JP5384380B2 - アスピレータ及びアスピレータを備えた燃料供給装置 - Google Patents

アスピレータ及びアスピレータを備えた燃料供給装置 Download PDF

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Description

本発明は、アスピレータ及びアスピレータを備えた燃料供給装置に関する。
従来、アスピレータ(ジェットポンプ、エゼクタ等とも呼ばれる)を備えた燃料供給装置(例えば特許文献1(以下「従来例」という)参照)がある。図10は燃料供給装置の構成図である。
図10に示すように、燃料供給装置210は、エンジン(内燃機関)へ主燃料通路213を介して燃料を供給する燃料ポンプ212と、燃料ポンプ212を配置した旋回槽215、及び、旋回槽215内と隔成した副タンク211bを有する燃料タンク211と、燃料ポンプ212からエンジンに供給する燃料の一部を分配燃料通路219を介して分配した分配燃料の流れ(移動エネルギー)により駆動され、副タンク211b内の燃料を旋回槽215内に移送するジェットポンプ217とを備えている。主燃料通路213に対する分配燃料通路219の分配部に分配燃料制御手段220を設けている。分配燃料制御手段220は、エンジンの燃料要求流量の増大にともなって分配燃料の流量を減少させる。
特開2003−113751号公報
前記従来例によると、エンジンの燃料要求流量(エンジンに供給される燃料の圧力)の増減にともなって分配燃料の流量が反比例的に変化することになる。そのため、ジェットポンプ217が移送する燃料の流量も変化し、ジェットポンプ217の能力が変化するという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、流体の圧力の変動に関わりなく一定の能力を発生することのできるアスピレータ及びアスピレータを備えた燃料供給装置を提供することにある。
第1の発明は、流体の流れを利用して負圧を発生するアスピレータ本体と、アスピレータ本体に流れる流体を圧力の変動に関わりなく一定の流量にする流量制御装置とから構成したアスピレータである。したがって、流量制御装置によって流体の圧力の変動に関わりなく、アスピレータ本体に流れる流体が一定の流量にされる。このため、アスピレータ本体が流体の一定の流量によって駆動されるため、一定の負圧を発生することができる。よって、流体の圧力の変動に関わりなく一定の能力を発生することのできるアスピレータが提供される。
第2の発明は、第1の発明において、流量制御装置は、流体の圧力の変動に応じて流路断面積を変化する弁体を備えた作動弁である。したがって、作動弁の弁体が流体の圧力の変動に応じて流路断面積を変化することにより、アスピレータ本体に流れる流体を圧力の変動に関わりなく一定の流量にすることができる。
第3の発明は、燃料を貯留する第1燃料貯留部及び第2燃料貯留部を有する燃料タンクと、第1燃料貯留部の燃料をエンジンへ供給する燃料ポンプと、第1又は第2の発明のアスピレータとを備え、アスピレータのアスピレータ本体を、燃料ポンプにより昇圧された燃料の流れを利用して発生した負圧により第2燃料貯留部の燃料を吸込んで第1燃料貯留部に移送する移送用ポンプとして用いた燃料供給装置である。したがって、流体の圧力の変動に関わりなく一定の能力を発生することのできるアスピレータによって、燃料タンクの第2燃料貯留部の燃料を第1燃料貯留部に一定の流量で移送することができる。
第4の発明は、燃料を貯留する燃料タンクと、燃料タンク内の燃料をエンジンへ供給する燃料ポンプと、エンジンに供給される燃料の一部が導入される調圧室の燃圧を背圧室の背圧に応じて調整するプレッシャレギュレータと、第1又は第2の発明のアスピレータとを備え、アスピレータのアスピレータ本体を、燃料ポンプにより昇圧された燃料の流れを利用して発生した負圧により背圧室を減圧する減圧用ポンプとして用い、アスピレータ本体に燃料を流す状態とその燃料の流れを遮断する状態とに切替える切替装置を設けた燃料供給装置である。したがって、切替装置によりアスピレータ本体に燃料を流す状態に切替えると、流体の圧力の変動に関わりなく一定の能力を発生することのできるアスピレータによって、プレッシャレギュレータの背圧室が減圧されるため、エンジンへ供給される燃料の圧力(システム燃圧)を低圧化することができる。また、切替装置によりアスピレータ本体に流れる燃料の流れを遮断する状態に切替えると、プレッシャレギュレータの背圧室が大気に開放され、背圧室に対する減圧作用がなくなるため、エンジンへ供給される燃料の圧力(システム燃圧)を高圧化することができる。よって、負圧を蓄圧するための負圧タンク等の特別な装備を要することなく、簡単な構成でエンジンへ供給される燃料の圧力(システム燃圧)を可変することができる。
実施例1にかかる燃料供給装置を示す構成図である。 作動弁を示す断面図である。 図2のIII−III線矢視断面図である。 作動弁の流量特性を示す特性線図である。 実施例2にかかる燃料供給装置を示す構成図である。 実施例3にかかる燃料供給装置を示す構成図である。 実施例4にかかる燃料供給装置を示す構成図である。 実施例5にかかる燃料供給装置を示す構成図である。 実施例6にかかる燃料供給装置を示す構成図である。 従来例にかかる燃料供給装置を示す構成図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
[実施例1]
本発明の実施例1を説明する。本実施例では、車両用エンジン(内燃機関)に用いられる燃料供給装置について例示する。なお、図1は燃料供給装置を示す構成図である。
図1に示すように、燃料供給装置10は、内部にリザーバカップ13が設けられた燃料タンク12を備えている。リザーバカップ13のカップ内部13aには、カップ内部13aの燃料を燃料供給通路17を介してエンジン(内燃機関)19に供給する燃料ポンプ15を備えている。エンジン19に供給された燃料は、図示しない各燃料噴射弁(インジェクタ)から各気筒毎の燃焼室(図示省略)内に噴射される。
前記燃料ポンプ15は、例えば電気駆動部である電動モータによりポンプ部内のインペラを回転し、燃料吸入口21から吸入した燃料を昇圧した後、燃料吐出口22から前記燃料供給通路17へ吐出するタービン式の電動ポンプである。燃料吸入口21には、前記カップ内部13aから吸入する燃料を濾過する吸入フィルタ24が接続されている。また、燃料ポンプ15のポンプ部には、昇圧途中の燃料に含まれるベーパ(燃料が気化することにより生じる気泡)をポンプ部内から吐出するベーパ排出口(ベーパジェット)25が設けられている。なお、図示しないが、燃料吐出口22内には燃料の逆流を防止する逆止弁が内蔵されている。
前記エンジン19に供給される燃料の圧力すなわち燃料供給通路17内の燃圧(システム燃圧)は、燃圧可変装置27により可変されるようになっている。燃圧可変装置27は、プレッシャレギュレータ28と三方切替弁30と背圧リリーフ弁32とを備えている。プレッシャレギュレータ28は、調圧室34及び背圧室35を有し、背圧室35の背圧に応じて調圧室34の燃圧を調整しかつ調圧室34で余剰となった燃料(リターン燃料)をリターン燃料通路36を介して排出する。調圧室34と背圧室35とは、ダイアフラム38により区画されている。背圧室35には、ダイアフラム38を閉弁方向へ付勢するスプリング39を備えている。
前記調圧室34には、前記燃料供給通路17の途中から分岐された調圧燃料通路41が連通されている。これにより、燃料供給通路17から前記エンジン19に供給される燃料の一部が調圧燃料通路41を介して調圧室34内に導入される。また、前記背圧室35には、調圧燃料通路41の途中から分岐された背圧燃料通路43が連通されている。これにより、調圧燃料通路41を流れる燃料の一部が背圧燃料通路43を介して背圧室35内に導入される。
前記三方切替弁30は、電磁駆動式で、3つのポート30a,30b,30cを有している。三方切替弁30は、非通電時(通電のオフ時)において、第1のポート30aが閉じられて第2のポート30bと第3のポート30cとが連通され、また、通電時(通電のオン時)において、第1のポート30aと第2のポート30bとが連通されて第3のポート30cが閉じられる構成となっている。三方切替弁30に対する通電のオン・オフは、電子制御装置(「ECU」という。)45によって制御される。ECU45は、CPU、ROMおよびRAMから構成されている。ECU45は、ROMに記憶されている制御プログラムをCPUが実行することにより、エンジン19の運転状態に応じて、燃料ポンプ15への通電をオン・オフすることにより燃料ポンプ15の駆動を制御し、また、三方切替弁30への通電をオン・オフすることにより三方切替弁30を切替制御する。なお、ECU45は、本明細書でいう「制御装置」に相当する。また、三方切替弁30及びECU45により切替装置47が構成されている。
前記背圧燃料通路43は、その途中で上流側通路部43aと下流側通路部43bとに分断されている。上流側通路部43aと下流側通路部43bとの間に前記三方切替弁30が介装されている。すなわち、上流側通路部43aの下流端が前記第1のポート30aに接続され、また、下流側通路部43bの上流端が前記第2のポート30bに接続されている。また、第3のポート30cは、大気圧通路50を介して大気に開放されている。また、上流側通路部43aの途中には、燃料の流量(燃料量)を規制する絞り部51が設けられている。
前記背圧リリーフ弁32は、前記下流側通路部43bの途中から分岐された逃がし通路32aと、逃がし通路32aを開閉可能なボール弁からなる弁部材32bと、弁部材32bを閉方向に押圧する戻しバネ32cとを備えている。背圧リリーフ弁32において、背圧室35の圧力(燃圧)が戻しバネ32cの弾性力よりも高くなると、戻しバネ32cの弾性力に抗して弁部材32bが開かれ、背圧室35内の燃料を逃がし通路32aを介して逃がし、また、背圧室35の圧力が設定値に低下すると、戻しバネ32cの弾性力により弁部材32bが閉じられる。したがって、背圧リリーフ弁32により背圧室35の圧力が設定圧に保持される。
前記燃料供給通路17の途中から駆動燃料通路52が分岐されている。駆動燃料通路52にはアスピレータ54が設けられている。なお、本実施例では、燃料供給通路17に対する調圧燃料通路41の分岐部から駆動燃料通路52が分岐されているが、駆動燃料通路52は燃料供給通路17の途中であれば調圧燃料通路41の分岐部以外のところから分岐してもよい。
前記アスピレータ54は、その主体をなすアスピレータ本体55と、そのアスピレータ本体55の上流側に配置された作動弁57とにより構成されている。アスピレータ本体55は、前記リザーバカップ13の側壁下部に設けられている。アスピレータ本体55には、燃料供給通路17から前記エンジン19に供給される燃料の一部が駆動燃料通路52を介して流れる。アスピレータ本体55は、駆動燃料通路52を流れる燃料(流体)の流れを利用して発生した負圧により前記燃料タンク12のリザーバカップ13のカップ外部13bの燃料を吸込んでカップ内部13aに移送する移送用ポンプとして用いられている。なお、リザーバカップ13のカップ内部13aは本明細書でいう「第1燃料貯留部」に相当し、そのカップ外部13bは本明細書でいう「第2燃料貯留部」に相当する。また、燃料供給通路17を流れる燃料は、「エンジンに供給される燃料」、及び、「燃料ポンプにより昇圧された燃料」に相当する。
前記作動弁57について説明する。図2は作動弁を示す断面図、図3は図2のIII−III線矢視断面図である。
図2に示すように、前記作動弁57は、入口58aと出口58bを有する弁室58cが形成されたボデー58と、弁室58c内に軸方向に移動可能に配置された弁体60と、弁体60を開方向(図2において左方)に付勢するリターンスプリング62とを備えている。弁室58c内には、弁孔65を有する段付部64が形成されている。また、弁体60は、頭付き軸状体で形成されており、軸状体の先端側半部に先細り状のテーパ軸部61が形成されている。弁体60は、弁孔65内にテーパ軸部61が遊嵌状に嵌合されている。弁体60のテーパ軸部61の外周面と弁孔65の内周面との間に、燃料が流れる円環状の流路67が形成されている(図3参照)。したがって、弁孔65に対する弁体60のテーパ軸部61の挿入深さが浅いと流路67の断面積(流路断面積)が増大し(図2中、実線60参照)、その挿入深さが深くなると流路67の断面積が減少する(図2中、二点鎖線60参照)。また、リターンスプリング62は、コイルスプリングからなり、弁体60に嵌合された状態で弁体60の頭部60aとボデー58の段付部64との間に介装されている(図2参照)。なお、リターンスプリング62の線間密着によって弁体60の閉方向の移動位置が規定され、その位置が流路67の断面積が最小となる。
前記作動弁57は、入口58aから弁室58c内に流入した燃料を圧力の変動に関わりなく一定の流量に調整して出口58bから流出する。すなわち、燃料が弁室58c内を通過する際に弁体60が抵抗を受けるため、弁体60はリターンスプリング62の付勢力に抗して閉方向(図2において右方)へ移動する。ところで、弁体60が受ける抵抗は、入口58aから弁室58cへ流入する燃料の圧力(燃圧)が増大すればするほど大きくなるため、弁体60の移動量は燃圧の増大にともなって大きくなるとともに流路67の断面積が減少するにともない、出口58bから流出する燃料の流量は減少する。したがって、作動弁57は、燃料を圧力の変動に関わりなく一定の流量に制御(調整)することができる。なお、作動弁57は本明細書でいう「流量制御装置」に相当する。
前記作動弁57の流量特性について説明する。図4は作動弁の流量特性を示す特性線図である。
図4において、横軸は作動弁57の入口58aに流入する燃料の圧力とその出口58bから流出する燃料の圧力との差圧P〔kPa〕を示し、左側の縦軸は作動弁57の出口58bから流出する燃料の流量Q〔L/h〕を示し、右側の縦軸は作動弁57の流路67の断面積S〔mm2〕を示している。また、特性線L1は差圧Pの変動に対する流路67の断面積Sの変化を示し、特性線L2は差圧Pの変化に対する流量Qの特性を示している。したがって、特性線L1,L2から分かるように、差圧Pの変動に関わりなく流量Qが一定となることがわかる。なお、流量Qは、
Q=S×√(P)
で表される。
次に、前記した燃料供給装置10(図1参照)の作動について説明する。
〔エンジン始動時および通常運転時〕
エンジン始動時および通常運転時について説明する。
ECU45は、エンジン19の運転状態に応じて、エンジン19へ供給する燃料の圧力(システム燃圧)を高圧又は低圧のいずれにするかを設定する。例えば、エンジン始動時において、低温時には燃料噴霧の微粒化を促進するために、また、高温時には燃料噴霧の微粒化を促進するとともに燃料中にベーパが発生することを防止するために、システム燃圧を高圧にすることが望ましい。また、車両の定速走行時のように、エンジン19の負荷が低い場合には、システム燃圧は低圧にすることが望ましい。
前記ECU45は、エンジン19の運転状態に応じてシステム燃圧を可変するために、三方切替弁30を切替制御する。すなわち、エンジン始動時において、ECU45により燃料ポンプ15が駆動されると、燃料ポンプ15から燃料供給通路17を介してエンジン19へ供給されるシステム燃圧が上昇される。このとき、三方切替弁30への通電がオフされている状態(非通電状態)では、背圧燃料通路43の上流側通路部43aと下流側通路部43bとが遮断されているので、燃料ポンプ15から吐出された燃料は、プレッシャレギュレータ28の背圧室35に導入されない。また、背圧室35が背圧燃料通路43の下流側通路部43b及び大気圧通路50を介して大気に開放されているので、背圧室35の圧力は大気圧相当となる。
また、プレッシャレギュレータ28の調圧室34には、燃料ポンプ15から吐出された燃料の一部すなわち燃料供給通路17を流れる燃料の一部が調圧燃料通路41を介して導入される。プレッシャレギュレータ28のダイアフラム38は、背圧室35で受ける力(背圧)F1と、調圧室34で受ける力(システム燃圧)F2との差により変位する。ここで、背圧室35の圧力が大気圧相当であるため、背圧室35の背圧F1はスプリング39のスプリング荷重のみである。そして、F1≧F2ならば、ダイアフラム38が閉弁しているため、調圧室34の燃料はリターン燃料通路36を介して排出されない。また、F1<F2になると、ダイアフラム38が開弁されることで、調圧室34の燃料が余剰燃料いわゆるリターン燃料としてリターン燃料通路36を介して排出され、システム燃圧F2が設定値に低下される。その結果、調圧室34の燃圧すなわちシステム燃圧F2が低圧に調整される。
また、燃料ポンプ15が駆動されている状態で、三方切替弁30への通電がオンされると、背圧燃料通路43の上流側通路部43aと下流側通路部43bとが連通されるので、燃料ポンプ15から吐出された燃料で調圧燃料通路41を流れる燃料の一部が背圧燃料通路43を介してプレッシャレギュレータ28の背圧室35に導入される。また、背圧燃料通路43の下流側通路部43bと大気圧通路50とが遮断されるので、背圧室35は大気に開放されない。したがって、背圧室35内に燃料ポンプ15から吐出された燃料の圧力(燃圧)が作用するため、背圧室35が大気圧よりも高い圧力となる。すなわち、背圧室35の背圧F1は、スプリング39のスプリング荷重と背圧室35に作用する燃圧とを合計したものとなる。これにともない、調圧室34の燃圧すなわちシステム燃圧F2が高圧に調整される。このときの背圧室35の燃圧は、背圧リリーフ弁32によって設定圧に保持される。
続いて、三方切替弁30への通電がオフされると、前に述べたように、背圧燃料通路43の上流側通路部43aと下流側通路部43bとが遮断されるとともに、背圧燃料通路43の下流側通路部43bと大気圧通路50とが連通されるため、背圧室35の圧力は大気圧相当に低下する。その結果、システム燃圧F2は低圧に調整される。上記したように、エンジン19の運転状態に応じてECU45により三方切替弁30が切替制御されることにより、システム燃圧F2が可変すなわち高圧又は低圧に切替えられる。
また、エンジン始動時および通常運転時において、燃料ポンプ15から吐出された燃料の一部すなわち燃料供給通路17を流れる燃料の一部は、駆動燃料通路52に分流される。駆動燃料通路52に分流された燃料は、アスピレータ54の作動弁57を経てアスピレータ本体55に流出する。作動弁57によって、燃料の圧力の変動に関わりなく、アスピレータ本体55に流れる燃料が一定の流量に制御される。そして、作動弁57を経た一定の流量の燃料はアスピレータ本体55へ流出する。アスピレータ本体55は、燃料の流れ(移動エネルギー)によって発生するエゼクタ作用で発生した負圧によりリザーバカップ13のカップ外部13bの燃料を吸込んでカップ内部13aへ移送する。このとき、アスピレータ本体55は、作動弁57により一定の流量にされた燃料を駆動燃料として駆動されるため、一定の負圧を発生し、その負圧により移送する燃料の流量も一定になる。
〔エンジン停止時〕
エンジン19を停止する場合、ECU45は、燃料ポンプ15への通電をオフし、燃料ポンプ15を停止させるとともに、三方切替弁30への通電をオフする。
前記した燃料供給装置10(図1参照)に備えたアスピレータ54によると、駆動燃料通路52を通る燃料の流れを利用して負圧を発生するアスピレータ本体55と、アスピレータ本体55に流れる燃料を圧力の変動に関わりなく一定の流量にする作動弁57とから構成したものである。したがって、作動弁57によって燃料の圧力(システム燃圧)の変動に関わりなく、アスピレータ本体55に流れる燃料が一定の流量にされる。このため、アスピレータ本体55が燃料の一定の流量によって駆動されるため、一定の負圧を発生することができる。よって、燃料の圧力(システム燃圧)の変動に関わりなく、一定の能力(移送能力)を発生することのできるアスピレータ54が提供される。
また、燃料の圧力の変動に応じて流路67の断面積を変化する弁体60を備えた作動弁57(図2及び図3参照)を流量制御装置として用いている。したがって、作動弁57の弁体60が燃料の圧力(システム燃圧)の変動に応じて流路67の断面積を変化することにより、アスピレータ本体55に流れる燃料を圧力(システム燃圧)の変動に関わりなく一定の流量にすることができる。
また、前記した燃料供給装置10(図1参照)によると、燃料を貯留するリザーバカップ13のカップ内部13a及びカップ外部13bを有する燃料タンク12と、リザーバカップ13のカップ外部13bの燃料をエンジン19へ供給する燃料ポンプ15と、アスピレータ本体55及び作動弁57を有するアスピレータ54とを備える。アスピレータ54のアスピレータ本体55を、燃料ポンプ15により昇圧された燃料の流れを利用して発生した負圧によりリザーバカップ13のカップ外部13bの燃料を吸込んでカップ内部13aに移送する移送用ポンプとして用いたものである。したがって、燃料の圧力(システム燃圧)の変動に関わりなく、一定の能力(移送能力)を発生することのできるアスピレータ本体55を有するアスピレータ54によって、燃料タンク12のリザーバカップ13のカップ外部13bの燃料をカップ内部13aに一定の流量で移送することができる。なお、アスピレータ本体55の駆動燃料は、燃料ポンプ15のポンプ部により昇圧された燃料であればよく、ポンプ部による昇圧を完了した燃料の他、昇圧途中の燃料を用いることができる。
[実施例2]
本発明の実施例2を説明する。本実施例は、前記実施例1を変更したものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明を省略する。また、以降の実施例についても、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。なお、図5は燃料供給装置を示す構成図である。
図5に示すように、本実施例は、前記実施例1(図1参照)における燃料タンク12を鞍型の燃料タンク(符号、70を付す)に変更したものである。燃料タンク70は、その底壁の中央部に上方に隆起する隆起部70aを形成することにより、左右に区画された主室71と副室72とを備えている。主室71には、前記実施例1におけるリザーバカップ13、燃料ポンプ15、プレッシャレギュレータ28、三方切替弁30、アスピレータ54が配置されている。
前記アスピレータ54の作動弁57とアスピレータ本体55との間の連絡通路(符号、74を付す)から第2駆動燃料通路76が分岐されている。第2駆動燃料通路76には第2アスピレータ本体78が設けられている。なお、説明の都合上、前記駆動燃料通路52を第1駆動燃料通路52といい、前記アスピレータ本体55を第1アスピレータ本体55という。また、本実施例のアスピレータ54は、第1アスピレータ本体55と作動弁57と第2アスピレータ本体78とにより構成されている。
前記第2アスピレータ本体78は、前記第1アスピレータ本体55と同一の基本的構成を有しており、第2駆動燃料通路76を流れる燃料(流体)の流れを利用して発生した負圧により前記燃料タンク70の副室72の燃料を吸込んで主室71(詳しくはリザーバカップ13のカップ外部13b)に移送する移送用ポンプとして用いられている。なお、第2アスピレータ本体78に関して、燃料タンク70の主室71(詳しくはリザーバカップ13のカップ外部13b)は本明細書でいう「第1燃料貯留部」に相当し、副室72は本明細書でいう「第2燃料貯留部」に相当する。
本実施例の燃料供給装置10によると、燃料供給通路17から駆動燃料通路52に分流された燃料は、アスピレータ54の作動弁57を経て一定の流量にされた後、第1アスピレータ本体55及び第2アスピレータ本体78に流出する。第1アスピレータ本体55は、前に述べたように、燃料の流れ(移動エネルギー)によって発生するエゼクタ作用で発生した負圧によりリザーバカップ13のカップ外部13bの燃料を吸込んでカップ内部13aへ移送する。また、第2アスピレータ本体78は、燃料の流れ(移動エネルギー)によって発生するエゼクタ作用で発生した負圧により燃料タンク70の副室72の燃料を吸込んで主室71(詳しくはリザーバカップ13のカップ外部13b)に移送する。このとき、両アスピレータ本体55,78は、作動弁57により一定の流量にされた燃料を駆動燃料として駆動されるため、一定の負圧が発生し、その負圧により移送する燃料の流量も一定になる。
[実施例3]
本発明の実施例3を説明する。本実施例は、前記実施例1を変更したものである。なお、図6は燃料供給装置を示す構成図である。
図6に示すように、本実施例は、前記実施例1(図1参照)の燃料供給装置10の燃圧可変装置27を、プレッシャレギュレータ28を使わない燃圧可変装置に変更したものである。すなわち、燃料ポンプ15は、可変容量タイプとして構成している。燃料供給通路17には、その通路17内を流れる燃料の圧力(システム燃圧)を検出する圧力センサ80が設けられている。圧力センサ80の検出信号は、ポンプコントローラ82に入力される。ポンプコントローラ82は、ECU45にも接続されている。これにより、ポンプコントローラ82は、ECU45からの制御信号、及び、圧力センサ80からの検出信号に基づいて燃料ポンプ15の出力を制御することにより、エンジン19の燃料要求量に応じて燃料ポンプ15の吐出流量すなわちシステム燃圧を可変する。なお、燃料供給通路17には、燃料を濾過するフューエルフィルタ84が設けられている。また、圧力センサ80、ポンプコントローラ82により燃圧可変装置83が構成されている。
[実施例4]
本発明の実施例4を説明する。本実施例は、前記実施例2を変更したものである。なお、図7は燃料供給装置を示す構成図である。
図7に示すように、本実施例は、前記実施例2(図5参照)の燃料供給装置10の燃圧可変装置27を、前記実施例3(図6参照)のプレッシャレギュレータ28を使わない燃圧可変装置83に変更したものである。
[実施例5]
本発明の実施例5を説明する。本実施例は、前記実施例1を変更したものである。なお、図8は燃料供給装置を示す構成図である。
図8に示すように、本実施例において、前記燃料供給通路17において、調圧燃料通路41の分岐部よりも上流側には、燃料を濾過するフューエルフィルタ86が設けられている。また、燃料ポンプ15は、可変容量タイプとして構成されており、ポンプコントローラ88により駆動制御される。ポンプコントローラ88は、ECU45にも接続されている。これにより、ポンプコントローラ82は、ECU45からの制御信号に基づいて燃料ポンプ15の出力を制御することにより、エンジン19の燃料要求量に応じて燃料ポンプ15の吐出流量を可変する。なお、前記実施例1(図1参照)における三方切替弁30、背圧リリーフ弁32、及び、背圧燃料通路43は省略されている。
前記リザーバカップ13の側壁下部には、アスピレータ本体55に代えて、移送用ポンプとしてのジェットポンプ90が設けられている。燃料ポンプ15のベーパ排出口25から吐出された燃料(ベーパ燃料)がポンプ用駆動燃料通路92を介してジェットポンプ90に流出される。ジェットポンプ90は、ベーパ燃料の流速(移動エネルギー)によって発生するエゼクタ作用で発生した負圧によりリザーバカップ13のカップ外部13bの燃料を吸込んでカップ内部13aへ移送する。
前記駆動燃料通路52は、前記燃料供給通路17に代えて、前記ポンプ用駆動燃料通路92の途中から分岐されている。駆動燃料通路52には、アスピレータ54が設けられており、アスピレータ54の上流側には開閉弁94が設けられている。開閉弁94は、電磁駆動式で、非通電時(通電のオフ時)において閉弁され、また、通電時(通電のオン時)において開弁される構成となっている。また、開閉弁94への通電のオン・オフは、ECU45によって制御される。なお、開閉弁94及びECU45により切替装置96が構成されている。
前記アスピレータ54のアスピレータ本体55は、前記実施例1と異なり、移送用ポンプとして用いるのではなく、減圧用ポンプとして用いられている。すなわち、アスピレータ本体55は、前記プレッシャレギュレータ28の近傍に設けられており、駆動燃料通路52を流れる燃料(流体)の流れを利用して発生した負圧により前記プレッシャレギュレータ28の背圧室35を減圧する。なお、駆動燃料通路52における開閉弁94よりも上流側には、燃料の流量(燃料量)を規制する絞り部98が設けられている。なお、絞り部98は、必要に応じて設けられるものであり、省略することも可能である。また、プレッシャレギュレータ28とアスピレータ54と開閉弁94とにより燃圧可変装置99が構成されている。
次に、前記燃料供給装置10の作動について説明する。
〔エンジン始動時および通常運転時〕
エンジン始動時および通常運転時について説明する。
エンジン始動時において、ポンプコントローラ88により燃料ポンプ15が駆動されると、燃料ポンプ15から燃料供給通路17を介してエンジン19に供給されるシステム燃圧が上昇される。このとき、開閉弁94への通電がオフされ、開閉弁94が閉弁されている状態では、駆動燃料通路52が遮断されているので、燃料ポンプ15のベーパ排出口25から吐出された燃料(ベーパ燃料)は、ポンプ用駆動燃料通路92から駆動燃料通路52に分流されない。また、プレッシャレギュレータ28の背圧室35がアスピレータ本体55を介して大気に開放されているので、背圧室35の圧力は大気圧相当となる。
また、プレッシャレギュレータ28の調圧室34には、燃料ポンプ15から吐出された燃料の一部すなわち燃料供給通路17を流れる燃料の一部が調圧燃料通路41を介して導入される。ここで、背圧室35の圧力が大気圧相当であるため、背圧室35の背圧F1はスプリング39のスプリング荷重である。その結果、調圧室34の燃圧すなわちシステム燃圧F2が所定圧(本実施例では高圧)に調整される。
また、燃料ポンプ15が駆動されている状態で、開閉弁94への通電がオンされ、開閉弁94が開弁されると、燃料ポンプ15のベーパ排出口25から吐出された燃料(ベーパ燃料)が、ポンプ用駆動燃料通路92から駆動燃料通路52へ分流され、アスピレータ54の作動弁57を経てアスピレータ本体55に流出する。作動弁57によって、燃料の圧力(システム燃圧)の変動に関わりなく、アスピレータ本体55に流れる燃料が一定の流量に制御される。そして、作動弁57を経た一定の流量の燃料はアスピレータ本体55へ流出する。アスピレータ本体55は、燃料の流れ(移動エネルギー)によって発生するエゼクタ作用で発生した負圧によりプレッシャレギュレータ28の背圧室35を減圧する。このため、背圧室35の圧力が大気圧以下になるため、背圧室35の背圧F1はスプリング39のスプリング荷重よりも小さくなる。その結果、システム燃圧F2は低圧に調整される。なお、アスピレータ本体55を経た燃料は、リザーバカップ13のカップ内部13aに排出される。
続いて、開閉弁94への通電がオフされると、前に述べたように、プレッシャレギュレータ28の背圧室35の圧力は大気圧相当になる結果、システム燃圧F2は高圧に調整される。上記したように、エンジン19の運転状態に応じてECU45により開閉弁94が開閉制御(切替制御)されることにより、システム燃圧F2が可変すなわち高圧又は低圧に切替えられる。
また、エンジン始動時および通常運転時において、燃料ポンプ15のベーパ排出口25から吐出された燃料(ベーパ燃料)は、ポンプ用駆動燃料通路92を介してジェットポンプ90へ流れる。ジェットポンプ90は、ベーパ燃料(駆動燃料)の流れ(移動エネルギー)によって発生するエゼクタ作用で発生した負圧によりリザーバカップ13のカップ外部13bの燃料を吸込んでカップ内部13aへ移送する。
〔エンジン停止時〕
エンジン19を停止する場合、ECU45が開閉弁94への通電がオンした状態すなわちシステム燃圧が低圧化した状態であれば、開閉弁94への通電をオフし、開閉弁94を閉弁した後、ポンプコントローラ88が燃料ポンプ15を停止する。これにより、燃料供給通路17において、燃料ポンプ15の燃料吐出口22の逆止弁(図示省略)の閉弁と燃料噴射弁の閉弁とによって、その逆止弁と燃料噴射弁との間が封止される。これにより、燃料供給通路17内に高圧化されたシステム燃圧が残圧として保持される。したがって、燃料供給通路17内に高圧の残圧を保持することで、エンジン高温時における燃料供給通路17内でのベーパの発生を抑制することができる。
〔エンジン再始動時〕
エンジン高温時におけるエンジン再始動時を説明する。エンジン高温時におけるエンジン停止中において、システム燃圧(残圧)は前に述べたように高圧に保たれている。このため、エンジン高温時における燃料供給通路17内でのベーパの発生が抑制されることにより、エンジン19の再始動性を向上することができる。その他についてはエンジン始動時と同様である。
前記した燃料供給装置10によると、燃料を貯留する燃料タンク12と、燃料タンク12内の燃料をエンジン19へ供給する燃料ポンプ15と、エンジン19に供給される燃料の一部が導入される調圧室34の燃圧を背圧室35の背圧に応じて調整するプレッシャレギュレータ28と、アスピレータ本体55及び作動弁57を有するアスピレータ54とを備える。アスピレータ54のアスピレータ本体55を、燃料ポンプ15により昇圧された燃料の流れを利用して発生した負圧により背圧室35を減圧する減圧用ポンプとして用い、アスピレータ本体55に燃料を流す状態とその燃料の流れを遮断する状態とに切替える切替装置96を設けたものである。したがって、切替装置96によりアスピレータ本体55に燃料を流す状態に切替えると、燃料の圧力(システム燃圧)の変動に関わりなく一定の能力を発生することのできるアスピレータ本体55を有するアスピレータ54によって、プレッシャレギュレータ28の背圧室35が減圧されるため、エンジン19へ供給される燃料の圧力(システム燃圧)を低圧化することができる。また、切替装置96によりアスピレータ本体55に流れる燃料の流れを遮断する状態に切替えると、プレッシャレギュレータ28の背圧室35が大気に開放され、背圧室35に対する減圧作用がなくなるため、エンジン19へ供給される燃料の圧力(システム燃圧)を高圧化することができる。よって、負圧を蓄圧するための負圧タンク等の特別な装備を要することなく、簡単な構成でエンジン19へ供給される燃料の圧力(システム燃圧)を可変することができる。
また、通常走行時(パーシャル域)のシステム燃圧を低圧化するものであるから、低圧時のエンジン必要流量に対して燃料ポンプ15への電気負荷を軽減し、燃料ポンプ15の消費電力を低減することができる。また、プレッシャレギュレータ28に、構成が簡素で安価な既存のプレッシャレギュレータを採用することが可能である。
また、エンジン停止時に、燃料供給通路17内に高圧の残圧を保持することで、エンジン高温時における燃料供給通路17内でのベーパの発生を抑制して再始動性を向上することができる。また、ポンプ用駆動燃料通路92の上流端は、燃料ポンプ15のポンプ部のベーパ排出口25に代え、ベーパ排出口25とは別に設けられかつ昇圧途中の燃料をポンプ部内から吐出する燃料出口に接続してもよい。
[実施例6]
本発明の実施例6を説明する。本実施例は、前記実施例5を変更したものである。なお、図9は燃料供給装置を示す構成図である。
図9に示すように、本実施例は、前記実施例5(図8参照)における駆動燃料通路52を、前記ポンプ用駆動燃料通路92に代えて、前記調圧燃料通路41の途中から分岐したものである。これにより、エンジン19に供給される燃料の一部すなわち調圧燃料通路41内を流れる燃料の一部を駆動燃料通路52に分流することができる。
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明のアスピレータ54は、燃料を使用するものに限らず、その他の流体を使用する装置に適用可能である。
10…燃料供給装置
12…燃料タンク
13…リザーバカップ
13a…カップ内部(第1燃料貯留部)
13b…カップ外部(第2燃料貯留部)
15…燃料ポンプ
17…燃料供給通路
19…エンジン
28…プレッシャレギュレータ
34…調圧室
35…背圧室
45…ECU
47…切替装置
52…駆動燃料通路
54…アスピレータ
55…アスピレータ本体(第1アスピレータ本体)
57…作動弁(流量制御装置)
60…弁体
67…流路
70…燃料タンク
71…主室(第1燃料貯留部)
72…副室(第2燃料貯留部)
78…アスピレータ本体(第2アスピレータ本体)
94…開閉弁
96…切替装置

Claims (2)

  1. 流体の流れを利用して負圧を発生するアスピレータ本体と、前記アスピレータ本体に流れる流体を圧力の変動に関わりなく一定の流量にする流量制御装置とから構成したアスピレータと、
    燃料を貯留する燃料タンクと、
    前記燃料タンク内の燃料をエンジンへ供給する燃料ポンプと、
    前記エンジンに供給される燃料の一部が導入される調圧室の燃圧を背圧室の背圧に応じて調整するプレッシャレギュレータと
    を備え、
    前記アスピレータのアスピレータ本体を、前記燃料ポンプにより昇圧された燃料の流れを利用して発生した負圧により前記背圧室を減圧する減圧用ポンプとして用い、
    前記アスピレータ本体に燃料を流す状態とその燃料の流れを遮断する状態とに切替える切替装置を設けた
    ことを特徴とする燃料供給装置。
  2. 請求項1に記載の燃料供給装置であって、
    前記アスピレータの流量制御装置は、流体の圧力の変動に応じて流路断面積を変化する弁体を備えた作動弁であることを特徴とする燃料供給装置
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