備えてお
り、何れも黒丸で示してあるのは常閉接点である。従っ
て、第1のスイッチ(S1)は、切換用アクチュエータ
(5)の挿入により安全スイッチ本体ユニット(1)の
受動操作部(6)が作動してスイッチ部(4)が切り換
えられた状態を示してある。第2のスイッチ(S1)は
ソレノイド(17)が無励磁の通常状態を示してある。
第3のスイッチ(S3)は、板鍵(14)を挿入して回
転操作された状態を示してある。そして、プログラマブ
ルコントローラ回路用ポート(P1),(P2)間に
は、第1のスイッチ(S1)の常閉接点と第2のスイッ
チ(S2)の常開接点と該3のステップS(S3)の常
閉接点との並列回路が接続される。また、機械への通電
を制御するメイン回路用ポート(P3),(P4)に
は、第1のスイッチ(S1)の常開接点、第2のスイッ
チ(S2)の常閉接点および第3のスイッチ(S3)の
常開接点とが直列接続される。ソレノイド電源用ポート
(P5),(P6)にはソレノイド(17)が接続され
る。尚、図7に示したように鍵ユニット(3)を用いな
い場合には、2点鎖線で示すようにプログラマブルコン
トローラ回路用ポート(P1),(P2)間には第1の
スイッチ(S1)の常閉接点と第2のスイッチ(S2)
の常開接点との並列回路が接続され、メイン回路用ポー
ト(P3),(P4)に第1のスイッチ(S1)の常開
接点と第2のスイッチ(S2)の常閉接点とが直列接続
される。このように配線することにより各ユニット
(1)〜(3)の組合せの変更に対し電気的な支障は全
く生じない。
【0015】次に、各ユニット(1)〜(3)の組合せ
を任意に変更しても機械的な支障が生じない点につい
て、安全スイッチ本体ユニット(1)の蓋体を除外した
状態の平面図を示した図9および安全スイッチ本体ユニ
ット(1)の受動操作部(6)の切換用アクチュエータ
(5)による動作過程を順に示した図10(a)〜
(c)を参照しなから説明する。先ず、図9において、
受動操作部(6)には、一対の支持台(18)間に架け
渡された支軸(19)に、駆動用カム状板(20)とこ
れの両側に位置する一対の規制用カム状板(21)とが
互いに重合状態で且つ個々に独立的に回転自在に貫装さ
れている。各カム状板(20),(21)には、図10
に示すように、それぞれ2個の挿入孔(7a),(7
b)に各々対応して形成された同一形状の2個の切欠き
によりそれの対向する一方の辺部で作動用受圧部(2
2),(23)が且つ他方の辺部で復帰用受圧部(2
4),(25)がそれぞれ形設されている。また、各カ
ム状板(20),(21)に、それぞれ同一のカムフォ
ロワピン(26)が挿通されたガイド用カム孔(2
7),(28)が形成されているとともに、この各ガイ
ド用カム孔(27),(28)の始端部にカムフォロワ
ピン(26)が係入する係止孔(29),(30)が図
10のA矢印で示すカムフォロワピン(26)の移動方
向に突出状態で連通形成され、この各ガイド用カム孔
(27),(28)の近傍の周端部が切欠かれて係合段
部(31),(32)が形設されている。
【0016】そして、受動操作部(6)に対し切換用ア
クチュエータ(5)の挿入によるスイッチ部(4)の切
換状態に機械的にロックするロック機構として、ロック
レバー(33)が各カム状板(20),(21)の上方
においてこれらに直交状態に位置して可動状態に配設さ
れており、このロックレバー(33)は、各カム状板
(20),(21)の上方においてこれらに直交して位
置する基体バー(34)に、各カム状板(20),(2
1)の各々の係合段部(31),(32)に係合するコ
字形状となった係止杆(35)が一体に延設され、基体
バー(34)の両端部からそれぞれ作動片(36)が垂
設されて受動操作部(6)の左右両側に位置されてい
る。また、ロックレバー(33)は、両端部における上
方部が前側からコイルスプング(37)で押圧付勢され
ているとともに、各作動片(36)の下端部が後側から
コイルスプリング(38)により押圧付勢されているこ
とにより、図10における時計方向に常に回動付勢され
て係止杆(35)が各カム状板(20),(21)の各
々の周面に当接した状態で可動状態に保持されている。
また、図1のような組合せ状態時には、図9に示すよう
に安全スイッチ本体ユニット(1)の右側に付設された
ソレノイドユニット(2)から突出された作動ロッド
(39)が挿通孔部(9)を挿通して右側の作動片(3
6)の下端部分の前側に当接されている。
【0017】前記構成の作用を簡単に説明すると、切換
用アクチュエータ(5)が安全スイッチ本体ユニット
(1)から抜脱している場合には、図10(a)に示す
ように、駆動用カム状板(20)と規制用カム状板(2
1)とが、各々の作動用受圧部(22),(23)が切
換用アクチュエータ(5)の対応する押圧面(5a),
(5b)の段差に略一致する回転位相差で静止されてお
り、各ガイド用カム孔(27),(28)がカムフォロ
ワピン(26)をガイドできる状態に相互に合致して重
合されている。従って、各カム状板(20),(21)
を切換用アクチュエータ(5)によって初期の回転位相
差を保持しながら回転させない限り、カムフォロワピン
(26)が何れかの係止孔(29)または(30)に係
入して各カム状板(20)〜(21)の回転が阻止さ
れ、スイッチ部(4)の切換操作を防止するようになっ
ている。
【0018】そして、挿入する切換用アクチュエータ
(5)により各カム状板(20),(21)が図10に
おける反時計方向に回転されると、カムフォロワピン
(26)が各ガイド用カム孔(27),(28)に倣っ
て後方に押動され、且つガイド体(40)の両側の各ガ
イド部(41)にガイドされて復帰用スプリング(4
2)の付勢力に抗し図10のA矢印方向に移動される。
カムフォロワピン(26)が図10(b)の図示位置ま
で移動された時に、カムフォロワピン(26)を前端に
固設したスイッチ切換部材(43)およびこれに連結さ
れたスイッチ切換体(44)が共に後方に移動してスイ
ッチ部(4)が常閉接点から常開接点に切り換えられ
る。この時、コイルスプリング(37),(38)の回
動付勢により各カム状板(20),(21)の周端面に
摺接されていたロックレバー(33)の係止杆(35)
が各係合段部(31),(32)に係合し、各カム状板
(20),(21)の図10における時計方向への回動
を阻止する。従って、切換用アクチュエータ(5)が抜
脱方向に移動しようとしても、これの復帰用押圧面(5
d)が回転阻止された各カム状板(20),(21)の
各復帰用受圧部(24),(25)に当接され、スイッ
チ部(4)の切換状態に自動的に機械的ロックされる。
次に、ソレノイドユニット(2)のソレノイド(17)
が吸引駆動した時に、作動ロッド(39)が図10
(c)の矢印方向に作動されて作動片(36)を押動
し、ロックレバー(33)が反時計方向に回動してロッ
クが解除される。
【0019】上述のように、各カム状板(20),(2
1)の係合段部(31),(32)に係合して機械的に
ロックするロックレバー(33)の両側に、安全スイッ
チ本位ユニット(1)の左右端に位置して作動片(3
6)を設けているとともに、各作動片(36)にそれぞ
れ対向して両側に挿通孔部(9)を設けているので、作
動ロッド(39)を安全スイッチ本体ユニット(1)の
左右の何れの挿通孔部(9)から挿通させて左右何れの
作動片(36)に係合させても、ロックレバー(33)
を同様に作動させることができ、設置スペースに応じて
ソレノイドユニット(2)を安全スイッチ本体ユニット
(1)の左右の何れにも選択的に付設することができ
る。
【0020】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、請求の範囲を逸脱しない限り種々の変形例を
も包含し得る。例えば、前記実施例では、安全スイッチ
本体ユニット(1)の底面における左右側端部の対向位
置にそれぞれ同一形状の取付用凹部(10)を形成した
場合を例示したが、安全スイッチ本体ユニット(1)の
左右の異なる位置に異なる形状の取付部を形成し、ソレ
ノイドユニット(2)に、各取付用凹部(10)に対応
する箇所に対応する形状の取付片を突設するようにして
もよい。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明の安全用スイッチ装
置によると、切換用アクチュエータを除く本体部分を、
安全スイッチ本体ユニット、ソレノイドユニットおよび
鍵ユニットに三分割構成とし、安全スイッチ本体ユニッ
トの外面部の複数箇所に取付部を形成し、且つソレノイ
ドユニットおよび鍵ユニットに取付部に嵌合する取付部
材を一体に設け、スイッチ本体ユニットの各取付部のう
ちの所要のものを選択してソレノイドユニットの取付部
材を嵌入固定することにより、ソレノイドユニットを安
全スイッチ本体ユニットに固着するとともに、安全スイ
ッチ本体ユニットの他の取付部に鍵ユニットの取付部材
を嵌入固定して取り付ける構成としたので、三種のユニ
ットを任意に組み合わせて固定することにより、設置ス
ペースに適合する全体形状に特別な部材を一切用いるこ
となく変更することができる。また、三種のユニットの
組合せにより既存の各タイプのものを構成できるので、
種別が少なくなって大幅なコストダウンを達成できると
ともに、ユニット単位による在庫管理が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)はそれぞれ本発明の一実施例の
平面図、底面図および右側面図である。
【図2】(a)〜(c)は同上の一部構成の安全スイッ
チ本体ユニットの平面図、底面図および右側面図であ
る。
【図3】同上、安全スイッチ本体ユニットおよび切換用
アクチュエータの分解斜視図である。
【図4】(a),(b)は同上の一部構成のソレノイド
ユニットの平面図および正面図である。
【図5】(a),(b)は同上の一部構成である鍵ユニ
ットの平面図および底面図である。
【図6】同上、各ユニットの組合せを変えた場合の平面
図てある。
【図7】同上、各ユニットの組合せを更に変えた場合の
平面図てある。
【図8】同上、電気回路図である。
【図9】同上の一部構成の安全スイッチ本体ユニットの
蓋体を除外した状態の平面図でる。
【図10】(a)〜(c)は同上の安全スイッチ本体ユ
ニットの一部の動作過程を順に示した右側面図である。
【符号の説明】
1 安全スイッチ本体ユニット 2 ソレノイドユニット 3 鍵ユニット 4 スイッチ部 5 切換用アクチュエータ 10 取付用凹部(取付部) 12 ソレノイドユニットの取付片(取付部材) 15 鍵ユニットの取付片(取付部材) 17 ソレノイド 33 ロックレバー
フロントページの続き (72)発明者 中安 正典 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特公 平2−37650(JP,B2) 特公 平1−24332(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 27/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア等の可動部材に取り付けられた切換
    用アクチュエータの挿抜によりスイッチ部が切換操作さ
    れる安全スイッチ本体ユニットと、前記スイッチ部を前
    記アクチュエータの挿入による切り換え状態に機械的に
    ロックする前記安全スイッチ本体ユニットにおけるロッ
    ク機構のロック状態解除用ソレノイドを有するソレノイ
    ドユニットと、手動により切り換え操作されるキースイ
    ッチ部を構成する鍵ユニットとを備え、前記安全スイッ
    チ本体ユニットの外面部の複数箇所に取付部を形成し、
    且つ前記ソレノイドユニットおよび前記鍵ユニットに、
    前記取付部に嵌合する取付部材をそれぞれ一体に設ける
    とともに、前記ソレノイドユニットおよび前記鍵ユニッ
    トを、各々の前記取付部材を所要の前記取付部に選択的
    に嵌入して固定することにより前記安全スイッチ本体ユ
    ニットに一体に装着したことを特徴とする安全用スイッ
    チ装置。
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