JP6911434B2 - 車両走行支援装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、車両走行支援装置に関する。
クロソイド曲線を含む経路に従って車両を走行させて、車両を駐車位置等の目標位置に移動させる車両走行支援装置がある。
特許第3911492号 特許第3818654号 特許第4058389号
ところで、狭いスペースに車両を駐車する場合に、クロソイド曲線を含む経路に従って車両を走行させると、車両と障害物との接触を回避するために、車両の切り返しが発生する場合がある。これにより、車両の駐車に要する時間が長くなったり、手動で車両の駐車を行えば駐車位置に駐車できるにも関わらず、車両走行支援装置によると車両を駐車できなかったりする場合がある。
実施形態の車両走行支援装置は、一例として、第1位置から第2位置へ車両が進む経路の途中で当該車両が停車して据え切りを行って第2位置へ進む第1経路を作成する作成部と、作成した第1経路に従って前記車両を走行させる制御部と、を備える。よって、一例としては、目標位置への車両の移動に要する時間を短くできる。また、制御部が、車両と障害物との衝突を回避して車両を走行させた場合の車両の経路の曲率の変化量が、クロソイド曲線に従って車両を走行させた場合の車両の経路の曲率の変化量の上限を超える場合、第1経路に従って車両を走行させる。よって、一例として、車両の目標位置への移動を制御した場合に、車両を目標位置へと移動できないことに対して、車両の運転手が違和感を覚える可能性を低くできる。
実施形態の車両走行支援装置は、一例として、作成部は、クロソイド曲線および直線の少なくとも一方を含み、かつ第1位置から第2位置へ車両が進行方向を変えずに進む第2経路を作成し、制御部は、第2経路に従って車両を走行させ、第2経路に従って車両が走行を開始した後、車両が衝突する障害物を検出した場合、第1経路に従って車両を走行させる。よって、一例としては、目標位置への車両の移動に要する時間を短くできる。
また、車両走行支援装置は、一例として、第1経路において車両が据え切りを行う際の車両の停車には、車両の走行速度が極低速になった状態を含む。よって、一例として、車両が据え切りを行う際に操舵部等にかかる負荷を軽減できる。
また、車両走行支援装置は、一例として、第1位置から第2位置へ車両が進む経路の途中で当該車両が停車して据え切りを行って第2位置へ進む第1経路を作成する作成部と、作成した第1経路に従って車両を走行させる制御部と、を備える。作成部は、クロソイド曲線および直線の少なくとも一方を含み、かつ第1位置から第2位置へ車両が進行方向を変えずに進む第2経路を作成し、制御部は、第2経路に従って車両を走行させ、第2経路に従って車両が走行を開始した後、車両が衝突する障害物を検出した場合、第1経路に従って車両を走行させる。作成部は、第2経路に従って車両が走行を開始した後、車両が衝突する障害物を検出した場合に、第1経路を再作成し、制御部は、第2位置が車両の駐車位置である場合、駐車位置から、車両の進行方向とは反対方向に所定距離離れた位置に基準線を設定し、車両の重心が基準線に達するまで、第1経路の再作成を許可する。よって、一例として、車両の重心が基準線に達した場合には、経路の作成による演算処理の負荷を軽減できる。
また、車両走行支援装置は、一例として、初期位置から駐車位置へ車両が進む経路の途中で当該車両が停車して据え切りを行って駐車位置に進む第1経路と、クロソイド曲線および直線の少なくとも一方を含みかつ初期位置から駐車位置へ進む車両の第2経路と、を作成する作成部と、第1経路に従って車両を走行させた際、車両が切り返しを行わずに駐車位置に到達できる場合、第1経路に従って車両を走行させ、かつ第1経路に従って車両を走行させた際、車両の切り返しを要する場合、第2経路に従って車両を走行させる制御部と、を備える。よって、一例として、駐車位置への車両の移動に要する時間を短くできる。
図1は、第1の実施形態にかかる車両走行支援装置を適用した車両の車室の一部が透視された状態の一例を示す斜視図である。 図2は、第1の実施形態にかかる車両の一例の平面図である。 図3は、第1の実施形態にかかる車両の機能構成の一例を示すブロック図である。 図4は、第1の実施形態にかかる車両が有するECUの機能構成の一例を示すブロック図である。 図5は、第1の実施形態にかかる車両の車両走行支援処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図6は、第1の実施形態にかかる車両による基本経路の作成処理の一例を説明するための図である。 図7は、第1の実施形態にかかる車両を駐車位置に駐車する際の車両の旋回曲率の変化の一例を示す図である。 図8は、第1の実施形態にかかる車両を駐車位置に駐車する際の旋回曲率の変化の一例を示す図である。 図9は、第1の実施形態にかかる車両を駐車位置に駐車する際の旋回曲率の変化の一例を示す図である。 図10は、第1の実施形態にかかる車両を駐車位置に駐車する際の旋回曲率の変化の一例を示す図である。 図11は、第2の実施形態にかかる車両の車両走行支援処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用、結果、および効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能であるとともに、基本的な構成に基づく種々の効果や、派生的な効果のうち、少なくとも1つを得ることが可能である。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる車両走行支援装置を適用した車両の車室の一部が透視された状態の一例を示す斜視図である。車両1は、内燃機関(エンジン)を駆動源とする自動車(内燃機関自動車)であっても良いし、電動機(モータ)を駆動源とする自動車(電気自動車、燃料電池自動車等)であっても良いし、それらの双方を駆動源とする自動車(ハイブリッド自動車)であっても良い。また、車両1は、種々の変速装置、内燃機関や電動機の駆動に必要な種々の装置(システム、部品等)を搭載可能である。また、車両1における車輪3の駆動に関わる装置の方式、個数、レイアウト等は、種々に設定可能である。
図1に示すように、車両1は、車体2と、操舵部4と、加速操作部5と、制動操作部6と、変速操作部7と、モニタ装置11と、を備える。
車体2は、車両1の乗員が乗車する車室2aを有する。車室2a内には、乗員としての運転手が座席2bに臨む状態で、操舵部4、加速操作部5、制動操作部6、変速操作部7、表示装置8、音声出力装置9、操作入力部10等が設けられている。
操舵部4は、例えば、ダッシュボードから突出したステアリングホイールである。加速操作部5は、例えば、運転手の足下に位置するアクセルペダルである。制動操作部6は、例えば、運転手の足下に位置するブレーキペダルである。変速操作部7は、例えば、センターコンソールから突出したシフトレバーである。
モニタ装置11は、例えば、ダッシュボードの車幅方向(すなわち、左右方向)の中央部に設けられている、モニタ装置11は、例えば、ナビゲーションシステムまたはオーディオシステム等の機能を有しても良い。モニタ装置11は、表示装置8、音声出力装置9、および操作入力部10を有する。また、モニタ装置11は、スイッチ、ダイヤル、ジョイスティック、および押しボタン等の各種の操作入力部を有しても良い。
表示装置8は、LCD(Liquid Crystal Display)やOELD(Organic Electroluminescent Display)等で構成され、画像データに基づいて各種画像を表示可能である。音声出力装置9は、スピーカ等で構成され、音声データに基づいて各種音声を出力する。音声出力装置9は、車室2a内において、モニタ装置11以外の異なる位置に設けられていても良い。
操作入力部10は、タッチパネル等で構成され、乗員による各種情報の入力を可能とする。また、操作入力部10は、表示装置8の表示画面に設けられ、表示装置8に表示される画像を透過可能である。これにより、操作入力部10は、表示装置8の表示画面に表示される画像を乗員に視認させることを可能とする。操作入力部10は、表示装置8の表示画面上における乗員のタッチ操作を検出することによって、乗員による各種情報の入力を受け付ける。
図2は、第1の実施形態にかかる車両の一例の平面図である。図1および図2に示すように、車両1は、四輪自動車等であり、左右2つの前輪3Fと、左右2つの後輪3Rと、を有する。4つの車輪3の全てまたは一部が、転舵可能である。
車両1は、複数の撮像部16を有する。撮像部16は、CCD(Charge Coupled Device)またはCIS(CMOS Image Sensor)等の撮像素子を有するデジタルカメラである。撮像部16は、所定のフレームレートで車両1の周囲を撮像可能である。そして、撮像部16は、車両1の周囲を撮像して得られた撮像画像の画像データを出力する。
本実施形態では、撮像部16は、4つの撮像部16a〜16dを有する。撮像部16aは、車体2の前側の端部2cに位置し、フロントバンパー等に設けられている。撮像部16bは、車体2の左側の端部2dに位置し、左側のドアミラー2g等に設けられている。撮像部16cは、車体2の後側の端末2eに位置し、リヤトランク等のドア2hに設けられている。撮像部16dは、車体2の右側の端部2fに位置し、右側のドアミラー2gに設けられている。
車両1は、複数の測距センサ15(15a〜15d)を有する。測距センサ15は、レーザ光等の光を発光し、車両1の周囲に存在する他の車両等の障害物において反射した光を受光する。そして、測距センサ15は、障害物からの光の受光結果に基づいて、車両1から障害物までの距離を特定可能とする距離情報をECU24に送信する。測距センサ15は、車両1から障害物までの距離を距離情報としてECU24に送信しても良いし、測距センサ15からの光の発光時刻および測距センサ15による光の受光時刻を距離情報としてECU24に送信しても良い。
図3は、第1の実施形態にかかる車両の機能構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、車両1は、操舵システム13と、ブレーキシステム18と、舵角センサ19と、アクセルセンサ20と、シフトセンサ21と、車輪速センサ22と、車内ネットワーク23と、ECU(Electronic Control Unit)24と、を備える。
モニタ装置11、操舵システム13、測距センサ15、ブレーキシステム18、舵角センサ19、アクセルセンサ20、シフトセンサ21、車輪速センサ22、およびECU24が、電気通信回線である車内ネットワーク23を介して電気的に接続されている。車内ネットワーク23は、CAN(Controller Area Network)等により構成される。
操舵システム13は、電動パワーステアリングシステムやSBW(Steer By Wire)システム等である。操舵システム13は、アクチュエータ13aおよびトルクセンサ13bを有する。そして、操舵システム13は、ECU24等によって電気的に制御され、アクチュエータ13aを動作させて、操舵部4に対して、トルクを付加して操舵力を補うことによって、車輪3を転舵する。トルクセンサ13bは、運転者が操舵部4に与えるトルクを検出し、その検出結果をECU24に送信する。
ブレーキシステム18は、車両1のブレーキのロックを抑制するABS(Anti-lock Brake System)、コーナリング時の車両1の横滑りを抑制する横滑り防止装置(ESC:Electronic Stability Control)、ブレーキ力を増強させてブレーキをアシストする電動ブレーキシステム、およびBBW(Brake By Wire)を含む。ブレーキシステム18は、アクチュエータ18aおよびブレーキセンサ18bを有する。ブレーキシステム18は、ECU24等によって電気的に制御され、アクチュエータ18aを介して、車輪3に制動力を付与する。ブレーキシステム18は、左右の車輪3の回転差等から、ブレーキのロック、車輪3の空回り、および横滑りの兆候等を検出して、ブレーキのロック、車輪3の空回り、および横滑りを抑制する制御を実行する。ブレーキセンサ18bは、制動操作部6の可動部としてのブレーキペダルの位置を検出する変位センサであり、ブレーキペダルの位置の検出結果をECU24に送信する。
舵角センサ19は、ステアリングホイール等の操舵部4の操舵量を検出するセンサである。本実施形態では、舵角センサ19は、ホール素子等で構成され、操舵部4の回転部分の回転角度を操舵量として検出し、その検出結果をECU24に送信する。アクセルセンサ20は、加速操作部5の可動部としてのアクセルペダルの位置を検出する変位センサであり、その検出結果のECU24に送信する。
シフトセンサ21は、変速操作部7の可動部(バー、アーム、ボタン等)の位置を検出するセンサあり、その検出結果をECU24に送信する。車輪速センサ22は、ホール素子等を有し、車輪3の回転量や単位時間当たりの車輪3の回転数を検出するセンサであり、その検出結果をECU24に送信する。
ECU24は、車内ネットワーク23を介して、操舵システム13、ブレーキシステム18、および変速操作部7を制御することによって、車両1を駐車位置に駐車する場合等に車両1の運転を制御する車両走行支援装置の一例である。ECU24は、コンピュータ等で構成される。具体的には、ECU24は、CPU(Central Processing Unit)24a、ROM(Read Only Memory)24b、RAM(Random Access Memory)24c、表示制御部24d、音声制御部24e、およびSSD(Solid State Drive)24fを備える。CPU24a、ROM24b、およびRAM24cは、同一の回路基板内に設けられていても良い。
CPU24aは、ROM24b等の不揮発性の記憶装置に記憶されたプログラムを読み出し、当該プログラムに従って各種の演算処理を実行する。例えば、CPU24aは、表示装置8に表示させる画像データに対する画像処理、車両1の周囲に存在する障害物までの距離の算出、駐車位置の設定、駐車位置への車両1の経路の演算、および車両の運転の制御等を実行する。
ROM24bは、各種プログラムおよび当該プログラムの実行に必要なパラメータ等を記憶する。RAM24cは、CPU24aでの演算で用いられる各種データを一時的に記憶する。表示制御部24dは、ECU24での演算処理のうち、主として、撮像部16から取得してCPU24aへ出力する画像データに対する画像処理、CPU24aから取得した画像データを表示装置8に表示させる表示用の画像データへの変換等を実行する。音声制御部24eは、ECU24での演算処理のうち、主として、CPU24aから取得して音声出力装置9に出力させる音声の処理を実行する。SSD24fは、書き換え可能な不揮発性の記憶部であって、ECU24の電源がオフされた場合にあってもCPU24aから取得したデータを記憶し続ける。
本実施形態では、ECU24は、ハードウェアとソフトウェア(制御プログラム)が協働することにより、車両1の制御全般を司る。例えば、ECU24は、撮像部16の撮像により得られた撮像画像から、車両1の周辺の路面に示された駐車枠等を識別し、駐車枠の内側に駐車位置を設定して、駐車位置への車両1の駐車を制御する。これにより、ECU24は、車両走行支援装置としての機能を実現している。
図4は、第1の実施形態にかかる車両が有するECUの機能構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、ECU24は、経路作成部401と、運転制御部402と、を備える。例えば、CPU24aが、ROM24bまたはSSD24f内に格納された車両走行支援処理用のプログラムを実行することにより、ECU24は、経路作成部401、および運転制御部402の機能を実現する。経路作成部401、および運転制御部402の一部または全部を回路等のハードウェアによって構成しても良い。
経路作成部401は、クロソイド曲線および直線の少なくとも一方を含み、かつ初期位置(例えば、駐車位置への車両1の駐車の制御を開始する位置)から当該初期位置とは異なる目標位置(例えば、駐車位置P)へ車両1が進行方向を変えずに進む基本経路BRを作成する。また、経路作成部401は、初期位置から目標位置へ車両1が進む途中で当該車両1が停車して据え切りを行って目標位置へ進む新たな経路を作成する。本実施形態では、経路作成部401は、撮像部15によって車両1の周囲を撮像して得られた撮像画像、および測距センサ16から受信した距離情報等に基づいて、基本経路BRおよび新たな経路を作成する。ここで、新たな経路において車両1が据え切りを行う際の車両1の停車には、車両1の走行速度が極低速になった状態を含むものとする。これにより、車両1が据え切りを行う際に操舵部4等にかかる負荷を軽減できる。ここで、極低速は、車両1の走行速度が0に近い状態、例えば、人が歩く速度より遅い速度である。
運転制御部402は、経路作成部401により作成される基本経路BRに従って車両1を走行させる。または、運転制御部402は、経路作成部401により作成される新たな経路に従って車両1を走行させる。本実施形態では、運転制御部402は、操舵部4、制動操作部6、および加速操作部5を制御することによって、車両1を基本経路BRまたは新たな経路に従って走行させる。
また、本実施形態では、運転制御部402は、撮像部15から出力される撮像画像および測距センサ16から受信した距離情報等に基づいて、基本経路BRに従って車両1が走行した場合に車両1が障害物と衝突するか否かを判断する。ここで、車両1が障害物と衝突すると判断する場合には、車両1が障害物に衝突する場合に加えて、車両1と障害物との間隔が予め設定された距離以下となる場合も含む。そして、本実施形態では、経路作成部401は、基本経路BRに従って車両1が走行した場合に車両1が障害物と衝突すると判断された場合に、新たな経路を作成するものとする。
また、本実施形態では、運転制御部402は、車両1と障害物との衝突を回避して車両1を走行させた場合の車両1の経路の曲率(以下、旋回曲率と言う)の変化量が、クロソイド曲線に従って車両1を走行させた場合の車両1の経路の旋回曲率の変化量の上限を超える場合も、新たな経路を作成し、当該新たな経路に従って車両1を走行させても良い。これにより、車両1の運転手が手動であれば目標位置へと車両1を移動させることができるのに、ECU24によって車両1の目標位置への移動を制御した場合に、車両1を目標位置へと移動できないことに対して、車両1の運転手が違和感を覚える可能性を低くできる。
次に、図5を用いて、本実施形態にかかるECU24による車両1の車両走行支援処理の流れの一例について説明する。図5は、第1の実施形態にかかる車両の車両走行支援処理の流れの一例を示すフローチャートである。以下の説明では、車両1の駐車を制御する処理について説明するが、目標位置への車両1の走行を制御するものであれば良い。
操作入力部10を介して、駐車位置Pへの車両1の駐車を指示する情報が入力されると、経路作成部401は、撮像部15によって車両1の周囲を撮像して得られた撮像画像を取得する。そして、経路作成部401は、取得した撮像画像に基づいて、車両1を駐車する駐車位置Pを設定する。次いで、経路作成部401は、取得した撮像画像、測距センサ16から受信した距離情報、および設定した駐車位置Pに基づいて、車両1の現在位置である初期位置から、車両1が次に進行方向を変えるまでに到達する位置である目標位置までの経路を基本経路BRとして作成する(ステップS501)。その際、経路作成部401は、クロソイド曲線および直線の少なくとも一方を含む経路を基本経路BRとして作成するものとする。また、車両1を初期位置から駐車位置Pへ切り返しを行わずに駐車する場合には、経路作成部401は、初期位置から駐車位置Pへ車両1が進行方向を変えずに進む経路を基本経路BRとして作成する。
図6は、第1の実施形態にかかる車両による基本経路の作成処理の一例を説明するための図である。図7は、第1の実施形態にかかる車両を駐車位置に駐車する際の車両の旋回曲率の変化の一例を示す図である。図7において、縦軸は車両1の旋回曲率を表し、横軸は初期位置から駐車位置Pまでの車両1の走行距離を表す。図6に示すように、車両1を横列駐車用のスペースSに駐車する場合、経路作成部401は、車両1がスペースSへの進入位置の前を通り過ぎる際に、撮像部15によって車両1の側方を撮像して得られる撮像画像を取得する。次に、経路作成部401は、取得した撮像画像に基づいて、スペースSに隣接する位置に駐車する他の車両C1,C2の位置を特定し、当該特定した他の車両C1,C2の位置に基づいて、駐車位置Pを設定する。
次に、経路作成部401は、図6に示すように、取得した撮像画像、測距センサ16から受信した距離情報、および設定した駐車位置Pに基づいて、クロソイド曲線を含む基本経路BRを作成する。具体的には、経路作成部401は、基本経路BRにおいて、車両1の走行距離が距離d1に達するまでの経路を、操舵部4を操舵しながら車両1を移動させるクロソイド曲線とする。その場合、車両1の旋回曲率γは、図7に示すように、車両1の走行距離が長くなるに従って、変化する。また、経路作成部401は、基本経路BRにおいて、車両1の走行距離が距離d1から距離d2に達するまでの経路を、操舵部4を固定して車両1を移動させる円弧とする。この場合、車両1の旋回曲率γは、図7に示すように、車両1の走行距離が延びても変化しない。また、経路作成部401は、基本経路BRにおいて、車両1の走行距離が距離d2から距離d3に達するまでの経路を、操舵部4を操舵しながら車両1を移動させるクロソイド曲線とする。この場合、車両1の旋回曲率γは、図7に示すように、車両1の走行距離が長くなるに従って、変化する。
図5に戻り、運転制御部402は、基本経路BRが作成されると、基本経路BRに従って車両1が走行した場合に車両1が障害物と衝突するか否かを判断する。言い換えると、運転制御部402は、基本経路BRに従って車両1を走行させた場合に、障害物を回避して目標位置に到達できるか否かを判断する(ステップS502)。そして、基本経路BRに従って車両1が走行した場合に車両1が障害物に衝突すると判断した場合(ステップS502:No)、経路作成部401は、初期位置から目標位置へ車両1が進む途中で当該車両1が停車して据え切りを行って目標位置へ進む新たな経路を作成する(ステップS503)。
基本経路BRに従って車両1が走行した場合に車両1が障害物に衝突しないと判断した場合(ステップS502:No)、運転制御部402は、基本経路BRに従って車両1を走行させる。一方、新たな経路が作成された場合、運転制御部402は、当該作成された新たな経路によって更新された基本経路BRに従って車両1を走行させる。
これにより、基本経路BRに従って車両1を走行させた際に、車両1が障害物と衝突すると判断した場合、車両1が切り返しを行うことなく、車両1を目標位置へ移動させることができるので、目標位置への車両1の移動に要する時間を短くできる。また、車両1の運転手が手動であれば目標位置へと車両1を移動させることができるのに、ECU24によって車両1の目標位置への移動を制御した場合に、車両1を目標位置へと移動できないことに対して、車両1の運転手が違和感を覚える可能性を低くできる。
ここで、図6を用いて、新たな経路を作成する処理の一例について説明する。経路作成部401は、図6に示すように、基本経路BRに従って走行する車両1と、他の車両C2(障害物の一例)とが衝突すると判断した場合、初期位置から目標位置へ車両が進む経路の途中で据え切りを行う新たな経路を作成する。具体的には、経路作成部401は、車両1の走行距離が距離d4に達するまでの車両1の経路を直線またはクロソイド曲線とする。そして、経路作成部401は、図6に示すように、車両1の走行距離が距離d4に達した時点で車両1が停車した状態で据え切りし、車両1の走行距離が距離d4から距離d5に達するまでの経路を、操舵部4を固定して車両1を移動させる円弧とする。さらに、経路作成部401は、図6に示すように、車両1の走行距離が距離d5に達した時点で車両1が停車した状態で据え切りし、車両1の走行距離が距離d5から距離d3に達するまでの経路を、直線またはクロソイド曲線とする。
これにより、基本経路BRに従って車両1を初期位置が駐車位置Pへと移動させている途中で、車両1が他の車両C2と衝突する可能性が高くなった場合に、車両1が切り返しを行うことなく、車両1を駐車位置Pへと移動させることができるので、駐車位置Pへの車両1の移動に要する時間を短くできる。また、車両1の運転手が手動であれば駐車位置Pへと車両1を移動させることができるのに、ECU24によって車両1の駐車位置Pへの移動を制御した場合に、車両1を駐車位置Pへと移動できないことに対して、車両1の運転手が違和感を覚える可能性を低くできる。
次に、図8〜10を用いて、本実施形態にかかる車両1による基本経路BRの更新処理の例について説明する。図8〜10は、第1の実施形態にかかる車両を駐車位置に駐車する際の旋回曲率の変化の一例を示す図である。図8〜10において、縦軸は車両1の旋回曲率γを表し、横軸は初期位置から駐車位置Pまでの車両1の走行距離を表す。
例えば、基本経路BRに従って車両1を走行させた際に当該車両1が障害物と衝突すると判断した場合、経路作成部401は、新たな経路を作成する。具体的には、経路作成部401は、図8に示すように、車両1の走行距離が距離d4に達するまでの経路を、基本経路BRよりも旋回曲率の変化量が小さいクロソイド曲線とする。また、経路作成部401は、図8に示すように、車両1の走行距離が距離d4に達した時点で車両1が停車した状態で据え切りし、車両1の走行距離が距離d4から距離d5に達するまでの経路を、操舵部4を固定して車両1を移動させる円弧とする。さらに、経路作成部401は、図8に示すように、車両1の走行距離が距離d5に達した時点で車両1が停止した状態で据え切りし、車両1の走行距離が距離d5から距離d3に達するまでの経路を、基本経路BRよりも旋回曲線の変化量が小さいクロソイド曲線とする。
以上により、経路作成部401は、新たな経路において、車両1の走行距離が距離d4に達するまでの経路を、緩い操舵角で他の車両C2を回避する経路とし、その後、車両1を停車させて据え切りして、車両1が急に曲がる経路とする。そして、経路作成部401は、作成した新たな経路によって、基本経路BRを更新する。
または、経路作成部401は、基本経路BRに従って走行する車両と衝突する障害物が検出された場合、図9に示すように、車両1の走行距離が距離d4に達するまでの経路を直線とする。また、経路作成部401は、図9に示すように、車両1の走行距離が距離d4に達した時点で車両1が停車した状態で据え切りし、車両1の走行距離が距離d4から距離d5に達するまでの経路を、操舵部4を固定して車両1を移動させる円弧とする。さらに、経路作成部401は、図9に示すように、車両1の走行距離が距離d5から距離d3に達するまでの経路を、操舵部4を操舵しながら車両1を移動させるクロソイド曲線とする。
以上により、経路作成部401は、新たな経路において、車両1の走行距離が距離d4に達するまでの経路を直線として他の車両C2を回避する経路とし、その後、車両1を停車させて据え切りして車両1が急に曲がる経路を、新たな経路として作成する。そして、経路作成部401は、作成した新たな経路によって、基本経路BRを更新する。
または、経路作成部401は、基本経路BRに従って走行する車両1と衝突する障害物が検出された場合、図10に示すように、車両1の走行距離が距離d1に達するまでの経路を直線とする。また、経路作成部401は、図10に示すように、車両1の走行距離が距離d1に達した時点で車両1が極低速の状態で据え切りする経路とし、その後、車両1の走行距離が距離d4から距離d6に達するまでの経路を、操舵部4を固定して車両1を移動させる円弧とする。さらに、経路作成部401は、図10に示すように、車両1の走行距離が距離d6から距離d3に達するまでの経路を、操舵部4を操舵しながら車両1を移動させるクロソイド曲線とする。
以上により、経路作成部401は、新たな経路において、車両1の走行距離が距離d1に達するまでの経路を直線として他の車両C2を回避する経路とし、その後、車両1を極低速の状態で据え切りして、車両1が急に曲がる経路とする。そして、経路作成部401は、作成した新たな経路によって、基本経路BRを更新する。
このように、第1実施形態にかかる車両1によれば、基本経路BRに従って車両1を初期位置が目標位置へと移動させた際に当該車両1が障害物と衝突すると判断した場合に、車両1が切り返しを行うことなく、車両1を目標位置へと移動させることができるので、目標位置への車両1の移動に要する時間を短くできる。
(第2の実施形態)
本実施形態は、基本経路に従って車両が走行を開始した後、車両と衝突する障害物が検出された場合に、新たな経路を再作成する例である。以下の説明では、第1の実施形態と同様の構成については説明を省略する。
本実施形態では、運転制御部402は、基本経路BRに従って車両1が走行を開始した後、撮像部15から出力される撮像画像および測距センサ16から受信した距離情報等に基づいて、車両1と衝突する障害物を検出する。ここで、車両1が障害物と衝突することを検出する場合には、車両1が障害物に衝突する場合に加えて、車両1と障害物との間隔が予め設定された距離以下となる場合も含む。
そして、経路作成部401は、車両1が衝突する障害物が検出された場合、基本経路BRの途中で、車両1が停車して据え切りを行って目標位置に進む新たな経路を再作成する。その際、経路作成部401は、検出した障害物を回避して目標位置へ車両1が移動できるように、車両1が停車して据え切りを行う経路を新たな経路として再作成する。そして、運転制御部402は、新たな経路に従って、車両1を走行させる。これにより、基本経路BRに従って車両1を初期位置が目標位置へと移動させている途中で、車両1が障害物と衝突する可能性が高くなった場合に、車両1が切り返しを行うことなく、車両1を目標位置へと移動させることができるので、目標位置への車両1の移動に要する時間を短くできる。また、車両1の運転手が手動であれば目標位置へと車両1を移動させることができるのに、ECU24によって車両1の目標位置への移動を制御した場合に、車両1を目標位置へと移動できないことに対して、車両1の運転手が違和感を覚える可能性を低くできる。
次に、図11を用いて、本実施形態にかかるECU24による車両1の車両走行支援処理の流れの一例について説明する。図11は、第2の実施形態にかかる車両の車両走行支援処理の流れの一例を示すフローチャートである。以下の説明では、車両1の駐車を制御する処理について説明するが、目標位置への車両1の走行を制御するものであれば良い。
操作入力部10を介して、駐車位置Pへの車両1の駐車を指示する情報が入力されると、経路作成部401は、撮像部15によって車両1の周囲を撮像して得られた撮像画像を取得する。そして、経路作成部401は、取得した撮像画像に基づいて、車両1を駐車する駐車位置Pを設定する。次いで、経路作成部401は、取得した撮像画像、測距センサ16から受信した距離情報、および設定した駐車位置Pに基づいて、車両1の現在位置である初期位置から、車両1が次に進行方向を変えるまでに到達する位置である目標位置までの経路を基本経路BRとして作成する。その際、経路作成部401は、クロソイド曲線および直線の少なくとも一方を含む経路を基本経路BRとして作成するものとする。また、車両1を初期位置から駐車位置Pへ切り返しを行わずに駐車する場合には、経路作成部401は、初期位置から駐車位置Pへ車両1が進行方向を変えずに進む経路を基本経路BRとして作成する。
運転制御部402は、経路作成部401により作成される基本経路BRに従って、操舵部4、制動操作部6、および加速操作部5を制御して、経路作成部401により作成された基本経路BRに従って車両1を走行させる(ステップS1101)。次に、基本経路BRに従って車両1の走行が開始された後、運転制御部402は、車両1の重心が基準線BL(図6参照)に達したか否かを判断する(ステップS1102)。ここで、基準線BLは、図6に示すように、駐車位置Pから、車両1の進行方向とは反対方向に予め設定された距離離れた位置に設定される。
そして、車両1の重心が基準線BLに達したと判断した場合(ステップS1102:Yes)、運転制御部402は、新たな経路の作成を終了させる。すなわち、運転制御部402は、車両1の重心が基準線BLに達するまで、新たな経路の再作成を許可する。これにより、車両1が基準線BLに達した場合には、新たな経路の再作成による演算処理の負荷を軽減できる。その後、車両1が駐車位置Pに到達した場合、運転制御部402は、初期位置から駐車位置Pの車両1の走行を終了させる。
一方、車両1の重心が基準線BLに達していない場合(ステップS1102:No)、運転制御部402は、基本経路に従って車両1の走行が開始された後、撮像部15から出力される撮像画像および測距センサ16から受信した距離情報等に基づいて、車両1と衝突する障害物を検出する処理を開始する。
車両1が衝突する障害物を検出した場合(ステップS1103:Yes)、経路作成部401は、基本経路BRの途中で、設定し直された駐車位置Pが前回の駐車位置Pと異なるか否かを判断する(ステップS1104)。本実施形態では、経路作成部401は、基本経路BRに従って車両1が走行を開始した後も、取得した撮像画像に基づいて、駐車位置Pを設定し直すものとする。これにより、車両1がスペースSに近づいてきて、より正確な駐車位置Pを設定可能となった場合には、駐車位置Pを設定し直し、正確な駐車位置Pに基づいて基本経路BRまたは新たな経路が作成されるので、車両1が駐車位置Pに対してずれて駐車される可能性を低くできる。
そして、車両1が衝突する障害物が検出されかつ設定し直された駐車位置Pが前回の駐車位置Pと異なる場合(ステップS1104:Yes)、経路作成部401は、基本経路BRの途中で、車両1が停車して据え切りを行う新たな経路を再作成し、当該新たな経路によって基本経路BRを更新する(ステップ1105)。そして、運転制御部402は、新たな経路によって更新された基本経路BRに従って車両1を走行させる。その後、ECU24は、車両1の重心が基準線BLに達したと判断されるまで、ステップS1101、およびステップS1103〜S1105に示す処理を繰り返す。すなわち、経路作成部401は、車両1の重心が基準線BLに達するまで、新たな経路の再作成を許可する。これにより、車両1が基準線BLに達した場合には、基本経路BRの更新による演算処理の負荷を軽減できる。その後、車両1が駐車位置Pに到達した場合、運転制御部402は、初期位置から駐車位置Pの車両1の走行を終了させる。
このように、第2実施形態にかかる車両1によれば、基本経路BRに従って車両1を初期位置が目標位置へと移動させている途中で、車両1が障害物と衝突する可能性が高くなった場合に、車両1が切り返しを行うことなく、車両1を目標位置へと移動させることができるので、目標位置への車両1の移動に要する時間を短くできる。
本実施形態では、経路作成部401は、基本経路BRに従って車両1が走行を開始した後、車両1が衝突する障害物が検出された場合に、新たな経路を再作成し、当該新たな経路によって、基本経路BRを更新することとしたが、目標位置が駐車位置Pである場合、駐車位置Pへの車両1の走行が開始される前に、基本経路BRに加えて、初期位置から駐車位置Pへ車両1が進む経路の途中で当該車両1が停車して据え切りを行って駐車位置Pに進む経路(以下、据え切り経路と言う)を作成しても良い。
そして、運転制御部402は、据え切り経路に従って車両1を走行させた際、車両1が切り返しを行わずに駐車位置Pに到達できる場合、据え切り経路に従って車両1を走行させる。一方、運転制御部402は、据え切り経路に従って車両1を走行させても、車両1の切り返しを要する場合、基本経路BRに従って車両1を走行させる。これにより、初期位置から駐車位置Pへ車両1が進む経路の途中で据え切りを行うことで、車両1の切り返しを行うことなく、駐車位置Pへ車両1を駐車できる場合には、据え切り経路に従って車両1を駐車位置Pに駐車させることができるので、駐車位置Pへの車両1の移動に要する時間を短くできる。
なお、本実施形態の車両1で実行されるプログラムは、ROM24b等に予め組み込まれて提供されるが、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成しても良い。
さらに、本実施形態の車両1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の車両1で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本実施形態の車両1で実行されるプログラムは、上述した各部(経路作成部401、および運転制御部402)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU24aが上記ROM24bからプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、経路作成部401、および運転制御部402が主記憶装置上に生成されるようになっている。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 車両
4 操舵部
5 加速操作部
6 制動操作部
24 ECU
24a CPU
24b ROM
24c RAM
401 経路作成部
402 運転制御部

Claims (5)

  1. 第1位置から第2位置へ車両が進む経路の途中で当該車両が停車して据え切りを行って前記第2位置へ進む第1経路を作成する作成部と、
    作成した前記第1経路に従って前記車両を走行させる制御部と、
    を備え
    前記制御部は、前記車両と障害物との衝突を回避して前記車両を走行させた場合の前記車両の経路の曲率の変化量が、クロソイド曲線に従って前記車両を走行させた場合の前記車両の経路の曲率の変化量の上限を超える場合、前記第1経路に従って前記車両を走行させる、車両走行支援装置。
  2. 前記作成部は、クロソイド曲線および直線の少なくとも一方を含み、かつ前記第1位置から前記第2位置へ前記車両が進行方向を変えずに進む第2経路を作成し、
    前記制御部は、前記第2経路に従って前記車両を走行させ、前記第2経路に従って前記車両が走行を開始した後、前記車両が衝突する障害物を検出した場合、前記第1経路に従って前記車両を走行させる請求項1に記載の車両走行支援装置。
  3. 前記第1経路において前記車両が据え切りを行う際の前記車両の停車には、前記車両の走行速度が極低速になった状態を含む請求項1または請求項2に記載の車両走行支援装置。
  4. 第1位置から第2位置へ車両が進む経路の途中で当該車両が停車して据え切りを行って前記第2位置へ進む第1経路を作成する作成部と、
    作成した前記第1経路に従って前記車両を走行させる制御部と、
    を備え、
    前記作成部は、クロソイド曲線および直線の少なくとも一方を含み、かつ前記第1位置から前記第2位置へ前記車両が進行方向を変えずに進む第2経路を作成し、
    前記制御部は、前記第2経路に従って前記車両を走行させ、前記第2経路に従って前記車両が走行を開始した後、前記車両が衝突する障害物を検出した場合、前記第1経路に従って前記車両を走行させ、
    前記作成部は、前記第2経路に従って前記車両が走行を開始した後、前記車両が衝突する障害物を検出した場合に、前記第1経路を再作成し、
    前記制御部は、前記第2位置が前記車両の駐車位置である場合、前記駐車位置から、前記車両の進行方向とは反対方向に所定距離離れた位置に基準線を設定し、前記車両の重心が前記基準線に達するまで、前記第1経路の再作成を許可する車両走行支援装置。
  5. 初期位置から駐車位置へ車両が進む経路の途中で当該車両が停車して据え切りを行って前記駐車位置へ進む第1経路と、クロソイド曲線および直線の少なくとも一方を含みかつ前記初期位置から前記駐車位置へ進む車両の第2経路と、を作成する作成部と、
    前記第1経路に従って前記車両を走行させた際、前記車両が切り返しを行わずに前記駐車位置に到達できる場合、前記第1経路に従って前記車両を走行させ、かつ前記第1経路に従って前記車両を走行させた際、前記車両の切り返しを要する場合、前記第2経路に従って前記車両を走行させる制御部と、
    を備えた車両走行支援装置。
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