JP2009235960A - 燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、燃料供給装置の効率低下を抑制することができる燃料供給装置を提供する。
【解決手段】燃料供給装置10は、二つの燃料ポンプ(メインポンプ31a、サブポンプ31b)を備えている。燃料ポンプは、サブタンク20に収容されている。燃料供給装置10は、燃料ポンプから吐出される燃料の一部を駆動源とするジェットポンプ37を備え、強制的に燃料がサブタンク20の内部に汲み上げられるようになっている。両ポンプ31a、31bは、流路73によりエンジン11に対して並列に接続されている。流路73の途中には両ポンプ31a、31bから吐出された燃料を合流する合流部71が形成されている。サブポンプ31bの吐出口34bと合流部71との間に形成される分岐部(中間部56)からジェットポンプ37通じる流路74が分岐している。合流部71と分岐部との間には、逆止弁58が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料タンクの外部に設けられる燃料消費装置(例えば、エンジン)へ燃料タンクの内部の燃料を供給する燃料供給装置に関する。
従来、燃料タンクの外部に設けられる内燃機関に対して並列接続されるとともに、燃料タンク内に収容されている二つの燃料ポンプを備える燃料供給装置が知られている(特許文献1を参照)。特許文献1の燃料供給装置は、二つの燃料ポンプは一時的に燃料を蓄積するサブタンク内に収容されている。このサブタンクの底部には、サブタンク内外の差圧によって開閉する差圧弁が設けられている。これによれば、サブタンク外の燃料圧力がサブタンク内の燃料圧力よりも高まったときに、サブタンク外の燃料がサブタンク内に供給される。
また、サブタンクの外部の燃料をサブタンクの内部に強制的に汲み上げる汲上手段を備える燃料供給装置が知られている(特許文献2を参照)。この汲上手段は燃料ポンプから吐出される燃料の一部を駆動源とし、強制的にサブタンクの外部の燃料をサブタンクの内部に汲み上げる。
特開2007−85251号公報 特開2004−316567号公報
特許文献1に開示されている燃料供給装置では、エンジンが燃料を大量に必要としている状況(例えば高負荷運転時)であるときに二つの燃料ポンプが駆動すると、サブタンクの内部の燃料が急激に減少する。これでは、サブタンクの底部に設けられている差圧弁からの燃料供給では間に合わず、燃料供給不良を引き起こすおそれがある。
そこで、特許文献2に開示されているように燃料ポンプから吐出される燃料の一部を駆動源とする汲上手段を燃料供給装置に設け、サブタンクの内部に燃料を強制的に汲み上げることが考えられる。
しかしながら、単に汲上手段を設けただけでは、エンジンが大量の燃料を必要とせず、二つの燃料ポンプのうちいずれか一方が停止しているときであって、サブタンクの内部の燃料が急激に減少するおそれが少ない状況であっても汲上手段に燃料ポンプからの燃料が供給されてしまい、燃料供給装置の効率が低下するという問題が発生する。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な構成で、燃料供給装置の効率低下を抑制することができる燃料供給装置を提供することである。
請求項1に記載の発明は、燃料タンク内に設置され、燃料タンク内の燃料を外部の燃料消費装置に供給する燃料供給装置であって、燃料タンク内の燃料を一時的に蓄積するサブタンクと、サブタンク内に収容され、燃料消費装置の作動中は常に駆動する第一燃料ポンプと、サブタンク内に収容され、必要に応じて駆動する第二燃料ポンプと、第二燃料ポンプから吐出される燃料の一部を駆動源とし、燃料タンク内の燃料をサブタンクに汲み上げる汲上手段と、第一、第二燃料ポンプから吐出された燃料を燃料消費装置に供給する第一流路であって、流路途中に第一、第二燃料ポンプから吐出された燃料を合流する合流部を有する第一流路と、第二燃料ポンプの吐出口と合流部との間の分岐部から分岐し、汲上手段に駆動源としての燃料を供給する第二流路と、合流部と、分岐部との間の第一流路途中に設けられ、合流部側から分岐部側への燃料流れを阻止する逆止弁と、を備えていることを特徴としている。
この発明によれば、第一流路における合流部と分岐部との間に、合流部側から分岐部側への燃料の流れを阻止する逆止弁が設けられているため、第二燃料ポンプ停止時、第一燃料ポンプから吐出された燃料が第二燃料ポンプおよび汲上手段へ逆流することによる燃料供給装置の効率低下を抑制することができる。
また、この発明によれば、汲上手段は、第二燃料ポンプが駆動しているときのみ駆動する。汲上手段は、第一燃料ポンプのみが駆動する状態、つまり、サブタンクから持ち去られる燃料量が少なく強制的にサブタンクの内部に燃料を汲み上げる必要がない状態では停止し、第一、第二燃料ポンプが駆動する状態、つまり、サブタンクから持ち去られる燃料量が多く強制的にサブタンクの内部に燃料を汲み上げる必要がある状態では駆動する。ゆえに、この構成によれば、汲上手段が不必要な時期に駆動することによる燃料供給装置の効率低下を抑制することができる。
したがって、この発明によれば、簡単な構成で、複数の燃料ポンプを備える燃料供給装置の効率低下を抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、第二流路に絞りが設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、第二流路に絞りが設けられているため、第二燃料ポンプから吐出される燃料のうち、汲上手段へ供給される燃料量を低減させることができる。したがって、汲上手段に求められる汲上性能以上の燃料が汲上手段へ供給されることを抑制することができる。その結果、第二燃料ポンプ駆動時の燃料供給装置の効率低下を抑制することができる。また、第二流路に絞りが設けられているため、第二燃料ポンプから吐出される燃料圧による第二流路および汲上手段の破損を抑制することができる。
請求項3に記載の発明は、合流部よりも下流側に燃料に含まれる異物を捕集する燃料フィルタが設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、合流部よりも下流側に燃料フィルタが設けられているため、第一、第二燃料ポンプから吐出された燃料をまとめて、一つの燃料フィルタにて濾過することができる。このため、燃料フィルタを燃料ポンプごとに用意する必要がなくなる。その結果、サブタンク内に収容する構成部品が簡素化され、燃料供給装置をコンパクトにすることができる。
請求項4に記載の発明は、汲上手段は、サブタンクの底部に形成されている開口部と、第二流路の端部に設けられ、開口部の外部からサブタンクの内部に向かって燃料を噴出する噴出部材と、を備えていることを特徴としている。
この発明によれば、汲上手段は、サブタンクの底部に形成されている開口部と、第二流路の端部に設けられ、開口部の外部からサブタンクの内部に向かって燃料を噴出する噴出部材とを備えている。これによれば、サブタンクの外部の燃料は、噴出部材から噴出される燃料流に引きずられて開口部よりサブタンクの内部に汲み上げられる。第二燃料ポンプから吐出される燃料流以外の動力を用いずに、サブタンクの外部の燃料をサブタンクに汲み上げることができる。このため、燃料供給装置の大型化を抑制することができる。
以下、本発明による燃料供給装置を図面に基づいて説明する。燃料供給装置10の構造、ならびに作動について図1から4を参照しながら説明する。
燃料供給装置10は、例えば、車両に搭載された燃料消費装置としてのエンジン11が消費する燃料を蓄える燃料タンク12に設置されている。燃料供給装置10は、一部が燃料タンク12の内部に収容されている。燃料供給装置10は、燃料タンク12内の燃料を吸い上げてエンジン11に向けて吐出する。
最初に、燃料供給装置10の構造について説明する。燃料供給装置10は、蓋部材14、サブタンク20、ポンプモジュール30などから構成されている。
図1は、本発明による燃料供給装置10の概略を示した概略図である。図2から図4は、図1に示す燃料供給装置10の具体的な構造を示した図である。図2は、燃料供給装置10のうち、蓋部材14およびポンプモジュール30のみを示した側面図であり、図4中に図示するII方向から見た図である。図3は、図2と同じく、蓋部材14およびポンプモジュール30のみを示した側面図であり、図4中に図示するIII方向から見た図である。図4は、ポンプモジュール30およびサブタンク20を図2および図3中に図示するIV方向から見た上面図である。図5は、本発明の特徴部分を部分的に拡大して示した断面図である。
蓋部材14は、図1から図4に示すように、樹脂により円板状に形成されており、燃料タンク12の天壁に形成されている開口部13を閉塞するように取り付けられている。燃料供給装置10の他の部品は、燃料タンク12内に収容されている。サブタンク20は、燃料タンク12内に収容され、ポンプモジュール30は、一部を除いてサブタンク20内に収容されている。
蓋部材14には、燃料吐出管15および電気コネクタ16a、16bが一体に樹脂成形されている。燃料吐出管15は、ポンプモジュール30から吐出されたサブタンク20内の燃料を燃料タンク12の外部に供給する管である。電気コネクタ16a、16bは、給電線17a、17bおよび給電コネクタ(図示せず)によりポンプモジュール30が備えているメインポンプ31aおよびサブポンプ31bに設けられている受電コネクタ(図示せず)と電気的に接続しており、両ポンプ31a、31bに電力を供給する。
サブタンク20は、図1および図4に示すように、燃料タンク12の天壁側が開口している有底円筒状に形成された、燃料タンク12内の燃料を一時的に蓄積する容器である。図1に示すように、サブタンク20は、ポンプモジュール30の大部分を収容する。
図4に示すように、サブタンク20の底部21には、サブタンク20の内外を連通する開口部22が形成されている。この開口部22には、サブタンク20の内外差圧により開閉する開閉弁23が設けられている。
この開閉弁23は、サブタンク20の内部よりも外部の圧力が高い場合に開弁し、内部よりも外部の圧力が低い場合に閉弁する。これにより、ポンプモジュール30がサブタンク20の内部の燃料を吸引し、エンジン11に供給することによりサブタンク20の内部の液位が低下しても、この開口部22を介して燃料がサブタンク20の外部より供給される。サブタンク20の内部に供給された燃料は、開閉弁23によりサブタンク20の外部に流出しない。
ポンプモジュール30は、図1から図3に示すように、フィードチューブ36により蓋部材14の燃料吐出管15と接続されており、サブタンク20の内部の燃料を吸引し、その燃料の圧力を所定圧力に調整し、エンジン11に向けて吐出する。また、ポンプモジュール30は、ポンプモジュール30が吸引した燃料の一部を駆動源とし、後述する汲上手段としてのジェットポンプ37を駆動し、サブタンク20の外部の燃料をサブタンク20の内部に汲み上げる。
ポンプモジュール30は、メインポンプ31a、サブポンプ31b、ジェットポンプ37、燃料フィルタ40、およびプレッシャレギュレータ42などから構成されている。メインポンプ31a、サブポンプ31bおよび燃料フィルタ40は、ケース50およびカバー70内に収容されている。
図2および図3に示すように、ケース50の上端部には、フランジ51が形成されている。そして、そのフランジ51には、サブタンク20の上端開口部と係合する係合部52が複数個形成されている。この構成により、ポンプモジュール30とサブタンク20とが結合され一体となる。
また、図2および図3に示すように、ケース50の側壁には、蓋部材14に取り付けられている二本の支持パイプ61を支持するパイプ支持部53が設けられている。これらの支持パイプ61は、一方の端部がそれぞれのパイプ支持部53に緩く挿入されている。これらの支持パイプ61には、それぞれのパイプ支持部53と、蓋部材14との間に蓋部材14とポンプモジュール30とが互いに離れるように付勢するスプリング62が設けられている。
これらの構成により、サブタンク20およびポンプモジュール30を燃料タンク12内に収容し、蓋部材14を燃料タンク12の開口部13に取り付けると、サブタンク20は燃料タンク12の底部に押し付けられる。支持パイプ61は、パイプ支持部53に緩く挿入され、かつ支持パイプ61にスプリング62が設けられているため、樹脂製の燃料タンク12が温度変化による内圧の変化や燃料量の変化で膨張および収縮しても、サブタンク20の底部21は燃料タンク12の底部に常に押し付けられる。
メインポンプ31aおよびサブポンプ31bは、内部に図示しない電気駆動部としてのモータおよび外周部に複数個の羽根が形成され、モータによって回転するインペラ32a、32bを有している。インペラ32a、32bがモータによって回転することにより、両ポンプ31a、31bは燃料吸引力を発生する。
図1に示すように、メインポンプ31aおよびサブポンプ31bには、それぞれ一方の端部に吸入口33a、33bが形成され、他方の端部に吐出口34a、34bが形成されている。それぞれのモータによってインペラ32a、32bが回転することにより、両ポンプ31a、31bには燃料吸引力が発生し、サブタンク20の内部の燃料がこれら吸入口33a、33bから吸引される。両ポンプ31a、31bに吸引された燃料は、所定の圧力に加圧された状態で吐出口34a、34bから吐出される。なお、メインポンプ31aの吐出口34aには、吐出口34aから吸入口33aへの燃料の逆流を抑制する逆止弁35が内蔵されている(図1を参照)。
本実施形態における、メインポンプ31aは、エンジン11作動中は常時駆動するポンプであり、吐出能力は毎時200Lである。一方、サブポンプ31bは、エンジン11の運転状態に応じて、例えば、エンジン始動時または加速時など大量の燃料を消費する必要があるときに駆動するポンプであり、吐出能力は毎時140Lである。
メインポンプ31aおよびサブポンプ31bは、図2から図4に示すように、ケース50内に両ポンプ31a、31bの軸方向と筒状に形成されているケース50の軸方向とが同じ方向を向くようにケース50内に収容されている。両ポンプ31a、31bの吸入口33a、33bはサブタンク20の底部21側に向かっている。
ケース50の上端部には、両ポンプ31a、31bの吐出口34a、34bと接続される燃料流入部が形成されている。メインポンプ31aの吐出口34aと接続する燃料流入部(図示せず)は、ケース50の上端面側に延び、上端面にて開口している。サブポンプ31bの吐出口34bと接続する燃料流入部54は、図5に示すように、ケース50の上端面にて開口せずに、ケース50の側壁側に延びている。そして、その燃料流入部54の端部は、ケース50の側壁部に設けられ、ケース50の軸方向に延びる燃料通路部55の中間部56に接続されている。図5に示すように、この燃料通路部55の上端部は、ケース50の上端面に形成されている開口部57と接続している。中間部56と開口部57との間には、逆止弁58が設けられている。この逆止弁58は、中間部56側から開口部57側への燃料の流れを許容しつつ、開口部57側から中間部56側への燃料の流れを阻止する弁である。このため、燃料通路部55には、サブポンプ31bから吐出された燃料のみが燃料流入部54を介して流入する(図5を参照)。
ケース50の上端面には、カバー70が取り付けられている。このカバー70は、図4および図5に示すように、メインポンプ31a側の燃料流入部と、開口部57とを覆うとともに、ケース50内に収容されている燃料フィルタ40の入口部も覆っている。これにより、メインポンプ31a側の燃料流入部、燃料通路部55の開口部57、および燃料フィルタ40の入口部を連通する空間が形成される。この空間内には、両ポンプ31a、31bから吐出された燃料が合流する合流部71が形成されている(図4を参照)。
メインポンプ31aから吐出された燃料は、図4に示すように、燃料流入部を経て上記空間に流入し、燃料フィルタ40に流入する。一方、サブポンプ31bから吐出された燃料は、図5に示すように、燃料流入部54を経て燃料通路部55に流入する。そして、その燃料は、逆止弁58を経て開口部57から上記空間に流入し、燃料フィルタ40に流入する。なお、上述した燃料の経路は、図1において流路73として図示している。流路73途中に設けられている合流部71および逆止弁58は、図4および図5にて示す、合流部71および逆止弁58である。この実施形態では、図1に示す流路73から燃料フィルタ40を経て燃料吐出管15に至るまでの流路が特許請求の範囲に記載の第一流路に相当する。
図3および図5に示すように、燃料通路部55の下端部には、内部にオリフィス60を有しているオリフィス部材59が燃料通路部55の下端部を覆うようにして設けられている。オリフィス部材59には、オリフィス60を通過した燃料を、ジェットポンプ37の一部を構成する噴出部材38に導くチューブ39が接続されている。噴出部材38は、図1および図4に示すように、サブタンク20の開口部22の外部からサブタンク20の内部に向けて燃料を噴出するようにサブタンク20の外部に取り付けられている。
噴出部材38には、サブポンプ31bから吐出される燃料の一部が供給される。サブポンプ31bから吐出された燃料は、燃料流入部54、燃料通路部55の中間部56、オリフィス部材59のオリフィス60、およびチューブ39を経て噴出部材38に供給される。噴出部材38から燃料が噴出されると、サブタンク20の外部の燃料は、噴出部材38から噴出される燃料の流れに引きずられて開口部22よりサブタンク20の内部に流入する。このようにして、強制的にサブタンク20の外部の燃料をサブタンク20の内部に汲み上げている。この実施形態では、燃料をサブタンク20に汲み上げるジェットポンプ37をサブポンプ31bから吐出される燃料流以外の動力を用いずに駆動させているため、ジェットポンプ37を駆動させるための別途用意する必要がない。このため、燃料供給装置10の大型化を抑制することができる。
なお、ジェットポンプ37に導かれる燃料の経路は、図1において流路74として図示している。この流路74は、先に説明した流路73から分岐している。この分岐部分は、図5に示す中間部56である。この実施形態では、図1に示す流路74が特許請求の範囲に記載の第二流路に相当する。また、図5に示す、燃料通路部55の中間部56が特許請求の範囲に記載の分岐部に相当する。
図2および図3に示すように、ケース50の下端部には、両ポンプ31a、31bの下端部を支持する一つのブラケット72が取り付けられている。これにより、両ポンプ31a、31bがケース50から抜け落ちるのを防止する。
それぞれの吸入口33a、33bの先端には、サクションフィルタ44a、44bが取り付けられている。サクションフィルタ44a、44bは、両ポンプ31a、31bがサブタンク20内から吸入する燃料に含まれる比較的大きな異物を捕集する。
燃料フィルタ40は、両ポンプ31a、31bから吐出される燃料に含まれる比較的小さな異物を捕集する。本実施形態では、燃料フィルタ40は、二つの円筒状のフィルタエレメント部41a、41bより構成されている。これらフィルタエレメント部41a、41bは、図4に示すように、それらの軸方向がケース50の軸方向と同じ方向を向くようにケース50内に収容されている。両ポンプ31a、31bから吐出される燃料は、これらフィルタエレメント部41a、41bに流入するようになっている。
図3に示すように、ケース50の下端部には、燃料フィルタ40から流出する燃料を燃料吐出管15に導くフィードチューブ36が接続されている。また、その下側には、両ポンプ31a、31bが吐出し、燃料フィルタ40から流出する燃料の圧力を所定圧に調整するプレッシャレギュレータ42が取り付けられている(図2および図3を参照)。プレッシャレギュレータ42が燃料の圧力を調整する際に発生する余剰燃料は、プレッシャレギュレータ42に設けられた排出口43から排出される。この排出口43は、サブタンク20の内部に収容されている。
メインポンプ31aおよびサブポンプ31bから吐出された燃料は、ケース50およびカバー70にて形成される流路73にて合流し、燃料フィルタ40に流入する。そして、燃料フィルタ40から流出した燃料は、フィードチューブ36を介して燃料吐出管15に導かれ、エンジン11に向けて吐出される。
次に、燃料供給装置10の作動について、図1を参照しながら説明する。上述したように燃料供給装置10は、メインポンプ31aとサブポンプ31bとを有している。これらのポンプ31a、31bは、図示しない制御装置にて駆動制御されている。
例えば、制御装置は、エンジン11の始動時または加速運転時では、エンジン11は大量の燃料を必要とすると判断し、大量の燃料をエンジン11に供給すべく、両ポンプ31a、31bを駆動させる。また、制御装置は、アイドル運転時、低速運転時、定速運転時、や低負荷運転時ではエンジン11は大量の燃料を必要としないと判断し、適量の燃料をエンジン11に供給すべく、メインポンプ31aのみを駆動させる。
以下、両ポンプ31a、31bが駆動している状態のとき、メインポンプ31aのみが駆動している状態のときに分けて燃料供給装置10の作動を説明する。
(メインポンプ31a、サブポンプ31bが駆動している状態)
メインポンプ31aおよびサブポンプ31bが駆動すると、両ポンプ31a、31bには燃料吸引力が発生し、サブタンク20内の燃料がそれぞれのサクションフィルタ44a、44bを経て、両ポンプ31a、31bに流入する。両ポンプ31a、31bに流入した燃料は、両ポンプ31a、31bにて加圧され、吐出口34a、34bから吐出される。吐出口34a、34bから吐出された燃料は、流路73を通って燃料フィルタ40に流入する(図1を参照)。
このとき、サブポンプ31bの吐出口34bから吐出された燃料の一部は、流路73から分岐する流路74を通って噴出部材38に流入する。噴出部材38に流入した燃料は、噴出部材38よりサブタンク20の開口部22に向けて噴出され、サブタンク20の外部の燃料がサブタンク20の内部に汲み上げられる。
燃料フィルタ40を通過した燃料は、プレッシャレギュレータ42にてその燃料の圧力が所定圧に調整され、フィードチューブ36を通って燃料吐出管15に流入する。燃料吐出管15に流入した燃料は、燃料配管18を通ってエンジン11に供給される。
(メインポンプ31aのみが駆動している状態)
メインポンプ31aが駆動すると、メインポンプ31aのみに燃料吸引力が発生し、サブタンク20の内部の燃料がサクションフィルタ44aを経てメインポンプ31aに流入する。メインポンプ31aに流入した燃料は、メインポンプ31aにて加圧され、吐出口34aから吐出される。吐出口34aから吐出された燃料は、流路73を通って燃料フィルタ40に流入する。流路73には逆止弁58が設けられているため、吐出口34aから吐出された燃料は、サブポンプ31bおよび噴出部材38には流入しない。
燃料フィルタ40を通過した燃料は、プレッシャレギュレータ42にてその燃料の圧力が所定圧に調整され、フィードチューブ36を通って燃料吐出管15に流入する。燃料吐出管15に流入した燃料は、燃料配管18を通ってエンジン11に供給される。
この実施形態では、図1および図5に示すように、流路73における合流部71と、流路73から流路74が分岐する部分(図5に示す中間部56)との間に逆止弁58が設けられることを特徴としている。この特徴によれば、サブポンプ31b停止時、つまり、サブタンク20から持ち去られる燃料量が少ない状態では、メインポンプ31aから吐出された燃料がサブポンプ31bやジェットポンプ37に逆流することによる燃料供給装置10の効率低下を抑制することができる。
また、この実施形態では、ジェットポンプ37は、サブポンプ31bから吐出される燃料の一部により駆動される。ジェットポンプ37は、メインポンプ31aのみが駆動する状態、つまりサブタンク20から持ち去られる燃料量が少なく強制的にサブタンク20の内部に燃料を汲み上げる必要がない状態では停止し、両ポンプ31a、31bが駆動する状態、つまりサブタンク20から持ち去られる燃料量が多く強制的にサブタンク20の内部に燃料を汲み上げる必要がある状態では駆動する。この特徴によれば、ジェットポンプ37が不必要な時期に駆動することによる燃料供給装置の効率低下を抑制することができる。
したがって、この特徴によれば、複数の燃料ポンプ(メインポンプ31a、サブポンプ31b)を備える燃料供給装置10の効率低下を抑制することができる。
また、この実施形態では、中間部56よりも下流側、つまり流路74途中にサブポンプ31bから吐出された燃料量を制限するオリフィス60が設けられているため、ジェットポンプ37に求められる汲上性能以上の燃料がジェットポンプ37に供給されることを抑制することができる。その結果、サブポンプ31b駆動時の燃料供給装置10の効率低下を抑制することができる。さらに、チューブ39にかかる圧力を低減することができるため、チューブ39およびジェットポンプ37の破損を抑制することができる。
そして、この実施形態では、図1に示すように合流部71よりも下流側に燃料フィルタ40を設けているため、両ポンプ31a、31bから吐出される燃料を一つの燃料フィルタ40にて濾過することができる。このため、燃料フィルタ40をポンプごとに用意する必要が無くなる。その結果、サブタンク20内に収容する構成部品が簡素化されるため、燃料供給装置10をコンパクトにすることができる。
本発明の一実施形態による燃料供給装置の概略を示した概略図である。 図1に示す燃料供給装置のうち、蓋部材およびポンプモジュールのみを示した側面図であり、図4中に図示するII方向から見た側面図である。 図1に示す燃料供給装置のうち、蓋部材およびポンプモジュールのみを示した側面図であり、図4中に図示するIII方向から見た側面図である。 ポンプモジュールおよびサブタンクを図2および図3中に図示するIV方向から見た上面図である。 図1に示す燃料供給装置における特徴部分を部分的に拡大して示した断面図である。
符号の説明
10 燃料供給装置、11 エンジン、12 燃料タンク、14 蓋部材、15 燃料吐出管、20 サブタンク、21 底部、22 開口部、23 開閉弁、30 ポンプモジュール、31a メインポンプ、31b サブポンプ、32a・32b インペラ、33a・33b 吸入口、34a・34b 吐出口、36 フィードチューブ、37 ジェットポンプ(汲上手段)、38 噴出部材、39 チューブ、40 燃料フィルタ、41a・41b フィルタエレメント部、42 プレッシャレギュレータ、44a・44b サクションフィルタ、50 ケース、54 燃料流入部、55 燃料通路部、56 中間部、57 開口部、58 逆止弁、59 オリフィス部材、60 オリフィス、70 カバー、71 合流部、72 ブラケット、73 流路、74 流路

Claims (4)

  1. 燃料タンク内に設置され、前記燃料タンク内の燃料を外部の燃料消費装置に供給する燃料供給装置であって、
    前記燃料タンク内の燃料を一時的に蓄積するサブタンクと、
    前記サブタンク内に収容され、前記燃料消費装置の作動中は常に駆動する第一燃料ポンプと、
    前記サブタンク内に収容され、必要に応じて駆動する第二燃料ポンプと、
    前記第二燃料ポンプから吐出される燃料の一部を駆動源とし、前記燃料タンク内の燃料を前記サブタンクに汲み上げる汲上手段と、
    前記第一、第二燃料ポンプから吐出された燃料を前記燃料消費装置に供給する第一流路であって、流路途中に前記第一、第二燃料ポンプから吐出された燃料を合流する合流部を有する第一流路と、
    前記第二燃料ポンプの吐出口と前記合流部との間の分岐部から分岐し、前記汲上手段に駆動源としての燃料を供給する第二流路と、
    前記合流部と、前記分岐部との間の前記第一流路途中に設けられ、前記合流部側から前記分岐部側への燃料流れを阻止する逆止弁と、
    を備えていることを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記第二流路に絞りが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. 前記合流部よりも下流側に燃料に含まれる異物を捕集する燃料フィルタが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料供給装置。
  4. 前記汲上手段は、前記サブタンクの底部に形成されている開口部と、前記第二流路の端部に設けられ、前記開口部の外部から前記サブタンクの内部に向かって燃料を噴出する噴出部材と、を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の燃料供給装置。
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