JP6967996B2 - 脱穀装置 - Google Patents
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収穫された作物の全体が投入される扱室と、
前記扱室に前記扱室の前後方向に沿う方向の扱胴支軸を回転中心にして回転可能に設けられ、前記扱室に投入された作物を脱穀処理する扱胴と、が備えられ、
前記扱胴に、前記扱胴の前部に設けられ、投入された作物を前記扱胴の後方に向けて掻き込む掻込み部と、前記掻込み部の後側に設けられ、前記掻込み部によって掻き込まれた作物を前記扱胴の後方に向けて移送しつつ扱き処理する扱き処理部と、が備えられ、
前記掻込み部に、前記扱胴の前端側ほど小径である先細り状の基台部と、前記基台部の外周部に設けられた螺旋羽根と、が備えられ、
前記扱き処理部に、前記扱胴支軸に沿った状態、かつ、前記扱胴の周方向に間隔を空けた状態で前記扱胴支軸に支持された複数の棒状の扱歯支持部材と、複数の前記扱歯支持部材それぞれにおいて、前記扱歯支持部材から前記扱胴の径方向外側に向けて突出する状態、かつ、前記扱胴支軸に沿った方向に間隔を空けた状態で前記扱歯支持部材に支持された複数の棒状の扱歯と、が備えられ、
前記扱き処理部のうちの前記扱胴支軸に沿った方向での一部の領域に、前記扱歯の先端部よりも前記扱胴の径方向内側において前記扱歯支持部材どうしの間隙を塞ぐと共に前記扱胴の周方向に並ぶ複数の板部材が設けられ、
前記板部材は、前記扱歯が挿通する開口を有し、前記開口に挿通している前記扱歯の根元部に係止している。
本構成によると、扱歯をストッパーに利用した構造簡単な位置決め構造により、板部材を作物との接触や脱穀反力によってずれ動かないようにできる。
すなわち、板部材を扱胴に容易に取り付けることができながら、板部材の扱胴に対する位置決めをしっかりできる。
収穫された作物の全体が投入される扱室と、
前記扱室に前記扱室の前後方向に沿う方向の扱胴支軸を回転中心にして回転可能に設けられ、前記扱室に投入された作物を脱穀処理する扱胴と、が備えられ、
前記扱胴に、前記扱胴の前部に設けられ、投入された作物を前記扱胴の後方に向けて掻き込む掻込み部と、前記掻込み部の後側に設けられ、前記掻込み部によって掻き込まれた作物を前記扱胴の後方に向けて移送しつつ扱き処理する扱き処理部と、が備えられ、
前記掻込み部に、前記扱胴の前端側ほど小径である先細り状の基台部と、前記基台部の外周部に設けられた螺旋羽根と、が備えられ、
前記扱き処理部に、前記扱胴支軸に沿った状態、かつ、前記扱胴の周方向に間隔を空けた状態で前記扱胴支軸に支持された複数の棒状の扱歯支持部材と、複数の前記扱歯支持部材それぞれにおいて、前記扱歯支持部材から前記扱胴の径方向外側に向けて突出する状態、かつ、前記扱胴支軸に沿った方向に間隔を空けた状態で前記扱歯支持部材に支持された複数の棒状の扱歯と、が備えられ、
前記扱き処理部のうちの前記扱胴支軸に沿った方向での一部の領域に、前記扱歯の先端部よりも前記扱胴の径方向内側において前記扱歯支持部材どうしの間隙を塞ぐと共に前記扱胴の周方向に並ぶ複数の板部材が設けられ、
前記板部材の前端部は、前記基台部の後端部内に入り込む状態で、前記基台部の内面側に位置している。
以下の説明では、コンバインの機体1に関し、図1に示される矢印Fの方向を「機体前方」、矢印Bの方向を「機体後方」、紙面表側の方向を「機体左方」、紙面裏側の方向を「機体右方」とする。
脱穀装置6は、脱穀装置6の前後方向が機体1の前後方向と一致する状態で機体1に支持されている。脱穀装置6は、図2に示されるように、脱穀装置6の上部に形成された脱穀部6A、脱穀装置6の下部に形成された選別部6Bを備えている。
扱室11の後部に送塵口18が形成されている。送塵口18は、排稈細断装置8の細断ケース内に連通している。扱胴12は、扱胴12の前部と後部とにわたって設けられた扱胴支軸12aを有し、扱胴支軸12aを介して前壁14及び後壁15に支持されている。扱胴12は、扱室11の前後方向に沿う扱胴支軸12aを回転中心にして回転可能な状態で脱穀機体に支持されている。扱胴支軸12aの前端部に駆動機構19が連動連結されている。
扱胴12は、図2に示されるように、扱胴12の前部に設けられた掻込み部20、掻込み部20の後隣りに設けられたドラム型の扱き処理部分30、ドラム型の扱き処理部分30の後隣りに設けられた籠状の扱き処理部分40を備えている。
掻込み部20は、図2,3に示されるように、扱胴12の前端側ほど小径である先細り状の基台部21を備えている。基台部21の前端部は、扱胴支軸12aの前端部から扱胴12の径方向外側に向けて延びる第1の支持フレーム51の延出端部に支持されている。
第1の支持フレーム51は、扱胴支軸12aに相対回転不能に支持されている。基台部21の後端部は、扱胴支軸12aから扱胴12の径方向外側に向けて延びる第2の支持フレーム52の延出端部に支持されている。第2の支持フレーム52は、扱胴支軸12aのうちの第1の支持フレーム51が連結する部位よりも後側の部位に相対回転不能に支持されている。基台部21は、第1の支持フレーム51及び第2の支持フレーム52を介して扱胴支軸12aに相対回転不能に支持されている。
図2,3に示されるように、扱胴12における掻込み部20の後隣りの部位に籠状の扱き処理部60が備えられ、籠状の扱き処理部60の一部の領域において、籠状の扱き処理部60がドラム型の扱き処理部分30に形態変更されることにより、扱胴12における掻込み部20の後隣りの部位にドラム型の扱き処理部分30が備えられ、扱胴12におけるドラム型の扱き処理部分30の後隣りの部位に籠状の扱き処理部分40が備えられている。本実施形態では、図2に示されるように、籠状の扱き処理部60の処理領域Wのうちの約1/3の処理領域W1の部分がドラム型の扱き処理部分30に仕様変更されている。籠状の扱き処理部60の処理領域Wのうちの約2/3の処理領域W2の部分が籠状の扱き処理部分40になっている。これに限らず、処理対象の作物の性状、扱室11の作物投入量などによっては、籠状の扱き処理部60の処理領域Wの1/3よりも狭い処理領域の部分、あるいは、籠状の扱き処理部60の処理領域Wの1/3よりも広い処理領域の部分をドラム型の扱き処理部分30にしてもよい。
(1)図9は、板部材31の別の取付け構造を示す断面図である。別の取付け構造では、板部材31が扱歯支持部材61よりも扱胴12の内部空間側に備えられている。扱歯支持部材61の扱胴径方向外側を通って隣り合う板部材31に連結されるホルダー80によって板部材31が扱歯支持部材61から離れないように保持される。ホルダー80を板部材31から取り外すことにより、板部材31を扱歯62から扱胴12の内部側へ取り外すことができる。
12 扱胴
12a 扱胴支軸
20 掻込み部
21 基台部
21a 後端部
22 螺旋羽根
31 板部材
31a 前端部
22 取付部
33 連結穴(開口)
34 切欠き部(開口)
35 端部
36 連結ボルト(締結具)
60 扱き処理部
61 扱歯支持部材
62 扱歯
Claims (10)
- 収穫された作物の全体が投入される扱室と、
前記扱室に前記扱室の前後方向に沿う方向の扱胴支軸を回転中心にして回転可能に設けられ、前記扱室に投入された作物を脱穀処理する扱胴と、が備えられ、
前記扱胴に、前記扱胴の前部に設けられ、投入された作物を前記扱胴の後方に向けて掻き込む掻込み部と、前記掻込み部の後側に設けられ、前記掻込み部によって掻き込まれた作物を前記扱胴の後方に向けて移送しつつ扱き処理する扱き処理部と、が備えられ、
前記掻込み部に、前記扱胴の前端側ほど小径である先細り状の基台部と、前記基台部の外周部に設けられた螺旋羽根と、が備えられ、
前記扱き処理部に、前記扱胴支軸に沿った状態、かつ、前記扱胴の周方向に間隔を空けた状態で前記扱胴支軸に支持された複数の棒状の扱歯支持部材と、複数の前記扱歯支持部材それぞれにおいて、前記扱歯支持部材から前記扱胴の径方向外側に向けて突出する状態、かつ、前記扱胴支軸に沿った方向に間隔を空けた状態で前記扱歯支持部材に支持された複数の棒状の扱歯と、が備えられ、
前記扱き処理部のうちの前記扱胴支軸に沿った方向での一部の領域に、前記扱歯の先端部よりも前記扱胴の径方向内側において前記扱歯支持部材どうしの間隙を塞ぐと共に前記扱胴の周方向に並ぶ複数の板部材が設けられ、
前記板部材は、前記扱歯が挿通する開口を有し、前記開口に挿通している前記扱歯の根元部に係止している脱穀装置。 - 前記板部材は、前記扱胴の周方向に隣り合う前記扱歯支持部材に跨っている請求項1に記載の脱穀装置。
- 前記板部材は、脱着可能である請求項1または2に記載の脱穀装置。
- 前記板部材に、前記開口として、前記板部材の前記扱胴の周方向での一端部に設けられた連結穴と、前記板部材の前記扱胴の周方向での他端部に設けられた切欠き部とが備えられている請求項1から3のいずれか一項に記載の脱穀装置。
- 前記扱胴の周方向に隣り合う前記板部材における前記扱胴の周方向での端部が重なり合っており、
重なり合う前記板部材のうちの扱胴回転方向下手側の前記板部材の前記端部が、重なり合う前記板部材のうちの扱胴回転方向上手側の前記板部材の前記端部の表面側に重なっている請求項1から4のいずれか一項に記載の脱穀装置。 - 前記重なり合う前記板部材の前記端部を連結する締結具が備えられている請求項5に記載の脱穀装置。
- 前記板部材の表面側において前記扱胴の周方向に隣り合う前記扱歯にわたって着脱可能に設けられて脱穀処理物を前記扱胴の後方へ送る送り羽根が備えられている請求項1から6のいずれか一項に記載の脱穀装置。
- 前記扱胴支軸に支持されると共に、前記扱胴の径方向外側に向けて延びる複数の支持フレームが備えられ、
前記板部材は、隣り合う前記支持フレームに亘って設けられている請求項1から7のいずれか一項に記載の脱穀装置。 - 前記板部材における前記扱胴支軸に沿う方向での端部に、前記扱胴の径方向内側へ折り返された取付部が備えられ、
前記取付部は、前記支持フレームに重ね合せられて前記支持フレームに連結される請求項8に記載の脱穀装置。 - 収穫された作物の全体が投入される扱室と、
前記扱室に前記扱室の前後方向に沿う方向の扱胴支軸を回転中心にして回転可能に設けられ、前記扱室に投入された作物を脱穀処理する扱胴と、が備えられ、
前記扱胴に、前記扱胴の前部に設けられ、投入された作物を前記扱胴の後方に向けて掻き込む掻込み部と、前記掻込み部の後側に設けられ、前記掻込み部によって掻き込まれた作物を前記扱胴の後方に向けて移送しつつ扱き処理する扱き処理部と、が備えられ、
前記掻込み部に、前記扱胴の前端側ほど小径である先細り状の基台部と、前記基台部の外周部に設けられた螺旋羽根と、が備えられ、
前記扱き処理部に、前記扱胴支軸に沿った状態、かつ、前記扱胴の周方向に間隔を空けた状態で前記扱胴支軸に支持された複数の棒状の扱歯支持部材と、複数の前記扱歯支持部材それぞれにおいて、前記扱歯支持部材から前記扱胴の径方向外側に向けて突出する状態、かつ、前記扱胴支軸に沿った方向に間隔を空けた状態で前記扱歯支持部材に支持された複数の棒状の扱歯と、が備えられ、
前記扱き処理部のうちの前記扱胴支軸に沿った方向での一部の領域に、前記扱歯の先端部よりも前記扱胴の径方向内側において前記扱歯支持部材どうしの間隙を塞ぐと共に前記扱胴の周方向に並ぶ複数の板部材が設けられ、
前記板部材の前端部は、前記基台部の後端部内に入り込む状態で、前記基台部の内面側に位置している脱穀装置。
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