JP5745878B2 - 燃料供給装置 - Google Patents
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Description
同図に示すように、燃料供給装置100は、燃料タンク101の上壁101aに取り付けられる構造のものである。燃料供給装置100は、燃料タンク101の上壁101aに形成された開口部102を閉塞する蓋体としての本体部103と、この本体部103の下部に係合するポンプホルダ104とを有している。そして、これら本体部103とポンプホルダ104とにより、燃料タンク101内で燃料ポンプ105を支持するようになっている。すなわち、ポンプホルダ104は、燃料ポンプ105の下部を内包可能な有底筒状に形成されており、燃料ポンプ105を下側から支持するようになっている。
そこで、図8に示すように、ポンプ部107のケースのうち、比較的強度が高い周縁部のみを支持するように、ポンプホルダ104の底部の内周縁部のみ内側に突出するように肉厚部111を形成することが考えられる。このような構成とすることで、樹脂化されたポンプ部107のケースの変形を防止しつつ、材料コストの低減化、燃料供給装置100の軽量化を図ることが可能になる。
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、燃料供給装置の斜視図、図2は、燃料供給装置の縦断面図である。
なお、以下の説明においては、燃料タンク2に燃料供給装置1を取り付けた状態で、鉛直方向上側(図1、図2における上側)を単に上側、鉛直方向下側(図1、図2における下側)を単に下側などと表現して説明する。
燃料供給装置1は、燃料ポンプ3と、および燃料タンク2の上壁2aに固定され燃料ポンプ3を支持するホルダ部4と、燃料ポンプ3の吸入側、つまり燃料ポンプ3の下側に配設されたサクションフィルタ28とを備えている。
燃料ポンプ3は、サクションフィルタ28側に配設されたポンプ部Pとポンプ部P上に取り付けられたモータ部Mとを有している。
モータ部Mとしては、例えば、ブラシ(不図示)付きの直流モータ30aが使用される。
モータ部Mの径方向中央には出力軸30bが配置されており、モータ部Mの上側と、ポンプ部Pの下側とにより回動自在に枢支されている。
インペラ81は、樹脂からなる略円板状に形成された部材であって、モータ部Mの出力軸30bに相対回転不能に連結されている。インペラ81の上面および下面には、外周側に複数の羽根部(不図示)が形成されている。これら複数の羽根部の間は、インペラ81の肉厚方向に貫通形成されている。また、インペラ81には、肉厚方向に貫通する燃料流路孔(不図示)が形成されており、直流モータ30aの駆動によりインペラ81が回転すると、燃料が不図示の燃料流路孔を通ってインペラ81の下側から上側に向かって圧送されるようになっている。
ロワーケース83は、インペラ81の下部を覆うように略円板状に形成されている。ロワーケース83のインペラ81側の面には、軸方向平面視略C字状の溝部(不図示)が形成されている。この溝部の径方向外側の一端には、ロワーケース83の肉厚方向に貫通する燃料流路孔(不図示)が形成されている。また、ロワーケース83の下部には吸入管7が設けられている。
また、ロワーケース83の下部外周には、ゴム製の角リング92が装着可能な段差部83aが形成されている。
ミドルケース85は、インペラ81の外周部を取り囲むように略リング状に形成されている。
これらロワーケース83、アッパーケース84およびミドルケース85は、いずれも耐油性を有する樹脂からなり、例えば金型を用いたインジェクション成型等により形成される。
上述のように構成された燃料ポンプ3を支持するホルダ部4は、燃料タンク2の上壁2aに固定されるフランジユニット9と、フランジユニット9の燃料タンク2の内側に設けられ燃料ポンプ3を内包するアッパーカップ10と、このアッパーカップ10に取り付けられ、燃料ポンプ3の下部を覆いつつ、燃料ポンプ3を支持する有底筒状のロワーカップ20とにより構成されている。
フランジユニット9は、樹脂製の略円板状のユニット本体11を有している。ユニット本体11は、燃料タンク2の上壁2aに形成された開口部に外側(上側)から挿入され、上壁に取り付けられている。したがって、フランジユニット9の上面は、燃料タンク2の外部に露出した状態になる。
係合片17は、燃料ポンプ3のポンプ部Pよりもやや下方まで延出している。そして、係合片17には、後述のロワーカップ20に形成されている係合凸部18に係合する係合孔19が形成されている。
図3は、ロワーカップを下側からみた斜視図、図4は、ロワーカップを上側からみた斜視図、図5は、図2のA部拡大図である。
図1〜図5に示すように、燃料ポンプ3の吸入側に配設されたロワーカップ20は、略有底筒状に形成されたものである。ロワーカップ20の周壁20aは、内径が燃料ポンプ3を嵌合可能、かつ外径がアッパーカップ10(カップ本体14)の周壁14bの内径よりもやや小さくなる程度に設定されている。
より具体的には、係合部51は、ロワーカップ20の底壁20bから立ち上がり形成された支持部52と、支持部52の先端に一体成形され、吸入管7とは反対側に向かって延出する抜け止め壁53とで構成されている。抜け止め壁53は、軸方向平面視で略扇状に形成されている。
図6は、サクションフィルタの斜視図である。
図1、図2、図6に示すように、サクションフィルタ28は、濾材36と、濾材36の外周縁に形成された溶着部37とで構成されている。濾材36は、袋状に形成された不織布であって、溶着部37は、袋状に形成された濾材36の外周縁を溶着し形成されたものである。
接続管38は樹脂で形成されたものであって、この接続管38の一端は濾材36に開口されている。これにより、燃料タンク2内の燃料が濾材36を介して接続管38内に流れ込み、この接続管38内に流れ込んだ燃料が燃料ポンプ3に汲み上げられる。
また、突出部38aの他端(先端)側の外周縁には、凸部46が一体成形されている一方、ロワーカップ20の底壁20bには、突出部38a、および凸部47を受け入れ可能な溝48が形成されている。これにより、サクションフィルタ28の誤組みが防止されるようになっている。
次に、ロワーカップ20の製造方法について説明する。
ロワーカップ20は、不図示の金型を用いたインジェクション成型等により形成されるが、金型を構成するコアとキャビティ(何れも不図示)の離型方向は、ロワーカップ20の軸方向に設定される。ロワーカップ20が有底筒状に形成されているからである。
そして、図4に示すように、抜け止め壁53の底壁20b側の面、および支持部52の吸入管7とは反対側の面を形成する金型の入れ子121もコアとキャビティの移動に応じて軸方向にスライド移動する(図4における矢印Y1参照)。
また、開口部57は、この一側がロワーカップ20の周壁20aと底壁20bとの接続部に形成されている台座部65の一部を切り欠くように形成されており、さらに、周壁20aには、開口部57に対応する箇所に、それぞれ燃料案内溝66が鉛直方向全体に亘って形成されている。すなわち、燃料案内溝66は、入れ子121のスライド方向に沿って形成された状態になっている。このため、入れ子121のスライド移動によって燃料案内溝66も同時に形成される。
続いて、図2、図4に基づいて燃料供給装置1の動作について説明する。
まず、燃料ポンプ3のモータ部Mを駆動させると、出力軸30bが回転し、これに相対回転不能に連結されているインペラ81が回転する。インペラ81が回転すると、燃料タンク2内の燃料がサクションフィルタ28を介して濾過された状態で吸入管7から吸入される。そして、ポンプ部P内で燃料が昇圧され、不図示の燃料流路孔を介してモータ部M内に燃料が吐出される。
ここで、開口部57は、吸入管7が挿通されている開口部26を挟んで両側に形成されている。すなわち、吸入管7の近傍に開口部57が形成された状態になっている。このため、開口部57から排出された燃料は、サクションフィルタ28を介して速やかに吸入管7から汲み上げられる。
したがって、上述の実施形態によれば、吸入管7の近傍の開口部57を、燃料ポンプ3の外面を伝う燃料の排出口として機能させることにより、燃料ポンプ3によって燃料を効率よく汲み上げることができる。
また、ロワーカップ20に形成された台座部65に燃料ポンプ3を載置することにより、ポンプケース82の下端周縁部がロワーカップ20に支持された状態になる。このため、ポンプケース82の中央部分を支持する場合と比較してポンプケース82の変形を防止することができる。よって、燃料ポンプ3の効率低下を防止できる。
さらに、燃料ポンプ3はハウジングケース91に覆われており、このハウジングケース91の鍔部86を介し、ロワーカップ20に燃料ポンプ3が支持された状態になっている。このため、より確実にポンプケース82の変形を防止できる。
例えば、上述の実施形態では、ポンプ部Pは、インペラ81が回転すると、吸入管7から燃料を吸入して燃料を昇圧する構成になっている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、ポンプ部Pとして、例えば、遠心ポンプ、渦巻きポンプなどの名称で知られる周知の種々のポンプ構造を採用することが可能である。
2 燃料タンク
3 燃料ポンプ
4 ホルダ部
7 吸入管(吸入口)
10 アッパーカップ
20 ロワーカップ
20a 周壁
20b 底壁
26 開口部
28 サクションフィルタ
38 接続管(接続部)
42 係合爪(第1係合部)
51 係合部(第2係合部)
52 支持部
53 抜け止め壁
57 開口部(排出口)
65 台座部
66 燃料案内溝
121 入れ子
Claims (4)
- 燃料タンク内に配置され、前記燃料タンク内の燃料を汲み上げて内燃機関へと圧送する燃料ポンプと、
前記燃料タンクの壁面に取り付けられ、前記燃料ポンプを内包するアッパーカップを有するホルダ部と、
前記アッパーカップに取り付けられ、前記燃料ポンプを下側から支持する有底筒状で樹脂製のロワーカップとを備え、
前記ロワーカップの底壁と周壁との接続部に、前記燃料ポンプの下端周縁部が載置される台座部を形成し、
前記ロワーカップの底壁に、前記ロワーカップ内の燃料を外部に排出可能な排出口を形成し、
前記ロワーカップの周壁の内面に、鉛直方向に沿う燃料案内溝を形成し、
この燃料案内溝が、前記台座部を介して前記排出口と連通するように形成されていることを特徴とする燃料供給装置。 - 前記ロワーカップの底壁に、前記燃料ポンプの吸入口を露出可能な開口部を形成すると共に、この開口部の周囲に前記排出口を形成したことを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
- 前記ロワーカップの底壁、および周壁の接続部分に接触するように前記排出口を形成し、この排出口を形成するための金型の入れ子のスライド方向に沿って前記燃料案内溝を形成したことを特徴とする請求項2に記載の燃料供給装置。
- 前記吸入口に取り付けられ、前記燃料ポンプに吸入される前記燃料タンク内の燃料を濾過するサクションフィルタを備え、
前記サクションフィルタに、前記吸入口に装着可能な接続部を前記燃料ポンプ側に向けて突設し、
前記接続部に第1係合部を設けると共に、
前記ロワーカップの底壁に、前記吸入口に前記接続部を装着させた状態で前記第1係合部に係合可能な第2係合部を設け、
この第2係合部と前記排出口とを、前記排出口を形成するための金型の入れ子のスライド方向に沿って対向配置したことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の燃料供給装置。
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