JP6992669B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

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Description

本開示は、燃料供給装置に関する。
特許文献1には、燃料タンクから内燃機関に燃料を供給する燃料供給装置として、燃料タンク内の底壁に配置されるポンプユニットと、燃料タンクの上壁に形成された開口を塞ぐ蓋体と、ポンプユニットと蓋体とを連結する連結支柱とを備える燃料供給装置が開示されている。蓋体は、燃料の吐出口を有し、キャニスタに向かう流路を開閉するための弁装置や、ポンプユニットとの電気的な接続を行うためのコネクタが取り付けられる。連結支柱は、タンクの高さ方向、すなわち上下方向に沿って配置されたアッパ支柱とロア支柱とを有する。アッパ支柱は蓋体と一体で形成され、ロア支柱はアッパ支柱にスライド可能に取り付けられている。これら2つの支柱は、燃料供給装置が燃料タンク内に取り付けられた状態において、上下方向にスライドすることにより、燃料タンクの膨張および収縮に追従可能に構成されている。
特開2017-166472号公報
ここで、特許文献1の燃料供給装置では、燃料タンクの過剰な圧縮が生じた際に蓋体が破損することを抑制するために、ロア支柱の下端側に応力集中部を設け、蓋体よりも前に応力集中部が破損する構成としている。しかしながら、燃料の揺動に伴うポンプユニットの揺動によって連結支柱に対して交差方向の力が加えられた場合には、ロア支柱の下端側に形成された応力集中部よりも蓋体に応力が集中し加わり、ロア支柱に形成された応力集中部が破損するよりも前に蓋体が破損してしまう可能性がある。そこで、燃料供給装置において、適用される燃料タンクの大きさに柔軟に対応しつつ、蓋体の損傷を抑制することが可能な技術が望まれている。
本発明は、以下の形態として実現することが可能である。
本発明の一形態によれば、燃料タンク(2)から燃料を供給する燃料供給装置(1;1a)が提供される。この燃料供給装置は、前記燃料タンクの底壁(2d)に載置され、前記燃料タンクの内部の燃料を前記燃料タンクの外部に吐出するためのポンプユニット(20;20a)と;前記燃料タンクの上壁(2a)に形成された開口(2b)を塞いで前記上壁に取り付けられ、前記燃料の吐出口が形成された蓋体(10)と;前記蓋体と前記ポンプユニットとを連結する連結支柱(30)であって、前記蓋体とは別体として構成され、前記蓋体に接続されている樹脂製の上側支柱部(310)と、前記上側支柱部に対して、前記蓋体から前記ポンプユニットに向かう連結方向および前記連結方向とは反対方向にスライド可能に嵌め合わされている下側支柱部(330)と、を有する連結支柱と;を備え、蓋体と上側支柱部との接続部は、連結支柱におけるポンプユニット側に対して連結方向と交差する交差方向の力が加えられた場合に応力が集中する応力集中部(127)を有する。
この形態の燃料供給装置によれば、蓋体と上側支柱部との接続部は応力集中部を有するので、例えば、車両の衝突に起因する燃料の揺動に伴うポンプユニットの揺動によって連結支柱に対して交差方向の力が加えられた場合に、応力集中部は、蓋体の他の部分に比べて優先して破損され得る。このため、蓋体が損傷することを抑制でき、燃料タンクからの燃料の漏洩を抑制できる。
本発明は、燃料供給装置以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、燃料供給装置用の蓋体、燃料供給装置用の連結支柱、燃料供給装置の製造方法等の形態で実現することができる。
本開示の一実施形態としての燃料供給装置を示す正面図である。 燃料供給装置を示す断面図である。 燃料供給装置をタンクに取り付ける途中の様子を示す説明図である。 燃料供給装置をタンクに取り付ける途中の様子を示す説明図である。 燃料供給装置をタンクに取り付ける途中の様子を示す説明図である。 蓋体を示す斜視図および連結支柱を示す分解斜視図である。 上部支柱部を示す正面図である。 上部支柱部を示す斜視図である。 上部支柱部を示す上面図である。 上部支柱部と下側支柱部との嵌合部を示す平面図である。 蓋部を示す背面図である。 蓋部の底面を主として示す斜視図である。 突出収容部および突出部の近傍における台部と上部支柱部の接続部分を拡大して示す断面図である。 蓋部を示す底面図である。 第1ボス部を拡大して示す断面図である。 第1ボス部と第1係合部との接続部分を拡大して示す断面図である。 第2実施形態の燃料供給装置を示す裏面図である。
A.第1実施形態:
A1.全体構成:
図1に示す第1実施形態の燃料供給装置1は、燃料タンク2に取り付けられて用いられ、燃料タンク2から燃料を供給する。図1では、燃料タンク2に取り付けられた状態の燃料供給装置1が表わされている。本実施形態では、燃料タンク2は図示しない車両に搭載され、燃料供給装置1は、燃料タンク2内の燃料を、図示しない高圧ポンプに供給する。燃料供給装置1により高圧ポンプに供給された燃料は、高圧ポンプにて高圧化され、車両の内燃機関に燃料を噴射するインジェクタに供給される。本実施形態において、燃料タンク2は、樹脂により形成されている。なお、燃料タンク2は、樹脂に代えて金属により形成されてもよい。燃料タンク2は、中空状の構造を有し、内部に燃料を収容する。燃料タンク2の上壁2aには、開口2bが形成されている。上壁2aにおいて、開口2bの周りは、上方に突出した突出部2cが形成されている。開口2bは、燃料供給装置1の一部により塞がれている。図1では、互いに直交する3つの軸であるX軸、Y軸、およびZ軸が表されている。燃料供給装置1が燃料タンク2に取り付けられた状態において、X-Y平面は水平面と略平行な平面である。Z軸は、鉛直方向と略平行な方向である。-Z方向は、鉛直下方に相当する。本実施形態において、X軸方向とは、+X方向と-X方向の総称である。同様に、Y軸方向とは+Y方向と-Y方向の総称であり、Z軸方向とは+Z方向と-Z方向の総称である。なお、図3以降の図面におけるX軸、Y軸およびZ軸は、いずれも図1のX軸、Y軸およびZ軸に対応する。
燃料供給装置1は、蓋体10と、ポンプユニット20と、連結支柱30とを備える。蓋体10は、円板状の外観形状を有し、開口2bを塞いで上壁2aに取り付けられている。本実施形態において、蓋体10は、ポリアセタール(POM)により形成されている。なお、ポリアセタールに代えて、ポリフェニレンサルファイド(PPS)により形成されてもよい。本実施形態において、蓋体10と、ポンプユニット20と、連結支柱30とは、それぞれ別体として構成されている。
蓋体10は、フランジ部12と、台部11と、接続部13とを備える。フランジ部12は、円板状の外観形状を有し、外径は開口2bの内径よりも大きい。フランジ部12は、フランジ部12の一方の面が突出部2cの上方端部に接することにより、開口2bを塞ぐ。フランジ部12は、外周部に係合爪121を有する。係合爪121は、燃料タンク2の突出部2cと係合する。台部11は、フランジ部12の一方の面から連結方向に延びる筒状の外観形状を有する。上述の「連結方向」とは、本実施形態では、蓋体10からポンプユニット20に向かう方向(-Z方向)を意味する。台部11は、燃料供給装置1が燃料タンク2に取り付けられた状態において、開口2bに挿入されている。接続部13は、フランジ部12における台部11が形成されている面とは反対側の面において、連結方向とは反対方向に突出して形成されている。接続部13は、燃料タンク2の外に露呈している。接続部13は、各種装置同士の接続や装置の収容等の役割を果たす。接続部13は、弁装置収容部14と、燃料蒸気排出口15と、電気コネクタ16と、燃料吐出口17と、を備える。弁装置収容部14は、有底筒状の外観形状を有し、図6に示すように弁装置400を収容する。本実施形態において、弁装置400は、図示しないキャニスタと燃料タンク2内とを接続する燃料蒸気流路の開閉を制御する。なお、弁装置400として、燃料タンク2に燃料を供給するための燃料供給流路の開閉を制御する弁装置を用いてもよい。燃料蒸気排出口15は、キャニスタに接続された管と連通し、弁装置400から排出される燃料蒸気をかかる管へと導く。図1に示す電気コネクタ16は、図示しない複数の金属ターミナルを有し、かかる金属ターミナルにおいて、図示しないECU(Electronic Control Unit)に電気的に接続された配線と、ポンプユニット20に電気的に接続された配線とを、互いに電気的に接続する。電気コネクタ16に接続される配線としては、例えば、フレキシブル配線が該当する。燃料吐出口17は、台部11に設けられた燃料供給ポート140と連通している。燃料供給ポート140には、ポンプユニット20に接続された図示しない管の端部が取り付けられている。燃料供給ポート140は、ポンプユニット20から供給される燃料を、燃料吐出口17へと送る。燃料吐出口17は、図示しない管により高圧ポンプに接続されており、ポンプユニット20から供給される燃料を、高圧ポンプへと吐出する。
ポンプユニット20は、燃料タンク2の底壁2dに載置され、燃料タンク2内の燃料を、燃料タンク2の外部へと吐出する。ポンプユニット20は、燃料タンク2が底壁2dに載置された状態において、水平方向(X軸方向)を中心軸方向とする略円柱の外観形状を有する。したがって、燃料供給装置1は、ポンプ横置きタイプの燃料供給装置ということができる。ポンプユニット20は、図1に示すサブタンク21と、図2に示す燃料ポンプ22と、図1および図2に示すセンダゲージ23と、を備える。なお、図2では、図1のII-II断面を示している。
サブタンク21は、下側部材211と、上側部材212とが組み合わされた構成を有する。下側部材211は、樹脂により形成され、平皿状の外観形状を有する。下側部材211には、複数の流入孔211aが設けられている。流入孔211aは、下側部材211を厚さ方向(上下方向)に貫く貫通孔として構成されている。下側部材211の下方側の外表面には、下方へ向かって突出する複数の突部211bが設けられている。各突部211bは、燃料タンク2の底壁2dに上方から接触することで、下側部材211と底壁2dとの間に燃料の流入隙間を確保する。燃料タンク2内の燃料は、この流入隙間を通じて複数の流入孔211aへと流入する。
上側部材212は、樹脂により形成され、逆カップ状の外観形状を有する。上側部材212の外縁部は、下側部材211の外縁部に固定されている。上側部材212には、上下方向に貫通する図示しない貫通孔が設けられている。下側部材211の複数の流入孔211aへと流入した燃料は、かかる貫通孔を通じて上側部材212内へと流入して及び上側部材212の上側から上側部材212内へと流入して貯留される。ここで、下側部材211と上側部材212との境界部分には、図示しないフィルタスクリーンが配置されている。フィルタスクリーンは、扁平した袋状の外観形状を有し、燃料をろ過する役割を果たす。フィルタスクリーンの外縁は、下側部材211と上側部材212とにより挟持されている。フィルタスクリーンは、例えば多孔質樹脂、織布、不織布、樹脂メッシュ及び金属メッシュ等の濾過機能を発揮する素材により形成されている。上述した図示しない貫通孔を通じて下側部材211から上側部材212へと流入する燃料は、フィルタスクリーンによりろ過された後に上側部材212に貯留される。
図2に示す燃料ポンプ22は、電動ポンプであり、図1に示すサブタンク21内に貯留されている燃料を、図1では図示されていない管を介して燃料供給ポート140へと吐出する。燃料ポンプ22は、図示しない配線を介して、電気コネクタ16に接続されている。これにより、燃料ポンプ22は給電されると共に、燃料ポンプ22の動作は、電気コネクタ16と電気的に接続されているECUにより制御される。燃料ポンプ22は、例えば、ベーンポンプまたはトロコイドポンプ等の電動ポンプにより構成してもよい。
センダゲージ23は、燃料タンク2内の燃料の液面に浮かぶフロート231を有し、かかるフロート231に接続されたアーム232の角度を利用して、燃料タンク2内の燃料の残量を検知する。センダゲージ23は、図示しない配線を介して電気コネクタ16と接続されている。これにより、センダゲージ23により検知された燃料の残量が、ECUへと通知される。
連結支柱30は、蓋体10とポンプユニット20とを連結する。連結支柱30は、上側支柱部310と、下側支柱部330とを備える。
上側支柱部310は、燃料タンク2が載置された状態において、下側支柱部330に対して上方に位置する。本実施形態において、上側支柱部310は、ポリアセタールにより形成されている。なお、ポリアセタールに代えて、ポリフェニレンサルファイドにより形成されてもよい。上側支柱部310は、上方の端部において蓋体10と接続されている。上側支柱部310と蓋体10との接続態様については、後ほど詳しく説明する。上側支柱部310には、フック部329が形成されている。フック部329には、燃料ポンプ22およびセンダゲージ23と、電気コネクタ16とを接続する図示しない複数の配線が掛けられる。これにより、複数の配線は、フック部329により束ねられる。このように、複数の配線がフック部329によって束ねられることにより、燃料タンク2への燃料供給装置1を取り付ける際に、複数の配線が燃料タンク2に引っかからないようにでき、また、燃料タンク2への燃料供給装置1の装着後において、各配線の位置が燃料の揺動に伴って大きく変化することを抑制する。上側支柱部310の下方の端部近傍には、係合孔316が形成されている。
下側支柱部330は、上側支柱部310に対して連結方向およびその反対方向にスライド可能に嵌め合わされている。下側支柱部330の上側の一部は上側支柱部310の内部に収容されている。下側支柱部330が上方にスライドすることにより、下側支柱部330のうち上側支柱部310に収容される範囲が増え、連結支柱30全体としての連結方向の長さ(高さ)が小さくなる。なお、上述の連結方向は、図1における-Z方向に相当する。このように、下側支柱部330が上側支柱部310に対してスライド可能に嵌め合わされることにより、連結支柱30の長手方向の長さは、伸縮自在となる。下側支柱部330は、連結方向の端に回転板部332を備える。下側支柱部330は、回転板部332においてポンプユニット20と回転可能に係合している。回転板部332は、X-Z平面に広がる平板状の外観形状を有する。回転板部332は、ポンプユニット20のうちの上側部材212の側壁に対して、回転軸Axを中心として回転可能に装着されている。燃料タンク2の膨張および収縮に起因して生じる応力は、回転板部332の下端と燃料タンク2の底壁2dとの間に介装された図示しない介装部材を介して、底壁2dから下側支柱部330へと伝えられる。下側支柱部330がポンプユニット20に対して回転可能に係合することにより、ポンプユニット20に対する連結支柱30の接続角度が変化し得る。本実施形態において、接続角度とは、ポンプユニット20の長手方向に対する連結支柱30の長手方向のなす角度を意味し、図1の状態においては、およそ90度である。上述のようにポンプユニット20に対する連結支柱30の接続角度が変化し得ることを利用して、燃料供給装置1を燃料タンク2に取り付ける際に、燃料タンク2内にポンプユニット20および連結支柱30が配置される。燃料タンク2への燃料供給装置1の取り付け方法については、後述する。
A2.燃料タンク2への燃料供給装置1の取り付け:
図3~図5を用いて燃料タンク2への燃料供給装置1の取り付け方法を説明する。予め、蓋体10と、連結支柱30とを接続し、また、連結支柱30とポンプユニット20とを接続して、燃料供給装置1を組み立てておく。蓋体10と連結支柱30との接続の詳細については、後述する。連結支柱30とポンプユニット20との接続は、回転板部332の裏面に設けられた図6に示す係合部333を、サブタンク21の上側部材212に係合させることにより行われる。
まず、図3に示すように、ポンプユニット20と連結支柱30との接続角度が比較的小さくなるように、連結支柱30を回転させて傾け、その状態で、ポンプユニット20を燃料タンク2の開口2bから燃料タンク2内へと挿入する。このとき、ポンプユニット20の長手方向が鉛直方向(Z軸方向)と平行になる姿勢で、ポンプユニット20を挿入する。
次に、図4に示すように、ポンプユニット20の大部分が燃料タンク2の内部に収容されたら、ポンプユニット20の長手方向が水平方向(X軸およびY軸)と平行となるようにポンプユニット20の姿勢を変化させつつ、回転板部332を、回転軸Axを中心として回転させて、連結支柱30の長手方向が鉛直方向(Z軸方向)と平行になるようにする。
図5に示すように、ポンプユニット20が燃料タンク2の底壁2dに載置された状態では、下側支柱部330の長手方向の長さは、燃料タンク2の底壁2dから開口2b(突出部2cの上方端部)までの長さよりも長い。この状態から蓋体10および上側支柱部310を下方に押し下げることにより、図1に示す状態となる。このとき、蓋体10のフランジ部12は燃料タンク2の突出部2cに載置され、フランジ部12の係合爪121は、突出部2cの外周表面に係合する。この状態において、図示しないキャップ部材により、フランジ部12と突出部2cとが併せて覆われることにより、燃料タンク2への燃料供給装置1の取り付けが完了する。
A3.連結支柱30の詳細構成:
図6に示すように、連結支柱30は、上述の上側支柱部310および下側支柱部330に加えて、リテーナ340およびコイルバネ350を備える。上側支柱部310は、アッパ支柱とも呼ばれる。また、下側支柱部330はロア支柱とも呼ばれる。
A3-1.上側支柱部310の構成:
図7~図9に示すように、上側支柱部310は、蓋体10とは別体として構成され、中空の箱状の外観形状を有する。上側支柱部310は、本体部314と、接続部320と、突出部311とを備える。本体部314は、筒状の外観形状を有し、内部にリテーナ340を収容すると共に、コイルバネ350および下側支柱部330のそれぞれの上方の一部を収容する。連結方向と交差する方向(以下、「交差方向」と呼ぶ)、例えば水平方向における本体部314の断面積は、連結方向に沿って次第に小さくなる。換言すると、本体部314の断面積は、連結方向とは反対方向に沿って次第に大きくなり、かかる反対方向の端部(上方端部)において最も大きくなる。本体部314の連結方向の端部には、開口315が形成されている。また、本体部314において、連結方向の端部近傍には、上述の係合孔316が形成されている。図10に示すように、係合孔316には、図6に示すリテーナ340の爪343が係合している。これにより、リテーナ340は、上側支柱部310の内部に収容された状態で上側支柱部310に取り付けられる。図10に示すように、本体部314において、開口315の近傍の端部には、テーパ面317が形成されている。テーパ面317は、本体部314の一部を削り取って(研磨して)現れるような面として構成されている。テーパ面317において、本体部314の厚さは、連結方向に沿って次第に小さく(薄く)なる。燃料タンク2に燃料供給装置1を取り付ける際に、図3に示す状態からさらに燃料供給装置1を下方に移動させた場合、上側支柱部310において突出部2cに最も近づく部分は、テーパ面317となる。しかし、テーパ面317が形成されていることにより、上側支柱部310が突出部2cにぶつかることを抑制でき、上側支柱部310および燃料タンク2の損傷を抑制できる。
図7および図8に示すように、接続部320は、本体部314における上方端部に形成されている。接続部320は、上側支柱部310を蓋体10に接続するために用いられる。図8および図9に示すように、接続部320は、Z軸方向に見て、円弧状に屈曲した平面形状を有する。接続部320には、上述のフック部329に加えて、外縁において+Z方向に突出した壁部328が形成されている。接続部320の+Z方向の端部、すなわち、壁部328の上方の端面は、上側支柱部310と蓋体10とが接続された状態において、台部11に接する。ここで、壁部328のうち、外周側の端部Se1は、蓋体10の台部11の外縁、より詳細には、後述の壁部110aの外縁の形状とほぼ同じ外観形状を有する。同様に、壁部328のうち、内周側の端部Se2は、後述の壁部110aの弁装置収容部14側の外縁とほぼ同様な外観形状を有する。
図8および図9に示すように、接続部320における交差方向の中央部は、突出部311と接続されている。接続部320における交差方向の両端には、第1係合部321と、第2係合部322とが形成されている。換言すると、第1係合部321と第2係合部322とは、突出部311を挟んで配置されている。第1係合部321は、蓋体10の後述する第1ボス部111とスナップフィット係合する。第2係合部322は、蓋体10の後述する第2ボス部112とスナップフィット係合する。第1係合部321が第1ボス部111とスナップフィット係合すると共に、第2係合部322が第2ボス部112とスナップフィット係合することにより、上側支柱部310と蓋体10とを容易に接続できる。第1係合部321と第2係合部322とは互いにほぼ同様な構成を有するので、第1係合部321を代表して説明する。
図8および図9に示すように、第1係合部321は、複数の爪部324と、基部325とを備える。複数の爪部324は、接続部320の厚み方向に形成された挿入孔327の周囲に隙間326を開けて環状に並んで配列されている。各爪部324は、いずれも薄い板状の外観形状を有し、挿入孔327の周囲から挿入孔327の中心に向かい、且つ、連結方向(-Z方向)に向かうように配置されている。各爪部324の幅は、挿入孔327の中心に向かい、且つ、連結方向(-Z方向)に向かうにつれて次第に狭くなっている。基部325には、上述の挿入孔327が形成されている。挿入孔327には、第1ボス部111が挿入される。基部325は、挿入孔327が形成された平面部Saと、挿入孔327の周りに存在する壁部328とからなる。基部325は、挿入孔327の周りにおいて複数の爪部324と接続されている。
図8および図9に示すように、突出部311は、上側支柱部310において、上側支柱部310における+Z方向の端部、換言すると、連結方向の反対方向の端部に接続されている。突出部311は、平面部Saから連結方向とは反対方向に延びる筒状壁面部Sbと、筒状壁面部Sbのうち平面部Saと対向する側の端部に形成されている上壁面部Scとを有する箱状の外観形状を有する。突出部311は、上側支柱部310が蓋体10と接続された状態において、蓋体10に設けられた後述の突出収容部110に収容される。これにより、突出部311は、上側支柱部310を蓋体10に接続する際の位置決め部として機能する。突出部311のうち、筒状壁面部Sbおよび上壁面部Scには、厚さ方向に貫く複数の貫通孔312が形成されている。このように貫通孔312を設けることにより、突出部311の剛性を、突出収容部110を構成する後述の壁部110aの剛性よりも低下させて脆弱化させている。上側支柱部310と蓋体10とが接続された状態において、突出部311の筒状壁面部Sbは、壁部110aに接している。このため、下側支柱部330から上側支柱部310へと交差方向に応力が加わった場合、かかる接触により、また、後述するスナップフィット係合の接触により、応力を吸収する。しかし、加わる力が大きい場合、後述するようにスナップフィット係合が解かれると共に、脆弱化された突出部311が損傷することにより、上側支柱部310と蓋体10との接続は解かれ、上側支柱部310が蓋体10から外れることとなる。これにより、蓋体10へと大きな力が継続的に伝えられることを抑制し、蓋体10の損傷を抑制できる。また、後述するように、上側支柱部310と蓋体10とが接続された状態において、突出部311の上壁面部Scは、台部11(壁部110aの底部)に接していない。このため、下側支柱部330から上側支柱部310へと+Z方向に応力が加わった場合、突出部311が台部11に接触することが抑制され、応力が蓋体10へと伝えられることを抑制し、蓋体10の損傷を抑制できる。
本実施形態において、「下側支柱部330から上側支柱部310へと大きな力が加わる場合」としては、燃料タンク2が収縮し、かかる収縮によって燃料タンク2の底壁2dからポンプユニット20を介して下側支柱部330にZ軸方向に大きな力が加わる場合や、車両の衝突時などに、燃料タンク2内の燃料と供にポンプユニット20が大きく揺動して下側支柱部330に交差方向の力が加わる場合などが該当する。なお、燃料タンク2が収縮する場合としては、例えば、弁装置400を閉状態としたまま燃料を供給し続けて、燃料タンク2内が負圧となった場合や、外部環境の温度の上昇に伴い燃料タンク2内の圧力が上昇した場合に、弁装置400を開状態として圧抜きを行い、その後、弁装置400を閉状態にした後に温度が低下して燃料タンク2内の圧力が低下して負圧になった場合などが該当する。
図7および図8に示すように、突出部311における上壁面部Scの内壁には、バネガイド部材313が形成されている。バネガイド部材313は、柱状の外観形状を有し、コイルバネ350の軸孔を貫いて配置され、コイルバネ350が圧縮および伸張する際の移動方向をガイドする。バネガイド部材313は、上側支柱部310の内部空間において、連結方向と平行に配置されている。
A3-2.下側支柱部330の構成:
図6に示すように、下側支柱部330は、上述の回転板部332および係合部333に加えて、筒部331を有する。本実施形態において、下側支柱部330は、上側支柱部310と同じ樹脂材料により形成されている。筒部331は、筒状の外観形状を有し、連結方向の端部において回転板部332および係合部333に形成されている。筒部331の+Z方向の端部には開口337が形成され、筒部331の内側には、開口337を端とする円筒状の内部空間が形成されている。この内部空間には、コイルバネ350が連結方向に伸縮自在に収容される。すなわち、筒部331は、コイルバネ350の伸縮をガイドする。筒部331の外表面には、連結方向に沿って延設されている複数のリブ334が形成されている。また、筒部331において+Z方向の端部近傍には、交差方向(X軸方向)に延設されている節部335が形成されている。節部335は、リブとして形成され、複数のリブ334に亘って架け渡されている。節部335は、連結支柱30が最も伸びた状態において、リテーナ340の内側の下方端部に設けられた図示しない爪部と当接し、下側支柱部330が上側支柱部310から外れることを抑制する。筒部331の下端には、水平方向(X-Y平面に沿った方向)に突出したフランジ状の突出部336が形成されている。タンクが当初の設計範囲を超えて過剰に収縮しようとする場合、連結支柱30も大きく収縮することとなる。このとき、上側支柱部310の下端が突出部336に突き当たり、連結支柱30の過剰な収縮は抑えられる。これにより、燃料タンク2が収縮しようとして底壁2dが+Z方向に移動しようとする場合に、連結支柱30によりかかる移動が抑えられ、燃料タンク2の過剰な収縮を抑えることができる。
A3-3.リテーナ340およびコイルバネ350の構成:
図6に示すように、リテーナ340は、薄い筒状の外観形状を有する。リテーナ340は、上側支柱部310の内部空間に収容されている。リテーナ340の外周面は、上側支柱部310の内周面とほぼ同様な形状を有する。リテーナ340の外周面において、連結方向の端部には、上述の爪343が設けられ、上側支柱部310の係合孔316と係合している。リテーナ340には、連結方向に延設されたスリット341が設けられている。リテーナ340の内部空間には、コイルバネ350を収容した状態の下側支柱部330の上側の一部が収容されている。本実施形態において、リテーナ340は、金属により形成されている。金属としては、例えば、アルミニウムや、ステンレス鋼などの任意の金属を用いてもよい。リテーナ340は、上側支柱部310の剛性を向上させると共に、上側支柱部310と下側支柱部330とが互いにスライドする際に摩擦により異音が生じることを抑制する。リテーナ340と下側支柱部330とは、互いに異なる材料により形成されているため、互いに擦れ合った際に異音が生じることが抑制される。
コイルバネ350は、連結方向に沿って下側支柱部330の内部空間に配置されている。コイルバネ350の下端は、下側支柱部330内の内部空間の底部に接している。コイルバネ350の上端は、上述の突出部311の上壁面部Scの内壁に接している。
A4.蓋体10の詳細構成:
図11および図12に示すように、蓋体10は、上側支柱部310とは別体として構成されている。台部11には、上述の弁装置収容部14、電気コネクタ16、および燃料供給ポート140に加えて、突出収容部110、2つのリブ領域130a、130b、第1ボス部111、および第2ボス部112を備える。
突出収容部110は、連結方向(-Z方向)に開口し、台部11の内部に形成された凹状の空間として構成されている。突出収容部110は、壁部110aにより形成されている。壁部110aは、突出部311の筒状壁面部Sbの外壁(外表面)と同様な形状を有する内壁面を備える。突出収容部110は、突出部311を収容する。壁部110aのうち、外周方向の端部Sf1は、上側支柱部310と蓋体10とが接続された状態において、図8に示す上側支柱部310における上述の端部Se1と接する。端部Sf1と端部Se1とは同様な平面視形状を有し、互いの外周面が面一となっている。また、壁部110aのうち、弁装置収容部14側の端部Sf2は、上側支柱部310と蓋体10とが接続された状態において、図8に示す上側支柱部310における上述の端部Se2と接する。端部Sf2と端部Se2とは、同様な平面視形状を有し、互いの外周面が面一となっている。したがって、下側支柱部330から上側支柱部310に伝達されたZ軸方向の力は、端部Se1、Se2から、端部Sf1、Sf2へと伝わる。また、上述のように、端部Se1と端部Sf1とが面一となっていることから、燃料タンク2への燃料供給装置1の取り付け時において、燃料タンク2の突出部2cなどに燃料供給装置1が引っ掛かることを抑制できる。
図13では、上側支柱部310と蓋体10とが接続された状態における壁部110aの近傍を拡大して表している。また、図13では、上側支柱部310と蓋体10とが接続された状態における図12に示すXIII-XIII断面を表している。図13に示すように、上側支柱部310と蓋体10とが接続された状態において、蓋体10の壁部110aの端部Sf1、Sf2は、上側支柱部310の接続部320の端部Se1、Se2と接している。他方、図13に示すように、上側支柱部310と蓋体10とが接続された状態において、突出部311の上壁面部Scと、壁部110aによって区画されたフランジ部12との間には、空隙ΔHが設けられている。したがって、下側支柱部330から上側支柱部310に伝達されたZ軸方向の力が、突出部311からフランジ部12へと伝わることを抑制でき、蓋体10の損傷を抑制できる。なお、図13に示すように、リテーナ340の上端部は、突出部311に接触していない。したがって、Z軸方向の応力が加わった際に、金属製のために高い剛性を有するリテーナ340が突出部311の上壁にぶつかり、突出部311が破損することを抑制できる。
図14に示すように、2つのリブ領域130a、130bは、いずれも弁装置収容部14と台部11の外周縁との間に位置する。2つのリブ領域130a、130bは、いずれも上側支柱部310と蓋体10とが接続した状態において、上側支柱部310が接する面(以下、「当接面」と呼ぶ)Ar1に接している。具体的には、リブ領域130aは、燃料供給ポート140を含む領域であり、当接面Ar1に対して、第2ボス部112に近い位置で接している。リブ領域130bは、当接面Ar1に対して、第1ボス部111に近い位置で接している。2つのリブ領域130a、130bは、当接面Ar1を挟んで配置されている。当接面Ar1は、図では、円弧状の領域として表わされているが、実際には、上述した上側支柱部310の壁部328の+Z方向の端面が接する部分の環状の領域である。2つのリブ領域130a、130bには、それぞれ-Z方向に突出した互いに交差する複数のリブが形成されている。このような2つのリブ領域130a、130bを有することにより、蓋体10の剛性は高められている。2つのリブ領域130a、130bの合計面積は、当接面Ar1の面積よりも広い。このため、当接面Ar1において、上側支柱部310から蓋体10に力(圧縮荷重)が加えられた場合であっても、当接面Ar1に接している2つのリブ領域130a、130bにより、蓋体10に伝えられた力を、蓋体10内に分散させることができ、蓋体10の損傷が抑制できる。なお、当接面Ar1で囲まれた領域、具体的には、突出収容部110の周りの領域にも、リブが形成されている。
図12に示すように、第1ボス部111および第2ボス部112は、台部11から連結方向に(ポンプユニット20に向かう方向に)突出する柱状の外観形状を有する。第1ボス部111および第2ボス部112は、リブ領域130aおよびリブ領域130bよりも連結方向(-Z方向)に突出している。
図15は、第1ボス部111のZ-Y平面に沿った概略断面を示している。図12および図15に示すように、第1ボス部111および第2ボス部112は、いずれも台部11から連結方向に突出した柱状の外観形状を有する。上述したように、第1ボス部111は、上側支柱部310の第1係合部321にスナップフィット係合し、第2ボス部112は、上側支柱部310の第2係合部322にスナップフィットする。第1ボス部111と第2ボス部112とは同様な構成を有するので、第1ボス部111を代表して説明する。
図15に示すように、第1ボス部111は、端部127と、端部側部126と、根元部125とを備える。第1ボス部111の内部には、連通方向に延びる軸孔128が形成されている。
端部127は、第1ボス部111における連結方向の端に位置する。図12および図15に示すように、端部127は、内部に軸孔が形成された台形柱状の外観形状を有する。このため、交差方向(X-Y平面と平行な方向)における端部127の断面は、連結方向に沿って次第に小さくなる。上側支柱部310と蓋体10とが接続された状態において、端部127には、スナップフィット係合した第1係合部321の爪部324が接する。上側支柱部310と蓋体10との係合は、主としてこの端部127と爪部324との接触により実現される。このため、上側支柱部310に応力が加わった場合、蓋体10において端部127に応力が集中することになる。すなわち、端部127は応力集中部として機能する。
端部側部126は、第1ボス部111のうち、端部127を除いた他部分における端部側の部位に相当する。根元部125は、上述の他部分における端部側とは反対側の部位に相当する。端部側部126および根元部125は、いずれも内部に軸孔が形成された円柱状の外観形状を有する。図15に示すように、端部側部126の肉厚は、根元部125の肉厚よりも小さい。根元部125は、連通方向において端部側部126に連なり、連通方向とは反対方向において台部11のリブ領域130bの底部に接続されている。
ここで、端部側部126と端部127との接続部分について説明する。上述のように、端部127は、台形柱状の外観形状を有し、その外表面は、最も+Z方向に位置する円環状の(中央に円形の孔が設けられた円形の)外表面S2において、端部側部126の外表面S1と接続する。また、端部側部126の外表面S1は、円筒状の面であり、かかる面において、端部127の円環状の外表面S2に接続する。つまり、端部側部126の外表面と端部127の外表面との接続は、互いに異なる面(外表面S1およびS2)同士の接続により構成されている。かかる構成により、第1ボス部111に力が加えられた場合に、端部127を破損し易くできる。具体的には、爪部324から端部127に力が加えられた場合に、面同士の接続部分を基点として亀裂が発生し、その後、端部127が破損して第1ボス部111から外れ易くできる。上述のように端部127が応力集中部として機能することより、下側支柱部330を介して上側支柱部310に大きな力が加わる場合、端部127が優先的に破損して第1ボス部111と第1係合部321との係合が解かれる。その結果、上側支柱部310と蓋体10との接続が解かれ、上側支柱部310に加えられた力が蓋体10に伝わることを抑制でき、蓋体10の損傷を抑制できる。なお、端部127が損傷する程度の力よりも小さな力が上側支柱部310に加わる場合、上述の突出部311を介して突出収容部110(壁部110a)に力が伝わり、2つのリブ領域130a、130bを含む蓋体10の全体で、かかる力に抗うこととなる。
図16では、上側支柱部310と蓋体10とが接続された状態における、第1ボス部111と第1係合部321との接続箇所の断面を拡大して表している。図16に示すように、かかる状態において、第1ボス部111は、挿入孔327に挿入されている。爪部324の連結方向の端部は、第1ボス部111における端部127、より具体的には、端部側部126の外表面S1と、端部127の外表面S2との接続部分に接している。他方、端部側部126と基部325(挿入孔327)との間には、空隙G1が形成されている。また、根元部125と基部325(壁部328)との間には、空隙G2が形成されている。したがって、下側支柱部330から上側支柱部310に力が伝わった場合、かかる力は、端部側部126および根元部125に伝わることなく、爪部324から端部127へと伝わることとなる。これにより、端部127に応力が集中し、端部127は、他の部位に比べて優先して破損して応力を吸収する。このとき、第1ボス部111と第1係合部321とのスナップフィット係合は解かれ、上側支柱部310と蓋体10との接続は解消される。また、上述のように、台部11と突出部311との間には、空隙ΔHが設けられているので、上側支柱部310の突出部311が+Z方向に台部11にぶつかることは、抑制される。ここで、上側支柱部310に伝わる力が非常に大きく、端部127の破損では吸収できない程度の大きさの場合、複数の貫通孔312により脆弱化されている突出部311が壁部110aに衝突した際に変形して、力の一部を吸収する。したがって、この場合もフランジ部12に力が伝わることが抑制される。特に、第1ボス部111および第2ボス部112は、リブ領域130aおよびリブ領域130bよりも連結方向に突出しているので、台部11において応力が集中して破損する箇所が、台部11のほとんどの部分と、フランジ部12と、接続部13とからなる部分から、大きく離れた位置であることから、フランジ部12に力が伝わることをより確実に抑制できる。
以上説明した第1実施形態の燃料供給装置1によれば、上側支柱部310は、蓋体10とは別体として構成されているので、適用される燃料タンク2の大きさに応じた連結支柱30を用いた場合に、かかる連結支柱30に適した蓋体10を選択して用いることができる。したがって、適用される燃料タンク2の大きさに柔軟に対応しつつ、連結支柱30を介して蓋体10に加わる応力による蓋体10の損傷を抑制できる。また、燃料タンク2の配置場所のレイアウトに応じて蓋体10を用意する必要がある場合、連結支柱30を除いて蓋体10のみを新規変更すれば足り、製造コストの低廉化が可能となる。また、上側支柱部310は、蓋体10とは別体として構成されているので、これらを一体化した構成に比べて、組み付け後の大きさは同じであっても組み付ける前におけるそれぞれの部材を小型化できる。このため、各部材の成形時に生じる樹脂塊を小さくでき、冷却時間を短くして製造時間の短縮化が可能となる。加えて、上側支柱部310の製造用の金型を小型化でき、金型製造のコストを含めた燃料供給装置1の全体の製造コストを抑制できる。また、上側支柱部310は、蓋体10とは別体として構成されているので、上側支柱部310と蓋体10とを、それぞれ異なる種類の樹脂により形成できる。例えば、蓋体10を耐酸性に優れる樹脂、例えばポリフェニレンサルファイドにより形成し、上側支柱部310を経済性に優れる樹脂、例えばポリアセタールにより形成することができる。
そして、蓋体10と上側支柱部310との接続部は応力集中部である端部127を有するので、例えば、車両の衝突に起因する燃料の揺動に伴うポンプユニット20の揺動によって連結支柱30に対して交差方向の力が加えられた場合に、端部127は、蓋体10の他の部分に比べて優先して破損され得る。このため、蓋体10の他の部分、すなわち、台部11における2つのボス部111、112を除いた部分、フランジ部12、および接続部13が損傷することを抑制でき、燃料タンク2からの燃料の漏洩を抑制できる。
また、爪部324とスナップフィット係合する2つのボス部111、112における端部127が、応力集中部として働くので、下側支柱部330や上側支柱部310の下方部分に対して交差方向の力が加えられた場合に、爪部324を介して端部127に力を伝えることができる。加えて、端部は、スナップフィット係合により上側支柱部310と蓋体10とを接続する機能も有するので、かかる接続機能を備えずに応力集中機能のみを有する専用の部位を設ける構成に比べて、蓋体10および上側支柱部310の製造コストを低減できる。
また、2つのボス部111、112のうち、端部側部126の肉厚は、根元部125の肉厚よりも小さく、端部側部126の外表面と端部127の外表面との接続は、互いに異なる面S1、S2同士の接続により構成されているので、爪部324を介して応力集中部である端部127に力が伝えられた場合に、かかる外表面の接続が単一の面により構成される構成に比べて、端部127を破損され易くできる。したがって、蓋体10の他の部分、すなわち、台部11における2つのボス部111、112を除いた部分、フランジ部12、および接続部13が損傷することをより確実に抑制できる。
また、2つのボス部111、112と爪部324とがスナップフィット係合した状態において、2つのボス部111、112と基部325との間には空隙G1、G2が形成されているので、燃料の揺動等によって連結支柱30に力が加わった場合であっても、基部325から2つのボス部111、112へと力が伝わることを抑制できる。このため、2つのボス部111、112において端部127(応力集中部)以外の位置に応力がかかることを抑制でき、蓋体10の他の部分、すなわち、台部11における2つのボス部111、112を除いた部分、フランジ部12、および接続部13が損傷することをより確実に抑制できる。
また、上側支柱部310は突出部311を有し、蓋体10は突出収容部110を有するので、蓋体10と上側支柱部310とを接続する際に、容易に位置決めすることができる。
また、上側支柱部310と蓋体10との接続部における交差方向の断面は、上側支柱部310と下側支柱部330との接続部における交差方向の断面よりも広いので、燃料の揺動等によって下側支柱部330に力が加わる際に、かかる力を、蓋体10においてより広い範囲に分散して伝達することができる。したがって、蓋体10の損傷を抑制できる。
また、台部11は、蓋体10と上側支柱部310との当接面Ar1よりも広いリブ領域130a、130bを有するので、上側支柱部310から蓋体10に力が加えられた場合に、かかる力をより広い範囲のリブ領域130a、130bに分散できる。したがって、蓋体10の損傷を抑制できる。
また、上側支柱部310と蓋体10とをそれぞれ別体として構成しているので、弁装置400を蓋体10に取り付け易くできる。すなわち、まず、蓋体10の弁装置収容部14に弁装置400を取り付けて、その後、蓋体10に上側支柱部310を接続することができる。これにより、弁装置400の装着性を向上でき、作業の効率化を図ることができる。
B.第2実施形態:
図17に示す第2実施形態の燃料供給装置1aは、ポンプユニット20に替えてポンプユニット20aを備える点において、第1実施形態の燃料供給装置1と異なり、他の構成は同様である。なお、図17では、燃料タンク2に取り付けられている状態における燃料供給装置1aを表している。なお、図17では、燃料タンク2は省略されている。また、図17では、ポンプユニット20aと蓋体10の燃料供給ポート140とを接続する管40が追加して表されている。
ポンプユニット20aは、全体として鉛直方向(Z軸方向)を中心軸方向とする略円筒形の外観形状を有する。ポンプユニット20aが有する機能は、第1実施形態のポンプユニット20と同様であるので、その詳細な説明を省略する。ポンプユニット20aの外観形状が上述のような形状であるため、燃料供給装置1aのZ軸方向の長さ(高さ)は、第1実施形態の燃料供給装置1の長さ(高さ)よりも大きい。このため、燃料供給装置1aは、比較的大きな燃料タンクに取り付けられて用いられる。このように、Z軸方向の長さ(高さ)が大きい場合、車両の衝突等に起因する燃料の揺動によりポンプユニット20aに大きな力が加わると、ポンプユニット20aから離れた位置の上側支柱部310には、大きなモーメントが加わることとなる。しかし、上述のように、蓋体10の台部11におけるほとんどの部分、フランジ部12、および接続部13から大きく離れた位置に応力集中部としての端部127が配置され、かかる部分が優先的に破損するので、蓋体10における他の部分、すなわち、台部11における2つのボス部111、112を除いた部分、フランジ部12、および接続部13が損傷することをより確実に抑制できる。
以上説明した第2実施形態の燃料供給装置1aは、第1実施形態の燃料供給装置1と同様な効果を有する。
C.その他の実施形態:
C1.その他の実施形態1:
各実施形態では、応力集中部は、2つのボス部111、112の端部127であったが、端部127に代えて、上側支柱部310と蓋体10との接続部分のうちの他の部分を、応力集中部としてもよい。例えば、2つのボス部111、112および2つの係合部321、322を省略する構成とし、突出部311を応力集中部としてもよい。かかる構成においても、突出部311は、複数の貫通孔312を設けることにより脆弱化されているので、下側支柱部330から上側支柱部310へと大きな力が加わった場合に、優先的に破損できる。このため、蓋体10に大きな力が伝わることを抑制し、蓋体10の破損を抑制できる。また、例えば、爪部324を応力集中部としてもよい。かかる構成においては、爪部324の厚みを小さくするなどして、爪部324を優先的に破損し易くしてもよい。さらには、各実施形態では、蓋体10と上側支柱部310との接続部分に応力集中部が設けられていたが、燃料供給装置1、1aにおける他の部分に応力集中部が設けられる構成としてもよい。例えば、下側支柱部330に応力集中部を設けてもよい。また、蓋体10と上側支柱部310との接続箇所を多数設けて、各接続箇所に応力が分散されるようにしてもよい。例えば、上述のボス部と係合部とによるスナップフィット係合構造を、交差方向に多数設けておいて、各スナップフィット構造に応力を分散させてもよい。
C2.その他の実施形態2:
各実施形態では、端部127を破損し易くするために、端部側部126の外表面と端部127の外表面との接続を、互いに異なる面(外表面S1およびS2)同士の接続により構成していたが、本発明はこれに限定されない。これらの外表面の接続を、単一の面により構成してもよい。すなわち、端部側部126の外表面と端部127の外表面とを一体化させてもよい。かかる構成においても、下側支柱部330から上側支柱部310へと大きな力が加わる場合に、爪部324から端部127に力を伝えられることができる。
C3.その他の実施形態3:
各実施形態では、ボス部111、112と、係合部321、322の基部325との間には空隙G1、G2が設けられていたが、これら2つの空隙G1、G2のうち、少なくとも一方を省略してもよい。すなわち、端部側部126と基部325(挿入孔327)とは互いに接してもよい。また、根元部125と基部325(壁部328)とは互いに接してもよい。
C4.その他の実施形態4:
各実施形態において、突出部311および突出収容部110を省略してもよい。かかる構成においても、ボス部111、112と、係合部321、322とのスナップフィット係合により、上側支柱部310と蓋体10とを接続できる。
C5.その他の実施形態5:
各実施形態では、上側支柱部310と蓋体10との接続部における交差方向の断面は、上側支柱部310と下側支柱部330との接続部における交差方向の断面よりも広かったが、本発明はこれに限定されない。これらの断面が互い同じ大きさであってもよい。また、上側支柱部310と蓋体10との接続部における交差方向の断面は、上側支柱部310と下側支柱部330との接続部における交差方向の断面よりも狭くてもよい。
C6.その他の実施形態6:
各実施形態では、2つのリブ領域130a、130bの合計面積は、当接面Ar1の面積よりも大きかったが、本発明はこれに限定されない。2つのリブ領域130a、130bの合計面積は、当接面Ar1の面積と等しくてもよく、また、小さくてもよい。さらには、各実施形態において、2つのリブ領域130a、130bを省略してもよい。
C7.その他の実施形態7:
各実施形態において、燃料供給装置1、1aは、連結支柱30の内部の空隙を利用した超音波センダを備えてもよい。具体的には、例えば、下側支柱部330の内部の空隙の下端に超音センダを配置する。そして、下側支柱部330から上側支柱部310(突出部311)までの内部に形成されたZ軸方向に延びるパイプ状の空隙を超音波パイプとして利用して、液面からの反射波を検知する構成としてもよい。かかる構成においては、下側支柱部330および上側支柱部310のいずれかにおいて、内部空間に燃料を導入するための孔を設けてもよい。
C8.その他の実施形態8:
各実施形態において、ボス部の数は、2つであったが、2つに限らず任意の数であってもよい。また、各実施形態において、2つのボス部111、112は、突出収容部110を挟んで配置されていたが、突出収容部110を基準として同じ方向に配置されていてもよい。なお、ボス部の数が複数である場合には、各実施形態のように、壁部110aを挟む又は囲むようにボス部を配置してもよい。このようにすることで、突出収容部110および突出部311により位置決めされる部位に近い位置において、蓋体10と上側支柱部310とを接続できるので、かかる接続を容易に行うことができる。
C9.その他の実施形態9:
各実施形態において、燃料供給装置1は、燃料タンク2内の燃料をインジェクタに供給していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、車両内に搭載された他の燃料タンクへと燃料を供給してもよい。また、燃料供給装置1は、燃料タンク2と供に車両に搭載されていたが、車両に限らず自動二輪車や船舶やなどの任意の移動体に搭載されてもよい。また、固定設置された燃料タンクに取り付けられてもよい。
本開示は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した技術的特徴に対応する各実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
1,1a 燃料供給装置、2 燃料タンク、10 蓋体、20,20a ポンプユニット、30 連結支柱、310 上側支柱部、330 下側支柱部、127 応力集中部

Claims (7)

  1. 燃料タンク(2)から燃料を供給する燃料供給装置(1;1a)であって、
    前記燃料タンクの底壁(2d)に載置され、前記燃料タンクの内部の燃料を前記燃料タンクの外部に吐出するためのポンプユニット(20;20a)と、
    前記燃料タンクの上壁(2a)に形成された開口(2b)を塞いで前記上壁に取り付けられ、前記燃料の吐出口が形成された蓋体(10)と、
    前記蓋体と前記ポンプユニットとを連結する連結支柱(30)であって、
    前記蓋体とは別体として構成され、前記蓋体に接続されている樹脂製の上側支柱部(310)と、
    前記上側支柱部に対して、前記蓋体から前記ポンプユニットに向かう連結方向および前記連結方向とは反対方向にスライド可能に嵌め合わされている下側支柱部(330)と、
    を有する連結支柱と、
    を備え、
    前記蓋体と前記上側支柱部との接続部は、前記連結支柱における前記ポンプユニット側に対して前記連結方向と交差する交差方向の力が加えられた場合に応力が集中する応力集中部(127)を有する、
    燃料供給装置。
  2. 請求項1に記載の燃料供給装置において、
    前記蓋体は、前記ポンプユニット側へと突出するボス部(111,112)を有し、
    前記上側支柱部は、前記ボス部とスナップフィット係合する爪部(324)を有し、
    前記応力集中部は、前記ボス部における前記ポンプユニット側の端部として形成されている、燃料供給装置。
  3. 請求項2に記載の燃料供給装置において、
    前記ボス部のうち前記端部を除いた他部分における前記端部側である端部側部(126)の肉厚は、前記他部分における前記端部側とは反対側の根元部(125)の肉厚よりも小さく、
    前記端部側部の外表面と前記端部の外表面との接続は、互いに異なる面(S1,S2)同士の接続により構成されている、燃料供給装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の燃料供給装置において、
    前記上側支柱部は、前記ボス部が挿入される挿入孔(327)が形成された基部(325)であって、前記挿入孔の周りにおいて前記爪部と接続されている基部を、さらに有し、
    前記ボス部と前記爪部とがスナップフィット係合した状態において、前記ボス部と前記基部との間には、空隙(G1,G2)が形成されている、燃料供給装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の燃料供給装置において、
    前記蓋体は、前記開口(2b)に挿入される台部(11)と、前記台部の外周表面に接続され、前記燃料タンクの外表面に接するフランジ部(12)と、を有し、
    前記上側支柱部は、前記反対方向の端部に、前記反対方向に突出する突出部(311)を有し、
    前記台部は、前記上側支柱部と対向する面に、前記突出部を収容する突出収容部(110)を有する、燃料供給装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の燃料供給装置において、
    前記上側支柱部と前記蓋体との接続部における前記連結方向と交差する交差方向の断面は、前記上側支柱部と前記下側支柱部との接続部における前記交差方向の断面よりも広い、燃料供給装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の燃料供給装置において、
    前記蓋体は、前記燃料タンクの外表面に接して前記開口を塞ぐフランジ部と、前記フランジ部から前記連結方向に突出して前記開口に挿入される台部とを有し、
    前記台部は、前記連結方向に突出した複数のリブが形成されたリブ領域(130a,130b)であって、前記蓋体と前記上側支柱部との当接面(Ar1)と接し、該当接面よりも広いリブ領域を有する、燃料供給装置。
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