JP6992488B2 - 単結晶育成用ルツボ - Google Patents

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Description

本発明は、単結晶育成用ルツボに関する。
従来、表面弾性波デバイス、光変調デバイス等の材料としてニオブ酸リチウム(以下、「LN」とする場合がある。)の単結晶が多く利用されてきた。そして、単結晶の育成には、高周波誘導加熱方式のチョクラスキー式育成法(以下、「Cz法」とする場合がある。)を採用する育成装置が多く利用されてきた。
しかし、高周波誘導加熱方式の加熱手段を用いる場合、高周波電源、育成炉、およびワークコイル等の水冷が必要となる。また、高周波をルツボに印加して渦電流によってルツボを発熱させるためには、例えば肉厚が2ミリ程度以上の、白金等の貴金属製の高額な白金ルツボを作製する必要があり、ルツボの作製費用が高額となる。以上のことから、酸化物単結晶の製造コストが高くなる傾向があった。
これらの問題を解決する手段として、高周波誘導加熱方式の加熱手段に替えて、抵抗加熱方式の加熱手段を採用する育成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1は、抵抗加熱方式の加熱手段を用いたCz法においても、高周波誘導加熱方式の加熱手段を用いたCz法と同様に、LNの単結晶を育成できることが開示されている。
また、抵抗加熱の一手段として、耐熱性が高く耐酸化性に優れた二珪化モリブデンを用いた抵抗発熱体が開発されている(例えば、特許文献2参照)。二珪化モリブデン発熱体を用いた電気炉の形態としては、たとえば、中空の円筒状断熱材の内壁に沿うように、抵抗発熱部がらせん形状、あるいは、つづら折り形状に配置された構造が提案されている(例えば、特許文献3参照)。このような抵抗発熱部を垂直に複数段重ねて、複数の抵抗発熱部のそれぞれに投入する電力を個別に制御することによって、所望の炉内温度分布を形成して、酸化物単結晶を育成することができる。
また、抵抗加熱方式の加熱手段を採用した育成装置を用いてLNの単結晶を育成する場合は、高周波誘導加熱方式の加熱手段を用いる場合とは異なり、輻射、熱伝導および気体の対流によってルツボを間接的に加熱する。このため、高周波誘導加熱方式の加熱手段を用いる場合よりも薄い、例えば、肉厚1ミリ以下の白金等の貴金属製ルツボを用いることができる。
近年、表面弾性波デバイスの市場が拡大しており、表面弾性波デバイスの材料となるLNの単結晶の生産量を確保するためには、製造する単結晶を大口径にすることが求められている。大口径の単結晶を育成するためには、ルツボの直径や深さを大きくする必要がある。
一般的に、LNの単結晶をCz法で育成する場合、坩堝内に仕込んだ原料質量に対する育成された結晶質量の比率(固化率)は、0.4~0.8程度であるから、酸化物単結晶を育成した後に0.2~0.6の割合で原料がルツボ内に残ることになる。単結晶育成後にルツボ内に残った原料を原料残差という。
酸化物単結晶を育成した後、育成して得られた単結晶の質量分の原料をルツボに追加して仕込み、原料残差と共に融解して次の単結晶育成を実施する。しかしながら、ルツボとLN原料の熱膨張率が異なることから、同じルツボを繰り返し用いて育成を重ねるに伴って、ルツボの変形が進行することがある。
ルツボのサイズが大きいほど、また、原料残渣の量が多いほど、育成を重ねることによるルツボの変形が大きくなる傾向がある。また、ルツボの変形が大きくなると、ルツボ内の原料融液の温度勾配や対流等の単結晶の育成条件が変化して良質な単結晶を育成することが難しくなることがある。このため、育成条件が変わらないようにルツボの変形を管理する必要があり、ルツボサイズが大きくなるほど、ルツボ形状の修正や改鋳の頻度が増加する可能性がある。一方、ルツボの肉厚を厚くすれば変形の進行は抑制されるが、高額な白金等の貴金属の使用量が増加することになり、コストが高くなってしまう。
特開2003-221299 号公報 特開平8-288103号公報 特開2014-199773号公報
三宅亮、外3名、"フォルステライト・コランダム・白金の熱膨張率"、日本鉱物科学会、2010年年会講演要旨集、P147 Ka-Kha Wong著、「Properties of Lithium Niobate」、INSPEC、(英国)、P76
表1は、白金(非特許文献1参照)とLN(非特許文献2参照)について、室温25℃を基準に格子定数の膨張率を温度毎に示したものである。LNは異方性があり、c軸方向の膨張率に比べ、a軸方向の膨張率が大きく、白金の膨張率よりも大きい。すなわち、昇温時に、熱膨張率の大きなLNの方が白金より膨張しようとする。
上述のように、単結晶育成後、同一のルツボを用いて、次の単結晶育成のために原料を追加で仕込む。原料を融解させる際に、原料および白金ルツボは昇温とともに膨張する。追加して仕込んだ原料は、粉状、顆粒状、あるいは加工工程で生じた結晶くず等であるため、比較的自由な方向に形状を変化させながら膨張できる。一方、前回の結晶育成で残った原料残渣は多結晶として固化しており、またルツボの内壁に固着している。原料残渣が固化した多結晶部分では、結晶軸の方向が場所によって様々であるが、ルツボに固着している残渣原料は、膨張と共に形状を変化させ難いため、場所によって坩堝を外側に押し広げるような変形を生じさせることで、ルツボを外側に膨らむような変形が生じ易くなる場合がある。したがって、原料残渣が残っている領域、すなわち、通常ではルツボのおよそ下部1/2から1/3の領域で、膨張変形が大きくなる場合がある。
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従って、上記の問題点に鑑み、本発明は、単結晶を繰り返し育成することによるルツボの変形を抑制することができる、単結晶育成用ルツボを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の単結晶育成用ルツボは、円形の底部と、前記底部の外縁部から立設した円筒形の側壁部と、上部が開口した開口部を有するルツボ本体と、前記ルツボ本体の前記側壁部の外周面にはめるリング状フレームとを備える。
前記リング状フレームが、前記外周面の高さ方向における中央部から前記底部の間にはめられてもよい。
前記リング状フレームが、前記中央部から前記底部の間にのみはめられてもよい。
前記リング状フレームが、前記中央部から前記開口部の間よりも、前記中央部から前記底部の間に多くはめられてもよい。
前記外周面は、前記底部から前記開口部へ向かって先細りするテーパー形状であってもよい。
前記リング状フレームは、当該リング状フレームの開口面と垂直な方向の断面形状が円形状の中空リング状フレームであってもよい。
前記リング状フレームは、当該リング状フレームの開口面と垂直な方向の断面形状が円弧形状であってもよい。
前記ルツボ本体および前記リング状フレームは白金製であり、ニオブ酸リチウムの単結晶を育成するルツボであってもよい。
本発明の単結晶育成用ルツボによれば、単結晶を繰り返し育成することによるルツボの変形を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る単結晶育成用ルツボ100のルツボ本体10およびリング状フレーム20の組図である。 リング状フレーム20における図1のA‐A’線断面図である。 ルツボ本体10の側壁部12の外周面12aにリング状フレーム20aをセットした状態のルツボ100の側面図である。 実施例および比較例で用いたルツボ本体10の側面図である。 実施例で用いたリング状フレーム20の上面図である。 実施例で用いたリング状フレーム20bの斜視図である。 ルツボ本体10の側壁部12の外周面12aにリング状フレーム20bをセットした状態の側面図である。 ルツボ100を設置した単結晶育成装置1000を模式的に示す断面図である。
以下、単結晶の育成について紹介した後、本発明の一実施形態にかかる単結晶育成用ルツボについて、図1~図8を参照して説明する。続いて、単結晶の育成に用いるルツボ100を設置した単結晶育成装置および単結晶育成方法について説明する。
[単結晶の育成について]
単結晶の育成としては、例えば抵抗加熱方式の単結晶育成装置を用いた、Cz法による単結晶の育成が挙げられる。単結晶育成装置では、例えば、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム(以下、「LT」と記載する場合がある。)、ランガサイト等の単結晶を育成することができる。また、結晶育成に用いる雰囲気は、大気、窒素、またはアルゴンなどの不活性ガスが挙げられる。
Cz法は、ある結晶方位に従って切り出された、通常、断面視における一辺が5mm~10mm程度の直方体の単結晶の先端を種結晶として、この種結晶を同一組成の単結晶の原料融液に浸潤し、回転しながら種結晶を徐々に引上げることによって、種結晶の性質を単結晶に伝播しながら大口径化して単結晶を製造する方法である。
Cz法における単結晶の育成過程は、まず、結晶径を徐々に拡大させて種結晶から円錐形状の肩部を形成する肩部形成過程と、所望の結晶径となるまで拡大させて肩部を形成したのち、円柱形状の直胴部を形成する直胴部形成過程と、を備える。肩部形成過程、直胴部形成過程に亘って、種結晶を坩堝上方の空間に向かって引き上げながら単結晶の育成を行うことができる。
[単結晶育成用ルツボ]
本発明の一実施形態に係るルツボは、例えば、鉱工業や理化学実験等において、高熱を利用して物質の溶融や合成を行う際に、アルミニウム、白金等の金属製坩堝の熱変形による不具合が生じる場合において、その変形を抑制することができるルツボである。特に、上記した抵抗加熱方式の単結晶育成装置を用いたCz法による単結晶の育成(製造)に有用なルツボである。以下、図1~図8を参照し、本発明の一実施形態に係るルツボについて説明する。
上述のように、同一のルツボを用いてCz法により単結晶育成を重ねるにしたがって進行するルツボの変形は、単結晶育成前の原料融解時に発生しやすいと考えられる。例えば、白金製ルツボを用いてLNの単結晶を育成することを想定すると、白金製ルツボの変形は、ルツボ中の固体状態のLN原料が白金製ルツボよりも膨張し易いことが主な原因と考えられる(表1参照)。そこで、白金製ルツボの変形を抑制するためには、単結晶育成前におけるLN原料の融解時に発生する白金製ルツボの膨張変形を抑えるのが最も効果的である。特に、原料残差がルツボの内壁と固着しているルツボの下部の膨張変形を抑制することがより望ましい。
図1は、本発明の一実施形態に係る単結晶育成用ルツボ100のルツボ本体10およびリング状フレーム20の組図である。図2は、リング状フレーム20における図1のA‐A’線断面図である。図3は、ルツボ本体10の側壁部12の外周面12aにリング状フレーム20aをセットした状態のルツボ100の側面図である。
単結晶育成用ルツボ100は、ルツボ本体10と、リング状フレーム20を備える。ルツボ本体10は、円筒に底板がついたいわゆるカップ型ルツボであり、円形の底部11と、底部11の外縁部11aから立設した円筒形の側壁部12と、上部が開口した開口部13を有する。また、リング状フレーム20は、ルツボ本体10の側壁部12の外周面12aにはめるフレームであり、単結晶育成用ルツボ100は、リング状フレーム20は1つ以上備える(図1)。
ここで、リング状フレーム20の垂直断面形状、すなわちリング状フレーム20の開口面21と垂直な方向の断面(A‐A’線断面)の形状が、図2に示すように、中空かつ円形状である中空リング状フレーム20aを用いることができる。また、A‐A’線断面の形状が円弧形状であるリング状フレーム20bを用いることができる。これらのフレーム20aや20bは、例えばリング状フレーム20の材料となる板をO型またはU字型に折り曲げて、中空部分22を有する構造にすることによって形成することができる。このように中空部分22を有することで、リング状フレーム20の材料として白金等の高価な材料を用いる場合に、材料の量を減らしつつ、ルツボ本体10の膨張に対する形状変化を抑制する強度を確保したリング状フレーム20を安価に製造することができる。
リング状フレーム20としては、中空部分22を有するものの他、A‐A’線断面の形状が円形状のリング状フレーム20c、や多角形形状のリング状フレーム20dを採用することができる。このように、内部に中空部分22を有することなく、内部まで材料が詰まったリング状フレーム20cや20dであれば、ルツボ本体10の膨張に対する形状変化を抑制する強度が、中空部分22を有するものより更に高くなる。
単結晶育成用ルツボ100は、例えば、図1の矢印にて示すように、ルツボ本体10の上方から複数のリング状フレーム20を下降させて、ルツボ本体10の外周面12aに複数のリング状フレーム20をはめることにより、図3に示すようにルツボ本体10とその外周面12aをリング状フレーム20で囲われた構成をとることができる。また、ルツボ本体10の下方からリング状フレーム20を上昇させて、外周面12aにリング状フレーム20をはめることで、上記の構成をとることができる。
外周面12aにリング状フレーム20がはめられることにより、外周面12aの表面にリング状フレーム20が触れることとなる。これにより、リング状フレーム20が例えば桶における箍に相当する役目を果たすことができ、すなわち、ルツボ本体10が熱により膨張や変形しようとすることを抑え、特に外周面12aが外側に広がろうとすることを、リング状フレーム20が抑えることができる。
図3では、リング状フレーム20がルツボ本体10の外周面12aの高さHの方向へ均等に配置された構成を示している。このような均等な配置により、複数のリング状フレーム20がルツボ本体10の変形を抑制することができる。
例えば、ルツボ本体10は、材料残渣が残る領域、すなわち、外周面12aの高さHの方向における、底部11と開口部13から等距離にある中央部mから底部11の間の領域で変形しやすいため、リング状フレーム20が、外周面12aの高さHの方向における中央部mから底部11の間にはめられることで、ルツボ本体10の変形を効果的に抑制することができる。
特に、リング状フレーム20が、外周面12aにおける中央部mから開口部13の間よりも、中央部mから底部11の間に多くはめられることにより、ルツボ本体10の高さHの方向に対して下部の方にリング状フレーム20を集中して設置させると、ルツボ本体10の膨張変形を抑制する効果が高くなる。
また、リング状フレーム20が、外周面12aにおける中央部mから底部11の間にのみはめられることによっても、ルツボ本体10の膨張変形を抑制することができる。例えば、単結晶の育成条件が、ルツボ本体の開口部13から中央部mにおける領域での変形を促すものではなく、中央部mから底部11の間における領域での変形が認められる条件の場合には、図7に示すように、外周面12aにおける中央部mから底部11の間にのみ、リング状フレーム20を設置すれば足りる。
ルツボ本体10へのリング状フレーム20の固定は、種々の態様が考えられる。例えば、図4に示すように、ルツボ本体10のルツボ底部11の底面14の直径と比較してルツボ本体10の開口部13がある上面15の直径を小さくして、ルツボ本体10の外周面12aを底部11から開口部13へ向かって先細りするテーパー形状にすることで、単結晶育成におけるルツボ10の加熱や冷却中に、ルツボ10が変形しても、リング状フレーム20が下方にずれないようにすることができる。
また、ルツボ本体10の外周面12aを開口部13から底部11へ向かって先細りするテーパー形状にすることによっても、リング状フレーム20をルツボの下方からはめて上昇させることにより、リング状フレーム20を固定することができる。この場合は、外周面12aの円周とリング状フレーム20の内側の円周が略同一となる部分で、リング状フレーム20が外周面12aに固定され得る。
上記のようにルツボ本体10の形状を工夫することの他、リング状フレーム20を外周面12aの所定位置において加締める等、リング状フレーム20を若干変形させてルツボ本体10に密着させること等によっても、リング状フレーム20をルツボ本体10に固定することができる。
ルツボ本体10およびリング状フレーム20の素材は、ルツボ100の用途に応じて、適宜好適なものを選択することができ、例えば、アルミニウム、白金、イリジウムやモリブデン等が挙げられる。耐熱性が要求される場合には白金やイリジウム等の貴金属やモリブデンを用いることができる。具体的には、ニオブ酸リチウムの単結晶を育成する場合には、ルツボ本体10およびリング状フレーム20は白金製のものを用いることができる。また、雰囲気中に酸素が含まれない不活性条件下であれば、大気中で酸化するおそれのあるイリジウムやモリブデンを用いることができる。例えば、タンタル酸リチウムの単結晶を育成する場合には、イリジウム製のルツボ100を用いることができる。
単結晶育成用ルツボ100は、上記したルツボ本体10およびリング状フレーム20以外のものを備えることができる。例えば、開口部13を閉鎖する蓋を備えることで、単結晶を育成しない時間帯において、ルツボ本体10の内部に不純物が混入することを防止できる。
[単結晶育成装置]
次に、本発明の一実施形態にかかる単結晶育成用ルツボ100を設置した単結晶育成装置1000について、図8の断面模式図を参照して説明する。
単結晶育成装置1000は、ルツボ本体10およびリング状フレーム20を備える単結晶育成用ルツボ100を備える装置であり、抵抗加熱方式の加熱手段を備え、Cz法を利用した単結晶の育成に用いる装置である。育成する単結晶は、特に限定されないが、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、ランガサイト等の単結晶を育成することができる。また、単結晶の育成に用いる雰囲気は、大気、窒素またはアルゴン等の不活性ガスとすることができる。
単結晶育成装置1000は、ルツボ台30と、上段ヒーター40と、下段ヒーター50と、耐火物60と、シード棒70と、単結晶育成装置1000の動作を制御する不図示の制御手段と、を備える。なお、図8においては、種結晶をA、育成された単結晶をB、原料融液をCの符号で示している。
ルツボ本体10は、単結晶Bの原料を入れるためのものであり、単結晶Bの育成過程において、原料は、溶融した融液Cの状態でルツボ本体10内に保持される。
ルツボ台30は、単結晶育成用ルツボ100が載置される台である。ルツボ台30は、上部ルツボ台31と、円筒状の下部ルツボ台32と、からなる。上部ルツボ台31は、平面視にて中央部分が開口した円形状の上面壁311と、上面壁311の外縁部に連なる円筒状の側壁部312と、を有している。図8に示すように、上部ルツボ台31が下部ルツボ台32の上に組み合わされて、ルツボ台30を構成している。なお、ルツボ台30は、ジルコニア、アルミナ等耐熱性のセラミックス等を用いて形成することができる。また、ルツボ台30に載せられた単結晶育成用ルツボ100を上下動させるために、不図示のルツボ台駆動機構を設けてもよい。
上段ヒーター40、下段ヒーター50は、電気抵抗を利用する抵抗加熱方式により上段ヒーター40自身が発熱する円筒状の加熱手段であり、不図示の外部の電源に接続されている。上段ヒーター40は、育成された単結晶Bを加熱して保温するために、単結晶育成用ルツボ100の上方に配置されている。また、下段ヒーター50は、ルツボ本体10内の単結晶原料を溶融するために、単結晶育成用ルツボ100の外方に配置されている。また、上段ヒーター40、下段ヒーター50としては、カーボン、ニクロム、二珪化モリブデン等を抵抗発熱体としたものを用いることができる。単結晶を育成する場合には、酸素雰囲気中で有用なニクロムや二珪化モリブデンを抵抗発熱体としたものが好ましく、さらに、高融点のタンタル酸リチウムの単結晶を育成する場合には、耐熱性の高い二珪化モリブデンを抵抗発熱体としたものが好ましい。
耐火物60は、上段耐火物61と、遮へい耐火物62と、下段耐火物63と、底部耐火物64と、を備える。耐火物60は、ジルコニア、アルミナ等の耐熱性のセラミックスを用いて形成することができる。
上段耐火物61は、外部への熱の放出を抑制する部材であり、上段ヒーター40の径方向外方を囲む円筒状の側壁部611と、上段ヒーター40および側壁部611の上部を覆う、円環状の蓋部612と、を有する。ここで、側壁部611と蓋部612が、それぞれ、炉壁と天井部となり、炉壁と天井部に囲まれた炉内Sを規定している。また、蓋部612は、炉内Sに挿通するシード棒70が上下移動できるように、開口部612aを有している。開口部612aは、シード棒70の断面よりも大きく形成され、育成される単結晶Bの断面よりも小さく形成されている。
遮へい耐火物62は、ルツボ本体10の上端部分を囲む円盤状に形成され、炉内Sの上部への熱の放出を抑制することのできる断熱部材であり、炉内Sにおいて、上段ヒーター40による上部加熱空間と下段ヒーター50による下部加熱空間を分離している。
下段耐火物63は、単結晶育成装置1000の外部への熱の放出を抑制する部材であり、下段ヒーター50の外方を囲む円筒状に形成されている。
底部耐火物64は、単結晶育成装置1000の下方から外部への熱の放出を抑制する部材であり、単結晶育成装置1000の下部全体を覆うように構成されている。図8に示すように、底部耐火物64には、ルツボ台30および下段耐火物63が載置されている。
シード棒70は、ルツボ本体10に入れられた単結晶Bの原料の融液Cの表面に種結晶Aを接触させ、単結晶Bを回転させながら引き上げるために用いられる。シード棒70は、例えば、白金等の材料を用いて構成され、シード棒70の下端に種結晶Aを保持する保持部71を有する棒状の部材を用いることができる。シード棒70は、単結晶Bの育成に伴って、種結晶Aとともに、単結晶Bを吊り下げて保持することができる。
また、単結晶育成装置1000においては、単結晶Bの引き上げおよび回転を、シード棒70の引き上げおよびシード棒70の軸を中心とした回転により行う。シード棒70の上下移動および回転を行うため、例えば、不図示のモータを備えたシード棒駆動手段が設けられている。また、シード棒70の回転速度および引き上げ速度は、形成する単結晶の径の大きさおよび直胴部の長さ等により適宜設定することができる。
不図示の制御手段は、結晶育成プロセスを含めた単結晶育成装置1000全体の制御を行うことができる。制御手段は、例えば、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)、及び、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリを備えている。また、制御手段は、プログラムにより動作するマイクロコンピュータから構成されてもよいし、特定の用途のために開発されたASIC(Application Specified Integra Circuit)等の電子回路から構成されてもよい。
[単結晶育成方法]
次に、単結晶の育成方法の一例として、単結晶育成装置1000を使用した、単結晶Bの育成方法を説明する。
まず、ルツボ本体10に、単結晶Bの原料を充填して、上段ヒーター40、下段ヒーター50により単結晶育成用ルツボ100を加熱して、ルツボ本体10内の原料を融点以上に加熱して融解することにより、単結晶Bの原料の融液Cを得る。次に、シード棒70の下端の保持部71に取り付けられた、種結晶Aを、ルツボ本体10内の原料の融液上面に接触させる。これを、シーディングという。その後、シード棒70のシード棒駆動手段により、種結晶Aを回転させながら徐々に上方の炉内Sへシード棒70を引き上げる。単結晶Bの育成中は、上段ヒーター40および下段ヒーター50による加熱温度や、シード棒70の回転数および引き上げ速度等を制御手段等により制御することにより、単結晶Bに肩部および直胴部を育成する。直胴部が所定の長さになったところで、シード棒70の引き上げ速度等を制御して、原料の融液上面と育成した単結晶の下端とを切り離し、単結晶を冷却して単結晶が完成する。
単結晶育成装置1000により、同じ単結晶育成用ルツボ100を繰り返し用いて育成ロットを重ねても、リング状フレーム20がルツボ本体10の変形を抑制することで、単結晶の育成条件を同様にすることができ、安定した単結晶育成が可能となる。
なお、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、変形等も本発明に含まれる。例えば、各部材の形状、材質や、各部材の構成は、ルツボの種類、口径寸法、長さ寸法等により適宜変更することができる。その他、本発明を実施するための最良の形態等は、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、限定の一部、もしくは全部の限定を外した記載は、本発明に含まれるものである。
以上のとおり、本発明の単結晶育成用ルツボであれば、結晶育成の適正条件から外れるような変形の進行を抑制することが可能であり、安定して繰り返し単結晶を育成することができる。
以下、本発明の実施例によって、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は、これらの実施例によって何ら限定されることはない。
[実施例1]
(LN単結晶の育成)
単結晶育成装置として、前述した実施形態の単結晶育成装置1000と同様の構成のものを用いた。ルツボ本体10としては、図4に示すように、ルツボ本体10の上部15にある開口部13の外周円の直径(外径)が200mm、ルツボ本体10の底部11における底面14の外径が205mm、高さが100mmであり、側面および底面の厚みが共に0.9mmである白金製ルツボを用いた。また、リング状フレーム20としては、図5、6に示すように、2つの白金製のリング状フレーム20bを使用した。すなわち、外径が214mm、内径が204mm、高さ10mmのリング状フレーム20bおよび外径が213mm、内径が203mm、高さ10mmのリング状フレーム20bフレームである。ここで、リング状フレーム20bの開口面21と垂直な方向の断面の形状は、上記2つのリング状フレーム20b共に、図6のように、厚さ0.5mmの白金板を折り曲げた外径10mm、内径の半径4.5mmの半円状の形状であり、断面における円周がリング内周を形成して外側に開いた構造とした。そして、これらのルツボ本体10とリング状フレーム20bをはめ合わせ、図7の示すように、2つのフレームの位置は、リング状フレーム20bの高さ方向の中央部が、ルツボ本体10の底部からそれぞれ20mmおよび40mmになるように調整してルツボ100とした。
このような構成のルツボ100を用いて、LN単結晶の育成を固化率0.7で連続して30回実施した。まず、ルツボ本体の中にLNの原料を充填して、上段ヒーター40および下段ヒーター50の温度が1600℃となるように電力を投入し、ルツボ100および原料を加熱した。LNの原料は6時間で融解し原料融液Cとなった。原料が融解した後、上段ヒーター40および下段ヒーター50の出力を制御して、シーディングに適した温度に調整した。さらに、白金製のシード棒70原料融液Cへ向けて下降させ、シード棒70の先端に取り付けられたLNの種結晶Aと原料融液Cとを接触させた。種結晶Aは、直方体状であり、種結晶Aの長手方向(育成方向)とLN結晶のc軸方向とが平行になるようにした。種結晶Aを接触後、シード棒70を1rpm~20rpmで速度調整して回転させながら、2mm/h~5mm/hの速度で鉛直上方に引き上げることによって、種結晶Aから連続的に延びるLN単結晶Bを育成した。LN単結晶の育成を固化率0.7に設定したため、続けてLN単結晶を育成するにあたり、育成後の原料投入量は、原料全体の質量に対し、0.7であった。
(ルツボ本体10の形状の評価)
LN単結晶の連続育成において、単結晶の育成を5回終了する毎に、ルツボ本体10の外径を複数点で測定した。測定位置はルツボ本体10の外周面12aにおいて、高さH方向の上端から下端まで、10mmの間隔(外周面12aの上端から10mm、30mm、50mm、70mm、90mmの高さの位置)で測定した。外径の測定は、各高さにおいて、45度の角度の刻みで4か所測定し、4か所の測定値の平均値を算出した。表2は、結晶育成に伴う各高さ位置における外径について、結晶育成の開始前および、5回目、10回目、15回目、20回目、25回目、30回目の結晶育成後に測定した結果を平均値で示したものである。
[比較例1]
リング状フレーム20bを用いないこと以外は、実施例1と同様の方法により、LN単結晶育成を固化率0.7で連続して実施し、同様にルツボ本体10の外径の平均値を算出して、ルツボ本体10の形状の変化を評価した。結果を表2に示す。
Figure 0006992488000002
[評価結果]
実施例1では、外径の変形はルツボ本体10の上端から70mmの位置において最大となったものの、変形量は最大でわずか3mmに抑えることができた。特に、ルツボ本体10の上部の変形は全くみられず(表2 10mm、30mm)、リング状フレーム20によってルツボ本体10の下部の変形を抑えることができたことが、ルツボ本体10の上部に良い影響を与えたものと考えられる。結果として、ルツボ本体10の変形を、高さH方向の上部から下部にわたってバランスよく抑制することができたことにより、育成条件が変わることがなく、30回の育成において、問題なくLN単結晶を育成することができた。この結果から、ルツボ本体10の変形量が小さいため、更に育成を繰り返しても、問題なくLN単結晶を育成することが見込めた。
比較例1では、実施例1と同様に外径の変形はルツボ本体10の上端から70mmの位置において最大となり、外径の増加は10mmに達した。ルツボ本体10の変形は、部分的なものではなく、上部がすぼまり、下部が増大する全体的な変形であった。このように、リング状フレーム20をはめなかったことで、ルツボ本体10の外径の変化が大きくなり、育成回数が15回を越えたあたりから、多結晶で育成不良のものが出始め、育成回数が増えるとともに育成不良のものも増えたため、ルツボ本体10の改鋳が必要となったことが示唆された。
すなわち、リング状フレーム20をルツボ本体10にはめる構成とすることで、従来は15回程度の育成毎に改鋳が必要であったルツボ本体10を、30回以上繰り返し使用することができるようになった。そのため、ルツボ改鋳頻度に減少させることでコストを抑えることができ、ルツボ本体10の寿命を大幅に延ばすことができるようになった。
[まとめ]
以上の評価結果より、本発明のルツボを用いた実施例においては、ルツボ本体の外周面にリング状フレームをはめた構成をとることにより、ルツボ本体の変形を小さく抑えることができた。特に、単結晶の育成回数を重ねても、ルツボ本体の上部は変形せず、ルツボ本体の下部においてもほとんど膨らまなかった。これにより、育成回数を増やしても、単結晶の育成条件を同一に維持することができたことから、ルツボの改鋳コストを抑えつつ、良好な単結晶を安定して繰り返し育成することができることが示された。
10 ルツボ本体
11 円形の底部
11a 外縁部
12 側壁部
12a 外周面
13 開口部
14 ルツボ底部の底面
15 開口部がある上面
20 リング状フレーム
20a リング状フレーム
20b リング状フレーム
20c リング状フレーム
20d リング状フレーム
21 開口面
22 中空部分
30 ルツボ台
31 上部ルツボ台
32 下部ルツボ台
40 上段ヒーター
50 下段ヒーター
60 耐火物
61 上段耐火物
62 遮へい耐火物
63 下段耐火物
64 底部耐火物
70 シード棒
100 単結晶育成用ルツボ
311 上面壁
312 側壁部
611 円筒状の側壁部
612 円環状の蓋部
612a 開口部
1000 単結晶育成装置
A 種結晶
B 単結晶
C 原料融液
H 外周面の高さ
m 高さHの方向における中央部
S 炉内

Claims (7)

  1. 円形の底部と、前記底部の外縁部から立設した円筒形の側壁部と、上部が開口した開口部を有するルツボ本体と、
    前記ルツボ本体の前記側壁部の外周面にはめるリング状フレームと
    を備え、
    前記外周面は、前記底部から前記開口部へ向かって先細りするテーパー形状である、単結晶育成用ルツボ。
  2. 前記リング状フレームが、前記外周面の高さ方向における中央部から前記底部の間にはめられる、請求項1に記載の単結晶育成用ルツボ。
  3. 前記リング状フレームが、前記中央部から前記底部の間にのみはめられる、請求項2に記載の単結晶育成用ルツボ。
  4. 前記リング状フレームが、前記中央部から前記開口部の間、および前記中央部から前記底部の間にはめられ、前記リング状フレームが、前記中央部から前記開口部の間よりも、前記中央部から前記底部の間に多くはめられる、請求項2に記載の単結晶育成用ルツボ。
  5. 前記リング状フレームは、当該リング状フレームの開口面と垂直な方向の断面形状が円形状の中空リング状フレームである、請求項1~のいずれか1項に記載の単結晶育成用ルツボ。
  6. 前記リング状フレームは、当該リング状フレームの開口面と垂直な方向の断面形状が円弧形状である、請求項1~のいずれか1項に記載の単結晶育成用ルツボ。
  7. 前記ルツボ本体および前記リング状フレームは白金製であり、ニオブ酸リチウムの単結晶を育成するルツボである、請求項1~のいずれか1項に記載の単結晶育成用ルツボ。
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