JP5158141B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンクの外部に燃料を供給する燃料供給装置に関する。
従来、燃料タンクの液面の高さが低くなっても、安定して燃料タンクの外部に燃料を供給する燃料供給装置が知られている。例えば、特許文献1に記載の燃料供給装置は、燃料タンクの内部に設置されたサブタンクの内部に収容され、サブタンクの内部の燃料を燃料タンクの外部の燃料供給対象に供給する。燃料供給装置は、鞍型に形成された燃料タンクの一方にサブタンクが収容され、当該サブタンクの内部に燃料ポンプが収容されている。
ここで、特許文献1に記載の燃料供給装置は、2つのジェットポンプを有する。すなわち、燃料供給装置は、汲み上げ用ジェットポンプ及び移送用ジェットポンプを有する。汲み上げ用ジェットポンプは、鞍型の燃料タンクのうちサブタンクが収容されている一方に貯留されている燃料を吸い込み、サブタンクの内部に供給する。移送用ジェットポンプは、鞍型の燃料タンクの他方に貯留されている燃料を吸い込み、サブタンクの内部、または、鞍型の燃料タンクのうちサブタンクが収容される側に供給する。これらのジェットポンプは、燃料ポンプから吐出された燃料の一部を噴射する噴射ノズルを有し、噴射ノズルから燃料を噴射するときに生じる大気圧よりも低い負圧により燃料を吸い込むものである。このため、上述の燃料供給装置では、燃料供給対象に供給する燃料と2つのジェットポンプに供給する燃料とを含めた燃料を燃料ポンプにより吐出する必要があった。
特開2004−293524号公報
ところで、近年、燃料供給対象であるエンジンの出力の上昇に伴い、エンジン側へ供給が必要とされる燃料の流量が増加している。このため、上述の燃料供給装置では、2つのジェットポンプに供給できる燃料の流量が低下するという問題が生じている。この問題を解決する方法の1つとして、燃料ポンプにより吐出可能な燃料の流量を増加させることが考えられた。
しかしながら、燃料ポンプにより吐出可能な燃料の流量を増加させるためには、燃料ポンプの駆動電流を増加させる必要が生じる。このため、燃料供給装置の消費電力の増加が問題となっていた。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、消費電力を低減可能な燃料供給装置を提供することにある。
請求項1に記載の燃料供給装置は、燃料ポンプと、貯留部と、噴射ノズルと、連通部と、燃料移送通路部とを備える。燃料ポンプは吸入口および吐出口を有する。貯留部は、吸入口から吸入される燃料を貯留可能である。噴射ノズルは吐出口から吐出された燃料の一部を噴射する。噴射ノズルと貯留部とを連通する連通部は、噴射ノズルから燃料が噴射されることで負圧が生じる箇所に第1開口および第2開口が形成され、第1開口および第2開口から吸い込んだ燃料を貯留部に導く。燃料移送通路部は、第2開口に流入する燃料を貯留する燃料源とは別異の燃料源から燃料を第1開口に移送する。
このように、本発明の供給装置は、噴射ノズルから燃料が噴射されるときに生じる負圧によって、燃料移送通路部および第1開口を経由して貯留部内に第2燃料槽の燃料を吸引するとともに、第2開口を経由して貯留部内に第1燃料槽の燃料を吸引する。本発明の燃料供給装置では、第1開口及び第2開口に流入する燃料は、それぞれ異なる燃料源に貯留されている。すなわち、本発明の燃料供給装置は、1つの噴射ノズルから燃料を噴射することにより、異なる複数の燃料源に貯留された燃料を同時に吸い込み可能である。
これにより、異なる複数の燃料源に貯留された燃料を貯留部に導くために複数のジェットポンプを備える従来の燃料供給装置に比べて、本発明では噴射ノズルから噴射される燃料を低減することができる。このため、燃料ポンプにより吸入し吐出される燃料が低減され、燃料ポンプの駆動電流を低減することができる。結果として、本発明では、燃料供給装置の消費電力を低減することができる。また、本発明では、複数のジェットポンプを備える場合に比べて部品点数が低減されるため、装置の組立工数が削減される。
また、本発明では、連通部は第1スロートと第2スロートとを有する。第1スロートは噴射ノズルから噴射される燃料の流れ方向において噴射ノズルよりも下流側に位置する。第2スロートは第1スロートよりも下流側に位置し、貯留部に燃料を導く。ここで、第1開口は、第1スロートの噴射ノズル側に形成されている。第2開口は、第2スロートの第1スロート側に形成されている。
請求項に記載の発明では、噴射ノズル、第1スロート及び第2スロートは、内面が筒状に形成され、それぞれの内面が同軸となるよう配置されている。これによると、噴射ノズルから第1スロート及び第2スロート向かって燃料が直線状に噴射されるため、第1スロートの内部及び第2スロートの内部にて発生する負圧が最大となり、第1開口及び第2開口から燃料を吸入する点で有利となる。すなわち、噴射ノズルに必要以上の流量で燃料を供給する必要がなくなるため、燃料ポンプの駆動電流を低減することができる。結果として、燃料供給装置の消費電力を低減することができる。
請求項に記載の発明では、噴射ノズル、第1スロート及び第2スロートは、内面が円筒状に形成される。第1スロートは噴射ノズルよりも内径が大きく設定され、第2スロートは第1スロートよりも内径が大きく設定されている。これによると、第1スロートの噴射ノズル側及び第2スロートの第1スロート側に負圧が発生しやすくなるため、第1開口及び第2開口から燃料を吸入する点で有利となる。すなわち、噴射ノズルに必要以上の流量で燃料を供給する必要がなくなるため、上記発明と同様に、燃料供給装置の消費電力を低減することができる。なお、第1スロート及び第2スロートが円筒状に形成されることと限定したが、厳密に円筒でなくてもよい。
請求項に記載の発明では、噴射ノズルと燃料移送通路部と第1スロートとが一体に形成され、第2スロートと貯留部とが一体に形成される。これにより、部品点数が低減されるため、組立工数が削減される。
請求項に記載の発明では、第1スロートと第2スロートとが一体に形成される。これにより、部品点数が低減されるため、組立工数が削減される。
請求項に記載の発明では、燃料移送通路部は、噴射ノズルの近傍においてクランク形状となるよう形成される。これにより、燃料移送通路部に、例えば第2開口に流入する燃料を貯留する燃料源とは別異の燃料源から燃料を移送する配管等を接続することが容易となる。
本発明の一実施形態の燃料供給装置及び燃料タンクを示す模式図である。 本発明の一実施形態の燃料供給装置を示す模式的な断面図である。 本発明の一実施形態の燃料供給装置の噴射ノズル近傍を示す模式的な部分拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下では、車両のエンジンに燃料タンクの燃料を供給する燃料供給装置に本発明を適用した実施形態を説明する。
(一実施形態)
本形態の燃料供給装置を収容する燃料タンクは、車両搭載スペースの形状に合わせて鞍型に形成されている。具体的には、図1に示すように、燃料タンク100が、区画壁81により第1燃料槽101と第2燃料槽102とに区画された鞍型の形状になっている。第1燃料槽101には燃料供給装置1が収容され、第2燃料槽102には燃料液面計90及びサクションフィルタ85が収容されている。燃料液面計90は、図示しないリード線により、第2燃料槽102の蓋部材83に形成された電気コネクタ82に接続されている。サクションフィルタ85により濾過された第2燃料槽102の燃料は、自由に折り曲げ可能なフレキシブルホース18を経由し、第1燃料槽101に移送される。
ここで、第1燃料槽101は特許請求の範囲に記載の「第2開口に流入する燃料を貯留する燃料源」に相当し、第2燃料槽102は特許請求の範囲に記載の「第2開口に流入する燃料を貯留する燃料源とは別異の燃料源」に相当する。
燃料供給装置1は、貯留部としてのリザーブカップ20、燃料ポンプ40、噴射ノズルとしてのジェットノズル52、連通部60、燃料移送通路部54、等を備える。
燃料タンク100の第1燃料槽101側の上壁には開口が形成されており、この開口は蓋部材11により塞がれている。蓋部材11は樹脂により円板状に形成されている。蓋部材11には、吐出ポート14および電気コネクタ15が設置されている。電気コネクタ15は、図示しないリード線を経由して、燃料ポンプ40に電力を供給する。吐出ポート14は、燃料ポンプ40から吐出された燃料が燃料タンク100の外部へ向けて流れる管である。燃料供給装置1は、蓋部材11以外のリザーブカップ20等の部材が第1燃料槽101の内部に収容されている。
燃料供給装置1は、蓋部材11とリザーブカップ20とを軸方向へ相対的に往復移動可能に支持するシャフト12を備えている。シャフト12は、軸方向の一方の端部が蓋部材11に圧入され、他方の端部がリザーブカップ20に設置されている図示しない支持部に支持される。図2に示すように、シャフト12の外周側には付勢手段としてのスプリング13が設置されている。スプリング13は、蓋部材11とリザーブカップ20とを互いに離れる方向へ押し付ける。
蓋部材11とリザーブカップ20とは、シャフト12に支持され、かつスプリング13に押し付けられることによって、軸方向へ相対的に往復移動可能である。ここで、例えば、温度変化による内圧の変化や燃料量の変化により樹脂で形成されている燃料タンク100が膨張または収縮しても、リザーブカップ20はスプリング13の押し付け力により燃料タンク100の内底部に押し付けられる。
リザーブカップ20には、図2に示すように、周壁部24と、周壁部24の反蓋部材11側の端部に底部25とを有する有底の筒状に形成されている。リザーブカップ20の内部には、燃料ポンプ40、サクションフィルタ21などが収容されている。
燃料ポンプ40は、燃料を吸入する吸入口41、及び燃料を吐出する吐出口42を有する。燃料ポンプ40は、図2の下方を燃料吸入側に、上方を燃料吐出側にしてリザーブカップ20の内部に収容されている。吸入口41にはサクションフィルタ21が接続されている。サクションフィルタ21は、燃料ポンプ40がリザーブカップ20の内部から吸入する燃料に含まれる比較的大きな異物を捕集する。燃料ポンプ40の外周には燃料フィルタが設置されている。燃料フィルタ31は、燃料ポンプ40から吐出される燃料に含まれる比較的小さな異物を捕集する。
燃料フィルタ31の下流は、プレッシャレギュレータ70に接続する図示しない燃料通路、及び主燃料通路33に分岐している。プレッシャレギュレータ70は、燃料ポンプ40の吐出口42から吐出された燃料の圧力を所定の圧力に調整する。所定の圧力に調整された燃料は、主燃料通路33及びフレキシブルホース16を経由し、吐出ポート14からエンジンに吐出される。
プレッシャレギュレータ70の下流は、リターン通路部73とドレインポート71とに分岐している。リターン通路部73の先端には、リターン通路74の圧力に応じてリターン通路74を開閉するリリーフ弁72が設置されている。リリーフ弁72が開弁すると、リターン通路74内の燃料がリザーブカップ20内に戻される。ドレインポート71は、フレキシブルホース17を経由して、後述するジェットポンプ50の供給部51に接続されている。
ここで、ジェットポンプ50の構成を、図2及び図3に基づいて説明する。図3における矢印は燃料の流れ方向を示す。ジェットポンプ50は、第1燃料槽101の底部に設置されている。すなわち、ジェットポンプ50はリザーブカップ20の外部に設置されている。
ジェットポンプ50は、ジェットノズル52、連通部60、及び燃料移送通路部54等により形成されている。連通部60は、第1スロート53、及び第2スロート55を有する。本形態では、ジェットノズル52、第1スロート53、及び燃料移送通路部54は一体に形成され、ジェットポンプ本体部58を構成している。ジェットポンプ本体部58と第2スロート55とは、別の部材として構成されている。
供給部51は、ジェットポンプ本体部58から上方に延びて形成されている。供給部51は、フレキシブルホース17によりプレッシャレギュレータ70のドレインポート71に一方の端部が接続され、ジェットノズル52に他方の端部が接続されている(図2参照)。供給部51は、内部に供給路511が形成されており、ジェットノズル52にドレインポート71から吐出された燃料を供給する。
ジェットノズル52は、燃料ポンプ40の吐出口42から吐出された燃料の一部を噴射する。ジェットノズル52は、供給部51の下端部に設けられ、内部にノズル通路521が形成されている(図3参照)。ノズル通路521は、供給路511に一方の端部が接続され、第1スロート53に他方の端部が接続されている。ノズル通路521は、供給路511の軸方向に対して略垂直となる方向、すなわち、第1燃料槽101の底部に対して略平行となる方向に延びて形成されている。
ノズル通路521は、内面が円筒状に形成され、内径が供給路511の内径より絞られて形成されている。供給路511から供給された燃料はジェットノズル52から第1スロート53に向けて噴射される。
第1スロート53は、ジェットノズル52から噴射される燃料の流れ方向においてジェットノズルよりも下流側に位置する。すなわち、第1スロート53は、ジェットノズル52のリザーブカップ20側に設けられ、内部に第1スロート通路532が形成されている。第1スロート通路532は、ノズル通路521に一方の端部が接続され、外部に他方の端部が開口している。第1スロート通路532は、内面が円筒状に形成されており、内面がノズル通路521と同軸に形成されている。
第1スロート通路532は、小径部533と小径部533より内径が大きい大径部534を有する階段状に形成されている。小径部533及び大径部534は、ともに内径がノズル通路521の内径Aより大きく形成されている(図3参照)。
燃料移送通路部54は、第2燃料槽102に貯留されている燃料を移送する。燃料移送通路部54は、図2及び図3に示すように、第1直線部542、垂直部543、第2直線部544を有するクランク形状に形成され、内部に移送通路541が形成されている。第2直線部544の一方の端部はフレキシブルホース18により第2燃料槽102のサクションフィルタ85に接続されている。これにより、移送通路541にはサクションフィルタ85により濾過された第2燃料槽102の燃料が流通する。
ここで、第1スロート53には、ジェットノズル52から燃料が噴射されることで負圧が生じる箇所に第1開口531が形成されている(図3参照)。第1開口531には燃料移送通路部54の移送通路541が接続されている。これにより、ジェットノズル52から燃料が噴射されるときに生じる負圧によって、第1スロート通路532に、移送通路541を経由して第2燃料槽102内の燃料が吸引される。なお、第1スロート53を小径部533及び大径部534を有する階段状に構成することにより、第1開口531に発生する負圧の上限値が制限される。
第2スロート55は、第1スロート53よりも下流側に位置し、リザーブカップ20に燃料を導く。第2スロート55は、リザーブカップ20の底部25にリザーブカップ20と一体に形成されている。第2スロート55は内部に第2スロート通路551が形成されており、第2スロート通路551の一方の端部は第2開口552として外部に開口している。第2開口552は、第1スロート53の開口535と対向するように設けられている。すなわち、第1スロート53の開口535と第2開口552は所定の距離Eを隔てて配置されている。
第2スロート55のリザーブカップ20側の端部はリザーブカップ20の内部に開口している。第2スロート通路551は、内面が円筒状に形成され、第1スロート通路532と同軸に形成されている。第2スロート通路551の内径Cは第1スロート53の開口535の内径Bより大きく形成されている。
ここで、ジェットノズル52から第1スロート53を経由して第2スロート55に燃料が噴射されることで負圧が生じる箇所が第2開口552となっている。ジェットノズル52から第1スロート53に燃料が噴射されると、ジェットノズル52から噴射された燃料及び第1開口531から吸入された燃料がともに第1スロート53の開口535から第2スロート55に向けて噴射される。
第1スロート53から燃料が噴射されるときに生じる負圧によって、第2スロート55に第1燃料槽101内の燃料が第2開口552を経由して吸引される。第2開口552から第2スロート55内に吸引された燃料は、ジェットノズル52から噴射された燃料及び第1開口531から第1スロート53に吸引された燃料とともにリザーブカップ20に導かれる。
なお、第1スロート53から燃料が噴射されることで生じる負圧により第2開口552から燃料が吸い込まれるように、第1スロート通路532は軸方向の長さが所定の長さDとなるように形成される。
このように、本形態のジェットポンプ50は、1つのジェットノズル52から燃料を噴射することにより、第1燃料槽101及び第2燃料槽102という異なる燃料源に貯留された燃料を吸い込み、ジェットノズル52から噴射した燃料とともに吸い込んだ燃料をリザーブカップ20に導く。
第2スロート53のリザーブカップ20側の端部には逆止弁75が設置されている(図2参照)。逆止弁75は、リザーブカップ20内に吸入された燃料がリザーブカップ20の内部から外部へ逆流するのを防止する。逆止弁75は軸部751を中心に小さな力で開閉するため、第1燃料槽101内の液面の位置が高いとき、第1燃料槽101内の燃料は自身の圧力により逆止弁75を開きリザーブカップ20内へ容易に流入する。また、第1燃料槽101内の液面が低いとき、第1燃料槽101内の燃料は、ジェットポンプ50のジェットノズル52から噴射される燃料および燃料移送通路部54から吸入された燃料とともに逆止弁75を開いてリザーブカップ20内へ流入する。
次に、本形態による燃料供給装置1の作動について説明する。
電気コネクタ15から燃料ポンプ40に駆動電流が供給されると、燃料ポンプ40はリザーブカップ20内の燃料をサクションフィルタ21を通して吸入口41から吸入する(図2参照)。燃料ポンプ40は吸入した燃料を加圧し燃料フィルタ31、主燃料通路33及びフレキシブルホース16を経由して吐出ポート14からエンジンへ燃料を吐出する。
燃料ポンプ40がエンジンへ吐出する燃料はプレッシャレギュレータ70により所定の圧力に調整されている。
ここで、燃料ポンプ40が吐出する燃料の圧力が所定の圧力以上になると、その過剰圧力によりプレッシャレギュレータ70の内部の図示しないバルブが開弁し、燃料はドレインポート71から流出し、ジェットポンプ50の供給部51に供給される。つまり、燃料ポンプ40が吐出する燃料の一部がジェットポンプ50の供給部51に供給される。
ドレインポート71から流出する燃料が増加すると、プレッシャレギュレータ70の下流側からジェットポンプ50の供給部51までの圧力が上昇する。これにより、プレッシャレギュレータ70のドレインポート71からジェットノズル52までの圧力が上昇し所定値以上となる場合には、リリーフ弁72が開弁し、燃料はリターン通路74を経由してリザーブカップ20に戻される。
すなわち、リリーフ弁72からリザーブカップ20に戻される燃料の流量は、次の様に示される。ある電圧値で燃料ポンプが駆動している際、燃料ポンプから吐出される燃料の流量が毎時間100リットル(100L/h)であるとする。ここで、例えばエンジンにおいて必要とされる燃料の流量が50L/h、ジェットノズル52に供給する必要のある燃料の流量が20L/hであるとする。この場合、リリーフ弁72からリザーブカップ20に戻される燃料は、100−50−20=30L/hとなる。
ドレインポート71から吐出された燃料は、ジェットポンプ50の供給部51に供給され、ジェットノズル52から噴射される。このときに第1開口531及び第2開口552に生じる負圧により、第1開口531から第2燃料槽102の燃料が吸い込まれ、第2開口552から第1燃料槽101の燃料が吸い込まれる。吸い込まれた燃料は、ジェットノズル52から噴射された燃料とともにリザーブカップ20に導かれる。
以上、説明したように本発明の一実施形態によると、供給装置1では、第1開口531に流入する燃料は第2燃料槽102に貯留され、第2開口552に流入する燃料は第1燃料槽101に貯留されている。すなわち、燃料供給装置1は、1つのジェットノズル52から燃料を噴射することにより、第1燃料槽101および第2燃料槽102という異なる2箇所に貯留された燃料を吸い込む。
これにより、本形態ではジェットノズル52から噴射される燃料を低減することができる。このため、燃料ポンプ40により吸入し吐出される燃料が低減され、燃料ポンプ40の駆動電流を低減することができる。結果として、燃料供給装置1の消費電力を低減することができる。また、本形態では、部品点数が低減されるため、装置の組立工数が削減される。
また、本形態では、ジェットノズル52、第1スロート53及び第2スロート55は、内面が筒状に形成され、それぞれの内面が同軸となるよう配置されている。これによると、ジェットノズル52から第1スロート53及び第2スロート55へ向かって燃料が直線状に噴射されるため、第1開口531及び第2開口552から燃料を吸入する点で有利となる。すなわち、ジェットノズル52に必要以上の流量で燃料を供給する必要がなくなるため、燃料ポンプ40の駆動電流を低減することができる。結果として、燃料供給装置1の消費電力を低減することができる。
さらにまた、本形態では、ジェットノズル52、第1スロート53及び第2スロート55は内面が円筒状に形成され、第1スロート53はジェットノズル52よりも内径が大きく設定され、第2スロート55は第1スロート53よりも内径が大きく設定されている。
これによると、第1スロート53のジェットノズル52側及び第2スロート55の第1スロート53側に負圧が発生しやすくなるため、第1開口531及び第2開口552から燃料を吸入する点で有利となる。すなわち、ジェットノズル52に必要以上の流量で燃料を供給する必要がなくなり、燃料ポンプ40の駆動電流を低減することができる点では上記発明と同様である。結果として燃料供給装置1の消費電力を低減することができる。
また、本形態では、ジェットノズル52と燃料移送通路部54と第1スロート53とが一体に形成され、第2スロート55とリザーブカップ20とが一体に形成される。これにより、部品点数が低減されるため、組立工数が削減される。
さらにまた、本形態では、燃料移送通路部54は、ジェットノズル52の近傍においてクランク形状となるよう形成されている。これにより、燃料移送通路部54に、フレキシブルホース18を接続することが容易となるため、組立工数が削減される点で有利である。
以上、本発明は、上記形態に何等限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々なる形態で実施可能である。
(イ)上記形態ではリザーブカップ20と第2スロート55とが一体成形されていたが、リザーブカップ20と第2スロートとは別部材として形成されてもよい。これによると、第2スロートを配置する際の自由度が増す点で有利である。
(ロ)上記形態では第1スロート53及び第2スロート55は別部材として形成されていたが、第1スロート及び第2スロートは一体に形成されてもよい。これによると、部品点数が低減される点で有利である。
(ハ)上記形態では第2スロート55はリザーブカップ20の外側に設置されていたが、必ずしもリザーブカップ20の外側に設置されなくてもよい。例えば、第2スロートはリザーブカップの内側に設置されてもよい。また、ジェットポンプ50がリザーブカップ20の内側に設置されてもよい。
(ニ)上記形態では、第1開口531から第2燃料槽102の燃料を吸入していたが、燃料タンクの形状等によっては、第1開口から吸入する燃料は複数箇所から供給されるものであってもよい。
1 燃料供給装置
20 リザーブカップ(貯留部)
40 燃料ポンプ
41 吸入口
42 吐出口
52 ジェットノズル(噴射ノズル)
53 第1スロート(連通部)
54 燃料移送通路部
55 第2スロート(連通部)
101 第1燃料槽(第2開口に流入する燃料を貯留する燃料源)
102 第2燃料槽(第2開口に流入する燃料を貯留する燃料源とは別異の燃料源)
531 第1開口
552 第2開口

Claims (6)

  1. 吸入口および吐出口を有する燃料ポンプと、
    前記吸入口から吸入される燃料を貯留可能な貯留部と、
    前記吐出口から吐出された燃料の一部を噴射する噴射ノズルと、
    前記噴射ノズルと前記貯留部とを連通し、前記噴射ノズルから燃料が噴射されることで負圧が生じる箇所に第1開口および第2開口が形成され、前記第1開口および前記第2開口から吸い込んだ燃料を前記貯留部に導く連通部と、
    前記第2開口に流入する燃料を貯留する燃料源とは別異の燃料源から燃料を前記第1開口に移送する燃料移送通路部と、
    を備え
    前記連通部は、前記噴射ノズルから噴射される燃料の流れ方向において前記噴射ノズルよりも下流側に位置する第1スロート、および、当該第1スロートよりも下流側に位置し前記貯留部に燃料を導く第2スロートを有し、
    前記第1開口は、前記第1スロートの前記噴射ノズル側に形成され、
    前記第2開口は、前記第2スロートの前記第1スロート側に形成されることを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記噴射ノズル、前記第1スロートおよび前記第2スロートは、内面が筒状に形成され、それぞれの内面が同軸となるよう配置されていることを特徴とする請求項に記載の燃料供給装置。
  3. 前記噴射ノズル、前記第1スロートおよび前記第2スロートは、内面が円筒状に形成され、
    前記第1スロートは、前記噴射ノズルよりも内径が大きく設定され、
    前記第2スロートは、前記第1スロートよりも内径が大きく設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料供給装置。
  4. 前記噴射ノズルは前記燃料移送通路部及び前記第1スロートと一体に形成され、
    前記第2スロートは前記貯留部と一体に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃料供給装置。
  5. 前記第1スロートは前記第2スロートと一体に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の燃料供給装置。
  6. 前記燃料移送通路部は、前記噴射ノズルの近傍においてクランク形状となるよう形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の燃料供給装置。
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