JP2009203969A - 燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、燃料ポンプにおけるポンプ流路内の適正位置の圧力を調圧機構の背圧室に導けるようにし、燃料ポンプの効率を低下させずに調圧機構の調圧精度を向上させることを目的とする。
【解決手段】本発明に係る燃料供給装置の調圧機構40は、圧力伝達手段13,13a,13bにより燃料ポンプ30のポンプ流路に接続された背圧室423と、タンク外燃料供給管7と連通している調圧室422とを備え、背圧室423の燃料圧力に応じて調圧室422の燃料圧力、及びタンク外燃料供給管7の燃料圧力を調節する構成であり、圧力伝達手段13,13a,13bは、ポンプ流路に沿って複数ヶ所に設けられた圧力取出部と、背圧室423内の圧力変動を抑えるように、複数の圧力取出部を切替え可能に構成された切替え機構130とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料タンク内に設置された燃料ポンプと、前記燃料ポンプから吐出される燃料圧力を調節する調圧機構とを備え、その調圧機構により圧力調節された燃料をタンク外燃料供給管によってエンジンのインジェクタに供給する燃料供給装置に関する。
上記した燃料供給装置に関する技術が特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載の燃料供給装置100は、図13に示すように、燃料タンク101内に設置された燃料ポンプ102と、燃料ポンプ102から吐出される燃料圧力を調節する調圧機構110とを備えており、その調圧機構110により圧力調節された燃料をタンク外燃料供給管104によってエンジンのインジェクタ(図示省略)に供給できるように構成されている。
燃料ポンプ102は、図14(A)に示すように、平面円弧状に形成されたポンプ流路102tを備えており、そのポンプ流路102tの上流端に燃料吸入口102e、下流端に燃料吐出口102pが形成されている。また、燃料ポンプ102は、前記ポンプ流路102tと同軸に配置された回転円状のインペラ(図示省略)を備えており、そのインペラの外周縁に燃料圧送用の羽根(図示省略)が円周方向に均等な間隔で形成されている。これにより、燃料ポンプ102が駆動されているときのポンプ流路102t内の圧力は、図14(B)に示すように、燃料吐出口102pに近づくにつれて、即ち、下流側で大きくなる。
前記調圧機構110は、図13に示すように、背圧室113と調圧室115とを備えており、前記背圧室113が圧力伝達通路112によりポンプ流路102tの途中位置に接続されている。また、調圧室115は連通管116によりタンク外燃料供給管104に接続されている。そして、調圧機構110は、背圧室113の燃料圧力に応じて調圧室115の燃料圧力、及びその調圧室115と連通するタンク外燃料供給管104の燃料圧力を調節できるように構成されている。
特開2007−218222号
しかし、燃料ポンプ102の始動時には、図14(B)に示すように、ポンプ流路102t内の燃料圧力が定常状態の圧力まで上昇するのに時間が掛かるため、調圧機構110の背圧室113の圧力上昇も遅くなる。この結果、調圧室115及びタンク外燃料供給管104の燃料圧力の上昇が遅くなるという問題がある。
また、高温時にポンプ流路102t内に燃料のベーパが発生すると、図15(B)の特性IIに示すように、常温時にベーパが発生しないときの特性(特性I)と比較してポンプ流路102tの同じ位置(例えば、位置A)の圧力が低くなる。このため、ベーパ発生時でも、調圧機構110の背圧室113の圧力が設定圧力Psより低下しないようにするためには、例えば、図15(A)に示す位置Aより下流側の位置Bの圧力を背圧室113に導く必要がある。しかし、ポンプ流路102tの位置Bの圧力は、図15(B)に示すように、常温時(ベーパが発生しないとき)には設定圧力Psより大幅に上昇するため、位置Bの圧力を背圧室113に導く場合には前記背圧室113にリリーフ弁等を設ける必要がある。即ち、前記常温時には、背圧室113内の燃料をリリーフ弁で逃がすようになるため、流量ロスが発生して燃料ポンプ102の効率が低下する。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、燃料ポンプにおけるポンプ流路内の適正位置の燃料圧力を調圧機構の背圧室に導けるようにし、燃料ポンプの効率を低下させずに調圧機構の調圧精度を向上させることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
燃料タンク内に設置された燃料ポンプと、前記燃料ポンプから吐出される燃料圧力を調節する調圧機構とを備え、その調圧機構により圧力調節された燃料をタンク外燃料供給管によってエンジンのインジェクタに供給する燃料供給装置であって、前記調圧機構は、圧力伝達手段により前記燃料ポンプのポンプ流路に接続された背圧室と、前記タンク外燃料供給管と連通している調圧室とを備え、前記背圧室の燃料圧力に応じて前記調圧室の燃料圧力、及び前記タンク外燃料供給管の燃料圧力を調節する構成であり、前記圧力伝達手段は、前記ポンプ流路に沿って複数ヶ所に設けられた圧力取出部と、前記背圧室内の圧力変動を抑えるように、前記複数の圧力取出部を切替え可能に構成された切替え機構とを備えていることを特徴とする。
本発明によると、圧力伝達手段の圧力取出部は、ポンプ流路に沿って複数ヶ所に設けられている。また、圧力伝達手段の切替え機構は、背圧室内の圧力変動を抑えるように複数の圧力取出部を切替え可能に構成されている。
このため、例えば、高温時にベーパが発生してポンプ流路内の燃料圧力が低下した場合には、切替え機構が圧力取出部を下流側(吐出口側)の圧力取出部に切替えることで、調圧機構の背圧室の圧力低下を抑えることができる。また、高温から常温まで温度が低下して、ポンプ流路内の燃料圧力が通常状態まで上昇した場合には、切替え機構が圧力取出部を上流側(吸入口側)の圧力取出部に切替えることで、調圧機構の背圧室の圧力上昇を抑えることができる。
このように、ポンプ流路内の燃料圧力が変動しても、ポンプ流路内の適正位置の燃料圧力を調圧機構の背圧室に導くことで背圧室の圧力変動を抑えられるため、調圧機構の調圧精度が向上する。さらに、背圧室の圧力上昇を抑えるためのリリーフ弁等が不要であるため、流量ロスが発生せず、燃料ポンプの効率が低下しない。
請求項2の発明によると、切替え機構は、燃料温度が所定温度よりも上昇したときに、圧力取出部を下流側の圧力取出部に切替えることを特徴とする。
即ち、高温時にベーパが発生してポンプ流路内の圧力が低下した場合に、ポンプ流路内で比較的高圧となる下流側(吐出口側)の燃料圧力を調圧機構の背圧室に導けるため、前記背圧室の圧力低下を抑えることができる。
請求項3の発明によると、切替え機構は、各々の圧力取出部に設けられたバルブであり、上流側の圧力取出部に設けられた第1バルブは、その第1バルブに加わる燃料圧力が第1設定圧力よりも低下したときに閉弁する構成で、下流側の圧力取出部に設けられた第2バルブは、その第2バルブに加わる燃料圧力が第2設定圧力よりも上昇したときに閉弁する構成であり、前記第1バルブに加わる燃料圧力が第1設定圧力以上であるときに、前記第2バルブに加わる燃料圧力が第2設定圧力よりも上昇し、前記第1バルブに加わる燃料圧力が第1設定圧力よりも低いときに、前記第2バルブに加わる燃料圧力が第2設定圧力以下となるように、前記第1設定圧力、第2設定圧力が設定されていることを特徴とする。
本発明によると、ポンプ流路内の燃料圧力が低下し、上流側の圧力取出部の第1バルブに加わる燃料圧力が第1設定圧力よりも低くなると前記第1バルブが閉じられ、下流側の圧力取出部の第2バルブが開かれる。これにより、ポンプ流路内において比較的高圧となる下流側の圧力取出部の燃料圧力が調圧機構の背圧室に導かれる。
また、ポンプ流路内の燃料圧力が上昇し、上流側の圧力取出部の第1バルブに加わる燃料圧力が第1設定圧力以上になると前記第1バルブが開かれ、下流側の圧力取出部の第2バルブが閉じられる。これにより、ポンプ流路内において比較的低圧となる上流側の圧力取出部の燃料圧力が調圧機構の背圧室に導かれる。
請求項4の発明によると、第1設定圧力は、調圧機構の背圧室の設定圧力以上に設定されており、第2設定圧力は、前記第1設定圧力よりも所定圧力だけ大きな値に設定されていることを特徴とする。
このため、調圧機構の背圧室内の燃料圧力は、設定圧力+所定圧力の範囲内で調整される。
請求項5の発明によると、切替え機構は、燃料ポンプの始動時に、下流側に位置する圧力取出部を調圧機構の背圧室に連通させることを特徴とする。
このため、燃料ポンプの始動時においてポンプ流路内の燃料圧力が低いときでも、調圧機構の背圧室内の燃料圧力を比較的高圧に保持でき、調圧室及びタンク外燃料供給管の燃料圧力を速やかに上昇させることができる。
本発明によると、燃料ポンプにおけるポンプ流路内の適正位置の燃料圧力を調圧機構の背圧室に導けるため、燃料ポンプの効率を低下させずに調圧機構の調圧精度を向上させることができる。
[実施形態1]
以下、図1から図5に基づいて本発明の実施形態1に係る燃料供給装置の説明を行なう。本実施形態の燃料供給装置は、主として自動車等に搭載される燃料タンクに装着される燃料供給装置であり、図1にその燃料供給装置の概略図が示されている。図2は燃料ポンプの模式平断面図、図3は燃料供給装置の調圧機構(調圧弁)を表す縦断面図等である。図4、図5は燃料供給装置の変更例を表す概略図等である。
<燃料供給装置10の全体構成について>
本実施形態に係る燃料供給装置10は、燃料タンクT内の燃料Fをエンジンのインジェクタ5(燃料噴射弁)まで圧送する装置である。燃料供給装置10は、図1に示すように、エンジンコントロールユニットECU(以下、ECUという)からの信号に基づいて動作する装置であり、燃料タンクT内の底部に設置された上部開放型容器のリザーバカップ20と、そのリザーバカップ20内に収納された燃料ポンプ30、吸入フィルタ36、高圧フィルタ38、調圧機構40及びジェットポンプ25とを備えている。
燃料ポンプ30は、燃料を吸入し、かつ加圧して吐出するインペラ式のポンプ部32と、そのポンプ部32を駆動させるモータ部34とを備えるモータ一体型ポンプであり、ポンプ部32が下側、モータ部34が上側になるように設置される。ポンプ部32は、図2に示すように、平面円弧状のポンプ流路32tを備えており、そのポンプ流路32tの上流端に燃料吸引口32e、下流端に燃料吐出口32pが形成されている。また、ポンプ部32には、前記ポンプ流路32tと同軸に配置された回転円板状のインペラ(図示省略)が設けられており、そのインペラの外周縁にポンプ流路32t内の燃料を圧送する羽根が円周方向に等間隔で形成されている。ここで、前記ポンプ部32には、燃料吸引口32eの外側に吸入フィルタ36が取付けられている。これにより、吸入フィルタ36を介して燃料吸入口32eからリザーバカップ20内の燃料をポンプ部32内に吸入することができる。
前記燃料吸引口32eからポンプ部32内に吸入された燃料は前記インペラの回転によりポンプ流路32t内で加圧され、下流端の燃料吐出口32pからモータ部34内に吐出される。また、ポンプ部32のポンプ流路32tには、燃料吸引口32eから約θ1回転した位置に第1圧力取出部321が設けられており、その第1圧力取出部321から下流側(燃料吐出口32p側)に約θ2回転した位置に第2圧力取出部322が設けられている。ここで、ポンプ流路32t内の燃料圧力は、図14(B)に示すように、燃料吐出口32pに近づくにつれて大きくなるため、第2圧力取出部322の燃料圧力は第1圧力取出部321の燃料圧力よりも所定圧力だけ大きくなる。
ポンプ部32の燃料吐出口32pからモータ部34内に吐出された燃料は上方に流通する過程でそのモータ部34内を冷却するとともに、回転部位の潤滑及び洗浄を行い、モータ部34の上端に設けられたポンプ吐出口34u(図1参照)から吐出される。ポンプ吐出口34uには高圧フィルタ38が接続されており、その高圧フィルタ38によって燃料中のモータ異物等が捕捉される。高圧フィルタ38によって濾過された燃料は、調圧機構40によって所定圧力に調整された後、タンク外燃料供給管7、デリバリパイプ8を介して各々のインジェクタ5に導かれ、各インジェクタ5からエンジンの燃焼室(図示省略)内に噴射される。
<調圧機構40について>
調圧機構40は、燃料ポンプ30から吐出された燃料(高圧フィルタ38によって濾過された燃料)の圧力を調整し、かつ余剰の高圧燃料を燃料タンクT内(リザーバカップ20内)に戻す働きをする。調圧機構40は、調圧弁42と、連通路11と、圧力伝達通路13と、第1戻り通路12と、第2戻り通路14、及び流量制御弁47とから構成されている。
調圧弁42は、図3(A)に示すように、上側ケース51と下側ケース52とからなる弁ケース53を備えている。上側ケース51は、天井部51uと筒部51tとを備えており、前記筒部51tの下端の開口周縁にフランジ部51fが形成されている。そして、上側ケース51の天井部51uと筒部51tとにそれぞれ燃料通路51hが形成されている。下側ケース52は、上から順番に同軸に形成された大径部52r、中径部52m、小径部52sを備えており、大径部52rの上端の開口周縁にフランジ部52fが形成されている。また、下側ケース52の大径部52rと中径部52mとの境界にはリング段差部52dが形成されており、そのリング状段差部52dに燃料流入路52hが形成されている。また、下側ケース52の小径部52sの先端には、中央に燃料排出口52pが形成されている。
上側ケース51と下側ケース52とは、互いのフランジ部51f,52fの間にダイヤフラム421の周縁部が挟まれた状態で固定されている。これにより、前記弁ケース53の内部には、ダイヤフラム421によって仕切られた背圧室423と調圧室422とが形成される。
ダイヤフラム421の中心にはバルブ本体57が取付けられている。バルブ本体57は、後記する流体排出管60の中央流路62を調圧室422内で開閉する部材であり、ダイヤフラム421が背圧室423と調圧室422との差圧により変形する際に、そのダイヤフラム421と共に軸方向(図3の上下方向)に変位できるように構成されている。バルブ本体57の先端(図3において下端)には、流体排出管60の上端に形成されたバルブシート63に対し、接離可能な円板状の弁体57vが設けられている。
前記流体排出管60は、直管状に形成されており、下側ケース52の中径部52m内に圧入固定されている。これにより、流体排出管60の内部軸方向に形成された中央流路62は下側ケース52の中径部52mの内部空間、小径部52sの内部空間を介して燃料排出口52pと連通するようになる。
また、調圧弁42の背圧室423内には、バルブ本体57が流体排出管60の中央流路62を閉鎖する方向にそのバルブ本体57を押圧するコイルバネ59がダイヤフラム421と同軸状態で収納されている。
図1に示すように、調圧弁42の背圧室423は、上側ケース51の燃料通路51hを介して圧力伝達通路13と第2戻り通路14とが接続されている。圧力伝達通路13は、燃料ポンプ30のポンプ流路32tの燃料圧力を調圧弁42の背圧室423まで導く通路であり、第2戻り通路14は前記背圧室423内の燃料をジェットポンプ25(後記する)まで戻す通路である。第2戻り通路14には、第2戻り通路14の流路面積を調整する流量制御弁47が設けられており、その流量制御弁47がECUからの信号に基づいて動作するように構成されている。
また、調圧弁42の調圧室422は、下側ケース52の燃料流入路52hを介して連通路11、及びタンク外燃料供給管7と連通している。さらに、調圧弁42の調圧室422内の燃料は、バルブ本体57、流体排出管60等を介して第1戻り通路12に放出できるように構成されている。
上記構成により、流量制御弁47がECUからの信号により開方向に動作すると、背圧室423からの燃料Fの流出量が増加することで背圧室423内の燃料圧力が低下し、調圧弁42の調圧室422内の燃料圧力はコイルバネ59に起因する燃料圧力(低圧)に調整される。逆に、流量制御弁47がECUからの信号により閉方向に動作すると、第2戻り通路14が絞られて背圧室423内の圧力が上昇し、調圧室422内の燃料圧力は背圧室423内の燃料圧力に対応した圧力(高圧)に調整される。
<圧力伝達通路13等について>
圧力伝達通路13は、図1、図2に示すように、燃料ポンプ30のポンプ流路32tにおける第1圧力取出部321、第2圧力取出部322の燃料圧力を調圧弁42の背圧室423まで導く通路であり、第1分岐通路13aと、第2分岐通路13bと、電磁弁130と、主通路13mと、逃がし通路13xとから構成されている。第1分岐通路13aは、図2に示すように、先端側がポンプ流路32tの第1圧力取出部321に接続されており、基端部側が電磁弁130の第1入力ポート131に接続されている。第2分岐通路13bは、先端側がポンプ流路32tの第2圧力取出部322に接続されており、基端部側が電磁弁130の第2入力ポート132に接続されている。主通路13mは、図2に示すように、先端側が電磁弁130の出力ポート133に接続されており、基端部側が、図1に示すように、調圧弁42の背圧室423に接続されている。
前記電磁弁130は、第1圧力取出部321と第2圧力取出部322とを切替えるための弁であり、後記するように、ECUからの信号に基づいて動作する。
また、図1に示すように、主通路13mの途中位置には、逃がし通路13xが接続されており、その逃がし通路13xの先端が絞り部13yを介してリザーバカップ20内で開放されている。これにより、ポンプ流路32t内で発生したベーパが第1圧力取出部321、第2圧力取出部322等を介して逃がし通路13xからリザーバカップ20内に放出される。
前記ECUは、燃料Fの温度測定用のセンサ140(以下、温度センサ140という)から信号に基づいて、前記電磁弁130を動作させるように構成されている。ここで、温度センサ140は、燃料Fの温度がポンプ流路32t内でベーパが発生し易い温度(以下、ベーパ発生温度という)に到達したか否かを判定するためのセンサであり、リザーバカップ20内において燃料ポンプ30の近傍に設置されている。
即ち、ECUは、燃料Fの温度がベーパ発生温度よりも上昇したときに、第2圧力取出部322が主通路13m、調圧弁42の背圧室423と連通するように電磁弁130を動作させる。これにより、ポンプ流路32t内の燃料圧力がベーパの発生により低下した場合でも、そのポンプ流路32t内で比較的高圧となる第2圧力取出部322の燃料圧力が調圧弁42の背圧室423に導かれる。
また、ECUは、燃料Fの温度が前記ベーパ発生温度より低いときに、第1圧力取出部321が主通路13m、調圧弁42の背圧室423と連通するように電磁弁130を動作させる。これにより、ポンプ流路32t内の燃料圧力が通常の状態(ベーパにより低下していない場合)には、そのポンプ流路32t内で比較的低圧となる第1圧力取出部321の燃料圧力が調圧弁42の背圧室423に導かれる。
さらに、ECUは、燃料ポンプ30の始動時には、燃料温度にかかわらず一定時間だけ、第2圧力取出部322が主通路13m、調圧弁42の背圧室423と連通するように電磁弁130を動作させる。
このように、上記したポンプ流路32tの第1圧力取出部321、第2圧力取出部322と、圧力伝達通路13と、電磁弁130と、ECU及び温度センサ140が本発明の圧力伝達手段に相当し、電磁弁130、ECU及び温度センサ140が圧力伝達手段における切替え機構に相当する。
<ジェットポンプ25について>
ジェットポンプ25は、調圧機構40の第2戻り通路14から流出する燃料Fの流れを利用して燃料タンクT内の燃料Fをリザーバカップ20内に流入させるポンプである。ジェットポンプ25は、図1に示すように、リザーバカップ20の縦壁に沿って上下方向に設けられた縦通路部25tと、縦通路部25tの下端においてその縦通路部25tに対して直角横向きに形成されたノズル部25mとを備えている。そして、ジェットポンプ25のノズル部25mがリザーバカップ20の燃料入口22に挿入されている。そして、調圧機構40の第2戻り通路14により供給された燃料Fがノズル部25mから放出されることで、燃料タンクT内の燃料Fがリザーバカップ20内に流入するようになる。
<燃料供給装置10の動作について>
次に、本実施形態に係る燃料供給装置10の動作について説明する。
先ず、燃料ポンプ30の始動時には、ECUからの信号で調圧機構40の流量制御弁47が閉方向に動作して第2戻り通路14が絞られる。また、ECUからの信号で電磁弁130が動作し、圧力伝達通路13の第2分岐通路13bが主通路13mと連通する。これにより、ポンプ流路32t内で比較的高圧となる第2圧力取出部322の燃料圧力が調圧弁42の背圧室423に導かれる。そして、調圧弁42の働きで、前記背圧室423内の圧力に対応して調圧室422、連通路11及びタンク外燃料供給管7内の燃料圧力が調整される。
即ち、燃料ポンプ30の始動時のように、ポンプ流路32t内の燃料圧力が定常時と比べて低いときでも、比較的高い燃料圧力を調圧弁42の背圧室423に導くことができるため、エンジンに圧送する燃料圧力(タンク外燃料供給管7内の燃料圧力)を速やかに上昇させることができる。
そして、燃料ポンプ30の始動後、予め決められた時間が経過し、ポンプ流路32t内の燃料圧力が通常の圧力まで上昇すると(定常状態)、電磁弁130はECUからの信号により圧力伝達通路13の第1分岐通路13aを主通路13mに連通させる方向に動作する。これにより、ポンプ流路32t内で比較的低圧となる第1圧力取出部321の燃料圧力が調圧弁42の背圧室423に導かれる。このため、調圧弁42の背圧室423の燃料圧力が設定圧力Psよりも上昇しすぎることがない。
このように、エンジンを始動させる際には、調圧弁42の調圧室422の燃料圧力(エンジンに圧送する燃料圧力)は背圧室423の燃料圧力に応じた圧力(高圧)に調整される。
そして、エンジンの始動後、エンジンの回転が安定した後は、ECUからの信号で調圧機構40の流量制御弁47が開方向に動作して第2戻り通路14が開かれる。これにより、調圧弁42の背圧室423内の燃料圧力が低下し、調圧室422内の燃料圧力はコイルバネ59に起因する圧力に調整される。即ち、エンジンに圧送する燃料圧力は低圧に調整される。
エンジンの始動後、燃料タンクT内の燃料Fの温度がベーパ発生可能な第1温度まで上昇すると、ECUからの信号で調圧機構40の流量制御弁47が閉方向に動作し、第2戻り通路14が絞られる。これにより、エンジンに圧送する燃料圧力は、前述のように、調圧弁42により高圧に調整される。さらに、燃料Fの温度が高圧時のベーパ発生温度(第2温度>第1温度)よりも上昇すると、ECUは、第2圧力取出部322が主通路13mと連通するように電磁弁130を動作させる。これにより、燃料ポンプ30のポンプ流路32t内の圧力がベーパ発生により低下した場合でも、ポンプ流路32t内で比較的高圧となる第2圧力取出部322の燃料圧力を調圧弁42の背圧室423に導くことができる。
また、燃料Fの温度がベーパ発生温度(第2温度)より低下すると、ECUは第1圧力取出部321が主通路13mと連通するように電磁弁130を動作させる。即ち、ポンプ流路32t内のベーパ発生が治まり、燃料圧力が上昇した場合には、ポンプ流路32t内で比較的低圧となる第1圧力取出部321の燃料圧力が調圧弁42の背圧室423に導かれる。このため、調圧弁42の背圧室423の燃料圧力が設定圧力Psより上昇しすぎることがない。
<本実施形態に係る燃料供給装置10の長所>
本実施形態に係る燃料供給装置10によると、圧力伝達通路13の第1圧力取出部321、第2圧力取出部322は、ポンプ流路32tに沿って設けられている。また、ECU、電磁弁130等は、調圧弁42の背圧室423内の圧力変動を抑えるように第1圧力取出部321、第2圧力取出部322を切替えできるように構成されている。
このため、例えば、高温時にベーパが発生してポンプ流路32t内の圧力が低下した場合には、ECU、電磁弁130等が圧力取出部を下流側(吐出口側)の第2圧力取出部322に切替えることで、調圧弁42の背圧室423の圧力低下を抑えることができる。また、高温から常温まで温度が低下して、ポンプ流路32t内の圧力が通常状態まで上昇した場合には、ECU、電磁弁130等が圧力取出部を上流側(吸入口側)の第1圧力取出部321に切替えることで、調圧弁42の背圧室423の圧力上昇を抑えることができる。
このように、ポンプ流路32t内の燃料圧力が変動しても、ポンプ流路32t内の適正位置の燃料圧力を調圧弁42の背圧室423に導くことで背圧室423の圧力変動を抑えられるため、調圧機構40の調圧精度が向上する。さらに、背圧室423の圧力上昇を抑えるためのリリーフ弁等が不要であるため、流量ロスが発生せず、燃料ポンプの効率が低下しない。
<変更例>
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。
本実施形態に係る燃料供給装置10では、図1に示すように、第2戻り通路14に流量制御弁47を設け、調圧弁42の背圧室423からの燃料Fの流出量を調節して、エンジンに圧送する燃料圧力を高圧、あるいは低圧に切替える例を示した。しかし、図4に示すように、圧力伝達通路13に流量制御弁47、第2戻り通路14に絞り48を設け、調圧弁42の背圧室423に流入する燃料Fの流量を調節することで、エンジンに圧送する燃料圧力を高圧、あるいは低圧に切替えることも可能である。また、図5に示すように、第2戻り通路14に流量制御弁47、圧力伝達通路13の主通路13mに絞り48を設け、逃がし通路13xをジェットポンプ25に接続する構成でも可能である。この場合、調圧弁42の背圧室423の燃料圧力が予め決められた圧力よりも上昇しないように、背圧室423、あるいは背圧室423と連通する第2戻り通路14にリリーフ弁49を設けることも可能である。なお、図5に示すように、ジェットポンプ25を備える燃料入口22の他に、逆止弁29を備える燃料流入口22eを設けても良い。
<実施形態2>
以下、図6から図12に基づいて本発明の実施形態2に係る燃料供給装置70の説明を行なう。本実施形態の燃料供給装置70は、実施形態1の燃料供給装置10において圧力伝達通路13の第1分岐通路13aと第2分岐通路13bとを切替える機構を変更したものであり、その他の構成については実施形態1の燃料供給装置10と同様である。このため、本実施形態の燃料供給装置70において、実施形態1の燃料供給装置10と同一の部材については同一の符号を付して説明を省略する。
<燃料供給装置70の構成について>
本実施形態に係る燃料供給装置70では、図7に示すように、圧力伝達通路13の第1分岐通路13aと第2分岐通路13bとには、それぞれ第1バルブ81と第2バルブ82とが取付けられている。
第1バルブ81は、弁座85と、弁体86と、バネ87とを備えており、そのバネ87が流路を塞ぐ方向、即ち、前記弁体86を弁座85に押付ける方向に付勢されている。そして、燃料圧力が弁体86に対して流路を開く方向に加わるように構成されている。このため、弁体86に対する燃料Fの押圧力がバネ87の力よりも大きくなると、前記弁体86がバネ87の力に抗して弁座85から離れ、第1バルブ81の流路が開かれる。即ち、ポンプ流路32tにおける第1圧力取出部321、第1分岐通路13aの燃料圧力がバネ87の力に起因する第1設定圧力PAよりも大きくなると、第1バルブ81が開かれて第1分岐通路13aと主通路13mとが連通する。第1バルブ81は、図8(B)に示すように、例えば、第1設定圧力PA=150kPaに設定されており、150kPa以上の燃料圧力が加わったときに流路を開くように構成されている。このため、ポンプ流路32tの第1圧力取出部321の燃料圧力が150kPaよりも低下すると、第1バルブ81はバネ87の力で閉じられる。
第2バルブ82は、図7に示すように、弁座85と、弁体86と、バネ89とを備えており、そのバネ89が前記弁体86を弁座85から離す方向、即ち、流路を開く方向に付勢されている。そして、燃料圧力が弁体86に対して流路を閉じる方向に加わるように構成されている。このため、弁体86に対する燃料Fの押圧力がバネ89の力よりも小さくなると、前記弁体86がバネ89の力により弁座85から離れ、第2バルブ81の流路が開かれる。即ち、ポンプ流路32tの第2圧力取出部322、第2分岐通路13bにおける燃料圧力がバネ89の力に起因する第2設定圧力PBよりも小さくなると、第2バルブ82が開かれて第2分岐通路13bと主通路13mとが連通する。第2バルブ82は、図8(B)に示すように、例えば、第2設定圧力PB=180kPaに設定されており、180kPaより燃料圧力が低下したときに流路を開くように構成されている。このため、ポンプ流路32tの第2圧力取出部322の燃料圧力が180kPa以上になると、第2バルブ82は燃料Fの押圧力で閉じられる。
ここで、第1バルブ81の第1設定圧力PAと第2バルブ82の第2設定圧力PBとは、第1バルブ81が開のときは第2バルブ82が閉、第1バルブ81が閉のときは第2バルブ82が開となるように設定されている。
<燃料供給装置70の動作について>
次に、本実施形態に係る燃料供給装置70の動作について説明する。
先ず、燃料ポンプ30の始動時には、ECUからの信号で調圧機構40の流量制御弁47(図6参照)が閉方向に動作して第2戻り通路14が絞られる。また、燃料ポンプ30の始動時には、図9に示すように、ポンプ流路32t内の燃料圧力が特性I、特性II、特性IIIに示すように徐々に上昇する。始動直後の特性Iでは、ポンプ流路32tの第1圧力取出部321の燃料圧力P1は表に示すように40kPaであり、第1バルブ81には40kPaの燃料圧力が加わる。前述のように、第1バルブ81は燃料圧力が設定圧力(150kPa)より低いときは閉であるため、第1バルブ81は閉状態に保持される。一方、下流側の第2圧力取出部322の燃料圧力P2は90kPaであり、第2バルブ82には90kPaの燃料圧力が加わる。前述のように、第2バルブ82は燃料圧力が設定圧力(180kPa)より低いときは開であるため、第2バルブ82は開状態に保持される。これにより、圧力伝達通路13の第2分岐通路13bが主通路13mと連通し、ポンプ流路32tの第2圧力取出部322の燃料圧力が調圧弁42の背圧室423に導かれる。そして、調圧弁42の働きで、前記背圧室423内の圧力に対応して調圧室422、連通路11及びタンク外燃料供給管7内の燃料圧力が調整される。なお、このときのタンク外燃料供給管7内の燃料圧力Pは表から120kPaである。特性IIの場合も特性Iと同様に、第1バルブ81が閉、第2バルブ82が開となる。
即ち、燃料ポンプ30の始動時のように、ポンプ流路32t内の燃料圧力が定常時と比べて低いときは、ポンプ流路32t内で比較的高圧となる第2圧力取出部322の燃料圧力が調圧弁42の背圧室423に導かれるため、エンジンに圧送する燃料圧力(調圧室422、タンク外燃料供給管7内の燃料圧力)を速やかに上昇させることができる。
そして、燃料ポンプ30の始動後、定常状態に移行すると(図9 特性III))、ポンプ流路32tの第1圧力取出部321の燃料圧力P1は表に示すように190kPaとなり、第1バルブ81は燃料Fの圧力で開放される。一方、下流側の第2圧力取出部322の燃料圧力P2は320kPaとなり、第2バルブ82は燃料圧力で閉じられる。これにより、圧力伝達通路13の第1分岐通路13aが主通路13mと連通し、ポンプ流路32tの第1圧力取出部321の燃料圧力が調圧弁42の背圧室423に導かれる。即ち、定常状態では、ポンプ流路32t内で比較的低圧となる第1圧力取出部321の燃料圧力が調圧弁42の背圧室423に導かれるため、調圧弁42の背圧室423の燃料圧力が設定圧力Ps(=150kPa)よりも上昇しすぎることがない。そして、調圧弁42の働きにより、前記背圧室423内の圧力に対応して調圧室422、連通路11及びタンク外燃料供給管7の燃料圧力が調整される。なお、このときのタンク外燃料供給管7内の燃料圧力Pは表から400kPaである。
エンジンの始動後、燃料Fの温度が上昇してポンプ流路32t内の圧力がベーパ発生により低下すると(図10 特性IV参照)、表に示すように、第1圧力取出部321の燃料圧力P1は常温時の190kPaから、例えば、60kPaまで低下する。これにより、第1バルブ81は閉状態となる。一方、下流側の第2圧力取出部322の燃料圧力P2は常温時の320kPaから、例えば、150kPaまで低下して、第2バルブ82は開状態となる。したがって、圧力伝達通路13の第2分岐通路13bが主通路13mと連通し、ポンプ流路32tの第2圧力取出部322の燃料圧力が調圧弁42の背圧室423に導かれる。即ち、ベーパ発生時には、ポンプ流路32t内で比較的高圧となる第2圧力取出部322の燃料圧力が調圧弁42の背圧室423に導かれるため、調圧弁42の背圧室423の燃料圧力が設定圧力Ps(=150kPa)よりも低下することがない。
また、燃料Fの温度が常温にまで低下すると、図10の特性III及び表に示すように、第1圧力取出部321、第2圧力取出部322の燃料圧力がそれぞれ190kPa、320kPaまで上昇するため、第1バルブ81が開、第2バルブ82が閉となり、第1圧力取出部321が調圧弁42の背圧室423と連通する。このため、ポンプ流路32t内で比較的低圧となる第1圧力取出部321の燃料圧力が調圧弁42の背圧室23に導かれるため、調圧弁42の背圧室423の燃料圧力が設定圧力Psよりも上昇しすぎることがない。
このように、第1圧力取出部321、第2圧力取出部322の切替えを第1バルブ81、第2バルブ82で行なえるため、温度センサ140、ECUによる制御が不要になり、切替え機構を簡単化できる。
<変更例>
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。
本実施形態に係る燃料供給装置70では、図6に示すように、第2戻り通路14に流量制御弁47を設け、調圧弁42の背圧室423からの燃料Fの流出量を調節して、エンジンに圧送する燃料圧力を高圧、あるいは低圧に切替える例を示した。しかし、図11に示すように、圧力伝達通路13に流量制御弁47、第2戻り通路14に絞り48を設け、調圧弁42の背圧室423に流入する燃料Fの流量を調節することで、エンジンに圧送する燃料圧力を高圧、あるいは低圧に切替えることも可能である。また、図12に示すように、第2戻り通路14に流量制御弁47、圧力伝達通路13の主通路13mに絞り48を設け、逃がし通路13xをジェットポンプ25に接続する構成でも可能である。この場合、調圧弁42の背圧室423の燃料圧力が予め決められた圧力よりも上昇しないように、背圧室423、あるいは背圧室423と連通する第2戻り通路14にリリーフ弁49を設けることも可能である。なお、図12に示すように、ジェットポンプ25を備える燃料入口22の他に、逆止弁29を備える燃料流入口22eを設けることも可能である。
また、実施形態1、実施形態2では、ポンプ流路32tに圧力取出部321,322を二箇所設ける例を示したが、圧力取出部を三個所以上に設けることも可能である。
本発明の実施形態1に係る燃料供給装置の概略図である。 燃料ポンプの模式平断面図である。 燃料供給装置の調圧機構(調圧弁)を表す縦断面図(A図)、A図の弁体部分の拡大図(B図)である。 燃料供給装置の変更例を表す概略図である。 燃料供給装置の変更例を表す概略図である。 本発明の実施形態2に係る燃料供給装置の概略図である。 燃料ポンプの模式平断面図である。 燃料ポンプの模式平断面図(A図)、及び各部設定圧力表(B)である。 燃料ポンプの始動時における圧力特性、及び各部の圧力表である。 燃料ポンプの高温時における圧力特性、及び各部の圧力表である。 燃料供給装置の変更例を表す概略図である。 燃料供給装置の変更例を表す概略図である。 従来の燃料供給装置の概略図である。 燃料ポンプの模式平断面図(A図)、燃料ポンプの始動時における圧力特性(B図)である。 燃料ポンプの模式平断面図(A図)、燃料ポンプの高温時における圧力特性(B図)である。
符号の説明
5・・・・・インジェクタ
7・・・・・タンク外燃料供給管
13・・・・圧力伝達通路(圧力伝達手段)
30・・・・燃料ポンプ
32t・・・ポンプ流路
321・・・第1圧力取出部(圧力伝達手段)
322・・・第2圧力取出部(圧力伝達手段)
40・・・・調圧機構
42・・・・圧調弁
422・・・調圧室
423・・・背圧室
81・・・・第1バルブ(切替え機構)
82・・・・第2バルブ(切替え機構)
130・・・電磁弁(切替え機構)
140・・・温度センサ(切替え機構)
ECU・・・エンジンコントロールユニット(切替え機構)

Claims (5)

  1. 燃料タンク内に設置された燃料ポンプと、前記燃料ポンプから吐出される燃料圧力を調節する調圧機構とを備え、その調圧機構により圧力調節された燃料をタンク外燃料供給管によってエンジンのインジェクタに供給する燃料供給装置であって、
    前記調圧機構は、圧力伝達手段により前記燃料ポンプのポンプ流路に接続された背圧室と、前記タンク外燃料供給管と連通している調圧室とを備え、前記背圧室の燃料圧力に応じて前記調圧室の燃料圧力、及び前記タンク外燃料供給管の燃料圧力を調節する構成であり、
    前記圧力伝達手段は、前記ポンプ流路に沿って複数ヶ所に設けられた圧力取出部と、前記背圧室内の圧力変動を抑えるように、前記複数の圧力取出部を切替え可能に構成された切替え機構とを備えていることを特徴とする燃料供給装置。
  2. 請求項1に記載された燃料供給装置であって、
    前記切替え機構は、燃料温度が所定温度よりも上昇したときに、前記圧力取出部を下流側の圧力取出部に切替えることを特徴とする燃料供給装置。
  3. 請求項1に記載された燃料供給装置であって、
    前記切替え機構は、各々の圧力取出部に設けられたバルブであり、
    上流側の圧力取出部に設けられた第1バルブは、その第1バルブに加わる燃料圧力が第1設定圧力よりも低下したときに閉弁する構成で、
    下流側の圧力取出部に設けられた第2バルブは、その第2バルブに加わる燃料圧力が第2設定圧力よりも上昇したときに閉弁する構成であり、
    前記第1バルブに加わる燃料圧力が第1設定圧力以上であるときに、前記第2バルブに加わる燃料圧力が第2設定圧力よりも上昇し、前記第1バルブに加わる燃料圧力が第1設定圧力よりも低いときに、前記第2バルブに加わる燃料圧力が第2設定圧力以下となるように、前記第1設定圧力、第2設定圧力が設定されていることを特徴とする燃料供給装置。
  4. 請求項3に記載された燃料供給装置であって、
    前記第1設定圧力は、前記調圧機構の背圧室の設定圧力以上に設定されており、
    前記第2設定圧力は、前記第1設定圧力よりも所定圧力だけ大きな値に設定されていることを特徴とする燃料供給装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載された燃料供給装置であって、
    前記切替え機構は、前記燃料ポンプの始動時に、下流側に位置する圧力取出部を前記調圧機構の背圧室に連通させることを特徴とする燃料供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011220306A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Toyota Motor Corp 燃料供給装置
WO2022137741A1 (ja) * 2020-12-23 2022-06-30 愛三工業株式会社 燃料供給装置

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