JPH065420U - 普通形コンバインにおける扱歯構造 - Google Patents

普通形コンバインにおける扱歯構造

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Publication number
JPH065420U
JPH065420U JP4508692U JP4508692U JPH065420U JP H065420 U JPH065420 U JP H065420U JP 4508692 U JP4508692 U JP 4508692U JP 4508692 U JP4508692 U JP 4508692U JP H065420 U JPH065420 U JP H065420U
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JP
Japan
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threshing
tooth
spiral
handle
screw rotor
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Application number
JP4508692U
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English (en)
Inventor
東司 古田
Original Assignee
ヤンマー農機株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 脱穀性能を扱歯の角度を変更自在にして脱穀
性能を向上せしめた。 【構成】 走行自在の機体フレーム(2) の前方に刈取装
置(B) を連設し、かつ、同機体フレーム(2) の上部に
は、機体前後方向に脱穀用スクリューロータ(11)を有す
る脱穀装置(12)、及び選別装置(9) を設けた普通形コン
バインにおいて、上記スクリューロータ(11)を構成する
ラセン状のスパイラー(50)の背面に扱歯(51)を枢支する
と共に、同扱歯(51)は、バネ体(54)により押圧付勢され
て、しかも、バネ体(54)の押圧方向とは逆の側に設ける
ストッパー(57)により位置変更自在に保持されているこ
とを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、普通形コンバインにおける扱歯構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、普通形コンバインにおけるスクリューロータの外周には、固定状態に扱 歯が設けられており、同扱歯の高さは常に一定であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来形の扱歯は、スクリューロータの外周に固定状態に固着さ れているために、穀稈の供給量が一度に多量となった場合は、扱歯とクリンプ網 の隙間に穀稈が詰まって機能停止となることがあった。
【0004】 また、逆に、穀稈量が少ない場合や脱穀が容易な作物である場合は、脱穀され た穀粒が損傷すると共に、脱穀装置側にて余分な動力が消費されるものであった 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は、走行自在の機体フレームの前方に刈取装置を連設し、かつ 、同機体フレームの上部には、機体前後方向に脱穀用スクリューロータを有する 脱穀装置、及び選別装置を設けた普通形コンバインにおいて、上記スクリューロ ータを構成するラセン状のスパイラーの背面に扱歯を枢支すると共に、同扱歯は 、バネ体により押圧付勢されて、しかも、バネ体の押圧方向とは逆の側に設ける ストッパーにより位置変更自在に保持されていることを特徴とする普通形コンバ インにおける扱歯構造を提供せんとするものである。
【0006】
【実施例】
本考案の実施例を図面に基づき具体的に説明すると、Aは普通形コンバインで あって、下部にクローラ型走行装置1を設けていると共に、同クローラ型走行装 置1の上部には機体フレーム2を載置している。
【0007】 そして、同機体フレーム2の前部には、車速変速手段3-1 を有するミッション ケース3、及びエンジン室4、並びにキャビン5が配設されている。Bは機体フ レーム2の前方に設ける刈取装置である。
【0008】 また、機体フレーム2の上部には、中央から後部にかけて、唐箕6やチャフシ ーブ7、流穀板8からなる選別装置9が載置され、同選別装置9の上部にはクリ ンプ網10、及びスクリューロータ11からなる脱穀装置12が配設されている。また 、キャビン5の後部にはグレンタンク13が配設されて穀粒を貯蔵し、同グレンタ ンク13の上側には排出オーガ14が突設されている。
【0009】 また、前記スクリューロータ11の前方にはフィーダコンベア15を内蔵したフィ ーダハウス16が連設され、同フィーダハウス16は、機体フレーム2の前端との間 に介装した油圧シリンダ17にて上下に昇降される。そして、同フィーダハウス16 の前部にはプラットホーム18が突設され、同プラットホーム18内にはオーガ19が 横設されている。また、同プラットホーム18の前部には刈刃20が横設され、前端 にはデバイダー21が突設されている。22はデバイダー21の上部に配設する掻き込 みリールである。
【0010】 50は上記スクリューロータ11を形成する螺旋状のスパイラー、51は同スパイラ ー50の背面50-1に枢着する扱歯で、同扱歯51は基部52を支点ピン53により回動可 能に枢着されている。
【0011】 また、同扱歯51は、バネ体54及び調節自在のバネ受杆55により構成された付勢 手段56により押圧付勢されている。
【0012】 57は、バネ体54の押圧方向とは逆の側に設けるストッパーであって、扱歯51の 回動を止めている。そして、同ストッパー57は、スパイラー50に穿設する複数個 の取付孔58に嵌脱自在であって、同ストッパー57を外周側の取付孔58-1に嵌装し た場合は、扱歯51が突出状態aとなり、逆に外周よりも内側に入り込ませて設け た取付孔58-2に嵌装した場合は収納状態bとなる。なお、同ストッパー57を調節 自在に取付ける手段としては、スパイラー50に長孔を設けて、ネジ及びナットに より固定してもよい。
【0013】 59は上記バネ受杆55に設ける調節ネジ部、60は、同調節ネジ部59を嵌合してバ ネ受杆55を支持する取付金具、61は調節ネジ部59に螺合してバネ受杆55を取付金 具60に対して調節自在に固定するロックナットである。
【0014】 また、70はフィーダハウス16の基部に設ける穀稈量検出センサー、71は脱穀装 置12内に別に設ける穀稈量検出センサーであって、同穀稈量検出センサー70,71 により検出した結果を制御用のコントローラ72に出力して、扱胴軸部73に設ける 連動手段74を介して上記扱歯51の取付角度を制御してもよい。
【0015】 本考案の実施例は上記のように構成されており、上記普通形コンバインAによ り穀稈の刈取脱穀作業を行う場合は、エンジンを始動させてクローラ型走行装置 1を駆動しながら、同時に刈刃20及び脱穀装置12並びに選別装置9を作動させる 。
【0016】 そして、刈刃20に刈取った穀稈はオーガ19にて掻込んで、さらにフィーダコン ベア15により上方の脱穀装置12に搬送する。脱穀装置12に搬入された穀稈は、ス クリューロータ11により脱穀されるが、この場合に、螺旋状のスパイラー50に枢 着する扱歯51により穀稈に付いた穀粒を確実に脱粒する。そして、植立する穀稈 の量が多い場合は、脱穀装置12に一度に多量の穀稈が供給されるが、この場合に は、扱歯51がバネ体54を圧縮して保持角度を変えながら、クリンプ網10との隙間 を多くする。したがって、穀稈の量が多い場合であっても脱穀装置12内に穀稈が 詰まるようなことがないものである。
【0017】 また、スパイラー50に枢着する扱歯51は、バネ受杆55の調節ネジ部59により保 持力の調節が可能であるから、穀稈の量や種類によって保持力を変化させること ができ、したがって、雨天時の脱穀作業では穀稈の処理が困難であるが、この場 合であっても扱歯51を種々調節することにより脱穀作業を容易に行うことができ るものである。
【0018】 以上の如く、上記実施例によれば、走行自在の機体フレーム2の前方に刈取装 置Bを連設し、かつ、同機体フレーム2の上部には、機体前後方向に脱穀用スク リューロータ11を有する脱穀装置12、及び選別装置9を設けた普通形コンバイン Aにおいて、上記スクリューロータ11を構成するラセン状のスパイラー50の背面 に扱歯51を枢支すると共に、同扱歯51は、バネ体54により押圧付勢されて、しか も、バネ体54の押圧方向とは逆の側に設けるストッパー57により位置変更自在に 保持されているものであるから、脱穀装置12内に一度に多量の穀稈が供給された 場合であっても、穀稈が詰まることなく脱穀作業が円滑に行なわれるものである 。
【0019】 そして、スパイラー50に枢着する扱歯51は、バネ体54及び調節ネジ部59により 保持力が種々調節できるものであるから、湿気が多い穀稈であっても脱穀が容易 である。
【0020】 また、穀稈量が少なく脱穀作業が容易である穀稈の場合は、扱歯51を固定する ストッパーピン57をスパイラー50の内側にセットして、同扱歯51を格納した状態 にして脱穀作業を行うことができ、したがって、この場合は、穀粒を損傷するこ となく、しかも、消費動力を少なくして脱穀作業を能率的に行うことができるも のである。
【0021】
【考案の効果】
本考案によれば、走行自在の機体フレームの前方に刈取装置を連設し、かつ、 同機体フレームの上部には、機体前後方向に脱穀用スクリューロータを有する脱 穀装置、及び選別装置を設けた普通形コンバインにおいて、上記スクリューロー タを構成するラセン状のスパイラーの背面に扱歯を枢支すると共に、同扱歯は、 バネ体により押圧付勢されて、しかも、バネ体の押圧方向とは逆の側に設けるス トッパーにより位置変更自在に保持されているものであるから、脱穀装置内に一 度に多量の穀稈が供給された場合であっても、穀稈が詰まることなく脱穀作業が 円滑に行なわれるものである。
【0022】 そして、スパイラーに枢着する扱歯は、バネ体及び調節ネジ部により保持力が 種々調節できるものであるから、湿気が多い穀稈であっても脱穀が容易である。
【0023】 また、穀稈量が少なく脱穀作業が容易である穀稈の場合は、扱歯を固定するス トッパーをスパイラーの内側にセットして、同扱歯を格納した状態にして脱穀作 業を行うことができ、したがって、この場合は、穀粒を損傷することなく、しか も、消費動力を少なくして脱穀作業を能率的に行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を装備する普通形コンバインの一部断面
側面図。
【図2】本考案の要部を示す断面側面図。
【図3】同要部の斜視図。
【符号の説明】
A 普通形コンバイン B 刈取装置 2 機体フレーム 7 チャフシーブ 9 選別装置 11 スクリューロータ 12 脱穀装置 50 スパイラー 50-1 背面 51 扱歯 54 バネ体 57 ストッパー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行自在の機体フレーム(2) の前方に刈
    取装置(B) を連設し、かつ、同機体フレーム(2) の上部
    には、機体前後方向に脱穀用スクリューロータ(11)を有
    する脱穀装置(12)、及び選別装置(9) を設けた普通形コ
    ンバインにおいて、上記スクリューロータ(11)を構成す
    るラセン状のスパイラー(50)の背面に扱歯(51)を枢支す
    ると共に、同扱歯(51)は、バネ体(54)により押圧付勢さ
    れて、しかも、バネ体(54)の押圧方向とは逆の側に設け
    るストッパー(57)により位置変更自在に保持されている
    ことを特徴とする普通形コンバインにおける扱歯構造。
JP4508692U 1992-06-29 1992-06-29 普通形コンバインにおける扱歯構造 Pending JPH065420U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019146522A (ja) * 2018-02-27 2019-09-05 株式会社クボタ 脱穀装置
JP2022083179A (ja) * 2020-11-24 2022-06-03 井関農機株式会社 コンバイン

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