JP7277277B2 - スライド扉機構及びブース - Google Patents

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Description

本発明は、スライド扉機構及びブースに関するものである。
従来から、オフィス、展示場及び公共施設等において、執務等を行うためのブースが設置されることがある(例えば、特許文献1参照)。特に、近年、オフィスのフリーアドレス化や携帯端末やパソコン等のICT(情報通信技術)を活用したモバイルワークが進展している。そのため、各種の移動先で小スペースのブースを利用して執務等を行う機会が増加している。
特開2004-150255号公報
上述のようなブースでは、内部空間に対して利用者が出入りするための出入口開口が設けられており、例えば出入口開口が扉によって開閉可能とされている。特許文献1では、このような扉としてスライドさせることにより開閉するスライド扉が設置されている。
ところで、スライド扉を用いる場合には、スライド扉を移動可能に支持しつつスライド扉の円滑動作を可能とする必要がある。このため、例えば、スライド扉に上縁フレームと下縁フレームとを設置し、上縁フレームを水平移動可能な吊具に固定し、下縁フレームを床部に設けられたガイドローラによりガイドすることが考えられる。しかしながら、このような場合には、上縁フレームと下縁フレームとに求められる機能が異なることから、上縁フレームと下縁フレームとを別形状の部材として各々用意する必要があり、部品管理が煩雑化したり、製造コストの上昇の原因となったりする。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、吊具に固定される上縁フレームとガイドローラでガイドされる下縁フレームとを有するスライド扉を有するスライド扉機構において、上縁フレームと下縁フレームとを共通部材によって形成可能とすることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、スライド扉と、上記スライド扉の上縁フレームに固定されると共に上記スライド扉を支持する吊具と、上記スライド扉の下縁フレームに当接して上記スライド扉を案内するガイドローラとを有するスライド扉機構であって、上記上縁フレーム及び上記下縁フレームの各々が、上記ガイドローラが転動可能とされたガイド溝と上記吊具に接続可能とされた接続部とを有する共通フレーム部材により形成され、上記上縁フレームを形成する上記共通フレーム部材が、上記接続部が上記吊具に接続され、上記下縁フレームを形成する上記共通フレーム部材が、上記ガイド溝に上記ガイドローラが収容されているという構成を採用する。
このような第1の発明においては、吊具に接続可能とされた接続部と、ガイドローラが転動可能とされたガイド溝と、の両方を有する共通フレーム部材によって、スライド扉の上縁フレームと下縁フレームとの各々が形成されている。つまり、本発明においては、スライド扉の上縁フレームと下縁フレームとの各々が、同一の部材によって形成されている。このため、本発明によれば、上縁フレームと下縁フレームとが共通部材によって形成され、上縁フレームと下縁フレームとを別形状の部品とする場合と比較して、部品管理を簡素化し、製造コストを低減することが可能となる。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記スライド扉が、上端縁に上記上縁フレームが接合されると共に下端縁に上記下縁フレームが接合されたパネル体を有し、上記共通フレーム部材が、上記パネル体に接合される接合部と、上記接合部から上下方向に沿って延出された第1壁部と、上記接合部から上記第1壁部と同一方向に延出されると共に上記第1壁部と対向配置された第2壁部とを有し、上記第1壁部と上記第2壁部との間に上記接合部と反対側に向けて開口された上記ガイド溝が設けられ、上記第1壁部及び上記第2壁部の少なくともいずれか一方に上記接続部が設けられているという構成を採用する。
このような第2の発明においては、第1壁部と第2壁部と間に接合部と反対側に向けて開口されたガイド溝が設けられている。このため、共通フレーム部材をパネル体の下端縁に接合して下縁フレームとして用いる場合には、ガイド溝が下側に向けて開口され、スライド扉の下方に設置されるガイドローラを容易にガイド溝に収容することができる。また、共通フレーム部材をパネル体の上端縁に接合した上縁フレームとして用いる場合には、ガイド溝が上方に向けて開口され、ガイド溝がパネル体と共通フレーム部材との接合を妨げることを防止できる。したがって、本発明によれば、共通フレーム部材を上下反転させるのみで、上縁フレームと下縁フレームとに容易に使い分けることが可能となる。
第3の発明は、上記第2の発明において、上記共通フレーム部材が、上記接続部の1つとして、上記第1壁部の上記接合部と反対側の先端部から上記第2壁部側に突出すると共に上記吊具に係止される係止爪を有するという構成を採用する。
このような第3の発明によれば、第1壁部の先端部に設けられた係止爪を吊具に係止することで、上縁フレームとして用いられる共通フレーム部材を容易に吊具に対して接続することができる。
第4の発明は、上記第2または第3の発明において、上記共通フレーム部材が、上記接続部の1つとして、上記第1壁部の上記接合部側の端部位置に設けられると共に上記吊具に設けられた爪部が係止される係止凹部を有するという構成を採用する。
このような第4の発明によれば、第2壁部の接合部側の端部位置に設けられる係止爪部に吊具の爪部を係止することで、上縁フレームとして用いられる共通フレーム部材を容易に吊具に対して接続することができる。
第5の発明は、上記第2~第4いずれかの発明において、上記共通フレーム部材が、ねじ孔が形成された上記第2壁部を上記接続部の1つとして有するという構成を採用する。
このような第5の発明によれば、第2壁部そのものを、吊具と接続するための接続部とすることができる。このため、接続部の数を削減することができる。また、第2壁部にねじ孔が形成されているため、吊具と上縁フレームとして用いられる共通フレーム部材とをねじによって強固に固定することができる。
第6の発明は、上記第2~第5いずれかの発明において、上記第1壁部の上記接合部から反対側の先端部までの距離寸法が、上記第2壁部の上記接合部から反対側の先端部までの距離寸法よりも大きいという構成を採用する。
このような第6の発明によれば、第1壁部の先端部までの距離寸法が第2壁部の同距離寸法よりも大きいことから、第1壁部側から見た場合に、第2壁部の全体を第1壁部で覆うことができる。このため、第1壁部側をスライド扉の外側となるように共通フレーム部材を設置することで、スライド扉の外側の者から第1壁部の裏側が視認されることを防止することができる。このような本発明によれば、スライド扉の外側の者は、共通フレーム部材を視認する場合に、第1壁部の外壁面のみを視認することになる。したがって、スライド扉の外側の者に対して、共通フレーム部材によって雑然とした印象を与えることを防止することができる。
第7の発明は、外部空間から離隔された内部空間を形成すると共に出入口開口が設けられた側壁と、上記出入口開口を開閉可能なスライド扉を有するスライド扉機構とを備えるブースであって、上記スライド扉機構として、上記第1~第6いずれかの発明であるスライド扉機構を備えるという構成を採用する。
このような第7の発明によれば、上縁フレームと下縁フレームとが共通部材によって形成されているため、上縁フレームと下縁フレームとを別形状の部品とする場合と比較して、部品管理を簡素化し、製造コストを低減することが可能となる。
本発明によれば、吊具に固定される上縁フレームとガイドローラでガイドされる下縁フレームとを有するスライド扉を有するスライド扉機構において、上縁フレームと下縁フレームとを共通部材によって形成されるため、上縁フレームと下縁フレームとを別形状の部品とする場合と比較して、部品管理を簡素化し、製造コストを低減することが可能となる。
本発明の一実施形態におけるブースの概略構成を示す斜視図である。 図1におけるA-A断面図である。 本発明の一実施形態におけるブースが備える吊具を後方から見た背面図である 本発明の一実施形態におけるブースが備えるスライド扉を前方から見た模式図である。 (a)が本発明の一実施形態におけるブースが備える上縁フレームとして用いられる共通フレーム部材の断面図であり、(b)が本発明の一実施形態におけるブースが備える下縁フレームとして用いられる共通フレーム部材の断面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るスライド扉機構及びブースの一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態のブース1の概略構成を示す斜視図である。本実施形態のブース1は、オフィスや公共機関等の床面上に載置され、外部空間から離隔された執務等を行う内部空間を形成するものである。なお、以下の説明においては、図1に示すように、ブース1の内部空間で作業を行う利用者が外部空間と内部空間との間で出入りする側を「前」、ブース1に対して前側から正対する利用者の右手側を「右」、左手側を「左」、ブース1に対して前側から正対する利用者から見てブース1の裏側を「後」とする。
本実施形態のブース1は、図1に示すように、床部2と、支柱3と、側壁4と、天井壁5と、スライド扉機構6とを備えている。床部2は、本実施形態のブース1が設置される床面上に直接的に載置され、支柱3、側壁4、天井壁5及びスライド扉機構6を直接的あるいは間接的に下方から支持している。本実施形態において、床部2は、平面視にて矩形状とされている。このような床部2は、例えばキャスタやアジャスタを備えている。なお、床部2を備えない構成を採用することも可能である。このような場合には、例えば支柱3や側壁4が直接床面上に載置される。
支柱3は、床部2上に立設された柱部材である。支柱3は、平面視において、矩形状とされた床部2の4つの隅部の各々に配置されている。つまり、本実施形態において、支柱3は、4本設置されている。これらの4本の支柱3は、本実施形態において同一の高さ寸法とされている。なお、これらの支柱3の高さ寸法が異なっていても良い。また、支柱3の数も変更可能である。
側壁4は、支柱3同士の間の各々に配置されている。本実施形態において支柱3同士の間は4つあるため、本実施形態において側壁4は4つ設けられている。これらの4つ側壁4のうち、ブース1の前側に配置された側壁4を前側壁4a、ブース1の右側に配置された側壁4を右側壁4b、ブース1の左側に配置された側壁4を左側壁4c、ブース1の後側に配置された側壁4を後側壁4dと称する。
前側壁4aは、ブース1の前側に配置された2つの支柱3の間に配置されており、平面視にて矩形状の床部2の前側の1辺に沿って配置されている。この前側壁4aは、床部2の上面に立設され、左縁部が左側の支柱3に対して接続されている。なお、前側壁4aの右縁部は、右側の支柱3に対して一定の間隔を空けて配置されている。つまり、前側壁4aと右側の支柱3との間には、一定の隙間が形成されている。この前側壁4aと右側の支柱3との間に形成された隙間は、ブース1の外側空間と内側空間との間で利用者が出入りを行う出入口開口Eとされている。
右側壁4bは、ブース1の右側に配置された2つの支柱3の間に配置されており、平面視にて矩形状の床部2の右側の1辺に沿って配置されている。この右側壁4bは、床部2の上面に立設され、前縁部が前側の支柱3に対して接続され、後縁部が後側の支柱3に対して接続されている。つまり、右側壁4bは、ブース1の右側に配置された2つの支柱3の間を閉塞している。
左側壁4cは、ブース1の左側に配置された2つの支柱3の間に配置されており、平面視にて矩形状の床部2の左側の1辺に沿って配置されている。この左側壁4cは、床部2の上面に立設され、前縁部が前側の支柱3に対して接続され、後縁部が後側の支柱3に対して接続されている。つまり、左側壁4cは、ブース1の左側に配置された2つの支柱3の間を閉塞している。
後側壁4dは、ブース1の後側に配置された2つの支柱3の間に配置されており、平面視にて矩形状の床部2の後側の1辺に沿って配置されている。この後側壁4dは、床部2の上面に立設され、右縁部が右側の支柱3に対して接続され、左縁部が左側の支柱3に対して接続されている。つまり、後側壁4dは、ブース1の後側に配置された2つの支柱3の間を閉塞している。
天井壁5は、支柱3及び側壁4に下方から支持されることによって、内部空間を上方から閉塞している。この天井壁5は、例えば、天井フレームと、天井パネルとを備えている。天井フレームは、天井パネルを水平方向から囲むと共に天井パネルの周縁に接続された枠状の部材であり、支柱及び側壁の上端に固定されている。天井パネルは天井フレームに支持されて平面視で天井フレームの内側に配置された板状の部材である。
図2は、図1におけるA-A断面図である。スライド扉機構6は、出入口開口Eを開閉するための機構であり、図2に示すように、ガイドレール7と、吊具8と、スライド扉9と、ガイドローラ10とを備えている。
ガイドレール7は、図1に示すように、天井壁5に対して固定されており、出入口開口Eの上端縁に沿って左右方向に延伸して設けられている。このガイドレール7は、スライド扉9の可動範囲に亘って設けられた長尺状の部材であり、例えばアルミニウム合金によって形成されている。図2に示すように、ガイドレール7は、吊具8の後述する基台8aや走行ローラ8bを収容可能な内部空間が形成された中空形状とされており、吊具8の走行ローラ8bが転動可能な走行片7aを有している。例えば、このようなガイドレール7の内部には、吊具8をガイドレール7の延伸方向(すなわち左右方向)に移動させるためのリニアモータが設置される。このようなガイドレール7の内部にリニアモータが設置されることで、吊具8すなわちスライド扉9を自動的に開閉することが可能となる。
図3は、吊具8を後方から見た背面図である。吊具8は、スライド扉9を吊下げ支持するための部品である。この吊具8は、スライド扉9の左右方向の両端部の各々に対して接続されている。つまり、本実施形態においては、2つの吊具8が設けられており、これらの吊具8によってスライド扉9が支持されている。なお、吊具8の数は3つ以上あるいは1つとすることも可能である。
図2及び図3に示すように、吊具8は、基台8aと、走行ローラ8bと、吊ボルト8cと、ブラケット8dと、ナット8eと、座金8fとを備えている。基台8aは、走行ローラ8bや吊ボルト8c等を直接的あるいは間接的に支持する部材であり、図2に示すように、ガイドレール7の内部に収容されている。走行ローラ8bは、基台8aの前後両側に設けられており、基台8aに対して回動可能に接続されている。なお、本実施形態においては、基台8aの前側面に2つ、基台8aの後側面に2つの合計4つの走行ローラ8bが設けられている。これらの走行ローラ8bは、ガイドレール7の走行片7aに上方から当接されている。このような走行ローラ8bが走行片7a上を転動することで、吊具8が円滑に左右方向に移動可能とされる。
吊ボルト8cは、頭部が基台8aに接続されており、雄ねじが周面に形成された軸部が頭部から垂下されるようにして配置されている。このような吊ボルト8cは、ガイドレール7の下面に形成されたガイドレール7の内部と外部とを接続するスリットを介して、軸部がガイドレール7の下方に至るように配置されている。
ブラケット8dは、スライド扉9が接続される部位であり、吊ボルト8cの下端に固定されている。このブラケット8dは、図2及び図3に示すように、上部水平片8d1と、下部水平片8d2(爪部)と、鉛直片8d3とを有している。このブラケット8dは、図2に示すように、左右方向から見て上部水平片8d1が下部水平片8d2よりも前後方向に長い略C型の形状とされている。
上部水平片8d1は、鉛直片8d3の上端から前方に向けて水平に延出された部位である。この上部水平片8d1の前側の先端部8d4は、スライド扉9の後述する上縁フレーム9bの係止爪35が係止される部位とされている。つまり、本実施形態において、上部水平片8d1は、上縁フレーム9bの係止爪35が係止される係止片とされている。また、上部水平片8d1には、上下方向に貫通するねじ孔8d5が設けられている。このねじ孔8d5は、内周面に雌ねじが形成されており、吊ボルト8cが螺合されている。このように吊ボルト8cがねじ孔8d5に螺合されることによって、ブラケット8dが吊ボルト8cに接続されている。
下部水平片8d2は、鉛直片8d3の下端から前方に向けて水平延出された部位である。この下部水平片8d2は、スライド扉9の後述する上縁フレーム9bの係止凹部36に係止される部位とされている。つまり、本実施形態において、下部水平片8d2は、上縁フレーム9bの係止凹部36に係止される爪部とされている。
鉛直片8d3は、上部水平片8d1の後端と下部水平片8d2の後端とを鉛直方向につなぐ部位である。この鉛直片8d3には、前後方向に貫通するねじ貫通孔8d6が上下方向に配列された2つ設けられている。これらのねじ貫通孔8d6には、図2に示すように、ブラケット8dとスライド扉9の後述する上縁フレーム9bとを締結する締結ねじ20が挿通される。このようなねじ貫通孔8d6に締結ねじ20が挿通されて上縁フレーム9bに螺合されることで、ブラケット8dとスライド扉9の後述する上縁フレーム9bとが接続される。
ナット8eは、吊ボルト8cの軸部に螺合されており、上部水平片8d1よりも上部に配置されている。座金8fは、ナット8eと上部水平片8d1との間に介挿されたバネ座金である。このような座金8fを介してナット8eが上部水平片8d1の上面に当接されることで、座金8fの復元力によってブラケット8dに下方に向けて付勢される。この結果、ブラケット8dの吊ボルト8cに対する移動が抑制される。
スライド扉9は、出入口開口Eが開閉可能な扉体である。図4は、スライド扉9を前方から見た模式図である。この図に示すように、スライド扉9は、ガラスパネル9a(パネル体)と、上縁フレーム9bと、下縁フレーム9cと、側縁フレーム9dと、緩衝部材9eとを備えている。
ガラスパネル9aは、ガラスによって形成されたパネル体であり、前後方向から見て矩形状とされている。なお、スライド扉9の透光性を確保するためにガラスパネル9aを採用しているが、透光性が不要である場合には他の材質のパネル体を用いることも可能である。
上縁フレーム9bは、ガラスパネル9aの上端縁に接合されたフレーム部材である。下縁フレーム9cは、ガラスパネル9aの下端縁に接合されたフレーム部材である。側縁フレーム9dは、ガラスパネル9aの右端縁と左端縁との各々に対して接合されたフレーム部材あり、上縁フレーム9b及び下縁フレーム9cの端部に対して不図示のボルトによって固定されている。このような側縁フレーム9dは、本実施形態において2つ設けられている。これらの上縁フレーム9b、下縁フレーム9c及び側縁フレーム9dは、例えばアルミニウム合金によって形成されている。
緩衝部材9eは、側縁フレーム9dのガラスパネル9aの反対側の端部に接続されており、側縁フレーム9dの上端から下端に至る範囲に設けられている。このような緩衝部材9eは、スライド扉9が他の部材や人と接触した場合の衝撃を和らげる。
このようなスライド扉9において、本実施形態では、上縁フレーム9bと下縁フレーム9cとは、いずれもが共通フレーム部材30によって形成されている。図2に示すように、共通フレーム部材30は、接合部31と、前壁部32(第1壁部)と、後壁部33(第2壁部)と、中間壁34と、係止爪35と、係止凹部36とを有している。
接合部31は、ガラスパネル9aに対して接合される部位であり、ガラスパネル9aの端部が嵌合される嵌合凹部31aが設けられている。共通フレーム部材30が上縁フレーム9bとして用いられる場合には、接合部31の嵌合凹部31aに対してガラスパネル9aの上端縁が接合される。一方で、共通フレーム部材30が下縁フレーム9cとして用いられる場合には、接合部31の嵌合凹部31aに対してガラスパネル9aの下端縁が接合される。なお、ガラスパネル9aは、不図示のパッキン等を介して接合部31の嵌合凹部31aに嵌合される。
前壁部32は、接合部31から上下方向に沿って延出されている。本実施形態では、前壁部32は、接合部31の嵌合凹部31aが開口されている方向と反対側の方向に向けて接合部31から延出されている。この前壁部32は、ブース1に共通フレーム部材30が組み込まれた状態において、共通フレーム部材30の最も前側に配置された部位である。この前壁部32の外側面(後壁部33と反対側の面)は、外部から視認される意匠面とされている。このような前壁部32の接合部31と反対側の先端部には、係止爪35が設けられている。
後壁部33は、前壁部32の後方に配置されており、接合部31から上下方向に沿って延出されている。本実施形態では、後壁部33は、前壁部32と同一方向(すなわち接合部31の嵌合凹部31aが開口されている方向と反対側の方向)に向けて接合部31から延出されている。この後壁部33は、一定の隙間を空けて前壁部32に対向配置されている。また、本実施形態においては、前壁部32の接合部31から反対側の先端部までの距離寸法は、後壁部33の接合部31から反対側の先端部までの距離寸法よりも大きい。このため、前方から見ると、後壁部33は、前壁部32によって全域が覆われている。
また、上縁フレーム9bとして用いられる共通フレーム部材30においては、後壁部33に、上下方向に配列されて2つのねじ孔37が形成されている。これらのねじ孔37は、上述のブラケット8dのねじ貫通孔8d6に挿通された締結ねじ20が螺合される孔部であり、前後方向に貫通して設けられている。これらのねじ孔37は、左右方向において、吊具8が取り付けられる箇所のみに設けられており、ブラケット8dに設けられた2つのねじ貫通孔8d6と同一ピッチにて配列されている。このような後壁部33は、本実施形態において、締結ねじ20によって吊具8のブラケット8dが接続される部位とされている。つまり、本実施形態において後壁部33は、吊具8に接続可能とされた接続部として機能している。
中間壁34は、前壁部32と後壁部33とを前後方向に接続する壁部であり、前壁部32の後方面と、後壁部33の前壁面とに対して、これらの面の法線方向から接続されている。中間壁34は、前壁部32の先端側及び後壁部33の先端側が中間壁34よりも接合部31と反対側に突出するように配置されている。この結果、中間壁34から突出した前壁部32の先端側と、中間壁34から突出した後壁部33の先端側と、中間壁34とによって、接合部31と反対側に向けて開口された凹部が形成されている。この凹部は、左右方向に共通フレーム部材30の全長に亘って設けられており、ガイドローラ10が転動可能とされたガイド溝38とされている。つまり、本実施形態において共通フレーム部材30は、接合部31の嵌合凹部31aと反対側に向けて開口されたガイド溝38が設けられている。このガイド溝38には、共通フレーム部材30が下縁フレーム9cとして用いられる場合に、ガイドローラ10が収容される。
係止爪35は、前壁部32の先端部から後方(すなわち後壁部33側)に向けて突出された爪部である。この係止爪35は、共通フレーム部材30が上縁フレーム9bとして用いられる場合に、図2に示すように、吊具8のブラケット8dの一部である上部水平片8d1の先端部8d4に上方から係止される。つまり、本実施形態において共通フレーム部材30は、前壁部32の接合部31と反対側の先端部から後壁部33側に突出すると共に吊具8に係止可能とされた係止爪35を有している。このような係止爪35は、吊具8に接続可能とされた接続部として機能する。
係止凹部36は、後壁部33の接合部31側の端部位置に設けられた凹部である。この係止凹部36は、共通フレーム部材30が上縁フレーム9bとして用いられる場合に、吊具8のブラケット8dの一部である下部水平片8d2が下方から係止される部位である。つまり、本実施形態において共通フレーム部材30は、後壁部33の接合部31側の端部位置に設けられると共に吊具8に設けられた爪部(下部水平片8d2)が係止される係止凹部36を有している。このような係止凹部36は、吊具8に接続可能とされた接続部として機能する。
このように、本実施形態においては、共通フレーム部材30に対して、吊具8と接続可能な接続部が3つ(係止爪35、係止凹部36及び後壁部33)が設けられている。上縁フレーム9bを形成する共通フレーム部材30は、これらの係止爪35、係止凹部36及び後壁部33が吊具8に対して接続される。また、下縁フレーム9cを形成する共通フレーム部材30は、ガイド溝38が下方に向けて開口され、このガイド溝38にガイドローラ10を収容している。
ガイドローラ10は、図1に示すように、床部2の床面に対して設けられている。本実施形態においては、ガイドローラ10は、出入口開口Eがスライド扉9によって閉鎖された状態であっても開放された状態であっても、常にスライド扉9の一部が存在する箇所に対して設置されている。つまり、ガイドローラ10は、スライド扉9の位置に関わらず常に存在する箇所に設置されている。このため、ガイドローラ10は、スライド扉9のスライド位置に関わらず、常に下縁フレーム9cのガイド溝38に収容された状態とされる。
このような本実施形態のブース1及びブース1が備えるスライド扉機構6では、不図示のリニアモータ等によってスライド扉9に対して動力が作用すると、スライド扉9が、左右方向に移動される。このとき、吊具8の走行ローラ8bがガイドレール7の内部を転動することで、スライド扉9が左右に円滑に移動される。また、ガイドローラ10が下縁フレーム9cとして用いられる共通フレーム部材30のガイド溝38に常に収容された状態でスライド扉9が移動されるため、スライド扉9が前後方向に変位することを抑止することができる。
以上のような本実施形態のブース1及びブース1が備えるスライド扉機構6においては、本実施形態のスライド扉機構6は、スライド扉9と、スライド扉9の上縁フレーム9bに固定されると共にスライド扉9を支持する吊具8と、スライド扉9の下縁フレーム9cに当接してスライド扉9を案内するガイドローラ10とを有している。また、本実施形態のスライド扉機構6は、上縁フレーム9b及び下縁フレーム9cの各々が、ガイドローラ10が転動可能とされたガイド溝38と吊具8に接続可能とされた接続部(係止爪35、係止凹部36及び後壁部33)とを有する共通フレーム部材30により形成され、上縁フレーム9bを形成する共通フレーム部材30が、接続部が吊具8に接続され、下縁フレーム9cを形成する共通フレーム部材30が、ガイド溝38にガイドローラ10が収容されている。
このような本実施形態のスライド扉機構6においては、吊具8に接続可能とされた接続部と、ガイドローラ10が転動可能とされたガイド溝38と、の両方を有する共通フレーム部材30によって、スライド扉9の上縁フレーム9bと下縁フレーム9cとの各々が形成されている。つまり、本実施形態のスライド扉機構6においては、スライド扉9の上縁フレーム9bと下縁フレーム9cとの各々が、同一の部材によって形成されている。このため、本実施形態のスライド扉機構6によれば、上縁フレーム9bと下縁フレーム9cとが共通部材によって形成され、上縁フレーム9bと下縁フレーム9cとを別形状の部品とする場合と比較して、部品管理を簡素化し、製造コストを低減することが可能となる。
また、本実施形態のスライド扉機構6においては、スライド扉9が、上端縁に上縁フレーム9bが接合されると共に下端縁に下縁フレーム9cが接合されたガラスパネル9aを有している。また、本実施形態のスライド扉機構6においては、共通フレーム部材30が、ガラスパネル9aに接合される接合部31と、接合部31から上下方向に沿って延出された前壁部32と、接合部31から前壁部32と同一方向に延出されると共に前壁部32と対向配置された後壁部33とを有している。さらに、本実施形態のスライド扉機構6においては、前壁部32と後壁部33との間に接合部31と反対側に向けて開口されたガイド溝38が設けられ、前壁部32及び後壁部33に接続部が設けられている。
このような本実施形態のスライド扉機構6においては、前壁部32と後壁部33と間に接合部31と反対側に向けて開口されたガイド溝38が設けられることとなる。このため、共通フレーム部材30をガラスパネル9aの下端縁に接合して下縁フレーム9cとして用いる場合には、ガイド溝38が下側に向けて開口され、スライド扉9の下方に設置されるガイドローラ10を容易にガイド溝38に収容することができる。また、共通フレーム部材30をガラスパネル9aの上端縁に接合した上縁フレーム9bとして用いる場合には、ガイド溝38が上方に向けて開口され、ガイド溝38がガラスパネル9aと共通フレーム部材30との接合を妨げることを防止できる。したがって、本実施形態のスライド扉機構6によれば、共通フレーム部材30を上下反転させるのみで、上縁フレーム9bと下縁フレーム9cとに容易に使い分けることが可能となる。
また、本実施形態のスライド扉機構6においては、共通フレーム部材30が、接続部の1つとして、前壁部32の接合部31と反対側の先端部から後壁部33側に突出すると共に吊具8に係止される係止爪35を有している。このような本実施形態のスライド扉機構6によれば、前壁部32の先端部に設けられた係止爪35を吊具8に係止することで、上縁フレーム9bとして用いられる共通フレーム部材30を容易に吊具8に対して接続することができる。
また、本実施形態のスライド扉機構6においては、共通フレーム部材30が、接続部の1つとして、前壁部32の接合部31側の端部位置に設けられると共に吊具8に設けられた爪部(下部水平片8d2)が係止される係止凹部36を有している。このような本実施形態のスライド扉機構6によれば、後壁部33の接合部31側の端部位置に設けられる係止爪35部に吊具8の爪部を係止することで、上縁フレーム9bとして用いられる共通フレーム部材30を容易に吊具8に対して接続することができる。
また、本実施形態のスライド扉機構6においては、共通フレーム部材30が、ねじ孔37が形成された後壁部33を接続部の1つとして有している。このような本実施形態のスライド扉機構6によれば、後壁部33そのものを、吊具8と接続するための接続部とすることができる。このため、接続部の数を削減することができる。また、後壁部33にねじ孔37が形成されているため、吊具8と上縁フレーム9bとして用いられる共通フレーム部材30とを締結ねじ20によって強固に固定することができる。
また、本実施形態のスライド扉機構6においては、前壁部32の接合部31から反対側の先端部までの距離寸法が、後壁部33の接合部31から反対側の先端部までの距離寸法よりも大きい。このような本実施形態のスライド扉機構6によれば、前壁部32の先端部までの距離寸法が後壁部33の同距離寸法よりも大きいことから、前壁部32側から見た場合に、後壁部33の全体を前壁部32で覆うことができる。このため、前壁部32側をスライド扉9の外側となるように共通フレーム部材30を設置することで、スライド扉9の外側の者から前壁部32の裏側が視認されることを防止することができる。このような本実施形態のスライド扉機構6によれば、スライド扉9の外側の者は、共通フレーム部材30を視認する場合に、前壁部32の外壁面のみを視認することになる。したがって、スライド扉9の外側の者に対して、共通フレーム部材30によって雑然とした印象を与えることを防止することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、スライド扉9が平面視において左右方向に直線状に延伸する平板状である構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、平面視において、左右方向の中央部が前方に膨出するようにスライド扉9が湾曲した形状であっても良い。この場合には、共通フレーム部材30やガイドレール7もスライド扉9に沿って、左右方向の中央部が前方に膨出するように湾曲した形状となる。また、このような構成を採用する場合には、スライド扉9は、スライド扉9が描く円弧の中心を旋回軸心としてスライド扉9が旋回するように回動される。
また、上記実施形態においては、共通フレーム部材30が吊具8に接続可能とされた接続部を3つ(係止爪35、係止凹部36及び後壁部33)有する構成を採用した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、共通フレーム部材30が3つの接続部のうちいずれかのみを有する構成を採用することも可能である。つまり、共通フレーム部材30の前壁部32と後壁部33とのいずれかのみに接続部が設けられた構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、スライド扉機構6が、外部空間と離隔された執務スペース等を形成するブース1に設置された構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば部屋と部屋との境界部分に設置されるスライド扉機構等に本発明のスライド扉機構を適用することが可能である。
1……ブース、2……床部、3……支柱、4……側壁、5……天井壁、6……スライド扉機構、7……ガイドレール、7a……走行片、8……吊具、8a……基台、8b……走行ローラ、8c……吊ボルト、8d……ブラケット、8d1……上部水平片、8d2……下部水平片(爪部)、8d3……鉛直片、8d4……先端部、8d5……ねじ孔、8d6……ねじ貫通孔、8e……ナット、8f……座金、9……スライド扉、9a……ガラスパネル(パネル体)、9b……上縁フレーム、9c……下縁フレーム、9d……側縁フレーム、9e……緩衝部材、10……ガイドローラ、20……締結ねじ、30……共通フレーム部材、31……接合部、31a……嵌合凹部、32……前壁部(第1壁部)、33……後壁部(第2壁部)、34……中間壁、35……係止爪、36……係止凹部、37……ねじ孔、38……ガイド溝、E……出入口開口

Claims (6)

  1. スライド扉と、前記スライド扉の上縁フレームに固定されると共に前記スライド扉を支持する吊具と、前記スライド扉の下縁フレームに当接して前記スライド扉を案内するガイドローラとを有するスライド扉機構であって、
    前記上縁フレーム及び前記下縁フレームの各々は、前記ガイドローラが転動可能とされたガイド溝と前記吊具に接続可能とされた接続部とを有する共通フレーム部材により形成され、
    前記上縁フレームを形成する前記共通フレーム部材は、前記接続部が前記吊具に接続され、
    前記下縁フレームを形成する前記共通フレーム部材は、前記ガイド溝に前記ガイドローラが収容され、
    前記スライド扉は、上端縁に前記上縁フレームが接合されると共に下端縁に前記下縁フレームが接合されたパネル体を有し、
    前記共通フレーム部材は、
    前記パネル体に接合される接合部と、
    前記接合部から上下方向に沿って延出された第1壁部と、
    前記接合部から前記第1壁部と同一方向に延出されると共に前記第1壁部と対向配置された第2壁部と
    を有し、
    前記共通フレーム部材は、前記接続部の1つとして、前記第1壁部の前記接合部と反対側の先端部から前記第2壁部側に突出すると共に前記吊具に係止される係止爪を有することを特徴とするスライド扉機構。
  2. スライド扉と、前記スライド扉の上縁フレームに固定されると共に前記スライド扉を支持する吊具と、前記スライド扉の下縁フレームに当接して前記スライド扉を案内するガイドローラとを有するスライド扉機構であって、
    前記上縁フレーム及び前記下縁フレームの各々は、前記ガイドローラが転動可能とされたガイド溝と前記吊具に接続可能とされた接続部とを有する共通フレーム部材により形成され、
    前記上縁フレームを形成する前記共通フレーム部材は、前記接続部が前記吊具に接続され、
    前記下縁フレームを形成する前記共通フレーム部材は、前記ガイド溝に前記ガイドローラが収容され、
    前記スライド扉は、上端縁に前記上縁フレームが接合されると共に下端縁に前記下縁フレームが接合されたパネル体を有し、
    前記共通フレーム部材は、
    前記パネル体に接合される接合部と、
    前記接合部から上下方向に沿って延出された第1壁部と、
    前記接合部から前記第1壁部と同一方向に延出されると共に前記第1壁部と対向配置された第2壁部と
    を有し、
    前記共通フレーム部材は、前記接続部の1つとして、前記第2壁部の前記接合部側の端部位置に設けられると共に前記吊具に設けられた爪部が係止される係止凹部を有することを特徴とするスライド扉機構。
  3. スライド扉と、前記スライド扉の上縁フレームに固定されると共に前記スライド扉を支持する吊具と、前記スライド扉の下縁フレームに当接して前記スライド扉を案内するガイドローラとを有するスライド扉機構であって、
    前記上縁フレーム及び前記下縁フレームの各々は、前記ガイドローラが転動可能とされたガイド溝と前記吊具に接続可能とされた接続部とを有する共通フレーム部材により形成され、
    前記上縁フレームを形成する前記共通フレーム部材は、前記接続部が前記吊具に接続され、
    前記下縁フレームを形成する前記共通フレーム部材は、前記ガイド溝に前記ガイドローラが収容され、
    前記スライド扉は、上端縁に前記上縁フレームが接合されると共に下端縁に前記下縁フレームが接合されたパネル体を有し、
    前記共通フレーム部材は、
    前記パネル体に接合される接合部と、
    前記接合部から上下方向に沿って延出された第1壁部と、
    前記接合部から前記第1壁部と同一方向に延出されると共に前記第1壁部と対向配置された第2壁部と
    を有し、
    前記共通フレーム部材は、ねじ孔が形成された前記第2壁部を前記接続部の1つとして有することを特徴とするスライド扉機構。
  4. スライド扉と、前記スライド扉の上縁フレームに固定されると共に前記スライド扉を支持する吊具と、前記スライド扉の下縁フレームに当接して前記スライド扉を案内するガイドローラとを有するスライド扉機構であって、
    前記上縁フレーム及び前記下縁フレームの各々は、前記ガイドローラが転動可能とされたガイド溝と前記吊具に接続可能とされた接続部とを有する共通フレーム部材により形成され、
    前記上縁フレームを形成する前記共通フレーム部材は、前記接続部が前記吊具に接続され、
    前記下縁フレームを形成する前記共通フレーム部材は、前記ガイド溝に前記ガイドローラが収容され、
    前記スライド扉は、上端縁に前記上縁フレームが接合されると共に下端縁に前記下縁フレームが接合されたパネル体を有し、
    前記共通フレーム部材は、
    前記パネル体に接合される接合部と、
    前記接合部から上下方向に沿って延出された第1壁部と、
    前記接合部から前記第1壁部と同一方向に延出されると共に前記第1壁部と対向配置された第2壁部と
    を有し、
    前記第1壁部の前記接合部から反対側の先端部までの距離寸法は、前記第2壁部の前記接合部から反対側の先端部までの距離寸法よりも大きいことを特徴とするスライド扉機構。
  5. 前記第1壁部と前記第2壁部との間に前記接合部と反対側に向けて開口された前記ガイド溝が設けられ、
    前記第1壁部及び前記第2壁部の少なくともいずれか一方に前記接続部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載のスライド扉機構。
  6. 外部空間から離隔された内部空間を形成すると共に出入口開口が設けられた側壁と、前記出入口開口を開閉可能なスライド扉を有するスライド扉機構とを備えるブースであって、
    前記スライド扉機構として、請求項1~いずれか一項に記載のスライド扉機構を備えることを特徴とするブース。
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