JPH0623236Y2 - コンバインの分草構造 - Google Patents

コンバインの分草構造

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JPH0623236Y2
JPH0623236Y2 JP1987119325U JP11932587U JPH0623236Y2 JP H0623236 Y2 JPH0623236 Y2 JP H0623236Y2 JP 1987119325 U JP1987119325 U JP 1987119325U JP 11932587 U JP11932587 U JP 11932587U JP H0623236 Y2 JPH0623236 Y2 JP H0623236Y2
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JP
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posture
rod
bending
line segment
weeding
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香本  信美
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Kubota Corp
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は脱穀装置を搭載した走行機体の前部に刈取前処
理装置を取付けるとともに、刈取前処理装置から走行機
体の横側方にかけて未刈穀稈の走行機体側への倒れ込み
を防止する分草杆を設けてあるコンバインの分草構造に
関する。
〔従来の技術〕
この種のコンバインの分草構造において、従来は、分草
杆を構成するに、第5図に示すように、刈取前処理装置
(6)から走行機体(9)の横側方前後中間に到る前分草杆(1
A)と、走行機体(9)の前後幅一杯に亘る後分草杆(1B)と
を分離独立させて構成していた(例えば実開昭62-45930
号公報)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
その為に、前分草杆(1A)の後端と後分草杆(1B)との接点
部位で段差ができて、この分草杆に摺接して相対的に後
方に誘導される未刈穀稈の流れが前記接点部位で悪くな
り、かつ、両間隙をすり抜けて走行機体側に倒れかかる
ものもあり、未刈穀稈に損傷を与える等の不都合が起っ
ていた。
本考案の目的は未刈穀稈を滑らかに誘導でき乍ら、格納
時の姿勢をコンパクトにして脱穀穀稈への影響を抑える
ことができるものを提供する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による特徴構成は、脱穀装置を搭載した走行機体
の前部に刈取前処理装置を取付けるとともに、該刈取前
処理装置から走行機体の横側方にかけて未刈穀稈の走行
機体側への倒れ込みを防止する分草杆を設けてあるコン
バインの分草構造において、 刈取前処理装置から走行機体の横側方に亘って連続す
る状態に架設された前記分草杆を、その前後両端におけ
る取り付け箇所どうしを結ぶ線分の周りで回動自在に装
着して、この線分周りでの回動により、前記刈取前処理
装置及び走行機体の横外側方に張出す作用姿勢と、走行
機体側に近接する格納姿勢とに姿勢切換え可能に構成す
る点と、 この分草杆を、前分草杆と後分草杆とを屈折機構で屈
折自在に連結することにより、前記屈折機構による接続
部分が前記回動中心となる線分から離れて位置する折曲
姿勢と、その折曲姿勢よりも前記屈折機構による接続部
分が前記線分に近接する伸長姿勢とに屈伸可能に構成し
た点と、 前記屈折機構の分草杆上での配設位置を、前記作用姿
勢で最も機体横外側方に突出するように前記前分草杆の
後端近くに形成されている屈曲部よりも後方位置に設定
した点と、 にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用〕
(イ)特徴構成より、分草杆を、刈取前処理装置から走
行機体の横側方に亘って連続する状態に形成しているの
で、走行機体の横外側方に張出す中間部から刈取前処理
装置と走行機体とに夫々取付けられている前後端部とを
円滑な曲線形で一体形成でき、段差がないようにでき
る。従って、未刈り穀稈の誘導を円滑に行えるととも
に、従来のように、未刈り穀稈が前後分草杆の間隙をす
り抜けて機体側に倒れかかることを防止できる。
(ロ)特徴構成より、屈折機構によって、作用時には分
草杆の中間部を横外側方に張出させて未刈穀稈を十分に
走行機体から離間させることができる。一方、格納時の
ことを考えてみると、前記作用時の屈折姿勢のままで
は、張出した分草具の前後中間部を上下何れかの方向に
縦姿勢にならざるを得ないが、中間部を上向きにすれば
フィードチェーンに挟持されて横倒し姿勢で送られる脱
穀穀稈に接触する不都合があり、又反対に、中間部を下
向きにすれば地面との間に十分な間隔がとれないといっ
た問題があるが、屈折機構によって伸張姿勢に切換える
ことができるので、前後方向には多少長くなるものの上
下方向への出張りを小さくできるので、脱穀穀稈等への
影響をなくせるようになる。
(ハ)特徴構成により、屈折機構に茎稈が引掛かるおそ
れを、前分草杆の屈曲部の出張りによって、すなわち、
屈折機構を分草杆における最も横に突出する部位の後側
に配置させることにより、そのおそれをなくせるように
なる。
〔考案の効果〕
作用(イ)より未刈穀稈に対する損傷を抑えることができ
るとともに、作用(ロ)より、作用及び格納の各姿勢に拘
らずに連続杆である分草杆を、折曲姿勢と伸張姿勢とに
形状変更自在であり、畦際等で刈取作業を行う場合に格
納伸張姿勢にして脱穀穀稈への影響を抑えた状態で刈取
作業が行える。又、作用(ハ)より、上記利点を生む屈折
機構の存在によって生じる新たな不都合である茎稈引掛
かりを、特別な部材を付加することなく解消できる利点
がある。
〔実施例〕
第1図に示すように、分草具支持杆(1)に取付けられた
分草具(2)、分草された穀稈を引起す引起し装置(3)、引
起し刈取後の穀稈を後部脱穀装置(4)に向けて搬送する
縦搬送装置(5)を備えた刈取前処理装置(6)を、脱穀フィ
ードチェーン(7)と脱穀装置(4)を搭載した走行機体(9)
に、上下揺動自在に取付けてコンバインを構成してあ
る。
刈取前処理装置(6)から走行機体(9)の左横側方にかけて
未刈穀稈の走行機体(9)側への倒れ込みを防止する分草
杆(10)が設けてあり、以下説明する。
第1図及び第2図に示すように、前記分草杆(10)はその
前端をフック状に曲げて分草具支持杆(1)側ブラケット
(11)に引掛係止させるとともに、その後端を脱穀側板(1
2)に固着された後方ブラケット(13)に挿通支持させて単
一杆で形成されている。そして、前記前端と後端との取
り付け箇所である前記両ブラケット(11),(13)の支持部
分どうしを結ぶ線分(X)を回動中心にして前記分草杆(1
0)は上下揺動可能であり、かつ、刈取前処理装置(6)の
走行機体(9)に対する昇降作動によっても、後方ブラケ
ット(13)の長孔による融通によって追従可能である。
第2図に示すように、刈取装置伝動ケース(14)から引起
し装置(3)への伝動ケースに中間ブラケット(15)を固着
するとともに、この中間ブラケット(15)に対して分草杆
(10)の中間部を支持する支持フレーム(16)を取付けてあ
る。この支持フレーム(16)は中間ブラケット(15)に取付
けられた基端ボス(16A)と、この基端ボス(16A)に対して
相対摺動可能な先端部(16B)とからなり、基端ボス(16A)
を前後軸(16a)を介して中間ブラケット(15)に軸支して
上下揺動可能に構成されている。前記前後軸(16a)と平
行に基端ボス側ブラケット(17)を貫通する連結ピン(8)
が設けられるとともに、この連結ピン(8)と中間ブラケ
ット(15)との間にはバネと摩擦板による摩擦保持機構(1
8)が設けてあり、分草杆(10)を前記線分(X)を中心に揺
動させるとピン(8)が基端ボス側ブラケット(17)の長孔
(17a)に沿って相対移動し、任意の位置に位置保持でき
る。前記先端部(16B)の先端は分草杆(10)の中間部に設
けられたブラケット(19)に係合され、かつ、このブラケ
ット(19)の先端部(16B)との係合部位に分草杆(10)に沿
った長孔(19a)が形成され、後記する分草杆(10)の屈伸
作動に対応する構成となっている。
前記分草杆(10)は中間部に中折れ可能なピン連結式の屈
折機構(20)を設けてあり、中間位置で折り曲げられた折
曲姿勢と、全長に亘って略直線状に伸長される伸長姿勢
とに切換えられる。
つまり、前分草杆(10A)と後分草杆(10B)とを屈折機構(2
0)によって屈折自在に連結して分草杆(10)を屈伸可能に
構成するとともに、前分草杆(10A)の後端近くに、前記
作用姿勢で最も機体横外側方に向けて突出する屈曲部(1
0a)を形成してあり、屈折機構(20)を、最も横外側方に
張出た屈曲部(10a)の直ぐ後ろに位置するようにして、
穀稈が屈折機構(20)に引掛からない状態に構成してあ
る。
以上のような構成から、回り刈り作業時には、分草杆(1
0)を屈折姿勢にして刈取前処理装置(6)及び走行機体(9)
の横側方に張出す作用姿勢に設定し、移動時等は、分草
杆(10)を前記線分(X)周りで揺動させて機体側に近接さ
せる格納姿勢に切換える。そして、畦を左手にした畦刈
時には前記格納姿勢を維持し乍ら、伸張姿勢に切換えて
フィードチェーン(7)に挟持された穀稈との接触を回避
させる構成となっている。又、前記支持フレーム(16)を
伸縮させかつ分草杆(10)を前記線分(X)周りに揺動させ
ることによって、横側方に張出す作用姿勢においても未
刈穀稈の短・長稈に対応した分草杆(10)の姿勢を設定変
更することができる。
次に、走行装置(21)について説明する。第1図及び第4
図に示すように、クローラベルト(22)の接地部に対して
その上面から接当して案内する5個の接地転輪(23)をト
ラックフレーム(24)の両横側方に配する外転輪型式のも
のにするとともに、トラックフレーム(24)に2つの板バ
ネ(25),(25)を前後する状態で配置してある。そして、
中間部4つの接地転輪(23)を板バネ(25)の前後端4箇所
に回転支軸(26)を介して取付け、板バネによって独立し
て上下動可能である。そして、トラックフレーム(24)の
両側面を貫通して前記回転支軸(26)は配置され、その貫
通部位に形成された縦向き長孔(24a)によって上下動範
囲が規制されている。つまり、接地転輪(23)は上下動す
るが、その範囲を長孔(24a)によって規制されている。
〔別実施例〕
前記屈折機構(20)としては球ジョイント形式のものでも
よく、上記実施例のものに限定されない。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るコンバインの分草構造の実施例を示
し、第1図はコンバインの側面図、第2図は分草杆の平
面図、第3図は支持フレームを示す背面図、第4図はク
ローラ走行装置の接地転輪の取付構造を示す縦断側面
図、第5図は従来の分草杆の構造を示す平面図である。 (4)……脱穀装置、(6)……刈取前処理装置、(9)……走
行機体、(10)……分草杆、(10A)……前分草杆、(10B)…
…後分草杆、(10a)……屈曲部、(20)……屈折機構、(X)
……線分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】脱穀装置(4)を搭載した走行機体(9)の前部
    に刈取前処理装置(6)を取付けるとともに、該刈取前処
    理装置(6)から走行機体(9)の横側方にかけて未刈穀稈の
    走行機体側への倒れ込みを防止する分草杆(10)を設けて
    あるコンバインの分草構造であって、 前記刈取前処理装置(6)から走行機体(9)の横側方に亘っ
    て連続する状態に架設された前記分草杆(10)を、その前
    後両端における取り付け箇所どうしを結ぶ線分(X)の周
    りで回動自在に装着して、この線分(X)周りでの回動に
    より、前記刈取前処理装置(6)及び走行機体(9)の横外側
    方に張出す作用姿勢と、走行機体(9)側に近接する格納
    姿勢とに姿勢切換え可能に構成するとともに、 この分草杆(10)を、前分草杆(10A)と後分草杆(10B)とを
    屈折機構(20)で屈折自在に連結することにより、前記屈
    折機構(20)による接続部分が前記回動中心となる線分
    (X)から離れて位置する折曲姿勢と、その折曲姿勢より
    も前記屈折機構(20)による接続部分が前記線分(X)に近
    接する伸長姿勢とに屈伸可能に構成し、 さらに、前記屈折機構(20)の分草杆(10)上での配設位置
    を、前記作用姿勢で最も機体横外側方に突出するように
    前記前分草杆(10A)の後端近くに形成されている屈曲部
    (10a)よりも後方位置に設定したことを特徴とするコン
    バインの分草構造。
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