JP2555893Y2 - 刈取収穫機の未刈側分草杆取付け構造 - Google Patents
刈取収穫機の未刈側分草杆取付け構造Info
- Publication number
- JP2555893Y2 JP2555893Y2 JP1992006388U JP638892U JP2555893Y2 JP 2555893 Y2 JP2555893 Y2 JP 2555893Y2 JP 1992006388 U JP1992006388 U JP 1992006388U JP 638892 U JP638892 U JP 638892U JP 2555893 Y2 JP2555893 Y2 JP 2555893Y2
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- Japan
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- cutting
- uncut
- side weeding
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- Outside Dividers And Delivering Mechanisms For Harvesters (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、刈取部を駆動装置によ
り揺動昇降操作自在に機体に取付け、未刈側分草杆を機
体横方向へ張出し可能な状態で設けた刈取収穫機の未刈
側分草杆取付け構造に関する。
り揺動昇降操作自在に機体に取付け、未刈側分草杆を機
体横方向へ張出し可能な状態で設けた刈取収穫機の未刈
側分草杆取付け構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、実開昭６１−１１０２３６号公報
に示されるように、未刈側分草杆を刈取部にのみ連結
し、刈取部と一体的に昇降するようにかつ刈取部に対し
て高さ調節できるように構成していた。
に示されるように、未刈側分草杆を刈取部にのみ連結
し、刈取部と一体的に昇降するようにかつ刈取部に対し
て高さ調節できるように構成していた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかし、刈高調節のた
めに刈取部を機体に対して揺動させると、未刈側分草杆
の後端側が機体に対して高さ変化し、したがって、良好
な分草作用を維持するためには刈高調節のたびに未刈側
分草杆の後端側の刈取部に対する高さを人為的に変え
て、未刈側分草杆の後端側を機体に対してほぼ一定の高
さに維持する必要があるが、このような未刈側分草杆の
高さ調節は機体から降りて刈取部の横側にまわって行わ
ねばならないため面倒であり、刈取り作業中に刈高調節
がなされたような場合には未刈側分草杆の対刈取部高さ
調節が実行されない場合が多く、未刈側分草杆の高さ調
節が適切でないために未刈穀稈を損傷する虞れがあっ
た。本考案の目的は、未刈側分草杆の高さを適切に維持
できながら、刈取部の対機体高さ調節ごとの未刈側分草
杆の高さ調節を不要にできて、刈取部及び未刈側分草杆
の高さを適切にした良好な収穫作業を容易に実現できる
ようにする点にある。
めに刈取部を機体に対して揺動させると、未刈側分草杆
の後端側が機体に対して高さ変化し、したがって、良好
な分草作用を維持するためには刈高調節のたびに未刈側
分草杆の後端側の刈取部に対する高さを人為的に変え
て、未刈側分草杆の後端側を機体に対してほぼ一定の高
さに維持する必要があるが、このような未刈側分草杆の
高さ調節は機体から降りて刈取部の横側にまわって行わ
ねばならないため面倒であり、刈取り作業中に刈高調節
がなされたような場合には未刈側分草杆の対刈取部高さ
調節が実行されない場合が多く、未刈側分草杆の高さ調
節が適切でないために未刈穀稈を損傷する虞れがあっ
た。本考案の目的は、未刈側分草杆の高さを適切に維持
できながら、刈取部の対機体高さ調節ごとの未刈側分草
杆の高さ調節を不要にできて、刈取部及び未刈側分草杆
の高さを適切にした良好な収穫作業を容易に実現できる
ようにする点にある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案の特徴構成は、刈
取部を揺動昇降操作自在に機体に取付け、未刈側分草杆
を機体横方向へ張出し可能な状態で設けた刈取収穫機に
おいて、未刈側分草杆の前端側を刈取部に連結し、未刈
側分草杆の後端側を刈取部の揺動軸芯付近の軸芯周りで
上下揺動自在に機体に連結したことにある。
取部を揺動昇降操作自在に機体に取付け、未刈側分草杆
を機体横方向へ張出し可能な状態で設けた刈取収穫機に
おいて、未刈側分草杆の前端側を刈取部に連結し、未刈
側分草杆の後端側を刈取部の揺動軸芯付近の軸芯周りで
上下揺動自在に機体に連結したことにある。
【０００５】
【作用】つまり、未刈側分草杆の前端側を刈取部に連結
するとともに後端側を上下揺動自在に機体に連結する
と、刈取部の揺動昇降に伴う未刈側分草杆後端側の対機
体高さ変化が生じず、刈取部の対機体高さ調節ごとの未
刈側分草杆の高さ調節を不要にでき、刈取部及び未刈側
分草杆の高さを適切にした良好な収穫作業を容易に実現
できる。なお、また、未刈側分草杆の後端側の機体に対
する連結点が厳密に刈取部の揺動軸芯と一致していない
と、刈取部の上下揺動に伴って刈取部の揺動軸芯と未刈
側分草杆後端側の機体に対する連結点との距離が多少変
化するが、これは未刈側分草杆の前端側を刈取部に対し
て前後摺動可能に差し込み連結する等の従来より採用さ
れている連結手段で容易に吸収することができ、未刈側
分草杆自体を高価な伸縮構造にする必要はない。
するとともに後端側を上下揺動自在に機体に連結する
と、刈取部の揺動昇降に伴う未刈側分草杆後端側の対機
体高さ変化が生じず、刈取部の対機体高さ調節ごとの未
刈側分草杆の高さ調節を不要にでき、刈取部及び未刈側
分草杆の高さを適切にした良好な収穫作業を容易に実現
できる。なお、また、未刈側分草杆の後端側の機体に対
する連結点が厳密に刈取部の揺動軸芯と一致していない
と、刈取部の上下揺動に伴って刈取部の揺動軸芯と未刈
側分草杆後端側の機体に対する連結点との距離が多少変
化するが、これは未刈側分草杆の前端側を刈取部に対し
て前後摺動可能に差し込み連結する等の従来より採用さ
れている連結手段で容易に吸収することができ、未刈側
分草杆自体を高価な伸縮構造にする必要はない。
【０００６】
【考案の効果】その結果、刈取部の対機体高さ調節ごと
の未刈側分草杆の高さ調節が不要でありながら、刈取部
及び未刈側分草杆の高さを適切に維持した良好な収穫作
業を容易に実現でき、経済的にも有利な一段と優れた刈
取収穫機を提供できるようになった。
の未刈側分草杆の高さ調節が不要でありながら、刈取部
及び未刈側分草杆の高さを適切に維持した良好な収穫作
業を容易に実現でき、経済的にも有利な一段と優れた刈
取収穫機を提供できるようになった。
【０００７】
【実施例】図１に示すように、クローラ式走行装置を有
する機体１に、刈取部２を油圧シリンダ３による支軸４
周りでの揺動で昇降操作自在に設け、刈取部２からの穀
稈を処理する脱穀選別部５、搭乗運転部６などを設け、
自脱型のコンバインを構成してある。刈取部２に固定分
草具１０、植立穀稈引起こし装置７、刈取り装置８、刈
取穀稈を脱穀選別部５に送る搬送装置９などを設け、最
未刈側に位置する固定分草具１０の後部から機体にわた
って未刈側分草杆１１を設けてある。
する機体１に、刈取部２を油圧シリンダ３による支軸４
周りでの揺動で昇降操作自在に設け、刈取部２からの穀
稈を処理する脱穀選別部５、搭乗運転部６などを設け、
自脱型のコンバインを構成してある。刈取部２に固定分
草具１０、植立穀稈引起こし装置７、刈取り装置８、刈
取穀稈を脱穀選別部５に送る搬送装置９などを設け、最
未刈側に位置する固定分草具１０の後部から機体にわた
って未刈側分草杆１１を設けてある。
【０００８】図２及び図３に示すように、未刈側分草杆
１１の前端を刈取部２のフレーム１２に前後摺動自在に
かつ前後向きで後ろ上がりの軸芯周りで回転自在に連結
し、未刈側分草杆１１の後端を機体１に付設の連結部材
１３に取付けてある。連結部材１３のボス部１３ａを刈
取部用支軸４と同芯状の支軸１４に回転自在に取付け、
刈取部２の上下揺動に伴う未刈側分草杆１１の前端側の
前後摺動をほとんど無くせるようにしてある。脱穀部に
対するフィードチェーン１５の前端側スプロケット１６
の回転軸芯に対して側面視で後ろ側近くに連結部材用支
軸１４を配置してある。未刈側分草杆１１の後端側を前
端側の回転軸芯と同芯状の支軸１７周りで回転自在に連
結部材１３の扇形部１３ｂに連結し、未刈側分草杆１１
の後端側に固定したボルト１８を扇形部１３ｂの円弧状
長孔に通し、ボルト１８にワッシャ１９、バネ２０、ナ
ット２１を嵌着して摩擦式固定手段を形成し、未刈側分
草杆１１を機体１の横方向に張り出した使用姿勢と機体
１側に寄せた格納姿勢とに切り換えられるように、か
つ、未刈側分草杆１１の張出量や高さを摩擦式固定手段
により調節できるようにしてある。
１１の前端を刈取部２のフレーム１２に前後摺動自在に
かつ前後向きで後ろ上がりの軸芯周りで回転自在に連結
し、未刈側分草杆１１の後端を機体１に付設の連結部材
１３に取付けてある。連結部材１３のボス部１３ａを刈
取部用支軸４と同芯状の支軸１４に回転自在に取付け、
刈取部２の上下揺動に伴う未刈側分草杆１１の前端側の
前後摺動をほとんど無くせるようにしてある。脱穀部に
対するフィードチェーン１５の前端側スプロケット１６
の回転軸芯に対して側面視で後ろ側近くに連結部材用支
軸１４を配置してある。未刈側分草杆１１の後端側を前
端側の回転軸芯と同芯状の支軸１７周りで回転自在に連
結部材１３の扇形部１３ｂに連結し、未刈側分草杆１１
の後端側に固定したボルト１８を扇形部１３ｂの円弧状
長孔に通し、ボルト１８にワッシャ１９、バネ２０、ナ
ット２１を嵌着して摩擦式固定手段を形成し、未刈側分
草杆１１を機体１の横方向に張り出した使用姿勢と機体
１側に寄せた格納姿勢とに切り換えられるように、か
つ、未刈側分草杆１１の張出量や高さを摩擦式固定手段
により調節できるようにしてある。
【０００９】〔別実施例〕 未刈側分草杆１１の具体構造や取付け構成、前端側及び
後端側の連結構造、張出量調節のための具体構成は適当
に変更できる。例えば、図４に示すように、未刈側分草
杆１１を搬送装置９の株元チェーン９ａに株元払い出し
棒２２で連結してもよい。未刈側分草杆１１の後端側に
対する支軸１４の配置は、刈取部２の揺動軸芯の近くで
あればよい。本考案は各種形式の刈取収穫機に適用で
き、収穫対象は適宜選定できる。
後端側の連結構造、張出量調節のための具体構成は適当
に変更できる。例えば、図４に示すように、未刈側分草
杆１１を搬送装置９の株元チェーン９ａに株元払い出し
棒２２で連結してもよい。未刈側分草杆１１の後端側に
対する支軸１４の配置は、刈取部２の揺動軸芯の近くで
あればよい。本考案は各種形式の刈取収穫機に適用で
き、収穫対象は適宜選定できる。
【００１０】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】コンバインの全体側面図
【図２】コンバイン前部の概略平面図
【図３】図２のＡ−Ａ矢視図
【図４】別実施例を示すコンバイン前部の側面図
１ 機体 ２ 刈取部 １１ 未刈側分草杆
Claims (1)
- 【請求項１】 刈取部（２）を揺動昇降操作自在に機体
（１）に取付け、未刈側分草杆（１１）を機体横方向へ
張出し可能な状態で設けた刈取収穫機において、前記未
刈側分草杆（１１）の前端側を前記刈取部（２）に連結
し、前記未刈側分草杆（１１）の後端側を前記刈取部
（２）の揺動軸芯付近の軸芯周りで上下揺動自在に前記
機体（１）に連結してある刈取収穫機の未刈側分草杆取
付け構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992006388U JP2555893Y2 (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | 刈取収穫機の未刈側分草杆取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992006388U JP2555893Y2 (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | 刈取収穫機の未刈側分草杆取付け構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0567230U JPH0567230U (ja) | 1993-09-07 |
| JP2555893Y2 true JP2555893Y2 (ja) | 1997-11-26 |
Family
ID=11636998
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992006388U Expired - Lifetime JP2555893Y2 (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | 刈取収穫機の未刈側分草杆取付け構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2555893Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-18 JP JP1992006388U patent/JP2555893Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0567230U (ja) | 1993-09-07 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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