JP2003307164A - フユーエルデリバリパイプ - Google Patents

フユーエルデリバリパイプ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子燃料噴射式自動車用エンジンに用いられる
フユーエルデリバリパイプにおいて、燃料インジェクタ
の開閉に伴って発生する衝撃波や脈動圧を低減させると
共に設計上及び製造上の問題点を解決する。 【解決手段】連通管の外壁面が平坦状又は円弧状で可撓
性のアブゾーブ面を包含し、ソケット内部の噴射ノズル
先端を受け入れる凹所の上端が連通管内部の燃料通路の
下面よりも上方まで連通管内部に侵入している。これに
より、フユーエルデリバリパイプの全高を低く抑えなが
らソケットに流入する燃料の脈動圧と衝撃波をアブゾー
ブ面の撓みで低減させる。加えて、連通管からのソケッ
トの突出長さが小さくなるので、溶接・ろう付け時にソ
ケットが微妙に傾いてもソケットの自由端での誤差は大
きくならず修正や作り直しの必要性が減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子燃料噴射式自
動車用エンジンの燃料加圧ポンプから送給された燃料を
エンジンの各吸気通路あるいは気筒内に直接噴射する燃
料インジェクタ(噴射ノズル)を介して供給するための
フユーエルデリバリパイプの改良に関し、特に燃料通路
を有する連通管の断面構造及び連通管の外部構造に係る
ものである。
【0002】
【従来の技術】フユーエルデリバリパイプは、ガソリン
エンジンの電子燃料噴射システムに広く使用されてお
り、燃料通路を有する連通管から複数個の円筒状ソケッ
トを介して燃料インジェクタに燃料を送った後、燃料タ
ンク側へと戻るための戻り通路を有するタイプと、戻り
通路を持たないタイプ(リターンレス)とがある。最近
は高温の戻り燃料による蒸散ガス低減対策やコストダウ
ンのため戻り通路を持たないタイプが増加してきたが、
それに伴い、インジェクタから噴射させるために弁を開
閉させるスプールの往復運動に起因する反射波(衝撃
波)や脈動圧による燃料噴射脈動によって、フユーエル
デリバリパイプや関連部品が振動し耳ざわりな異音を発
するという問題が発生していた。加えて、インジェクタ
のスプールの着座に伴う衝撃による異音も発生してい
た。燃料を直接燃焼室内に噴射するいわゆる直噴型のエ
ンジンでは、高圧のサプライポンプが設けられるため、
その大きな脈動を吸収するためにパルセーションダンパ
が設けられており、通常の燃料噴射型(MPI)エンジ
ンの場合においても一部で採用されているが、スペース
の制約とコスト高から採用するのは容易でない。
【0003】図11は、デリバリパイプ1,2の箱形断
面の一部をアブゾーブ面にして振動を吸収するようにし
た従来例を表している。図11Aでは燃料噴射弁に接続
されるソケット3に対向する上面95が薄板で作られて
アブゾーブ面を提供しており、図11Bでは側面96が
薄板で作られてアブゾーブ面を提供している。しかしな
がら、この形式のフユーエルデリバリパイプでは連通管
の下方からソケットが大きく突出しているため、連通管
の高さHにソケットの突出高さRを加えた全高がかなり
大きくなり、エンジンルーム内の狭いスペース内に収納
できないという設計上の問題点があった。加えて、ソケ
ットの突出高さが大きくなると溶接・ろう付け時にソケ
ットが微妙に傾いた場合、ソケットの自由端での誤差が
大きくなって作り直しが必要になるという製造上の問題
点があった。
【0004】特開平10−331743号「内燃機関の
燃料分配管構造」では、フユーエルデリバリパイプの剛
性を高めることで、脈動による大きな放射音が発生する
のを抑制している。特開昭60−240867号「内燃
機関用燃料噴射装置の燃料供給導管」は、フユーエルデ
リバリパイプを改良するため、燃料供給導管の壁の少な
くとも1つを燃料の脈動を減衰させるように弾性的に構
成している。同様に、特開平8−326622号「燃料
圧力脈動減衰装置」や特開平11−37380号「デリ
バリパイプ」にも、フユーエルデリバリパイプを改良し
て脈動を抑制させる装置が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、燃料
インジェクタの開閉に伴って発生する衝撃波や脈動圧を
低減させると共に前述した設計上及び製造上の問題点を
解決することが可能なフユーエルデリバリパイプの新規
な構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の前述した課題
は、その第1の態様において、直線状に延びる燃料通路
を内部に有する連通管と、この連通管の端部又は側部に
固定された燃料導入管と、前記連通管に交差して突設さ
れ一部が前記燃料通路に連通し開放端部が燃料噴射ノズ
ル先端を受け入れる複数のソケットとを備えて成るフユ
ーエルデリバリパイプにおいて、連通管の外壁面が平坦
状又は円弧状で可撓性のアブゾーブ面を包含し、ソケッ
ト内部の噴射ノズル先端を受け入れる凹所の上端が前記
連通管内部の燃料通路の下面よりも上方まで連通管内部
に侵入しているフユーエルデリバリパイプによって達成
される。
【0007】
【作用】かかる構造を採用することにより、フユーエル
デリバリパイプの全高を低く抑えてエンジンルーム内へ
の収納性を向上させながら、ソケットに流入する燃料の
脈動圧と衝撃波をアブゾーブ面の撓みで低減させること
が可能になる。加えて、連通管からのソケットの突出長
さが小さくなるので、溶接・ろう付け時にソケットが微
妙に傾いてもソケットの自由端での誤差は大きくならず
修正や作り直しの必要性が減少するという製造上の利点
が得られる。
【0008】好適な態様として、連通管の外壁面のうち
ソケットの取付面を段付き面・屈曲面・波形凹凸面など
の非平坦面として他の面よりも剛性を高くすれば、ソケ
ットの周囲から発する異音の振動伝達特性を低下させて
異音の発生を抑制することができる。
【0009】本発明はその第2の態様において、直線状
に延びる燃料通路を内部に有する連通管と、この連通管
の端部又は側部に固定された燃料導入管と、燃料噴射ノ
ズル先端を受け入れる複数のソケット部分とを備えて成
るフユーエルデリバリパイプであって、連通管の外壁面
が平坦状又は円弧状で可撓性のアブゾーブ面を包含し、
ソケット部分が連通管の外壁面の一部で構成されてお
り、ソケット部分内部の噴射ノズル先端を受け入れる凹
所の上端が前記連通管内部の燃料通路の下面よりも上方
まで延伸しているフユーエルデリバリパイプを提供す
る。かかる構造に基づき、フユーエルデリバリパイプの
全高を低く抑えながらソケット部分に流入する燃料の脈
動圧と衝撃波をアブゾーブ面の撓みで低減させることが
できる。この態様では、ソケット部分が連通管の外壁面
の一部で構成されているため、その段付き形状に基づい
て剛性が高くなっており、ソケット部分の周囲から発す
る異音の振動伝達特性を低下させて異音の発生を抑制す
ることができる。
【0010】アブゾーブ面による脈動吸収の理論的な根
拠としては、燃料インジェクタの開閉時に発生する衝撃
波が、ソケットの燃料流入口へと流入あるいは瞬間的な
逆流によって流出する際に、可撓性のアブゾーブ面の撓
みによって衝撃や脈動が吸収されることと、バネ定数の
比較的小さい薄肉の部材が撓んで変形することにより容
積が変化し燃料の圧力変動を吸収するものと理解され
る。
【0011】本発明において、アブゾーブ面の肉厚は他
の面の肉厚と同じか又はそれ以下であることが望まし
い。また、アブゾーブ面を構成する円弧面の曲率半径は
アブゾーブ面の肉厚の2倍よりも大きいことが望まし
い。
【0012】本発明において、連通管の外壁部やアブゾ
ーブ面の板厚・縦横の比率・ソケットの燃料流入口と対
向する面との隙間などは、特にエンジンのアイドリング
時において振動や脈動が最も小さい値になるように実験
や解析によって定めることができる。本発明は基本的に
連通管の断面構造及び連通管の外部構造に係るものであ
るから、ブラケットの取り付け寸法を維持することによ
り、従来のフユーエルデリバリパイプに対して互換性を
維持することができる。本発明の他の特徴及び利点は、
添付図面の実施例を参照した以下の記載により明らかと
なろう。
【0013】
【発明の実施の形態】図1A〜Cは本発明の第1の態様
によるフユーエルデリバリパイプ10を表しており、図
1Aは全体の斜視図、図1Bは連通管の長手方向に沿っ
て一部を破断した縦断面図、図1Cはソケット部分での
縦断面図である。クランク軸方向に沿って延伸する連通
管11の底面には、噴射ノズルの先端を受け入れるため
のソケット3が、例えば4気筒エンジンであれば4個が
所定の間隔と角度で取り付けられている。連通管11に
は、さらにフユーエルデリバリパイプ10をエンジン本
体に取り付けるための厚肉で堅固なブラケット4が2個
横方向に架け渡されている。燃料は矢印の方向へと流
れ、ソケット3から燃料インジェクタ6を介して各吸気
通路あるいは気筒内へ直接噴射される。
【0014】内部に燃料通路12を有する連通管11の
端部にはコネクタ(図示せず)を介して燃料導入管5が
ろう付けや溶接で固定されている。連通管11の端部に
は燃料タンクに戻るための戻り管を設けることができる
が、リターンレスタイプのフユーエルデリバリパイプで
は、戻り管は設けられていない。
【0015】図1Cに示すように、この例では連通管1
1は円形断面の炭素鋼・ステンレス鋼などのパイプをつ
ぶして形成した偏平長方形断面に作られている。連通管
11の縦横寸法は、例えば板厚1.2mmの平板で、高
さを6.4mm、幅を32mm程度に設定することがで
きる。
【0016】本発明の特徴に従い、偏平長方形断面の連
通管11の外壁部でソケット取付面11bに対向する上
面11aが可撓性のアブゾーブ面を提供し、このアブゾ
ーブ面はソケット3の燃料流入口13に対向しているた
め、燃料噴射の際の振動や衝撃を吸収する働きをする。
連通管11の内部通路12の上面12aと燃料流入口1
3との間の隙間Sは例えば0.5〜3mm程度に設定す
ることができる。さらに、ソケット3内部の噴射ノズル
先端を受け入れる凹所3bの上端3aが燃料通路12の
下面12bよりも上方まで(寸法Pだけ)連通管内部に
侵入している。かかる構造に基づき、フユーエルデリバ
リパイプの全高を低く抑えながらソケット部分に流入す
る燃料の脈動圧と衝撃波をアブゾーブ面の撓みで低減さ
せるようになっている。
【0017】図2A,Bはそれぞれ他の実施例によるフ
ユーエルデリバリパイプ20,25を表している。図2
Aでは連通管21の上面21aがアブゾーブ面を提供
し、さらに、ソケット3内部の噴射ノズル先端を受け入
れる凹所3bの上端3aが燃料通路12の下面12bよ
りも上方まで(寸法Pだけ)連通管内部に侵入してい
る。また図2Aでは、連通管21の外壁面のうちソケッ
トの取付面21bが段付き面の形状に作られてアブゾー
ブ面21aよりも剛性が高くなっており、この高剛性面
が、ソケットの周囲から発する異音の振動伝達特性を低
下させて異音の発生を抑制するようになっている。図2
Bでは連通管26の上面26aがアブゾーブ面を提供
し、さらに、ソケット3内部の噴射ノズル先端を受け入
れる凹所3bの上端3aが燃料通路12の下面12bよ
りも上方まで(寸法Pだけ)連通管内部に侵入してい
る。また図2Bでは、連通管26の外壁面のうちソケッ
トの取付面26bが円弧状の屈曲面の形状に作られてア
ブゾーブ面26aよりも剛性が高くなっており、この高
剛性面が、ソケットの周囲から発する異音の振動伝達特
性を低下させて異音の発生を抑制するようになってい
る。
【0018】図3A〜Cはさらに他の実施例によるフユ
ーエルデリバリパイプ30,33,36を表しており、
それぞれの例では、連通管の上面31a,34a,37
aが可撓性のアブゾーブ面を提供しており、さらにソケ
ット32,35,38内部の噴射ノズル先端を受け入れ
る凹所32b,35b,38bの上端32a,35a,
38aが燃料通路12の下面12bよりも上方まで(寸
法Pだけ)連通管内部に侵入している。ソケット32,
35,38は上端が水平にカットされそれぞれ異なる断
面形状に作られているが、これらはエンジン側の取付位
置や寸法に対応して自由に変形することができる。図3
Aにおけるソケット32の下端には突起32cが設けら
れているが、これは噴射ノズルの回り止めとして周知の
構造である。
【0019】図4A,Bはさらに他の実施例によるフユ
ーエルデリバリパイプ40を一部省略して表している。
図4Aは連通管部分の断面図、図4Bはソケット部分の
断面図である。このフユーエルデリバリパイプ40は、
図1の例と同様に、直線状に延びる燃料通路を内部に有
する連通管41と、この連通管の端部又は側部に固定さ
れた燃料導入管5(図1)と、燃料噴射ノズル先端を受
け入れる複数のソケット部分43とを備えている。連通
管41は薄板から成る上面44と厚板から成る底面45
とが溶接・ろう付けその他により固着されて一体に作ら
れている。このフユーエルデリバリパイプ40は、ソケ
ット部分43が連通管41の外壁面の一部、すなわち底
面45に形成された段付き部分で構成されているという
特徴を有する。従って、別部品としてのソケットを必要
とせず、このソケット部分43が直接燃料インジェクタ
を受け入れることになる。
【0020】本発明の特徴に従い、連通管の外壁面44
が平坦状又は円弧状で可撓性のアブゾーブ面を提供して
おり、さらにソケット部分43内部の噴射ノズル先端を
受け入れる凹所43bの上端43aが連通管内部の燃料
通路の下面12bよりも上方まで(寸法Pだけ)延伸し
ている。かくして、フユーエルデリバリパイプの全高を
低く抑えながらソケットに流入する燃料の脈動圧と衝撃
波をアブゾーブ面の撓みで低減させるようになってい
る。
【0021】図5は図4の例を変形したフユーエルデリ
バリパイプ50のソケット部分の断面を表している。こ
の例では、連通管51の外壁面と一体構成されたソケッ
ト部分53の周囲に波形の凹凸形状部分56が形成さ
れ、他の面よりも剛性が高くなっているため、ソケット
部分53から発生する異音をこの高剛性面で低減させる
ことができる。本発明の特徴に従い、連通管51の上面
54は略平坦状で可撓性のアブゾーブ面を提供してお
り、さらにソケット部分53内部の噴射ノズル先端を受
け入れる凹所53bの上端53aが連通管内部の燃料通
路の下面12bよりも上方まで(寸法Pだけ)延伸して
いる。かくして、フユーエルデリバリパイプの全高を低
く抑えながらソケットに流入する燃料の脈動圧と衝撃波
をアブゾーブ面の撓みで低減させるようになっている。
【0022】図6〜図10の例は製造上の工夫を取り入
れた変形例であり、いずれの例においても本発明の特徴
に基づき、各連通管の上面が略平坦状又は略円弧状で可
撓性のアブゾーブ面を提供し、さらにソケット部分内部
の噴射ノズル先端を受け入れる凹所の上端が連通管内部
の燃料通路12の下面12bよりも上方まで(寸法Pだ
け)侵入あるいは延伸している。
【0023】図6はソケット部分63の上端を水平にカ
ットし連通管61の上下の外壁をろう付けしやすいよう
に外周下縁64でオーバーラップさせた例、図7は連通
管66の外壁下面のソケット周囲部分67を凹凸状に変
形させて剛性を高めた例、図8はソケット部分73の上
端を水平にカットし連通管71の外壁下面のソケット周
囲部分74を凹凸状に変形させて剛性を高めた例、図9
は連通管76の外壁下面のソケット周囲部分77を凹凸
状に変形させて剛性を高めると共に上方に折り返し(バ
ーリング)78を設けてろう付けの位置や傾きの精度を
向上させるようにした例、図10は連通管85の外壁下
面のソケット周囲部分に折り返し(バーリング)88を
形成し、ソケット83の下端外周に噴射ノズルの回り止
め86を設けると共にリング状のカラー87を配置し
て、ろう付けの位置や傾きの精度を向上させるようにし
た例である。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く、本発明によれ
ば、フユーエルデリバリパイプの全高を低く抑えてエン
ジンルーム内への収納性を向上させながら、ソケットに
流入する燃料の脈動圧と衝撃波をアブゾーブ面の撓みで
低減させることが可能になり、加えて、連通管からのソ
ケットの突出長さが小さくなるので、溶接・ろう付け時
にソケットが微妙に傾いてもソケットの自由端での誤差
は大きくならず作り直しの必要性が減少して製造上の利
点が得られる等、その技術的効果には極めて顕著なもの
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるフユーエルデリバリパイプの全
体を表わす斜視図とソケット部分の縦断面図である。
【図2】 他の実施例によるソケット部分の断面図であ
る。
【図3】 他の実施例によるソケット部分の断面図であ
る。
【図4】 他の実施例による連通管部分とソケット部分
の断面図である。
【図5】 他の実施例によるソケット部分の断面図であ
る。
【図6】 他の実施例によるソケット部分の断面図であ
る。
【図7】 他の実施例によるソケット部分の断面図であ
る。
【図8】 他の実施例によるソケット部分の断面図であ
る。
【図9】 他の実施例によるソケット部分の断面図であ
る。
【図10】 他の実施例によるソケット部分の断面図で
ある。
【図11】 従来のデリバリパイプにおけるアブゾーブ
面の断面図である。
【符号の説明】
3,32 ソケット 3a,32a,43a,53a 上端 3b,32b,43b,53b 凹所 5 燃料導入管 10,20,30,40,50 フユーエルデリバリパ
イプ 11,21,26 連通管 11a,21a,26a アブゾーブ面 11b,21b,26b ソケット取付面 12 燃料通路 12b 燃料通路下面 13 燃料流入口 43,53 ソケット部分 56 凹凸面 P 侵入延伸寸法

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線状に延びる燃料通路を内部に有する
    連通管と、この連通管の端部又は側部に固定された燃料
    導入管と、前記連通管に交差して突設され一部が前記燃
    料通路に連通し開放端部が燃料噴射ノズル先端を受け入
    れる複数のソケットとを備えて成るフユーエルデリバリ
    パイプにおいて、 前記連通管の外壁面が平坦状又は円弧状で可撓性のアブ
    ゾーブ面を包含し、 前記ソケット内部の噴射ノズル先端を受け入れる凹所の
    上端が前記連通管内部の燃料通路の下面よりも上方まで
    連通管内部に侵入しており、 これにより、フユーエルデリバリパイプの全高を低く抑
    えながらソケットに流入する燃料の脈動圧と衝撃波をア
    ブゾーブ面の撓みで低減させるようになっていることを
    特徴とするフユーエルデリバリパイプ。
  2. 【請求項2】 前記連通管の外壁面のうちソケットの取
    付面が段付き面・屈曲面・波形凹凸面などの非平坦面と
    して他の面よりも剛性が高くなっている請求項1記載の
    フユーエルデリバリパイプ。
  3. 【請求項3】 直線状に延びる燃料通路を内部に有する
    連通管と、この連通管の端部又は側部に固定された燃料
    導入管と、燃料噴射ノズル先端を受け入れる複数のソケ
    ット部分とを備えて成るフユーエルデリバリパイプであ
    って、 前記連通管の外壁面が平坦状又は円弧状で可撓性のアブ
    ゾーブ面を包含し、 前記ソケット部分が連通管の外壁面の一部で構成されて
    おり、 前記ソケット部分内部の噴射ノズル先端を受け入れる凹
    所の上端が前記連通管内部の燃料通路の下面よりも上方
    まで延伸しており、 これにより、フユーエルデリバリパイプの全高を低く抑
    えながらソケットに流入する燃料の脈動圧と衝撃波をア
    ブゾーブ面の撓みで低減させるようになっていることを
    特徴とするフユーエルデリバリパイプ。
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