JP7415422B2 - 駐車支援装置 - Google Patents

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Description

本開示は、駐車支援装置、駐車支援方法、および駐車支援プログラムに関する。
車両の周囲の状況を検出するセンサの検出結果に基づいて、駐車のために車両が到達すべき目標位置を取得し、車両から見て目標位置とは反対側の領域を含むように目標位置に基づいて特定される検出領域に対するセンサの検出結果に基づいて、車両が移動可能な移動可能範囲を特定し、当該移動可能範囲内で、目標位置に到達するまでに車両が辿るべき駐車経路を算出し、駐車経路に沿った車両の移動および目標位置での車両の駐車の支援を提供する技術について従来から検討されている。
特開2019-59376号公報
上記のような従来の技術において、車両から見て目標位置とは反対側の領域に存在するオブジェクトと車両との位置関係は、駐車経路に沿った車両の移動が進むことに応じて変化する。したがって、上記のような従来の技術では、たとえば駐車経路に沿った車両の移動の初期に特定された移動可能範囲を固定の領域としてそのまま継続的に使用することなく、車両から見て目標位置とは反対側への車両の移動が過度に制限されないように、車両の移動が進むことに応じて移動可能範囲を適切に調整することが望まれる。
そこで、本開示の課題の一つは、車両の移動が進むことに応じて移動可能範囲を適切に調整することが可能な駐車支援装置、駐車支援方法、および駐車支援プログラムを提供することである。
本開示の一例としての駐車支援装置は、車両の周囲の状況を検出するセンサの検出結果に基づいて、駐車のために車両が到達すべき目標位置を取得する取得部と、車両から見て目標位置とは反対側の領域を含むように目標位置に基づいて特定される検出領域に対するセンサの検出結果に基づいて、車両が移動可能な移動可能範囲を特定し、当該移動可能範囲内で、目標位置に到達するまでに車両が辿るべき駐車経路を算出し、駐車経路に沿った車両の移動および目標位置での車両の駐車の支援を提供する支援部と、を備え、支援部は、駐車経路に沿った車両の移動が進むことに応じて、検出領域を変更する。
上述した駐車支援装置によれば、駐車経路に沿った車両の移動が進み、車両から見て目標位置とは反対側の領域に存在しうるオブジェクトと車両との位置関係が変化することに応じて、検出領域が変更される。したがって、車両の移動が進むことに応じて移動可能範囲を適切に調整することができる。
上述した駐車支援装置において、支援部は、駐車経路に沿った車両の移動が進むほど、目標位置に到達したときの車両の左右方向に対応した第1方向における検出領域の端部が目標位置に近づくように、検出領域を変更する。このような構成によれば、検出領域を容易に変更することができる。
また、上述した駐車支援装置において、検出領域は、目標位置を通って第1方向と直交する第2方向に延びる第1辺と、当該第1辺と間隔を隔てて平行に延びる第2辺と、を有する矩形領域として構成され、支援部は、駐車経路に沿った車両の移動が進むほど、矩形領域の第2辺が第1辺に近づくように、検出領域を変更する。このような構成によれば、単純な形状の矩形領域を利用して、検出領域を容易に変更することができる。
また、上述した駐車支援装置において、支援部は、駐車経路に沿った車両の移動が進み、目標位置に到達したときの車両の左右方向に対応した第1方向と直交する第2方向に対する車両の傾きを示す偏向角が小さくなることに応じて、検出領域を変更する。このような構成によれば、偏向角を利用して、駐車経路に沿った車両の移動の進み度合を容易に判定することができる。
また、上述した駐車支援装置において、支援部は、検出領域を段階的に変更する。このような構成によれば、検出領域の変更を簡単な処理により実現することができる。
また、上述した駐車支援装置において、支援部は、目標位置に到達したときの車両の左右方向に対応した第1方向における車両の現在位置と、第1方向における目標位置と、がずれている場合に、駐車経路に沿った車両の移動が進むことに応じて、検出領域を変更する。このような構成によれば、不要な場合にまで検出領域が変更されるのを回避することができる。
本開示の他の一例としての駐車支援方法は、車両の周囲の状況を検出するセンサの検出結果に基づいて、駐車のために車両が到達すべき目標位置を取得する取得ステップと、車両から見て目標位置とは反対側の領域を含むように目標位置に基づいて特定される検出領域に対するセンサの検出結果に基づいて、車両が移動可能な移動可能範囲を特定し、当該移動可能範囲内で、目標位置に到達するまでに車両が辿るべき駐車経路を算出し、駐車経路に沿った車両の移動および目標位置での車両の駐車の支援を提供する支援ステップと、を備え、支援ステップは、駐車経路に沿った車両の移動が進むことに応じて、検出領域を変更する。
上述した駐車支援方法によれば、駐車経路に沿った車両の移動が進み、車両から見て目標位置とは反対側の領域に存在しうるオブジェクトと車両との位置関係が変化することに応じて、検出領域が変更される。したがって、車両の移動が進むことに応じて移動可能範囲を適切に調整することができる。
本開示のさらに他の一例としての駐車支援プログラムは、車両の周囲の状況を検出するセンサの検出結果に基づいて、駐車のために車両が到達すべき目標位置を取得する取得ステップと、車両から見て目標位置とは反対側の領域を含むように目標位置に基づいて特定される検出領域に対するセンサの検出結果に基づいて、車両が移動可能な移動可能範囲を特定し、当該移動可能範囲内で、目標位置に到達するまでに車両が辿るべき駐車経路を算出し、駐車経路に沿った車両の移動および目標位置での車両の駐車の支援を提供する支援ステップと、をコンピュータに実行させるための駐車支援プログラムであって、支援ステップは、駐車経路に沿った車両の移動が進むことに応じて、検出領域を変更する。
上述した駐車支援プログラムによれば、駐車経路に沿った車両の移動が進み、車両から見て目標位置とは反対側の領域に存在しうるオブジェクトと車両との位置関係が変化することに応じて、検出領域が変更される。したがって、車両の移動が進むことに応じて移動可能範囲を適切に調整することができる。
図1は、実施形態にかかる車両の車室内の構成を示した例示的かつ模式的な図である。 図2は、実施形態にかかる車両を上方から見た外観を示した例示的かつ模式的な図である。 図3は、実施形態の車両のダッシュボードの構成を示した例示的かつ模式的な図である。 図4は、実施形態にかかる車両のシステム構成を示した例示的かつ模式的なブロック図である。 図5は、実施形態にかかる駐車支援を説明するための例示的かつ模式的な図である。 図6は、実施形態にかかる駐車支援装置の機能を示した例示的かつ模式的なブロック図である。 図7は、実施形態において検出領域の変更に応じて特定される移動可能範囲の一例を示した例示的かつ模式的な図である。 図8は、実施形態において検出領域の変更に応じて特定される移動可能範囲の図7とは異なる一例を示した例示的かつ模式的な図である。 図9は、実施形態にかかる駐車支援装置が駐車支援の提供を開始するにあたり実行する処理を示した例示的かつ模式的なフローチャートである。 図10は、実施形態にかかる駐車支援装置が駐車支援の提供の開始後に実行する処理を示した例示的かつ模式的なフローチャートである。 図11は、実施形態の変形例にかかる駐車支援を説明するための例示的かつ模式的な図である。
以下、本開示の実施形態および変形例を図面に基づいて説明する。以下に記載する実施形態および変形例の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および効果は、あくまで一例であって、以下の記載内容に限られるものではない。
<実施形態>
まず、図1~図3を用いて、実施形態にかかる車両1の外観的な構成について説明する。
なお、実施形態において、車両1は、例えば、内燃機関を駆動源とする自動車、すなわち内燃機関自動車であってもよいし、電動機を駆動源とする自動車、すなわち電気自動車や燃料電池自動車などであってもよい。また、車両1は、内燃機関および電動機の両方を駆動源とするハイブリッド自動車であってもよいし、他の駆動源を備えた自動車であってもよい。
また、実施形態において、車両1の駆動に関わる装置の方式、数、およびレイアウトなどは、種々に設定することができる。
図1は、実施形態にかかる車両1の車室2a内の構成を示した例示的かつ模式的な図である。また、図2は、実施形態にかかる車両1を上方から見た外観を示した例示的かつ模式的な図である。また、図3は、実施形態の車両1のダッシュボード26の構成を示した例示的かつ模式的な図である。
図1および図3に示されるように、実施形態にかかる車両1は、ユーザとしての運転者を含む乗員が乗車する車室2aを有している。車室2a内には、運転者が運転席2bから操作可能な状態で、操舵部4、加速操作部5、制動操作部6、および変速操作部7などが設けられている。
操舵部4は、たとえば、ダッシュボード(インストルメントパネル)26から突出したステアリングホイールとして構成され、加速操作部5は、たとえば、運転者の足下に設けられたアクセルペダルとして構成される。また、制動操作部6は、たとえば、運転者の足下に設けられたブレーキペダルとして構成され、変速操作部7は、たとえば、センターコンソールから突出したシフトレバーとして構成される。なお、操舵部4、加速操作部、制動操作部6、および変速操作部7の構成は、ここで例示された構成に限定されるものではない。
また、車室2a内には、各種の画像を出力可能な表示装置8と、各種の音を出力可能な音声出力装置9と、を有するモニタ装置11が設けられている。モニタ装置11は、たとえば、車室2a内のダッシュボード26の幅方向(左右方向)の中央部に設けられる。なお、表示装置8は、たとえばLCD(液晶ディスプレイ)またはOELD(有機エレクトロルミネセンスディスプレイ)などとして構成され、音声出力装置9は、たとえばスピーカとして構成される。
ここで、表示装置8において画像が表示される領域としての表示画面には、操作入力部10が設けられている。操作入力部10は、たとえば、指やスタイラスなどの指示体が近接(接触を含む)した位置の座標を検出可能なタッチパネルとして構成されている。これにより、ユーザ(運転者)は、表示装置8の表示画面に表示される画像を視認することができるとともに、操作入力部10上で指示体を用いたタッチ(タップ)操作などを行うことで、各種の操作入力を実行することができる。
なお、実施形態では、操作入力部10が、スイッチや、ダイヤル、ジョイスティック、押しボタンなどといった、各種の物理的なインターフェースとして構成されてもよい。また、実施形態では、車室2a内におけるモニタ装置11の位置とは異なる位置に、他の音声出力装置が設けられていてもよい。この場合、音声出力装置9および他の音声出力装置の両方から、各種の音情報を出力することができる。また、実施形態では、モニタ装置11が、ナビゲーションシステムやオーディオシステムなどの各種システムに関する情報を表示可能に構成されていてもよい。
また、図3に示されるように、車室2a内には、表示装置8とは別の表示装置12と、操作部13と、が設けられている。表示装置12は、ダッシュボード26の計器盤部25の略中央で、速度表示部25aと回転数表示部25bとの間に設けられており、操作部13は、ダッシュボード26の運転席2b側の端部近傍に設けられている。表示装置12は、車両1の駐車動作の支援(詳細は後述する)に関する情報などを表示可能なLCDまたはOELDなどとして構成される。また、操作部13は、車両1に対する運転者の操作を受け付け可能な押しボタンまたはスイッチなどとして構成される。
また、図1および図2に示されるように、実施形態にかかる車両1は、左右2つの前輪3Fと、左右2つの後輪3Rと、を有した四輪の自動車として構成されている。以下では、簡単化のため、前輪3Fおよび後輪3Rを、総称して車輪と記載することがある。実施形態では、4つの車輪の一部または全部の横滑り角が、変速操作部7の操作などに応じて変化(転舵)する。
また、車両1には、周辺監視用の画像センサとして利用可能な複数(図1および図2に示される例では4つ)の撮像部15a~15dが搭載されている。撮像部15aは、車体2の後側の端部2e(たとえば、リヤトランクのドア2hの下方)に設けられ、車両1の後方の領域を撮像する。また、撮像部15bは、車体2の右側の端部2fのドアミラー2gに設けられ、車両1の右側方の領域を撮像する。また、撮像部15cは、車体2の前側の端部2c(たとえば、フロントバンパ)に設けられ、車両1の前方の領域を撮像する。また、撮像部15dは、車体2の左側の端部2dのドアミラー2gに設けられ、車両1の左側方の領域を撮像する。以下では、簡単化のため、撮像部15a~15dを、総称して撮像部15と記載することがある。
撮像部15は、たとえば、CCD(電荷結合素子)やCIS(CMOS(相補性金属酸化膜半導体)イメージセンサ)などといった撮像素子を有したいわゆるデジタルカメラである。撮像部15は、所定のフレームレートで車両1の周辺の領域の撮像を行い、当該撮像によって得られた撮像画像の画像データを出力する。撮像部15により得られる画像データは、フレーム画像として動画像を構成することが可能である。撮像部15により得られる画像データによれば、車両1の周辺の領域(車両1そのものも含む)を上から俯瞰で見た俯瞰画像、車両1の周辺の領域を任意の視点で三次元的に見た三次元画像、または車両1の周辺の領域を1つの撮像部15の視点から見た単カメラ画像などを生成することができる。
また、車体2には、車両1の周辺に存在する人および物(路面を含む)などのオブジェクトまでの距離を検出するための測距センサとして利用可能な測距部16および17が設けられている。図2に示される例において、測距部16は、4つの測距部16a~16dにより構成されており、測距部17は、7つの測距部17a~17hにより構成されている。なお、測距部16は、車両1の側方のオブジェクトを検出するように設けられ、測距部17は、車両1の前方および後方のオブジェクトを検出するように設けられる。また、測距部16は、車両1に対して比較的遠い位置のオブジェクトを検出するように構成され、測距部17は、車両1に対して比較的近い距離にあるオブジェクトを検出するように構成される。
次に、図4を用いて、実施形態にかかる車両1において各種の制御を実現するために設けられるシステム構成について説明する。なお、図4に示されるシステム構成は、あくまで一例であるので、様々に設定(変更)可能である。
図4は、実施形態にかかる車両1のシステム構成を示した例示的かつ模式的なブロック図である。
図4に示されるように、実施形態にかかる車両1は、上述したモニタ装置11、表示装置12、操作部13、撮像部15、測距部16および17に加えて、舵角センサ18と、車輪速センサ20と、操舵システム21と、加速システム22と、制動システム23と、変速システム24と、ECU(Electronic Control Unit)30と、を備えている。これらの構成は、車載ネットワーク50に直接的または間接的に接続されている。
舵角センサ18は、操舵部4の操舵量を検出するセンサである。舵角センサ18は、たとえばホール素子などを用いて構成される。舵角センサ18の検出結果は、車輪3の舵角の算出などに用いられる。
車輪速センサ20は、車輪3の回転量または単位時間当たりの回転数を検出するセンサである。車輪速センサ20は、たとえば、ホール素子などを用いて構成される。車輪速センサ20の検出結果は、車両1の速度、加速度、および移動量(移動距離)などの算出に用いられる。
操舵システム21は、トルクセンサ21bの検出結果および車載ネットワーク50経由で入力される操舵指示などに応じてアクチュエータ21aを制御することで、車両1の進行方向を制御する。操舵システム21は、たとえば、ハードウェアプロセッサを備えたマイクロコンピュータとして構成される。
トルクセンサ21bは、運転者が操舵部4に与えるトルクを検出するためのセンサである。また、アクチュエータ21aは、運転者による操舵部4の操作を補助するためのアシストトルクを操舵部4に付加するためのアクチュエータと、車輪3の転舵機構を制御するためのアクチュエータと、を含みうる。
加速システム22は、アクセルセンサ22bの検出結果および車載ネットワーク50経由で入力される加速指示などに応じてアクチュエータ22aを制御することで、車両1の加速を制御する。加速システム22は、たとえば、ハードウェアプロセッサを備えたマイクロコンピュータとして構成される。
アクセルセンサ22bは、運転者による加速操作部5の操作量を検出するためのセンサである。また、アクチュエータ22aは、車両1を加速させるように駆動源を制御するためのアクチュエータである。
制動システム23は、ブレーキセンサ23bの検出結果および車載ネットワーク50経由で入力される制動指示などに応じてアクチュエータ23aを制御することで、制動による車両1の減速を制御する。制動システム23は、たとえば、ハードウェアプロセッサを備えたマイクロコンピュータとして構成される。
ブレーキセンサ23bは、運転者による制動操作部6の操作量を検出するためのセンサである。また、アクチュエータ23aは、液圧ブレーキまたは電動ブレーキなどといった、車輪3に設けられる各種のブレーキ機構を制御するためのアクチュエータである。
変速システム24は、シフトセンサ24bの検出結果および車載ネットワーク50経由で入力される変速指示などに応じてアクチュエータ24aを制御することで、車両1の変速比を制御する。変速システム24は、たとえば、ハードウェアプロセッサを備えたマイクロコンピュータとして構成される。
シフトセンサ24bは、変速操作部7の位置を検出するためのセンサである。また、アクチュエータ24aは、車両1に設けられる変速機構を制御するためのアクチュエータである。
ECU30は、車両1に設けられる各種のシステムを統括的に制御するように構成される。ECU30は、CPU(Central Processing Unit)30aと、ROM(Read Only Memory)30bと、RAM(Random Access Memory)30cと、表示制御部30dと、音声制御部30eと、SSD(Solid State Drive)30fと、を備えている。
CPU30aは、ECU30において実行される各種の演算処理および制御処理を司るハードウェアプロセッサである。CPU30aは、ROM30bなどに記憶されたコンピュータプログラムを読み出し、当該コンピュータプログラムに規定された指示に従って各種の機能を実現する。たとえば、CPU30aは、後述する図5に示される機能モジュール群を実現するための駐車支援プログラムを実行する。
また、ROM30bは、上述したコンピュータプログラムの実行に必要なパラメータなどを記憶する不揮発性の主記憶装置である。また、RAM30cは、CPU30aの作業領域を提供する揮発性の主記憶装置である。また、SSD30fは、書き換え可能な不揮発性の補助記憶装置である。なお、実施形態にかかるECU30においては、補助記憶装置として、SSD30fに替えて(またはSSD30fに加えて)、HDD(Hard Disk Drive)が設けられてもよい。
また、表示制御部30dは、ECU30で実行されうる各種の処理のうち、主として、撮像部15から得られた撮像画像に対する画像処理や、モニタ装置11の表示装置8に出力する画像データの生成などを司る。また、音声制御部30eは、ECU30で実行されうる各種の処理のうち、主として、モニタ装置11の音声出力装置9に出力する音声データの生成などを司る。
以上のような構成により、実施形態にかかるECU30は、上述した撮像部15、測距部16および17などのような、車両1の周囲の状況を検出するセンサの検出結果に基づいて、駐車のために車両1が到達すべき目標位置を取得する。そして、ECU30は、車両1から見て目標位置とは反対側の領域を含むように目標位置に基づいて特定される検出領域に対するセンサの検出結果に基づいて、車両1が移動可能な限界範囲を示す移動可能範囲を特定し、当該移動可能範囲内で、目標位置に到達するまでに車両1が辿るべき駐車経路を算出し、当該駐車経路に沿った車両1の移動および目標位置での車両1の駐車の支援を提供する。以下では、駐車経路に沿った車両1の移動および目標位置での車両1の駐車の支援を、駐車支援と表現する。
実施形態にかかる駐車支援は、たとえば次の図5に示されるような形で提供される。
図5は、実施形態にかかる駐車支援を説明するための例示的かつ模式的な図である。
図5に示されるように、実施形態にかかる駐車支援において、ECU30は、車両1の周囲の状況を検出するセンサの検出結果に基づいて、駐車のために車両1(の後輪3Rの車軸の中間位置)が到達すべき目標位置としての位置Pを特定し、当該位置Pに基づいて、車両1が駐車すべき駐車領域としての領域R0を特定する。位置Pおよび領域R0は、センサの検出結果に基づいて特定されるオブジェクトO1およびO2の位置などに基づいて特定される。なお、オブジェクトO1およびO2は、他の車両のような障害物であってもよいし、駐車領域を区画する区画線などであってもよい。
なお、図5に示される例において、矢印D1は、駐車領域としての領域R0の短手方向、すなわち目標位置としての位置Pに駐車したときの車両1の左右方向に対応し、矢印D2は、駐車領域としての領域R0の長手方向、すなわち目標位置としての位置Pに駐車したときの車両1の前後方向に対応する。矢印D2の傾きは、たとえば、車両1の周囲の状況を検出するセンサの検出結果に基づいて特定されるオブジェクトO1およびO2(の端部)の方向性に基づいて特定され、矢印D1の傾きは、たとえば、矢印D2の傾きに基づいて特定される。
ECU30は、車両1から見て位置Pとは反対側の領域を含むように位置Pに基づいて特定される検出領域に対するセンサの検出結果に基づいて、車両1が移動可能な移動可能範囲を特定する。検出領域は、目標位置としての位置Pを通って矢印D2の方向に延びる第1辺と、当該第1辺と所定の幅W0で示される間隔を隔てて平行に延びる第2辺と、を有する矩形領域として構成される。図5に示される例では、車両1から見て位置Pとは反対側でかつ検出領域内にオブジェクトO3が検出されるので、移動可能範囲は、検出領域のうちオブジェクトO3よりも位置P側の領域R1として特定される。
そして、ECU30は、移動可能範囲内で、位置Pに到達するまでに車両1が辿るべき駐車経路としての経路Cを算出する。経路Cは、現在位置から切り返し位置としての位置Qまでの経路C1と、位置Qから位置Pまでの経路C2と、を含んでいる。このような経路Cによれば、車両1が後ろ向きで旋回しながら位置Pに近づくように移動する、いわゆる後方駐車を実現することができる。
ところで、上記のような駐車支援において、車両1から見て目標位置とは反対側の領域に存在するオブジェクトO3と車両1との位置関係は、駐車経路に沿った車両1の移動が進むことに応じて変化する。したがって、上記のような駐車支援では、たとえば駐車経路に沿った車両1の移動の初期に特定された移動可能範囲を固定の領域としてそのまま継続的に使用することなく、車両1から見て目標位置とは反対側への車両1の移動が過度に制限されないように、車両1の移動が進むことに応じて移動可能範囲を適切に調整することが望まれる。
そこで、実施形態は、次の図6に示されるような機能を有した駐車支援装置600をECU30により実現することで、車両1の移動が進むことに応じて移動可能範囲を適切に調整することを可能にする。
図6は、実施形態にかかる駐車支援装置600の機能を示した例示的かつ模式的なブロック図である。
図6に示されるように、実施形態にかかる駐車支援装置600は、取得部601と、支援部602と、を備えている。
取得部601は、上述した撮像部15、測距部16および17などのような、車両1の周囲の状況を検出するセンサの検出結果に基づいて、駐車のために車両1が到達すべき目標位置を取得する。
そして、支援部602は、車両1から見て目標位置とは反対側の領域を含むように目標位置に基づいて特定される検出領域に対する上記のセンサの検出結果に基づいて、車両1が移動可能な移動可能範囲を特定し、当該移動可能範囲内で、目標位置に到達するまでに車両1が辿るべき駐車経路を算出し、駐車経路に沿った車両1の移動および目標位置での車両1の駐車の支援を含む駐車支援を提供する。
ここで、実施形態において、支援部602は、駐車経路に沿った車両1の移動が進むことに応じて、検出領域を変更する。
実施形態では、車両1の移動の進み度合をはかる指標として、たとえば、目標位置に到達したときの車両1の左右方向に対応した第1方向(矢印D1の方向)と直交する第2方向(矢印D2の方向)に対する車両1(の前後方向の軸)の傾きを示す偏向角を用いることができる。したがって、実施形態において、支援部602は、以下の図7および図8に示されるように、駐車経路に沿った車両1の移動が進み、車両1の偏向角が小さくなることに応じて、移動可能範囲が広く確保されるように、検出領域を変更する。
図7は、実施形態において検出領域の変更に応じて特定される移動可能範囲の一例を示した例示的かつ模式的な図である。
図7に示される例は、図5に示される例において車両1の移動がさらに進み、矢印D2の方向に対する車両1の前後方向の軸L1の傾きを示す偏向角が角度θ1となった例に相当する。この場合、検出領域は、目標位置としての位置Pを通って矢印D2の方向に延びる第1辺と、当該第1辺と所定の幅W1で示される間隔を隔てて平行に延びる第2辺と、を有する矩形領域として構成される。
ここで、図7に示される例において、幅W1は、図5に示される例における幅W0よりも小さく設定される。より具体的に、幅W1は、当該幅W1を有する矩形領域がオブジェクトO3を含まないように設定される。したがって、図7に示される例において、移動可能領域は、検出領域と同様に、矢印D1の方向に幅W1を有するように構成された矩形領域を示す領域R2として特定される。
図7に示される例における領域R2は、図5に示される例における領域R1と異なり、車両1から見て位置Pとは反対側に、オブジェクトO3に起因する制限が存在しないので、車両1から見て目標位置とは反対側への車両1の移動を過度に制限することがない。したがって、移動可能領域が領域R1から領域R2へと変化するように、車両1の移動が進むことに応じて検出領域を変更することは、有効である。
図8は、実施形態において検出領域の変更に応じて特定される移動可能範囲の図7とは異なる一例を示した例示的かつ模式的な図である。
図8に示される例は、図7に示される例において車両1の移動がさらに進み、矢印D2の方向に対する車両1の前後方向の軸L2の傾きを示す偏向角が、図7に示される例における角度θ1よりも小さい角度θ2となった例に相当する。この場合において、検出領域は、目標位置としての位置Pを通って矢印D2の方向に延びる第1辺と、当該第1辺と所定の幅W2で示される間隔を隔てて平行に延びる第2辺と、を有する矩形領域として構成される。
ここで、図8に示される例において、幅W2は、図7に示される例における幅W1よりもさらに小さく設定される。そして、幅W1と同様、幅W2は、当該幅W2を有する矩形領域がオブジェクトO3を含まないように設定される。したがって、図8に示される例において、移動可能領域は、検出領域と同様に、矢印D1の方向に幅W2を有するように構成された矩形領域を示す領域R3として特定される。
図7に示される例における幅W1から図8に示される例における幅W2への変更は、車両1から見て目標位置の反対側で、かつ目標領域に対して幅W2より大きく幅W1より小さい間隔を隔てた位置にオブジェクトが存在することを仮定した場合に有効である。つまり、この場合、幅W1から幅W2への変更は、車両1から見て目標位置の反対側で、かつ目標領域に対して幅W2より大きく幅W1より小さい間隔を隔てた位置に存在するオブジェクトに起因する移動可能範囲の制限の解除につながるので、有効である。
このように、実施形態において、支援部602は、駐車経路に沿った車両1の移動が進むほど、目標位置に到達したときの車両の左右方向に対応した第1方向(矢印D1の方向)における検出領域の端部が目標位置に近づくように、検出領域を変更する。より具体的に、支援部602は、駐車経路に沿った車両1の移動が進むほど、目標位置を通って第1方向と直交する第2方向(矢印D2の方向)に延びる第1辺と、当該第1辺と間隔を隔てて平行に延びる第2辺と、を有する矩形領域としての検出領域の第2辺が第1辺に近づくように、検出領域を変更する。
なお、検出領域の変更は、第1方向(矢印D1の方向)における車両1の現在位置と、第1方向における目標位置と、が一致している場合は、特に実行する必要が無い。したがって、実施形態において、支援部602は、第1方向における車両1の現在位置と、第1方向における目標位置と、がずれている場合に、駐車経路に沿った車両1の移動が進むことに応じて、検出領域を変更する。
また、実施形態において、支援部602は、検出領域を段階的に変更する。たとえば、実施形態において、支援部602は、車両1の偏向角が第1閾値よりも小さい場合、図8に示される例における幅W2のような、最も狭い幅の検出領域に基づいて、図8に示される例における領域R3のような移動可能領域を特定し、車両1の偏向角が第1閾値以上でかつ当該第1閾値よりも大きい第2閾値よりも小さい場合、図7に示される例における幅W1のような、中程度の幅の検出領域に基づいて、図7に示される例における領域R2のような移動可能領域を特定し、車両1の偏向角が第2閾値以上である場合、図5に示される例における幅W0のような、最も広い幅の検出領域に基づいて、図5に示される例における領域R1のような移動可能領域を特定する。
以上の構成に基づき、実施形態にかかる駐車支援装置600は、駐車支援の提供を開始するにあたり、次の図9に示されるような処理フローに従って処理を実行する。
図9は、実施形態にかかる駐車支援装置600が駐車支援の提供を開始するにあたり実行する処理を示した例示的かつ模式的なフローチャートである。
図9に示されるように、実施形態では、まず、S901において、駐車支援装置600の取得部601は、上述した撮像部15、測距部16および17などのような、車両1の周囲の状況を検出するセンサの検出結果に基づいて、駐車のために車両1が到達すべき目標位置を取得する。
そして、S902において、駐車支援装置600の支援部602は、車両1から見て目標位置とは反対側の領域を含むように目標位置に基づいて特定される検出領域に対する上記のセンサの検出結果に基づいて、車両1が移動可能な移動可能範囲を特定する。
そして、S903において、駐車支援装置600の支援部602は、S802で特定された移動可能範囲内で、目標位置に到達するまでに車両1が辿るべき駐車経路を算出する。
そして、S904において、駐車支援装置600の支援部602は、S903で算出される駐車経路に沿った車両1の移動および目標位置での車両1の駐車の支援を示す駐車支援の提供を開始する。そして、処理が終了する。
そして、実施形態にかかる駐車支援装置600は、駐車支援の提供の開始後に、次の図10に示されるような処理フローに従って処理を実行する。
図10は、実施形態にかかる駐車支援装置600が駐車支援の提供の開始後に実行する処理を示した例示的かつ模式的なフローチャートである。
図10に示されるように、実施形態では、まず、S1001において、駐車支援装置600の支援部602は、車両1の偏向角を取得する。偏向角は、上述した撮像部15、測距部16および17などのような、車両1の周囲の状況を検出するセンサの検出結果などに基づいて取得することができる。
そして、S1002において、駐車支援装置600の支援部602は、S1001で取得された偏向角が第1閾値以上であるか否かを判定する。
S1002において、偏向角が第1閾値よりも小さいと判定された場合、S1003に処理が進む。そして、S1003において、駐車支援装置600の支援部602は、たとえば図8に示される例における幅W2のような、最も狭い幅の検出領域に基づいて、たとえば図8に示される例における領域R3のような移動可能領域を特定する。そして、処理が終了する。
一方、S1002において、偏向角が第1閾値以上であると判定された場合、S1004に処理が進む。そして、S1004において、駐車支援装置600の支援部602は、偏向角が、第1閾値よりも大きい第2閾値以上であるか否かを判定する。
S1004において、偏向角が第2閾値よりも小さいと判定された場合、S1005に処理が進む。そして、S1005において、駐車支援装置600の支援部602は、たとえば図7に示される例における幅W1のような、中程度の幅の検出領域に基づいて、たとえば図7に示される例における領域R2のような移動可能領域を特定する。そして、処理が終了する。
一方、S1004において、偏向角が第2閾値以上であると判定された場合S1006に処理が進む。そして、S1006において、駐車支援装置600の支援部602は、たとえば図5に示される例における幅W0のような、最も狭い幅の検出領域に基づいて、たとえば図5に示される例における領域R1のような移動可能領域を特定する。そして、処理が終了する。
なお、実施形態において、図9に示される一連の処理は、車両1の現在位置と目標位置とが一致するまで、つまり駐車支援が終了するまでの間、たとえば所定の制御周期で繰り返し実行される。
以上説明したように、実施形態にかかる駐車支援装置600は、取得部601と、支援部602と、を備えている。取得部601は、車両1の周囲の状況を検出するセンサの検出結果に基づいて、駐車のために車両1が到達すべき目標位置を取得する。支援部602は、車両1から見て目標位置とは反対側の領域を含むように目標位置に基づいて特定される検出領域に対する上記のセンサの検出結果に基づいて、車両1が移動可能な移動可能範囲を特定し、当該移動可能範囲内で、目標位置に到達するまでに車両1が辿るべき駐車経路を算出し、駐車経路に沿った車両1の移動および目標位置での車両1の駐車の支援を提供する。
ここで、実施形態において、支援部602は、駐車経路に沿った車両1の移動が進むことに応じて、検出領域を変更する。このような構成によれば、駐車経路に沿った車両1の移動が進み、車両1から見て目標位置とは反対側の領域に存在しうるオブジェクト(たとえば上述したオブジェクトO3)と車両1との位置関係が変化することに応じて、検出領域が変更される。したがって、車両1の移動が進むことに応じて移動可能範囲を適切に調整することができる。
また、実施形態において、支援部602は、駐車経路に沿った車両の移動が進むほど、目標位置に到達したときの車両1の左右方向に対応した第1方向(矢印D1の方向)における検出領域の端部が目標位置に近づくように、検出領域を変更する。このような構成によれば、検出領域を容易に変更することができる。
また、実施形態において、検出領域は、目標位置を通って第1方向(矢印D1の方向)と直交する第2方向(矢印D2の方向)に延びる第1辺と、当該第1辺と間隔を隔てて平行に延びる第2辺と、を有する矩形領域として構成される。そして、支援部602は、駐車経路に沿った車両1の移動が進むほど、矩形領域の第2辺が第1辺に近づくように、検出領域を変更する。このような構成によれば、単純な形状の矩形領域を利用して、検出領域を容易に変更することができる。
また、実施形態において、支援部602は、駐車経路に沿った車両1の移動が進み、目標位置に到達したときの車両1の左右方向に対応した第1方向(矢印D1の方向)と直交する第2方向(矢印D2の方向)に対する車両1の傾きを示す偏向角が小さくなることに応じて、検出領域を変更する。このような構成によれば、偏向角を利用して、駐車経路に沿った車両1の移動の進み度合を容易に判定することができる。
なお、実施形態において、支援部602は、検出領域を段階的に変更する。このような構成によれば、検出領域の変更を簡単な処理により実現することができる。
また、実施形態において、支援部602は、目標位置に到達したときの車両1の左右方向に対応した第1方向(矢印D1の方向)における車両1の現在位置と、当該第1方向における目標位置と、がずれている場合に、駐車経路に沿った車両1の移動が進むことに応じて、検出領域を変更する。このような構成によれば、不要な場合にまで検出領域が変更されるのを回避することができる。
なお、実施形態において、図6に示される機能モジュール群は、CPU30aがROM30bまたはSSD30fなどに記憶された駐車支援プログラムを実行した結果として、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。ただし、実施形態では、図6に示される機能モジュール群の少なくとも一部が、専用のハードウェア(回路:circuitry)として実現されてもよい。
実施形態にかかる駐車支援プログラムは、ROM30bまたはSSD30fのような記憶装置に予め組み込まれた状態で提供されてもよいし、フレキシブルディスク(FD)のような各種の磁気ディスク、またはDVD(Digital Versatile Disk)のような各種の光ディスクなどといった、コンピュータで読み取り可能な記録媒体にインストール可能な形式または実行可能な形式で記録されたコンピュータプログラムプロダクトとして提供されてもよい。
また、実施形態にかかる駐車支援プログラムは、インターネットなどのネットワーク経由で提供または配布されてもよい。すなわち、実施形態にかかる駐車支援プログラムは、インターネットなどのネットワークに接続されたコンピュータ上に格納された状態で、当該コンピュータからネットワーク経由でダウンロードする、といった形で提供されてもよい。
<変形例>
上述した実施形態の技術は、車両1が後ろ向きで旋回しながら目標位置に近づくように移動する、いわゆる後方駐車に適用されている。しかしながら、変形例として、次の図11に示されるような、車両1が前向きで旋回しながら目標位置に近づくように移動する、いわゆる前方駐車に上述した実施形態の技術を適用する例も考えられる。
図11は、実施形態の変形例にかかる駐車支援を説明するための例示的かつ模式的な図である。
図11に示されるように、変形例にかかる駐車支援では、目標位置としての位置Pに到達までに車両1が辿るべき駐車経路として、現在位置から第1の切り返し位置としての位置Q1までの経路C11と、当該位置Q1から第2の切り返し位置としての位置Q2までの経路C12と、当該位置Q2から位置Pまでの経路C13と、を含む経路C10が算出される。このような経路Cによれば、車両1が前向きで旋回しながら位置Pに近づくように移動する、いわゆる前方駐車を実現することができる。
前方駐車においても、駐車経路に沿った車両1の移動が進むことに応じて、検出領域を変更し、移動可能範囲を適切に調整することは、上述した後方駐車と同様に有効である。
なお、上述した実施形態では、駐車経路に沿った車両1の移動の進み度合をはかる指標として、車両1の偏向角が用いられる構成が例示されている。しかしながら、変形例として、たとえば目標位置までの残距離のような他の指標を、駐車経路に沿った車両1の移動の進み度合をはかる指標として用いる構成も考えられる。
また、上述した実施形態では、検出領域の変更が段階的に実行される構成が例示されている。しかしながら、変形例として、駐車経路に沿った車両1の移動の進み度合に応じて検出領域が連続的に変更される構成も考えられる。
また、上述した実施形態では、検出領域および当該検出領域に基づく移動可能範囲が、目標位置を通って第1方向と直交する第2方向に延びる第1辺と、当該第1辺と間隔を隔てて平行に延びる第2辺と、を有する矩形領域として特定される構成が例示されている。しかしながら、検出領域および当該検出領域に基づく移動可能範囲の形状は、必ずしも矩形でなくてもよいし、検出領域および当該検出領域に基づく移動可能範囲は、必ずしも目標位置を通る端部(辺)を有していなくてもよい。
また、上述した実施形態の技術は、車両1の全ての運転操作を代行する自動運転によって駐車支援を実現する技術と、車両1の運転操作の一部のみを代行する半自動運転によって駐車支援を実現する技術と、のいずれも想定している。
以上、本開示の実施形態および変形例を説明したが、上述した実施形態および変形例はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上述した新規な実施形態および変形例は、様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上述した実施形態および変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 車両
15、15a~15d 撮像部(センサ)
16、16a~16d、17、17a~17h 測距部(センサ)
600 駐車支援装置
601 取得部
602 支援部

Claims (5)

  1. 車両の周囲の状況を検出するセンサの検出結果に基づいて、駐車のために前記車両が到達すべき目標位置を取得する取得部と、
    前記車両から見て前記目標位置とは反対側の領域を含むように前記目標位置に基づいて特定される検出領域に対する前記センサの検出結果に基づいて、前記車両が移動可能な移動可能範囲を特定し、当該移動可能範囲内で、前記目標位置に到達するまでに前記車両が辿るべき駐車経路を算出し、前記駐車経路に沿った前記車両の移動および前記目標位置での前記車両の駐車の支援を提供する支援部と、
    を備え、
    前記支援部は、前記駐車経路に沿った前記車両の移動が進むことに応じて、前記検出領域を変更し、前記駐車経路に沿った前記車両の移動が進むほど、前記目標位置に到達したときの前記車両の左右方向に対応した第1方向における前記検出領域の端部が前記目標位置に近づくように、前記検出領域を変更する、
    駐車支援装置。
  2. 前記検出領域は、前記目標位置を通って前記第1方向と直交する第2方向に延びる第1辺と、当該第1辺と間隔を隔てて平行に延びる第2辺と、を有する矩形領域として構成され、
    前記支援部は、前記駐車経路に沿った前記車両の移動が進むほど、前記矩形領域の前記第2辺が前記第1辺に近づくように、前記検出領域を変更する、
    請求項に記載の駐車支援装置。
  3. 車両の周囲の状況を検出するセンサの検出結果に基づいて、駐車のために前記車両が到達すべき目標位置を取得する取得部と、
    前記車両から見て前記目標位置とは反対側の領域を含むように前記目標位置に基づいて特定される検出領域に対する前記センサの検出結果に基づいて、前記車両が移動可能な移動可能範囲を特定し、当該移動可能範囲内で、前記目標位置に到達するまでに前記車両が辿るべき駐車経路を算出し、前記駐車経路に沿った前記車両の移動および前記目標位置での前記車両の駐車の支援を提供する支援部と、
    を備え、
    前記支援部は、前記駐車経路に沿った前記車両の移動が進むことに応じて、前記検出領域を変更し、前記駐車経路に沿った前記車両の移動が進み、前記目標位置に到達したときの前記車両の左右方向に対応した第1方向と直交する第2方向に対する前記車両の傾きを示す偏向角が小さくなることに応じて、前記検出領域を変更する、
    車支援装置。
  4. 前記支援部は、前記検出領域を段階的に変更する、
    請求項1~のうちいずれか1項に記載の駐車支援装置。
  5. 前記支援部は、前記目標位置に到達したときの前記車両の左右方向に対応した第1方向における前記車両の現在位置と、前記第1方向における前記目標位置と、がずれている場合に、前記駐車経路に沿った前記車両の移動が進むことに応じて、前記検出領域を変更する、
    請求項1~のうちいずれか1項に記載の駐車支援装置。
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