JP3891289B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のタンク室を有する燃料タンク内の燃料を燃料タンク外へ供給する燃料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の燃料供給装置として、複数のタンク室を有する燃料タンクの一室に燃料ポンプを設置し、燃料ポンプから燃料タンク内に燃料を噴出して吸引力を発生し、他のタンク室の燃料を燃料ポンプに吸引するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、所謂汲み上げ用のジェットポンプから燃料を噴出して吸引力を発生し、燃料ポンプが収容されている燃料タンク内の燃料をサブタンク内に供給する燃料供給装置が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特公平5−2830号公報
【特許文献2】
特開2001−207929号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1では、燃料ポンプが収容されているタンク室の燃料が減少すると、燃料ポンプが収容されているタンク室の燃料を燃料ポンプが吸引できず、燃料ポンプから燃料を噴出できなくなる。すると、他のタンク室の燃料を移送するための吸引力が発生しないので、燃料ポンプが収容されているタンク室に加え、他のタンク室の燃料を燃料ポンプが吸引することが困難になるという問題がある。
【0005】
そこで、特許文献2のようにサブタンクを有する燃料供給装置を特許文献1のように複数のタンク室を有する燃料タンクに用いれば、サブタンク、つまり燃料ポンプが収容されているタンク室の燃料が減少しても、汲み上げ用のジェットポンプが燃料ポンプが収容されているタンク室の燃料をサブタンク内に供給することにより、燃料ポンプが吸引する燃料を確保できる。しかしながら、他のタンク室の燃料を燃料ポンプ側のタンク室またはサブタンク内に移送するために移送用のジェットポンプをサブタンクの外に設置する場合、燃料ポンプから供給される燃料を移送用のジェットポンプがサブタンクの外で噴出するので、燃料タンクの傾斜等により汲み上げ用のジェットポンプがサブタンク内に燃料を供給できない状況が発生すると、燃料ポンプがサブタンク内の燃料を吸引して燃料タンクの外側に供給する以外にサブタンク内に確保された燃料が減少するという問題がある。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、ジェットポンプにより複数のタンク室からサブタンク内に燃料を供給可能であり、サブタンク内の燃料の減少を低減する燃料供給装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1から10記載の発明によると、汲み上げ用および移送用の両方のジェットポンプにより複数のタンク室からサブタンク内に燃料を供給するので、いずれかのタンク室の燃料が減少しても、サブタンクに燃料を供給可能である。
また、ポンプモジュールが収容されている第1タンク室とは別の第2タンク室の燃料をサブタンク内に供給する移送用の第2ジェットポンプはサブタンク内に収容されておりサブタンク内で燃料を噴出するため、噴出した燃料は必ずサブタンク内に回収される。したがって、ポンプモジュールが吸引し燃料タンクの外に供給する以外に、サブタンク内に確保された燃料が減少することを極力低減できる。例えば、燃料タンクが傾き、第1、第2ジェットポンプが空気中に露出し、サブタンク内に燃料を供給できない状況においても、ジェットポンプ駆動用の燃料は必ずサブタンク内に回収され、ポンプモジュールが吸引可能なサブタンク内に確保された燃料の減少を低減できる。
また、ポンプモジュールを収容する主室と第2ジェットポンプを収容するは副室とは隔壁により区画されている。主室の燃料は隔壁を越えて副室に流入しないので、ポンプモジュールの停止中において、主室の燃料が副室からサブタンクの外に流出することを防止できる。したがって、ポンプモジュールの停止中において、ポンプモジュールが収容されている主室の燃料の液面高さを確保できる。
【0007】
請求項2記載の発明によると、第2タンク室内の燃料がサブタンク内に流入する流入口からサブタンク内の燃料が流出することを防止するので、ポンプモジュール停止中において、サブタンク内の燃料が減少することを防止できる
【0008】
請求項記載の発明によると、第2タンク室の燃料をサブタンク内に供給する移送配管は燃料タンク内に設置されている。移送配管を設置するために燃料タンクに穴を開ける必要がないので、燃料タンクのシール箇所を低減できる。
請求項記載の発明によると、第2ジェットポンプはサブタンクの底部に向けて燃料を噴出するので、第2ジェットポンプをサブタンクの深さ方向に沿って縦置きできる。したがって、第2ジェットポンプを横置きする場合に比べ、サブタンクを小径化できる。
【0009】
請求項記載の発明によると、第2ジェットポンプはサブタンクの底部に向けて燃料を噴出し、サブタンクの底部は第2ジェットポンプが噴出する燃料を受ける燃料溜まりを形成している。第2ジェットポンプから噴出された燃料が燃料溜まりに溜まり、第2ジェットポンプのノズルの周囲に燃料が充満すると、第2ジェットポンプが燃料を噴出することにより吸引力が発生し、第2タンク室内の燃料がサブタンクに供給される。したがって、ポンプモジュールの始動時において第2ジェトポンプのノズルの周囲に燃料が充満していない場合にも、燃料溜まりに速やかに燃料が溜まりノズルの周囲に充満するので、ポンプモシュールの始動開始後、第2タンク室内の燃料を速やかにサブタンク内に供給できる。
【0010】
請求項記載の発明によると、ポンプモジュールはサブタンク内の一方の径方向側に寄せられており、サブタンクの他方の径方向側に第1ジェットポンプおよび第2ジェットポンプが設置されている。第1ジェットポンプと第2ジェットポンプとを近づけて設置できるので、ポンプモジュールから両ジェットポンプに噴出燃料を供給する通路長が短くなる。したがって、両ジェットポンプに供給される燃料の圧力低下を極力低減してポンプモジュールから両ジェットポンプに噴出燃料を供給できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図に基づいて説明する。
本発明の一実施形態による燃料供給装置を図1および図2に示す。燃料供給装置1は、燃料タンク2内の燃料を燃料タンク2外部の例えばエンジンに供給するものである。燃料供給装置1は、フランジ10、サブタンク20、ポンプモジュール30、ジェットポンプ60およびジェットポンプ70等からなる。図1は、図2をジェットポンプ60、プレッシャレギュレータ40およびジェットポンプ70を通る折れ曲がった面で切断した断面図を表している。したがって、平面で切断した断面に比べ横に長くなっている。
【0012】
図1に示す燃料供給装置1の蓋部材としてのフランジ10は、円板状に形成されており、図3に示すように燃料タンク2の開口部2aを覆うように燃料タンク2の上壁に取り付けられている。燃料タンク2は、サブタンク20を収容している第1タンク室3と、サブタンク20を収容していない第2タンク室4とからなる鞍型の燃料タンクである。フランジ10には図示しない燃料吐出管および電気コネクタが組み付けられている。燃料供給装置1のフランジ10以外の部品は燃料タンク2内に収容されている。
【0013】
サブタンク20は、底部を有する筒状に形成されており、図2に示すように側壁22に周方向の一部が径方向内側に凹んでいる段差部28を有している。サブタンク20は、段差部28を除き略円筒状に形成されており、サブタンク20の段差部28は平坦に形成されている。段差部28には、ジェットポンプ60(図1参照)、およびセンダゲージ44が設置されている。
【0014】
図示しないシャフトは、一端がフランジ10に圧入され、他端がサブタンク20に形成している挿入部23に緩く挿入されている。挿入部23は、サブタンク20の側壁22がサブタンク20の径方向内側へ円弧状に凹んだ部分に形成されている。これにより、シャフトおよび挿入部23はサブタンク20の外側に突出していない。そのため、フランジ10側からのサブタンク20の投影面積が縮小される。フランジ10とサブタンク20とは図示しないスプリングにより互いに離れるように付勢されている。これにより、フランジ10とポンプモジュール30が収容されているサブタンク20とは、燃料タンク2の上下方向へ相対的に往復移動可能である。したがって、燃料供給装置1が収容される燃料タンク2が温度変化による内圧の変化や燃料量の変化で膨張または収縮しても、サブタンク20の底部は燃料タンク2の底部内壁に常に押し付けられている。
【0015】
図1および図2に示すように、サブタンク20の内部空間は、隔壁24により第1室である主室100と第2室である副室102とに区画されている。ポンプモジュール30は主室100に収容されている。ポンプモジュール30は、燃料ポンプ32、燃料フィルタ34、サクションフィルタ36およびプレッシャレギュレータ40等を有している。燃料ポンプ32は、内部に図示しないモータを収容しており、モータとともに回転するインペラなどの回転部材により燃料吸入力を発生し、サクションフィルタ36からサブタンク20内の燃料を吸引する。プレッシャレギュレータ40は、燃料ポンプ32が吐出し燃料フィルタ34で異物が除去された燃料の圧力を調整する。圧力が調整された燃料は、蛇腹管42を通りフランジ10から燃料タンク2の外に供給される。
【0016】
汲み上げ用の第1ジェットポンプとしてのジェットポンプ60は、サブタンク20の外側で流入口26に取り付けられており、移送用の第2ジェットポンプとしてのジェットポンプ70は副室102に収容されている。逆止弁27は、主室100の燃料が流入口26からサブタンク20の外側に流出することを防止する。図2に示すように、ポンプモジュール30はサブタンク20の一方の径方向側に寄せて主室100に収容されている。ジェットポンプ60およびジェットポンプ70はサブタンク20の他方の径方向の内側と外側とに互いに近づけて設置されている。したがって、燃料ポンプ32からジェットポンプ60、70に噴出燃料を供給する経路長が短くなる。これにより、燃料ポンプ32からジェットポンプ、60、70に供給される噴出燃料の圧力低下を低減できる。
【0017】
燃料ポンプ32のインペラ周囲に形成された空気抜き孔と、ジェットポンプ60およびジェットポンプ70とは、柔軟性を有する3本のナイロン管50、およびナイロン管50同士を接続する樹脂製の接続部材52により接続されており、燃料ポンプ32の昇圧部に位置する空気抜き孔からジェットポンプ60、70に噴出燃料が供給される。空気抜き孔ではなく、燃料ポンプ32が昇圧した後の燃料、例えば燃料フィルタ34を通り、プレッシャレギュレータ40で調圧された後の燃料の一部をジェットポンプ60、70に供給してもよい。また、プレッシャレギュレータ40の排出燃料を噴出燃料としてジェットポンプ60、70に供給してもよい。
【0018】
サブタンク20の外側に位置するナイロン管50は、サブタンク20の外壁に形成した円弧部29(図2参照)に引っ掛けられ、円弧部29に保持されている。燃料ポンプ32の昇圧部からジェットポンプ60、70に噴出燃料を供給する経路はサブタンク20の側壁22の上端で折れ曲がっており、接続部材52はこの折れ曲がり箇所である側壁22の上端に嵌合している。接続部材52のサブタンク20の内側に空気穴54が形成されており、空気穴54と径方向反対側に3個の爪56が形成されている。この爪56にセンダゲージ44の出力をフランジ10側に送出するリード線45が引っ掛けられている。センダゲージ44のフロート46は、流入口80がサブタンク20から突出している方向と同一方向に回転可能である。したがって、燃料タンク2内に燃料供給装置1を組み付けるときに、流入口80およびフロート46を同じ向きにして開口部2aから燃料タンク2内に挿入することができる。
【0019】
ジェットポンプ60がノズル62から燃料を噴出することにより、第1タンク室3の燃料は流入口26からサブタンク20の主室100に供給される。また、ジェットポンプ70がノズル72から燃料を噴出することにより、第2タンク室4の燃料は、フィルタ84を通り、移送配管82、流入口80からサブタンク20の副室102に供給される。これにより、第1タンク室3および第2タンク室4内の燃料量が減少しても、サブタンク20内は燃料で充満される。
【0020】
ジェットポンプ70は、ノズル72、流入管73および流出管74を有しており、副室102の底部に向けてノズル72から燃料を噴射する。ジェットポンプ70は、副室102の深さ方向に沿って縦置きに設置されているので、ジェットポンプ70を横置きする場合に比べ、サブタンク20を小径化できる。
【0021】
流入管73は、副室102でサブタンク20の内壁に嵌合している。流入管73は流入口80と連通しており、流出管74は副室102に開口している。第2タンク室4の燃料は、ジェットポンプ70が噴出する燃料により吸引され、移送配管82から流入口80、流入管73、流出管74を通り副室102に供給される。
【0022】
図4に示すように、流出管74は、その外壁に径方向反対側に突出する突起75を有している。サブタンク20は、副室102の底部から互いに向き合って突出している支持板25を有している。支持板25には上方から幅の狭まる嵌合凹部25aが形成されており、この嵌合凹部25aに流出管74の突起75が嵌合する。嵌合凹部25aの底は開口側が狭くなった円状に形成されているので、一旦嵌合凹部25aに突起75が嵌合すると、突起75は嵌合凹部25aから抜けにくい。
【0023】
また、ジェットポンプ70が燃料を噴出する副室102の底部には、サブタンク20により燃料溜まり104が形成されている。したがって、例えばエンジン始動時においてジェットポンプ70のノズル72周囲に燃料が充満されていない場合にも、エンジン始動にともない燃料ポンプ32が作動し燃料ポンプ32から供給される燃料をノズル72から噴出することにより燃料溜まり104に速やかに燃料が溜まりノズル72の周囲を充満する。ジェットポンプ70は、ノズル72の周囲に燃料が充満しリキッドシールが形成されることにより吸引力を発生するので、ジェットポンプ70の燃料噴出方向に燃料溜まり104を形成したことにより、エンジン始動時において、第2タンク室4の燃料を速やかにサブタンク20内に供給できる。
【0024】
次に、燃料供給装置1の作動について説明する。燃料ポンプ32が作動しているとき、燃料ポンプ32で昇圧された燃料は、プレッシャレギュレータ40で調圧され、蛇腹管42を通りエンジン側に供給される。ジェットポンプ60、70には、燃料ポンプ32の空気抜き穴からナイロン管50、接続部材52、ナイロン管50を通って昇圧途中の燃料の一部が供給される。ジェットポンプ60は、この燃料を噴出することにより吸引力を発生して第1タンク室2の燃料を吸引し、流入口26からサブタンク20内に供給する。燃料ポンプ32からジェットポンプ60に供給される燃料は、僅かではあるが空気穴54から漏れ出る。しかし、空気穴54がサブタンク20の内側に位置しているので、空気穴54から漏れた燃料はサブタンク20内に戻る。
【0025】
燃料ポンプ32から供給される燃料をジェットポンプ70がノズル72から噴出すると、第2タンク室4の燃料は移送配管82、流入口80を通って吸引され副室102に供給される。副室102に流入した燃料は隔壁24を越え主室100に流入する。
【0026】
エンジンの停止により燃料ポンプ32が停止すると、空気穴54はサブタンク20の側壁22の上端近傍に位置しているので、接続部材52の空気穴54から空気が進入し、ナイロン管50内の燃料が排出される。したがって、燃料ポンプ32が停止しても、燃料ポンプ32の昇圧部からナイロン管50、接続部材52、ナイロン管50を通りジェットポンプ60、70からサブタンク20の主室100の燃料がサブタンク20の外側に流出することを防止できる。さらに、逆止弁27は、流入口26を通り主室100の燃料がサブタンク20の外に流出することを防止する。したがって、燃料ポンプ32が停止しても主室100の燃料の液面高さは低下しない。
【0027】
副室102の燃料の液面高さが第2タンク室4の液面高さよりも高い場合、燃料ポンプ32が停止すると、副室102の燃料は、流出管74、流入管73、流入口80、移送配管82を通りサブタンク20から第2タンク室4に流出する。しかし、主室100は隔壁24により副室102と仕切られているので、主室100の燃料は隔壁24を越えて副室102に流入しない。したがって、主室100の燃料が副室102から流入口80を通りサブタンク20の外部に流出することを防止できる。つまり、隔壁は、主室100の燃料が流入口80を通りサブタンク20の外部に流出することを防止する逆流防止手段である。
【0028】
隔壁24を形成してサブタンク20内の空間を主室100と副室102に区画する以外にも、例えば、第2タンク室4からサブタンク20に燃料を供給する経路中に、サブタンク20からサブタンク20の外側に燃料が逆流することを防止する逆止弁を逆流防止手段として設置してもよい。逆止弁を設置する位置は、第2タンク室4からサブタンク20に移送する燃料量の効率を考慮し、ジェットポンプ70のノズル72の下流側に設置することが望ましい。
【0029】
以上説明した上記実施形態では、サブタンク20内に移送用のジェットポンプ70を収容したので、燃料ポンプ32からジェットポンプ70に供給される燃料はサブタンク20内に噴出される。したがって、例えば車両が傾いたり、旋回することにより第1タンク室3および第2タンク室4からサブタンク20内に燃料が供給されない状態になっても、ポンプモジュール30からエンジン側に燃料を供給して減少する以外に、サブタンク20内の燃料の減少を極力低減できる。
【0030】
また、第2タンク室4から第1タンク室3のサブタンク20に燃料を移送する移送配管82が燃料タンク2内に設置されているので、移送配管82を燃料タンク2の外側を通す場合に比べ、燃料タンク2に形成される開口の数が減少する。これにより、燃料タンク2内の蒸発燃料が燃料タンク2の外に漏れることを防止するシール箇所が減少する。
【0031】
上記実施形態では、ジェットポンプ70を縦置きしたが、ジェットポンプ70を横置きすることも可能である。この場合、ジェットポンプ70のノズル72を副室102の上方に設置することにより、燃料ポンプ32が停止しても副室102の燃料の液面位置を高く保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による燃料供給装置を示す断面図である。
【図2】図1のII方向矢視図である。
【図3】鞍型の燃料タンク内に燃料供給装置を収容している状態を示す断面図である。
【図4】(A)および(B)は移送用のジェットポンプとサブタンクとの組み付け構造を示す説明図である。
【符号の説明】
1 燃料供給装置
2 燃料タンク
3 第1タンク室
4 第2タンク室
20 サブタンク
24 隔壁(逆流防止手段)
30 ポンプモジュール
32 燃料ポンプ
60 ジェットポンプ(汲み上げ用)
70 ジェットポンプ(移送用)
80 流入口
82 移送配管
100 主室(第1室)
102 副室(第2室)
104 燃料溜まり

Claims (10)

  1. 複数のタンク室を有する燃料タンク内の燃料を前記燃料タンク外に供給する燃料供給装置であって、
    前記複数のタンク室のうちの第1タンク室に設置され、隔壁により内部空間を主室と副室とに区画し、周方向の側壁の一部が径方向内側に凹んだ段差部を有しているサブタンクと、
    前記サブタンクの一方の径方向側に寄せて前記主室に収容され前記サブタンク内の燃料を吸引し昇圧するポンプモジュールと、
    前記第1タンク室に設置され、ノズルから燃料を噴出することにより吸引力を発生し、前記第1タンク室の燃料を前記サブタンク内に供給する第1ジェットポンプと、
    前記サブタンクの他方の径方向側において前記段差部と周方向にずれた位置に形成された前記副室に収容され、前記第1ジェットポンプの前記ノズルとは別のノズルから燃料を噴出することにより吸引力を発生し、前記複数のタンク室のうちの第2タンク室の燃料を前記サブタンク内に供給する第2ジェットポンプと、
    前記段差部に設置され、前記サブタンク内の液面高さを計測するセンダゲージと、
    を備えることを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記第2タンク室の燃料が前記サブタンク内に流入する流入口から前記サブタンク内の燃料が流出することを防止する逆流防止手段を備えることを特徴とする請求項1記載の燃料供給装置。
  3. 前記第2ジェットポンプが発生する吸引力により前記第2タンク室の燃料を前記サブタンク内に移送する移送配管は、前記燃料タンク内に設置されていることを特徴とする請求項1または2記載の燃料供給装置。
  4. 前記第2ジェットポンプは前記サブタンクの底部に向けて燃料を噴出することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の燃料供給装置。
  5. 前記サブタンクの底部は前記第2ジェットポンプが噴出する燃料を受ける燃料溜まりを形成していることを特徴とする請求項4記載の燃料供給装置。
  6. 前記センダゲージのフロートは、前記第2タンク室の燃料を前記サブタンク内に流入する流入口が前記サブタンクから外側に突出している方向と同一方向に回転することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の燃料供給装置。
  7. 前記第1ジェットポンプおよび前記第2ジェットポンプに燃料を供給する経路は、前記サブタンクの上壁に嵌合する接続部材を有しており、前記接続部材の前記サブタンクの内側に空気孔が形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の燃料供給装置。
  8. 前記ポンプモジュールの燃料昇圧部に設けられた空気抜き孔から供給される燃料、あるいは前記ポンプモジュールが昇圧した後の燃料を、前記第1ジェットポンプおよび前記第2ジェットポンプに供給することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載の燃料供給装置。
  9. 前記サブタンクの他方の径方向側に前記第1ジェットポンプが設置されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項記載の燃料供給装置。
  10. 前記第1ジェットポンプは前記段差部に設置されていることを特徴とする請求項9記載の燃料供給装置。
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