JP5975571B2 - 蓄圧式燃料噴射制御装置及び蓄圧式燃料噴射制御装置の制御方法 - Google Patents

蓄圧式燃料噴射制御装置及び蓄圧式燃料噴射制御装置の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5975571B2
JP5975571B2 JP2012277651A JP2012277651A JP5975571B2 JP 5975571 B2 JP5975571 B2 JP 5975571B2 JP 2012277651 A JP2012277651 A JP 2012277651A JP 2012277651 A JP2012277651 A JP 2012277651A JP 5975571 B2 JP5975571 B2 JP 5975571B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
control valve
rail
control
fuel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012277651A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014122557A (ja
Inventor
浩太 橋本
浩太 橋本
松村 和幸
和幸 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Bosch Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bosch Corp filed Critical Bosch Corp
Priority to JP2012277651A priority Critical patent/JP5975571B2/ja
Publication of JP2014122557A publication Critical patent/JP2014122557A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5975571B2 publication Critical patent/JP5975571B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、内燃機関の気筒内に燃料噴射を行うための蓄圧式燃料噴射制御装置及び蓄圧式燃料噴射制御装置の制御方法に関する。特に、低圧燃料の供給量と高圧燃料の放出量とを同時に制御することによりレール圧制御を行うモードを含む内燃機関の燃料噴射装置の制御方法及びそのような制御を実行可能な内燃機関の燃料噴射装置の制御装置に関する。
従来、内燃機関に燃料を供給する装置として、高圧ポンプによって燃料を加圧して蓄圧器であるコモンレールに圧送し、その蓄圧された燃料をインジェクタに供給し、インジェクタから内燃機関へ高圧燃料の噴射を行う蓄圧式燃料噴射制御装置が知られている。
蓄圧式燃料噴射制御装置においては、コモンレール内の圧力(以下「レール圧」と称する)がそのときの車両の運転状態に見合った値となるようにするため、内燃機関の回転数及びアクセル操作量に応じてそのときの要求噴射量を演算し、この演算結果に応じてコモンレールの目標レール圧を決定し、実レール圧が目標レール圧となるように蓄圧式燃料噴射装置のフィードバック制御が行われるようになっている。
従って、レール圧をいかに安定かつ確実に目標レール圧とするかが蓄圧式燃料噴射制御装置の噴射特性の良否に大きく影響する。このレール圧を所望の値に調整するため、高圧ポンプの加圧室の上流側に備えられた、加圧室への燃料供給量を調節する流量制御弁や、高圧ポンプの下流側に備えられた、高圧燃料の一部を放出する圧力制御弁が従来より使用されている。
具体的には、流量制御弁及び圧力制御弁は、制御装置によって通電制御が行われ、通電量に応じて燃料通過面積が比例的に変化し、通過する燃料の流量が調節されるようになっている。そして流量制御弁のみを閉ループ制御する制御モード、圧力制御弁のみを閉ループ制御する制御モード、及び、双方の制御弁を共に閉ループ制御する制御モードを、内燃機関の運転状態に応じて使い分けることにより、圧力センサによって検出される実レール圧が目標レール圧となるようにレール圧の制御が行われる(例えば、特許文献1参照)。
このうち、高圧ポンプの下流側の圧力制御弁による制御モード(以下、本明細書においては「第2の制御モード」と称する。)は、流量制御弁が開ループで制御される一方、圧力制御弁が閉ループで制御されるものとなっている。
第2の制御モードにおいては、流量制御弁によって調節され、加圧室に供給される低圧燃料の流量は、高圧ポンプの回転数に応じて規定されているため、加圧室内で高圧化される高圧燃料は、高圧ポンプの回転数に応じて定量的にコモンレールに圧送されるものとなっている。また、高圧ポンプの加圧室への低圧燃料の供給量は、コモンレールに圧送される高圧燃料の流量が目標レール圧を達成するために必要な流量以上となるように設定されている。
そして、圧力制御弁の開度が、レール圧センサによって検出された実レール圧に基づいて制御装置によりフィードバック制御され、所定量の高圧燃料がコモンレールから放出されることによって、実レール圧が目標レール圧に調整されるようになっている。
この第2の制御モードは、圧力制御弁によりレール圧が直接的に制御されるため、レール圧制御の応答性に優れている。また、比較的大量の高圧燃料がコモンレールに定量的に圧送されるため、内燃機関の始動後、速やかに燃料温度を上昇させることができるという長所もある。但し、大量の高圧燃料をコモンレールに供給した上で、圧力制御弁から高圧燃料の一部を放出する制御であるため、燃費が非効率的になり易く、そのため、この第2の制御モードは、内燃機関の始動時や燃料温度が低下している状態等において行われるようになっている。
一方、高圧ポンプの加圧室の上流側の流量制御弁による制御モード(以下、本明細書においては「第3の制御モード」と称する。)は、流量制御弁が閉ループで制御される一方、圧力制御弁が開ループで制御されるものとなっている。
第3の制御モードにおいては、通常運転時には、圧力制御弁は全閉状態とされ、コモンレールからの圧力制御弁を介しての高圧燃料の放出は行われない。
一方、流量制御弁はその弁開度が実レール圧を基にしてフィードバック制御され、コモンレールへ圧送される高圧燃料の流量が調節されることによって、実レール圧が目標レール圧となるように制御されるものとなっている。
この第3の制御モードでは、加圧室に供給される低圧燃料の流量を制御することにより、コモンレールに圧送される高圧燃料の流量が調節されるため、必要なときに必要な量の高圧燃料がコモンレールへ圧送できる。従って駆動トルクを必要以上に増大させることなく、燃費の効率化が図られるものとなっている。但し、流量制御弁の弁開度を変えてからレール圧が変動するまでに時間差が生ずるため、レール圧を急速に減圧したい場合等におけるレール圧制御の応答性が、先の第2の制御モードに対して劣っている。
このような第2及び第3の制御モードのそれぞれの特徴を生かし、双方の短所を補う制御モードとして、第1の制御モードがある。すなわち、第1の制御モードにおいては、流量制御弁及び圧力制御弁が共に閉ループで制御され、コモンレールに圧送される高圧燃料の流量とコモンレールからの高圧燃料の放出量がバランスよく調節されて、レール圧制御の負担が分散できるものとなっている。(例えば、特許文献1を参照)
:特開2009−174451号公報
上記第1、第2、及び第3の制御モードの使い分けは以下の様になされている。すなわち、内燃機関の始動時及び燃料温度が低下している状態においては、燃料温度を速やかに上昇させるべく、第2の制御モードによるレール圧制御が使用され、また、それ以外の状態においては、第3の制御モード及び第1の制御モードが、図4に示す様に使い分けられる。
図4において、縦軸は噴射量を表し、横軸は内燃機関の回転数を表す。図4に示す様に、噴射量が少ない領域においては、第1の制御モードによってレール圧制御が行われる。この領域は、例えば、内燃機関が低負荷運転状態である場合や、通常運転状態からアクセル操作量を急にゼロに戻した場合を意味している。すなわち、例えば、第3の制御モードでレール圧制御が行われている運転状態でアクセルを急に戻した時には、速やかにレール圧を低下させたいが、流量制御弁による制御のみでは減圧性が悪いため、第1の制御モードに移行して圧力制御弁による減圧制御を同時に行う様にしている。
また、図4において、内燃機関の回転数が低い領域においては、噴射量が比較的高い領域まで第1の制御モードの使用域となっているが、これは、アイドリング状態、あるいはアイドリング状態に近い低負荷の状態に対応するものである。アイドリングを始めとする低負荷の運転状態においては、内燃機関の回転数が低く、不安定になり易いため、レール圧制御の応答性が良い第1の制御モードとされている。
ここで、アイドリングを始めとする低負荷時におけるレール圧制御について詳述すると、このような領域においては、できる限りレール圧を下げることにより、燃焼音を低減することが望ましい。一方、レール圧を下げ過ぎると、ささいな運転状況の変化等によりレール圧がアンダーシュートし、蓄圧式燃料噴射制御装置に異常がないにもかかわらず、制御装置により、レール圧異常の誤判定がなされる恐れがある。そのため、低負荷領域におけるレール圧は、この様なアンダーシュートを起こさない範囲で設定する必要がある。
第1の制御モードは、レール圧制御の応答性が第3の制御モードよりも優れているため、上述した様なレール圧のアンダーシュートによる誤判定を起こしにくい。このため、アイドリングを始めとする低負荷時においては、第1の制御モードとすることで、より低いレール圧に設定することが可能である。ここで、蓄圧式燃料噴射制御装置の設定可能最低レール圧は、蓄圧式燃料噴射制御装置の仕様にもよるが、第3の制御モードにおいては概ね35MPa程度、第1の制御モードにおいては概ね25MPa程度である。
しかしながら、第1の制御モードは高圧ポンプからの燃料圧送量が多いため、燃料温度が上がり易く、燃料温度が所定値以上となった場合には、これ以上の燃料温度の上昇を抑えるべく、先の図4で説明した運転領域に関わらず第3の制御モードとすることが従来より行われている。
そのため、第3の制御モードに移行した際には、上述の誤判定を起こさない程度のレール圧に設定する必要があり、換言すれば、低負荷領域において、第1の制御モードにおいてのみ実現可能となる様な低いレール圧を使用し続けることにより、燃焼音を低減させることができなかった。
そこで、本発明の発明者は鋭意努力し、低負荷領域において、第1の制御モードから第3のレール圧制御モードに移行する場合に、レール圧を考慮の上移行を決定することによりこの様な問題を解決できることを見出し、本発明を完成させたものである。すなわち本発明は、アイドリングを始めとする低負荷時において、従来よりも低いレール圧を使用することにより燃焼音を低減し、内燃機関の静粛性を向上させることのできる蓄圧式燃料噴射制御装置及び蓄圧式燃料噴射制御装置の制御方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、内燃機関に燃料を供給するインジェクタと、インジェクタが接続されたコモンレールと、加圧した高圧燃料をコモンレールに圧送する高圧ポンプと、高圧ポンプの上流側で高圧ポンプの加圧室への燃料供給量を調節する流量制御弁と、高圧ポンプの下流側で高圧燃料の排出量を調節する圧力制御弁と、流量制御弁及び圧力制御弁を用いてコモンレールのレール圧を制御する制御装置と、を備えた蓄圧式燃料噴射制御装置において、制御装置は、少なくとも、流量制御弁及び圧力制御弁を共に閉ループ制御する制御モードと、流量制御弁のみを閉ループ制御する制御モードと、が実行可能に構成されてなり、コモンレールのレール圧が所定の閾値未満である場合、流量制御弁及び圧力制御弁を共に閉ループ制御する制御モードでコモンレールのレール圧を制御することを特徴とする蓄圧式燃料噴射制御装置が提供される。
また、本発明の蓄圧式燃料噴射制御装置を構成するにあたり、制御装置は、内燃機関の回転数及び要求負荷に基づき、流量制御弁及び圧力制御弁を共に閉ループ制御する制御モードと、流量制御弁のみを閉ループ制御する制御モードと、を切換え可能に構成されてなり、内燃機関が低負荷運転状態であり、かつコモンレールのレール圧が所定の閾値未満である場合、流量制御弁及び圧力制御弁を共に閉ループ制御する制御モードでコモンレールのレール圧を制御することが好ましい。
また、本発明の別の態様は、内燃機関に燃料を供給するインジェクタと、インジェクタが接続されたコモンレールと、加圧した高圧燃料をコモンレールに圧送する高圧ポンプと、高圧ポンプの上流側で高圧ポンプの加圧室への燃料供給量を調節する流量制御弁と、高圧ポンプの下流側で高圧燃料の排出量を調節する圧力制御弁と、流量制御弁及び圧力制御弁を用いてコモンレールのレール圧を制御する制御装置と、を備え、少なくとも、流量制御弁及び圧力制御弁を共に閉ループ制御する制御モードと、流量制御弁のみを閉ループ制御する制御モードと、が実行可能に構成された蓄圧式燃料噴射制御装置の制御方法において、コモンレールのレール圧が所定の閾値未満である場合、流量制御弁及び圧力制御弁を共に閉ループ制御する制御モードでコモンレールのレール圧を制御することを特徴とする蓄圧式燃料噴射制御装置の制御方法である。
また、本発明の蓄圧式燃料噴射制御装置の制御方法を実施するにあたり、内燃機関の回転数及び要求負荷に基づき、流量制御弁及び圧力制御弁を共に閉ループ制御する制御モードと、流量制御弁のみを閉ループ制御する制御モードと、を切換え可能であり、内燃機関が低負荷運転状態であって、かつコモンレールのレール圧が所定の閾値未満である場合、流量制御弁及び圧力制御弁を共に閉ループ制御する制御モードでコモンレールのレール圧を制御することが好ましい。
本発明の蓄圧式燃料噴射制御装置及び蓄圧式燃料噴射制御装置の制御方法によれば、アイドリングを始めとする低負荷時において、従来よりも低いレール圧を使用することにより燃焼音を低減し、内燃機関の静粛性を向上させることができる。
蓄圧式燃料噴射制御装置の構成例を示す全体図である。 本発明の実施の形態における、レール圧制御モード切換処理の手順を示すサブルーチンフローチャートである。 低負荷運転時における第1及び第3の制御モードの区分けを示す図であり、図3(a)は本発明の実施の形態による区分け、図3(b)は従来の区分けである。 第1及び第3の制御モードの制御領域について説明するための図である。
以下、適宜図面を参照して、本発明の蓄圧式燃料噴射制御装置及び蓄圧式燃料噴射制御装置の制御方法に関する実施の形態について具体的に説明する。ただし、この実施形態は本発明の一態様を示すものであって本発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更することが可能である。なお、それぞれの図中、同じ符号を付してあるものは同一の部材を示しており、適宜説明が省略されている。
図1は、本発明の実施の形態に係る蓄圧式燃料噴射制御装置10の全体構成を示している。この蓄圧式燃料噴射制御装置10は、車両に搭載された図示されない内燃機関の気筒内に燃料を噴射するための装置であって、燃料タンク1と、低圧ポンプ11と、高圧ポンプ13と、流量制御弁19と、コモンレール15と、圧力制御弁23と、インジェクタ17と、制御装置50(ECU)等を主たる要素として備えている。
低圧ポンプ11と高圧ポンプ13の加圧室13aとは低圧燃料通路31で接続され、高圧ポンプ13の加圧室13aとコモンレール15、及びコモンレール15とインジェクタ17はそれぞれ高圧燃料通路33、35で接続されている。また、高圧ポンプ13、コモンレール15、インジェクタ17には、インジェクタ17から噴射されない余剰燃料を燃料タンク1に戻すためのリターン通路37、38、39がそれぞれ接続されている。
高圧ポンプ13内の低圧燃料通路31の途中には、加圧室13aに送られる燃料の流量を調節するための流量制御弁19が備えられている。流量制御弁19は、例えば供給電流値によって弁部材のストローク量が可変とされ、燃料通過路の面積が調節可能な電磁比例式の流量制御弁が用いられる。本実施形態の流量制御弁19は、非通電状態で燃料の流路が全開となるノーマルオープンの流量制御弁として構成されている。ただし、非通電状態で燃料の流路が全閉となるノーマルクローズの流量制御弁であってもよい。
高圧ポンプ13内の、流量制御弁19よりも上流側の低圧燃料通路31から分岐する燃料通路には、圧力調整弁21が備えられている。この圧力調整弁21は、燃料タンク1に通じるリターン通路37に接続されており、前後の差圧、すなわち、低圧燃料通路31内の圧力とリターン通路37内の圧力との差が所定値を越えたときに開弁されるオーバーフローバルブが用いられている。低圧ポンプ11によって燃料が圧送されている状態においては、低圧燃料通路31内の圧力が、リターン通路37内の圧力に対して所定の差圧分大きくなるように調整される。
低圧ポンプ11は、燃料タンク1内の燃料を吸い上げて圧送し、低圧燃料通路31を介して高圧ポンプ13の加圧室13aに燃料を供給する。この低圧ポンプ11は燃料タンク1内に備えられたインタンク式の電動ポンプであって、バッテリから供給される電流によって駆動させられる。ただし、低圧ポンプ11は、燃料タンク1の外部に設けられるものであってもよく、また、図示されない内燃機関動力によって駆動するギアポンプであってもよい。
高圧ポンプ13は、低圧ポンプ11によって燃料吸入弁27を介して加圧室13aへ導入される燃料をプランジャ29によって加圧し、高圧状態の燃料を燃料吐出弁28及び高圧燃料通路33を介してコモンレール15に圧送する。燃料吐出弁28は、吐出側に位置するコモンレール内の圧力(以下「レール圧」と称する)が高いほどシール性が高められる逆止弁構造となっている。
高圧ポンプ13を駆動するカム14は、図示されない内燃機関のドライブシャフトにギアを介して連結されたカムシャフトに固定されている。図1に示す高圧ポンプ13は二本のプランジャ29を備えており、二本のプランジャ29がカム14によって押し上げられ、二つの加圧室13a内で燃料が加圧されてコモンレール15に対して高圧の燃料が圧送される。本実施形態の高圧ポンプ13は、二つのプランジャ29及び加圧室13aを備えて構成されているが、プランジャ数はこれに限定されない。
コモンレール15は、高圧ポンプ13によって加圧された高圧状態の燃料を蓄積し、高圧燃料通路35を介して接続された各インジェクタ17に燃料を供給する。このコモンレール15にはレール圧センサ25及び圧力制御弁23が取り付けられている。レール圧センサ25のセンサ信号は制御装置50に送られ、このセンサ信号に基づいてレール圧が検出される。
圧力制御弁23は、コモンレール15から燃料タンク1へと戻す高圧の燃料の流量を調節するために用いられる。圧力制御弁23は、燃料の通路を開閉するための弁部材のストローク量が供給電流値によって可変とされ、燃料通過路の面積が調節可能な電磁比例式の制御弁が用いられる。本実施形態の圧力制御弁23は、非通電状態で燃料の流路が全開となるノーマルオープン型の圧力制御弁として構成されている。ノーマルオープン型の圧力制御弁は、弁部材を開弁方向に付勢するスプリングの付勢力とレール圧の和が、弁部材を閉弁方向に付勢する力を上回っているときに開弁する。
インジェクタ17は、噴射孔が設けられたノズルボディと、進退移動により噴射孔を開閉するノズルニードルとを備えている。インジェクタ17は、ノズルニードルの後端側に背圧を負荷することで噴射孔が閉じられる一方、負荷された背圧が逃されることで噴射孔が開かれる。インジェクタ17の背圧制御手段としては、ピエゾ素子が備えられた電歪型のアクチュエータや、電磁ソレノイド式のアクチュエータが用いられる。
流量制御弁19及び圧力制御弁23は、制御装置50によって通電制御が行われるようになっており、通電量(操作量)に応じて燃料通過面積が比例的に変化し、通過する燃料の流量が調節される。蓄圧式燃料噴射制御装置10は、これらの制御弁を用いて、レール圧センサ25によって検出される実レール圧が目標レール圧となるように、レール圧制御を行う。具体的には、先に説明した、圧力制御弁23を閉ループ制御する「第2の制御モード」、流量制御弁19を閉ループ制御する「第3の制御モード」、および両方の制御弁を閉ループ制御する「第1の制御モード」を内燃機関の運転状態により使い分けることにより、レール圧制御を行うことが可能となっている。
制御装置50は、公知の構成のマイクロコンピュータを中心に、RAMやROM等の記憶素子を有し、インジェクタ17を駆動するための駆動回路や、流量制御弁19や圧力制御弁23への通電を行うための通電回路を備える。また制御装置50には、レール圧センサ25の検出信号が入力される他、内燃機関の回転数やアクセル開度、燃料温度などの各種の検出信号が、内燃機関の動作制御や燃料噴射制御に供するために入力されるようになっている。
ここで、燃料温度を検出するための燃料温度センサ(図示せず)は、本実施形態においては、高圧ポンプの燃料入口付近に設置されているが、これ以外の箇所に設置されていても構わない。
図2は、制御装置50によって実行される、内燃機関の低負荷状態におけるレール圧制御モード切換処理の手順を示すサブルーチンフローチャートである。本実施形態におけるレール圧制御モード切換処理は、制御装置50による種々の制御が実行される中で、サブルーチン処理の一つとして実行されるものである。以下、図2を参照しつつ、本実施形態におけるレール圧制御モード切換処理について、より具体的に説明する
制御装置50による処理が開始されると、最初に、内燃機関が低負荷運転状態か否かが判定され(図2のステップS102)、低負荷運転状態と判定された場合(YESの場合)には、次述するステップS104の処理へ進む一方、低負荷運転状態ではないと判定された場合(NOの場合)には、以下の一連の処理を実行するに適した状態ではないとして、図示されないメインルーチンへ一旦戻ることとなる。
ここで、ステップS102における低負荷運転状態であるか否かの判定は、例えば、内燃機関の回転数が所定値以下であり、かつ目標燃料噴射量が所定値以下であるか否か、を判断することで行うことができる。内燃機関の回転数及び目標燃料噴射量の如何なる値を閾値とするかは、内燃機関及び蓄圧式燃料噴射制御装置の仕様により、適宜設定することができる。また、内燃機関がアイドリング状態であるか否かを、ステップS102の判定基準とすることもできる。
ステップS104においては、蓄圧式燃料噴射制御装置の現在のレール圧制御モードが、第1の制御モードであるか否かが判定され、第1の制御モードであると判定された場合(YESの場合)、ステップS106に進む一方、第1の制御モードではないと判定された場合(NOの場合)、ステップS112に進むこととなる。
ステップS106においては、燃料温度が所定の閾値T2を超えているか否かが判定され、燃料温度がT2を超えていると判定された場合(YESの場合)、ステップS108に進む一方、燃料温度がT2以下であると判定された場合(NOの場合)、図示されないメインルーチンに一旦戻ることとなり、第1の制御モードが継続される。
ステップS108においては、レール圧が所定の閾値P2を超えているか否かが判定され、レール圧がP2を超えていると判定された場合(YESの場合)、ステップS110に進む一方、レール圧がP2以下であると判定された場合(NOの場合)、図示されないメインルーチンに一旦戻ることとなり、第1の制御モードが継続される。
ステップS110においては、燃料温度がT2を超え、かつレール圧がP2を超えていることから、これ以上の燃料温度上昇を抑えるべく、第3の制御モードに移行する。
ここで、燃料温度T2及びレール圧P2は、内燃機関及び蓄圧式燃料噴射制御装置の仕様により、適宜設定することができるものであり、試験やシミュレーションにより決定される。
また、先のステップS104においてNOと判定された場合、すなわち、蓄圧式燃料噴射制御装置のレール圧制御モードが第1の制御モードではないと判定された場合、ステップS112に進むこととなる。ステップS112においては、蓄圧式燃料噴射制御装置の現在のレール圧制御モードが、第3の制御モードであるか否かが判定され、第3の制御モードであると判定された場合(YESの場合)、ステップS114に進む一方、第3の制御モードではないと判定された場合(NOの場合)、図示されないメインルーチンに一旦戻ることとなる。
ここで、ステップS112においてNOと判定される場合とは、すなわち、蓄圧式燃料噴射制御装置の現在のレール圧制御モードが第2の制御モードであることを意味する。
ステップS114においては、燃料温度が所定の閾値T1未満であるか否かが判定され、燃料温度がT1未満であると判定された場合(YESの場合)、ステップS118に進む一方、燃料温度がT1以上であると判定された場合(NOの場合)、ステップS116に進むこととなる。
ステップS116においては、レール圧が所定の閾値P1未満であるか否かが判定され、レール圧がP1未満であると判定された場合(YESの場合)、ステップS118に進む一方、レール圧がP1以上であると判定された場合(NOの場合)、図示されないメインルーチンに一旦戻ることとなり、第3の制御モードが継続される。
ステップS114においてYESと判定された場合、またはステップS116においてYESと判定された場合、ステップS118に進み、燃焼音低減の観点で有利な第1の制御モードへ移行することとなる。
ここで、燃料温度T1及びレール圧P1は、上述のT2及びP2と同様、内燃機関及び蓄圧式燃料噴射制御装置の仕様により、適宜設定することができるものであり、試験やシミュレーションにより決定される。またその値は、T1<T2、P1<P2となるように設定される。これは、第1の制御モードから第3の制御モードへの移行時と、第3の制御モードから第1の制御モードへの移行時における、ヒステリシスを意味する。
図3(a)は、本実施形態の、低負荷運転時における、燃料温度とレール圧から見た、第1の圧制御モードと第3の圧制御モードの区分けを示したものである。図3(a)において、燃料温度がT2を超え、かつレール圧がP2を超える領域は、第3の制御モードとなる。また、燃料温度がT1未満、あるいはレール圧がP1未満の領域は第1の制御モードとなる。また、燃料温度がT1以上T2以下、及びレール圧がP1以上P2以下の領域は、上述のヒステリシスを示し、直近の制御モードが第1の制御モードであった場合には第1の制御モードが継続され、また直近の制御モードが第3の制御モードであった場合には第3の制御モードが継続される。
これに対し、図3(b)は、従来の、低負荷運転時における、燃料温度とレール圧から見た、第1の制御モードと第3の制御モードの区分けを示したものである。従来は、燃料温度条件のみにより、第1の制御モードと第3の制御モードを切換えていた。すなわち、燃料温度がT2を超える領域は第3の制御モードとされ、また、燃料温度がT1未満の領域は第1の制御モードとされていた。また、燃料温度がT1以上T2以下の領域は、ヒステリシスを示し、直近の制御モードが第1の制御モードであった場合には第1の制御モードが継続され、直近の制御モードが第3の制御モードであった場合には第3の制御モードが継続されていた。
また、図3(b)において、第3の制御モードの低レール圧部分に示される「レール圧異常誤判定領域」とは、レール圧異常の誤判定を起こす恐れのある領域を示す。これは、先に述べた様に、第3の制御モードにおけるレール圧制御の応答性が第1の制御モードよりも劣ることに起因して、レール圧のアンダーシュートが起こり易いことによる。
よって、従来は、第3の制御モードにおいては、「レール圧異常誤判定領域」の上限のレール圧であるPbよりも低いレール圧を使用することにより、燃焼音を低減させることができなかった。
本実施形態によれば、燃料温度上昇時であっても低レール圧時であれば、第一の制御モードを使用するため、低負荷運転時に従来よりも低いレール圧を使用することができ、燃焼音を低減させることができる。
レール圧は車両の運転状態に応じて常に変動するものであることから、通常走行時に、レール圧に基づきレール圧制御モードを変更することは、レール圧制御の安定化、あるいはドライバビリティの観点から好ましくない。しかし本実施形態においては、レール圧制御モードの変更に対し、レール圧を条件として使用するのは低負荷運転時、換言すると、比較的レール圧が低い領域のみであるため、上述した様な不都合は生じない。
また、燃料温度上昇時に、燃料温度の観点で不利な第1の制御モードを使用し続けることは好ましくないように思われるが、低負荷運転状態においては、レール圧が低いため、通常の車両走行時と異なり、蓄圧式燃料噴射制御装置の構成部品に悪影響を及ぼす程に燃料温度が上昇し続けることはない。
また、内燃機関のアイドリング時は、車両の走行音がなく、エンジン回転数も低いことから、燃焼音が最もドライバーに聞こえ易い。よって、本発明をアイドリング時のみに使用することとしても好適である。
1:燃料タンク、10:蓄圧式燃料噴射制御装置、11:低圧ポンプ、13:高圧ポンプ、13a:加圧室、14:カム、15:コモンレール、17:インジェクタ、19:流量制御弁、23:圧力制御弁、25:レール圧センサ、27:燃料吸入弁、28:燃料吐出弁、29:プランジャ、31:低圧燃料通路、33、35:高圧燃料通路、37、38、39:リターン通路、50:制御装置

Claims (4)

  1. 内燃機関に燃料を供給するインジェクタと、
    前記インジェクタが接続されたコモンレールと、
    加圧した高圧燃料を前記コモンレールに圧送する高圧ポンプと、
    前記高圧ポンプの上流側で前記高圧ポンプの加圧室への燃料供給量を調節する流量制御弁と、
    前記高圧ポンプの下流側で前記高圧燃料の排出量を調節する圧力制御弁と、
    前記流量制御弁及び前記圧力制御弁を用いて前記コモンレールのレール圧を制御する制御装置と、
    を備えた蓄圧式燃料噴射制御装置において、
    前記制御装置は、
    少なくとも、前記流量制御弁及び前記圧力制御弁を共に閉ループ制御する制御モードと、前記流量制御弁のみを閉ループ制御する制御モードと、が実行可能に構成されてなり、
    前記コモンレールのレール圧が所定の閾値未満である場合、前記流量制御弁及び前記圧力制御弁を共に閉ループ制御する制御モードで前記コモンレールのレール圧を制御することを特徴とする蓄圧式燃料噴射制御装置。
  2. 前記制御装置は、前記内燃機関の回転数及び要求負荷に基づき、前記流量制御弁及び前記圧力制御弁を共に閉ループ制御する制御モードと、前記流量制御弁のみを閉ループ制御する制御モードと、を切換え可能に構成されてなり、前記内燃機関が低負荷運転状態であり、かつ前記コモンレールのレール圧が所定の閾値未満である場合、前記流量制御弁及び前記圧力制御弁を共に閉ループ制御する制御モードで前記コモンレールのレール圧を制御することを特徴とする請求項1に記載の蓄圧式燃料噴射制御装置。
  3. 内燃機関に燃料を供給するインジェクタと、
    前記インジェクタが接続されたコモンレールと、
    加圧した高圧燃料を前記コモンレールに圧送する高圧ポンプと、
    前記高圧ポンプの上流側で前記高圧ポンプの加圧室への燃料供給量を調節する流量制御弁と、
    前記高圧ポンプの下流側で前記高圧燃料の排出量を調節する圧力制御弁と、
    前記流量制御弁及び前記圧力制御弁を用いて前記コモンレールのレール圧を制御する制御装置と、を備え、
    少なくとも、前記流量制御弁及び前記圧力制御弁を共に閉ループ制御する制御モードと、前記流量制御弁のみを閉ループ制御する制御モードと、が実行可能に構成された蓄圧式燃料噴射制御装置の制御方法において、
    前記コモンレールのレール圧が所定の閾値未満である場合、前記流量制御弁及び前記圧力制御弁を共に閉ループ制御する制御モードで前記コモンレールのレール圧を制御することを特徴とする蓄圧式燃料噴射制御装置の制御方法。
  4. 前記内燃機関の回転数及び要求負荷に基づき、前記流量制御弁及び前記圧力制御弁を共に閉ループ制御する制御モードと、前記流量制御弁のみを閉ループ制御する制御モードと、を切換え可能であり、前記内燃機関が低負荷運転状態であって、かつ前記コモンレールのレール圧が所定の閾値未満である場合、前記流量制御弁及び前記圧力制御弁を共に閉ループ制御する制御モードで前記コモンレールのレール圧を制御することを特徴とする請求項3に記載の蓄圧式燃料噴射制御装置の制御装置の制御方法。
JP2012277651A 2012-12-20 2012-12-20 蓄圧式燃料噴射制御装置及び蓄圧式燃料噴射制御装置の制御方法 Expired - Fee Related JP5975571B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012277651A JP5975571B2 (ja) 2012-12-20 2012-12-20 蓄圧式燃料噴射制御装置及び蓄圧式燃料噴射制御装置の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012277651A JP5975571B2 (ja) 2012-12-20 2012-12-20 蓄圧式燃料噴射制御装置及び蓄圧式燃料噴射制御装置の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014122557A JP2014122557A (ja) 2014-07-03
JP5975571B2 true JP5975571B2 (ja) 2016-08-23

Family

ID=51403243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012277651A Expired - Fee Related JP5975571B2 (ja) 2012-12-20 2012-12-20 蓄圧式燃料噴射制御装置及び蓄圧式燃料噴射制御装置の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5975571B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180076651A (ko) * 2016-12-28 2018-07-06 주식회사 현대케피코 압력 조절 기능을 갖는 연료레일 시스템

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6824675B2 (ja) * 2016-09-16 2021-02-03 ボッシュ株式会社 燃料噴射装置及び燃料噴射装置の制御方法
JP7232698B2 (ja) * 2019-04-17 2023-03-03 ボッシュ株式会社 蓄圧式燃料噴射制御装置及び蓄圧式燃料噴射制御装置の制御方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3885652B2 (ja) * 2002-04-26 2007-02-21 株式会社デンソー 蓄圧式燃料噴射装置
JP2004036498A (ja) * 2002-07-03 2004-02-05 Toyota Motor Corp 燃料噴射装置
JP5414184B2 (ja) * 2008-01-25 2014-02-12 ボッシュ株式会社 内燃機関の燃料噴射装置の制御方法及び制御装置
DE102008021384B3 (de) * 2008-04-29 2009-11-26 Continental Aktiengesellschaft Überlagerte Druckregelung des Common-Rail-Systems
JP5594824B2 (ja) * 2010-05-28 2014-09-24 ボッシュ株式会社 蓄圧式燃料噴射装置及びその制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180076651A (ko) * 2016-12-28 2018-07-06 주식회사 현대케피코 압력 조절 기능을 갖는 연료레일 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014122557A (ja) 2014-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4453623B2 (ja) 燃料噴射装置および燃料噴射装置の異常検出方法
JP5042357B2 (ja) 噴射異常検出方法及びコモンレール式燃料噴射制御装置
JP4179333B2 (ja) 内燃機関の始動制御装置
JP4297129B2 (ja) 内燃機関の始動制御装置
US20090281707A1 (en) Fuel pressure controller and fuel pressure control system
JP5975571B2 (ja) 蓄圧式燃料噴射制御装置及び蓄圧式燃料噴射制御装置の制御方法
JP4921886B2 (ja) エンジンの燃料供給装置
JP5294510B2 (ja) 燃料噴射装置の制御装置及び制御方法
JP4211733B2 (ja) コモンレール式燃料噴射装置
JP4082180B2 (ja) 燃料噴射装置
JP4442441B2 (ja) 内燃機関用燃料噴射装置
JP5895822B2 (ja) 流量調整弁の吐出量補正装置
JP6345415B2 (ja) 蓄圧式燃料噴射制御装置及び蓄圧式燃料噴射制御装置の制御方法
JP5441999B2 (ja) コモンレール圧力の制御装置及び制御方法並びに蓄圧式燃料噴射装置
KR101836630B1 (ko) 차량의 연료압밸브 제어방법 및 그 제어시스템
JP2007046501A (ja) 高圧燃料供給装置
JP2011080443A (ja) 吸入調量弁の制御装置および燃料噴射システム
JP7232698B2 (ja) 蓄圧式燃料噴射制御装置及び蓄圧式燃料噴射制御装置の制御方法
JP7175849B2 (ja) 蓄圧式燃料噴射制御装置及び蓄圧式燃料噴射制御装置の制御方法
JP5532885B2 (ja) 燃料噴射装置
JP5284384B2 (ja) 内燃機関の燃料供給装置
WO2013153663A1 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御システム
US10473077B2 (en) Control device for high-pressure pump
JP2006132481A (ja) 蓄圧式燃料噴射装置
JP2007077967A (ja) 燃料噴射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150922

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160714

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160715

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5975571

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees