JP4591783B2 - 燃料ポンプモジュール - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンク内に収容されるサブタンク、およびサブタンク内に収容される燃料ポンプを備える燃料ポンプモジュールに関する。
従来、燃料タンク内に収容されるサブタンクと、サブタンク内に収容される燃料ポンプと、サブタンクの底面に形成された開口部からサブタンク内に燃料を汲み上げる汲上用ジェットポンプユニットと、を備える燃料ポンプモジュールが知られている(特許文献1〜5参照)。
そして、この種の汲上用ジェットポンプユニットは、ジェットノズル、スロートパイプおよび吸引口を有しており、ジェットノズルからスロートパイプに向けて燃料を噴出することにより吸引力を発生させ、その吸引力により吸引口から燃料を吸引してスロートパイプからサブタンク内へ吐出するように構成されている。
特開2004−108380号公報 特開2001−003826号公報 特表2003−536006号公報 特開2001−207929号公報 特開2005−351170号公報
しかしながら、特許文献1記載の構造では、燃料ポンプの内部に汲上用ジェットポンプユニットが組み付けられている。また、特許文献2、3記載の構造では、汲上用ジェットポンプに燃料ポンプが取り付けられており、汲上用ジェットポンプが燃料ポンプの取付部材として機能している。そのため、汲上用ジェットポンプユニットの仕様が変更される場合、燃料ポンプの構造も変更しなければならなくなり、汲上用ジェットポンプユニットの仕様の異なる燃料ポンプモジュール間において、燃料ポンプの共通化を図ることができないという問題が生じる。
また、特許文献4、5記載の構造では、ジェットノズルがサブタンクに樹脂により一体に形成されているため、汲上用ジェットポンプユニットの仕様が変更される場合、サブタンクの構造も変更しなければならなくなり、汲上用ジェットポンプユニットの仕様の異なる燃料ポンプモジュール間において、サブタンクの共通化を図ることができないという問題が生じる。
そこで、本発明の目的は、汲上用ジェットポンプユニットの仕様の異なる燃料ポンプモジュール間において、燃料ポンプおよびサブタンクの構造の共通化を図った燃料ポンプモジュールを提供することにある。
請求項1記載の発明では、燃料タンクの壁面との間に隙間を形成する段差形状に底面が形成され、底面のうち隙間を形成する部分に第1開口部が設けられているサブタンクと、燃料ポンプと、汲上用ジェットポンプユニットと、を備え、第1開口部の縁部からサブタンク内に突出する形状であり、汲上用ジェットポンプユニットが内部に組み付けられる第1の壁を備える。
そのため、汲上用ジェットポンプユニットの仕様を変更した場合であっても、仕様変更された汲上用ジェットポンプユニットを第1の壁の内部に組み付けるだけでよく、この仕様変更に伴って燃料ポンプおよびサブタンクの構造を変更する必要をなくすことができる。よって、汲上用ジェットポンプユニットの仕様の異なる燃料ポンプモジュール間において、燃料ポンプおよびサブタンクの構造の共通化を容易に図ることができる。
また、汲上用ジェットポンプユニットは、ジェットノズル、スロートパイプおよび吸引口を有し、ジェットノズルからスロートパイプに向けて燃料を噴出することにより吸引力を発生させ、吸引力により吸引口から燃料を吸引してスロートパイプからサブタンク内へ吐出するように構成されており、第1開口部からサブタンク外の燃料を吸引してサブタンク内に汲み上げる。このとき、ジェットノズルおよびスロートパイプは、第1の壁とは別部材で構成されており、吸引口が第1開口部と連通するように第1の壁の内部に組み付けられることによって、サブタンクに組み付けられる。
請求項記載の発明では、スロートパイプの下流側端部に取り付けられ、スロートパイプによる燃料通路を上方に向けて延長する延長パイプを備える。
そのため、延長パイプの長さを変更するように汲上用ジェットポンプユニットの仕様を変更する場合には、異なる長さの延長パイプに取り替えるだけで仕様変更できる。よって、汲上用ジェットポンプユニットの仕様の異なる燃料ポンプモジュール間において、ジェットノズルおよびスロートパイプの構造の共通化を容易に図ることができる。
因みに、延長パイプを長くした場合には、燃料ポンプの作動停止時において、サブタンク内の燃料が汲上用ジェットポンプユニットを通じて第1開口部からサブタンク外に流出してしまう量を低減できる。一方、延長パイプを短くした場合には、燃料ポンプの作動時において汲上用ジェットポンプユニットから吐出する燃料の延長パイプによる圧力損失を低減できる。
請求項記載の発明では、サブタンク底面に設けられた第2開口部の縁部からサブタンク内に突出する形状であり、第2開口部に接続される移送用配管を通じてサブタンク外の燃料を吸引してサブタンク内に移送する移送用ジェットポンプユニットが組み付け可能に構成された第2の壁を備える。
そのため、移送用ジェットポンプユニットの仕様を変更した場合であっても、仕様変更された移送用ジェットポンプユニットを第2の壁の内部に組み付けるだけでよく、この仕様変更に伴って燃料ポンプおよびサブタンクの構造を変更する必要をなくすことができる。よって、移送用ジェットポンプユニットの仕様の異なる燃料ポンプモジュール間において、燃料ポンプおよびサブタンクの構造の共通化を容易に図ることができる。
請求項記載の発明では、燃料タンクの壁面との間に隙間を形成する段差形状に底面が形成されたサブタンクと、燃料ポンプとを備え、底面のうち隙間を形成する部分には第1開口部が設けられ、さらに底面には第2開口部が設けられており、次の、第1の壁および第2の壁を備えている。
すなわち、第1の壁は、第1開口部の縁部からサブタンク内に突出する形状であり、第1開口部から燃料タンク内の燃料を吸引してサブタンク内に汲み上げる汲上用ジェットポンプユニットが組み付け可能に構成されている。また、第2の壁は、第2開口部の縁部からサブタンク内に突出する形状であり、第2開口部に接続される移送用配管を通じて燃料タンク内の燃料を吸引してサブタンク内に移送する移送用ジェットポンプユニットが組み付け可能に構成されている。
これによれば、汲上用ジェットポンプユニットの仕様を変更した場合であっても、仕様変更された汲上用ジェットポンプユニットを第1の壁の内部に組み付けるだけでよく、この仕様変更に伴って燃料ポンプおよびサブタンクの構造を変更する必要をなくすことができる。よって、汲上用ジェットポンプユニットの仕様の異なる燃料ポンプモジュール間において、燃料ポンプおよびサブタンクの構造の共通化を図ることができる。
同様に、移送用ジェットポンプユニットの仕様を変更した場合であっても、仕様変更された移送用ジェットポンプユニットを第2の壁の内部に組み付けるだけでよく、この仕様変更に伴って燃料ポンプおよびサブタンクの構造を変更する必要をなくすことができる。よって、移送用ジェットポンプユニットの仕様の異なる燃料ポンプモジュール間において、燃料ポンプおよびサブタンクの構造の共通化を容易に図ることができる。
また、汲上用ジェットポンプユニットは、ジェットノズル、スロートパイプおよび吸引口を有し、ジェットノズルからスロートパイプに向けて燃料を噴出することにより吸引力を発生させ、吸引力により吸引口から燃料を吸引してスロートパイプからサブタンク内へ吐出するように構成されており、第1開口部からサブタンク外の燃料を吸引してサブタンク内に汲み上げる。このとき、ジェットノズルおよびスロートパイプは、第1の壁とは別部材で構成されており、吸引口が第1開口部と連通するように第1の壁の内部に組み付けられることによって、サブタンクに組み付けられる。
請求項記載の発明では、サブタンクの底面のうち第2開口部が設けられた部分は、燃料タンクの壁面との間に隙間を形成している。そのため、このような隙間が形成されていない場合に比べて、第2開口部への移送用配管の接続を容易にできる。
ここで、第1開口部と燃料タンク壁面との隙間は、サブタンク外の燃料を汲上用ジェットポンプユニットにより吸引するために必要なものであるが、この隙間を大きくすればするほど、汲上用ジェットポンプユニットにより吸引しなければならない揚程が大きくなり、汲上用ジェットポンプユニットによる汲み上げ流量が減少してしまう。
これに対し、請求項記載の如く、サブタンクの底面のうち第1の壁が設けられる部分は、第2の壁が設けられる部分よりも低い位置であるため、第1開口部と燃料タンク壁面との隙間を小さくすることができ、汲上用ジェットポンプユニットによる汲み上げ流量減少を抑制できる。
請求項記載の発明では、第1の壁は移送用ジェットポンプユニットを組み付け可能に構成され、第2の壁は汲上用ジェットポンプユニットを組み付け可能に構成されている。
そのため、第1の壁に汲上用ジェットポンプユニットが組み付けられ第2の壁に移送用ジェットポンプユニットが組み付けられた燃料ポンプモジュールと、第1の壁に移送用ジェットポンプユニットが組み付けられ第2の壁に汲上用ジェットポンプユニットが組み付けられた燃料ポンプモジュールとの間で、サブタンクの構造の共通化を容易に図ることができる。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1および図2は、第1実施形態に係る燃料ポンプモジュール1を説明する図であり、図1は燃料ポンプモジュール1が燃料タンク2内に設置された状態を示す断面図、図2は燃料ポンプモジュール1の拡大図である。図1中の矢印に示される上下方向は、車両に搭載された状態の燃料タンク2の重力方向を示す。そして、燃料ポンプモジュール1は、燃料タンク2内の燃料を燃料タンク2外部の例えばエンジンに供給するものである。
燃料ポンプモジュール1は、燃料タンク2の開口部2aから燃料タンク2内に挿入して配置されており、燃料タンク2の底面2bに設置されている。燃料タンク2は、燃料ポンプモジュール1を収容している第1タンク室2cと、燃料ポンプモジュール1を収容していない第2タンク室(図示せず)とからなる鞍型の燃料タンクである。また、開口部2aには、蓋部材としてのフランジ3が取り付けられている。
燃料ポンプモジュール1は、燃料タンク2内に収容されるサブタンク10、サブタンク10内に収容されるポンプ本体モジュール20、汲上用ジェットポンプユニット30、移送用ジェットポンプユニット40等を組み付けて構成されている。
フランジ3には、連結部材3aの一端側が固定されており、連結部材3aの他端側は上
下方向に摺動可能な状態でサブタンク10に取り付けられている。そして、サブタンク10は、スプリング3bの弾性力により燃料タンク2の底面2bに押し付けられている。したがって、温度変化による内圧の変化や燃料量の変化で樹脂製の燃料タンク2が膨張または収縮することにともなって、燃料タンク2の底面2bの高さが変動しても、サブタンク10は底面2bの高さ変動に追随する。
サブタンク10は樹脂製であり、底面11を有する筒状に形成されている。そして、サブタンク10の底面11は、燃料タンク2の底面2b(壁面)との間に隙間12を形成する段差形状に形成されている。また、サブタンク10の底面11のうち隙間12を形成する部分には、第1開口部13が設けられている。第1開口部13からは汲上用ジェットポンプユニット30の作動により、第1タンク室2cの燃料がサブタンク10内に汲み上げられる。
さらに、サブタンク10の底面11には、隙間12よりも大きい隙間14を形成する段差形状部分が形成されており、サブタンク10の底面11のうち隙間14を形成する部分には、第2開口部15が設けられている。第2開口部15からは移送用ジェットポンプユニット40の作動により第2タンク室の燃料がサブタンク10内に移送される。
なお、隙間12と隙間14とは連続して繋がっており、段差形状は2段になっている。
また、サブタンク10の底面11のうち前記2段の段差形状部分とは別の部分には、隙間16を形成する段差形状部分が形成されており、サブタンク10の底面11のうち隙間16を形成する部分には第3開口部17が設けられている。第3開口部17には逆止弁18が取り付けられており、第1タンク室2cの燃料が逆止弁18を通じてサブタンク10内に流入するように構成されている。
ところで、燃料ポンプモジュール1が組み付けられた燃料タンク2を製造し、工場出荷した直後の状態等の場合には、燃料タンク2内およびサブタンク10内に燃料が一切貯留されていない状態であるため、汲上用ジェットポンプユニット30内にも燃料は一切流入していない。そのため、燃料タンク2に燃料を供給しても、第3開口部17が設けられていなければ、直ぐにはサブタンク10内の燃料液面は上昇しない。このような場合において、第3開口部17を有する本実施形態によれば、第3開口部17から第1タンク室2cの燃料がサブタンク10内に流入するので、サブタンク10内の燃料液面の上昇速度を速くできる。
ポンプ本体モジュール20は、ケース21内に電動の燃料ポンプ22を収容して構成されており、燃料ポンプ22の上流側にはサクションフィルタ23を、燃料ポンプ22の下流側には燃料フィルタ24を備えている。なお、燃料フィルタ24はケース21内に収容され、燃料ポンプ22を取り囲む環状に形成されている。さらに、ポンプ本体モジュール20は、燃料フィルタ24の下流側にプレッシャレギュレータ25を備えている。そして、プレッシャレギュレータ25の吐出口251とフランジ3とはフレキシブルホース51で接続されている。
燃料ポンプ22は、図示しないインペラを有するポンプ部221と、ポンプ部221を回転駆動させる電動モータ部222とから構成されている。ポンプ部221のうちインペラが収容されているポンプ室には、配管52が接続されている。従って、燃料ポンプ22を作動させると、サブタンク10内の燃料はサクションフィルタ23を通じてポンプ室に吸入され、配管52へ吐出される燃料と、燃料フィルタ24へ吐出される燃料とに分岐する。
燃料フィルタ24へ吐出された燃料は、プレッシャレギュレータ25を通じて、吐出口251から吐出した後、配管52、フランジ3を流通し、燃料タンク2の外部のエンジンに供給される。なお、燃料ポンプ22から吐出された燃料の圧力が所定値(例えば約400kPa)以上となる場合には、その過剰圧力燃料は、プレッシャレギュレータ25のドレンポート252から流出してサブタンク10内に戻る。
配管52の下流側端部は、流路分岐ジョイント53に接続されており、流路分岐ジョイント53はサブタンク10の上端に取り付けられている。流路分岐ジョイント53には2本の配管54、55が接続されており、配管54の下流側端部は汲上用ジェットポンプユニット30に接続され、配管55の下流側端部は移送用ジェットポンプユニット40に接続されている。
また、ポンプ本体モジュール20のケース21内にはチェックバルブ26が備えられている。チェックバルブ26は、配管52が接続されるポンプ室よりも下流側に位置している。このチェックバルブ26を備えることにより、燃料ポンプ22の駆動停止時に配管51内の燃料が燃料ポンプ22内を逆流してサクションフィルタ23から流出してしまうことを防止でき、その結果、燃料ポンプ22の駆動停止時に配管51内の燃料の圧力は所定の圧力に保持される。
汲上用ジェットポンプユニット30は樹脂製であり、ジェットノズル31、スロートパイプ32、チャンバー部材33および延長パイプ34を備えて構成されている。
ジェットノズル31は配管54から供給される燃料をジェット噴射するノズルであり、チャンバー部材33の内部に収容されている。スロートパイプ32は内部にスロート通路321を形成しており、ジェット噴射された燃料はスロート通路321を流通する。この流通の際に、スロート通路321の通路断面を閉塞する液膜(リキッドシール)を形成しつつ燃料が流通することで、負圧が発生し、この負圧によりチャンバー部材33に形成された吸引口331から燃料が吸入される。
そして、吸引口331から吸引された燃料はジェット噴射された燃料とともにスロートパイプ32、延長パイプ34を順に流通して延長パイプ34の流出口341からサブタンク10内に流出する。従って、燃料ポンプ22を駆動させると、ジェットノズル31から燃料がジェット噴射されることにともない、第1タンク室2cの燃料は、隙間12、サブタンク10の第1開口部13、吸引口331、スロート通路321、流出口341を通じてサブタンク10内に汲み上げられる。
因みに、ジェットノズル31はチャンバー部材33と樹脂により一体に形成されており、チャンバー部材33とスロートパイプ32とは溶着により接続されており、スロートパイプ32と延長パイプ34とは嵌合により接続されている。また、本実施形態では、ジェットノズル31は上方に向けて燃料をジェット噴射し、スロート通路321および延長パイプ34は上下方向に延びる形状である。
移送用ジェットポンプユニット40は樹脂製であり、ジェットノズル41、スロートパイプ42、チャンバー部材43および延長パイプ44を備えて構成され、汲上用ジェットポンプユニット30と同様の構造である。
すなわち、ジェットノズル41は配管55から供給される燃料をジェット噴射し、ジェット噴射された燃料はスロートパイプ42内に形成されたスロート通路421を流通する。すると、チャンバー部材43に形成された吸引口431から燃料が吸引され、吸引された燃料はジェット噴射された燃料とともにスロートパイプ42、延長パイプ44を順に流通して延長パイプ44の流出口441からサブタンク10内に流出する。
サブタンク10の第2開口部15に配管接続部151が形成されており、配管接続部151には、図示しない移送用配管が接続されている。従って、燃料ポンプ22を駆動させると、ジェットノズル41から燃料がジェット噴射されることにともない、第2タンク室の燃料は、移送用配管、配管接続部151、第2開口部15、吸引口431、スロート通路421、流出口441を通じてサブタンク10内に移送される。これにより、第1タンク室2c内の燃料量が減少しても、サブタンク10内は燃料で充満される。
因みに、ジェットノズル41はチャンバー部材43と樹脂により一体に形成されており、チャンバー部材43とスロートパイプ42とは溶着により接続されており、スロートパイプ42と延長パイプ44とは嵌合により接続されている。また、本実施形態では、ジェットノズル41は上方に向けて燃料をジェット噴射し、スロート通路421および延長パイプ44は上下方向に延びる形状である。また、配管接続部151はL字状に屈曲した形状であり、水平方向に流通する燃料の流れを上下方向に変換する。
次に、本実施形態の要部である、汲上用ジェットポンプユニット30および移送用ジェットポンプユニット40のサブタンク10への組み付け構造について説明する。
サブタンク10には、第1開口部13の縁部からサブタンク10内に突出する形状の第1の壁131が形成されている。第1の壁131は環状に形成されており、上下方向に延びる円筒形状である。そして、第1の壁131の内部には、汲上用ジェットポンプユニット30のチャンバー部材33が組み付けられている。
図2は、省略チャンバー部材33が第1の壁131に組み付けられた状態を示す拡大図である。図2ではスロートパイプ32の図示を省略している。
この図2に示すように、チャンバー部材33の外周面には嵌合凸部332が形成され、第1の壁131の内周面には嵌合凹部132が形成されている。これらの嵌合凸部332および嵌合凹部132は環状に延びる形状である。そして、嵌合凸部332が嵌合凹部132に嵌まり込むことでチャンバー部材33は第1の壁131に嵌合している。また、このように嵌合した状態においては、嵌合凸部332は体積が小さくなる向きに弾性変形している。そのため、嵌合凸部332の表面全体が嵌合凹部132に密着している。すなわち、嵌合凸部332は嵌合凹部132に圧入されていると言える。
これにより、汲上用ジェットポンプユニット30と第1の壁131とのシール性を確保することができ、第1開口部13から吸引口331に向けて流れる燃料が第1の壁131とチャンバー部材33との間から漏れ出てしまうことを抑制できる。
また、嵌合凸部332および嵌合凹部132による圧入構造を備えるので、樹脂製のサブタンク10が燃料に晒されることにより膨潤等により変形したとしても、汲上用ジェットポンプユニット30が第1の壁131から抜け出てしまうことを防止できる。
サブタンク10には、第2開口部15の縁部からサブタンク10内に突出する形状の第2の壁152が形成されている。第2の壁152は環状に形成されており、上下方向に延びる円筒形状である。そして、第2の壁152の内部には、移送用ジェットポンプユニット40のチャンバー部材43が組み付けられている。チャンバー部材43の外周面には嵌合凸部332と同様の嵌合凸部が形成され、第2の壁152の内周面には嵌合凹部132と同様の嵌合凹部が形成されており、チャンバー部材43の嵌合凸部の表面全体が第2の壁152の嵌合凹部に密着している。
また、サブタンク10のうち第1の壁131および第2の壁152の周囲には、上下方向に延びるガイド部材133、153が複数本形成されている。ガイド部材133、153の上方部分にはガイド面134、154が形成されており、汲上用ジェットポンプユニット30および移送用ジェットポンプユニット40を第1の壁131および第2の壁152にそれぞれ組み付ける際に、汲上用ジェットポンプユニット30はガイド面134により第1の壁131に向けて案内され、移送用ジェットポンプユニット40はガイド面154により第2の壁152に向けて案内されている。
これにより、汲上用ジェットポンプユニット30および移送用ジェットポンプユニット40を、第1の壁131および第2の壁152にそれぞれ組み付けるその作業性を向上できる。
そして、上記構成による本実施形態によれば、サブタンク10の底面11のうち燃料タンク2の底面2bとの間に隙間12を形成する部分には、第1開口部13が設けられている。そして、第1開口部13の縁部のそれぞれからサブタンク10内に突出する第1の壁131を備え、第1の壁131の内部に汲上用ジェットポンプユニット30が組み付けられる。
そのため、汲上用ジェットポンプユニット30の仕様を変更した場合であっても、仕様変更された汲上用ジェットポンプユニット30を第1の壁131の内部に組み付けるだけでよく、この仕様変更に伴って燃料ポンプ22およびサブタンク10の構造を変更する必要をなくすことができる。よって、汲上用ジェットポンプユニット30の仕様の異なる燃料ポンプモジュール1間において、燃料ポンプ22およびサブタンク10の構造の共通化を容易に図ることができる。
また、サブタンク10の底面11のうち燃料タンク2の底面2bとの間に隙間14を形成する部分には、第2開口部15が設けられている。そして、第2開口部15の縁部からサブタンク10内に突出する第2の壁152を備え、第2の壁152の内部に移送用ジェットポンプユニット40が組み付けられる。
そのため、移送用ジェットポンプユニット40の仕様を変更した場合であっても、仕様変更された移送用ジェットポンプユニット40を第2の壁152の内部に組み付けるだけでよく、この仕様変更に伴って燃料ポンプ22およびサブタンク10の構造を変更する必要をなくすことができる。よって、移送用ジェットポンプユニット40の仕様の異なる燃料ポンプモジュール1間において、燃料ポンプ22およびサブタンク10の構造の共通化を容易に図ることができる。
なお、汲上用ジェットポンプユニット30および移送用ジェットポンプユニット40の仕様を変更の例として、ジェットノズル31、41、スロートパイプ32、42およびチャンバー部材33、43の形状変更や、延長パイプ34、44の長さ変更等が挙げられる。
また、本実施形態によれば、スロートパイプ32、42の下流側端部に延長パイプ34、44が嵌合により組み付けられているので、延長パイプ34、44の長さを変更するように汲上用ジェットポンプユニット30および移送用ジェットポンプユニット40の仕様を変更する場合には、異なる長さの延長パイプ34、44に取り替えるだけで仕様変更できる。よって、汲上用ジェットポンプユニット30および移送用ジェットポンプユニット40の仕様の異なる燃料ポンプモジュール1間において、ジェットノズル31、41およびスロートパイプ32、42の構造の共通化を容易に図ることができる。
ところで、燃料ポンプ22の作動を停止させると、サブタンク10内の燃料は汲上用ジェットポンプユニット30の流出口341から流入し、スロート通路321、吸引口331、第1開口部13を通じて第1開口部13からサブタンク10外に流出してしまう。そして、この流出は、サブタンク10内の液面高さが流出口341の高さになった時点で止まり、サブタンク10の液面高さは流出口341の高さとなる。
従って、延長パイプ34、44を長くした場合には、燃料ポンプ22の作動停止時におけるサブタンク10内の液面高さを高くすることができ、その結果、次回の燃料ポンプ22を作動させた直後の吐出流量を増大できる。
一方、延長パイプ34、44を短くした場合には、燃料ポンプ22の作動時において汲上用ジェットポンプユニット30から吐出する燃料の延長パイプ34、44による圧力損失を低減できる。
また、本実施形態において、第1の壁131と第2の壁152とを同じ形状に形成して、第1の壁131に移送用ジェットポンプユニット40を組み付け可能にし、第2の壁152に汲上用ジェットポンプユニット30を組み付け可能にすれば、以下の効果が発揮される。
すなわち、第1の壁131に汲上用ジェットポンプユニット30が組み付けられ第2の壁152に移送用ジェットポンプユニット40が組み付けられた図1に示す燃料ポンプモジュール1と、第1の壁131に移送用ジェットポンプユニット30が組み付けられ第2の壁152に汲上用ジェットポンプユニットが組み付けられた燃料ポンプモジュール(図示せず)との間で、サブタンク10の構造の共通化を容易に図ることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る燃料ポンプモジュール1Aを、図3を用いて以下に説明する。
上記第1実施形態に係る燃料ポンプモジュール1は、汲上用ジェットポンプユニット30および移送用ジェットポンプユニット40の両方を備えているが、本第2実施形態に係る燃料ポンプモジュール1Aは、移送用ジェットポンプユニット40を廃止して汲上用ジェットポンプユニット30のみを備えている。
具体的には、本第2実施形態に係る燃料ポンプモジュール1Aは、第1実施形態に係る燃料ポンプモジュール1の第2の壁152から移送用ジェットポンプユニット40を取り外し、第2の壁152に蓋155を取り付けた状態である。この蓋155により第2開口部15は閉塞され、第2開口部15からサブタンク10内の燃料が外部に流出することを防止している。
このように、第1実施形態に係る燃料ポンプモジュール1および本第2実施形態に係る燃料ポンプモジュール1Aは、ともに第2の壁152を備えている。そのため、移送用ジェットポンプユニット40の有無に拘わらず、両モジュール1、1A間において燃料ポンプ22およびサブタンク10の構造等の共通化を容易に図ることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態に係る燃料ポンプモジュール1Bを、図4を用いて以下に説明する。
上記第2実施形態に係る燃料ポンプモジュール1Aでは、第2の壁152に蓋155を取り付けることにより第2開口部15を閉塞させているのに対し、本第3実施形態に係る燃料ポンプモジュール1Bでは、第2開口部15を閉塞する蓋部156を備えており、この蓋部156は、樹脂によりサブタンク10と一体に形成されている。
サブタンク10を樹脂により射出成形するにあたり、金型のうち蓋部156に相当する部分を入れ子構造にしている。そのため、第1実施形態に係る燃料ポンプモジュール1用の入れ子と、本第3実施形態に係る燃料ポンプモジュール1B用の入れ子とを準備すれば、これらの入れ子を取り替えるだけで、両燃料ポンプモジュール1、1Bのサブタンク10を射出成形することができ、入れ子を除く部分の金型の共通化を容易に図ることができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態に係る燃料ポンプモジュール1Cを、図5を用いて以下に説明する。
上記第1実施形態に係る燃料ポンプモジュール1では、サブタンク10の第2開口部15に配管接続部151が形成されており、この配管接続部151はL字状に屈曲した形状であり、水平方向に流通する燃料の流れを上下方向に変換する。これに対し、本第4実施形態に係る燃料ポンプモジュール1Cでは、第2開口部15に形成されている配管接続部151aは上下方向に延びる形状である。
換言すれば、第1実施形態に係る燃料ポンプモジュール1では、配管接続部151がL字状に屈曲することに起因して、配管接続部151に接続される図示しない移送用配管の接続位置はサブタンク10の側方に位置する。これに対し、本第4実施形態に係る燃料ポンプモジュール1Cでは、移送用配管の接続位置は第2開口部15の真下に位置する。
そして、配管接続部151aの下端とサブタンク10の底面11との間には、移送用配管の配置スペースとしての隙間14が形成されている。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態に係る燃料ポンプモジュール1Dを、図6を用いて以下に説明する。
上記第1実施形態に係る燃料ポンプモジュール1では、汲上用ジェットポンプユニット30および移送用ジェットポンプユニット40に供給する燃料として、燃料ポンプ22のポンプ室にて昇圧された燃料を用いているのに対し、本第5実施形態に係る燃料ポンプモジュール1Dでは、プレッシャレギュレータ25のドレンポート252から流出するリターン燃料を用いている。
具体的には、本第5実施形態に係る燃料ポンプモジュール1Dでは、燃料ポンプ22のポンプ室と流路分岐ジョイント53とを接続する配管52(図1参照)を廃止して、プレッシャレギュレータ25のドレンポート252(図1参照)と流路分岐ジョイント53とを接続する配管56(図6参照)を備えている。そのため、プレッシャレギュレータ25のドレンポート252から流出するリターン燃料は、配管56および流路分岐ジョイント53を通じて汲上用ジェットポンプユニット30および移送用ジェットポンプユニット40に供給される。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態に係る燃料ポンプモジュール1Eを、図7を用いて以下に説明する。
上記第5実施形態に係る燃料ポンプモジュール1Dでは、汲上用ジェットポンプユニット30および移送用ジェットポンプユニット40に供給する燃料として、ドレンポート252からのリターン燃料を用いているのに対し、本第6実施形態に係る燃料ポンプモジュール1Eでは、プレッシャレギュレータ25の吐出口251から燃料タンク2外部に吐出される高圧メイン燃料を用いている。
具体的には、本第6実施形態に係る燃料ポンプモジュール1Dでは、プレッシャレギュレータ25のドレンポート252(図1参照)と流路分岐ジョイント53とを接続する配管56(図6参照)を廃止して、プレッシャレギュレータ25の吐出口251と流路分岐ジョイント531とを接続する配管57(図7参照)を備えている。そして、流路分岐ジョイント531は、配管57から流入した燃料を配管51、54、55の三方に分岐する。
ところで、燃料ポンプ22の駆動を停止させても配管51、57内の燃料の圧力が所定の圧力に保持されれば、燃料ポンプ22を再度駆動させる際に、燃料タンク2の外部に吐出する燃料の吐出圧を即座に所定の吐出圧に上昇させることができる。
この点を鑑み、ポンプ本体モジュール20のケース21内にはチェックバルブ26が備えられているとともに、流路分岐ジョイント531内には残圧保持バルブ532が備えられている。
チェックバルブ26を備えることにより、燃料ポンプ22の駆動停止時に配管57内の燃料が燃料ポンプ22内を逆流してサクションフィルタ23から流出してしまうことを防止でき、その結果、燃料ポンプ22の駆動停止時に配管57内の燃料の圧力は所定の圧力に保持される。
また、残圧保持バルブ532を備えることにより、燃料ポンプ22の駆動停止時に配管51内の燃料が配管54、55を逆流して汲上用ジェットポンプユニット30および移送用ジェットポンプユニット40から流出してしまうことを防止でき、その結果、燃料ポンプ22の駆動停止時に配管51、57内の燃料の圧力は所定の圧力に保持される。
なお、残圧保持バルブ532は、上流側(燃料ポンプ22側)の燃料圧力が所定圧力より大きい場合に配流路分岐ジョイント531内の燃料通路を開き、所定圧力以下の場合に前記燃料通路を閉塞する。つまり、前記所定圧力は、高圧メイン燃料としての吐出圧力よりも小さい値に設定されており、そのため、燃料ポンプ22の駆動時には残圧保持バルブ532は開き、燃料ポンプ22の駆動を停止させて吐出圧力が所定圧力まで低下した時点で、残圧保持バルブ532は閉じる。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態に係る燃料ポンプモジュール1Fを、図8を用いて以下に説明する。
上記第1実施形態に係る燃料ポンプモジュール1では、第1の壁131の内部には、汲上用ジェットポンプユニット30のチャンバー部材33が組み付けられているのに対し、本第実施形態に係る燃料ポンプモジュール1Fでは、汲上用ジェットポンプユニット30を廃止するとともに、燃料ポンプ22の吸入口223を第1の壁131に組み付けている。
なお、本第7実施形態に係る燃料ポンプモジュール1Fでは、燃料ポンプ22の吸入口223にサクションフィルタ23を取り付けることを廃止している。また、燃料ポンプモジュール1Fでは、上記第2実施形態と同様にして移送用ジェットポンプユニット40を廃止しており、第2の壁152には蓋155が取り付けられている。
このように、第1実施形態に係る燃料ポンプモジュール1および本第7実施形態に係る燃料ポンプモジュール1Fはともに、第1の壁131を備えている。そのため、汲上用ジェットポンプユニット30の有無に拘わらず、両モジュール1、1F間において燃料ポンプ22およびサブタンク10の構造等の共通化を容易に図ることができる。
(第8実施形態)
本発明の第8実施形態に係る燃料ポンプモジュール1Gを、図9を用いて以下に説明する。
上記第7実施形態に係る燃料ポンプモジュール1Fは、汲上用ジェットポンプユニット30および移送用ジェットポンプユニット40の両方を廃止しているが、本第実施形態に係る燃料ポンプモジュール1Fは、汲上用ジェットポンプユニット30を廃止して移送用ジェットポンプユニット40のみを備えている。
このように、第7実施形態に係る燃料ポンプモジュール1Fおよび本第8実施形態に係る燃料ポンプモジュール1Gは、ともに第2の壁152を備えている。そのため、移送用ジェットポンプユニット40の有無に拘わらず、両モジュール1F、1G間において燃料ポンプ22およびサブタンク10の構造等の共通化を容易に図ることができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、嵌合凸部332を嵌合凹部132に圧入することにより、汲上用ジェットポンプユニット30と第1の壁131とのシール性を確保しているが、当該圧入による組み付け構造を廃止して、汲上用ジェットポンプユニット30と第1の壁131との間にOリング等のシール部材を設けることにより、前記シール性を確保するようにしてもよい。また、この場合には、スナップフィット構造等を備えることにより、汲上用ジェットポンプユニット30の第1の壁131からの抜け止めを図るようにして好適である。
なお、移送用ジェットポンプユニット40と第2の壁152との組み付け構造についても同様にして、Oリング等のシール部材を設けることによりシール性を確保するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、サブタンク10に形成されているガイド部材133、153は、周方向に分割された複数本で形成されているが、これらのガイド部材133、153を1本の円筒形状に形成してもよい。
また、配管接続部151を備える上記第1〜3、5〜8実施形態では、燃料タンク2の底面2bと配管接続部151との間に隙間14を形成しているが、この隙間14を廃止して、配管接続部151を燃料タンク2の底面2bに接触するように配置してもよい。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
本発明の第1実施形態による燃料ポンプモジュールが燃料タンク内に設置された状態を示す断面図。 図1に示す燃料ポンプモジュールの拡大図。 本発明の第2実施形態による燃料ポンプモジュールを示す断面図。 本発明の第3実施形態による燃料ポンプモジュールを示す断面図。 本発明の第4実施形態による燃料ポンプモジュールを示す断面図。 本発明の第5実施形態による燃料ポンプモジュールを示す断面図。 本発明の第6実施形態による燃料ポンプモジュールを示す断面図。 本発明の第7実施形態による燃料ポンプモジュールを示す断面図。 本発明の第8実施形態による燃料ポンプモジュールを示す断面図。
符号の説明
1、1A〜1G:燃料ポンプモジュール、2:燃料タンク、2b:燃料タンクの底面(壁面)10:サブタンク、11:サブタンクの底面、12:隙間、13:第1開口部、15:第2開口部、22:燃料ポンプ、30:汲上用ジェットポンプユニット、31、41:ジェットノズル、32、42:スロートパイプ、34、44:延長パイプ、40:移送用ジェットポンプユニット、131:第1の壁、152:第2の壁。

Claims (7)

  1. 燃料タンク内に収容されるとともに、前記燃料タンクの壁面との間に隙間を形成する段差形状に底面が形成され、前記底面のうち前記隙間を形成する部分に第1開口部が設けられているサブタンクと、
    前記サブタンク内に収容され、前記サブタンク内の燃料を前記燃料タンクの外部に圧送する燃料ポンプと、
    ジェットノズル、スロートパイプおよび吸引口を有し、前記ジェットノズルから前記スロートパイプに向けて燃料を噴出することにより吸引力を発生させ、前記吸引力により前記吸引口から燃料を吸引して前記スロートパイプから前記サブタンク内へ吐出するように構成されており、前記第1開口部から前記サブタンク外の燃料を吸引して前記サブタンク内に汲み上げる汲上用ジェットポンプユニットと、
    前記第1開口部の縁部から前記サブタンク内に突出する形状であり、前記汲上用ジェットポンプユニットが内部に組み付けられる第1の壁と、
    を備え
    前記ジェットノズルおよび前記スロートパイプは、前記第1の壁とは別部材で構成されており、前記吸引口が前記第1開口部と連通するように前記第1の壁の内部に組み付けられることによって、前記サブタンクに組み付けられる燃料ポンプモジュール。
  2. 前記スロートパイプの下流側端部に取り付けられ、前記スロートパイプによる燃料通路を上方に向けて延長する延長パイプを備える請求項1記載の燃料ポンプモジュール。
  3. 前記底面には第2開口部が設けられており、
    前記第2開口部の縁部から前記サブタンク内に突出する形状であり、前記第2開口部に接続される移送用配管を通じて前記サブタンク外の燃料を吸引して前記サブタンク内に移送する移送用ジェットポンプユニットが組み付け可能に構成された第2の壁を備える請求項1又は2記載の燃料ポンプモジュール。
  4. 燃料タンク内に収容されるとともに、前記燃料タンクの壁面との間に隙間を形成する段差形状に底面が形成されたサブタンクと、
    前記サブタンク内に収容され、前記サブタンク内の燃料を前記サブタンク外に圧送する燃料ポンプと、
    を備える燃料ポンプモジュールにおいて、
    前記底面のうち前記隙間を形成する部分には第1開口部が設けられ、さらに前記底面には第2開口部が設けられており、
    前記第1開口部の縁部から前記サブタンク内に突出する形状であり、前記第1開口部から前記サブタンク外の燃料を吸引して前記サブタンク内に汲み上げる汲上用ジェットポンプユニットが組み付け可能に構成された第1の壁と、
    前記第2開口部の縁部から前記サブタンク内に突出する形状であり、前記第2開口部に接続される移送用配管を通じて前記燃料タンク内の燃料を吸引して前記サブタンク内に移送する移送用ジェットポンプユニットが組み付け可能に構成された第2の壁と、
    を備え、
    前記汲上用ジェットポンプは、ジェットノズル、スロートパイプおよび吸引口を有し、前記ジェットノズルから前記スロートパイプに向けて燃料を噴出することにより吸引力を発生させ、前記吸引力により前記吸引口から燃料を吸引して前記スロートパイプから前記サブタンク内へ吐出するように構成されており、
    前記ジェットノズルおよび前記スロートパイプは、前記第1の壁とは別部材で構成されており、前記吸引口が前記第1開口部と連通するように前記第1の壁の内部に組み付けられることによって、前記サブタンクに組み付けられる燃料ポンプモジュール。
  5. 前記底面のうち前記第2開口部が設けられた部分は、前記燃料タンクの壁面との間に隙間を形成している請求項4記載の燃料ポンプモジュール。
  6. 前記底面のうち前記第1の壁が設けられる部分は、前記第2の壁が設けられる部分よりも低い位置である請求項4又は5記載の燃料ポンプモジュール。
  7. 前記第1の壁は、前記汲上用ジェットポンプユニットに換えて前記移送用ジェットポンプユニットを組み付け可能に構成され、
    前記第2の壁は、前記移送用ジェットポンプユニットに換えて前記汲上用ジェットポンプユニットを組み付け可能に構成されている請求項4から6のいずれか一項記載の燃料ポンプモジュール。
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