JP3577731B2 - キースイッチ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば、安全ドアスイッチ等として用いられるキースイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
安全ドアスイッチは、様々な工作機械、産業機械装置において不用意な操作、偶発的な誤操作による事故を未然に防ぐために機械装置の安全扉や保護フェンスの扉などに装着している。
【0003】
この安全ドアスイッチは工作機械のインターロック用スイッチとして働くものであり、例えば、ドア側にキーが、また出入り口の固定枠側にスイッチ本体が取り付けられ、ドアが閉じられるとキーがスイッチ本体に挿入されて内部スイッチがONして駆動開始状態に入り、逆にドアが開かれるとキーがスイッチ本体から抜かれて内部スイッチがOFFすることにより工作機械が停止状態になるようになっている。
【0004】
しかしながら上記のスイッチでは、ドアが開かれた際には工作機械の作動は停止されるものの、実際には工作機械が慣性により回転作動している場合があり、作業者への危険な状態が続き安全性が確保されない。
【0005】
そこで、このような危険性が高い機械を扱う作業者を事故から守るため、キーの引き抜きが自由に行えないようにキーをロックするための電磁ソレノイドによる阻止機構を設けた安全ドアスイッチがある。
【0006】
この安全ドアスイッチでは、工作機械の回転の停止検知信号により電磁ソレノイドによる阻止機構を駆動してキー引き抜きのロックを解除すると同時に内部スイッチをOFFするようにしており、これにより、工作機械の作動が確実に停止した状態になってはじめてキーが抜け取れてドアが開けることができるようにして作業者の安全性を確保できるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、現状における上記の電磁ソレノイドによる阻止機構を用いるキーのロック機構は、例えば、内部スイッチを作動するプランジャをロックすることによりキーを間接的にロックするものであり、したがって、大きなロック強度が得られず十分な安全性が確保されないという問題点があった。
【0008】
本発明はこのような点に着目してなされたものであって、構造が強固で安全性に優れるキースイッチの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成をとる。
【0010】
請求項1の発明では、キー挿入孔と連通孔とを備えるヘッドケースと、連通孔を備えるとともに該連通孔が前記ヘッドケースの連通孔と接続されて前記ヘッドケースに内部が連通するように取り付けられる本体ケースと、前記本体ケース内に設けられるスイッチ素子と、前記両連通孔を介して前記ヘッドケース内と前記本体ケース内とにわたって設けられ、前記キー挿入孔から挿入されるキーに連動して前記スイッチ素子の操作を行う操作体と、前記本体ケース内に設けられる電磁ソレノイドと、前記両連通孔を介して前記ヘッドケース内と前記本体ケース内とにわたって設けられ、前記電磁ソレノイドに連動し、かつ、前記キー挿入孔内に挿入されたキーに直接係合して前記キーの引き抜き阻止するキー引き抜き阻止機構とを備えてなるとともに、前記キー引き抜き阻止機構は、前記キーに設けた係合部に直接係脱自在なロック部材を前記ヘッドケース内に配置して設け、前記本体ケース内に配置されかつ前記電磁ソレノイドに連動するアーム部材と、前記ロック部材とを、前記両連通孔に挿通される作動体を介して一体に連結して構成し、前記作動体の前記両連通孔の連通する方向に沿った変位により、前記キー挿入孔に挿入された前記キーの前記係合部に対して前記ロック部材を直接係脱自在に構成した。
【0013】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記キー引き抜き阻止機構を変位させるための変位用部材が設けられ、補助キーの操作によりその変位用部材で前記キー引き抜き阻止機構を変位することで前記キーへの係合を解除する構成とした。
【0020】
【作用】
本発明の請求項1の発明によれば、キー引き抜き阻止機構がキー挿入孔内に挿入されたキーに直接係合することで、その引き抜きが阻止される。
【0021】
さらに、操作体とキー引き抜き阻止機構とがともに両連通孔を介してヘッドケース内と本体ケース内とにわたって設けられるので、本体ケースに対してヘッドケースがそのキーの挿入方向を自由な方向とするように取り付けられる。
【0023】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明において、さらに、停電等により電磁ソレノイドが作動しない場合も、補助キーの使用によりキーのロックを解除できる。
【0030】
【実施例】
第1の実施例の説明を行う。
【0031】
本発明のキースイッチは、図1に示すように、スイッチ本体1とキー2とからなり、かつ、スイッチ本体1はスイッチ部3とその上部にネジ連結したヘッド部4とから構成されている。
【0032】
図2の縦断面図に示すように、スイッチ部3の外殻となる箱型の本体ケース5の内部には、工作機械等の電源回路開閉用及びLED点灯用のスイッチ素子6と電磁ソレノイド7とが左右に組み込まれている。スイッチ素子6は、作動体6aに一体の可動片6bの上動によって上方の固定接点6cを閉じ、下動によって下方の固定接点6dを閉じるよう構成され、また電磁ソレノイド7は、下部に上下動可能に装備した作動軸7aを内装バネ(図示せず)で上方に後退付勢するとともに、通電励磁によって下方に強制進出させるよう構成されている。8は補助スイッチ素子であり、電磁ソレノイド7の下部に設けられ、上方に付勢された作動体8aが電磁ソレノイド作動軸7aにより押圧され、可動片8bが固定接点8cを開くようになっている。
【0033】
図3は上記それぞれのスイッチ素子6,8の接続構成を示す回路図であり、工作機械等の電源ラインである第1のラインL1にスイッチ素子6の固定接点6cと補助スイッチ素子8の固定接点8cとが直列に接続されて設けられ、さらに、固定接点8cと並列に第2のLED31が接続されている。また、第2のラインL2に固定接点6dが設けられ、その固定接点6dに並列に第1のLED30が接続されて設けられている。上記第1と第2のLED30,31は本体ケース5表面に露呈するように配置されている。
【0034】
上記ヘッド部4の外形を構成する上下二つ割り構造のヘッドケース9の内部には、図4に示すような短い丸軸状の回転カム10がその両端の支軸10a,10bを介して回転自在に横架され、この回転カム10の上部にカム軸心と平行にキー挿入孔11が貫通形成されている。回転カム10の外周には90°の回転位相で螺旋カム溝12が両端にわたり形成され、この螺旋カム溝12に連通する直線ガイド溝13が前記キー挿入孔11の開口縁の中央下部に設けられている。
【0035】
本発明において定義するケースは、上記本体ケース5とヘッドケース9とにより構成される。
【0036】
キー挿入孔11に挿抜されるキー2の前部下面には前記直線ガイド溝13を介して回転カム10の螺旋カム溝12に係合する操作ピン2aが突設されており、キー2の挿抜に伴って操作ピン2aが直線ガイド溝13のガイドにより直線的に前後移動することによって、螺旋カム溝12を介して操作ピン2aに係合された回転カム10が相対的に正逆回転操作されるように構成されている。また、キー2の両側部には一対の係合部2bが設けられている。
【0037】
ヘッドケース9の下部に形成した嵌合ボス部9aに、スイッチ操作用のプランジャ14が上下動自在に装着され、バネ15によって与えられた上方付勢力でプランジャ14上端に備えた大径部14aが前記回転カム10の下面に当接されている。大径部14aが当接作用する回転カム10外周部位は部分的に偏平に欠除されており、図1および図2に示すキー抜き出し状態では、プランジャ14の大径部14aは回転カム10の円形外周面に当接作用して、プランジャ14はバネ15に抗して押し下げ変位され、キー2の挿入によって回転カム10が90°回転されると、回転カム10の偏平部10cが下向きになり、プランジャ14がバネ15によって付勢上動変位するようになっている。
【0038】
そして、このプランジャ14の下端が前記スイッチ素子6の作動部材6aの上端に対向当接するように配置されていて、上記のようにキー2が抜き出されてプランジャ14が回転カム10によって強制的に下動変位された状態では、このプランジャ14によってスイッチ素子6の作動部材6aを強制的に押し下げて、可動片6bを固定接点6cから切り離している。この状態では、可動片6bは固定接点6dを接続し、これにより第1のLED30は電源が与えられないので消灯している。
【0039】
また、ヘッド部4にはキー抜き出し状態にある回転カム10の回転を阻止するロック機構16が組み込まれるとともに、スイッチ本体ケース5にはヘッド部4に挿入されたキー2の抜き出しを阻止するキー引き抜き阻止機構が組み込まれている。
【0040】
上記ロック機構16は、図5、図6に示すように、回転カム10の一方の支軸10aの下面に形成した凹部18にロック金具19をバネ20によって付勢係合させることで回転カム10の回転を阻止するものである。ロック金具19は金属板片を屈曲して構成したものであり、左右両端にバネ受け片19aを備えるとともに、上方に起立する左右一対の解除用操作片19bを備え、中央に前記支軸10aの凹部18に係合する突起19cを備えている。そして、解除用操作片19bがキー挿入孔11の入口近くにおいて該孔内に下方より突出されている。
【0041】
このロック機構16はキー2の初期挿入操作で解除されるもので、キー2の先端下面の左右に形成した斜面2cが前記解除用操作片19bに当接してこれを下方に押し込み作用することで、ロック金具19がバネ20に抗して下動されて突起19cが凹部18から離脱して回転カム10の回転が許容され、引き続くキー2の挿入作動によって上記したように回転カム10が回転操作されるようになっている。
【0042】
キー引き抜き阻止機構17は、図7、図8に示すように、キー挿入孔11内に挿入されたキー2に直接係合するとともに回転カム10を両側位置において迂回するように配置されるロック部材40と、そのロック部材40の下端に連結されるとともにプランジャ14に外嵌されてキー2が挿入された際のプランジャ14の動作に連動する筒状作動体42と、その筒状作動体42に一端側が連結されるとともに電磁ソレノイド7に他端側が連結されて連動するアーム部材43とから構成されている。上記ロック部材40は、上部に一対の係合片45が備えられるとともに下部に連結用孔46が設けられている。筒状作動体42は上部周縁に係合用突部47が形成されており、下部には連結用溝48が形成されている。アーム部材は折曲形状で、その上片50と下片51それぞれに連結用孔53,54が形成され、また、上片50には係合突部56が形成されている。
【0043】
そして、ロック部材40の連結用孔46に上部から筒状作動体42が嵌入されることによりその係合用突部47が連結用孔46の周縁に係合されるとともに、ロック部材40の連結用溝48にアーム部材43の上片50の連結用孔53部分が嵌入されて3部材の連結が行われ、さらに、アーム部材43の下片51の連結用孔54部分が電磁ソレノイド7の作動体7aに嵌入固定されて、キー引き抜き阻止機構は電磁ソレノイド7に連動する構成となっている。そして、このキー引き抜き素子機構は、筒状作動体42の係合用突部47とロック部材40の連結用孔46の周縁部分とが、プランジャ14上端に備えた大径部14aの下面とバネ15の上端間に挟持されてプランジャ14に装着され、これにより、プランジャ14の動作に連動可能となっている。
【0044】
また、図7において、60はアーム部材43を変位させるための変位用レバーであり、アーム部材43の上片50に当接可能な位置に、取り付け軸61にバネ62を介して回動可能に設けられている。この変位用レバー60は、バネ62の付勢力で通常は水平に保持され、本体ケース5の外部から差し入れられる補助キー65の操作により垂直方向に90°回動されることで上昇位置にあるアーム部材43を下降し、これによりロック部材40を下動してキー2への係合片45の係合を解除する構成となっている。変位用レバー60には側部及び端部にアーム部材43上片50の係合突部56が係合する係合凹部67,68それぞれが設けられている。
【0045】
図9は上記の実施例のキースイッチにおいて、ヘッドケース4を本体ケース5に対して90°回転した方向に取り付けた構成のものを示す。図10はヘッドケース4と本体ケース5との互いに連通する連通孔90、91および固定穴92、93の配置図であり、このように、それら連通孔90、91が連通する1箇所の連通部分にプランジャ14と筒状作動体42とが一体に配置され、かつ、ヘッドケース4と本体ケース5とのネジ90による固定穴92、93が同形状の正方形の4頂点位置それぞれに設けられた構成によって上記取り付け方向の変更が可能となる。ヘッドケース4と本体ケース5とに2個づづの連通孔が設けられ、プランジャ14と筒状作動体42とが2箇所の連通部分に別々に配置される構成では、ヘッドケース4を異なった回転位置に取り付けしようとするとそれぞれの連通孔が合わなくなって、ヘッドケース4を異なった方向に取り付けることができない。上記構成によれば、本体ケース5を共通としてキー2の挿入方向を適宜の4方向とできるキースイッチが得られる。
【0046】
本発明のキースイッチは以上のように構成されており、このキースイッチを既述のように工作機械を外囲した保護フェンスのドアにおける安全スイッチとして使用した際の具体的な作動を説明する。
【0047】
ドアを開いた状態では、スイッチ本体1からキー2が抜き出されており、図2に示されるように、プランジャ14が下動していてスイッチ素子6は固定接点6cが開いて第1のラインL1は非接続の状態であって第2のLEDは消灯するとともに、固定接点6dが閉じることにより第1のLED30も消灯している。また、この状態では補助スイッチ素子8の固定接点8cも開いている。さらに、ロック機構16は回転カム10の回転を阻止するロック状態にあり、この状態では振動で回転カム10が不当に回転することはなく、また、キー挿入孔11にドライバー等を挿し入れただけでは回転カム10を回転させることはできない。
【0048】
従って、ドア開放状態では第1のラインL1が確実に切られ、不用意に駆動可能状態となることはない。
【0049】
ドアを閉じると、図11に示すように、スイッチ本体1にキー2が挿入され、その初期挿入動作によってロック機構16がロック解除されたのち、更なるキー2の挿入作動によって回転カム10が螺旋カム溝12および操作ピン2aを介して回転され、回転カム10の偏平部10cがプランジャ14上端に対向することでプランジャ14と、それに外嵌される筒状作動体42が上動する。
【0050】
プランジャ14が上動すると、上方からの当接規制が解除されたスイッチ素子6の作動部材6aが上動して、これに伴う可動片6bの上動により固定接点6dが開かれ固定接点6cが閉じられる。
【0051】
また、筒状作動体42が一体に上動すると、これによりアーム部材43が上動して作動していない電磁ソレノイド7の作動体8aを上動し、これにより補助スイッチ素子8の可動片8bが上動して固定接点8cを閉じる。
【0052】
この状態では、スイッチ素子6と補助スイッチ素子8の固定接点6c,8cがともに閉じられるので、第1のラインL1が接続されて工作機械が駆動可能状態ととなり、他方では上動したロック部材40の一対の係合片45が挿入されたキー2の両側部に凹んで形成された係合部2bに係合する。この係合により、キー2の引き抜きができなくなり、これにより、機械作動中はそのキー2を一体とするドアを開くことができず安全性が確保される。また、この状態では固定接点6dが開かれるので第1のLED30が点灯し、第2のLED31は固定接点6cは閉じられるものの固定接点8cが接続している故に消灯状態に維持される。
【0053】
作業時に工作機械のドアを開ける際には、まず、外部の操作部で機械停止操作がなされ、機械が作動停止したことの信号が工作機械に付設される回転検出器から検出され、電磁ソレノイド7が通電されると、図12に示すように、作動軸7aが下動し、これに伴って補助スイッチ素子8の可動片8bが下動して固定接点8cが開くとともに、アーム部材43が下動されることによりロック部材40も下降し、係合片45のキー2の係合部2bへの係合状態が解除されキー2の引き抜きが可能となる。上記固定接点8cが開くことで第1のラインL1が非接続となり、工作機械が停止状態になる。
【0054】
この状態では、固定接点6cは閉じられたままであるので第1のLED30は点灯を継続し、固定接点8cが開くので第2のLED31も点灯する。
【0055】
そして、キー2の引き抜き、つまりドアの開放が行えるようになった状態でドアを開いてキー2を抜くと、これに伴って回転カム10が復帰回転されて、プランジャ14がバネ15に抗して押し下げ移動され、図2の状態に戻り、これにより、固定接点6cも切り離される。
【0056】
停電時には、電磁ソレノイド7に通電が行われずキー2のロックが解除できないので、その場合には、補助キー65を使用してロックを解除する。補助キー65はスイッチ本体ケース5面に形成されカバー69に覆われるキー穴から挿入され、その端部が、図11に示すように、水平に位置しその係合凹部67にアーム部材43の係合部56が係合した変位用レバー60のキー係合凹部66に係合され、補助キー65が回転操作されることにより変位用レバー60が垂直に変位され、この変位用レバー60回転に伴う押圧動作により、図13に示すように、アーム部材43は下動され、これにより、電磁ソレノイド7が通電された場合と同様にキー2のロック部材40によるロックが解除される。変位用レバー60は、その垂直位置において、その係合凹部68にアーム部材43の係合凸部56が係合する。
【0057】
以下、他の実施例の説明を行う。なお、先の実施例と同一または同機能の部材あるいは部位には先の実施例と同一の符号を付してある。
【0058】
図14は第2の実施例の簡略断面図であり、この実施例では図15に示すようなキー2が用いられる。この実施例ではプランジャ14の下端が電磁ソレノイド7と連結部70を介して連結され、この連結部70に固定されるアーム体72ににより電磁ソレノイド7に並設される補助スイッチ素子8の作動が行われるようになっている。また、プランジャ14の途中部に突設される係合部73によって回動される回動レバー75によりスイッチ素子6の作動が行われるようになっている。さらに、プランジャ14の大径部14aの下部にはアーム体76が連結されており、このアーム体76の先端にはキー2のロック部材40が上方に付勢される状態で取り付けられている。
【0059】
そして、キー2が挿入されない状態では、回転カム10がプランジャ14を押し込んでいるので、回動レバー75が回動位置にあることでスイッチ素子6において固定接点6cが開くとともに固定接点6dが閉じ、また、アーム体72も下位置にあることで補助スイッチ素子8の固定接点8cも開き、さらに、アーム体76も下位置にあるのでロック部材40もキー挿入孔11内に突出しない。
【0060】
ここで、キー2が挿入されて回転カム10が回転してプランジャ14が上動すると、図16に示すように、回動レバー75が復帰してスイッチ素子6において固定接点6cが閉じるとともに固定接点6dが開き、また、アーム体72が上動して補助スイッチ素子8の固定接点8cが閉じ、さらに、アーム体76も上動してロック部材40もキー挿入孔11内に突出し、挿入されたキー2の係合穴77に係合する。
【0061】
図16の状態において、電磁ソレノイド7に通電が行われると、図17に示すように、プランジャ14は下動される。この下動は回動レバー75が回動されず、かつ、ロック部材40がキー2の係合穴77から離脱する範囲で行われ、この状態では、スイッチ素子6の固定接点6cの閉じ状態は継続されるが、補助スイッチ素子8の固定接点8cは開く。
【0062】
図18は第3の実施例の簡略断面図であり、この実施例では回転カム10により作動されるプランジャが電磁ソレノイド80のボス81で兼用され、そのボス81から電磁ソレノイド80の作動軸82が突出可能に構成されており、その作動軸82の先端は回転カム10を貫通して挿入されるキー2に係合される構成となっている。また、スイッチ素子6は電磁ソレノイド80の下部に設けられ、作動軸82の下端で操作されるようになっている。
【0063】
このような構成により、キー2が挿入されていない状態では電磁ソレノイド80は全体が下位置にあり、キー2が挿入されることで、図19に示すように、電磁ソレノイド80は全体が上動するとともに、さらに作動軸82は回転カム10を貫通してキー2に係合する。この状態において、スイッチ素子6の固定接点6cが閉じられる。
【0064】
次に、電磁ソレノイド81に通電が行われると、図20に示すように、プランジャ80が下動してキー2への係合が解除をされ、スイッチ素子6も復帰する。
【0065】
図21は第4の実施例を示し、この実施例では、スイッチ素子6と補助スイッチ素子8とを一体としたスイッチユニット90を本体ケース5内に設けた構成としており、筒状作動体42はアーム部材91により電磁ソレノイド92の上側で作動軸93に連結され、補助スイッチ8は電磁ソレノイド92の下側で作動軸93に連動するレバー95により操作されるようになっている。
【0066】
図22以降の各図は第5の実施例を示す。
【0067】
この実施例では、まず、電磁ソレノイド100がその作動軸101を水平に作動するように配置され、その作動軸101の先端に本体ケース103に回転可能に軸支された回転レバー102が回転可能に軸支されて連結されている。その回転レバー102の他端側は分岐部104となり、その分岐部104の相対する位置には一対の係合突起部106が形成されている。そして、この係合突起部106が筒状作動体107の下部の係合凹部108に係合するようになっている。筒状作動体107の下端部の周縁部109には、相対する位置に上記係合凹部108に通じる一対の切欠部110が形成されており、この切欠部110それぞれがヘッドケース112の側面位置から45°変位した位置となるように筒状作動体107はプランジャ111に装着固定されている。
【0068】
そして、上記のような構成とするとともに、ヘッドケース112内に回転カム10、プランジャ111、筒状作動体107、ロック部材40等を装着することでヘッドケースユニットU1を形成し、本体ケース103内にスイッチ素子6、電磁ソレノイド100、補助スイッチ素子8等が装着された本体ケースユニットU2を形成するようにすることで、次に説明するように、この実施例では本体ケースユニットU2にヘッドケースユニットU1がそのキーの挿入方向を適宜の方向とできるように取り付けられる構成とされている。
【0069】
すなわち、本体ケースユニットU2にヘッドケースユニットU1を取り付ける際には、図24、図25に示すように、本体ケースユニットU2に対しヘッドケースユニットU1を平面位置で45°変位した位置においてヘッドケースユニットU1側のプランジャ111と筒状作動体107の下部を本体ケース103内に挿入する。この位置は丁度を筒状作動体107の下端部の周縁部109の一対の切欠部110と、回転レバー102の分岐部104の一対の係合突起部106とが合致する位置であるので、係合突起部106が邪魔となることなく係合凹部108は係合突起部106に相対する位置まで挿入がなされる。そして、その後に、aまたはbの方向に45°ヘッドケースユニットU1を回転させて係合凹部108に係合突起部106が係合する位置においてネジにより固定することで、キーの挿入方向をA方向またはB方向とするキースイッチを提供できる。また、図26に示す状態において挿入した場合は、cまたはdの方向に45°ヘッドケースユニットU1を回転させて固定することで、キーの挿入方向をC方向またはD方向とするキースイッチを提供できる。
【0070】
上記のような構成により、図23において、電磁ソレノイド100が作動して作動軸101が左方に移動すると、それに連動して回転レバー102が右回りに回転し、係合凹部110に突起部106が係合していることで筒状作動体107が下降され、他の実施例と同様に、ロック部材40のキーへのロックが解除できるようになっている。なお、作動軸101は鉄製で重力が大であるので、移動方向が垂直方向であると作動時に非常に大きいきい慣性が働いて作動軸101の動作が不安定なものとなるが、この実施例では、作動軸101の移動方向を水平方向として電磁ソレノイド100が安定作動するような構成としている。
上記のように、それぞれのユニットを組み立ててキーの挿入方向を適宜とできるようにすることで、組み立て性が向上されるとともに、ユーザーによっても容易にキーの挿入方向を変更できるようになる。
【0071】
また、図27はヘッドケースの組み立て構成を示す図であり、上ヘッドケース112Aの下面に形成された位置決めボス130のそれぞれが下ヘッドケース112Bに形成された位置決め穴131のそれぞれに嵌合され、その状態においてネジでの固定が容易に行える構成とされている。
【0072】
次に、本体ケース103の表示窓140の構成を説明する。図28、図29は本体ケース103の蓋103Aの外面と内面を示し、図30は図28におけるA−A断面図である。
【0073】
キースイッチはヘッドケース112、本体ケース103とも金属性であり、本体ケース103を構成する蓋103AのLEDの表示窓142は透明樹脂が蓋103の内面にアウトサート成形により一体に形成されて構成されている。蓋103Aの透明樹脂が一体に付設される凹面141は、なし地加工によりザラ付き面とされるとともに、表示窓142それぞれの外周に位置するように2条の凹溝144が形成されている。このように凹面141をザラ付き面とするとともに、そこに凹溝144を設けることで、凹面141に透明樹脂が密着される構成が得られ、これにより、表示窓142から仮に水が侵入したとしてもその密着構成により遮断されてスイッチ内部に水が侵入しないようにしており、パッキン等を用いることなく簡単な構成により良好なシール性を得ている。147は樹脂の注入ゲート部分である。
【0074】
図31は蓋103Aにおける補助キーの挿入穴150部分の断面図であり、補助キーの挿入穴150は図32に示すシールキャップ152により覆われ外部からの水の侵入が防止されるようになっている。シールキャップ152は環状の取り付け部153が補助キーの挿入穴筒部155に被嵌されて取り付けられ、紛失されることがないようになっている。なお、この実施例では、図23において、補助キーが使用されて左方向に回転されると、その蓋103A内面の作動端部が作動軸101に一体のプレート156を左方向に移動させ、これにより回転レバー102が右方向に回転して筒状作動体107を下降し、ロック部材40のキーへの係合を解除するようにしている。また、プレート156の左方向への移動により補助スイッチ素子8はOFFされるようになっている。
【0075】
図33はダミーキー160を示し、このダミーキー160は製品として出荷される際に、図34に示すように、キースイッチのキー挿入孔11内に装着されて使用される。ダミーキー160の使用により、回転カム10が回転してプランジャ111が上昇することでバネ15は延び状態となり、プランジャ111にかかる応力が減少される。これにより、仮に製品の搬送時等にキースイッチが落下するような場合があっても、プランジャ111等の破損が回避できるようにしている。このダミーキー160は通常のキーのような扉等への取り付け部を備えないので、装着された状態においてもキースイッチが大きくなることがなく、製品としての梱包がコンパクトに行える。
【0076】
また、図35は製品として出荷する際に電磁ソレノイド100の作動軸101を固定するための樹脂成形品よりなる固定部材170であり、この固定部材170の押し込み部171が、図36に示すように、作動軸101の先端とスイッチ素子6の側面間に押し込まれて装着されることで、搬送時等における作動軸101の慣性による横方向への移動を制限して機器の梱包状態を安定なものとし、かつ、破損を回避するようにしている。使用時に際しては、把手172部分を持って取り外す。
【0077】
この種のキースイッチは金属製であって重量が大きいので、落下した場合には大きな衝撃があって機器の破損の恐れがあるが、上記のようにダミーキー160、固定部材170を設けるようにすることで、機器の破損を最小限とすることができる。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1の発明によれば、キー引き抜き阻止機構がキー挿入孔内に挿入されたキーに直接係合してその引き抜きが阻止されるので、これにより、構造が強固で安全性が高いキースイッチを提供できるようになる。
【0079】
さらに、操作体と、キー引き抜き阻止機構とがともに両連通孔を介してヘッドケース内と本体ケース内とにわたって設けられるので、本体ケースに対してヘッドケースがそのキーの挿入方向を自由な方向とするように取り付けられるようになり、これにより、本体ケースを共通としてキーの挿入方向を適宜とするキースイッチを提供できるようになる。
【0081】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、さらに、停電等により電磁ソレノイドが作動しない場合も、補助キーの使用によりキーのロックを解除できる実用的なキースイッチを提供できるようになる。
【0087】
請求項10の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、さらに、ダミーキーの挿入により操作体、とくにプランジャーが所定位置に固定されることで、落下時等における破損が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキースイッチの第1の実施例を示す外観斜視図
【図2】スイッチ本体のキー抜き出し状態を示す断面図
【図3】キースイッチのスイッチ素子部分の回路構成図
【図4】回転カムの斜視図
【図5】ロック機構のロック状態を示す縦断面図
【図6】ロック機構の構成部材を示す斜視図
【図7】キー引き抜き阻止機構を示す斜視図
【図8】キー引き抜き阻止機構を示す断面図
【図9】ヘッド部の取り付け方向を変えたキースイッチの外観斜視図
【図10】ヘッドケースと本体ケースとの配置図
【図11】スイッチ本体のキー挿入状態を示す断面図
【図12】スイッチ本体の電磁ソレノイド作動時の状態を示す断面図
【図13】スイッチ本体の補助キー使用の際の状態を示す断面図
【図14】第2の実施例におけるスイッチ本体のキー抜き出し状態を示す簡略断面図
【図15】第2の実施例において用いるキーの斜視図
【図16】第2の実施例におけるスイッチ本体のキー挿入状態を示す簡略断面図
【図17】第2の実施例におけるスイッチ本体の電磁ソレノイドの作動状態を示す簡略断面図
【図18】第3の実施例におけるスイッチ本体のキー抜き出し状態を示す簡略断面図
【図19】第3の実施例におけるスイッチ本体のキー挿入状態を示す簡略断面図
【図20】第3の実施例におけるスイッチ本体の電磁ソレノイドの作動状態を示す簡略断面図
【図21】キースイッチの第4の実施例の断面図
【図22】キースイッチの第5の実施例を示す外観斜視図
【図23】第5の実施例におけるキースイッチの内部構成図。
【図24】第5実施例における部分組み立て斜視図
【図25】第5実施例における本体ケースユニットへのヘッドケースユニットの取り付け説明図
【図26】第5実施例における本体ケースユニットへのヘッドケースユニットの他の取り付け説明図
【図27】第5実施例におけるヘッドケースの組み立て説明図
【図28】第5実施例における本体ケースの蓋の外面の正面図
【図29】第5実施例における本体ケースの蓋の内面の正面図
【図30】図28のX−X断面図
【図31】第5実施例における本体ケースの蓋の補助キー挿入部分の断面図
【図32】第5実施例におけるシールキャップの斜視図
【図33】第5実施例におけるダミーキーの斜視図
【図34】第5実施例におけるダミーキーを使用した際のスイッチキーの断面図
【図35】第5実施例における固定部材の斜視図
【図36】第5実施例における固定部材を使用した際のスイッチキーの断面図
【符号の説明】
2 キー
5 本体ケース(ケース)
6 スイッチ素子
7 電磁ソレノイド
9 ヘッドケース(ケース)
10 回転カム(操作体)
11 キー挿入孔
14 プランジャ(操作体)
17 キー引き抜き阻止機構
Claims (2)
- キー挿入孔と連通孔とを備えるヘッドケースと、
連通孔を備えるとともに該連通孔が前記ヘッドケースの連通孔と接続されて前記ヘッドケースに内部が連通するように取り付けられる本体ケースと、
前記本体ケース内に設けられるスイッチ素子と、
前記両連通孔を介して前記ヘッドケース内と前記本体ケース内とにわたって設けられ、前記キー挿入孔から挿入されるキーに連動して前記スイッチ素子の操作を行う操作体と、
前記本体ケース内に設けられる電磁ソレノイドと、
前記両連通孔を介して前記ヘッドケース内と前記本体ケース内とにわたって設けられ、前記電磁ソレノイドに連動し、かつ、前記キー挿入孔内に挿入されたキーに直接係合して前記キーの引き抜き阻止するキー引き抜き阻止機構とを備えてなるとともに、
前記キー引き抜き阻止機構は、前記キーに設けた係合部に直接係脱自在なロック部材を前記ヘッドケース内に配置して設け、前記本体ケース内に配置されかつ前記電磁ソレノイドに連動するアーム部材と、前記ロック部材とを、前記両連通孔に挿通される作動体を介して一体に連結して構成し、前記作動体の前記両連通孔の連通する方向に沿った変位により、前記キー挿入孔に挿入された前記キーの前記係合部に対して前記ロック部材を直接係脱自在に構成してあることを特徴とするキースイッチ。 - 前記キー引き抜き阻止機構を変位させるための変位用部材が設けられ、補助キーの操作によりその変位用部材で前記キー引き抜き阻止機構を変位することで前記キーへの係合を解除する請求項1記載のキースイッチ。
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