JPH0538590Y2 - - Google Patents

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JPH0538590Y2
JPH0538590Y2 JP7805186U JP7805186U JPH0538590Y2 JP H0538590 Y2 JPH0538590 Y2 JP H0538590Y2 JP 7805186 U JP7805186 U JP 7805186U JP 7805186 U JP7805186 U JP 7805186U JP H0538590 Y2 JPH0538590 Y2 JP H0538590Y2
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tine
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案はコンバイン後部から排出される脱穀済
みの排稈を株元を揃えて結束するようにした排稈
結束装置に関するものである。
〔従来技術〕
従来のコンバインにおける排稈結束装置には、
第4図のように、脱穀済みの排稈を排稈結束装置
10に移送するための掻込機構として長稈に合わ
せて株元側掻込タイン42、中央側掻込タイン4
3、穂先側掻込タイン44よりなる三連の排稈掻
込タインが装備されており、これら各掻込タイン
は第3図に示すように前後一対の掻込タイン50
が固定カム47に摺接して回動することによつて
掻込軌跡Kに沿つて掻込通路35に突出するよう
になつている。
そして、排稈株元を規制するよう位置変更固定
自在に設けられた根揃え板70は、長稈に合わせ
て株元側掻込タイン42の位置よりも手前側に位
置するようになつていた。
したがつて、この長稈に合うよう配設された三
連の排稈掻込タインにより短稈77を結束処理す
る際には、根揃え板70を、掻込タイン50が回
転している株元側掻込タイン42位置を超えて中
央側掻込タイン43に近接させることができず、
短稈77の株元を揃えることができないという欠
点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は上述した従来の実情に鑑み、その欠点
を解消すべく創案されたものであつて、複数の排
稈掻込タインが長稈に合わせて配設された排稈結
束装置にあつても、短稈の株元を揃えることがで
きるコンバインにおける排稈結束装置を提供する
ことを目的とするものである。
〔考案の構成〕
上記目的を達成する本考案のコンバインにおけ
る排稈結束装置は、排稈結束装置に設けた複数の
排稈掻込タインをタイン駆動軸により駆動するよ
うになし、前記排稈掻込タインの内、株元側掻込
タインと駆動軸との間にはクラツチを介装し、排
稈株元を規制するよう位置変更固定自在に設けた
根揃え板を、前記クラツチの操作により停止した
株元側掻込タインを超えて排稈の穂先側に移動す
るよう構成してあることを特徴とするものであ
る。
〔実施例〕
以下、本考案を一実施例を示す図面について説
明する。
コンバイン1は、第6図に示すように左右一対
のクローラ2,2が巻掛けられた走行装置3、こ
の走行装置3の上方に搭載された脱穀装置4、こ
の脱穀装置の前方に配設された機体一側の梳起し
ケース5および刈刃(図外)よりなる前処理装置
6、機体他側に配設された操作レバー11等が設
けられた操作盤7および、第5図に示すように脱
穀装置4の後方に付設された排稈切断装置8およ
び排稈結束装置10よりなる排稈処理装置9等よ
り構成されている。
第8図に示すように前述した操作盤7の後方に
は所定距離をおいて運転座席12が配設され、こ
の運転座席12の右側の略機幅中央部には、操作
杆13等が設けられた副操作盤14が配設されて
おり、この副操作盤14上に固定された軸支部2
2には前後方向に向く支点軸15が枢支され、こ
の支点軸15には横方向に向く揺動フレーム16
が連接されており、この揺動フレーム16は支点
軸15を中心として左右両側に選択的に揺動自在
となつており、この揺動フレーム16の揺動側端
部には上下方向に延びる移動フレーム18の上端
が枢支連結され、この移動フレーム18の下方は
前方に向つて延びる係止部19に形成され、この
移動フレーム18の上方側には前方に向う肘掛け
部21が固定されており、下方側には前後位置に
回動固定自在な補助ステツプ20が設けられてお
り、これらで揺動ステツプ17が構成されている。
また、機体の左右両側には移動フレーム17の
係止部19を係合する係合部23がそれぞれ固定
されており、さらに運転座席12の後方には、左
右一対の袋掛杆24が設けられた穀粒の袋詰装置
25が配設されており、この穀粒の袋詰装置25
の上方には穀粒タンク26が配設されている。
しかして、揺動ステツプ17を、第8図に示すよ
うに機体の右側にセツト固定したときには、これ
を利用して搭乗デツキ27への乗降を容易に行う
ことができると共に、その肘掛け部21を運転座
席12のアームレストとして利用できる。
また、納屋・倉庫等の壁に操作盤7側が密着状
態となるようコンバインを格納する場合には、揺
動ステツプ17を第6図に示すように機体の左側に
セツト固定しておくことによつて、これを登つて
奥側の運転座席12に行くことができると共に、
また、圃場で穀稈の手扱ぎ作業を行う際には、第
1図に示すように後方に回転した補助ステツプ20
を利用して穀稈を載置し、脱穀装置4の供給口に
供給することもできるようになつている。
第6図に示すように、前記脱穀装置4の左側面
にはフイードチエン27と挟扼レール28からな
る穀稈搬送機構が設けられており、また第4図に
示すように前述したフイードチエン27と挟扼レ
ール28との搬送終端には、排稈搬送機構29の
搬送始端が連結されており、この排稈搬送機構2
9の搬送終端には排稈処理装置9が連結されてい
る。
この排稈処理装置9は、排稈搬送機構29の下
方に配設された排稈切断装置8と排稈搬送機構2
9の搬送終端に接続する三連の排稈掻込タイン3
0を経由して連結される排稈結束装置10とより
構成されており、この排稈結束装置10を回転さ
せないときには、排稈搬送機構29により搬送さ
れた排稈が排稈切断装置8に供給され、所定間隔
に並列され互いに対向する前後の切断円板31お
よび32により裁断されて下方の圃場に落下する
ようになつており、この切断円板31および32
は平行配設された回転軸33および34に取付け
られている。
また、排稈結束装置10を回転させたときに
は、排稈切断装置8への落下通路は閉鎖され回転
軸33および34が回転しないようになつてい
る。そしてこの排稈結束装置10は、三連の排稈
掻込タイン30の下方に設けた掻込通路35の後
方に接続する結束通路36が形成され、この結束
通路36下方にはニードル36やバツカー37が
設けられ、この結束通路36の上方にはビルや結
節ホルダー(図外)および、放出アーム38が設
けられることにより構成されている。
第4図に示すように、排稈結束装置10には、
支持パイプ41が固定され、またこの支持パイプ
41に平行配設されたタイン駆動軸40が駆動回
転自在に設けられており、前記三連の排稈掻込タ
イン30は、所定の間隔をおいて並設された株元
側掻込タイン42、中間側掻込タイン43、穂先
側掻込タイン44から構成されている。実施例の
各掻込タインは、最も標準的な三連を示している
が、この三連に限らず複数(二〜五連)設けても
よい。
これら各掻込タインは、そのケース46が支持
パイプ41に固定されており、このケース46内
の中心部にはその取付け部69がケース46に取
付ボルトにより固定された固定カム47が設けら
れ、この固定カム47と一体形成されたカムボス
47aの内径には回転自在にブツシユ68が嵌入
され、このブツシユ68の内径は後述する二つ割
りボス48の外径に嵌入されており、このカムボ
ス47aは二つ割りボス48の外径に位置決めさ
れた固定リング51によつて二つ割りボス48上
に位置決めされている。
またタイン駆動軸40には、二つ割りボス48
の外径を締付ける前記固定リング51により二つ
割りボス48が遊転自在に設けられており、この
二つ割りボスース48には軸芯と直交する方向に
延びる前後のアーム49,49の基端がそれぞれ
固着され、このアーム49に固定の支点ピン52
にはローラ53が設けられた掻込タイン50の支
点孔がそれぞれ回転自在に枢支連結されている。
さらに、アーム49と掻込タイン50との間に
は、支点ピン52を中心にして掻込タイン50を
タイン駆動軸40の軸芯に向けて附勢するコイル
ばね54が設けられており、この各掻込タイン5
0は、タイン駆動軸40の軸芯を中心にしてアー
ム49と一体に回転する際、そのローラ53が固
定カム47に接触することによつて支点ピン52
を中心にして先端が次第に起立して、第3図のA
→Bに至る掻込軌跡Kに沿つて下方の掻込通路3
5に突出し、掻込通路35内の排稈を結束通路3
6に向けて搬送するようになつている。
また、各掻込タイン50の掻込軌跡Kに対応す
る下方側には、掻込通路35内の排稈を掻込軌跡
Kに近ずけるよう附勢するガイドスプリング55
がそれぞれ設けられ、この各ガイドスプリング5
5は掻込通路35の上手側に止着されている。こ
のガイドスプリング55は掻込通路35内の小量
の排稈でも回転する掻込タイン50に向けて近ず
けるよう作用し、また大量の排稈の場合にはガイ
ドスプリング55自体が下方に変形して排稈の通
過を許容するよう作用するようになつている。
そして、株元側掻込タイン42とタイン駆動軸
40との間にはクラツチ45が介装され、このク
ラツチ45の操作により三連の排稈掻込タイン3
0の内、株元側掻込タイン42のみが単独に回
転・回転停止となるよう選択切換できるようにな
つている。
つまり、株元側掻込タイン42の二つ割りボス
48は、第1図〜第2図に示すように、タイン駆
動軸40に回転自在に設けた二つ割りメタル67
の外径に嵌挿され、このタイン駆動軸40に対し
遊転自在の二つ割りボス48には端面から軸芯に
沿つて突出する係合爪56が設けられ、この係合
爪56は、タイン駆動軸40上に摺動のみ自在に
設けたクラツチ板58に突出させた係合爪57に
係合・離脱自在になつており、このクラツチ板5
8は、クラツチ板58と固定板61との間に設け
たスプリング59により常に二つ割りボス48側
に附勢され、このスプリング59は案内筒62の
外周により案内されるようになつており、さらに
タイン駆動軸40には外径よりも所定高さだけ突
出する固定ピン60が軸芯と直交する方向に固定
され、また、クラツチ板58内には、タイン駆動
軸40に回転自在に嵌挿される円孔64とこの円
孔64に続き固定ピン60を通過する両側の長孔
65とを設けた固定板63が設けられており、さ
らに六角形のタイン駆動軸40に嵌合するクラツ
チ板58の内径には、固定ピン60を通過するた
めの長孔66が両側に形成されている。
したがつて、クラツチ45は、そのクラツチ板
58をスプリング59に抗して移動させ、固定ピ
ン60を通過した位置で固定板63を回動させる
ことによつて、クラツチ板58を二つ割りボス4
8から離脱させた位置に保持することができ、こ
れにより株元側掻込タイン42のみを単独で回転
停止状態とすることができる。
そして、株元側掻込タイン42の回転が停止状
態となることにより根揃い板70を、その掻込タ
イン50が下方に突出しない掻込通路35の空間
を利用し、回転停止状態にある株元側掻込タイン
42位置を超えて中央側掻込タイン43に近接す
るよう排稈の穂先側に移動させることができる。
この根揃い板70は、タイン駆動軸40に嵌挿
された移動ボス71と支持パイプ41に上方側が
係止された係止片72との間を連結固定する連結
杆73と一体的になつて、タイン駆動軸40の軸
芯方向に沿つて位置変更固定自在になつている。
つまり、第1図および第3図に示すように、移動
ボス71にはタイン駆動軸40の軸芯方向と直交
する方向に伸縮自在な支持アーム74が設けら
れ、この支持アーム74の先端から下方に垂下す
る連結アーム75およびタイン駆動軸40の軸芯
方向に沿う長い回動アーム76が設けられてお
り、この回動アーム76の先端に取付けられた根
揃え板70が回転停止状態にある株元側掻込タイ
ン42を超えて中央側掻込タイン43に接近する
ようになつており、この根揃え板70は所定角度
内で先端側が左右方向に揺動可能になつている。
したがつて、長稈に合うよう配設された三連の
排稈掻込タイン30によつて短稈77を結束処理
する際には、根揃え板70を、クラツチ45の操
作によつて掻込タイン50が回転停止状態となつ
た株元側掻込タイン42の位置を超えて中間側掻
込タイン43に接近させ、この根揃え板70によ
り短稈77の株元を規制して揃えることができる
ので、従来のような根揃え板を株元側掻込タイン
を超えて中間側掻込タインに近接移動させること
ができず、短稈の株元揃えができないという欠点
を解消することができる。
また、根揃え板70を元に戻し、クラツチ45
を操作して株元側掻込タイン42を回転させるこ
とにより三連の排稈掻込タイン30を同時に駆動
することができるので、これにより従来と同様に
長稈の株元を揃えることができる。
〔考案の効果〕
これを要するに本考案のコンバインにおける排
稈結束装置は、排稈結束装置に設けた複数の排稈
掻込タインをタイン駆動軸により駆動するように
なし、前記排稈掻込タインの内、株元側掻込タイ
ンと駆動軸との間にはクラツチを介装し、排稈株
元を規制するよう位置変更固定自在に設けた根揃
え板を、前記クラツチの操作により停止した株元
側掻込タインを超えて排稈の穂先側に移動するよ
う構成してあるが故に、複数の排稈掻込タインが
長稈に合わせて配設された排稈結束装置により短
稈を結束処理する際、根揃え板を、クラツチの操
作によつて掻込タインが回転停止状態となつた株
元側掻込タイン位置を超えて排稈の穂先側に移動
させることができ、この接近した根揃え板により
短稈の株元を規制して揃えることができるので、
従来のように根揃え板を株元側掻込タインを超え
て移動させることができず、短稈の株元揃えがで
きないという欠点を解消することができる。
また、根揃え板を元に戻し、クラツチの操作に
よつて株元側掻込タインを回転させることによ
り、複数の排稈掻込タインを同時に駆動し、従来
と同様に長稈の株元を揃えることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は、株元側掻込タインの横断平面図、第2
図は株元側掻込タインの分解斜視図、第3図は一
部を破断して示す掻込タインの側面図、第4図は
排稈処理装置の平面図、第5図は排稈処理装置の
側面図、第6図はコンバイン全体斜視図、第7図
Aは揺動ステツプの全体斜視図、第7図Bは揺動
ステツプ要部の斜視図、第8図は操作盤の斜視図
である。 1……コンバイン、10……排稈結束装置、3
0……三連の排稈掻込タイン、35……掻込通
路、40……タイン駆動軸、42……株元側掻込
タイン、45……クラツチ、50……掻込タイ
ン、70……根揃え板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排稈結束装置に設けた複数の排稈掻込タインを
    タイン駆動軸により駆動するようになし、前記排
    稈掻込タインの内、株元側掻込タインと駆動軸と
    の間にはクラツチを介装し、排稈株元を規制する
    よう位置変更固定自在に設けた根揃え板を、前記
    クラツチの操作により停止した株元側掻込タイン
    を超えて排稈の穂先側に移動するよう構成してあ
    ることを特徴とするコンバインにおける排稈結束
    装置。
JP7805186U 1986-05-26 1986-05-26 Expired - Lifetime JPH0538590Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7805186U JPH0538590Y2 (ja) 1986-05-26 1986-05-26

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7805186U JPH0538590Y2 (ja) 1986-05-26 1986-05-26

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Publication Number Publication Date
JPS62190435U JPS62190435U (ja) 1987-12-03
JPH0538590Y2 true JPH0538590Y2 (ja) 1993-09-29

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ID=30926634

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JP7805186U Expired - Lifetime JPH0538590Y2 (ja) 1986-05-26 1986-05-26

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JPS62190435U (ja) 1987-12-03

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