JPH0131000Y2 - - Google Patents

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JPH0131000Y2
JPH0131000Y2 JP1980089811U JP8981180U JPH0131000Y2 JP H0131000 Y2 JPH0131000 Y2 JP H0131000Y2 JP 1980089811 U JP1980089811 U JP 1980089811U JP 8981180 U JP8981180 U JP 8981180U JP H0131000 Y2 JPH0131000 Y2 JP H0131000Y2
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JP
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narrow guide
sensing mechanism
grain culm
lodging
threshing
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JP1980089811U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、走行機体の最外側に向けて延設した
未刈地側のナローガイドに、立毛穀稈の倒伏状態
を感知する感知機構を設けて立毛穀稈の立姿状態
と倒伏状態との感知が正確にできるようにし、こ
れにより立毛穀稈の倒伏状態に対応して脱穀部か
らの排塵量の自動的調節が可能となるようにし、
常に円滑に刈取脱穀作業ができるようにしたコン
バインにおける倒伏穀稈の感知装置に関するもの
である。一般に、コンバインによる刈取脱穀作業
の際、倒伏穀稈は稈身が株元から折曲しあるいは
稈身の中途部が湾曲しているため、前処理部の引
起し体で梳起して刈取る時に穂切れや脱粒を生じ
たり、あるいは倒伏穀稈の株元をフイードチエン
で挾持して脱穀する場合、通常の立姿状態にある
立毛穀稈と異なり大量の切れ藁等の排塵物が発生
することとなる。このため、排塵口の排塵量を立
姿状態の立毛穀稈に合わせて少なくしておくと、
扱胴室乃至は処理胴室が詰り脱穀処理機能を阻害
する欠点があつた。
このため、従来は、作業者自身が直接穀稈の立
姿状態を判断し、手動により排塵口の開度を調節
していたので、正確さに欠けたり、調節忘れ等が
あり依然としてコンバイン作業を能率よくできな
いという操作上の欠点があつた。
本考案は、上記の如き実状に鑑み、これらの欠
点を一掃すべく創案されたものであつて、その目
的とするところは、走行機体の最外側に向けて延
設した未刈地側のナローガイドの内側に、立毛穀
稈の倒伏状態を感知する感知機構を取着すると共
に、上記感知機構のセンサーバーを、ナローガイ
ドを横切つて外側方に突出させたことにより、穀
稈の倒伏状態を常に正確に感知し、これに対応し
て脱穀部からの排塵量の自動的調節が可能となる
ようにし、常に円滑に刈取脱穀作業を行うことが
できるコンバインにおける倒伏穀稈の感知装置を
提供せんとするものである。
本考案の構成を図面に示された一実施例である
排塵口の調節に利用した場合について説明すれ
ば、1はコンバインの走行機体であつて、該走行
機体1の前方には穀稈を引起して刈取り、刈取つ
た穀稈を脱穀部6に供給する前処理部2が配設さ
れ、前処理部2の後方一側には運転席3、籾ホツ
パ4が、また他側には穀稈揚上搬送部5、脱穀部
6、排稈後処理部7がそれぞれ配設されている。
8はナローガイドであつて、該ナローガイド8は
前処理部2を構成する両側分草体9の背面から走
行機体1の最外側に向けて延設されているが、路
上走行時等においては機体側に収納できるように
分草体9の背面と走行機体1の両側適宜位置に起
倒自在に装着されている。そして、上記ナローガ
イド8のうち、未刈地側に位置するナローガイド
8の内側には倒伏穀稈を感知する感知機構10が
装備されている。該感知機構10は連結枠11を
介してナローガイド8に固定されているが、連結
枠11には一端にセンサーバー12が固定され、
他端には作動片13が固定された作動軸14が捻
り弾機15を介してセンサーバー12がナローガ
イド8を横切つて機体外側方に常時突出するよう
回動自在に弾圧支持されている。16は連結枠1
1に装着されたマイクロスイツチであつて、該マ
イクロスイツチ16は、センサーバー12が立毛
穀稈に当接して後方に回動した位置では作動片1
3が回動作動してOFFとし、立毛穀稈に当接し
ないナローガイド8より突出した位置ではONと
なるようになつている。
17は脱穀部6に設けた扱室であつて、該扱室
17はカバー17a及び受網18に囲まれて形成
されているが、扱室17内には扱胴19が機体の
進行方向に沿つて軸架した扱胴軸19aに軸着さ
れ、矢印A方向に回転するようになつている。
20は扱室17の扱口であつて、該扱口20に
沿つて挾扼レール、搬送チエンからなる穀稈株元
挾持移送装置21が設けられている。22は扱胴
軸19aと平行に配置された処理胴23が矢印B
方向に回転するように軸架された処理室であつ
て、該処理室22の略前半部が処理歯が植立され
た処理胴23を介して扱室17と連通連設されて
いる。そして処理室22の終端には、扱室17の
後部に位置して排塵室25が形成されていて、扱
室17と排塵室25とは排塵口24を介して連通
する一方、排塵室25の末端は扱室17下方に位
置する揺動選別体34の一側上方に臨ませる。排
塵室25内の処理胴23には、扱室17内の排塵
物を揺動選別体34上に向つて強制排出するラセ
ン羽根25a及び排出羽根25bが設けられてい
る。上記排塵口24の下端縁には、受網18の側
板18aに一片26aが固定された断面逆V字状
のガイド板26が設けられている。ガイド板26
の他片26bの両側縁には上下方向のガイド溝2
7が左右折曲形成されており、該左右のガイド溝
27には排塵量を調節する調節機構の調節板28
が遊嵌されている。さらにガイド板26の他片2
6bには規制ボルト26cが突設されている。該
規制ボルト26cには調節板28に穿設された長
孔28aを嵌挿して、規制ボルト26cに嵌入す
る弾機29aと規制ボルト26cの先端に螺入す
る緊締具29とを介して調節板28を排塵口24
からの排塵量が略直立姿勢の立毛穀稈に対応した
上昇位置と倒伏穀稈に対応した下降位置とに上下
摺動自在に支持している。
30は上記調節板28に設けた長孔28aの移
動長だけ出没移動する作動腕30aを設けたソレ
ノイド機構であつて、該作動腕30aの先端に装
着されたブラケツト31に調節板28の下端がピ
ン32を介して着脱自在に連結されている。さら
に上記ソレノイド機構30は前記マイクロスイツ
チ16と第7図に示す配線図によつて連結されて
おり、マイクロスイツチ16がOFFのときは作
動腕30aがスプリング33の附勢弾力によつて
定位置のソレノイド機構30よりも上動し、ON
となるとスプリング33の附勢弾力に抗して下動
するようになつている。
尚、図中、35は風選室、36はメインスイツ
チ、37は電源である。
次に、叙述の如く構成した本考案の作用につい
て説明する。いま、穀稈の刈取脱穀作業をするに
あたつては、メインスイツチ36をONにし、機
体側に収納されていたナローガイド8を機体外側
方に突出せしめた後に、圃場を走行すれば、穀稈
は前処理部2で刈取られ、揚上搬送部5で揚上搬
送されながら穀稈株元挾持移送装置21に受継が
れ、脱穀部6で脱穀された後に、排稈は排稈後処
理部7で切断あるいは結束等の後処理がなされて
機外に放出され、脱穀された穀粒等は揺動選別体
34上で比重選別されて穀粒は籾ホツパ4を介し
て籾袋内に収納され、塵介等は機外に放出される
ことになる。
上記一連の刈取脱穀作業において、倒伏してな
い略直立状態の立毛穀稈の場合には、未刈地側の
ナローガイド8に装備した感知機構10のセンサ
ーバー12がナローガイド8に規制されて外側方
に傾斜する立毛穀稈の穂先側に当接し捻り弾機1
5に抗して後方に回動しているから、マイクロス
イツチ16はOFFとなつている。このためソレ
ノイド機構30は非作動状態にあり、作動腕30
aはスプリング33によつて突出し調節板28を
上昇させて、排塵口24の開口を小さくしている
から、扱室17から排塵口24を通過して排塵室
25側に向けて排出される排出物の排出量は、少
量となり、従つて、未処理脱穀物が排塵口24か
ら排塵室25に排出されることなく扱胴19によ
る脱穀作業が円滑に行なわれることとなる。
一方、倒伏している穀稈の場合には、第2図に
示すようにナローガイド8に規制された倒伏穀稈
と、センサーバー12との当接がなくなるから、
センサーバー12は捻り弾機15によつて機体外
側方に回動復帰していると同時に、作動片13が
マイクロスイツチ16をONにする。すると、ソ
レノイド機構30が作動して作動腕30aを没入
せしめて調節板28を下降させ排塵口24の開口
を大きくすることとなる。このため、稈身の中途
部が湾曲したり、株元から折れ曲つている倒伏穀
稈が株元側を脱穀部6の穀稈株元挾持移送装置2
1に挾持されて扱室17内に供給される際に、稈
身方向が扱歯の回転方向と交差することによつて
発生する切れ藁等が増大しても排塵口24からの
排出量が自動的に増加して確実に排塵室25内に
排出することができるから、倒伏穀稈を脱穀する
際に切れ藁等の増大があつても、扱室17内の負
荷が増大して扱室17が詰ることを確実に防止し
て倒伏穀稈の脱穀作業を円滑に行なうことができ
る。
また、刈取作業の過程で倒伏穀稈から略直立状
態の立毛穀稈に変化した場合には、再び感知機構
10のマイクロスイツチ16がOFFとなつてソ
レノイド機構30の作動は停止するから、スプリ
ング33によつて作動腕30aは突出し、突出し
た調節板28によつて排塵口24の開口を少くす
ることとなる。このように、排塵口24の排塵量
は、立毛穀稈の倒伏状態に対応して自動的に変化
して、常に最適状態の送塵量とすることができる
こととなる。そして感知機構10のセンサーバー
12は走行機体1の最外側に向けて延設された未
刈地側のナローガイド8を横切つて外側方に突出
しているので、ナローガイド8でガイドされる立
毛穀稈は必ずセンサーバー12に接触し、倒伏状
態を常に正確に感知することができるうえ、感知
機構10自体はナローガイド8の内側に取着され
ているので、ナローガイド8により保護されて稈
等が感知機構10のマイクロスイツチ16等にひ
つかかるようなことはない。しかも感知機構10
の取付けにあたつて取付部材をナローガイド8に
兼用したので、殊更感知機構10の取付部材をナ
ローガイド8とは別に設ける必要がなく、したが
つて感知機構の取付構成が簡単にできる許りでな
く、路上走行時等においてはナローガイド8とと
もに感知機構10をワンタツチで機体側に収納で
き、このため未刈地側のナローガイド8に感知機
構10を設けたものでありながら、何等邪魔に成
ることがない。
これを要するに、本考案は、脱穀部を搭載した
走行機体の前方に前処理部を設けたコンバインに
おいて、上記前処理部から走行機体の最外側に向
けて延設したナローガイドを走行機体側に収納可
能に構成し、未刈地側に設けたナローガイドの内
側に、立毛穀稈の倒伏状態を感知する感知機構を
取着すると共に、上記感知機構のセンサーバー
を、ナローガイドを横切つて外側方に突出させた
ものであるから、刈取脱穀作業時には、感知機構
のセンサーバーが未刈地側の最外側に位置したナ
ローガイドを横切つて外側方に突出しているの
で、ナローガイドによつてガイドされる立毛穀稈
が必ずセンサーバーに接触し、倒伏状態を正確に
感知することができ、このため、走行機体の脱穀
部に開設した排塵口からの排塵量の調節機構を感
知機構に連動連結するように構成すれば、排塵口
の開度を立毛穀稈の倒伏状態に対応した適正な状
態に自動的に調節して円滑に刈取脱穀作業を行う
ことができる。そして感知機構自体はナローガイ
ドの内側に取着されているので、ナローガイドに
より外側を保護することができて稈等がひつかか
ることはなく、しかも感知機構の取付部材をナロ
ーガイドに兼用したので、殊更取付部材を新たに
設ける必要がなく、したがつて感知機構の取付構
成が簡単にできるうえ、路上走行時や機体格納時
には感知機構をナローガイドとともに機体側にワ
ンタツチで収納できるので、未刈地側のナローガ
イドに感知機構を設けたものでありながら、何等
邪魔になることはない等、極めて有用な実用的効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係るコンバインにおける倒伏
穀稈の感知装置機構の一実施例を示すものであつ
て、第1図はコンバインの全体平面図、第2図は
同上全体正面図、第3図Aは感知機構の側面図B
は同上全平面図、第4図Aコンバインの水平断面
図、第5図は要部縦断面図、第6図は要部分解斜
視図、第7図は配線図である。 図中、2は前処理部、6は脱穀部、8はナロー
ガイド、10は感知機構である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 脱穀部を搭載した走行機体の前方に前処理部を
    設けたコンバインにおいて、上記前処理部から走
    行機体の最外側に向けて延設したナローガイドを
    走行機体側に収納可能に構成し、未刈地側に設け
    たナローガイドの内側に、立毛穀稈の倒伏状態を
    感知する感知機構を取着すると共に、上記感知機
    構のセンサーバーを、ナローガイドを横切つて外
    側方に突出させたことを特徴とするコンバインに
    おける倒伏穀稈の感知装置。
JP1980089811U 1980-06-26 1980-06-26 Expired JPH0131000Y2 (ja)

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JP1980089811U JPH0131000Y2 (ja) 1980-06-26 1980-06-26

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JP1980089811U JPH0131000Y2 (ja) 1980-06-26 1980-06-26

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Publication Number Publication Date
JPS5711937U JPS5711937U (ja) 1982-01-21
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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59161935U (ja) * 1983-04-15 1984-10-30 ヤンマー農機株式会社 脱穀装置
JPS59183417U (ja) * 1983-05-25 1984-12-06 堀 錬士 ベルト支持用ロ−ラ

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JPS5398224A (en) * 1977-02-08 1978-08-28 Kubota Ltd Reaper and harvester

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JPS5711937U (ja) 1982-01-21

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