JP2012184760A - 燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料タンクに対する組付性を向上しながらセット高さを低減することのできる燃料供給装置を提供する。
【解決手段】燃料供給装置10は、燃料タンク18の取付孔19に装着されるフランジユニット12と、フランジユニット12に連結機構16を介して上下方向に伸縮可能に連結されかつ燃料タンク18内に取付孔19を通して配置されるポンプユニット14とを備え、燃料タンク18内の燃料を内燃機関に供給する。連結機構16は、フランジユニット12側に設けられた第1スライド部材51に対して、ポンプユニット14側に設けられた第2スライド部材52が上下方向に移動可能にかつ横軸回りに回動可能に連結されてなる伸縮・傾動連結部を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、主として自動車等の車両に搭載される燃料タンク内の燃料を内燃機関に供給する燃料供給装置に関する。
この種の燃料供給装置としては、燃料タンクの上面開口部に装着されるブラケットと、ブラケットに連結機構を介して上下方向に伸縮可能に連結されかつ燃料タンク内に上面開口部を通して配置されるサブタンクとを備えている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の燃料供給装置(以下、「従来例」という)における連結機構は、L字状、直棒形状のスライドプレートを備えている。ブラケットに対してスライドプレートの一端部(上端部)が上下動自在に保持されている。また、サブタンクに対してスライドプレートの他端部(下端部)が回動自在に枢支されている。このため、車両の燃料タンクに対する燃料供給装置の組付けに際しては、サブタンクが一側端面から燃料タンクの上面開口部に挿入された後、燃料タンク内へ所定の回動面内にて回動しつつ挿入され、サブタンクの底面が燃料タンクの底部に着座された後、ブラケットが燃料タンクの上面開口部に装着される。また、ブラケットに対するサブタンクの上下動によって深底タンクや浅底タンクに適用される。
特開平11−264353号公報
前記従来例によると、燃料タンクに対する燃料供給装置の組付性いわゆるサブタンクの挿入性を向上するため、燃料供給装置の上下方向の長さを長くしようとすると、スライドプレートの長さを高さ方向に長くする必要が生じる。すると、燃料タンクに組付けた際の燃料供給装置の全高いわゆるセット高さが高くならざるを得ない。したがって、燃料タンクに対する組付性を向上しながらセット高さを低減することが困難であるという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、燃料タンクに対する組付性を向上しながらセット高さを低減することのできる燃料供給装置を提供することにある。
前記課題は、特許請求の範囲に記載された構成を要旨とする燃料供給装置により解決することができる。
すなわち、請求項1に記載された燃料供給装置によると、燃料タンクの上面開口部に装着される第1ユニットと、前記第1ユニットに連結機構を介して上下方向に伸縮可能に連結されかつ前記燃料タンク内に前記上面開口部を通して配置される第2ユニットとを備え、前記燃料タンク内の燃料を内燃機関に供給する燃料供給装置であって、前記連結機構は、前記第1ユニット側に設けられた支持部に対して、前記第2ユニット側に設けられた可動部が上下方向に移動可能にかつ横軸回りに回動可能に連結されてなる伸縮・傾動連結部を備えている。このように構成すると、連結機構の伸縮・傾動連結部において、支持部に対する可動部の上下方向に移動によって第1ユニット側に対して第2ユニット側が上下方向に伸縮可能とされ、かつ、支持部に対する可動部の横軸回りの回動によって第1ユニット側に対して第2ユニット側が傾動可能とされる。このため、燃料タンクに対する組付け時は、第1ユニット側に対する第2ユニット側の伸長動作と傾動動作との協働によって、燃料供給装置の上下方向の全長を長くすることができ、燃料タンク内への第2ユニットの挿入性を向上することができる。また、燃料タンクに燃料供給装置を組付けた際は、第1ユニット側に対する第2ユニット側の短縮動作と傾動復帰動作との協働によって、燃料供給装置のセット高さを短縮することができる。また、連結機構の伸縮・傾動連結部において、第1ユニット側と第2ユニット側とが伸縮可能にかつ傾動可能に連結されているため、相互に上下方向に移動可能に連結する伸縮連結部と、相互に横軸回りに回動可能に連結する傾動連結部とを別個に設定する場合と比べて、伸縮・傾動連結部を上下方向にコンパクトに構成することができる。したがって、燃料タンクに対する組付性を向上しながらセット高さを低減することができる。
また、請求項2に記載された燃料供給装置によると、前記連結機構の伸縮・傾動連結部は、前記支持部に対して前記可動部が下方へ移動した位置において該可動部が横軸回りに回動可能となるように、前記可動部が下方へ移動した位置以外において該可動部の横軸回りの回動が規制される構成としたものである。このように構成すると、連結機構の伸縮・傾動連結部において、支持部に対して可動部が下方へ移動した位置においてのみ該可動部が横軸回りに回動可能となる。このため、第1ユニット側に対して第2ユニット側が下方へ伸長した位置において第1ユニット側に対して第2ユニット側が傾動可能とされる。また、支持部に対して可動部が下方へ移動した位置以外においては、該可動部の横軸回りの回動が規制される。このため、第1ユニット側に対して第2ユニット側が下方へ伸長した位置以外の位置においては、第1ユニット側に対して第2ユニット側の傾動が規制される。したがって、第1ユニット側に対して第2ユニット側が下方へ伸長した位置以外の位置における第2ユニット側の不要な傾動が規制されることにより、燃料供給装置の組付性を向上することができる。
また、請求項3に記載された燃料供給装置によると、前記連結機構の伸縮・傾動連結部は、前記支持部に対して前記可動部を上下方向へ移動可能に連結しかつ該可動部が下方へ移動した位置において連結を解放するスライド機構と、前記支持部に対して前記可動部が下方へ移動した位置において前記支持部に対して該可動部が回動可能に連結される回動機構とを備えている。このように構成すると、連結機構の伸縮・傾動連結部において、スライド機構によって可動部の横軸回りの回動を規制した状態で、支持部に対して可動部を上下方向へ移動することができる。また、可動部が下方へ移動した位置において、スライド機構による連結が解放されたときは、回動機構によって可動部を横軸回りに回動することができる。したがって、可動部の横軸回りの回動を規制するための専用の規制機構等が不要であるため、伸縮・傾動連結部をコンパクト化することができる。
また、請求項4に記載された燃料供給装置によると、前記連結機構は、前記第1ユニットと前記伸縮・傾動連結部の支持部との間、及び、前記伸縮・傾動連結部の可動部と前記第2ユニットとの間の少なくとも一方の間に、相互に上下方向に移動可能に連結する伸縮連結部、及び、相互に上下方向に移動可能にかつ横軸回りに回動可能に連結する伸縮・傾動連結部、並びに、相互に横軸回りに回動可能に連結する傾動連結部の少なくとも1つの連結部を備えている。このように構成すると、第1ユニットと伸縮・傾動連結部の支持部との間、及び、伸縮・傾動連結部の可動部と第2ユニットとの間の少なくとも一方の間に、伸縮連結部、及び、伸縮・傾動連結部、並びに、傾動連結部の少なくとも1つの連結部を備えることによって、連結機構の動作形態を多様化することができる。
また、請求項5に記載された燃料供給装置によると、前記伸縮・傾動連結部は、前記支持部と前記可動部との二部材のいずれかの部材の横軸上に形成された連結軸と、残りの部材に形成された連結孔とを備え、前記連結軸は、軸部及び頭部を有し、前記連結孔は、挿通孔部及び抜け止め孔部を有し、前記連結孔の挿通孔部に前記連結軸の頭部を挿通させた状態で、その連結孔の抜け止め孔部に連結軸の軸部をスライドすることによって連結軸と連結孔とが上下方向に移動可能にかつ回動可能に連結され、前記他方の部材には、前記連結孔の抜け止め孔部から挿通孔部への前記連結軸の移動を制限する戻り止め手段を設けている。このように構成すると、連結孔の挿通孔部に連結軸の頭部を挿通させた状態で、その連結孔の抜け止め孔部に連結軸の軸部をスライドすることによって連結軸と連結孔とが上下方向に移動可能にかつ横軸回りに回動可能に連結される。このため、伸縮・傾動連結部の支持部と可動部との組付性すなわち組付作業性を向上することができる。また、他方の部材に設けた戻り止め手段により、連結孔の抜け止め孔部から挿通孔部への連結軸の移動が制限される。このため、連結孔の挿通孔部から連結軸が抜け外れることを防止することができる。この点について説明すると、燃料タンクに対する燃料供給装置の組付け等において、連結軸が連結孔の連結孔の抜け止め孔部から挿通孔部へ移動した場合、挿通孔部から連結軸が容易に抜け外れてしまうおそれがあるため、その組付作業がし難いという不具合を生じる。しかし、他方の部材に設けた戻り止め手段により、連結孔の抜け止め孔部から挿通孔部への連結軸の移動を制限することができる。これによって、連結孔の挿通孔部から連結軸が抜け外れることを防止し、燃料タンクに対する燃料供給装置の組付作業性を向上することができる。
また、請求項6に記載された燃料供給装置によると、前記傾動連結部は、前記支持部と前記可動部との二部材のいずれかの部材の横軸上に形成された連結軸と、残りの部材に形成された連結孔とを備え、前記連結軸は、軸部及び頭部を有し、前記連結孔は、挿通孔部及び抜け止め孔部を有し、前記連結孔の挿通孔部に前記連結軸の頭部を挿通させた状態で、その連結孔の抜け止め孔部に連結軸の軸部をスライドすることによって連結軸と連結孔とが回動可能に連結され、前記他方の部材には、前記連結孔の抜け止め孔部から挿通孔部への前記連結軸の移動を制限する戻り止め手段を設けている。このように構成すると、連結孔の挿通孔部に連結軸の頭部を挿通させた状態で、その連結孔の抜け止め孔部に連結軸の軸部をスライドすることによって連結軸と連結孔とが横軸回りに回動可能に連結される。このため、傾動連結部の支持部と可動部との組付性すなわち組付作業性を向上することができる。また、他方の部材に設けた戻り止め手段により、連結孔の抜け止め孔部から挿通孔部への連結軸の移動が制限される。このため、連結孔の挿通孔部から連結軸が抜け外れることを防止することができる。
また、請求項7に記載された燃料供給装置によると、前記第2ユニットにおける可動部とその可動部に対応する支持部との間に、上下方向に係脱可能な係合手段が設けられ、前記係合手段は、前記支持部に対する前記可動部の可動時において係合を解除し、かつ、前記支持部に対する前記可動部のセット位置において係合し、その係合により両部材間の相対的な横方向の移動が制限される構成としている。このように構成すると、第2ユニットにおける可動部とその可動部に対応する支持部との間に設けた係合手段が、支持部に対する可動部のセット位置において係合することによって、両部材間の相対的な横方向の移動を制限することができる。このため、燃料タンクに対する燃料供給装置の組付け時における第2ユニットの横方向(水平方向)に関する位置決め精度を向上することができる。また、燃料タンクを搭載した車両の衝突時等における両部材間の衝撃荷重が分散されることによって、耐衝撃性を向上することができる。また、係合手段は、支持部に対する可動部の可動時において係合を解除するため、燃料タンクに対する燃料供給装置の組付け時等において支障をきたさない。
実施形態1に係る燃料供給装置を示す斜視図である。 燃料供給装置を示す正面図である。 燃料タンクに対する組付途中の状態の燃料供給装置を示す正面図である。 燃料タンクに対する組付途中の状態の燃料供給装置を示す背面図である。 第1連結部を示す正面図である。 図5のVI−VI線矢視断面図である。 第2連結部を示す正面図である。 図7のVIII−VIII線矢視断面図である。 第3連結部を示す背面図である。 図9のX−X線矢視断面図である。 燃料供給装置を模式的に示す正面図である。 第1連結部及び第2連結部の伸長状態における燃料供給装置を模式的に示す正面図である。 第1連結部及び第2連結部並びに第3連結部の伸長状態における燃料供給装置を模式的に示す正面図である。 第2連結部及び第3連結部の傾動状態における燃料供給装置を模式的に示す正面図である。 燃料タンクに対する組付途中の状態における燃料供給装置を模式的に示す正面図である。 燃料タンクに対する組付状態における燃料供給装置を模式的に示す平面図である。 燃料タンクに対する組付状態における燃料供給装置を模式的に示す正面図である。 燃料タンクに対する組付状態における燃料供給装置を模式的に示す右側面図である。 実施形態2に係る燃料供給装置を模式的に示す正面図である。 第1連結部及び第2連結部の伸長状態における燃料供給装置を模式的に示す正面図である。 第2連結部及び第3連結部の傾動状態における燃料供給装置を模式的に示す正面図である。 実施形態3に係る燃料供給装置を模式的に示す正面図である。 第1連結部及び第2連結部の伸長状態における燃料供給装置を模式的に示す正面図である。 第2連結部の傾動状態における燃料供給装置を模式的に示す正面図である。 実施形態4に係る第3連結部を示す背面図である。 第3連結部の要部を示す分解斜視図である。 図25のXXVII−XXVII線矢視断面図である。 図25のXXVIII−XXVIII線矢視断面図である。 図25のXXIX−XXIX線矢視断面図である。 図25のXXX−XXX線矢視断面図である。 係合手段の第1リブを示す下面図である。 係合手段の第2リブを示す上面図である。 係合手段の第1リブと第2リブとの関係を示す分解斜視図である。 実施形態5に係る第3連結部を示す背面図である。 実施形態6に係る係合手段を示す説明図である。 実施形態7に係る係合手段を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
[実施形態1]
実施形態1を説明する。本実施形態に係る燃料供給装置は、自動車等の車両に搭載された燃料タンク内の燃料を内燃機関(エンジン)へ供給する装置である。図1は燃料供給装置を示す斜視図、図2は同じく燃料供給装置を示す正面図である。なお、燃料供給装置については、図2の正面図における上下左右を基準として説明を行う。すなわち、図2において、左右方向及び前後方向(紙面表裏方向)が水平方向(横方向)に対応しており、上下方向が鉛直方向(縦方向)に対応している。
図1に示すように、燃料供給装置10は、フランジユニット12とポンプユニット14とを備えている。フランジユニット12とポンプユニット14とは、連結機構16を介して上下方向に伸縮可能に連結されている。説明の都合上、フランジユニット12、ポンプユニット14、連結機構16の順に説明する。
まず、フランジユニット12について説明する。図2に示すように、前記フランジユニット12は、燃料タンク18の上壁18aに形成された円形孔からなる取付孔19に装着されている。取付孔19は、燃料タンク18の上壁18aの中央部に形成されている。なお、取付孔19は本明細書でいう「上面開口部」に相当する。また、燃料タンク18は、例えば、車両のフロアパネル22の下方に隣接して配置されている。フロアパネル22には、サービスホール23が形成されている。サービスホール23は、取付孔19と同心状にかつ取付孔19の孔径よりも大径の円形孔に形成されている。また、燃料タンク18内に貯留される燃料は、ガソリン等の液体燃料である。
前記フランジユニット12は、樹脂製で、前記燃料タンク18の取付孔19を閉鎖する円形蓋状のセットプレート部25、及び、燃料タンク18内で発生した蒸発燃料を吸着するキャニスタ部27等を備えている。セットプレート部25には、燃料を吐出しかつ内燃機関につながる燃料供給配管(図示省略)が接続される吐出ポート29(図1参照)、外部コネクタを接続するための電気コネクタ部30等が設けられている。また、キャニスタ部27は、セットプレート部25の下面側に形成されており、燃料タンク18内に配置される(図2参照)。キャニスタ部27内には、燃料タンク18内で発生した蒸発燃料を吸着、脱離可能な吸着材(例えば活性炭)が収納されている。また、キャニスタ部27は、セットプレート部25の下面側の後半部において、セットプレート部25と同心状をなす半円筒形状に形成されており、その平面部が前方へ指向されている(図16〜図18参照)。なお、図16は燃料タンクに対する組付状態における燃料供給装置を模式的に示す平面図、図17は同じく正面図、図18は同じく右側面図である。
図1に示すように、前記セットプレート部25におけるキャニスタ部27上には、キャニスタ部27内に連通するパージポート32、大気ポート33等が設けられている。パージポート32には、エンジン(図示しない)の吸気管内に連通する配管部材が接続される。また、大気ポート33は、大気に開放される。また、セットプレート部25内には、燃料タンク18内とキャニスタ部27内とを連通する蒸発燃料通路を開閉する燃料遮断弁(図示省略)が組込まれている。燃料遮断弁は、カットオフバルブと呼ばれるもので、通常図に開弁しており、車両の傾斜、転倒時等に閉弁する。なお、フランジユニット12は本明細書でいう「第1ユニット」に相当する。
次に、ポンプユニット14について説明する。図2に示すように、ポンプユニット14は、前記燃料タンク18内の底壁18b上に横置きされている。ポンプユニット14は、サブタンク35及び燃料ポンプ37等を備えている。サブタンク35は、燃料タンク18内の燃料を貯留するもので、燃料ポンプ37に吸入される燃料を濾過する燃料フィルタ(図示省略)を内蔵している。また、サブタンク35は、扁平状で、平面視で左右方向を長くする横長四角形状をなしている。サブタンク35の左右方向の寸法は、前記燃料タンク18の取付孔19(図2参照)の孔径よりも大きく設定されている(図16参照)。また、サブタンク35の前後方向の寸法は、前記燃料タンク18の取付孔19の孔径よりも小さく設定されている。
図1に示すように、前記燃料ポンプ37は、前記サブタンク35内の燃料を燃料フィルタを介して吸入しかつ吐出するもので、燃料吸入口が右方に指向され、燃料吐出口が左方へ指向されている。燃料ポンプ37の燃料吐出口には、連通部材38を介してプレッシャレギュレータ40が接続されている。プレッシャレギュレータ40は、燃料ポンプ37から吐出された燃料の圧力を調整し、余剰となった余剰燃料をサブタンク35内に吐出する。また、連通部材38と前記フランジユニット12の吐出ポート29とはホース42を介して連通されている。プレッシャレギュレータ40で調圧された燃料は、ホース42を通じて前記吐出ポート29から燃料供給配管を介して内燃機関へ供給される。
前記サブタンク35の後側左端部には、前記燃料タンク18内の燃料残量を検出するセンダゲージ44が配置されている。センダゲージ44は、サブタンク35に取付けられたゲージ本体45と、ゲージ本体45に対して上下方向に回動可能に設けられたゲージアーム46と、ゲージアーム46の自由端部(先端部)に取付けられかつ燃料タンク18内の液面に浮遊されるフロート47とを備えている。また、燃料ポンプ37及びゲージ本体45に電気的につながる電気配線(図示省略)は、前記フランジユニット12の電気コネクタ部30に電気的に接続されている。なお、ポンプユニット14は本明細書でいう「第2ユニット」に相当する。
次に、前記フランジユニット12と前記ポンプユニット14とを上下方向に伸縮可能に連結する連結機構16について説明する。図3は燃料タンクに対する組付途中の状態の燃料供給装置を示す正面図、図4は同じく背面図である。
図3に示すように、連結機構16は、フランジユニット12のキャニスタ部27の前側に配置された第1スライド部材51と、第1スライド部材51の前側でポンプユニット14のサブタンク35の後側に配置された第2スライド部材52(図4参照)とを備えている。
前記フランジユニット12のキャニスタ部27と前記第1スライド部材51との間には、第1連結部54が設けられている(図5及び図6参照)。図5は第1連結部を示す正面図、図6は図5のVI−VI線矢視断面図である。
また、第1スライド部材51と前記第2スライド部材52との間には、第2連結部56が設けられている(図7及び図8参照)。図7は第2連結部を示す正断面図である。図8は図7のVIII−VIII線矢視断面図である。
また、第2スライド部材52と前記ポンプユニット14のサブタンク35との間には、第3連結部58が設けられている(図9及び図10参照)。図9は第3連結部を示す背面図、図10は図9のX−X線矢視断面図である。
すなわち、連結機構16は、第1連結部54と第2連結部56と第3連結部58との計3段の連結部を備えている。以下、各連結部54,56,58について順に説明する。
まず、前記第1連結部54について説明する。
図5及び図6に示すように、前記フランジユニット12のキャニスタ部27の前側面である平面部には、左右一対の第1ガイドレール部60が一体形成されている。両第1ガイドレール部60は、上下方向に平行状にかつ左右対称状に延びている。また、両第1ガイドレール部60は、断面L字状をなしており、その先端側(前端側)のレール部60a(図6参照)が相互に対向方向に向けられている。
前記第1スライド部材51は、前後方向に扁平をなしかつ上下方向に延びる支柱状に形成されている。第1スライド部材51の上半部の後側部には、左右一対の第1スライドレール部62が一体形成されている。両第1スライドレール部62は、上下方向に平行状にかつ左右対称状に延びている。また、両第1スライドレール部62は、断面U字状をなしており、その開口溝であるレール溝62a(図6参照)が相互に相反方向に向けられている。また、両第1スライドレール部62の上半部は、第1スライド部材51の上端面から上方へ突出されている。
前記両第1スライドレール部62のレール溝62aは、前記両第1ガイドレール部60のレール部60aに上下動可能すなわち上下方向にスライド可能に係合されている(図6参照)。両第1スライドレール部62が両第1ガイドレール部60によって案内されつつスライド(移動)することで、フランジユニット12に対して第1スライド部材51が上下方向に移動すなわち伸縮可能に連結されている。また、第1スライド部材51は、フランジユニット12に対して所定の伸縮量をもって伸縮可能とされている。第1スライド部材51の短縮状態が図5に実線51で示され、また、その伸長状態が図5に二点鎖線51で示されている。なお、第1連結部54は本明細書でいう「伸縮連結部」に相当する。また、第1連結部54において、フランジユニット12のキャニスタ部27は本明細書でいう「支持部」に相当する。また、第1スライド部材51は本明細書でいう「可動部」に相当する。
図5に示すように、前記第1スライド部材51上には、円柱状のスプリングガイド64が突出されている。スプリングガイド64は、前記両第1スライドレール部62の間の中央部において両第1スライドレール部62と平行状をなしている。スプリングガイド64には、コイルスプリング66が嵌合されている(図2参照)。コイルスプリング66は、第1スライド部材51の上端面と、その上端面に対向する前記フランジユニット12のセットプレート部25の下面との対向面間に圧縮状態で介在されており、第1スライド部材51を下方へ付勢している。なお、コイルスプリング66は本明細書でいう「付勢手段」に相当する。
次に、前記第2連結部56について説明する。
図7及び図8に示すように、前記第1スライド部材51の前側下部には、左右一対の第2ガイドレール部68が一体形成されている。両第2ガイドレール部68は、上下方向に平行状にかつ左右対称状に延びている。また、両第2ガイドレール部68は、断面U字状をなしており、その開口溝であるレール溝68a(図8参照)が相互に相反方向に向けられている。また、両第2ガイドレール部68の間の中央部には、上下方向に延びかつ前方に開口するガイド溝69が形成されている。また、両第2ガイドレール部60の下端部には、ガイド溝69の開口幅を小さくする軸受片70(図7参照)が形成されている。両軸受片70は、互いに拡開方向へ弾性変形いわゆる撓み変形可能に形成されている。なお、両軸受片70は本明細書でいう「軸受部」に相当する。
前記第2スライド部材52は、前後方向に扁平をなしかつ上下方向に延びる支柱状に形成されている。第2スライド部材52の後側面には、左右一対の第2スライドレール部72が一体形成されている。両第2スライドレール部72は、上下方向に平行状にかつ左右対称状に延びている(図9参照)。また、両第2スライドレール部72は、断面L字状をなしており、その先端側(前端側)のレール部72a(図8参照)が相互に対向方向に向けられている。また、第2スライド部材52の後側面には、両第2ガイドレール部68の間の上端中央部に位置する丸軸状の連結軸部73が突出されている。なお、連結軸部73の前後方向に延びる軸線は本明細書でいう「横軸」に相当する。また、連結軸部73は本明細書でいう「支軸部」に相当する。
前記両第2ガイドレール部68のレール溝62aには、前記両第2スライドレール部72のレール部60aが上下動可能すなわち上下方向にスライド可能に係合されている(図8参照)。これにともない、前記ガイド溝69には前記連結軸部73が係合されている。この際、ガイド溝69に対する下方からの連結軸部73の係合時には、連結軸部73により前記両軸受片70が弾性変形を利用して拡開されることによって、両軸受片70の間を連結軸部73が通過することができ、その通過後には両軸受片70が弾性復元することにより、連結軸部73の下方への脱落が防止されるようになっている。
前記両第2スライドレール部72が前記両第2ガイドレール部68によって案内されつつスライド(移動)することで、第1スライド部材51に対して第2スライド部材52が上下方向に移動すなわち伸縮可能に連結されている。また、第1スライド部材51に対する第2スライド部材52の伸縮時には、ガイド溝69内を連結軸部73が上下動すなわち上下方向に移動し、第1スライド部材51に対する第2スライド部材52の支軸回りの回動が規制される。また、第2スライド部材52は、第1スライド部材51に対して所定の伸縮量をもって伸縮可能とされている。第2スライド部材52の短縮状態が図7に実線52で示され、また、その伸長状態が図7に二点鎖線52(1)で示されている。なお、第2ガイドレール部68と第2スライドレール部72とは本明細書でいう「スライド機構」を構成している。
また、前記第1スライド部材51に対して前記第2スライド部材52を下方へ伸長した最下位置(図7中、二点鎖線52(1)参照)において、前記両第2ガイドレール部68に対する両第2スライドレール部72のレール部60aの係合が解除される。これとともに、両軸受片70に対して連結軸部73が回動可能に支持される(図7中、二点鎖線73参照)。このため、両軸受片70に対する連結軸部73の回動が可能となる。したがって、第1スライド部材51に対して第2スライド部材52が回動すなわち傾動可能となる。第2スライド部材52の傾動状態が図7に二点鎖線52(2)で示されている。また、第2スライド部材52は、第1スライド部材51に対して左回り方向へ所定の回動量(例えば、30°〜40°)をもって回動可能とされている。なお、両軸受片70と連結軸部73とは本明細書でいう「回動機構」を構成している。また、第2連結部56は本明細書でいう「伸縮・傾動連結部」に相当する。また、第2連結部56において、第1スライド部材51は本明細書でいう「支持部」に相当する。また、第2スライド部材52は本明細書でいう「可動部」に相当する。
次に、前記第3連結部58について説明する。
図9及び図10に示すように、前記第2スライド部材52には、左側部(図9において右側部)から下側部に跨るガイド部75が一体形成されている。ガイド部75には、板厚方向(前後方向)に貫通し、かつ、上下方向に延びる長孔状のガイド孔76が形成されている。ガイド孔76は、上端部から右下方(図9において左下方)へ向かって傾斜状に延びている。なお、ガイド孔76(詳しくは孔縁部)は本明細書でいう「軸受部」に相当する。
前記ポンプユニット14のサブタンク35の後側面の中央部には連結軸部78が突出されている。連結軸部78は、前記ガイド部75のガイド孔76内に上下方向に移動可能にかつ回動可能に係合されている。連結軸部78の後端部(図10において下端部)に形成された頭部78aによって、ガイド孔76に対して連結軸部78が抜け止めされている。なお、連結軸部78の前後方向に延びる軸線は本明細書でいう「横軸」に相当する。また、連結軸部78は本明細書でいう「支軸部」に相当する。
前記連結軸部78が前記ガイド孔76によって案内されつつスライド(移動)することで、第2スライド部材52に対してサブタンク35を含むポンプユニット14が上下方向に所定の移動量をもって移動すなわち伸縮可能に連結されている。ポンプユニット14の短縮状態が図9に実線14で示され、また、その伸長状態が図9に二点鎖線14(1)で示されている。また、ガイド孔76に対する連結軸部78の回動によって、サブタンク35を含むポンプユニット14が第2スライド部材52に対して所定の回動量をもって回動可能とされている。ポンプユニット14の傾動状態が図9に二点鎖線14(2)で示されている。ガイド孔76に対して連結軸部78は移動位置に係わらず回動可能とされている。なお、ガイド孔76と連結軸部78とは本明細書でいう「スライド機構」及び「回動機構」を構成している。また、第3連結部58は本明細書でいう「伸縮・傾動連結部」に相当する。また、第3連結部58において、第2スライド部材52は本明細書でいう「支持部」に相当する。また、サブタンク35は本明細書でいう「可動部」に相当する。
次に、燃料タンク18に対する燃料供給装置10の組付けについて説明する。図11は燃料供給装置を模式的に示す正面図、図12は第1連結部及び第2連結部の伸長状態における燃料供給装置を模式的に示す正面図、図13は第1連結部及び第2連結部並びに第3連結部の伸長状態における燃料供給装置を模式的に示す正面図、図14は第2連結部及び第3連結部の傾動状態における燃料供給装置を模式的に示す正面図、図15は燃料タンクに対する組付途中の状態における燃料供給装置を模式的に示す正面図である。
いま、図11に示すように、燃料供給装置10が上下方向に短縮した状態(全高を低くした状態)にあるものとする。この状態から、フランジユニット12に対して第1スライド部材51を下方(図12中、矢印Y1参照)へ伸長する。さらに、その第1スライド部材51に対して第2スライド部材52を下方(図12中、矢印Y2参照)へ伸長する。続いて、第2スライド部材52に対してポンプユニット14を下方(図13中、矢印Y3参照)へ伸長する。続いて、第1スライド部材51に対して第2スライド部材52を左回り方向(図14中、矢印Y4参照)へ回動する。さらに、第2スライド部材52に対してポンプユニット14を右回り方向(図14中、矢印Y5参照)へ回動する。
上記のようにして、燃料供給装置10の上下方向の長さ(例えば、フランジユニット12のセットプレート部25の下面からポンプユニット14のサブタンク35の下端部までの長さ)A1が最長となる状態(「伸長状態」という)とする。この伸長状態の燃料供給装置10を、ポンプユニット14のサブタンク35から、車両のサービスホール23、燃料タンク18の取付孔19を通して挿入する。続いて、前記伸長時とは逆順により、燃料供給装置10を上下方向に短縮した後、フランジユニット12を燃料タンク18の取付孔19に装着する(図11〜図15参照)。
前記燃料タンク18に装着された燃料供給装置10(図16〜図18参照)によると、燃料タンク18の上壁18aの中央部に形成された取付孔19に装着されたフランジユニット12の真下にポンプユニット14が配置される。すなわち、ポンプユニット14における燃料フィルタ(図示省略)を内蔵したサブタンク35が、燃料タンク18の上壁18aの取付孔19の真下方における底壁18bの中央部上に配置される。したがって、車両の走行状況すなわち車両の加速、減速、旋回、上り坂、下り坂等の走行や、傾斜地での駐停車等にともなう燃料液面の傾斜の影響をほとんど受けることなく、燃料タンク18内の燃料を内燃機関に供給することができる。
すなわち、図17及び図18において、二点鎖線LF1は、燃料残量の多い状態における水平時の燃料液面を示している。また、二点鎖線LE1は、燃料残量の少ない状態における水平時の燃料液面を示している。
また、図17において、二点鎖線LF2は、燃料残量の多い状態における左下がりの傾斜時の燃料液面を示している。また、二点鎖線LF3は、燃料残量の多い状態における右下がりの傾斜時の燃料液面を示している。また、二点鎖線LE2は、燃料残量の少ない状態における左下がりの傾斜時の燃料液面を示している。また、二点鎖線LE3は、燃料残量の多い状態における右下がりの傾斜時の燃料液面を示している。
また、図18において、二点鎖線LF4は、燃料残量の多い状態における前下がりの傾斜時の燃料液面を示している。また、二点鎖線LF5は、燃料残量の多い状態における後下がりの傾斜時の燃料液面を示している。また、二点鎖線LE4は、燃料残量の少ない状態における前下がりの傾斜時の燃料液面を示している。また、二点鎖線LE5は、燃料残量の多い状態における後下がりの傾斜時の燃料液面を示している。
したがって、燃料液面が全方向に傾斜しても、ポンプユニット14における燃料フィルタを内蔵したサブタンク35が燃料に浸漬する状態を維持することができる。このため、燃料液面の傾斜の影響をほとんど受けることなく、燃料タンク18内の燃料を内燃機関に供給することができる。
図16〜図18に示すように、前記燃料遮断弁(符号、80を付す)は、フランジユニット12のセットプレート部25における中央部付近に配置することが望ましい。すなわち、燃料遮断弁80をフランジユニット12のセットプレート部25における中央部付近に配置すると、燃料液面が全方向に傾斜しても、フランジユニット12における燃料遮断弁80が気相中に位置する状態を維持することができる。このため、燃料タンク18内の燃料が燃料遮断弁80を経由してキャニスタ部27へ洩れ出ることを防止することができる。
前記した燃料供給装置10によると、連結機構16の第2連結部56(図7及び図8参照)において、第1スライド部材51に対する第2スライド部材52の上下方向の移動によってフランジユニット12側に対してポンプユニット14側が上下方向に伸縮可能とされ、かつ、第1スライド部材51に対する第2スライド部材52の横軸回りの回動によってフランジユニット12側に対してポンプユニット14側が傾動可能とされる。
また、連結機構16の第3連結部58(図9及び図10参照)において、第2スライド部材52に対するポンプユニット14の上下方向の移動によってフランジユニット12側に対してポンプユニット14側が上下方向に伸縮可能とされ、かつ、第2スライド部材52に対するポンプユニット14の横軸回りの回動によってフランジユニット12側に対してポンプユニット14側が傾動可能とされる。
このため、燃料タンク18に対する組付け時は、フランジユニット12側に対するポンプユニット14側の伸長動作と傾動動作との協働によって、燃料供給装置10の上下方向の全長を長くすることができ、燃料タンク18内へのポンプユニット14の挿入性を向上することができる。また、燃料タンク18に燃料供給装置10を組付けた際は、フランジユニット12側に対するポンプユニット14側の短縮動作と傾動復帰動作との協働によって、燃料供給装置10のセット高さH(図11参照)を短縮することができる。ひいては、高さの異なる燃料タンク18に対する汎用性を高めることができる。
また、連結機構16の第2連結部56(図7及び図8参照)において、第1スライド部材51と第2スライド部材52とが伸縮可能にかつ傾動可能に連結されているため、相互に上下方向に移動可能に連結する伸縮連結部と、相互に横軸回りに回動可能に連結する傾動連結部とを別個に設定する場合と比べて、第2連結部56を上下方向にコンパクトに構成することができる。
また、連結機構16の第3連結部58(図9及び図10参照)において、第2スライド部材52とポンプユニット14のサブタンク35とが伸縮可能にかつ傾動可能に連結されているため、相互に上下方向に移動可能に連結する伸縮連結部と、相互に横軸回りに回動可能に連結する傾動連結部とを別個に設定する場合と比べて、第3連結部58を上下方向にコンパクトに構成することができる。
したがって、燃料タンク18に対する組付性を向上しながらセット高さH(図11参照)を低減することができる。
また、連結機構16の第2連結部56(図7及び図8参照)において、第1スライド部材51に対して第2スライド部材52が下方へ移動した位置においてのみ該第2スライド部材52が横軸回りに回動可能となる。このため、フランジユニット12側に対してポンプユニット14側が下方へ伸長した位置においてフランジユニット12側に対してポンプユニット14側が傾動可能とされる。また、第1スライド部材51に対して第2スライド部材52が下方へ移動した位置以外においては、第2スライド部材52の横軸回りの回動が規制される。このため、フランジユニット12側に対してポンプユニット14側が下方へ伸長した位置以外の位置においては、フランジユニット12側に対してポンプユニット14側の傾動が規制される。したがって、フランジユニット12側に対してポンプユニット14側が下方へ伸長した位置以外の位置におけるポンプユニット14側の不要な傾動が規制されることにより、燃料供給装置10の組付性を向上することができる。
また、連結機構16の第2連結部56(図7及び図8参照)において、スライド機構(第2ガイドレール部68、第2スライドレール部72)によって第2スライド部材52の横軸回りの回動を規制した状態で、第1スライド部材51に対して第2スライド部材52を上下方向へ移動(伸縮)することができる。また、第2スライド部材52が下方へ移動した位置(伸長した位置)において、スライド機構(第2ガイドレール部68、第2スライドレール部72)による連結が解放されたときは、回動機構(軸受片70、連結軸部73)によって第2スライド部材52を横軸回りに回動することができる。したがって、第2スライド部材52の横軸回りの回動を規制するための専用の規制機構等が不要であるため、第2連結部56をコンパクト化することができる。
また、前記連結機構16は、前記フランジユニット12と前記第2連結部56(図7及び図8参照)の第1スライド部材(支持部)51との間に、相互に上下方向に移動可能に連結する第1連結部54(図5及び図6参照)を備えるとともに、第2連結部56の第2スライド部材52と前記ポンプユニット14との間に、相互に上下方向に移動可能にかつ横軸回りに回動可能に連結する第3連結部58(図9及び図10参照)を備えている。よって、連結機構16の動作形態を多様化することができる。
また、ポンプユニット14が、燃料タンク18内に横置きされかつ燃料タンク18内の燃料を貯留するサブタンク35、及び、サブタンク35に横置きされかつサブタンク35内の燃料を吸入しかつ内燃機関への燃料供給通路に吐出する燃料ポンプ37を備えている。したがって、サブタンク35及び燃料ポンプ37が横置きされるポンプユニット14の高さを短縮し、ひいては燃料供給装置10のセット高さH(図11参照)を低減することができる。また、サブタンク35及び燃料ポンプ37が横置きされる横長のポンプユニット14であっても、燃料タンク18に対する組付け時に、フランジユニット12側に対するポンプユニット14側の下方への伸長動作と傾動動作との協働によって、燃料タンク18の取付孔19の拡大を抑制しながらも、ポンプユニット14を燃料タンク18内に取付孔19を通して容易に挿入することができる。
[実施形態2]
実施形態2を説明する。本実施形態は、前記実施形態1に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。また、以降の実施形態についても、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。図19は燃料供給装置を模式的に示す正面図、図20は第1連結部及び第2連結部の伸長状態における燃料供給装置を模式的に示す正面図、図21は第2連結部及び第3連結部の傾動状態における燃料供給装置を模式的に示す正面図である。
図19に示すように、本実施形態は、前記実施形態1の第3連結部58(図11参照)を、第3連結部(符号、83を付す)に変更したものである。すなわち、実施形態1における第2スライド部材52のガイド孔76が円形の軸受孔84に変更されており、その軸受孔84にサブタンク35の連結軸部78が回動可能に支持されたものである。なお、軸受孔84と連結軸部78とは本明細書でいう「回動機構」を構成している。また、第3連結部83は本明細書でいう「傾動連結部」に相当する。また、軸受孔84(詳しくは孔縁部)は本明細書でいう「軸受部」に相当する。
続いて、燃料タンク18に対する本実施形態の燃料供給装置10の組付けについて説明する。
いま、図19に示すように、燃料供給装置10が上下方向に短縮した状態(全高を低くした状態)にあるものとする。この状態から、フランジユニット12に対して第1スライド部材51を下方(図20中、矢印Y1参照)へ伸長する。さらに、その第1スライド部材51に対して第2スライド部材52を下方(図20中、矢印Y2参照)へ伸長する。続いて、第1スライド部材51に対して第2スライド部材52を左回り方向(図21中、矢印Y4参照)へ回動する。さらに、第2スライド部材52に対してポンプユニット14を右回り方向(図21中、矢印Y5参照)へ回動する。このようにして、燃料供給装置10の上下方向の長さ(例えば、フランジユニット12のセットプレート部25の下面からポンプユニット14のサブタンク35の下端部までの長さ)A2が最長となる状態(「伸長状態」という)とする。このように、伸長状態の燃料供給装置10を、前記実施形態1と同様に、ポンプユニット14のサブタンク35から、車両のサービスホール23、燃料タンク18の取付孔19を通して挿入する(図15参照)。続いて、前記伸長時とは逆順により、燃料供給装置10を上下方向に短縮した後、フランジユニット12を燃料タンク18の取付孔19に装着する(図19参照)。
[実施形態3]
実施形態3を説明する。本実施形態は、前記実施形態2に変更を加えたものである。図22は燃料供給装置を模式的に示す正面図、図23は第1連結部及び第2連結部の伸長状態における燃料供給装置を模式的に示す正面図、図23は第2連結部の傾動状態における燃料供給装置を模式的に示す正面図である。
図22に示すように、本実施形態は、前記実施形態2の第3連結部83(図19参照)を省略したものである。すなわち、実施形態2における第2スライド部材52がサブタンク35に一体化すなわち固定化されたものである。
続いて、燃料タンク18に対する本実施形態の燃料供給装置10の組付けについて説明する。
いま、図22に示すように、燃料供給装置10が上下方向に短縮した状態(全高を低くした状態)にあるものとする。この状態から、フランジユニット12に対して第1スライド部材51を下方(図23中、矢印Y1参照)へ伸長する。続いて、第1スライド部材51に対して第2スライド部材52を左回り方向(図24中、矢印Y4参照)へ回動する。このようにして、燃料供給装置10の上下方向の長さ(例えば、フランジユニット12のセットプレート部25の下面からポンプユニット14のサブタンク35の下端部までの長さ)A3が最長となる状態(「伸長状態」という)とする。このように、伸長状態の燃料供給装置10を、前記実施形態1と同様に、ポンプユニット14のサブタンク35から、車両のサービスホール23、燃料タンク18の取付孔19を通して挿入する(図15参照)。続いて、前記伸長時とは逆順により、燃料供給装置10を上下方向に短縮した後、フランジユニット12を燃料タンク18の取付孔19に装着する(図22参照)。
[実施形態4]
実施形態4を説明する。本実施形態は、前記実施形態1に変更を加えたものである。図25は第3連結部を示す背面図、図26は同じく第3連結部の要部を示す分解斜視図、図27は図25のXXVII−XXVII線矢視断面図、図28は図25のXXVIII−XXVIII線矢視断面図、図29は図25のXXIX−XXIX線矢視断面図である。
図25に示すように、本実施形態では、前記実施形態1の第3連結部58(図9参照)における第2スライド部材52のガイド部75に、ポンプユニット14のサブタンク35の連結軸部78の抜け外れを防止するためのストッパ片86が設けられている。なお、第3連結部58は、支持部としての第2スライド部材52に可動部としてのサブタンク35を上下方向に移動可能にかつ横軸回りに回動可能に連結している「伸縮・傾動連結部」に相当する。
図28に示すように、前記サブタンク35の連結軸部78は、詳しくはサブタンク35の後側面に台座状に形成されたボス部78c、ボス部78cの後側面に突出された丸軸状の軸部78b、及び、その軸部78bの先端部に同心状に形成されかつ軸部78bの外径より大きい外径を大きくする円板状の頭部78aを有する。連結軸部78は横軸(図27において上下方向に延びる軸線)上に形成されている。なお、連結軸部78は本明細書でいう「連結軸」に相当する。
図25に示すように、前記第2スライド部材52のガイド部75のガイド孔76は、詳しくは、前記連結軸部78の頭部78aを挿通可能な円形の挿通孔部76a、及び、その挿通孔部76aから右下方(図25において左下方)へ向かって傾斜状に延びる長孔状のスライド孔部76bを有する。スライド孔部76bは、前記連結軸部78の頭部78aの外径より小さく、かつ、連結軸部78の軸部78bより僅かに大きい孔幅で形成されている。なお、ガイド孔76は本明細書でいう「連結孔」に相当する。
前記連結軸部78と前記ガイド孔76は、ガイド孔76の挿通孔部76aに連結軸部78の頭部78aを挿通させた状態(図29中、二点鎖線78a参照)で、そのガイド孔76のスライド孔部76b側に連結軸部78の軸部78bをスライドすることによって連結軸部78とガイド孔76とが上下方向(図25において上下方向)にスライド可能(移動可能)にかつ回動可能に連結されている(図26中、二点鎖線78、図27及び図28参照)。また、連結軸部78は、スライド孔部76b(詳しくは孔縁部)に対して頭部78aが係合することによって抜け止めされている(図28参照)。なお、スライド孔部76bは本明細書でいう「抜け止め孔部」に相当する。また、第2スライド部材52のガイド部75と、サブタンク35のボス部78cとは、前後方向(図25において紙面表裏方向)に関して当接又は近接する(図27及び図28参照)。
前記第2スライド部材52のガイド部75には、前記ガイド孔76の挿通孔部76aから右上方(図25において左上方)へ向かって平行状に延びる切込状の条溝76cが形成されている(図26参照)。両条溝76cの間に前記ストッパ片86が形成されている。ストッパ片86は、帯板状に形成されており、その基端部を基点として先端部(挿通孔部76a側の端部)を板厚方向後方(図29において上方)に移動するように弾性変形すなわち撓み変形可能に形成されている(図29中、二点鎖線86参照)。ストッパ片86の先端部には、挿通孔部76aに対応しかつ挿通孔部76aの後側(図29において上側)に隣接するストッパ部86aを有する。ストッパ部86aは、前記ガイド孔76のスライド孔部76bに対して係合した連結軸部78の頭部78aと干渉することによって、スライド孔部76bから挿通孔部76aへの連結軸部78の移動(図27において左方への移動)を制限する。なお、ストッパ片86は本明細書でいう「戻り止め手段」に相当する。
また、ガイド孔76に連結軸部78を組付ける際には、まず、ガイド孔76の挿通孔部76aに対して連結軸部78の頭部78aを挿通させる(図29中、二点鎖線78a参照)。このとき、頭部78aによりストッパ片86の弾性変形(撓み変形)を利用してストッパ部86aを後方(図29において上方)へ押動する(同図中、二点鎖線86a参照)。これにより、挿通孔部76aに頭部78aを挿通することができる。そして、連結軸部78をスライド孔部78b側にスライドさせる。これによって、連結軸部78の頭部78aが挿通孔部76aからスライド孔部78b側へ移動されると、ストッパ片86が弾性復元し、ストッパ部86aが連結軸部78の頭部78aと干渉する位置に配置される(同図中、実線86a、及び、図27参照)。このようにして、ガイド孔76に連結軸部78を連結状態に組付けることができる(図25参照)。
本実施形態によると、第2スライド部材52のガイド孔76の挿通孔部76aにサブタンク35の連結軸部78の頭部78aを挿通させた状態で、そのガイド孔76のスライド孔部76bに連結軸部78の軸部78bをスライドすることによって連結軸部78とガイド孔76とが上下方向に移動可能にかつ横軸回りに回動可能に連結される。このため、第3連結部58の第2スライド部材52とサブタンク35との組付性すなわち組付作業性を向上することができる。また、第2スライド部材52に設けたストッパ片86により、ガイド孔76のスライド孔部76bから挿通孔部76aへの連結軸部78の移動が制限される。このため、ガイド孔76の挿通孔部76aから連結軸部78が抜け外れることを防止することができる。
この点について説明すると、燃料タンク18に対する燃料供給装置10の組付け等において、サブタンク35の連結軸部78が第2スライド部材52のガイド孔76のガイド孔76のスライド孔部76bから挿通孔部76aへ移動した場合、挿通孔部76aから連結軸部78が容易に抜け外れてしまうおそれがあるため、その組付作業がし難いという不具合を生じる。しかし、第2スライド部材52に設けたストッパ片86により、ガイド孔76のスライド孔部76bから挿通孔部76aへの連結軸部78の移動を制限することができる。これによって、ガイド孔76の挿通孔部76aから連結軸部78が抜け外れることを防止し、燃料タンク18に対する燃料供給装置10の組付作業性を向上することができる。
また、ストッパ片86を強制的に弾性変形(撓み変形)させることによって、連結軸部78を挿通孔部76aから抜き外すことが可能である。また、本実施形態では、ストッパ片86のストッパ部86aを連結軸部78の頭部78aと干渉する位置に配置したが、ストッパ部86aを連結軸部78の軸部78bあるいはボス部78cと干渉する位置に配置してもよい。
また、本実施形態における連結軸部78に対する第2スライド部材52のガイド孔76に対する連結構造、及び、ストッパ片86にかかる連結軸部78の抜け外れ防止構造は、前記実施形態2(図19参照)の第3連結部(傾動連結部)83にも適用することができる。この場合、第2スライド部材52の軸受孔84を、連結軸部78の頭部78aを挿通可能な円形の挿通孔部、及び、その挿通孔部に連通する抜け止め孔部とを偏心状に形成する。抜け止め孔部は、前記連結軸部78の頭部78aの外径より小さく、かつ、連結軸部78の軸部78bより僅かに大きい孔径で形成される。したがって、連結軸部78と軸受孔84は、軸受孔84の挿通孔部に連結軸部78の頭部78aを挿通させた状態で、その軸受孔84の抜け止め孔部に連結軸部78の軸部78bをスライドすることによって連結軸部78と軸受孔84とが回動可能に連結される。また、連結軸部78は、抜け止め孔部(詳しくは孔縁部)に対して頭部78aが係合することによって抜け止めされる。この場合、前記ストッパ片86を設けることにより、軸受孔84の挿通孔部から連結軸部78が抜け外れることを防止することができる。
さらに、本実施形態では、図25に示すように、本実施形態では、前記第2スライド部材52と、その第2スライド部材52に対応する前記ポンプユニット14のサブタンク35との間には、上下方向に係脱可能な係合手段90が設けられている。図30は図25のXXX−XXX線矢視断面図、図31は係合手段の第1リブを示す下面図、図32は同じく第2リブを示す上面図、図33は同じく第1リブと第2リブとの関係を示す分解斜視図である。
図33に示すように、第2スライド部材52の前面側には、庇状の突起部88が形成されている。第2スライド部材52に対するサブタンク35のセット位置において、突起部88は、サブタンク35の後端部に対して上下方向に所定間隔を隔てて対向する(図30参照)。なお、第2スライド部材52に対するサブタンク35のセット位置とは、燃料タンク18に対する燃料供給装置10のセット状態(図11参照)における第2スライド部材52に対するサブタンク35の位置のことをいう。また、サブタンク35は本明細書でいう「第2ユニットにおける可動部」に相当する。また、第2スライド部材52は本明細書でいう「第2ユニットにおける可動部に対応する支持部」に相当する。
図30に示すように、前記第2スライド部材52の突起部88と、サブタンク35の後端部との対向面間に前記係合手段90が設けられている。すなわち、係合手段90は、突起部88の下面側に突出状に形成された逆T字状の第1リブ91と、サブタンク35の後端部上に突出状に形成された四角型波形状の第2リブ92とにより構成されている(図33参照)。第1リブ91は、左右方向に延びる横バー部91aと、横バー部91aの中央部から後方へ延びる縦バー部91bとを有する(図31参照)。また、突起部88の下面側には、縦バー部91bの後方に所定間隔を隔てて配置された突片状の突起91cが形成されている。なお、突起91cは第1リブ91の一部に相当する。
前記第2リブ92の中央部には、前方(図30において左方)に開口する係合溝92aが形成されている。第2リブ92の係合溝92aに対して第1リブ91の縦バー部91bが上下方向に係脱可能となっている(図32中、実線92、及び、二点鎖線92参照)。これにともない、第1リブ91の縦バー部91bと突起91cとの間に、第2リブ92の係合溝92aの溝底側の壁部(符号、92bを付す)が係脱可能となっている。
前記第2スライド部材52に対するサブタンク35の可動時においては、第1リブ91に対する第2リブ92の係合が解除される(図30中、二点鎖線92参照)。また、第2スライド部材52に対するサブタンク35のセット位置においては、第1リブ91に対して第2リブ92が嵌合すなわち係合する(図30中、実線92、及び、図32参照)。詳しくは、第2リブ92の係合溝92aに対して第1リブ91の縦バー部91bが係合するとともに、第1リブ91の縦バー部91bと突起91cとの間に第2リブ92の壁部92bが係合する。これによって、第2スライド部材52とサブタンク35との間の相対的な横方向(詳しくは左右方向(図30において紙面表裏方向)及び前後方向(図30において左右方向)を含む水平方向)の移動が制限される。
本実施形態によると、ポンプユニット14におけるサブタンク35とそのサブタンク35に対応する第2スライド部材52との間に設けた係合手段90の第1リブ91と第2リブ92とが、第2スライド部材52に対するサブタンク35のセット位置において係合することによって、両部材35,52間の相対的な横方向(水平方向)の移動を制限することができる。このため、燃料タンク18に対する燃料供給装置10の組付け時におけるポンプユニット14の横方向(水平方向)に関する位置決め精度を向上することができる。また、燃料タンク18を搭載した車両の衝突時等における両部材35,52間の衝撃荷重が分散されることによって、耐衝撃性を向上することができる。ひいては、第3連結部58の連結軸部78に加わる集中応力を低減することができる。また、係合手段90の第1リブ91と第2リブ92とは、第2スライド部材52に対するサブタンク35の可動時において係合を解除するため、燃料タンク18に対する燃料供給装置10の組付け時等において支障をきたさない。
また、本実施形態では、第2スライド部材52の第1リブ91の縦バー部91bと突起91cとの間に、サブタンク35の第2リブ92の係合溝92aの壁部92bが係合可能となっている。このため、サブタンク35と第2スライド部材52とが前後方向に当接する方向に関しても、両部材52,35間の相対的な移動を確実に制限することができる。また、サブタンク35と第2スライド部材52とは互いに前後方向に当接する関係にあるため、突起91cは必要に応じて設ければよく、省略することもできる。また、両リブ91,92は、逆配置すなわち第1リブ91をサブタンク35側に形成し、第2リブ92を第2スライド部材52側に形成してもよい。
[実施形態5]
実施形態5を説明する。本実施形態は、前記実施形態4に変更を加えたものである。図34は第3連結部を示す背面図である。
図34に示すように、本実施形態では、前記実施形態4における第2スライド部材52のガイド部75(図25参照)におけるストッパ片86及び条溝76cが省略されている。また、ガイド孔76のスライド孔部76bが、その上端部を右上方(図34において左上方)へ向かって延出した逆L字状に形成されている。スライド孔部76bの上端部に挿通孔部76aが形成されている。挿通孔部76aにおけるスライド孔部76b側の開口端部の両側部には、一対のストッパ片96がその開口幅を狭くするように対向状に突出されている。両ストッパ片96は、突片状に形成されており、その先端部がストッパ部(符号省略)となっている。
前記両ストッパ片96は、その基端部を基点として先端部を拡開するように弾性変形すなわち撓み変形可能に形成されている(図34中、二点鎖線96参照)。両ストッパ片96におけるスライド孔部76b側には、ストッパ片96の撓み量を確保するためのU字溝状の逃がし溝97が形成されている。両ストッパ片96(詳しくは先端部)は、前記ガイド孔76のスライド孔部76bに対して係合した連結軸部78の軸部78bと干渉することによって、スライド孔部76bから挿通孔部76aへの連結軸部78の移動を制限する。なお、両ストッパ片96は本明細書でいう「戻り止め手段」に相当する。
また、ガイド孔76に連結軸部78を組付ける際には、まず、ガイド孔76の挿通孔部76aに対して連結軸部78の頭部78aを挿通させる(図34中、二点鎖線78a参照)。そして、連結軸部78の軸部78bをスライド孔部78b側にスライドさせる。このとき、軸部78bにより両ストッパ片96が弾性変形(撓み変形)を利用して拡開される(図34中、二点鎖線96参照)。これにより、軸部78bが両ストッパ片96の相互間をスライド孔部78b側に通過することができる。そして、軸部78bの通過後に、両ストッパ片96が弾性復元(同図中、実線96参照)する。このようにして、ガイド孔76に連結軸部78を連結状態に組付けることができる。
本実施形態によると、第2スライド部材52に設けた両ストッパ片96により、ガイド孔76のスライド孔部76bから挿通孔部76aへの連結軸部78の移動が制限される。このため、ガイド孔76の挿通孔部76aから連結軸部78が抜け外れることを防止することができる。また、両ストッパ片96を強制的に弾性変形(撓み変形)させることによって、連結軸部78を挿通孔部76aから抜き外すことが可能である。また、本実施形態では、第2スライド部材52のガイド部75に一対のストッパ片96を設けたが、いずれか一方のストッパ片96は省略することができる。また、ガイド孔76のスライド孔部76bは、逆L字状に限らず、ストレート状に形成することもできる。
[実施形態6]
実施形態6を説明する。本実施形態は、前記実施形態4に変更を加えたものである。図35は係合手段を示す説明図である。
図35に示すように、本実施形態は、前記実施形態4における係合手段90(図33参照)の両リブ91,92の形状を変更したものである。すなわち、第1リブ(符号、100を付す)は、横長四角形状に形成されている。また、第2リブ(符号、102を付す)は、横長四角形枠状に形成されている。第2リブ102内に対して第1リブ100が上下方向(図35において紙面表裏方向)に係脱可能となっている。
[実施形態7]
実施形態7を説明する。本実施形態は、前記実施形態4に変更を加えたものである。図36は係合手段を示す説明図である。
図36に示すように、本実施形態は、前記実施形態4における係合手段90(図32参照)の両リブ91,92の形状を変更したものである。すなわち、第1リブ(符号、104を付す)は、横長十文字状に形成されている。また、第2リブ(符号、106を付すは、横長四角形枠状に形成されている。第2リブ106の左右両側部には、第1リブ104の左右両端部を嵌合すなわち係合可能な凹溝106aが形成されている。第2リブ106内に対して第1リブ104が上下方向に係脱可能となっている。また、第2リブ106の凹溝106a内に対して第1リブ104の左右両端部104aが上下方向に係脱可能となっている。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、また、本発明の燃料供給装置10は、燃料タンク18の上面開口部に装着される第1ユニットと、第1ユニットに連結機構を介して上下方向に伸縮可能に連結されかつ燃料タンク18内に上面開口部を通して配置されるポンプユニット14とを備えるものであればよく、各ユニットに備えられる部品は、前記実施形態に限定されるものではなく、適宜、増減したり、変更したりすることができる。また、前記実施形態1〜3における第1スライド部材51をフランジユニット12のキャニスタ部27に一体化すなわち固定化することもできる。また、前記実施形態1〜3における第1連結部54を伸縮・傾動連結部又は傾動連結部に変更することもできる。また、前記実施形態1、2における第3連結部54を伸縮連結部に変更することもできる。また、連結機構16は、少なくとも1つの伸縮・傾動連結部を備えていればよい。また、前記実施形態では、伸縮・傾動連結部、傾動連結部における横軸(連結軸部73及び連結軸部78の軸線)が前後方向に延びるものを例示したが、横軸は、水平状の延びるものであれば、前後方向に限らず、いずれの方向に延びていてもよい。また、伸縮・傾動連結部、伸縮連結部における伸縮方向は、上下方向であれば、いずれの方向に傾斜するものでもよい。また、伸縮・傾動連結部、回動連結部において、前記実施形態では、第2スライド部材52に軸受部(連結孔)を設け、サブタンク35に支軸部(連結軸)を設けたが、第2スライド部材52に支軸部(連結軸)を設け、サブタンク35に軸受部(連結孔)を設けてもよい。また、戻り止め手段は、連結孔の抜け止め孔部から挿通孔部への連結軸の移動を制限するものであればよく、その形状は適宜選定することができる。また、係合手段90の両リブ91,92は、その係合により両部材(35,52)間の相対的な横方向の移動が制限される形状であればよく、その形状は適宜選定することができる。
10…燃料供給装置
12…フランジユニット(第1ユニット)
14…ポンプユニット(ポンプユニット)
16…連結機構
18…燃料タンク
19…取付孔(上面開口部)
35…サブタンク
51…第1スライド部材
52…第2スライド部材
54…第1連結部(伸縮連結部)
56…第2連結部(伸縮・傾動連結部)
58…第3連結部(伸縮・傾動連結部)
60…第1ガイドレール部
62…第1スライドレール部
68…第2ガイドレール部
70…軸受片(軸受部)
72…第2スライドレール部
73…連結軸部(支軸部)
75…ガイド部
76…ガイド孔(軸受部、連結孔)
76a…挿通孔部
76b…スライド孔部(抜け止め孔部)
78…連結軸部(支軸部、連結軸)
78a…軸部
78b…頭部
83…第3連結部(傾動連結部)
84…軸受孔
86…ストッパ片(戻り止め手段)
96…ストッパ片(戻り止め手段)
90…係合手段
91…第1リブ
92…第2リブ
100…第1リブ
102…第2リブ
104…第1リブ
106…第2リブ

Claims (7)

  1. 燃料タンクの上面開口部に装着される第1ユニットと、前記第1ユニットに連結機構を介して上下方向に伸縮可能に連結されかつ前記燃料タンク内に前記上面開口部を通して配置される第2ユニットとを備え、前記燃料タンク内の燃料を内燃機関に供給する燃料供給装置であって、
    前記連結機構は、前記第1ユニット側に設けられた支持部に対して、前記第2ユニット側に設けられた可動部が上下方向に移動可能にかつ横軸回りに回動可能に連結されてなる伸縮・傾動連結部を備えていることを特徴とする燃料供給装置。
  2. 請求項1に記載の燃料供給装置であって、
    前記連結機構の伸縮・傾動連結部は、前記支持部に対して前記可動部が下方へ移動した位置において該可動部が横軸回りに回動可能となるように、前記可動部が下方へ移動した位置以外において該可動部の横軸回りの回動が規制される構成としたことを特徴とする燃料供給装置。
  3. 請求項2に記載の燃料供給装置であって、
    前記連結機構の伸縮・傾動連結部は、前記支持部に対して前記可動部を上下方向へ移動可能に連結しかつ該可動部が下方へ移動した位置において連結を解放するスライド機構と、前記支持部に対して前記可動部が下方へ移動した位置において前記支持部に対して該可動部が回動可能に連結される回動機構とを備えていることを特徴とする燃料供給装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の燃料供給装置であって、
    前記連結機構は、前記第1ユニットと前記伸縮・傾動連結部の支持部との間、及び、前記伸縮・傾動連結部の可動部と前記第2ユニットとの間の少なくとも一方の間に、相互に上下方向に移動可能に連結する伸縮連結部、及び、相互に上下方向に移動可能にかつ横軸回りに回動可能に連結する伸縮・傾動連結部、並びに、相互に横軸回りに回動可能に連結する傾動連結部の少なくとも1つの連結部を備えていることを特徴とする燃料供給装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の燃料供給装置であって、
    前記伸縮・傾動連結部は、前記支持部と前記可動部との二部材のいずれかの部材の横軸上に形成された連結軸と、残りの部材に形成された連結孔とを備え、
    前記連結軸は、軸部及び頭部を有し、
    前記連結孔は、挿通孔部及び抜け止め孔部を有し、
    前記連結孔の挿通孔部に前記連結軸の頭部を挿通させた状態で、その連結孔の抜け止め孔部に連結軸の軸部をスライドすることによって連結軸と連結孔とが上下方向に移動可能にかつ回動可能に連結され、
    前記他方の部材には、前記連結孔の抜け止め孔部から挿通孔部への前記連結軸の移動を制限する戻り止め手段を設けた
    ことを特徴とする燃料供給装置。
  6. 請求項4に記載の燃料供給装置であって、
    前記傾動連結部は、前記支持部と前記可動部との二部材のいずれかの部材の横軸上に形成された連結軸と、残りの部材に形成された連結孔とを備え、
    前記連結軸は、軸部及び頭部を有し、
    前記連結孔は、挿通孔部及び抜け止め孔部を有し、
    前記連結孔の挿通孔部に前記連結軸の頭部を挿通させた状態で、その連結孔の抜け止め孔部に連結軸の軸部をスライドすることによって連結軸と連結孔とが回動可能に連結され、
    前記他方の部材には、前記連結孔の抜け止め孔部から挿通孔部への前記連結軸の移動を制限する戻り止め手段を設けた
    ことを特徴とする燃料供給装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載の燃料供給装置であって、
    前記第2ユニットにおける可動部とその可動部に対応する支持部との間に、上下方向に係脱可能な係合手段が設けられ、
    前記係合手段は、前記支持部に対する前記可動部の可動時において係合を解除し、かつ、前記支持部に対する前記可動部のセット位置において係合し、その係合により両部材間の相対的な横方向の移動が制限される構成とした
    ことを特徴とする燃料供給装置。
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