JP2007239682A - 燃料供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】調圧バルブの設置場所および残圧保持バルブの有無に拘わらず、搭載構造部品を共通化した燃料供給装置を提供する。
【解決手段】燃料ポンプ32の吐出口37から吐出した燃料の圧力を第1圧力以下となるように調整する調圧バルブ40と、燃料ポンプ32から吐出した燃料の一部をノズルから噴出することで吸引力を発生させるジェットポンプ70と、燃料ポンプ32から吐出した燃料の流通経路のうちジェットポンプ70の上流側に設けられ、この上流側の燃料の圧力を、第1圧力よりも低く設定した第2圧力に保持する残圧保持バルブ60と、フィルタケース31とを備える。フィルタケース31は、燃料ポンプ32を収容する本体部33と、調圧バルブ40を収容する調圧ハウジング部34と、残圧保持バルブ60を収容する残圧保持ハウジング部35とを有する。
【選択図】図3
【解決手段】燃料ポンプ32の吐出口37から吐出した燃料の圧力を第1圧力以下となるように調整する調圧バルブ40と、燃料ポンプ32から吐出した燃料の一部をノズルから噴出することで吸引力を発生させるジェットポンプ70と、燃料ポンプ32から吐出した燃料の流通経路のうちジェットポンプ70の上流側に設けられ、この上流側の燃料の圧力を、第1圧力よりも低く設定した第2圧力に保持する残圧保持バルブ60と、フィルタケース31とを備える。フィルタケース31は、燃料ポンプ32を収容する本体部33と、調圧バルブ40を収容する調圧ハウジング部34と、残圧保持バルブ60を収容する残圧保持ハウジング部35とを有する。
【選択図】図3
Description
本発明は、燃料ポンプを備えた燃料供給装置に関する。
従来より、燃料タンク内部の燃料を内燃機関へ吐出する燃料ポンプを備えた燃料供給装置が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1記載の燃料供給装置は、燃料ポンプから吐出した燃料の一部をノズルから噴出することで吸引力を発生させるジェットポンプを備えている。そして、燃料ポンプから吐出した燃料の流通経路のうちジェットポンプの上流側には、残圧保持バルブが設けられている。この残圧保持バルブは、燃料ポンプ停止時に流通経路内の燃料がジェットポンプから抜け出ることを防止するものであり、流通経路内の燃料の圧力を所定圧力に保持するバルブである。これにより、燃料ポンプを停止した場合において、内燃機関が燃料の供給を要求するときに、即座に所定圧力の燃料を供給できる。
また、特許文献1には記載されていないが、燃料ポンプから吐出した燃料の圧力を予め設定した所定圧力以下となるように調整する調圧バルブ(プレッシャーレギュレータ)を備えた燃料供給装置が知られている。
また、特許文献1には記載されていないが、燃料ポンプから吐出した燃料の圧力を予め設定した所定圧力以下となるように調整する調圧バルブ(プレッシャーレギュレータ)を備えた燃料供給装置が知られている。
しかしながら、従来の燃料供給装置では、残圧保持バルブおよび調圧バルブのいずれか一方は、燃料ポンプを保持するポンプブラケット(例えばフィルタケース)に設けられ、他方のバルブは、フィルタケースの流出口から内燃機関まで燃料を流通させる配管に設けられている。そして、配管上に確保できるバルブの設置箇所は、車両の限られた箇所に限定されるため、燃料供給装置を車両に搭載するにあたり、バルブの搭載レイアウトが制約される。
また、例えば、車種に応じて、残圧保持バルブを設置しない燃料供給装置や、調圧バルブを設置しない燃料供給装置がある。そして、従来では、調圧バルブの有無および残圧保持バルブの有無に応じて、調圧バルブおよび残圧保持バルブを燃料供給装置に搭載するその搭載構造を変更させている。そのため、異なる車種間において、燃料供給装置の搭載構造部品の共通化を図ることができていない。
そこで、本発明の目的は、バルブの搭載レイアウトの制約を低減した燃料供給装置を提供することにある。また、本発明の他の目的は、調圧バルブの有無および残圧保持バルブの有無に拘わらず、搭載構造部品を共通化した燃料供給装置を提供することにある。
請求項1から6のいずれか一項記載の発明では、調圧バルブおよび残圧保持バルブを、燃料ポンプを保持するポンプブラケットに取り付ける。そのため、バルブをフィルタケースの流出口から内燃機関まで燃料を流通させる配管に設けた従来の燃料供給装置に比べて、バルブの搭載レイアウトの制約を低減できる。
ここで、残圧保持バルブの第2圧力を調圧バルブの第1圧力より高く設定してしまうと、燃料ポンプの作動中に、流通経路の燃料圧力が第2圧力と第1圧力の中間値となった際、調圧バルブが燃料をリリーフさせているにも拘わらず、残圧保持バルブはジェットポンプへの流通を遮断してしまい、ジェットポンプの作動不良を招く。これに対し、請求項1から6のいずれか一項記載の発明では、残圧保持バルブでの第2圧力を調圧バルブでの第1圧力よりも低く設定しているので、調圧バルブが燃料をリリーフさせている際に、残圧保持バルブがジェットポンプへ燃料を流通させることを確実にできるので、ジェットポンプの作動不良を回避できる。
請求項3記載の発明では、サブタンク内部のうち、サブタンクの軸心に対してポンプブラケットの軸心と反対側の部分である大スペース部に調圧バルブおよび残圧保持バルブを配置している。そのため、サブタンクの内部のスペースを有効利用できる。
請求項4記載の発明では、ジェットポンプは、サブタンク内部の大スペース部に配置されているので、サブタンクの内部のスペースを有効利用できる。
請求項5記載の発明では、ジェットポンプ用配管および内燃機関用配管の少なくとも一方の配管は、大スペース部に配置されているので、サブタンクの内部のスペースを有効利用できる。
請求項4記載の発明では、ジェットポンプは、サブタンク内部の大スペース部に配置されているので、サブタンクの内部のスペースを有効利用できる。
請求項5記載の発明では、ジェットポンプ用配管および内燃機関用配管の少なくとも一方の配管は、大スペース部に配置されているので、サブタンクの内部のスペースを有効利用できる。
請求項6から8のいずれか一項記載の発明では、ポンプブラケットは、調圧バルブを取り付け可能であって、燃料通路と連通する空間を形成する調圧バルブ取付部と、残圧保持バルブを取り付け可能であって、燃料通路と連通する空間を形成する残圧保持バルブ取付部とを有する。そのため、本発明に係る調圧バルブ取付部から調圧バルブを取り外せば、調圧バルブの設置場所がポンプブラケットの外部である他の燃料供給装置に、本発明のポンプブラケットを適用できる。また、本発明に係る残圧保持バルブ取付部から残圧保持バルブを取り外せば、残圧保持バルブが廃止された燃料供給装置に、本発明のポンプブラケットを適用できる。従って、搭載構造部品としてのポンプブラケットの形状を共通化できる。
請求項9記載の発明では、調圧バルブ取付部と残圧保持バルブ取付部とは分離して配置されている。そのため、調圧バルブ取付部と残圧保持バルブ取付部とを隣接配置した場合に比べて、調圧バルブが有する弁ばねと、残圧保持バルブが有する弁ばねとが共振することを抑制できる。
請求項10記載の発明では、ポンプブラケットのうち前記燃料通路を形成する本体部、調圧バルブ取付部および残圧保持バルブ取付部は、樹脂にて一体に形成されているので、部品点数低減を図ることができる。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図4は、第1実施形態に係る燃料供給装置1を説明する図であり、図1は燃料供給装置1の側面図、図2は燃料供給装置1の上面図、図3は、燃料供給装置1の燃料の流通経路を模式的に示す図、図4は、燃料供給装置1が有するフィルタケース31単体を示す斜視図である。そして、燃料供給装置1は、燃料タンク2内の燃料を燃料タンク2外部の例えばエンジンに供給するものである。燃料供給装置1は、フランジ10、サブタンク20、ポンプモジュール30、ジェットポンプ70等からなる。
(第1実施形態)
図1〜図4は、第1実施形態に係る燃料供給装置1を説明する図であり、図1は燃料供給装置1の側面図、図2は燃料供給装置1の上面図、図3は、燃料供給装置1の燃料の流通経路を模式的に示す図、図4は、燃料供給装置1が有するフィルタケース31単体を示す斜視図である。そして、燃料供給装置1は、燃料タンク2内の燃料を燃料タンク2外部の例えばエンジンに供給するものである。燃料供給装置1は、フランジ10、サブタンク20、ポンプモジュール30、ジェットポンプ70等からなる。
図1に示す燃料供給装置1の蓋部材としてのフランジ10は、円板状に形成されており、燃料タンク2の開口部112を覆うように燃料タンク2の上壁に取り付けられている。燃料タンク2は、サブタンク20を収容している第1タンク室3と、サブタンク20を収容していない第2タンク室(図示せず)とからなる鞍型の燃料タンクである。フランジ10には図示しない燃料吐出管および電気コネクタが組み付けられている。燃料供給装置1のフランジ10以外の部品は燃料タンク2内に収容されている。
サブタンク20は、底部を有する筒状に形成されており、図2に示すように側壁22に周方向の一部が径方向内側に凹んでいる段差部28を有している。サブタンク20は、段差部28を除き略円筒状に形成されており、サブタンク20の段差部28は平坦に形成されている。段差部28には、フロート46が接続されたセンダゲージ44が設置されている。
シャフト11は、一端がフランジ10に圧入され、他端がサブタンク20に形成している挿入部23に緩く挿入されている。フランジ10とサブタンク20とはスプリング12により互いに離れるように付勢されている。これにより、フランジ10とポンプモジュール30が収容されているサブタンク20とは、燃料タンク2の天地方向へ相対的に往復移動可能である。したがって、燃料供給装置1が収容される燃料タンク2が温度変化による内圧の変化や燃料量の変化で膨張または収縮しても、サブタンク20の底部は燃料タンク2の底部内壁に常に押し付けられている。
図1および図2に示すように、サブタンク20の内部空間は、隔壁24により主室100と副室102とに区画されている。ポンプモジュール30は主室100に収容されている。ポンプモジュール30は、燃料ポンプ32、燃料フィルタ332、サクションフィルタ36、調圧バルブ40および残圧保持バルブ60等を有している。燃料ポンプ32は、内部に図示しないモータを収容しており、モータとともに回転するインペラなどの回転部材により燃料吸入力を発生し、サクションフィルタ36からサブタンク20内の燃料を吸引する。
調圧バルブ40は、燃料ポンプ32が吐出し燃料フィルタ332で異物が除去された燃料の圧力を、予め設定した第1圧力(例えば約400kPa)以下となるように調整する。圧力が調整された燃料は、内燃機関用配管としての蛇腹管42を通りフランジ10から燃料タンク2外のエンジンへ吐出される。残圧保持バルブ60は、燃料ポンプ32停止時に、蛇腹管42内の燃料がジェットポンプ70から抜け出ることを防止するものであり、蛇腹管42内の燃料の圧力を、予め設定した第2圧力(例えば約324kPa)以上となるように保持する。なお、第2圧力は第1圧力よりも小さい値に設定されている。調圧バルブ40と残圧保持バルブ60の搭載構造は後に詳述する。
移送用としてのジェットポンプ70は、ノズル72、流入管73および流出管74を有している。そして、燃料ポンプ32から吐出した燃料の一部をノズル72から噴出することで、吸引力を発生させる。この吸引力により、図示しない第2タンク室の燃料は、流入管73および流出管74を通り、サブタンク20の副室102に供給される。これにより、第1タンク室3内の燃料量が減少しても、サブタンク20内は燃料で充満される。
ジェットポンプ70は副室102に収容されているため、ノズル72の周囲に燃料が充満してリキッドシールが形成されやすい。よって、エンジン始動時において、第2タンク室4の燃料を速やかにサブタンク20内に供給できる。また、ジェットポンプ70は、副室102の深さ方向に沿って縦置きに設置されているので、ジェットポンプ70を横置きする場合に比べ、サブタンク20を小径化できる。また、図3に示す流入管73は、副室102でサブタンク20の内壁に嵌合している。流出管74は副室102の底部に向けて開口している。
なお、第1実施形態では、第1タンク室3とサブタンク20内とを、サブタンク20の底部側壁に設けた図示しない連通孔により連通させているため、第1タンク室3からサブタンク20内へ燃料を汲み上げるジェットポンプは備えていない。これに対し、上記連通孔を廃止して汲み上げ用ジェットポンプを備えるようにしてもよい。
次に、調圧バルブ40と残圧保持バルブ60の搭載構造を説明する。
図3に示す如く、燃料ポンプ32は、ポンプブラケットとしてのフィルタケース31内にて保持されている。なお、図3では燃料フィルタ332の図示を省略している。そして、図4はフィルタケース31単体を示す斜視図であり、フィルタケース31は、内部に燃料通路331を形成する本体部33と、内部に燃料通路331と連通する空間341を形成する調圧ハウジング部34と、内部に燃料通路331と連通する空間351を形成する残圧保持ハウジング部35とを有している。これらの本体部33、調圧ハウジング部34および残圧保持ハウジング部35は樹脂にて一体に形成されている。
図3に示す如く、燃料ポンプ32は、ポンプブラケットとしてのフィルタケース31内にて保持されている。なお、図3では燃料フィルタ332の図示を省略している。そして、図4はフィルタケース31単体を示す斜視図であり、フィルタケース31は、内部に燃料通路331を形成する本体部33と、内部に燃料通路331と連通する空間341を形成する調圧ハウジング部34と、内部に燃料通路331と連通する空間351を形成する残圧保持ハウジング部35とを有している。これらの本体部33、調圧ハウジング部34および残圧保持ハウジング部35は樹脂にて一体に形成されている。
本体部33は、天地方向に延びる略円筒形状であり、内部には燃料ポンプ32および燃料フィルタ332が収容されている。そして、燃料ポンプ32から吐出された燃料は逆止弁36を介して吐出口37から燃料通路331内を流通する。燃料通路331には燃料ポンプ32の外側を周方向に覆う燃料フィルタ332が配置されており、燃料フィルタ332を通過した燃料は、流入口342、352から調圧バルブ40および残圧保持バルブ60へと流入する。
調圧ハウジング部34は本体部33の下方部位に位置し、空間341には調圧バルブ40が配置されている。燃料通路331と空間341とは流入口342を介して連通している。調圧バルブ40は図示しない弁体および弁座を有し、弁ばね41により弁体は弁座に押し付けられている。そして、流入口342から流入した燃料の圧力が予め設定した第1圧力を超えると、弁ばね41の弾性力に抗して弁体は弁座から離れる。すると、流入口342から流入した燃料は、流出口343からサブタンク20の主室100へ流出する。これにより、燃料通路331内の燃料の圧力は、第1圧力を超えないように調整される。
また、調圧ハウジング部34の下面には、開口部344が形成されている。調圧バルブ40は、開口部344から空間341に挿入して調圧ハウジング部34に取り付けられている。そして、調圧バルブ40は、開口部344から調圧ハウジング部34に対して脱着可能である。なお、調圧バルブ40と開口部344の間には図示しないシール部材が介在している。
残圧保持ハウジング部35は本体部33の下方部位に位置し、空間351には残圧保持バルブ60が配置されている。燃料通路331と空間351とは流入口352を介して連通している。また、残圧保持ハウジング部35には流出口353、354が形成されている。そして、燃料ポンプ32の作動時には、流入口352から流入した燃料は流出口353、354から流出する。
流出口353には上述した蛇腹管42(内燃機関用配管)が接続されており、調圧バルブ40にて調圧された燃料通路331内の燃料は、蛇腹管42を通じてエンジンへ吐出される。流出口354にはジェットポンプ用配管としてのチューブ71(図1、図2参照)が接続されており、調圧バルブ40にて調圧された燃料通路331内の燃料は、チューブ71を通じてジェットポンプ70へ流出する。
残圧保持バルブ60は調圧バルブ40と同じ構造であり、図示しない弁体および弁座を有し、弁ばね61により弁体は弁座に押し付けられている。そして、燃料ポンプ32作動時において、流入口352から残圧保持バルブ60に流入した燃料の圧力が予め設定した第2圧力を超えている場合には、弁ばね41の弾性力に抗して弁体は弁座から離れる。すると、残圧保持バルブ60内の燃料は、流出口354からジェットポンプ70へ流出する。これにより、燃料ポンプ32作動時には、燃料圧力が第2圧力を下回らない限り、ジェットポンプ70は作動する。
また、燃料ポンプ32作動停止直後において、残圧保持バルブ60内の燃料の圧力が第2圧力を超えている場合には、弁ばね41の弾性力に抗して弁体は弁座から離れ、流出口354からジェットポンプ70へ流出する。その後、ジェットポンプ70へ流出することにより残圧保持バルブ60内の燃料の圧力が第2圧力より低くなると、弁ばね41の弾性力により弁体は弁座に押し付けられ、流出口354からの燃料流出を遮断する。これにより、蛇腹管42内の燃料の圧力は第2圧力と略同一の圧力に保持される。
なお、残圧保持バルブ60により流出口354からの燃料流出が遮断されている際には、残圧保持バルブ60内の燃料は、逆止弁36および調圧バルブ40の作用により流出口353から流出しない。また、残圧保持バルブ60での第2圧力を調圧バルブ40での第1圧力よりも低く設定しているので、調圧バルブが燃料をリリーフさせている際に、残圧保持バルブがジェットポンプへ燃料を流通させることを確実にできる。よって、ジェットポンプ70の作動不良を抑制できる。
調圧ハウジング部34の流入口342および、残圧保持ハウジング部35の流入口352は、燃料流れの絞り部として機能している。すなわち、燃料通路331から調圧バルブ40および残圧保持バルブ60への燃料の流入量を規制している。これにより、燃料ポンプ32から吐出した圧力変動の大きい燃料がそのまま調圧バルブ40および残圧保持バルブ60に流入することを抑制し、調圧バルブ40および残圧保持バルブ60を流通する燃料の圧力変動は抑制されている。
ここで、燃料ポンプ32により第1圧力まで高められた圧力は、燃料ポンプ32停止持の残圧保持の際に残圧保持バルブ60にて設定された第2圧力まで低下する。よって、第2圧力を第1圧力に近い値に設定した方が、その圧力低下分を少なくできるので、燃料ポンプ32の消費電力を低減できる。しかしながら、第2圧力を第1圧力を近い値に設定すると、調圧バルブ40が有する弁ばね41の固有振動数が、残圧保持バルブ60が有する弁ばね61の固有振動数とが近い値となるため、両弁ばね41、61の共振が発生しやすくなる。
この問題に対し、第1実施形態では、調圧ハウジング部34と残圧保持ハウジング部35とを別々に分離して配置している。そのため、調圧ハウジング部34と残圧保持ハウジング部35とを隣接配置した場合に比べて、調圧バルブ40の弁ばね41と、残圧保持バルブ60の弁ばね61が共振してしまうことを抑制できる。よって、第2圧力を第1圧力に近い値に設定することによる燃料ポンプ32の消費電力低減と、両弁ばね41、61の共振抑制との両立を図ることができる。
図1および図2に示すように、フィルタケース31の上部には、ブラケット38が取り付けられている。ブラケット38の端部には係止部381が形成されており、この係止部381がサブタンク20と係合することにより、フィルタケース31はサブタンク20に対して位置決めされる。
そして、フィルタケース31は、フィルタケース31の軸心がサブタンク20の軸心に対してずれるように配置されている(図2参照)。より具体的には、ポンプモジュール30はサブタンク20の一方の径方向側に寄せて主室100に収容されている。サブタンク20内のうち、サブタンク20の軸心に対してフィルタケース31の軸心と反対側の部分を大スペース部21とすると、この大スペース部21に、調圧バルブ40、残圧保持バルブ60、ジェットポンプ70、チューブ71および蛇腹管42が位置している。そのため、略円筒形状であるサブタンク20の内部のスペースを有効利用できる。なお、係止部381は、サブタンク20内のうち大スペース部21と反対側に位置している。
次に、燃料供給装置1の作動について説明する。燃料ポンプ32が作動しているとき、燃料ポンプ32で昇圧された燃料は、調圧バルブ40で調圧される。調圧された燃料は、残圧保持バルブ60を介して、蛇腹管42を通じてエンジン側に供給されるとともに、チューブ71を通じてジェットポンプ70に供給される。ジェットポンプ70は、この燃料を噴出することにより吸引力を発生して第2タンク室の燃料を吸引し、サブタンク20内に移送する。
従って、このように燃料ポンプ32が作動しているときには、エンジン側に供給される燃料およびジェットポンプ70に供給される燃料の圧力は、調圧バルブ40で調圧された第1圧力以下の圧力となっている。換言すれば、燃料ポンプ32による吐出量がエンジンにて要求される量より少ない場合等、残圧保持バルブ60に流入する燃料の圧力が第1圧力よりも低く設定されている第2圧力よりもさらに低くならない限り、ジェットポンプ70には燃料が供給されることとなる。
次に、エンジン停止またはエンジンブレーキ作動等により燃料ポンプ32が停止した場合において、残圧保持バルブ60内の圧力が第2圧力より大きければ、蛇腹管42内の燃料は流出口354からジェットポンプ70へ流出する。そして、蛇腹管42内の燃料圧力が低下して残圧保持バルブ60内の燃料圧力が第2圧力まで低下すると、残圧保持バルブ60によりジェットポンプ70への流出が禁止され、残圧保持バルブ60内の燃料圧力が第2圧力に保持される。
従って、このように燃料ポンプ32が作動を停止したときには、チューブ71内の燃料の圧力は0kPaとなり、蛇腹管42内の燃料の圧力は第2圧力と略同一の圧力に保持される。よって、燃料ポンプ32の作動停止時にエンジンが燃料の供給を要求した場合には、即座に第2圧力に保持された燃料をエンジンへ供給することができ、所望の圧力でインジェクタから燃料を噴射することができる。
上記構成による第1実施形態によれば、調圧バルブ40および残圧保持バルブ60を、燃料ポンプ32を保持するフィルタケース31に設ける。そのため、調圧バルブ40および残圧保持バルブ60のいずれか一方をポンプモジュール30から内燃機関まで燃料を流通させる配管に設けた場合に比べて、燃料供給装置1の搭載レイアウトの制約を低減できる。
ところで、調圧バルブ40の設置場所は車種に応じて異なる。すなわち、フィルタケース31に調圧バルブ40を設けた燃料供給装置や、フィルタケース31から内燃機関までの燃料の流通経路上に調圧バルブ40を設けた燃料供給装置がある。また、ジェットポンプ70への燃料供給元は車種に応じて異なる。すなわち、燃料ポンプ32から吐出した燃料の一部をノズルから噴出する構成の燃料供給装置の他に、調圧バルブ40からのリリーフ燃料や、内燃機関へ吐出した燃料の余剰分(リターン燃料)をノズルから噴出する構成の燃料供給装置がある。そして、これらのようにリリーフ燃料やリターン燃料をジェットポンプへ70の燃料供給元とした場合には、残圧保持バルブ60は不要となる。
このように、調圧バルブ40の設置場所および残圧保持バルブ60の有無に拘わらず、上記構成による第1実施形態によれば、以下の如くフィルタケース31の形状を共通化できる。すなわち、調圧バルブ40を収容する調圧ハウジング部34と、残圧保持バルブ60を収容する残圧保持ハウジング部35とを、フィルタケース31に樹脂にて一体に形成している。そのため、調圧バルブ40の設置場所がフィルタケース31の外部である、図1とは別の図5に示す他の燃料供給装置101に対し、図1に示す燃料供給装置1の調圧ハウジング部34から調圧バルブ40を取り外せば、図1に示す燃料供給装置1のフィルタケース31を図5に示す燃料供給装置101に用いることができる。よって、図1に示す燃料供給装置1と図5に示す燃料供給装置101との間で、搭載構造部品としてのフィルタケース31の形状を共通化できる。
また、燃料フィルタ332を廃止した図5に示す燃料供給装置101に対し、図1に示す燃料供給装置1の燃料通路331から燃料フィルタ332を取り外せば、図1に示す燃料供給装置1のフィルタケース31を図5に示す燃料供給装置101に用いることができる。よって、図1に示す燃料供給装置1と図5に示す燃料供給装置101との間でフィルタケース31の形状を共通化できる。
また、燃料ポンプ32から吐出した燃料の一部をノズル72から噴出するジェットポンプ70とは異なるジェットポンプを採用した場合、残圧保持バルブ60を廃止した図6に示す燃料供給装置201に対し、図1に示す燃料供給装置1の残圧保持ハウジング部35から残圧保持バルブ60を取り外し、調圧バルブ40を残圧保持ハウジング部35に配置させれば、図1に示す燃料供給装置1のフィルタケース31を図6に示す燃料供給装置201に用いることができる。よって、図1に示す燃料供給装置1と図6に示す燃料供給装置201との間で、フィルタケース31の形状を共通化できる。
なお、調圧ハウジング部34から調圧バルブ40を取り外した場合には、フィルタケース31の流入口342をキャップ345(図6参照)等により閉塞すればよい。また、図6に示す燃料供給装置201の如く、残圧保持バルブ60を廃止した場合には、ジェットノズル70に高圧燃料が供給されないようにしてノズル72を保護するために、リリーフバルブ80(図6参照)を備えることが望ましい。
図6に示す例では、このリリーフバルブ80を、調圧ハウジング部34内部のうち調圧バルブ40の上流側部分に配置している。そして、リリーフバルブ80によりリリーフされた燃料は、調圧ハウジング部34に形成された開口部355からサブタンク20の主室100へ流出する。ここで、第1実施形態に係る図1の燃料供給装置1では、調圧ハウジング部34内に、リリーフバルブ80を設置できる空間を設けており、その空間にはダミー部材81(図3参照)が設置されている。また、図6に示す開口部355を閉塞するキャップ356が備えられている。これにより、図1に示す燃料供給装置1と図6に示す燃料供給装置201との間で、フィルタケース31の形状をより一層共通にすることができる。なお、残圧保持バルブ60と残圧保持ハウジング部35との間にはOリング357が取り付けられている。このOリング357により、残圧保持ハウジング部35内の空間351は、ダミー部材81が配置される空間と残圧保持バルブ60が配置される空間とに仕切られている。
以下、第2および第3実施形態をそれぞれ図7および図8を用いて説明する。なお、第1実施形態と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第2実施形態)
図7は、第2実施形態に係る燃料供給装置301を説明する図であり、第2実施形態では、第1実施形態の燃料フィルタ332を廃止している。但し、フィルタケース31内部に形成された燃料通路331は第1実施形態と同様の形状に形成されている。そのため、燃料フィルタ332を備える図1に示す燃料供給装置1に対し、図7に示す燃料供給装置301の燃料通路331に燃料フィルタ332を取り付ければ、図7に示す燃料供給装置301のフィルタケース31を図1に示す燃料供給装置1のフィルタケース31に用いることができる。よって、図7に示す燃料供給装置301と図1に示す燃料供給装置1との間で、フィルタケース31の形状を共通化できる。
図7は、第2実施形態に係る燃料供給装置301を説明する図であり、第2実施形態では、第1実施形態の燃料フィルタ332を廃止している。但し、フィルタケース31内部に形成された燃料通路331は第1実施形態と同様の形状に形成されている。そのため、燃料フィルタ332を備える図1に示す燃料供給装置1に対し、図7に示す燃料供給装置301の燃料通路331に燃料フィルタ332を取り付ければ、図7に示す燃料供給装置301のフィルタケース31を図1に示す燃料供給装置1のフィルタケース31に用いることができる。よって、図7に示す燃料供給装置301と図1に示す燃料供給装置1との間で、フィルタケース31の形状を共通化できる。
なお、第2実施形態では、調圧ハウジング部34と残圧保持ハウジング部35とをフィルタケース31に樹脂にて一体に形成しているため、図7に示す燃料供給装置301のフィルタケース31を図5に示す燃料供給装置101に用いることができる点で、第1実施形態と同様の効果が奏される。
(第3実施形態)
図8は、第3実施形態に係る燃料供給装置401を説明する図であり、第3実施形態では、第1実施形態の燃料フィルタ332を廃止することに加え、サブタンク20をも廃止している。但し、燃料通路331は第1実施形態と同様の形状に形成され、かつ、サブタンク20の替わりにブラケット320を備えている。ブラケット320には、第1実施形態のサブタンク20が有する挿入部23と同様の挿入部が備えられている。このブラケット320により、フランジ10とブラケット320とは、燃料タンク2の天地方向へ相対的に往復移動可能である。したがって、燃料タンク2が膨張または収縮しても、サクションフィルタ36の底部は燃料タンク2の底部内壁に常に押し付けられている。よって、燃料タンク2の底部に僅かに残った燃料も、サクションフィルタ36から吸い上げ可能となっている。
図8は、第3実施形態に係る燃料供給装置401を説明する図であり、第3実施形態では、第1実施形態の燃料フィルタ332を廃止することに加え、サブタンク20をも廃止している。但し、燃料通路331は第1実施形態と同様の形状に形成され、かつ、サブタンク20の替わりにブラケット320を備えている。ブラケット320には、第1実施形態のサブタンク20が有する挿入部23と同様の挿入部が備えられている。このブラケット320により、フランジ10とブラケット320とは、燃料タンク2の天地方向へ相対的に往復移動可能である。したがって、燃料タンク2が膨張または収縮しても、サクションフィルタ36の底部は燃料タンク2の底部内壁に常に押し付けられている。よって、燃料タンク2の底部に僅かに残った燃料も、サクションフィルタ36から吸い上げ可能となっている。
以上の構成による第3実施形態によれば、サブタンク20を備える図1に示す燃料供給装置1に対し、図8に示す燃料供給装置401のブラケット320をサブタンク20に付け替えれば、図8に示す燃料供給装置401のフィルタケース31を図1に示す燃料供給装置1のフィルタケース31に用いることができる。よって、図8に示す燃料供給装置401と図1に示す燃料供給装置1との間で、フィルタケース31の形状を共通化できる。
なお、第3実施形態では、調圧ハウジング部34と残圧保持ハウジング部35とをフィルタケース31に樹脂にて一体に形成しているため、図8に示す燃料供給装置401のフィルタケース31を図5に示す燃料供給装置101に用いることができる点で、第1実施形態と同様の効果が奏される。
(他の実施形態)
上述の第1実施形態では、フィルタケース31に調圧ハウジング部34および残圧保持ハウジング部35を設けているが、本発明は、調圧ハウジング部34および残圧保持ハウジング部35をフィルタケース31に設けることに限られるものではなく、例えば、ポンプモジュール30をサブタンク20に対して位置決めする部材であって、燃料フィルタ332を有しない部材に、調圧ハウジング部34および残圧保持ハウジング部35を設けるようにしてもよい。
上述の第1実施形態では、フィルタケース31に調圧ハウジング部34および残圧保持ハウジング部35を設けているが、本発明は、調圧ハウジング部34および残圧保持ハウジング部35をフィルタケース31に設けることに限られるものではなく、例えば、ポンプモジュール30をサブタンク20に対して位置決めする部材であって、燃料フィルタ332を有しない部材に、調圧ハウジング部34および残圧保持ハウジング部35を設けるようにしてもよい。
上述の第1実施形態では、サブタンク20内部の大スペース部21に、調圧バルブ40、残圧保持バルブ60、ジェットポンプ70、チューブ71および蛇腹管42を配置しているが、本発明の実施にあたり、調圧バルブ40、残圧保持バルブ60、ジェットポンプ70、チューブ71および蛇腹管42の少なくとも1つを大スペース部21に配置するようにしてもよい。
上述の第1実施形態による燃料供給装置は、調圧バルブ40および残圧保持バルブ60の両方をフィルタケース31に備えているが、本発明では、調圧バルブ40および残圧保持バルブ60のいずれか一方をフィルタケース31から取り外した燃料供給装置であってもよいし、調圧バルブ40および残圧保持バルブ60の両方をフィルタケース31から取り外した燃料供給装置であってもよい。
上述の第1実施形態では、サブタンク20は、段差部28を除き内部空間を略円形に形成しているが、本発明に係るサブタンク20はこのような形状に限定されるものではなく、例えば、サブタンク20の内部空間形状は、段差部28を有しない円形でもよいし、半円形状でもよいし、燃料ポンプ32周りに延びる円弧形状でもよいし、矩形でもよい。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
1、101、201、301、401:燃料供給装置、2:燃料タンク、20:サブタンク、21:大スペース部、31:フィルタケース(ポンプブラケット)、32:燃料ポンプ、331:燃料通路、33:本体部、34:調圧ハウジング部、35:残圧保持ハウジング部、38:ブラケット(ポンプブラケット)、40:調圧バルブ、42:蛇腹管(内燃機関用配管)、60:残圧保持バルブ、70:ジェットポンプ、71:チューブ(ジェットポンプ用配管)、72:ノズル。
Claims (10)
- 燃料タンク内部の燃料を内燃機関へ吐出する燃料ポンプと、
前記燃料ポンプから吐出した燃料の圧力を、予め設定した第1圧力以下となるように調整する調圧バルブと、
前記燃料ポンプから吐出した燃料の一部をノズルから噴出することで吸引力を発生するジェットポンプと、
前記燃料ポンプから吐出した燃料の流通経路のうち前記ジェットポンプの上流側に設けられ、前記第1圧力よりも低く設定した第2圧力に前記上流側の燃料の圧力を保持する残圧保持バルブと、
前記燃料ポンプを保持するポンプブラケットとを備え、
前記調圧バルブおよび前記残圧保持バルブを、前記ポンプブラケットに取り付けた燃料供給装置。 - 前記ポンプブラケットは、前記調圧バルブと前記残圧保持バルブとを連通する燃料通路を形成する請求項1記載の燃料供給装置。
- 前記燃料タンク内部には、前記燃料ポンプ及び前記ポンプブラケットを収容するサブタンクが設置されており、
前記燃料ポンプ及び前記ポンプブラケットは、それらの軸心が前記サブタンクの軸心に対してずらされた状態で前記サブタンク内に配置され、
前記サブタンク内部のうち、前記サブタンクの軸心に対して前記燃料ポンプ及び前記ポンプブラケットの軸心と反対側の部分である大スペース部に、前記調圧バルブおよび前記残圧保持バルブが配置されている請求項1又は2記載の燃料供給装置。 - 前記ジェットポンプは、前記サブタンク内部の前記大スペース部に配置されている請求項3記載の燃料供給装置。
- 前記残圧保持バルブから前記ジェットポンプへ燃料を供給するジェットポンプ用配管と、前記残圧保持バルブから前記内燃機関へ燃料を供給する内燃機関用配管とを備え、
前記ジェットポンプ用配管および前記内燃機関用配管の少なくとも一方の配管は、前記大スペース部に配置されている請求項3または4記載の燃料供給装置。 - 前記ポンプブラケットは、前記調圧バルブを収容するとともに前記燃料通路と連通する空間を形成する調圧バルブ取付部と、前記残圧保持バルブを収容するとともに前記燃料通路と連通する空間を形成する残圧保持バルブ取付部とを有する請求項2から5のいずれか一項記載の燃料供給装置。
- 燃料タンク内部の燃料を内燃機関へ吐出する燃料ポンプと、
前記燃料ポンプを保持するとともに、前記燃料ポンプから吐出された燃料の燃料通路を形成するポンプブラケットとを備え、
前記ポンプブラケットは、
前記燃料ポンプから吐出された燃料の圧力を予め設定した第1圧力以下となるように調整する調圧バルブを取り付け可能であって、前記燃料通路と連通する空間を形成する調圧バルブ取付部と、
前記第1圧力よりも低く設定した第2圧力に燃料の圧力を保持する残圧保持バルブを取り付け可能であって、前記燃料通路と連通する空間を形成する残圧保持バルブ取付部と、
を有する燃料供給装置。 - 前記調圧バルブ取付部は、前記調圧バルブを収容するとともに前記燃料通路と連通する空間を形成し、
前記残圧保持バルブ取付部は、前記残圧保持バルブを収容するとともに前記燃料通路と連通する空間を形成する請求項7記載の燃料供給装置。 - 前記調圧バルブ取付部と前記残圧保持バルブ取付部とは分離して配置されている請求項6から8のいずれか一項記載の燃料供給装置。
- 前記ポンプブラケットのうち前記燃料通路を形成する本体部、前記調圧バルブ取付部および前記残圧保持バルブ取付部は、樹脂にて一体に形成されている請求項6から9のいずれか一項記載の燃料供給装置。
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