JPH03253760A - 車両用燃料供給装置 - Google Patents

車両用燃料供給装置

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JPH03253760A
JPH03253760A JP3707790A JP3707790A JPH03253760A JP H03253760 A JPH03253760 A JP H03253760A JP 3707790 A JP3707790 A JP 3707790A JP 3707790 A JP3707790 A JP 3707790A JP H03253760 A JPH03253760 A JP H03253760A
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tank
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pump
chamber
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Kiyoshi Osada
喜芳 長田
Minoru Yasuda
実 安田
Takeshi Matsuda
健 松田
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NipponDenso Co Ltd
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M37/00Apparatus or systems for feeding liquid fuel from storage containers to carburettors or fuel-injection apparatus; Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M37/02Feeding by means of suction apparatus, e.g. by air flow through carburettors
    • F02M37/025Feeding by means of a liquid fuel-driven jet pump

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、燃料タンク内にサブタンクを備えた車両用燃
料供給装置に関する。
[従来の技術] 従来より、サブタンクを備えた燃料供給装置では、最初
に燃料をサブタンク内に導くため、あるいは、ジェット
ポンプがサブタンク内へ燃料を汲み込む能力が低下して
いる際に、燃料タンク内の燃料をサブタンク内へ導く手
段として、サブタンクの底部に逆J1弁が設けられてい
る〈特開平1−159456号公報参照)。
逆止弁は、燃料タンク内の燃料液面がサブタンク内の燃
料液面よりも高い場合に、燃料タンク内の燃料をサブタ
ンク内に流入させ、逆に、燃料タンク内の燃rI液面が
サブタンク内の燃料液面よりも低い場合に、1ノ−ブタ
ンク内の燃料が燃料タンク内へ流出するのを阻止するも
のである。
[発明か解決しようとする課題] この逆止弁は、燃料タンクの液面とサブタンクの液面と
のわずかな差(例えば5mm程)によって開閉する必要
かある。ところが、燃料タンク内のゴミや鉄粉などの不
純物によって逆止弁としての機能が低下する場合が生し
、完璧なシール性を確保することが困難となる。これに
より、サブタンク内の液面か、燃料タンク内の液面より
も高い場合には、サブタンク内の燃料が、微少量ずつ逆
止弁より漏れ出てしまう。
この結果、燃料タンク内の燃料が僅かな状態で、車両を
長期に頁って傾斜地(逆止弁の位置が燃料タンク内の燃
料液面より高くなる状態〉などに駐車した場合には、サ
ブタンク内に蓄えられた燃料が逆止弁からサブタンクの
外部に漏れ出てしまい、車両の再始動を行うことができ
なくなる課題を有していた。
本発明は、」−記事情に基づいて威されたもので、その
目的は、傾斜地などで車両を長期に駐車した後°ζら、
jl「始動をjif能にするだ(゛)の燃料をサブタン
ク内に確保することのできる車両用燃料供給装置を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、以下
の技術的手段を採用する。
燃料を蓄える燃料タンクと、この燃料タンク内に配設さ
れ、燃料をAir記燃料タンクの外部へ圧送する燃料ポ
ンプと、この燃料ポンプの下部を覆うように設けられ、
前記燃料ポンプに吸い込まれる燃料を蓄えるサブタンク
と、このサブタンクの下部に設けられ、前記サブタンク
の外部の燃料を前記サブタンクの内部に導き、前記サブ
タンクの内部の燃料か前記サブタンクの外部へ流出する
のを防く逆止弁と、前記燃料ポンプから吐出された燃料
の一部の流体エネルギによ−)で、前記燃料タンクの底
部の燃料を前記サブタンク内へ汲み入れるシェツトポン
プとを具備する車両用燃料供給装置において、 前記サブタンクは、前記逆止弁が設けられた第1室と、
他の第2室とを区画する仕壁を備え、この仕壁の一1ζ
部には、前記燃料ポンプの作動に応じて開弁し、前記第
1室と前記第2室とを連通ずる開閉弁を備える。
請求項2の発明は、以下の技術的手段を採用する。
燃料を蓄える燃料タンクと、該燃料タンク内に搭載され
る第1燃料ポンプおよび第2燃料ポンプと、前記燃料タ
ンク内で前記第1燃料ポンプおよび第2燃料ポンプを収
容するサブタンクと、該すブタンク内で、前記第1燃料
ポンプと第2燃利ポンプとの間を区画することにより、
前記第1燃料ポンプが配置される第1室と前記第2燃料
ポンプが配置される第2室とを形成する仕壁と、前記第
1室の底部に設けられて、前記サブタンクの外部より、
前記燃料タンク内の燃料を前記サブタンク内に導く逆1
1−弁と、前記燃料タンク内に戻されるリターン燃料の
流体エネルギを利用して、前記燃料タンク内底部の燃料
を前記サブタンク内に汲み入れるジェットポンプとを特
徴する 請求項3の発明では、以下の技術的手段を採用する。
燃料タンク内に収容されるサブタンクと、該サブタンク
内に配設されて、該サブタンク内の燃料を前記燃料タン
クの外部へ吐出する燃料ポンプと、前記燃料タンク内に
戻されるリターン燃料の流体エネルギを利用して、前記
燃料タンク内底部の燃料を前記サブタンク内に汲み入れ
るジェットポンプと、01f記サブタンク内で、前記燃
料ポンプの周囲を囲う仕壁によって形成された燃料貯め
室と、0 前記燃料貯め室の外部で、前記サブタンクの底部に設け
られ、前記燃料タンク内の燃料液面が、前記サブタンク
内の燃料液面よりも一定値以上高い場合に、前記燃料タ
ンク内の燃料を前記サブタンク内に流入させる逆止弁と
、前記サブタンク内の底部より、前記仕壁を乗り越えて
前記燃料貯め室内に至り、前記燃料貯め室内の上部に゛
Cバイブを介在させて前記燃料貯め室内の底部にまで配
設され、毛細管現象を利用して前記サブタンク内の燃料
を吸い上げることのできるフィルタと、該フィルタの上
部位置より、前記サブタンクの側壁を乗り越えて前記サ
ブタンクの外部に至り、前記サブタンクの外部で、前記
逆止弁の近傍における前記燃料タンクの底部にまで配設
されて、前記フィルタを介して、前記パイプ内と前記燃
料タンク内とを連通させる連通管とを特徴する 請求項4の発明゛Cは、以下の技術的手段を採用する。
燃料タンク内の底部に固定されて、側壁面の下部に、前
記燃料タンク内の燃料を流入させるための流入口が形成
されたサブタンクと、該サブタンクの内周面沿いに、一
端が前記流入口に連通ずるとともに、他端が前記サブタ
ンク内の前記流入口とほぼ対向信置に開口する燃料流路
を形成する仕切り板と、前記サブタンク内で、前記燃料
流路の他端が開口する燃料室と、該燃料室に配設されて
、前記サブタンク内の燃料を前記燃料タンクの外部へ吐
出4〜る燃料ポンプと、前記燃料流路に設けられて、前
記流入口より流入した燃料を前記燃料流路を介して前記
燃料室に供給させる逆止弁と、前記燃料タンク内に戻さ
れるリターン燃料の流体エネルギを利用して、前記燃料
タンク内底部の燃料を前記燃料室内に汲み入れるジェッ
トポンプとを特徴する 請求項5の発明では、以下の技術的手段を採用する。
燃料タンク内の底部に固定されたサブタンクと、該サブ
タンク内に配設されて、該サブタンク内の燃料を前記燃
料タンクの外部へ吐出する燃料ポンプと、前記燃料タン
ク内に戻されるリターン燃料の流体エネルギを利用して
、前記燃料タンク内底部の燃料を前記サブタンク内に汲
み入れるジェットポンプと、前記サブタンクの外周部に
設けられ、一端が前記サブタンク内に開1」するととも
に、他端が前記燃料タンク内に開口する燃料流路と、該
燃料流路に設けられて、前記燃料タンク内の燃料を、前
記燃料流路を介して前記サブタンク内に流入させる逆止
弁とを具備し、 前記燃料流路は、車両の傾斜等で前記逆止弁より燃料が
漏れ出た場合に、前記サブタンク内に所定量の燃料を八
ずことのできる長さを有する。
し作用] 〈請求項1の作用) 車両を駐車する際、内燃機関の停止に伴って燃料ポンプ
が停止し、シェツトポンプによるサブタンク内への燃料
の汲み込みも停止する。すると、開閉弁が閉し、第1室
と第2室とが仕壁によって区画される。
燃料タンク内の燃料の残量が少ない場合、屯両の長期の
駐車中に、第1室の燃料が、逆止弁を介3 してサブタンクの外部へ漏れ出てしまう。しかるに、第
2室内の燃料は、開閉弁が閉しられることによって、駐
車の期間に関係なく第2室内に保持される。
長期駐車の後に、燃料ポンプを作動させると、開閉弁が
開く。そして、第2室内に保持された燃料が燃料ポンプ
に吸引され、余剰燃料によって、ジェットポンプが作動
する。この結果、ジェットポンプによってサブタンク内
に燃料が供給される。
(請求項2の作用) 請求項2では、第1燃料ポンプを配置する第1室の底部
に逆止弁が設けられ、その第1室と仕壁によって区画さ
れた第2室に第2燃料ポンプが配置されている。
従って、燃料タンク内の燃料残量が少ない状態で、長期
間の駐車により、逆止弁を介してサブタンク内の燃料が
漏れ出ても、第2室内には必ず燃料が残ることになる。
その結果、長期間の駐車後でも、第2室内に配置された
第2燃料ポンプを作動させることができ4 る。
(請求項3の作用) 車両を傾斜地にて長期間駐車させて逆止弁より除々に燃
料が漏れ出す場合、逆止弁の近傍にお()る燃料タンク
の底部にまで配設された連通管の開[1端は、燃料タン
ク内の燃料に浸されることなく空気中に露出する。
従って、サブタンク内の燃料が減少して、仕壁を乗り越
えて配設されたフィルタの士1部が燃料液面より露出し
、フィルタに介在されたパイプ内に空気が流入すると、
サブタンク内の燃料が次第に減少しても、燃料貯め室内
には燃料が残ることになる。つまり、サブタンク内の燃
料液面のほうが燃料貯め室内の燃料液面より低くなって
も、パイプ内に空気が流入することで、フィルタの毛細
管現象による燃料の逆流(燃料貯め室内からサブタンク
内へ)を阻止することができるため、燃料貯め室内には
一定の燃料が残る。
(請求項4の作用) サブタンクの内周面沿いに形成された燃料流路は、その
一端が流入口に連通するとともに、他端がサブタンク内
で、流入口とほぼ対向する位置に開口する。
従って、燃料タンク内の燃料残量が少ない状態で、車両
を傾斜地等に長期間駐車させ、燃料流路に設4フた逆止
弁より燃料が漏れ出した場合でも、燃料流路を形成する
仕切り壁によって燃料流路と区画される燃料室内に、あ
る程度の燃料を残すことができる。
(請求項5の作用) サブタンクの外周部に設けられた燃料流路は、その−・
端がサブタンク内と連通するとともに、他端か燃料タン
ク内に開口する。従って、例えば、サブタンクの外周面
沿いに、燃料流路の他端を、燃料流路の一端とほぼ対向
する位置にまで長く形成することにより、上記請求項4
の様に、逆止弁より燃料が漏れ出した場合でも、サブタ
ンク内に所定量の燃料を残すことができる。
[発明の効果] 請求項1ないし請求項5の各発明は、以上の作用で説明
したように、燃料タンク内の燃料残量が少ない状態で、
車両を長期に亘って傾斜地等で駐車しても、サブタンク
の第2室内、燃料貯め室内、燃料室内、またはサブタン
ク内に燃料を残すことかできるため、その燃料を利用し
て確実に内燃機関を再始動させることができる。
[実施例] 次に、請求項1に係る車両用燃料供給装置を図面に示ず
一実施例に基づき説明する。
(組成) 第1図は、自動車の燃料タンク内に搭載された車両用燃
料供給装置の断面図である。
車両用燃料供給装置は、大別して、燃料タンク1内の燃
料を外部に圧送する燃料ポンプ2、燃料ポンプ2の吸込
口を覆うサブタンク3、このサブタンク3内に燃料の供
給を行うジェットポンプから構成されている。
上記の燃料タンク1、燃料ポンプ2、サブタンク3、シ
ェラ1〜ポンプ4を、以下に説明する。
a)初めに燃料タンク1の説明を行う。
7 燃料タンク1は、内部にガソリン等の燃料を蓄える容器
である。燃料タンク1の天板には、燃料タンク1内に、
アッシー化された燃料ポンプ2、サブタンク3、ジェッ
トポンプ4を挿入するための穴5が形成されている。そ
して、この穴5は、下達するフラケット6の蓋体7によ
って閉塞されている。なお、蓋体7の周囲は、シール材
8を介して燃料タンク1に装着され、燃料タンク1内を
気奇に保っている。
b)次に燃料ポンプ2の説明を行う。
燃料ポンプ2は、サブタンク3の内部に配設される。燃
料ポンプ2は、通電を受けると、サブタンク3内の底部
の燃料を、燃料ポンプ2の下部のフィルタ9を介して吸
引し、サポータ10および燃料供給パイプ11を介して
、吸引した燃料を燃料タンク1の外部へ圧送するポンプ
である。なお、サポータ10は、燃料ポンプ2の吐出口
に装置されている。また、燃料供給パイプ11は、サポ
ータ10と液密゛ζ、かつ軸方向に摺動自在とされてい
る。
燃料供給パイプ11に導かれた燃料は、第2図に示8 ずように、濾過フィルタ12、燃料噴射弁13を介して
、内燃機関(図示しない)の燃焼室へ供給される。なお
、燃料噴射弁13に供給される燃料の圧力は、レギュレ
ータ14によって調圧される。レギュレータ14を通過
した余剰燃料は、リターンパイプ15によって再ひ燃料
タンク1内に導かれる。
C)次に、サブタンク3の説明を行う。
サブタンク3は、プラケッ?−6によって上下方向へ摺
動自在に支持される。また、サブタンク3は、燃料ポン
プ2の下部を覆い、燃料ポンプ2に吸い込まれる燃料を
蓄える有底筒体である。
サブタンク3の底には、逆止弁16が設けられている。
この逆止弁16は、サブタンク3の底に開1」した穴1
7、およびこの穴17の開閉を行う傘形状でコム製の弁
18からなる。この弁18は、サブタンク3内の液面の
(37Wと、サブタンク3外の液面の位置との差によっ
て生じる圧力差によって、穴17の開閉を行う。具体的
には、サブタンク3内の液面が、サブタンク3外の液面
よりも高い場合に閉じて、サブタンク3内の燃料が外部
へ流出するのを防ぐ。逆に、サブタンク3外の液面が、
サブタンク3内の液面よりも高い場合に開き、サブタン
ク3外の燃料を、サブタンク3内に流入させるものであ
る。
サブタンク3の内部は、燃料ポンプ2と逆止弁16とが
配される第1室19と、ジェットポンプ4の燃料の流出
口20が配される第2室21とに、仕壁22に・よって
区画されている。止壁22の下部位置には、本発明の開
閉弁である電磁弁23が設けられCいる。
この電磁弁23は、燃料ポンプ2の通電時に通電されて
、第1室19と第2室21とを連通させるものである。
また、燃料ポンプ2の通電か停止されると電磁弁23の
通電も停止され、第1室19と第2室?1との連通が遮
断される。
d)次に、ジェットポンプ4の説明を行う。
ジェッI・ポンプ4は、余剰燃料を燃料タンク1内に導
くリターンパイプ15と、燃料タンク1の底部の燃料を
サブタンク3内に導く汲込パイプ24とから構成される
リターンパイプ15は、上述のように、レギュレータ1
4を通過した余剰燃料を燃料タンク1内に導く。また、
燃料タンク1内のリターンパイ115は、燃料タンク1
内に導かれた余剰燃料を、サブタンク3の底部へ導く。
なお、燃料タンク1内のリターンパイプ15は、サブタ
ンク3と一体に形成されている。
燃料タンク1へ余剰燃料を導くリターンパイプ15は、
金属管で、サブタンク3に一体に形成されたリターンパ
イプ15の内部に抽入される。そして、燃料タンク1へ
余剰燃料を導くリターンパイプ15と、サブタンク3に
−・体に形成されたリターンパイプ15とは、0リング
25によって液密にシールされ、軸方向に摺動自在とさ
れる。
サブタンク3と一体に形成されたリターンパイプ15は
、上方から導かれた燃料をサブタンク3の平面に導き、
燃料タンク1の底面に沿って呼出させるものである。な
お、燃料の吐出口26は、吐出する燃料の流速を速める
べく、ノズル形状に設けられている。
汲込バイブ24は、円出目26との間に所定の距離1 を有して対向して開[1する流入口27を備えるととも
に、第2室21内の上方で開口する流出口20を備えた
管である。
(作動) 次に、車両走行中に、燃料タンク1内の燃料が消費され
、燃料タンク1内の残量が少なくなった状態で、車両を
長期に亘−)で駐車した場合について、簡単に説明する
駐車前は、燃料ポンプ2の作動によってジエツ)〜ポン
プ4が作動し、サブタンク3の第1室19および第2室
21に燃料が供給されていた。このため、駐車直後は、
第1室19および第2室21に燃料が蓄えられている。
しかるに、第1室19内の燃料は、逆止弁16より少量
ずつ漏れ出し、長期の駐車により、第1室19内の燃料
のはとんとか、サブタンク3の外部へ流れ出てしまう。
一方、車両の駐車中は、電磁弁23が閉し、駐車の期間
に関係なく、第2室21内の燃料が保持される。上記の
状態で、つまり燃料タンク1内の燃料2 が低下した状態で長期駐車を行った後に、車両を始動す
ると、燃料ポンプ2の通電と同時に電磁弁23も通電さ
れる。すると、電磁弁23が開き、第2室21内に蓄え
られた燃料が第1室19に供給される。
第1室19に燃料が供給されると、その燃料を燃料ボン
12が吸引し、燃料を燃料噴射弁13へ導く。
燃料ポンプ2より吐出された燃料の内、余剰燃料は、リ
ターンパイプ15を介して燃料タンク1へ戻され、ジェ
ットポンプ4が作動する。ジェットポンプ°4の作動に
より、燃料タンク1内の燃料が、サブタンク3内に供給
され、燃料ポツプ2によって消費される燃料の補給が行
われる。
(本実施例の効果) 本実施例によれば、車両を長期に亘って駐車しても、第
2室21内に蓄えられた燃料によって、再始動時にジェ
ットポンプ4が作動し、確実に内燃機関を再始動させる
ことができる。
(変形例) 本実施例では、第1室19内に燃料ポンプ2を配置した
が、第2室21内に配置しても良い。
また、ジェットポンプ4により汲み上げられる燃料を第
2室21内へ供給したが、第1室19内へ供給しても良
い。
さらに、開閉弁を電磁弁23によつC設けたが、例えば
、燃料ポンプ2の発生する燃料の圧力によって開閉する
弁を適用するなど、他の開閉弁を用いても良い。
次に、請求項2に係る車両用燃料供給装置の一実施例を
説明する。
第3図は車両用燃料供給装置の断面図である。
本実施例の車両用燃料供給装置1は、燃料タンク2内に
搭載される2つの燃料ポンプ(第1燃料ポンプおよび第
2燃料ポンプ)3.4と、燃料タンク2内で前記2つの
燃料ポンプ3.4を収容するサブタンク5と、燃料ポン
プ3.4から呼出された燃料を、それぞれ燃料タンク2
の外部へ導く吐出バイブロ、7と、余剰燃料を燃料タン
ク2内へ導くリターンパイプ8と、サブタンク5内へ燃
料を供給するためのジェットポンプ9等から構成されて
いる。
燃料タンク2の上壁面(第3図上面)には、燃料ポンプ
3.4を収容したサブタンク5を挿入するための開口部
2aが設けられている。この開口部2aは、パツキン1
0を介して、樹脂製のカバー11によって気密に塞がれ
ている。
燃料ポンプ3.4は、通電を受けると、フィルタ12.
13を介してサブタンク5内の燃料を吸入し、燃料ポン
プ3.4の吐出口3a、4aとそれぞれ連絡された吐出
バイブロ、7を介して、吸入した燃料を燃料タンク2の
外部へ圧送する。圧送された燃料の一部は、図示しない
燃料噴射弁によって内燃機関の燃焼室(図示しない)に
供給され、余剰燃料がリターンパイプ8を通って燃料タ
ンク2内に戻される。
吐出バイブロ、7およびリターンパイプ8は、それぞれ
金属製で、カバー11にインサート底形され、カバー1
1と一体に構成されている。
サブタンク5は、燃料ポンプ3.4を収容するために、
上端が開口されたサブタンク本体14と、5 サブタンク本体14の開口部を塞ぐサブタンクカバー1
5とからなり、カバー11と一体に形成されたブラケッ
1〜16によって支持されている。
サブタンク5内は、サブタンク本体14と一体に形成さ
れた仕壁17によって、燃料ポンプ3を配置する第1室
18と、燃料ポンプ4を配置する第2室19とに区画さ
れている。なお、仕壁17は、サブタンク5内の中程ま
での高さを有し、燃料ポンプ4の周囲を囲むように形成
されている。
サブタンク5の第1室18の底面には、第4図に示すよ
うに、サブタンク5内に燃料を流入させるための流入口
20が形成され、その流入口20には、サブタンク5内
と燃料タンク2内との圧力差によって流入口20を開閉
するゴム製の逆止弁21が設けられている。なお、第4
図はブラケット16に支持されたサブタンク5の底面図
である。
この逆止弁21は、例えば、サブタンク5内の燃料液面
が燃料タンク2内の燃料液面より高い場合に流入口20
を閉し、燃料タンク2内の燃料液面がサブタンク5内の
燃料液面より約5mm以上高い場6 合に流入口20を開く。
また、第1室18の底部には、後述するジェットポンプ
9のノズル22とスロート23が形成されるとともに、
燃料タンク2の底面に当接するゴム製クツション24が
組み付けられている(第4図参照)。
サブタンク本体14とサブタンクカバー15とは、サブ
タンク本体14の上端部外周に設けられた3か所の爪1
4aと、サブタンクカバー15の周縁部に設けられた3
か所の溝付きアーム15aとを嵌め合わせることで組み
付けられる。
サブタンクカバー15には、燃料ポンプ3.4の吐出口
3a、4aと吐出バイブロ、7とを液密に連絡する筒状
のサポート25.26が一体に形成されている。なお、
吐出バイブロ、7は、サポート25.26に対して、そ
れぞれ摺動可能に支持されている。
上記したブラケット16は、カバー11の底面側より下
方に延びて設けられ、下端寄りの中央部には、サブタン
ク本体14の上端部外周に形成された矩形状の突起14
bと係合する窓16aが形成されている。
この窓16aは、突起14bがちょうど嵌まり合う大き
さの横幅を有するとともに、上下方向に長く形成されて
いる。従って、サブタンク5は、ブラケッ1〜16の窓
16aとサブタンク本体14の突起14bとが係合する
ことで、ブラケット16に対して周方向の動きが規制さ
れるとともに、上下方向に摺動自在に支持されている。
ブラケット16に支持されたサブタンク5は、リターン
パイプ8の外周で、カバー11とサブタンクカバー15
との間に配設されたスプリング27によって下方に付勢
され、燃料タンク2の底面に押し付けられている。
ジェットポンプ9は、供給されたリターン燃料(上記の
余剰燃料)を高速で噴出するノズル22、該ノズル22
にリターン燃料を導くバイパスパイプ28、ノズル22
と対向して開口されたスロー1へ23、およびスロート
23と連通してサブタンク5内に開l」する供給通路2
9から構成されている。
ノズル22は、サブタンク本体14の底面より外側へ突
設されている。従って、ノズル22と対向するスロート
23は、燃料を吸引するためサブタンク5の外部に開口
している。
バイパスパイプ28は、第1バイパスパイプ28aと第
2バイパスパイプ28bとから成り、サブタンク本体1
4内の底部からサブタンクカバー15に達するまで延び
C設けられている。
第1バイパスパイプ28aは、第1室18内で、サブタ
ンク本体14と一体に形成され、サブタンク本体14の
底部側でノズル22に連絡されている。
第2バイパスパイプ28bは、第1バイパスパイプ28
aと液密に接続され、上端外周部が、サブタンクカバー
15に形成された係止爪15bに係止されて支持されて
いる。この第2バイパスパイプ28bには、サブタンク
カバー15を貫通してサブタンク本体14内に至るリタ
ーンパイプ8が液密に挿入されている。
また、第2バイパスパイプ28bには、リターン燃料の
流量増加に伴ってリターン燃料の圧力が上昇(例えば0
3〜0.6k(if/cd以上〉した際に、バイパスパ
イプ28を流れるリターン燃料の一部をサブタンク5内
へ放出するためのリリーフバルブ309 か設けられている。
供給通路29は、リターン燃料とともにスロート23内
に吸引した燃料をサブタンク5内Gこ導くもので、サブ
タンク本体14と一体に形成され、一端がサブタンク本
体14の底部でスロート23と連絡されるとともに、他
端がサブタンク5内の上方に開1]して設けられている
このジェットポンプ9は、バイパスパイプ28を介して
導かれたリターン燃料をノズル22から高速で噴出させ
、その噴流作用によって、燃料タンク2内底部の燃料を
スロート23内に吸引し、リターン燃料とともに、供給
通路29を介してサブタンク5内に供給するものである
次に、上記構成を有する車両用燃料供給装置1の作動を
簡単に説明する。
本実施例では、サブタンク5内に2つの燃料ポンプ3.
4を収容するものであるが、通常走行時は、第1室18
内に配置された第1燃料ポンプ3のみを使用し、高速走
行時などで高流量を確保する必要がある時に、2つの燃
料ポンプ3.4を使用0 する。
第1燃料ポンプ3が通電されると、サブタンク5内の燃
料がフィルタ12を介して吸引され、吐出バイブロを介
して内燃機関に供給される。
内燃機関に供給されたほとんどの燃料は余剰燃料となり
、リターンパイプ8を介して燃料タンク2内に導かれる
。リターンパイプ8を介して戻されたリターン燃料は、
バイパスパイプ28を通ってジェットポンプ9のノズル
22に導かれ、ノズル22から高速で噴出される。
ノズル22から噴出された燃料とともに、燃料タンク2
底部の燃料がスロート23内に吸引され、供給通路29
を通ってサブタンク5内に供給される。
燃料ポンプの作動中は、このジェットポンプ9の働きに
よって、サブタンク5内に燃料が供給されるため、サブ
タンク5内には、はぼ一定量の燃料が蓄えられる。
リターン燃料の流量が増加してリターン燃料の圧力が所
定の圧力を越えると、リリーフバルブ30が開き、バイ
パスパイプ28を流れる燃料の一部が、サブタンク5内
へ放出される。
以後、車両走行中に、燃料タンク2内の燃料が消費され
、燃料タンク2内の残量か少なくなった状態で、車両を
長期に亘って傾斜地等に駐車した場合には、サブタンク
5内の燃料が逆止弁21を介して少量ずつ漏れ出し、次
第に減少する。
ところが、サブタンク5内の燃料が、仕壁17の高さ以
下に減少しても、その仕壁17によって区画された第2
室19内には燃料が残ることになる。
従って、長期間の駐車後でも、第2室19内に配置され
た第2燃料ポンプ4を作動させることにより、内燃機関
に燃料を供給して再始動を行うことができる。
次に、請求項3に係る車両用燃料供給装置の一実施例を
説明する。
第5図は車両用燃料供給装置の断面図、第6図は傾斜地
で長期駐車した状態を示す車両用燃料供給装置の断面図
である。
なお、上記した請求項2に係る実施例と同様の作用また
は機能を有する部品については、その説明を省略する。
本実施例の車両用燃料供給装置1は、燃料タンク2内に
収容されるサブタンク3内に燃料貯め室4が設けられて
いる。
燃料貯め室4は、サブタンク3の中程までの高さを有す
る仕壁5によって、燃料ポンプ6の周囲を囲むように形
成されている。
燃料貯め室4の外部におけるサブタンク3の底部には、
燃料タンク2内の燃料液面が、サブタンク3内の燃料液
面より一定値(例えば、約51111)以上高い場合に
、燃料タンク2内の燃料をサブタンク3内に流入させる
逆止弁7が設けられている。
この逆止弁7は、燃料タンク2内よりサブタンク3内へ
燃料を流入させるための流入ロアaと、該流入ロアaを
開閉するための傘状の弁体7bとから戒る。
燃料貯め室4内の底部には、燃料ポンプ6に吸引される
燃料を濾過するためのフィルタ8が配設されている。
このフィルタ8は、初期に燃料タンク2内に入3 れられて逆止弁7よりサブタンク3内に流入した燃料を
、毛細管現象を利用して燃料貯め室4内に導くために、
逆止弁7が設けられたサブタンク3内の底部より、仕壁
5を乗り越えて燃料貯め室4内に至り、燃料貯め室4内
の上部にてパイプ9を介在させて燃料貯め室4内の底部
にまで配設されている。
また、このフィルタ8には、フィルタ8の上部位置より
、サブタンク3の側壁を乗り越えてサブタンク3の外部
に至り、サブタンク3の外部で、逆止弁7の近傍におけ
る燃料タンク2の底部にまで配設された連通管10が接
続されCいる。
次に、上記構成を看する車両用燃料供給装置の作動を説
明する。
まず、初期時に燃料タンク2内に少量入れられた燃料は
、逆止弁7を介してサブタンク3内に導入される。サブ
タンク3内では、フィルタ8の先端部か燃料に浸される
ことにより、サブタンク3内に導入された燃料が、毛細
管現象により、仕壁5を乗り越えて配設されたフィルタ
8の」0部まで3/1 達した後、パイプ9内を滴下する。その結果、燃料貯め
室4の底部に配設されたフィルタ8を燃料が濡らし、フ
ィルタ8全体に油膜がつくられることで、サブタンク3
内より、燃料ポンプ6による燃料の吸い込みが可能とな
る。
そして、燃料ポンプ6への通電により、燃料貯め室4内
の燃料がフィルタ8を介して吸引され、吐出パイプ11
を介して内燃機関(図示しない)に供給される。
内燃機関に供給されたほとんどの燃料は、余剰燃料とな
り、リターンパイプ12を介して燃料タンク2内に戻さ
れ、ジェットポンプ13の作用によってサブタンク3内
に供給される。
燃料タンク2内の燃料残量が所定量以上の場合、サブタ
ンク3内は、ジェットポンプ13の作用により、常に燃
料によって満たされCいるが、燃料タンク2内の燃料残
量が減少し、ジェットポンプ13によって燃料タンク2
内の燃料をサブタンク3内に汲み入れることができなく
なると、サブタンク3内の燃料が減少し始める。
その後、燃料タンク2内の燃料残量が少なくなった時点
で、第6図に示すように車両を傾斜地(逆止弁7の位置
が燃料タンク2内の燃料液面より高くなる状態)で長期
駐車した際には、サブタンク3内に蓄えられていた燃料
が、除々に逆止弁7よりサブタンク3の外部に漏れ出て
しまう。
サブタンク3内の燃料が減少する過程において、サブタ
ンク3内の燃料液面か燃料貯め室4を形成する仕壁5の
」ユ端低位置まで減少すると(第6図の二点鎖線て示す
付置〉、すでに、パイプ9内には連通管10を介して空
気が導入されているため、以後、燃料貯め室4内の燃料
は減少することなく、第6図に示す状態で残ることにな
る。
そして、燃料貯め室4より外部のサブタンク3内の燃料
は、第6図に示すように、逆止弁7が露出する位置まで
減少する。
上述のように、本実施例では、傾斜地での長期駐車によ
って、サブタンク3内の燃料が減少しても、燃料貯め室
4内には一定の燃料が残ることになり、従って、内燃機
関の再始動が可能となる。
次に、請求項4に係る車両用燃料供給装置の一実施例を
説明する。
第7図はサブタンクの平面図、第8図は第7図の、A−
A線に沿う車両用燃料供給装置の断面図である。
本実施例の車両用燃料供給装置1は、燃料ポンプ(第8
図参照)2を搭載する燃料タンク3の底部にサブタンク
4が固定され°Cいる。
サブタンク4は、平面断面が矩形状で、士、方が開放さ
れた箱型を戊ず。
第7図中において、サブタンク4の右側面底部の角部に
は、燃料タンク3内の燃料をサブタンク4内に流入させ
るための流入口5が形成されている。そして流入口5の
内側(サブタンク4内)には、板状のゴム製逆止弁6が
収り付けられている。
この逆止弁6は、燃料タンク3内の燃料がサブタンク4
内に流入づ−る際に開き、サブタンク4内の燃料が流出
するのを防ぐものである。
サブタンク4内には、第7図に示すように、サブタンク
4の内周側面に沿って所定の高さ(本実7 雄側ではサブタンク4の深さと同じ)を有するドア字状
の仕切り板7が設けられている。この仕切り板7によっ
て、サブタンク4の内周側面と仕切り板7との間にL字
状の燃料流路8が形成され5この燃料流路8の一端が上
記した燃料の流入口5と連通し、他端か流入1]とほぼ
対向する位置において、サブタンク4内に開口されてい
る。
燃料流路8の他端が開口するサブタンク4内は燃料室9
とされ、この燃料室9に燃料ポンプ2が配設されている
燃料ポンプ2は、フランジ10を介し゛C燃燃料ンク3
に固定されており、燃料室9の底部に配設されたフィル
タ11を介して吸引した燃料を、吐出パイプ12を介し
て燃料タンク3の外部へ吐出する。
燃料ポンプ2によって吐出された大部分の燃料は余剰燃
料となり、リターンパイプ13を介して再び燃料タンク
3内に戻される。
サブタンク4の底部には、リターンパイプ13を通って
戻されたリターン燃料の流体エネルギを利用して、燃料
タンク3内底部の燃料を、燃料室98 内に汲み入れるためのジェットポンプ14が組み付けら
れている。
このジェットポンプ14は、供給されたリターン燃料を
高速で噴出するノズル15と、このノズル15にリター
ン燃料を導くバイパスパイプ16と、ノズル15と対向
して開口されたスロート17と、このスロー+−17と
連通して燃料室9内に開口する供給通路18とから構成
され、前記バイパスパイプブ16が、ポース19を介し
てリターンパイプ13と接続されている。
ノズル15は、サブタンク4底部の外部でスロート17
と対向しており、従って、ノズル15からリターン燃料
が高速で噴出されることにより、その噴流作用によって
、燃料タンク3内底部の燃料かスロート17内に吸引さ
れて、リターン燃料とともに、燃料室9内に供給される
また、バイパスパイプ16の底部には、第8図に示すよ
うに、ノズル15と反対側にリリーフバルブ20が設け
られている。このリリーフバルブ20は、リターン燃料
の流量増加に伴なって、リターン燃料の圧力が上昇(例
えば、03〜0.6k(lf/afl以七)した際に、
バイパスパイプ16に供給されたリターン燃料の一部を
、サブタンク4内の燃料流路8側へ放1j するための
ものである。
次に、上記構成を有する車両用燃料供給装置1の作動を
簡単に説明する。
燃料ポンプ2への通電により、フィルタ11を介して吸
引された燃料が、吐出パイプ12を介して内燃機関(図
示しない〉に供給される。
内燃機関に供給された大部分の燃料は余剰燃料となり、
リターンパイプ13を介して燃料タンク3内に戻され、
シェツトポンプ14の作用によってサブタンク4内に供
給される。
燃料タンク3内の燃料残量か所定量以上の場合、サブタ
ンク4内は、ジェッ1へポンプ14の作用により、リタ
ーン燃料とともに、燃料タンク3内底部の燃料が供給さ
れることで、常に燃料によって満たされているが、燃料
タンク3内の燃料残量が減少し、ジェットポンプ14に
よって燃料タンク3内の燃料をサブタンク4内に汲み入
れることができなくなると、サブタンク4内の燃料が減
少し始める。
その後、燃料タンク3内の燃料残量か少なくなった時点
で、車両を傾斜地(逆止弁6の位置が燃料タンク3内の
燃料液面より高くなる状態)で長期駐車した際には、サ
ブタンク4内に蓄えられていた燃料が、除々に逆止弁6
よりサブタンク4の外部に漏れ出てしまう。
このとき、第9図(サブタンク4の傾斜した状態を示す
概略斜視図)に示すように、燃料流路8を形成する仕切
り板7によって、燃料ポンプ2が配設された燃料室9内
に、ある程度の燃料を残すことができる。
従って、傾斜地における長期間の駐車後でも、燃料室9
内の燃料によって燃料ポンプ2を作動させることができ
、内燃機関の再始動を行うことができる。
なお、仕切り板7によって形成される燃料流路8をL字
状に形成したが、コの字状に形成してもよい。また、仕
切り板7とサブタンク4の内周側1 面との間を燃料流路8として形成したため、燃料流路8
の上方は開放されているが、仕切り板7を屈曲させてト
ンネル状の流路形状としても良い。
燃料室9内に残される燃料量は、燃料流路8(仕切り板
7)の長さに応じて変化するのは占うまでもない。
本実施例では、逆It、弁6を燃料の流入口5に取り付
けたか、流入口5から燃料流路8の他端に至る燃料流路
8中であれば、どこでも良い。
サブタンク4の形状を矩形状としたが、四角以外の多角
形、円形、長円形など他の形状゛Cも良い。
次に、請求項5に係る車両用燃料供給装置の一実施例を
説明する。
第10図はサブタンクの平面図、第11図は第10図の
B−B線に沿う車両用燃料供給装置の断面図である。
なお、上記した請求項4に係る実施例と同様の作用また
は機能を有する部品については、同ね号とする。
2 本実施例では、第11図にも示すように、断面円形のパ
イプ状を呈する燃料流路8が、燃料タンク3の底部に固
定されたサブタンク4の外周部に沿って、L字状に設け
られている。
燃料流路8の一端は、サブタンク4の流入口5に接続さ
れてサブタンク4内に開口し、燃料流路8の他端は、燃
料タンク3 (図示しない)内に開口されている。
流入口5に接続される燃料流路8の一端には、燃料タン
ク3内の燃料をサブタンク4内に流入させるとともに、
サブタンク4内の燃料の流出を防ぐための逆止弁6が設
けられている。
本実施例では、燃料タンク3内に開口する燃料流路8の
他端が、サブタンク4の外周部で、逆止弁6の取り付は
位置とほぼ反対側に設定されている。
従って、燃料タンク3内の燃料残量が少なくなった時点
で、車両を傾斜地で長期駐車した場合に、サブタンク4
内に蓄えられていた燃料が、逆止弁6より次第に漏れ出
す際には、逆止弁6の方が、燃料流路8の他端より低い
位置にある。つまり、燃料流路8の他端は、燃料タンク
3の燃料液面より高い位置にある逆止弁6より更に高い
位置にあるため、サブタンク4内の燃料が燃料タンク3
内に漏れ出してしまうことはなく、サブタンク4内には
、常に所定量の燃料が残されることになる。
このように、燃料流路8の長さを適官に設定することに
より、傾斜地における長期間の駐車後ても、サブタンク
4内の燃料によって、燃料ポンプ2を作動させることか
でき、内燃機関の再始動を行うことかできる。
なお、本実施例では、上記のような状B(燃料タンク3
内の燃料残量が少なくなった時点で、車両を傾斜地て長
期駐車した場合)において、リリーフバルブ20からの
燃料漏れを防止するために、第11図に示すように、サ
ブタンク4内にて、リリーフバルブ20がバイパスパイ
プ16の高い位置に設けである。
本実施例では、パイプ状の燃料流路8を形成したが、第
12図に示すように、底面を有する仕壁21をサブタン
ク4の外周側面に沿って形成し、仕壁21とサブタンク
4の外周側面との間を燃料流路8としても良い。
上記した請求項4に係る実施例と同様に、逆止弁6の収
り1寸は位置は、燃料流路8の一端に限定する必要はな
く、燃料流路8の開口端部である他端に設けても良く、
あるいは燃料流路8の他端と本実施例で示した位置との
間であっても良い。
サブタンク4の形状に関しても、四角以外の多角形、円
形、長円形など他の形状でも良い。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は請求項1の発明に係る一実施例を
示すもので、第1図は車両用燃料供給装置の断面図、第
2図は燃料の供給経路を示す概略図である。 第3図および第4図は請求項2の発明に係る一実施例を
示すもので、第3図は車両用燃料供給装置の断面図、第
4図はブラケットに支持されたサブタンクの底面図であ
る。 第5図および第6図は請求項3の発明に係る一5 火雄側を示゛tl−もので、第50は車両用燃料供給装
置の断面図、第6図は傾斜地で長期時車した状態を示す
車両用燃料供給装置の断面図である。 第7図ないし第9図は請求項4の発明に係る一実施例を
示すもので、第7図はサブタンクの平面図、第8図は第
7図のA−A線に沿う車両用燃料供給装置の断面図、第
9図はサブタンクの傾斜状態を示す概略斜視図である。 第10図ないし第12図は請求項5の発明に係る−・実
施例を示すもので、第10図はサブタンクの平面図、第
11図りま第10図の13−B線に沿う車両用燃料供給
装置の断面図、第12図は燃料流路の変形例を示すサブ
タンクの斜視図である。 図中 (請求項1の発明) 1・・・燃料タンク 2・・・燃料ポンプ 3・サブタ
ンク 4・・シェツトポンプ 16・・逆止弁 19・
・第1室 21・・第2室 22・・・仕壁 23電磁
弁(開閉弁)(請求項2の発明) 1 ・・車両用燃料供給装置 2・・・燃料タンク 3
6 ・・第1燃利ポンプ 4・・・第2燃料ポンプ 5・・
・サブタンク 9・・・ジェットポンプ 17・・・仕
壁 18・第1室 1つ・・第2室 21・・・逆止弁
(請求項3の発明) 1・・・車両用燃料供給装置 2・・・燃料タンク 3
・サブタンク 4・・・燃料貯め室 5・・・仕壁 6
・・燃4″lポンプ 7・・・逆止弁 8・・フィルタ
 9・・・パイプ 10・・・連通管 13・・・ジェ
ットポンプ(請求項4の発明) 1・・・車両用燃料供給装置 2・・・燃料ポンプ 3
・・・燃料タンク 4 ・・サブタンク 5・・・流入
1」6・・逆止弁 7 仕切り板 8・・燃料流路 9
・・燃料室 14・・・ジェットポンプ 〈請求項5の発明〉

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)燃料を蓄える燃料タンクと、 この燃料タンク内に配設され、燃料を前記燃料タンクの
    外部へ圧送する燃料ポンプと、 この燃料ポンプの下部を覆うように設けられ、前記燃料
    ポンプに吸い込まれる燃料を蓄えるサブタンクと、 このサブタンクの下部に設けられ、前記サブタンクの外
    部の燃料を前記サブタンクの内部に導き、前記サブタン
    クの内部の燃料が前記サブタンクの外部へ流出するのを
    防ぐ逆止弁と、 前記燃料ポンプから吐出された燃料の一部の流体エネル
    ギによって、前記燃料タンクの底部の燃料を前記サブタ
    ンク内へ汲み入れるジェットポンプと を具備する車両用燃料供給装置において、 前記サブタンクは、前記逆止弁が設けられた第1室と、
    他の第2室とを区画する仕壁を備え、この仕壁の下部に
    は、前記燃料ポンプの作動に応じて開弁し、前記第1室
    と前記第2室とを連通する開閉弁を備えることを特徴と
    する車両用燃料供給装置。 2)(a)燃料を蓄える燃料タンクと、 (b)該燃料タンク内に搭載される第1燃料ポンプおよ
    び第2燃料ポンプと、 (c)前記燃料タンク内で前記第1燃料ポンプおよび第
    2燃料ポンプを収容するサブタンクと、 (d)該サブタンク内で、前記第1燃料ポンプと第2燃
    料ポンプとの間を区画することにより、前記第1燃料ポ
    ンプが配置される第1室と前記第2燃料ポンプが配置さ
    れる第2室とを形成する仕壁と、 (e)前記第1室の底部に設けられて、前記サブタンク
    の外部より、前記燃料タンク内の燃料を前記サブタンク
    内に導く逆止弁と、 (f)前記燃料タンク内に戻されるリターン燃料の流体
    エネルギを利用して、前記燃料タンク内底部の燃料を前
    記サブタンク内に汲み入れるジェットポンプと を具備する車両用燃料供給装置。 3)(a)燃料タンク内に収容されるサブタンクと、 (b)該サブタンク内に配設されて、該サブタンク内の
    燃料を前記燃料タンクの外部へ吐出する燃料ポンプと、 (c)前記燃料タンク内に戻されるリターン燃料の流体
    エネルギを利用して、前記燃料タンク内底部の燃料を前
    記サブタンク内に汲み入れるジェットポンプと、 (d)前記サブタンク内で、前記燃料ポンプの周囲を囲
    う仕壁によって形成された燃料貯め室と、 (e)前記燃料貯め室の外部で、前記サブタンクの底部
    に設けられ、前記燃料タンク内の燃料液面が、前記サブ
    タンク内の燃料液面よりも一定値以上高い場合に、前記
    燃料タンク内の燃料を前記サブタンク内に流入させる逆
    止弁と、 (f)前記サブタンク内の底部より、前記仕壁を乗り越
    えて前記燃料貯め室内に至り、前記燃料貯め室内の上部
    にてパイプを介在させて前記燃料貯め室内の底部にまで
    配設され、毛細管現象を利用して前記サブタンク内の燃
    料を吸い上げることのできるフィルタと、 (g)該フィルタの上部位置より、前記サブタンクの側
    壁を乗り越えて前記サブタンクの外部に至り、前記サブ
    タンクの外部で、前記逆止弁の近傍における前記燃料タ
    ンクの底部にまで配設され、前記フィルタを介して、前
    記パイプ内と前記燃料タンク内とを連通させる連通管と を具備する車両用燃料供給装置。 4)(a)燃料タンク内の底部に固定されて、側壁面の
    下部に、前記燃料タンク内の燃料を流入させるための流
    入口が形成されたサブタンクと、 (b)該サブタンクの内周面沿いに、一端が前記流入口
    に連通するとともに、他端が前記サブタンク内の前記流
    入口とほぼ対向位置に開口する燃料流路を形成する仕切
    り板と、 (c)前記サブタンク内で、前記燃料流路の他端が開口
    する燃料室と、 (d)該燃料室に配設されて、前記サブタンク内の燃料
    を前記燃料タンクの外部へ吐出する燃料ポンプと、 (e)前記燃料流路に設けられて、前記流入口より流入
    した燃料を前記燃料流路を介して前記燃料室に供給させ
    る逆止弁と、 (f)前記燃料タンク内に戻されるリターン燃料の流体
    エネルギを利用して、前記燃料タンク内底部の燃料を前
    記燃料室内に汲み入れるジェットポンプと を具備する車両用燃料供給装置。 5)(a)燃料タンク内の底部に固定されたサブタンク
    と、 (b)該サブタンク内に配設されて、該サブタンク内の
    燃料を前記燃料タンクの外部へ吐出する燃料ポンプと、 (c)前記燃料タンク内に戻されるリターン燃料の流体
    エネルギを利用して、前記燃料タンク内底部の燃料を前
    記サブタンク内に汲み入れるジェットポンプと、 (d)前記サブタンクの外周部に設けられ、一端が前記
    サブタンク内に開口するとともに、他端が前記燃料タン
    ク内に開口する燃料流路と、 (e)該燃料流路に設けられて、前記燃料タンク内の燃
    料を、前記燃料流路を介して前記サブタンク内に流入さ
    せる逆止弁と を具備し、 前記燃料流路は、車両の傾斜等で前記逆止弁より燃料が
    漏れ出た場合に、前記サブタンク内に所定量の燃料を残
    すことのできる長さを有する車両用燃料供給装置。
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