JP4752801B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

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本発明は、燃料タンク内に設置される燃料供給装置に関する。
燃料タンク内の燃料の残量が減少しても、安定して燃料を供給する燃料供給装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の燃料供給装置は、燃料タンク内の底面に設置されるサブタンクと、サブタンク内に収容される燃料ポンプユニットとを有する。燃料供給装置は、さらに、サブタンク内にサブタンク外の燃料を汲み上げるためのジェットポンプを有している。
特開2005−320884号公報
上記特許文献1に開示されているようなサブタンク、燃料ポンプユニット、およびジェットポンプを備える燃料供給装置では、サブタンク内に、燃料ポンプユニットやジェットポンプの他に燃料供給に必要な構成部品を収容する必要がある。上記構成部品を収容する場所を確保するため、比較的体格の大きな燃料ポンプユニットをサブタンクの中心軸からずらして配置している。
ところが、上記燃料供給装置のジェットポンプは、燃料ポンプユニットのケースと一体的に形成されているため、上記場所を確保すべく燃料ポンプユニットの配置を変更すると、ジェットポンプも燃料ポンプユニットの移動と共に移動する。このため、確保できる上記場所が限られてしまうという問題が発生する。このようなことを防止するため、燃料ポンプユニットとジェットポンプとの位置関係が、上記場所を確保可能な位置関係となるようなケースを用意することが考えられるが、このケースは比較的大きいものであるため、そのようなケースを複数種類用意すると製造コストが大幅に上昇するという別の問題が発生する。
本発明の目的は、製造コストの上昇を抑制しつつ、サブタンク内における燃料ポンプユニットとジェットポンプとの配置の自由度を向上させることができる燃料供給装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明によれば、燃料タンク内の燃料を燃料タンク外の燃料消費装置に供給する燃料供給装置であって、燃料タンクの開口部を閉塞するフランジと、燃料タンク内に設置されるサブタンクと、フランジとサブタンクとを相対移動可能に連結するシャフトと、サブタンク内に収容され、サブタンク内の燃料を吸引し、その吸引した燃料を燃料タンク外に吐出する燃料ポンプ、および燃料ポンプを取り囲んで収容する略円筒状のケースを有する燃料ポンプユニットと、サブタンク内に収容され、サブタンク内にサブタンク外の燃料を移送する移送手段と、燃料ポンプユニットのケースの側壁内周面により保持する略円環状の第1保持部、移送手段を保持する第2保持部、およびサブタンクに係合する係合部を有し、第2保持部と係合部とが第1保持部の側壁から径方向に向かって延びる保持部材と、を備えることを特徴としている。
この構成によれば、保持部材は、燃料ポンプユニットのケースを保持する第1保持部と、移送手段を保持する第2保持部と、サブタンクに係合する係合部とを有しているので、サブタンク内における燃料ポンプユニットと移送手段との位置関係を定めることができる。この保持部材は、燃料ポンプユニットのケースや移送手段とは別の部材にて形成されている。このため、サブタンク内における燃料ポンプユニットと移送手段の位置関係を変更させたいときに、保持部材のみを取り替えるだけで容易に両者の位置関係を変更することができる。すなわち、燃料供給装置の製造コストの上昇を抑制しつつ、サブタンク内における燃料ポンプユニットと移送手段との配置の自由度を向上させることができる。
車両の仕様によっては、その車両に搭載される燃料タンクの高さ方向の寸法が制限される場合がある。これに伴い、燃料タンク内に収容される燃料供給装置の高さ方向も制限される。請求項に記載の発明によれば、保持部材の前記第1保持部は、ケースの側壁を保持することを特徴としているので、サブタンクに収容されている燃料ポンプユニットの高さ方向の寸法の増大を抑制でき、高さ方向の寸法が制限された燃料タンクにも燃料供給装置を収容することができる。
請求項に記載の発明によれば、第1保持部、第2保持部、および係合部は一体的に形成されていることを特徴としているので、燃料供給装置としての部品点数の増加を抑制することができる。
請求項に記載の発明によれば、保持部材は、ケースから保持部材を介してサブタンクに伝わる燃料ポンプにて発生した振動を吸収する制振部を有していることを特徴としている。この構成によれば、燃料ポンプにて発生した振動が燃料タンクに伝達されることによる騒音の発生を抑制できる。
制振部は、具体的には、請求項に記載されているように、ケースと第1保持部との間に設けられる弾性部材であってもよいし、請求項に記載されているように、係合部とサブタンクとの間に設けられる弾性部材であってもよい。また、制振部は、請求項に記載されているように、第1保持部と係合部との間に形成された弾性構造であってもよい。
請求項に記載の発明によれば、移送手段は、燃料ポンプから吐出される燃料のうち、燃料消費装置に使用されない燃料流によってサブタンク外の燃料をサブタンク内に移送することが可能なジェットポンプであることを特徴としている。この構成によれば、移送手段としての駆動源を燃料ポンプの駆動源とは別に設ける必要がなくなるため、燃料供給装置全体の効率が向上する。
請求項に記載の発明によれば、燃料ポンプユニットのケース内には、燃料ポンプが吐出した燃料を濾過する燃料フィルタが収容されていることを特徴としている。この構成によれば、燃料ポンプと燃料フィルタとを一体化することができるため、限られたサブタンク内の空間を有効利用できる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る燃料供給装置1を樹脂製の燃料タンク2内に設置した状態を示している。なお、図1中の矢印に示される上下方向は、車両に搭載された状態の燃料タンク2の重力方向を示す。図2は、図1中のII方向の矢視図である。燃料タンク2は、図1に図示する主室21と図示しない副室との間に隔壁が設けられたいわゆる鞍型の燃料タンクである。図1に示すように、燃料供給装置1は、主室21に設置されている。
燃料供給装置1は、燃料タンク2内の燃料を燃料タンク2外の燃料消費装置(例えば、内燃機関)に供給するものである。図1に示すように、燃料供給装置1は、燃料タンク2の開口部22から燃料タンク2内に挿入して配置されており、燃料タンク2の底面23に設置されている。開口部22には、燃料供給装置1の一構成部品であるフランジ3が取り付けられ、開口部22は、フランジ3により閉塞される。
燃料供給装置1は、フランジ3、サブタンク4、燃料ポンプユニット5、ブラケット7、汲上用ジェットポンプ91および移送用ジェットポンプ92等を組み付けて構成されている。サブタンク4は、燃料タンク2の底面23に設置され、燃料タンク2の燃料の一部を蓄積する。燃料ポンプユニット5は、サブタンク4に収容され、サブタンク4内の燃料を吸引し、その吸引した燃料をフランジ3を介して内燃機関に吐出する。ブラケット7は、燃料ポンプユニット5をサブタンク4に支持させる部材である。汲上用ジェットポンプ91は、燃料タンク2の燃料をサブタンク4に汲み上げるポンプであり、移送用ジェットポンプ92は、燃料タンク2の副室の燃料をサブタンク4に移送するポンプである。この移送用ジェットポンプ92が請求項に記載の移送手段に相当する。
フランジ3は樹脂製であり、略円盤状に形成されている。フランジ3には、燃料導出管31、燃料導入管32および電気コネクタ33が一体に樹脂成形されている。燃料導出管31は、内燃機関へ供給する燃料を流通させるものであって、燃料タンク2側の端部は、燃料ポンプユニット5と接続される第1接続ホース61が接続されている。燃料導入管32は、副室から主室21へ移送される燃料を流通させるものであって、燃料タンク2の内側に設けられる端部は、移送用ジェットポンプ92と接続される第2接続ホース62が接続され、燃料タンク2の外側に設けられる端部は、副室に接続される接続ホースに接続されている。電気コネクタ33は、リード線34を介して燃料ポンプユニット5に電力を供給する。
図1に示すように、フランジ3のサブタンク4側の端面には、サブタンク4との連結を図るためのシャフト35の上端部が圧入等で固定されている。サブタンク4には、フランジ3とサブタンク4とが相対的に上下方向に移動可能となるようにシャフト35の下端部を挿入する挿入部43が形成されている。フランジ3とサブタンク4との間には、コイルスプリング36が圧縮された状態で設けられている。このコイルスプリング36は、フランジ3とサブタンク4とを互いに引き離す方向に付勢する。
このようにフランジ3とサブタンク4とが連結されることにより、樹脂製の燃料タンク2が温度変化による内圧の変化や燃料量の変化で膨張または収縮することで、燃料タンク2の開口部22と底面23との距離が変動してもサブタンク4を底面23の位置変動に追従させることができる。
サブタンク4は樹脂製であり、略円盤状の底部41と、該底部41の外周縁部から上方に延びる側壁42とから構成されている。上記挿入部43は、側壁42の内壁面に形成されている。
図1に示すように、サブタンク4の底部41には、汲上用ジェットポンプ91が取り付けられている。汲上用ジェットポンプ91は、サブタンク4外の主室21の燃料をサブタンク4内に汲み上げるポンプである。このポンプ91は、燃料ポンプユニット5から吐出される燃料のうち、内燃機関に供給されない余剰の燃料の流れを利用して燃料をサブタンク4内に汲み上げている。
図2に示すように、サブタンク4の側壁42には、周方向の一部が径方向内側に凹んでいる凹部44が形成されている。その凹部44には、平坦部が形成されており、この平坦部に燃料タンク2内の燃料残量を計測するセンダゲージ63が取り付けられている。
図1に示すように、サブタンク4には、燃料ポンプユニット5と移送用ジェットポンプ92が収容されている。燃料ポンプユニット5は、燃料ポンプ52、燃料フィルタ55、プレッシャレギュレータ56およびサクションフィルタ59が一体となったもので、サブタンク4内の燃料を吸引し、第1接続ホース61および燃料導出管31を介して内燃機関に燃料を供給する。移送用ジェットポンプ92は、燃料タンク2の副室の燃料をサブタンク4に移送するためのポンプである。移送用ジェットポンプ92は、汲上用ジェットポンプ91と同様、燃料ポンプユニット5から吐出される余剰の燃料の流れを利用して、副室の燃料をサブタンク4に移送している。
燃料ポンプユニット5は、電動の燃料ポンプ52、燃料フィルタ55およびプレッシャレギュレータ56を収容する略円筒状のケース51を有する。そのケース51の下端部には、燃料ポンプ52が吸引する燃料を濾過するサクションフィルタ59が取り付けられている。燃料ポンプ52の下流側には、燃料ポンプ52を取り囲む環状に形成された、燃料フィルタ55が設置されている。燃料フィルタ55の下流側には、燃料ポンプ52が吐出した燃料の圧力を調整するプレッシャレギュレータ56が設置されている。ケース51には、プレッシャレギュレータ56にて圧力が調整された燃料が吐出する燃料吐出口57と、プレッシャレギュレータ56にて圧力を調整する際に発生する過剰圧力燃料を排出させる燃料排出口58とが形成されている。
燃料ポンプ52は、上部にモータ部53を有し、下部にポンプ部54を有する。モータ部53は、電気コネクタ33より供給される電力により駆動する電動モータであり、ポンプ部54が備える図示しないインペラを駆動する。ポンプ部54は、内部にサクションフィルタ59と連通する図示しないポンプ室と、ポンプ室に収容されるインペラを備えている。燃料ポンプ52は、モータ部53にてインペラが駆動されることにより、ポンプ室にサクションフィルタ59にて濾過されたサブタンク4の燃料を吸引し、吸引した燃料を燃料フィルタ55に向けて吐出する。
燃料フィルタ55を通過した燃料は、プレッシャレギュレータ56に供給され、プレッシャレギュレータ59にて燃料の圧力が調整された後、燃料吐出口57から吐出される。燃料吐出口57には、第1接続ホース61が接続されており、この吐出口57から吐出される燃料は、第1接続ホース61、燃料導出管31を経由して内燃機関に供給される。燃料排出口58には、汲上用ジェットポンプ91および移送用ジェットポンプ92に燃料を供給するための配管81が接続されている。
配管81の下流側端部には、分岐部84が接続されており、その分岐部84の下流側には、汲上用ジェットポンプ91に接続される供給管82と移送用ジェットポンプ92に接続される供給管83とが接続されている。
移送用ジェットポンプ92は、チャンバー部材921とチャンバー部材921の下端部から下方に延びるスロートパイプ923とを備えている。チャンバー部材921の上端部には、供給管83と第2接続ホース62に接続された吸入管922とが接続されている。
供給管83は、チャンバー部材921内でスロートパイプ923に向かって開口している。その開口からスロートパイプ923に向かって燃料排出口58からの燃料が噴射されると、チャンバー部材921内に負圧が発生する。その発生した負圧により、副室内の燃料が第2接続ホース62、吸入管922を介してチャンバー部材921に吸入される。そして、チャンバー部材921に吸入された燃料は、供給管83からの燃料とともにスロートパイプ923を通ってサブタンク4内に排出される。
図1および図2に示すように、サブタンク4内における燃料ポンプユニット5と移送用ジェットポンプ92の位置関係は、請求項に記載の保持部材としてのブラケット7により決定される。図3にブラケット7の平面図を示す。ブラケット7は、ポリアセタールやポリオキシメチレンなどの樹脂からなっており、一部が切除された略円環状の燃料ポンプユニット5のケース51を保持するユニット保持部71、移送用ジェットポンプ92を保持するジェットポンプ保持部72およびサブタンク4の側壁42の上端部に係合する係合部73を備えている。
ユニット保持部71は、ケース51の側部を保持している。ジェットポンプ保持部72および係合部73は、ユニット保持部71の側壁から径方向に向かって延びている。
ユニット保持部71は、請求項に記載の第1保持部に相当し、ジェットポンプ保持部72は、請求項に記載の第2保持部に相当し、係合部73は、請求項に記載の係合部に相当する。本実施形態では、係合部73は、3つ形成され、各係合部73はほぼ等間隔に形成されている。本実施形態では、ユニット保持部71、ジェットポンプ保持部72および係合部73は、一体的に形成されており、部品点数の増加を抑制することができる。
図1に示すように、ジェットポンプ保持部72は、ユニット保持部71から上方に延びる吸入管保持部721と、ユニット保持部71から下方に延びるスロートパイプ保持部722とを有している。各保持部721、722のユニット保持部71側の基点は、ユニット保持部71に対して周方向にずれて配置されている。
サブタンク4内には、燃料ポンプユニット5や移送用ジェットポンプ92の他に、内燃機関への燃料の供給に必要な第1接続ホース61等の部材を収容する必要がある。このため、サブタンク4の限られた空間を有効に使用するためには、燃料ポンプユニット5や移送用ジェットポンプ92の配置を工夫する必要がある。具体的には、比較的体格の大きな燃料ポンプユニット5をサブタンク4の中心軸からずらして配置して、第1接続ホース61などの部品を収容する空間を確保している。
従来技術では、上述したように、ジェットポンプは燃料ポンプユニットのケースと一体的に形成されているので、燃料ポンプユニットとジェットポンプとの位置関係が固定されてしまう。このため、燃料ポンプユニットとジェットポンプとの配置の自由度が減少してしまう。燃料ポンプユニットとジェットポンプとの位置関係を所望の位置関係に変更したい場合は、所望の位置関係となるようなケースを用意する必要がある。しかしながら、燃料ポンプユニットのケースは比較的大きいものであり、そのようなケースを複数種類用意すると製造コストが大幅に上昇してしまう。
これに対し、本実施形態では、燃料ポンプユニット5や移送用ジェットポンプ92のサブタンク4内における位置関係をブラケット7によって決定する構成としている。ブラケット7は、燃料ポンプユニット5のケース51に比べ、小さく、構造も簡単である。燃料ポンプユニット5と移送用ジェットポンプ92との位置関係を所望の位置関係としたい場合、ブラケット7を変更するだけでよくなるため、従来技術に比べ製造コストの上昇を抑えることができる。
また、燃料タンク2が搭載される車両によっては、燃料タンク2の高さ方向の寸法が制限される場合がある。これに伴い、燃料タンク2内に収容される燃料供給装置1の高さ方向の寸法も制限される。本実施形態では、ブラケット7のユニット保持部71は、燃料ポンプユニット5のケース51の側部を保持しているので、高さ方向の寸法の増大を抑制でき、高さ方向の寸法が制限された燃料タンク2にも燃料供給装置1を収容することができる。
図4は、サブタンク4、燃料ポンプユニット5およびブラケット7の位置関係を模式的に示した図である。図4に示すように、ブラケット7のユニット保持部71とケース51との間には、請求項に記載の弾性部材としての制振ゴム74が設けられている。制振ゴム74は、断面がL字型であり、ユニット保持部71の上端部に係合するようになっている。
燃料ポンプユニット5のケース51内に収容されている燃料ポンプ52は、駆動することにより振動が発生する。その振動は、ケース51、そのケース51を保持するブラケット7、そのブラケット7を保持するサブタンク4を経て燃料タンク2に伝達し、騒音となって乗員の耳に届く。
本実施形態では、ブラケット7のユニット保持部71とケース51との間に制振ゴム74を設けているため、その制振ゴム74によって燃料ポンプ52にて発生した振動を吸収することができ、その振動が燃料タンク2に伝達されることによる騒音の発生を抑制できる。
また、図4に図示する制振ゴム74は、図5に示すような断面形状としてもよい。図5に図示する制振ゴム74aの断面形状は、外周側に凸部75を有する形状となっている。ユニット保持部71には、制振ゴム74aの凸部75を嵌めこむことができる凹部711が設けられている。これによれば、制振ゴム74aをユニット保持部71に強固に保持させることができるため、ブラケット7をケース51に嵌めこむ際の作業が容易となる。
図6に示すように、制振ゴム74bを係合部73とサブタンク4との間に設けるようにしてもよい。この構成によっても、燃料ポンプ52にて発生した振動を制振ゴム74bにて吸収することができるため、その振動が燃料タンク2に伝達されることによる騒音の発生を抑制できる。
図4から図6では、振動吸収用の弾性部材としてゴムを使用しているが、この弾性部材は、ゴムに限らずスポンジ状のものでもよいし、金属製または樹脂製のスプリングであってもよい。
また、図7に示すように、係合部73とユニット保持部71との間に、断面形状が波型となる請求項に記載の弾性構造としての制振部76を形成してもよい。この制振部76は、係合部73やユニット保持部71と一体的に形成されている。制振部76を波型に形成することにより、制振部76自体が撓みやすくなる。このため、サブタンク4に対してケース51が比較的自由に移動することが可能となる。サブタンク4に対してケース51が比較的自由に移動することができるため、燃料ポンプ52にて発生した振動をこの制振部76にて吸収することができる。
このように、ゴムなどの材料によって振動を吸収するのではなく、構造によって振動を吸収するようにしているため、制振部76をユニット保持部71や係合部73などと一体的に形成することが可能となる。このため、部品点数の増大を抑制することができる。
本発明の一実施形態による燃料供給装置の断面図である。 図1中のII方向の矢視図である。 燃料ポンプユニットおよび移送用ジェットポンプを支持するブラケットの平面図である。 図2中のIV−IV線の断面図である。 図4に示すブラケットの第1の変形例によるブラケットの断面図である。 図4に示すブラケットの第2の変形例によるブラケットの断面図である。 図4に示すブラケットの第3の変形例によるブラケットの断面図である。
符号の説明
1 燃料供給装置
2 燃料タンク
3 フランジ
31 燃料導出管
32 燃料導入管
35 シャフト
36 コイルスプリング
4 サブタンク
5 燃料ポンプユニット
51 ケース
52 燃料ポンプ
55 燃料フィルタ
56 プレッシャレギュレータ
57 燃料吐出口
58 燃料排出口
59 サクションフィルタ
61 第1接続ホース
62 第2接続ホース
7 ブラケット(保持部材)
71 ユニット保持部(第1保持部)
72 ジェットポンプ保持部(第2保持部)
721 吸入管保持部(第2保持部)
722 スロートパイプ保持部(第2保持部)
73 係合部
74 制振ゴム
76 制振部
81 配管
82 供給管
83 供給管
84 分岐部
91 汲上用ジェットポンプ
92 移送用ジェットポンプ(移送手段)
921 チャンバー部材
922 吸入管
923 スロートパイプ

Claims (8)

  1. 燃料タンク内の燃料を燃料タンク外の燃料消費装置に供給する燃料供給装置であって、
    前記燃料タンクの開口部を閉塞するフランジと、
    前記燃料タンク内に設置されるサブタンクと、
    前記フランジと前記サブタンクとを相対移動可能に連結するシャフトと、
    前記サブタンク内に収容され、前記サブタンク内の燃料を吸引し、その吸引した燃料を前記燃料タンク外に吐出する燃料ポンプ、および前記燃料ポンプを取り囲んで収容する略円筒状のケースを有する燃料ポンプユニットと、
    前記サブタンク内に収容され、前記サブタンク内に前記サブタンク外の燃料を移送する移送手段と、
    前記燃料ポンプユニットの前記ケースの側壁内周面により保持する略円環状の第1保持部、前記移送手段を保持する第2保持部、および前記サブタンクに係合する係合部を有し、前記第2保持部と前記係合部とが前記第1保持部の側壁から径方向に向かって延びる保持部材と、
    を備えることを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記第1保持部、前記第2保持部、および前記係合部は一体的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. 前記保持部材は、前記ケースから前記保持部材を介して前記サブタンクに伝わる前記燃料ポンプにて発生した振動を吸収する制振部を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料供給装置。
  4. 前記制振部は、前記ケースと前記第1保持部との間に設けられる弾性部材であることを特徴とする請求項に記載の燃料供給装置。
  5. 前記制振部は、前記係合部と前記サブタンクとの間に設けられる弾性部材であることを特徴とする請求項に記載の燃料供給装置。
  6. 前記制振部は、前記第1保持部と前記係合部との間に形成された弾性構造であることを特徴とする請求項に記載の燃料供給装置。
  7. 前記移送手段は、前記燃料ポンプから吐出される燃料のうち、前記燃料消費装置に使用されない燃料流によって前記サブタンク外の燃料を前記サブタンク内に移送することが可能なジェットポンプであることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の燃料供給装置。
  8. 前記燃料ポンプユニットの前記ケース内には、前記燃料ポンプが吐出した燃料を濾過する燃料フィルタが収容されていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の燃料供給装置。
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