JP2008002514A - 流量制御弁 - Google Patents

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淳一 本島
Hironori Ohashi
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Abstract

【課題】電子制御装置を用いることなく、所定の流体圧力以下で閉弁し、且つ、開弁時においては流体圧力の増大による流量の増大を抑制することができる、信頼性の高い流量制御弁を得る。
【解決手段】流入口32に連通すると共に受圧体42が設けられた受圧室30と、流出口39に連通する弁室40と、受圧室30と弁室40とを連通する連通流路38と、弁室40に一部が配置された弁体22とを備え、弁体22は、ポペット部24とスプール部36とを有し、コイルスプリング25の付勢によりポペット部24が流出口39を閉じる。そして、受圧室30内の流体圧力の増加によって受圧体42が弁体22をポペット部24の開弁方向にコイルスプリング25の付勢力に抗して移動させるに従い、スプール部36が連通流路38の開放量を小さくするようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、流量制御弁に関する。
従来、燃料タンク内の燃料を内燃機関へ供給する燃料供給装置において、燃料タンクが鞍型である場合には、燃料タンクの底部に形成された2つの貯留室のうちの一方の貯留室に燃料ポンプが配置され、その一方の貯留室内の燃料を燃料ポンプが内燃機関へ向けて送出する。
そして、燃料ポンプが配置されていない他方の貯留室の燃料は、ジェットポンプによって、燃料ポンプが配置されている一方の貯留室に移送されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
ジェットポンプには、燃料ポンプと内燃機関とを連通する燃料供給路から分岐された分岐流路が接続されており、その分岐流路から供給される燃料が駆動流体となってジェットポンプが駆動される。
特開平10−89184号公報
しかしながら、このような構造では、内燃機関へ供給する燃料が多い場合、ジェットポンプへ供給される燃料も多くなり、ジェットポンプへ必要以上に燃料が供給されてしまい、燃料ポンプを駆動するエネルギーが無駄になってしまう。
また、燃料ポンプが停止された際に、燃料供給路や分岐流路中の燃料がジェットポンプへ流れて排出されてしまうと、燃料供給路が燃料で満たされなくなってしまう。この状態では、内燃機関を再始動させるときに、燃料ポンプから内燃機関への燃料の供給に時間が掛かってしまい、内燃機関の始動性が悪化してしまう。
特許文献1には、電磁弁によって分岐流路を開閉可能とし、内燃機関へ供給する燃料が増大した場合、電磁弁を制御して分岐流路を閉じる燃料供給装置が記載されている。この構成によれば、内燃機関へ供給する燃料の量が多い場合でも、ポンプを駆動するエネルギーが無駄になることを抑制することができる。しかしながら、特許文献1に記載された燃料供給装置は、電磁弁を制御するための電子制御装置が必要であり、電子制御装置は振動や熱、液体に対して弱いため、燃料供給装置の信頼性が低いという問題がある。
本発明の目的は、電子制御装置を用いることなく、所定の流体圧力以下で閉弁し、且つ、開弁時においては流体圧力の増大による流量の増大を抑制することができる、信頼性の高い流量制御弁を得ることである。
請求項1に記載の発明の流量制御弁は、流入口に連通する受圧室と、流出口に連通する弁室と、前記受圧室と前記弁室とを連通する連通流路と、前記流出口を開閉するポペット部、前記連通流路の開放量を調整するスプール部を有し、前記ポペット部の開閉弁方向に移動可能に前記弁室内に配置された弁体と、前記ポペット部の閉弁方向に前記弁体を付勢して前記弁体に前記流出口を閉じさせる付勢部材と、前記受圧室を構成し、前記受圧室内の流体に押圧されて前記弁体に前記ポペット部の開弁方向の力を付与する受圧体と、を備え、前記受圧室内の流体圧力の増加によって前記受圧体が前記弁体を前記ポペット部の開弁方向に前記付勢部材の付勢力に抗して移動させるに従い、前記スプール部が前記連通流路の開放量を小さくする流量制御弁。
この構成によれば、受圧室内の流体圧力が所定の圧力以下の場合には、ポペット部が閉弁し即ち流量制御弁が閉弁する一方、受圧室内の流体圧力が増加し所定圧力よりも大きくなるとポペット部が開弁し即ち流量制御弁が開弁し、ポペット部の開弁量が増大するに従いスプール部によって連通流路の開放量が小さくされるので、電子制御装置を用いることなく、所定の流体圧力以下で閉弁し、且つ、開弁時においては流体圧力の増大による流量の増大を抑制することができる、信頼性の高い流量制御弁を得ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の流量制御弁において、前記受圧室に連通して設けられ、前記ポペット部よりも高く開弁圧力が設定され、前記受圧室内の流体を排出するリリーフ弁を備える。
この構成によれば、リリーフ弁によって流体圧力の上昇を抑制することができるので、流量制御弁やこの流量制御弁が接続される流体機器が破損することを抑制することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の流量制御弁において、前記付勢部材は、コイルスプリングであり、前記リリーフ弁は、前記弁体に設けられて前記コイルスプリングの内側に挿入されている。
この構成によれば、コイルスプリングの内側の領域を利用してリリーフ弁が設けられるので、リリーフ弁を設けることによる流量制御弁の大型化を抑制することができる。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。図1は、本実施形態の閉弁状態の流量制御弁を示す縦断面図、図2は、開弁状態の流量制御弁を示す縦断面図、図3は、図1のA−A線に沿った断面図である。
図1及び図2に示すように、流量制御弁20は、ケーシング21と、ケーシング21に収納された弁体22と、弁体22を可動支持するスリーブ23と、弁体22を付勢する付勢部材であるコイルスプリング25と、弁体22とケーシング21とに連結された隔壁部材であるダイヤフラム26と、を備えている。
ケーシング21は、円筒状に形成されると共に、その一端に第1の端壁28が形成され、他端に第2の端壁29が形成されている。ケーシング21には、第1の端壁28を有する受圧室30と第2の端壁29を有する開放室31とが設けられている。これら受圧室30と開放室31とは、ダイヤフラム26等によって構成される後述する受圧体42によって隔成されている。
第1の端壁28には、受圧室30の内部に連通する流入口32が複数設けられている。流入口32は、図示しない流体機器に接続され、この流入口32から受圧室30の内部に流体が流入する。一方、第2の端壁29には、開放室31の内部に連通する開口33が設けられている。
スリーブ23は、第1の端壁28を貫通して設けられている。このスリーブ23には、弁室40が設けられており、この弁室40に弁体22の一部が配置されている。そして、弁室40と受圧室30とを隔成するスリーブ23の側部には、受圧室30と弁室40とを連通する連通流路38が設けられている。
また、スリーブ23におけるケーシング21の外側に位置する一端部には、弁室40に連通する流出口39が設けられている。流出口39の縁部には、弁体22の後述するポペット部24が離着座する弁座39aが形成されている。
また、スリーブ23における受圧室30の内側に位置する他端部には、弁室40に連通する開口41が設けられており、この開口41には弁体22が挿入されている。
そして、弁室40は、弁体22のポペット部24が流出口39を開閉する方向、即ち、弁座39aに離着座する方向に、弁体22を摺動可能に支持にしている。
ダイヤフラム26は、環状に形成されている。ダイヤフラム26は、その外周部がケーシング21の側周壁に固定されている一方、その内周部が弁体22に固定されている。ダイヤフラム26は、例えばゴム製である。
弁体22は、円盤状の基体部34を有しており、この基体部34に、ダイヤフラム26の内周部が固定されている。基体部34は、ダイヤフラム26と共に受圧体42を構成している。この受圧体42は、受圧室30の壁及び開放室31の壁を構成している。
また、弁体22は、基体部34の受圧室30側の面に突設された弁部35を有している。弁部35の先端部には、流出口39を開閉する半球状のポペット部24が形成されると共に、弁部35の先端部と付根部との間には、連通流路38の開放量を調整するスプール部36が形成されている。
スプール部36は、第1のランド部36aと、この第1のランド部36aよりも基体部34寄りに配置された第2のランド部36bとを有している。これらの第1のランド部36aと第2のランド部36bとの間には、図1〜図3に示すように、連通流路38に連通する流路としての溝部36cが形成されている。
第1のランド部36aの周面は、連通流路38に対向すると共に弁室40の壁面に沿った形状に形成され弁室40の壁面に摺動可能な曲面部36d(図2,3)と、連通流路38と反対側の部分に形成され弁室40の壁面から所定の間隔をあけて離間した平面部36e(図2,3)とから構成されている。平面部36eと弁室40の壁面との間には、開弁状態のポペット部24と弁座39aとの間に至る流路45が形成されている。
第2のランド部36bは、断面円状に形成されて、弁室40の壁面に摺動可能に弁室40の開口41を閉塞している。
このスプール部36による連通流路38の開放量は、ポペット部24が閉弁状態のときに最大となる。そして、スプール部36では、ポペット部24の開弁量が大きくなるに従い第1のランド部36aによる連通流路38を塞ぐ量が大きくなり、これにより、ポペット部24の開弁量が大きくなるに従い連通流路38の開放量を小さくするようになっている。
そして、弁体22は、弁体22の基体部34とケーシング21の第2の端壁29との間に設けられ圧縮バネとして機能するコイルスプリング25によって、ポペット部24の閉弁方向に付勢されている。また、弁体22は、受圧室30の内部の流体に押圧される受圧体42によってポペット部24の開弁方向の力を付与される。受圧体42は、詳しくは、受圧室30の内部の流体に押圧されてダイヤフラム26が変形することで弁体22にポペット部24の開弁方向の力を付与する。
また、弁体22は、基体部34の開放室31側の面にリリーフ弁27を有している。このリリーフ弁27は、コイルスプリング25の内側に挿入されている。
リリーフ弁27は、弁体51と、この弁体51を収納した弁室52とを有している。弁室52には、流入口53と流出口54とが連通されている。流入口53は、弁体22の基体部34を貫通して受圧室30に連通する一方、流出口54は、ケーシング21の開口33に連通している。
また、流入口53の縁部には、弁体51が離着座する弁座53aが形成されており、この弁座53aに弁体51が離着座することにより流入口53が開閉される。
また、弁室52には、弁体51を弁座53aに向けて付勢する圧縮バネとして機能するコイルスプリング55が収納されている。
このリリーフ弁27は、受圧室30の内部の流体圧力が所定圧力以上になった場合に、その流体圧力を受けた弁体51がコイルスプリング55の付勢力に抗して開弁し、受圧室30内の燃料を流出口54から排出する。ここで、リリーフ弁27の開弁圧力は、ポペット部24の開弁圧力よりも高く設定されている。
このような構成において、受圧室30の内部の流体圧力が所定圧力以下の場合には、コイルスプリング25に付勢力されたポペット部24が閉弁する。即ち、流量制御弁20が閉弁する。このとき、スプール部36による連通流路38の開放量は最大となっている。そして、受圧室30内の流体圧力が所定圧力よりも大きくなると、受圧体42がポペット部24の開弁方向に弁体22をコイルスプリング25の付勢力に抗して移動させ、ポペット部24を開弁させる。即ち、流量制御弁20が開弁する。これにより、流入口32から受圧室30に流入した流体は、連通流路38から溝部36c、流路45を経由して流出口39へ至り、流出口39から流出する。そして、受圧室30の内部の流体圧力の増加によって受圧体42が弁体22をポペット部24の開弁方向に付勢部材の付勢力に抗して移動させるに従い、スプール部36が連通流路38の開放量を小さくし、流体圧力の増大による流量の増大を抑制する。このように、本実施形態によれば、電子制御装置を用いることなく、所定の流体圧力以下で閉弁し、且つ、開弁時においては流体圧力の増大による流量の増大を抑制することができる、信頼性の高い流量制御弁20を得ることができる。
また、本実施形態によれば、ポペット部24よりも高く開弁圧力が設定され、受圧室30の内部の流体を排出するリリーフ弁27を備えることにより、リリーフ弁27によって流体圧力の上昇を抑制することができるので、流量制御弁20や当該流量制御弁20が接続される流体機器が破損することを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、リリーフ弁27が弁体22に設けられてコイルスプリング25の内側に挿入されていることにより、コイルスプリング25の内側の領域を利用してリリーフ弁27が設けられるので、リリーフ弁27を設けることによる流量制御弁20の大型化を抑制することができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態を図4に基づいて説明する。本実施形態は、第1の実施形態の流量制御弁を備え自動車に搭載される燃料供給装置への適用例である。なお、前述した実施形態と同一部分は、同一符号で示し説明も省略する。
図4は、本実施形態の燃料供給装置1を概略的に示す構成図である。図4に示すように、燃料供給装置1は、流体である燃料を貯留する燃料タンク2と、燃料タンク2に収納された燃料ポンプ3と、燃料ポンプ3が吐出する燃料を外部装置である内燃機関(図示せず)へ案内する燃料供給路4と、燃料タンク2の内部の燃料を移送する移送部6と、を備え、移送部6に流量制御弁20が設けられている。
燃料タンク2には、第1の貯留室11と、第2の貯留室12と、これら第1及び第2の貯留室11,12を仕切る仕切部13とが設けられている。仕切部13は、図示しないプロペラシャフト等を迂回可能に、燃料タンク2の底壁が上方に凸状に形成されたものである。
燃料ポンプ3は、第1の貯留室11に配置されている。燃料ポンプ3は、ケーブル14を介して図示しない制御装置及び電源に接続されており、制御装置に駆動制御されて第1の貯留室11の内部の燃料を吸入し、吸引した燃料を燃料供給路4に吐出し内燃機関へ供給する。燃料ポンプ3は、内燃機関へ供給する燃料の圧力(以下、燃圧ともいう)が目標燃圧になるように回転数が制御される。具体的には、図示しない圧力センサによって検出された燃料供給路4中の燃圧に基づいて、内燃機関へ供給する燃料の圧力が目標燃圧になるように、燃料ポンプ3の回転数がフィードバック制御される。ここで、目標燃圧は、内燃機関の稼動状態に応じて変更されるが、その上限は設定されている。以後、この上限を目標上限燃圧と呼ぶ。
移送部6は、第2の貯留室12の燃料を第1の貯留室11へ移送するジェットポンプ15と、燃料供給路4から分岐してジェットポンプ15へ燃料を案内する分岐流路16と、この分岐流路16を構成しジェットポンプ15へ供給される燃料の量を制御する流量制御弁20と、を備えている。
ジェットポンプ15は、燃料ポンプ3から燃料供給路4及び分岐流路16を介して駆動流体として供給される燃料によって発生させた負圧を用いて、第2の貯留室12の燃料を連通流路17を介して第1の貯留室11へ移送する。ここで、連通流路17は、ジェットポンプ15と第2の貯留室12の底部とを連通している流路である。
分岐流路16は、第1の流路部18と、流量制御弁20と、第2の流路部19とによって構成されている。第1の流路部18は、燃料供給路4から流量制御弁20の流入口32へ至る流路であり、第2の流路部19は、流量制御弁20の流出口39からジェットポンプ15へ至る流路である。よって、流量制御弁20においては、流入口32が燃料供給路4側、流出口39がジェットポンプ15側となっている。
第1の流路部18、第2の流路部19及び燃料供給路4は、具体的には、パイプによって構成されている。
流量制御弁20の開弁圧力は、燃料ポンプ3が内燃機関へ供給する燃料の目標上限圧力よりも低く設定されている一方、リリーフ弁27の開弁圧力は、目標上限燃圧よりも高く設定されている。
また、流量制御弁20の開放室31の開口33は、燃料タンク2内に連通しており、リリーフ弁27の流出口54から開口33を介して流出する燃料は、燃料タンク2の内部に戻される。
このような構成において、燃料ポンプ3が駆動されると、燃料供給路4から第1の流路部18を介して流量制御弁20の受圧室30に燃料が供給され、受圧室30の内部の燃圧が所定の燃圧を超えると流量制御弁20が開弁する。そして、流量制御弁20から流出した燃料は、第2の流路部19に案内されてジェットポンプ15へ供給される。これにより、ジェットポンプ15によって第2の貯留室12の燃料が第1の貯留室11へ移送される。このとき、内燃機関の稼動状態により、燃圧の上昇が必要となり、燃料ポンプ3の回転数を上昇させた場合、受圧室30の内部の燃圧が増加し連通流路38の開放量が小さくなるので、ジェットポンプ15へ供給する燃料の増大を抑制することができる。よって、本実施形態によれば、ジェットポンプ15へ必要以上に燃料を供給することを抑制することができ、燃料ポンプ3を駆動するエネルギーを無駄に消費してしまうことを抑制することができる。
そして、燃料ポンプ3が停止される際、流量制御弁20の受圧室30の内部の燃圧が所定の燃圧以下になると、流量制御弁20が閉弁する。これにより、燃料供給路4や第1の流路部18、受圧室30中の燃料がジェットポンプ15へ供給されて排出されることを抑制する。よって、内燃機関及び燃料ポンプ3が停止されても、燃料供給路4中に燃料が満たされた状態とすることができ、内燃機関の始動性を良好にすることができる。
また、何らかの原因で燃料供給路4、分岐流路16の内部の燃圧が目標上限燃圧よりも高くなると、リリーフ弁27が開弁して、受圧室30の燃料を燃料タンク2内に戻す。これにより、燃料供給路4、分岐流路16の燃圧の異常な上昇を抑制することができ、燃料供給装置1の安全性を確保することができる。
また、本実施形態では、流量制御弁20にリリーフ弁27が設けられていることにより、リリーフ弁27が流量制御弁20とは別体である場合に比べて、燃料供給装置1の製造における部品管理の手間を低減することができる。
なお、本発明は、次のような別の実施形態に具現化することができる。以下の別の実施形態でも上記実施形態と同様の作用および効果を得ることができる。
(1)上記各実施形態では、受圧体42における隔壁部材としてダイヤフラム26を例に説明したが、隔壁部材としは、例えばベローズであっても良い。
また、上記実施形態から把握し得る請求項以外の技術思想について、以下に記載する。
(イ)燃料タンク内の燃料を燃料供給路を介して外部装置へ供給する燃料ポンプと、前記燃料タンク内の燃料を移送するジェットポンプと、前記ジェットポンプの駆動流体となる燃料を前記燃料供給路から前記ジェットポンプへ案内する分岐流路と、を備える燃料供給装置において、
請求項1ないし3の何れか一つに記載の流量制御弁を備え、この流量制御弁は、前記流入口が前記燃料供給路側、前記流出口が前記ジェットポンプ側となるように前記分岐流路を構成していることを特徴とする燃料供給装置。
本発明の第1の実施形態の閉弁状態の流量制御弁を示す縦断面図である。 本発明の第1の実施形態の開弁状態の流量制御弁を示す縦断面図である。 図1のA−A線に沿った断面図である。 本発明の第2の実施形態の燃料供給装置を概略的に示す構成図である。
符号の説明
20 流量制御弁
22 弁体
24 ポペット部
25 コイルスプリング(付勢部材)
27 リリーフ弁
30 受圧室
32 流入口
36 スプール部
38 連通流路
39 流出口
40 弁室
42 受圧体

Claims (3)

  1. 流入口に連通する受圧室と、
    流出口に連通する弁室と、
    前記受圧室と前記弁室とを連通する連通流路と、
    前記流出口を開閉するポペット部、前記連通流路の開放量を調整するスプール部を有し、前記ポペット部の開閉弁方向に移動可能に前記弁室内に配置された弁体と、
    前記ポペット部の閉弁方向に前記弁体を付勢して前記弁体に前記流出口を閉じさせる付勢部材と、
    前記受圧室を構成し、前記受圧室内の流体に押圧されて前記弁体に前記ポペット部の開弁方向の力を付与する受圧体と、
    を備え、
    前記受圧室内の流体圧力の増加によって前記受圧体が前記弁体を前記ポペット部の開弁方向に前記付勢部材の付勢力に抗して移動させるに従い、前記スプール部が前記連通流路の開放量を小さくする流量制御弁。
  2. 前記受圧室に連通して設けられ、前記ポペット部よりも高く開弁圧力が設定され、前記受圧室内の流体を排出するリリーフ弁を備える請求項1に記載の流量制御弁。
  3. 前記付勢部材は、コイルスプリングであり、
    前記リリーフ弁は、前記弁体に設けられて前記コイルスプリングの内側に挿入されている請求項2に記載の流量制御弁。
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