JP6749226B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンク内の燃料を内燃機関に供給する燃料供給装置に関する。
例えば車両に搭載された内燃機関に燃料を供給する燃料供給装置は、種々の形状とされた燃料タンク内に配置されて、当該燃料タンク内の燃料を、燃料供給装置に設けられた燃料ポンプで汲み上げて内燃機関に供給している。この種の燃料供給装置は、内燃機関の運転を継続していくと、燃料タンク内の燃料の液面高さが徐々に低くなって燃料ポンプが液没状態でなくなり、燃料の汲み上げが困難になる。このため、燃料供給装置はリザーブカップを有しており、当該リザーブカップ内に燃料ポンプが配置され、燃料タンク内の燃料がリザーブカップ内に集められて燃料ポンプが液没した状態とされている。
燃料タンクの形状には搭載位置等に応じた種々の形状があり、通常、燃料が非常に少なくなった場合に液溜まりとなる位置に燃料供給装置が配置される。しかし、例えば鞍型の形状の燃料タンクの場合では、鞍型の下端部が2個所になり、液溜まりが2個所となる。このような場合、一方の液溜まりに燃料供給装置を配置してリザーブカップの周囲の燃料をリザーブカップ内に汲み上げるとともに、他方の液溜まり(移送元)から燃料供給装置まで移送用配管を延ばし、当該移送用配管を用いて他方の液溜まりからリザーブカップ内へと燃料を移送している。リザーブカップの周囲の燃料の汲み上げには、リザーブカップの下端近傍に設けられた汲上用ジェットポンプが用いられ、移送元からの燃料の移送には、リザーブカップ内に設けられた移送用ジェットポンプが用いられる。
停止状態の内燃機関を始動する際、燃料ポンプが液没していない場合では、リザーブカップ内に燃料を集めて燃料ポンプを液没させるまでの間は、始動性が悪化する可能性が考えられる。従って、内燃機関の運転停止時には、リザーブカップ内に集められた燃料が保持されていることが好ましい。このため、汲上用ジェットポンプを用いてリザーブカップ内へと燃料を汲み上げる汲上口には、内燃機関の運転停止時にリザーブカップ内の燃料の流出を防ぐために、逆流防止弁等が設けられている。ところが、内燃機関の運転停止時に、移送用ジェットポンプ及び移送用配管が、サイフォン効果によってリザーブカップ内の燃料を緩やかに逆流させて移送元に燃料を戻してしまうことが知られている。
例えば、移送用ジェットポンプの吐出口をリザーブカップの下端近傍に配置した場合では、燃料タンク内の燃料液面がリザーブカップ内の燃料液面よりも低い場合、内燃機関の運転停止時に、サイフォン効果によって移送用ジェットポンプ及び移送用配管を逆流してリザーブカップ内の燃料が緩やかに移送元に戻ってしまう。しかも、移送用ジェットポンプの吐出口の位置までリザーブカップ内の燃料の液面高さが低くなるので、燃料ポンプが液没されていない状態となる場合があり、好ましくない。
例えば特許文献1には、吐出口を下方に向けた移送用ジェットポンプをリザーブカップの上端に配置した燃料供給装置が開示されている。特許文献1に記載された燃料供給装置では、内燃機関の運転停止時にサイフォン効果が発生して移送用ジェットポンプの吐出口の位置までリザーブカップ内の燃料液面が低下しても、移送用ジェットポンプの吐出口がリザーブカップの上端にあるので、リザーブカップ内の燃料ポンプを液没した状態に維持することができる。
また特許文献2には、リザーブカップの下方に配置した移送用ジェットポンプの吐出口を、延長パイプでリザーブカップの上端近傍まで延ばした燃料ポンプモジュールが開示されている。特許文献2に記載された燃料ポンプモジュールでは、内燃機関の運転停止時にサイフォン効果が発生して移送用ジェットポンプの吐出口の位置までリザーブカップ内の燃料液面が低下しても、移送用ジェットポンプの吐出口がリザーブカップの上端近傍にあるので、リザーブカップ内の燃料ポンプを液没した状態に維持することができる。
また特許文献3には、リザーブカップの上方に開口部を有する有底の円筒部材をリザーブカップ内に立設し、当該円筒部材内に、下方に延ばした移送用ジェットポンプの吐出口を挿入したポンプモジュールが開示されている。特許文献3に記載されたポンプモジュールでは、サイフォン効果が発生しても、リザーブカップ内の燃料液面が円筒部材の開口部までしか低下しないので、リザーブカップ内の燃料ポンプを液没した状態に維持することができる。
特開2005−337094号公報 特開2008−088833号公報 独国特許出願公開第102013209130号明細書
特許文献1に記載の発明では、移送用ジェットポンプの吐出口がリザーブカップよりも上側に配置され、吐出口が下方に向けられている。このため、移送用ジェットポンプの吐出口がリザーブカップよりも上に配置されているので、燃料供給装置の高さ方向のサイズが大きくなり、小型化が所望される近年では、あまり好ましくない。
特許文献2に記載の発明では、延長パイプによって、移送用ジェットポンプの噴射ノズルから吐出口までの距離が長くなり、移送用ジェットポンプの駆動効率が低下するので、好ましくない。
特許文献3に記載の発明では、移送用ジェットポンプの噴射ノズルから下方に延ばした吐出口までの距離、及び円筒部材内における吐出口から開口部までの距離、が長くなり、移送用ジェットポンプの駆動効率が低下するので、好ましくない。
なお、移送用配管または移送用ジェットポンプの吐出口に逆流防止弁を設ける方法も考えられるが、構造の複雑化や大型化を招くので、好ましくない。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、移送用配管等に逆流防止弁を設けることなくシンプルな構造にて、かつ移送用ジェットポンプの吐出口をリザーブカップの上方に配置することなく、かつ移送用ジェットポンプの駆動効率を低下させることなく、サイフォン効果によって移送用配管を介してリザーブカップ内の燃料が逆流する量をより低減することが可能な燃料供給装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の発明は、燃料ポンプと、前記燃料ポンプを収容して上部に開口部を有するリザーブカップと、前記リザーブカップの上面の前記開口部の少なくとも一部を覆う蓋部材と、移送用ジェットポンプと、を有して燃料タンク内に配置される燃料供給装置である。そして、前記移送用ジェットポンプは、一方端が前記リザーブカップから離れた前記燃料タンク内における移送元まで延ばされた移送用配管の他方端が接続され、前記燃料ポンプから吐出される高圧の燃料の一部を噴射して前記移送用配管を介して前記移送元の燃料を吸引し、前記移送用ジェットポンプにおける燃料を噴射する吐出口は、上方に向けられて、前記蓋部材における前記リザーブカップの内側となる面に対向する位置かつ前記蓋部材の近傍の位置に配置されている、燃料供給装置である。
次に、本発明の第2の発明は、上記第1の発明に係る燃料供給装置であって、前記蓋部材には、前記移送用ジェットポンプを保持する蓋側切欠き部が形成されており、前記移送用ジェットポンプには、前記蓋側切欠き部に係合するポンプ側切欠き部が形成されており、前記ポンプ側切欠き部が前記蓋側切欠き部に係合されることで前記蓋部材に前記移送用ジェットポンプが固定されている、燃料供給装置である。
次に、本発明の第3の発明は、上記第1の発明または第2の発明に係る燃料供給装置であって、前記蓋部材における前記移送用ジェットポンプの前記吐出口に対向する蓋側対向面の形状は、前記移送用ジェットポンプの前記吐出口から噴射される燃料の飛散を防止する飛散防止形状とされている、燃料供給装置である。
次に、本発明の第4の発明は、上記第1の発明〜第3の発明のいずれか1つに係る燃料供給装置であって、前記燃料タンク内における前記リザーブカップの周囲の燃料を、前記燃料ポンプから吐出される高圧の燃料の一部を噴射して前記リザーブカップ内に汲み上げる汲上用ジェットポンプと、前記移送用ジェットポンプと前記汲上用ジェットポンプから噴射するための燃料を供給するジェットポンプ用配管と、を有し、前記移送用ジェットポンプと前記汲上用ジェットポンプとは、接続配管にて接続されており、前記移送用ジェットポンプと前記汲上用ジェットポンプにおける一方のジェットポンプには、前記ジェットポンプ用配管が接続されて前記ジェットポンプ用配管から燃料が供給されており、前記移送用ジェットポンプと前記汲上用ジェットポンプにおける他方のジェットポンプには、前記ジェットポンプ用配管と前記接続配管を介して燃料が供給されており、前記移送用ジェットポンプと前記汲上用ジェットポンプと前記接続配管と、が一体成形品とされている、燃料供給装置である。
第1の発明では、移送用ジェットポンプを、リザーブカップの上部の蓋部材の裏側に配置するとともに、移送用ジェットポンプの吐出口を上方に向けて蓋部材の裏に対向させて配置する。つまり、移送用ジェットポンプの吐出口は、リザーブカップの上方に配置されることなくリザーブカップ内に配置され、リザーブカップの上部の蓋部材のすぐ下に配置される。従って、サイフォン効果によってリザーブカップ内の燃料が逆流しても、蓋部材の位置まで充填されていた燃料の液面が、蓋部材のすぐ下に配置された吐出口の位置まで低下するだけで済むので、燃料の逆流量をより低減することができる。また、吐出口の位置をリザーブカップ内の上端近傍(蓋部材のすぐ下)に配置しており、延長パイプ等を接続して吐出口の位置を高い位置にする必要が無いので、移送用ジェットポンプの駆動効率を低下させることも無い。そして、移送用配管または移送用ジェットポンプの吐出口に逆流防止弁を設ける必要も無く、非常にシンプルな構造にて実現することができる。
第2の発明によれば、非常にシンプルな構造にて、蓋部材に移送用ジェットポンプを容易に固定することができる。
第3の発明によれば、移送用ジェットポンプの吐出口から噴射された高圧の燃料を、蓋部材の裏側に当てた後、リザーブカップの外部に飛散させることなくリザーブカップ内に滴下させることができるので、効率良くリザーブカップ内に燃料を充填することができる。また、移送用ジェットポンプから噴射された燃料が蓋側対向面に吹き付けられた際に発生する騒音を低減することができる。
例えば、樹脂成形品の移送用ジェットポンプと、樹脂成形品の汲上用ジェットポンプと、ゴムチューブ等の弾性部材の接続配管と、のそれぞれを別体で成形した場合、高圧燃料が弾性部材である接続配管内を通過する際、高圧燃料の脈動等によって弾性部材である接続配管が振動しながら周囲に接触して振動音が発生する場合がある。しかし、第4の発明によれば、移送用ジェットポンプと汲上用ジェットポンプと接続配管とを一体成形品として接続配管の剛性を高くする(弾性部材よりも剛性を高くする)ことで、高圧燃料の脈動等に対する接続配管の振動を抑制し、上記の振動音の発生を抑制することができる。また、移送用ジェットポンプと汲上用ジェットポンプと接続配管とのそれぞれを別体で成形して組み付けた場合と比較して、燃料供給装置を組み立てる際の作業効率をより向上させることができる。
燃料供給装置の全体構成を説明する斜視図である。 蓋部材に形成された蓋側切欠き部と、移送用ジェットポンプに形成されたポンプ側切欠き部と、汲上用ジェットポンプと接続配管と移送用ジェットポンプとが一体形成品とされたジェットポンプモジュールと、の外観の例を説明する斜視図である。 蓋部材の蓋側切欠き部に、移送用ジェットポンプのポンプ側切欠き部を係合させて、蓋部材に移送用ジェットポンプを固定した状態を説明する図である。 汲上用ジェットポンプと接続配管と移送用ジェットポンプとが一体形成品とされたジェットポンプモジュールの断面図である。 汲上用ジェットポンプと、接続配管と、移送用ジェットポンプと、を別体で形成して、接続配管の一方端に汲上用ジェットポンプを接続し、接続配管の他方端に移送用ジェットポンプを接続したジェットポンプモジュールの外観の例を説明する斜視図である。 移送用ジェットポンプの吐出口に対向する蓋部材の蓋側対向面に設けた飛散防止形状の例1の斜視図である。 図6におけるVII−VII断面図であり、移送用ジェットポンプの吐出口に対向する蓋部材の蓋側対向面に設けた飛散防止形状の例1の側面の断面図である。 移送用ジェットポンプの吐出口に対向する蓋部材の蓋側対向面に設けた飛散防止形状の例2の斜視図である。 図8におけるIX−IX断面図であり、移送用ジェットポンプの吐出口に対向する蓋部材の蓋側対向面に設けた飛散防止形状の例2の側面の断面図である。 移送用ジェットポンプの吐出口に対向する蓋部材の蓋側対向面に設けた飛散防止形状の例3の斜視図である。 図10におけるXI−XI断面図であり、移送用ジェットポンプの吐出口に対向する蓋部材の蓋側対向面に設けた飛散防止形状の例3の側面の断面図である。 移送用ジェットポンプの吐出口に対向する蓋部材の蓋側対向面に設けた飛散防止形状の例4の斜視図である。 図12におけるXIII−XIII断面図であり、移送用ジェットポンプの吐出口に対向する蓋部材の蓋側対向面に設けた飛散防止形状の例4の側面の断面図である。 移送用ジェットポンプの吐出口に対向する蓋部材の蓋側対向面に設けた飛散防止形状の例5の斜視図である。 図14におけるXV−XV断面図であり、移送用ジェットポンプの吐出口に対向する蓋部材の蓋側対向面に設けた飛散防止形状の例5の側面の断面図である。 図15をXVI方向から見た図であり、移送用ジェットポンプの吐出口に対向する蓋部材の蓋側対向面に設けた飛散防止形状の例5の正面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、図中のX軸、Y軸、Z軸は、互いに直交しており、X軸方向とY軸方向は水平方向を示しており、Z軸方向は鉛直上方を示している。本実施形態にかかる燃料供給装置は、例えば、自動車等の車両に搭載された燃料タンク内の燃料を内燃機関(エンジン)へ供給する装置である。
●[燃料供給装置1の全体構成(図1)]
図1は燃料供給装置1の全体構成の例を説明する斜視図である。燃料供給装置1は、自動車等の車両の燃料タンク内に設置されており、下方に配置されたポンプユニット20と、ポンプユニット20の上方に配置されたフランジユニット10と、ポンプユニット20とフランジユニット10とを連結する連結機構30等を有している。またポンプユニット20に対してフランジユニット10は、連結機構30の長手方向に沿ってZ軸方向に往復移動可能であり、連結機構30の弾性体31(コイルスプリング等)によって上方に付勢されている(なお図1中の右側の連結機構30は弾性体31の記載を省略している)。燃料タンク(図示省略)は、例えば樹脂製の中空状の容器であり、上下に平行をなす上面部と底面部とを有し、上面部には、フランジユニット10を固定するための円形孔からなる開口部が形成されている。フランジユニット10が燃料タンクの開口部に固定されると、ポンプユニット20は、弾性体31の付勢力によって、燃料タンク内の底面部に押し付けられる。
フランジユニット10は、例えば樹脂製で、燃料タンクの開口部を閉鎖する円形板状のフランジ本体11を備えている。フランジ本体11の下面には、短円筒状の嵌合筒部12が同心状に形成されている。嵌合筒部12は、フランジ本体11の外径よりも僅かに小さい外径で形成されている。フランジ本体11には、燃料吐出管13及び電気コネクタ14が設けられている。フランジユニット10は、燃料タンク(図示省略)の上面部に対して、開口部に嵌合筒部12を嵌合した状態で、燃料タンクの開口部を閉鎖するように装着されている。
ポンプユニット20は、燃料を加圧する燃料ポンプ21、燃料ポンプ21を収容するケース部22、ケース部22を収容するリザーブカップ23等を有している。燃料ポンプ21は、略円柱形状を有しており、下面側に燃料を吸入する燃料吸入口を有し、また上面側に燃料を吐出する燃料吐出口を有している。燃料ポンプ21の電気コネクタ(図示省略)とフランジユニット10の電気コネクタ14とは、配線部材(図示省略)を介して電気的に接続されている。燃料配管部24には、燃料ポンプ21の燃料吐出口が接続されている。燃料配管部24は、内燃機関に燃料を供給する供給燃料吐出管25と、汲上用ジェットポンプ41と移送用ジェットポンプ43に噴射用の燃料を供給するジェットポンプ用燃料吐出管26(ジェットポンプ用配管に相当)と、を有している。燃料ポンプ21から吐出される高圧の燃料の一部は、プレッシャレギュレータ27からジェットポンプ用燃料吐出管26へと供給される。供給燃料吐出管25とフランジユニット10の燃料吐出管13とは、蛇腹状のホース等からなる配管部材(図示省略)を介して接続されている。なお、燃料ポンプ21には、サクションフィルタや濾過部材等が接続されているが、これらについては従来と同様であるので詳細な説明は省略する。
ケース部22は、例えば樹脂製であり、略筒形状を有し、略円柱状の燃料ポンプ21を収容している。リザーブカップ23は、例えば樹脂製で、上部に開口部を有する有底筒形状のカップ状に形成されている。リザーブカップ23は、底面部23Aと、周壁部23Bと、上面の開口部の少なくとも一部を覆う蓋部材29と、を有している。またリザーブカップ23に対してケース部22は、複数の弾性支持部材28にて弾性的に支持されている。
連結機構30は、フランジユニット10とポンプユニット20とを相対的に上下方向に移動可能に連結しており、フランジユニット10とポンプユニット20との間に、一対で設けられている。連結機構30は、フランジユニット10に設けられた圧入部15と、弾性体31(コイルスプリング等)と、リザーブカップ23に設けられた挿通部23Dと、連結軸32と、ストッパ部材33等を有している。圧入部15は、嵌合筒部12に一体成形され、連結軸32が圧入されている。圧入部15に圧入された連結軸32には、弾性体31が取り付けられた後、リザーブカップ23に一体成形された挿通部23Dに挿通され、ストッパ部材33が取り付けられる。
ジェットポンプ用燃料吐出管26(ジェットポンプ用配管)は、図2に示すように、汲上用ジェットポンプ41と、接続配管42の流入端と、に接続されている。そして接続配管42の流出端には、ポンプ部43Pと接続支援部44とが一体とされた移送用ジェットポンプ43が接続されている。また、移送用ジェットポンプ43の接続支援部44には、一方端がリザーブカップ23から離れた燃料タンク内における移送元まで延ばされた移送用配管51の他方端が接続されている。なお「移送元」は、例えば下方に向かう2個所の垂れ形状のA室とB室を有する鞍型燃料タンクの場合、A室に燃料供給装置1が配置された際のB室が「移送元」となる。燃料タンク内の燃料が非常に少なくなった場合、燃料タンクの下端部に燃料の液だまり部が発生し、当該液だまり部に燃料供給装置1が配置されるが、液だまり部が複数個所となる場合、燃料供給装置1が配置されていない液だまり部が「移送元」になる。なお、汲上用ジェットポンプ41と、接続配管42と、移送用ジェットポンプ43と、にてジェットポンプモジュール40が構成されている。
汲上用ジェットポンプ41は、リザーブカップ23内におけるリザーブカップ23の下端近傍かつリザーブカップ23の下端部に設けられた汲上口23Eの近傍に、燃料を噴射する吐出口41B(図4参照)が横方向に向けられて配置されている。汲上用ジェットポンプ41は、ジェットポンプ用燃料吐出管26から供給される高圧燃料を噴射し、リザーブカップ23の下端部に設けられた汲上口23Eから、当該汲上口23Eの周囲の燃料をリザーブカップ23内に汲み上げる。なお汲上口23Eには、リザーブカップ23内に汲み上げられた燃料が、内燃機関の運転停止時にリザーブカップ23内から流出することを防止する逆流防止機構(逆流防止弁等)が設けられている。
移送用ジェットポンプ43は、図2に示すように、ポンプ部43Pと接続支援部44とが一体とされて構成されている。移送用ジェットポンプ43における燃料を噴射する吐出口43B(図2、図4参照)は、上方に向けられて、蓋部材29におけるリザーブカップ23の内側となる面に対向する位置かつ蓋部材29の近傍の位置、に配置されている。移送用ジェットポンプ43は、接続配管42を介してジェットポンプ用燃料吐出管26から供給される高圧燃料を吐出口43B(図2、図4参照)から噴射し、移送用配管51から燃料を吸引する。なお移送用ジェットポンプ43と移送用配管51には、逆流防止弁等が設けられておらず、非常にシンプルな構造とされている。
●[ジェットポンプモジュール40の詳細構造(図2〜図5)]
次にジェットポンプモジュール40の詳細構造について説明する。図2の斜視図及び図4の断面図に示すように、ジェットポンプモジュール40は、汲上用ジェットポンプ41、接続配管42、(ポンプ部43Pと接続支援部44を有する)移送用ジェットポンプ43等が、樹脂等による一体成形品とされている。
なお図5に示すように、ポンプ部43PYと接続支援部44Yを一体とした移送用ジェットポンプ43Yと、汲上用ジェットポンプ41Zと、を樹脂等にて別々の部材として形成し、汲上用ジェットポンプ41Zと移送用ジェットポンプ43Yとを弾性体(ゴムチューブ等)の接続配管42Zにて接続して、一体に成形したジェットポンプモジュール40Zを構成するようにしてもよい。しかし、弾性体(ゴムチューブ等)の接続配管42Zを用いた場合、高圧燃料が接続配管42Z内を通過する際、高圧燃料の脈動等によってゴムチューブの接続配管42Zが振動しながら周囲に接触して振動音が発生する場合がある。設計の際は、この振動音が発生しないように、剛性の高い接続配管42Zの選定や、接続配管42Zから周囲の部材までの距離を所定距離以上保つように接続配管42Zの配置位置について考慮する必要がある。なお図2及び図4に示すようにジェットポンプモジュール40を一体に成形した場合(一体成形品とした場合)では、接続配管42の剛性が高く、前記振動音は発生しない。
図2及び図3に示すように、蓋部材29におけるジェットポンプモジュール40(またはジェットポンプモジュール40Z)の保持位置には、移送用ジェットポンプ43を保持する蓋側切欠き部29Kが形成されている。またジェットポンプモジュール40(40Z)の接続支援部44(44Y)の側面には、蓋側切欠き部29Kに係合するポンプ側切欠き部44Kが形成されている。図3に示すように、接続支援部44におけるポンプ側切欠き部44Kに囲まれた実体部44Jの幅44Wに対して、蓋部材29の蓋側切欠き部29Kにおける入口部の切欠き幅29W1は幅44Wよりも広く、蓋側切欠き部29Kの中間部の切欠き幅29W2は幅44Wよりも若干狭く、蓋側切欠き部29Kの奥部の切欠き幅29W3は幅44Wとほぼ同一とされている。
また図3に示すように、蓋部材29の蓋側切欠き部29Kの奥部の輪郭形状と、移送用ジェットポンプ43の接続支援部44におけるポンプ側切欠き部44Kに囲まれた実体部44Jの断面形状(XY平面で切断した断面の形状)が真円形状では無い。従って、蓋側切欠き部29Kにポンプ側切欠き部44Kが係合されて蓋側切欠き部29Kの奥部に押し込まれた接続支援部44が、接続支援部44の中心軸線44Z周りに回転することがない。蓋側切欠き部29Kの奥部に押し込まれた接続支援部44が、接続支援部44の中心軸線44Z周りに回転しないので、移送用ジェットポンプ43の吐出口43Bは、上方に向けられて、蓋側対向面29Bに対向する位置に、適切に位置決めされる。また蓋部材29における移送用ジェットポンプ43の吐出口43Bに対向する位置となる蓋側対向面29Bの形状は、移送用ジェットポンプ43の吐出口43Bから噴射される燃料(吹き付けられる燃料)の飛散を防止する飛散防止形状とされている。
また図4の断面図に示すように、汲上用ジェットポンプ41は、先端となる吐出口41Bと、吐出口41Bの奥に設けられて吐出口41Bの内径よりも小さな内径に絞られたノズル部41Aと、を有している。同様に、移送用ジェットポンプ43は、先端となる吐出口43Bと、吐出口43Bの奥に設けられて吐出口43Bの内径よりも小さな内径に絞られたノズル部43Aと、を有している。また接続配管42の流出側の端部と、移送用ジェットポンプ43の流入側の端部には、管の内部の流路を形成した際にできた穴を密封する密封部材40Mが設けられている。また移送用配管51は、接続支援部44に接続されており、接続支援部44の内部の流路とノズル部43Aが、連結路45にて連通されている。そして連結路45を形成した際にできた穴は、密封部材45Mにて密封されている。また接続支援部44の内部の流路を形成する際にできた穴は、密封部材44Mにて密封されている。なお、移送用ジェットポンプ43の吐出口43Bから蓋部材29までの間隔D43(図4参照)は、種々の実験等によって適切な間隔に設定されている。間隔D43を適切な距離にすることで、上方に向けられた吐出口43Bから燃料が噴射された際、吐出口43Bを適切に液没状態にして、移送用配管51から効率良く燃料を吸引することができる。
図4に示すように、ジェットポンプモジュール40は蓋部材29に固定され、移送用ジェットポンプ43の吐出口43Bは、上方に向けられ、リザーブカップの上部に設けられた蓋部材29のすぐ下(蓋部材29の近傍)に配置されてリザーブカップの上方に配置されていない。従って、移送用ジェットポンプ43における接続支援部44の一部はリザーブカップの上方に少し突出するが、吐出口43Bを含むポンプ部43Pはリザーブカップの上方に突出しないので、燃料供給装置1の高さ方向のサイズが大きくなることを抑制することができる。また移送用ジェットポンプ43から吐出口43Bまでの距離を直線状にして、しかも比較的短い自由な距離に設定できるので、移送用ジェットポンプ43の駆動効率を低下させることが無い。また移送用ジェットポンプ43の吐出口43Bは、蓋部材29のすぐ下(蓋部材29の近傍)であるので、内燃機関が停止された後、サイフォン効果が発生して移送用配管51を介してリザーブカップ内の燃料が流出しても、リザーブカップ内の蓋部材29まで充填されていた燃料の液面が、蓋部材29の高さから移送用ジェットポンプ43の吐出口43Bの高さまで低下するだけで済む。従って、サイフォン効果によってリザーブカップ内から逆流する燃料の量が低減され、燃料ポンプの液没状態は、充分維持される。そして上記のとおり、移送用ジェットポンプ43及び移送用配管51には、逆流防止弁が設けられておらず、非常にシンプルな構造とされている。また移送用ジェットポンプ43の吐出口に対向している蓋部材29の裏面の位置である蓋側対向面29Bの形状は、移送用ジェットポンプ43から噴射された燃料(吹き付けられた燃料)の飛散を防止する飛散防止形状とされている。これにより、蓋側対向面29Bに衝突した燃料は、リザーブカップの外部に飛散することなくリザーブカップ内に滴下されるので、移送用配管51を介して吸引した燃料を、効率よくリザーブカップ内に充填することができる。以降では、蓋側対向面29Bの飛散防止形状の具体的な形状について説明する。
●[飛散防止形状の例1(図6、図7)]
次に図6及び図7を用いて、蓋側対向面29Bに設けられた飛散防止形状の例1について説明する。飛散防止形状の例1は、移送用ジェットポンプ43から遠ざかる方向に凹んだ半球状の凹部61と、凹部61の中央部に設けられて移送用ジェットポンプ43の吐出口43Bに向かって滑らかに突出した凸部61Aと、を有している。そして凹部61と凸部61Aとの境界は滑らかに湾曲する湾曲面(ドーナツ表面の形状に類似した湾曲面)にて接続されている。凹部61の深さや凹部61の径、及び凸部61Aの高さ等は、種々の実験等によって適切な値に設定される。
図7に示すように、移送用ジェットポンプ43の吐出口43Bから噴射された燃料(移送用配管から吸引した燃料を含む)は、凸部61Aと凹部61による湾曲面に沿って滑らかに移動方向が変換され、リザーブカップの外部に飛散することなくリザーブカップ内に滴下される。そして、凸部61A及び凹部61は、吐出口43Bから噴射された燃料が吹き付けられた際、衝突エネルギーを全て反射するのでなく一部を吸収して飛散を防止するので、発生する騒音の低減効果も有する。また、吐出口43Bから噴射された燃料と、凸部61A及び凹部61と、の衝突個所の周囲を、飛散が防止されて滴下する燃料が覆って騒音を遮断するので、騒音がさらに低減される。
●[飛散防止形状の例2(図8、図9)]
次に図8及び図9を用いて、蓋側対向面29Bに設けられた飛散防止形状の例2について説明する。飛散防止形状の例2は、移送用ジェットポンプ43の吐出口43Bから遠ざかる方向に凹んだ半球状の凹部62を有している。凹部62の深さや径等は、種々の実験等によって適切な値に設定されている。
図9に示すように、移送用ジェットポンプ43の吐出口43Bから噴射された燃料(移送用配管から吸引した燃料を含む)は、凹部62の半球状の湾曲面に沿って滑らかに移動方向が変換され、リザーブカップの外部に飛散することなくリザーブカップ内に滴下される。そして、凹部62は、吐出口43Bから噴射された燃料が吹き付けられた際、衝突エネルギーを全て反射するのでなく一部を吸収して飛散を防止するので、発生する騒音の低減効果も有する。また、吐出口43Bから噴射された燃料と、凹部62と、の衝突個所の周囲を、飛散が防止されて滴下する燃料が覆って騒音を遮断するので、騒音がさらに低減される。
●[飛散防止形状の例3(図10、図11)]
次に図10及び図11を用いて、蓋側対向面29Bに設けられた飛散防止形状の例3について説明する。飛散防止形状の例3は、移送用ジェットポンプ43の吐出口43Bに向かって突出された包囲壁部63Aと、包囲壁部63Aに囲まれた被包囲部63と、を有している。包囲壁部63Aは周方向に連続した筒状であり、移送用ジェットポンプ43の吐出口43Bの径よりも大きな径を有している。被包囲部63は、平面状であってもよいし、半球状の凹部であってもよい。また包囲壁部63Aの高さや壁厚や径は、種々の実験等によって適切な値に設定されている。
図11に示すように、移送用ジェットポンプ43の吐出口43Bから噴射された燃料(移送用配管から吸引した燃料を含む)は、被包囲部63に衝突した後、種々の方向に跳ね返る。下方に向けて跳ね返った燃料は、リザーブカップ内に落下し、被包囲部63の面に沿うように跳ね返った燃料は、包囲壁部63Aに衝突してリザーブカップ内に落下し、リザーブカップの外部に飛散しない。そして、被包囲部63及び包囲壁部63Aは、吐出口43Bから噴射された燃料が吹き付けられた際、衝突エネルギーを全て反射するのでなく一部を吸収して飛散を防止するので、発生する騒音の低減効果も有する。また、吐出口43Bから噴射された燃料と、被包囲部63及び包囲壁部63Aと、の衝突個所の周囲を、飛散が防止されて滴下する燃料が覆って騒音を遮断するので、騒音がさらに低減される。
●[飛散防止形状の例4(図12、図13)]
次に図12及び図13を用いて、蓋側対向面29Bに設けられた飛散防止形状の例4について説明する。飛散防止形状の例4は、移送用ジェットポンプ43の吐出口43Bから遠ざかる方向に凹んだ半球状の凹部であって表面に螺旋状の渦巻形状が形成された凹部である渦巻状凹部64を有している。例えば渦巻状凹部64は、所定間隔の溝が凹部の中央に向かうように渦巻状に形成されていてもよいし、所定幅の面が緩やかに傾斜しながら凹部の中央に向かうように渦巻状に形成されていてもよい。なお、渦巻状凹部64の深さ、渦巻の溝の間隔、渦巻の面の幅等は、種々の実験等によって適切な値に設定されている。
図13に示すように、移送用ジェットポンプ43の吐出口43Bから噴射された燃料(移送用配管から吸引した燃料を含む)は、渦巻状凹部64の渦巻に沿う方向や、凹部の湾曲面に沿う方向に、移動方向が変換され、リザーブカップの外部に飛散することなくリザーブカップ内に滴下される。そして、渦巻状凹部64は、吐出口43Bから噴射された燃料が吹き付けられた際、衝突エネルギーを全て反射するのでなく一部を吸収して飛散を防止するので、発生する騒音の低減効果も有する。また、吐出口43Bから噴射された燃料と、渦巻状凹部64と、の衝突個所の周囲を、飛散が防止されて滴下する燃料が覆って騒音を遮断するので、騒音がさらに低減される。
●[飛散防止形状の例5(図14〜図16)]
次に図14〜図16を用いて、蓋側対向面29Bに設けられた飛散防止形状の例5について説明する。飛散防止形状の例5は、移送用ジェットポンプ43の吐出口43Bから遠ざかる方向に凹んだ半球状の凹部65と、当該凹部65内において移送用ジェットポンプ43の吐出口43Bに向かう方向に突出するように設けられた板状部65Aと、を有している。例えば板状部65Aは、図16に示すように、厚さ方向に正弦波状に湾曲された2枚の板が中央で交差するように組み合わされている。なお、厚さ方向に湾曲していない2枚の板を十字状に組み合わせてもよく、図16のように移送用ジェットポンプ43の吐出口43Bの側から見た場合の板状部65Aによる形状は、特に限定しない。なお、凹部65の深さ、板状部65Aの高さや板厚等は、種々の実験等によって適切な値に設定されている。
図15に示すように、移送用ジェットポンプ43の吐出口43Bから噴射された燃料(移送用配管から吸引した燃料を含む)は、凹部65に沿って移動方向が変換されるとともに板状部65Aによって移動方向が規制され、リザーブカップの外部に飛散することなくリザーブカップ内に滴下される。そして、板状部65A及び凹部65は、吐出口43Bから噴射された燃料が吹き付けられた際、衝突エネルギーを全て反射するのでなく一部を吸収して飛散を防止するので、発生する騒音の低減効果も有する。
本発明の燃料供給装置は、本実施の形態で説明した構成、構造、外観、形状等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、本発明は、自動車、二輪車等の車両の燃料供給装置に限らず、船舶、産業機械等の燃料供給装置にも適用することができる。
1 燃料供給装置
10 フランジユニット
11 フランジ本体
12 嵌合筒部
13 燃料吐出管
14 電気コネクタ
20 ポンプユニット
21 燃料ポンプ
22 ケース部
23 リザーブカップ
23E 汲上口
26 ジェットポンプ用燃料吐出管(ジェットポンプ用配管)
27 プレッシャレギュレータ
28 弾性支持部材
29 蓋部材
29B 蓋側対向面
29K 蓋側切欠き部
30 連結機構
31 弾性体
40、40Z ジェットポンプモジュール
41、41Z 汲上用ジェットポンプ
42、42Z 接続配管
43、43Z 移送用ジェットポンプ
43P、43PY ポンプ部
44、44Y 接続支援部
44K ポンプ側切欠き部
44Z 中心軸線
51 移送用配管

Claims (4)

  1. 燃料ポンプと、
    前記燃料ポンプを収容して上部に開口部を有するリザーブカップと、
    前記リザーブカップの上面の前記開口部の少なくとも一部を覆う蓋部材と、
    移送用ジェットポンプと、を有して燃料タンク内に配置される燃料供給装置であって、
    前記移送用ジェットポンプは、一方端が前記リザーブカップから離れた前記燃料タンク内における移送元まで延ばされた移送用配管の他方端が接続され、前記燃料ポンプから吐出される高圧の燃料の一部を噴射して前記移送用配管を介して前記移送元の燃料を吸引し、
    前記移送用ジェットポンプにおける燃料を噴射する吐出口は、上方に向けられて、前記蓋部材における前記リザーブカップの内側となる面に対向する位置かつ前記蓋部材の近傍の位置に配置されており、
    前記リザーブカップ内において、前記移送用配管から、前記移送用ジェットポンプの燃料が噴射されるノズル部を経由して前記吐出口に至る経路では、前記吐出口のみが前記リザーブカップ内に開口されている、
    燃料供給装置。
  2. 請求項1に記載の燃料供給装置であって、
    前記蓋部材には、前記移送用ジェットポンプを保持する蓋側切欠き部が形成されており、
    前記移送用ジェットポンプには、前記蓋側切欠き部に係合するポンプ側切欠き部が形成されており、
    前記ポンプ側切欠き部が前記蓋側切欠き部に係合されることで前記蓋部材に前記移送用ジェットポンプが固定されている、
    燃料供給装置。
  3. 請求項1または2に記載の燃料供給装置であって、
    前記蓋部材における前記移送用ジェットポンプの前記吐出口に対向する蓋側対向面の形状は、前記移送用ジェットポンプの前記吐出口から噴射される燃料の飛散を防止する飛散防止形状とされている、
    燃料供給装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃料供給装置であって、
    前記燃料タンク内における前記リザーブカップの周囲の燃料を、前記燃料ポンプから吐出される高圧の燃料の一部を噴射して前記リザーブカップ内に汲み上げる汲上用ジェットポンプと、
    前記移送用ジェットポンプと前記汲上用ジェットポンプから噴射するための燃料を供給するジェットポンプ用配管と、を有し、
    前記移送用ジェットポンプと前記汲上用ジェットポンプとは、接続配管にて接続されており、
    前記移送用ジェットポンプと前記汲上用ジェットポンプにおける一方のジェットポンプには、前記ジェットポンプ用配管が接続されて前記ジェットポンプ用配管から燃料が供給されており、
    前記移送用ジェットポンプと前記汲上用ジェットポンプにおける他方のジェットポンプには、前記ジェットポンプ用配管と前記接続配管を介して燃料が供給されており、
    前記移送用ジェットポンプと前記汲上用ジェットポンプと前記接続配管と、が一体成形品とされている、
    燃料供給装置。
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