JP6907873B2 - 作業車両 - Google Patents

作業車両 Download PDF

Info

Publication number
JP6907873B2
JP6907873B2 JP2017197688A JP2017197688A JP6907873B2 JP 6907873 B2 JP6907873 B2 JP 6907873B2 JP 2017197688 A JP2017197688 A JP 2017197688A JP 2017197688 A JP2017197688 A JP 2017197688A JP 6907873 B2 JP6907873 B2 JP 6907873B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
traveling
storage unit
tank
work vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017197688A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019068784A (ja
Inventor
悠太 鈴木
悠太 鈴木
田中 誠治
誠治 田中
加藤 哲
哲 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP2017197688A priority Critical patent/JP6907873B2/ja
Publication of JP2019068784A publication Critical patent/JP2019068784A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6907873B2 publication Critical patent/JP6907873B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、作業車両に関する。
圃場で苗の植え付け等の作業を行う際に使用する作業車両には、操舵部材を直進位置に保持して自動直進走行を行い、機体が傾斜すると自動的に進行方向を修正することが可能な自動操舵装置を備えた作業車両が知られている(特許文献1)。
特開2016−24541号公報
特許文献1に記載の構成では、苗タンクへの苗の補充は、作業者が手動で作業する必要があった。また、自動旋回機能を設けた場合においても、圃場状況によっては、旋回位置や旋回軌跡が乱れ植付位置が正確でないため植付がされない区間(植付無作業区間)や植付箇所が重複する問題がある。
また、機体が旋回することで、圃場面が荒れ、さらに旋回が乱れ、修正するとさらに圃場面が荒れるといった悪循環が発生する場合もある。
本発明は、圃場内でUターンするように旋回する場合に比べて、圃場の荒れを低減可能な作業車両を提供することを第1の技術的課題とする。
また、本発明は、苗タンクへの苗補充作業を自動化することを第2の技術的課題とする。
本発明の上記課題は、次の解決手段により解決される。
すなわち、請求項1に記載の発明は、走行車体(2)と、前記走行車体(2)に支持され、走行方向の前後共に操舵可能な走行車輪(3,4)と、前記走行車体(2)の外側に支持された作業機(7)であって、少なくとも前記走行方向の前後に支持された複数の作業機(7)と、前記各作業機(7)を昇降させる昇降装置(6)であって、前記走行車体(2)の走行方向の前側の作業機(7)を圃場面から離れた位置に上昇させる前記昇降装置(6)と、前記各作業機(7)に設けられ、前記作業機(7)に供給される作業資材が収容されるタンク部(7a)と、前記走行車体(2)に設けられ、前記作業資材を貯留する貯留部(17)と、前記貯留部(17)から前記各タンク部(7a)に前記作業資材を運搬する運搬装置(21)と、前記作業資材を投入する投入口(18c)と、前記タンク部(7a)に前記作業資材を供給する供給口(19)とを有し、重力方向に沿った回転軸に沿って回転可能に支持された前記貯留部(17)と、複数のタンク部(7a)の中のいずれかのタンク部(7a)に前記貯留部(17)から前記作業資材を搬送する際に、前記作業資材の搬送先のタンク部(7a)に前記供給口(19)が向くように前記貯留部(17)を回転させる回転装置(16b)と、前記供給口(19)の高さまで前記タンク部(7a)を上昇させる前記昇降装置(6)と、を備えたことを特徴とする作業車両である。
請求項2に記載の発明は、前記貯留部(17)の一部または全てを覆うカバー(18)と、前記カバー(18)の上部に支持され、前記走行車体(2)の現在位置の情報を取得する位置情報取得装置(20)と、前記位置情報取得装置(20)で取得された現在位置と、圃場の位置情報とに基づいて、圃場内で前記走行車体(2)を自動走行させる制御部(C)と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両である。
請求項3に記載の発明は、前記作業資材を収容する収容部(22)が高さ方向に複数段設けられた前記貯留部(17)と、前記作業資材が供給される前記各段の収容部(22)の高さに応じて前記作業機(7)を昇降させる前記昇降装置(6)と、を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の作業車両である。
請求項4に記載の発明は、前記貯留部(17)の下方に支持され、圃場内に肥料を散布する施肥装置(8)と、前記各作業機(7)に設けられ、前記施肥装置(8)から供給された肥料が散布される散布部材(9)と、を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の作業車両である。
請求項5に記載の発明は、360°操舵可能な前記走行車輪(3,4)を備えたことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の作業車両である。
請求項1記載の発明によれば、作業機(7)が走行方向の前後に設けられることで、圃場の端まで作業を行って、作業を行う条を移行する場合に、走行車体(2)がUターンするように旋回しなくても、スイッチバックするように移動して作業を行うことができ、圃場内でUターンするように旋回する場合に比べて、圃場の荒れを低減できる。
また、請求項1記載の発明によれば、貯留部(17)からタンク部(7a)に運搬装置(21)が作業資材を運搬することで、作業者がタンク部(7a)に作業資材を補充する手間を削減できる。したがって、タンク部(7a)への作業資材の補充作業を自動化することができる。
さらに、請求項1記載の発明によれば、貯留部(17)が回転することで、作業者が貯留部(17)に対して作業しやすい方向から作業資材を投入でき、作業性を向上させることができる。また、昇降装置(6)が供給口(19)の高さまでタンク部(7a)を上昇させることで、上昇させない場合に比べて、安定した姿勢で作業資材を運搬することができる。
請求項2記載の発明によれば、圃場内で走行車体(2)を自動走行させることで、作業者の負担を軽減できる。また、Uターンするように旋回する場合、自動走行時に圃場の条件が異なって旋回軌跡が変化して、植付位置が正確でなくなることがあるが、これに比べて、請求項2記載の発明では、スイッチバックするように移動することで、自動走行でも植付位置の精度を向上させることができる。
請求項3記載の発明によれば、複数の収容部(22)を有することで、作業資材の収容量を多くすることができる。
請求項4記載の発明によれば、1つの施肥装置(8)から各作業機(7)へ延びる散布部材(9)に供給することで、施肥装置(8)を個別に設ける場合に比べて、部品点数を削減でき、低コスト化できる。
請求項5記載の発明によれば、走行車輪が360°操舵可能にすることで、圃場の隅でも容易に作業を行うことができる。
本実施形態の作業車両を有する苗移植システムの説明図である。 本実施形態の作業車両の一例としてのロボット田植え機の説明図である。 本実施形態の作業車両が自動運転される際の走行経路の一例の説明図である。 搬送部材と作業機との位置関係の説明図である。 本発明の他の形態の説明図である。
以下、図面に基づき、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1は本実施形態の作業車両を有する苗移植システムの説明図である。
図2は本実施形態の作業車両の一例としてのロボット田植え機の説明図である。
図1において、本発明の作業車両の一例としてのロボット田植え機1を有する苗移植システムSでは、ロボット田植え機1は、ロボット田植え機1の操縦者の保持する操作部材の一例としてのタブレット端末TABとの間で情報の送受信が可能に構成されている。したがって、本実施形態の苗移植システムSでは、ロボット田植え機1をタブレット端末TABで遠隔操作可能に構成されており、ロボット田植え機1は自動操縦で圃場内の移動や苗の植え付けが可能に構成されている。なお、苗移植システムSにおいて、ロボット田植え機1とタブレット端末TABのみでの構成に限定されず、公衆通信回線を介してサーバでロボット田植え機1を管理したり、制御したりする構成とすることも可能である。
なお、本実施形態のロボット田植え機1は、前後対称な形状に形成されているが、説明および理解の容易のために、図1、図2において、(+)X側を「前」、−X側を「後」として説明を行う。
本実施形態のロボット田植え機1は、走行車体2に、走行車輪の一例としての前輪3および後輪4とを備えている。本実施形態では、合計4つの前輪3および後輪4において、それぞれの車輪3,4のハブの内部に駆動源の一例としてのモータが内蔵された構成、いわゆる、インホイールモータが使用されている。したがって、4つの車輪3,4は、それぞれ独立して回転を制御可能に構成されている。
また、本実施形態では、4つの車輪3,4は、それぞれ操舵可能、いわゆる、四輪操舵(4WS:4 Wheel Steering)可能なステアリングが採用されている。なお、4つの車輪3,4は360°操舵可能に構成されている。なお、本実施形態では、4輪が独立駆動且つ4輪操舵の構成を例示したが、これに限定されない。例えば、前輪3のみ、または、後輪4のみが駆動可能に構成することも可能である。また、操舵輪が前輪3のみまたは後輪4のみの構成とすることも可能である。
図3は本実施形態の作業車両が自動運転される際の走行経路の一例の説明図である。
図3において、本実施形態のロボット田植え機1は、自動で植付作業を行う場合、直進経路K1に沿って走行しながら、苗の植付を行い、圃場の端までくると、進行方向を前後入れ替え、条合わせをしながら隣の条に移動し、次の直進経路K2に移動するように制御部Cで制御される。したがって、従来は圃場の端までくるとUターンして次の直進経路K2に移行していたのに対して、本実施形態では、いわばスイッチバックして次の直進経路K2に移行するように車輪3,4が制御される。圃場の端でUターンを行っていた従来の構成では、旋回時に内外輪差で内輪側の泥が寄せられたりして、圃場が荒れやすく、Uターンで次の経路に対する条合わせがうまくいかない場合に、旋回をやり直すと圃場がさらに荒れる問題があった。これに対して、本実施形態では、スイッチバックしており、前進しながら隣の経路K2の条合わせを行うこととなり、旋回しながら条合わせを行う場合に比べて、条合わせが失敗しにくい。また、旋回の場合に比べて、内外輪差が発生しにくく、圃場が荒れにくい。したがって、圃場の荒れによる植付の乱れが低減される。
また、本実施形態のロボット田植え機1では、4つの車輪3,4が360°操舵可能であるため、圃場の隅の部分にも容易に進入することができ、植付を行うことができる。
さらに、本実施形態では、4つの車輪3,4が同径に構成されている。従来構成のように前輪3と後輪4の径が異なると、旋回しやすさや走行安定性が前輪3と後輪4で異なることとなり、進行方向によって旋回性や走行安定性にバラツキが生じる。これに対して、4つの車輪3,4が同径の本実施形態では、360°どの方向に進行する場合でも、旋回性や走行安定性が同等となり、旋回性等が安定する。
走行車体2の前後には、昇降装置の一例としての昇降リンク6を介して、作業機の一例であって、苗植え付け部の一例としてのポット苗植付装置7が支持されている。昇降リンク6には、シリンダ6aが支持されており、シリンダ6aの作動に伴って、ポット苗植付装置7が昇降される。ポット苗植付装置7は、1束ごとに苗がポット状にされたポット苗が積載される苗タンク(タンク部)7aと、苗タンク7aからの苗を圃場に植え付ける植付け具7bと、を有する。なお、昇降リンク6およびポット苗植付装置7自体は、従来公知の種々の構成を採用可能であり、例えば、特開2017−63630号公報等に記載されているので、詳細な説明は省略する。また、本実施形態ではポット苗を移植する植付装置を例示したが、これに限定されず、マット状の苗を使用する植付装置にも適用可能である。
なお、本実施形態では、苗タンク7aは、予備苗の苗枠1枚分が収容可能な大きさに設定されている。従来構成では、苗タンク7aに複数枚の苗枠が積載可能に構成されており、苗タンク7aが大型化していたが、本実施形態では、苗タンク7aを小型化できる。したがって、苗タンク7aの小型化に伴って、ポット苗植付装置7も小型化され、ロボット田植え機1の全体の大きさも小型化、軽量化することができる。
また、本実施形態では、苗の植え付けを行う場合に、進行方向の後側のポット苗植付装置7を下降させ、且つ、進行方向の前側のポット苗植付装置7を上昇させて、後側のポット苗植付装置7で苗の植え付けを行うように制御される。
また、走行車体2の下部中央には、施肥装置(肥料送り出し部)8が支持されている。施肥装置8には、散布部材の一例としての施肥ホース9が前後に向けて延びている。各施肥ホース9は、前後のポット苗植付装置7の苗タンク7aにそれぞれ支持されている。各施肥ホース9には、肥料及び気体の通過/非通過を切り換える図示しないバルブが設けられており、バルブの開閉により、前後の施肥ホース9のいずれか一方または両方に肥料等が送られるように切換可能である。
本実施形態では、自動植付動作時は、走行方向の後側となる施肥ホース9のバルブが開放されると共に、走行方向の前側の施肥ホース9のバルブが閉鎖されて、走行方向の後側に施肥されるように制御される。
なお、施肥装置8自体も従来公知の種々の構成を採用可能であり、特開2017−63630号公報等に記載されているので詳細な説明は省略する。
走行車体2は、下部のフレーム部10と、上部の回転部16とを有する。前記昇降リンク6およびポット苗植付装置7は、フレーム部10の前後にそれぞれ支持されている。また、施肥装置8は、フレーム部10の下部に支持されている。
回転部16は、重力方向に延びる軸部16aを中心としてフレーム部10に回転可能に支持されている。本実施形態では、回転部16は、回転自由に構成されており、作業者が手で自由な回転位置に回転可能に構成されている。
また、軸部16aには、図示しないモータからの駆動が伝達可能に構成されている。さらに、フレーム部10には、回転部16の回転位置を検出するセンサ(図示せず)が設置されており、回転部16の回転位置に基づいて、回転装置の一例としてのモータ16b(図4参照)を駆動することで、回転部16の位置を自動で変更可能に構成されている。
回転部16には、充電可能なバッテリーが搭載されている。したがって、本実施形態では、各車輪3,4の走行や操舵、昇降リンク6のシリンダ、ポット苗植付装置7、施肥装置8等は、バッテリーBT(図4参照)からの電源供給で駆動される。なお、バッテリーBTで駆動される構成に限定されず、駆動源の一例としてのエンジンと、エンジンからの駆動の伝達の入切や変速等を行うミッションケース等を有する構成とすることも可能である。
回転部16の内部には、貯留部の一例として予備苗タンク17が形成されている。予備苗タンク17の上部は、カバー部18で覆われている。カバー部18は、右端に設けられた前後方向に延びるカバー軸部18aを中心として回転可能に支持されている。したがって、カバー部18を開放することで、予備苗タンク17に予備の苗を補充することができる。
このとき、回転部16が回転自由に構成されており、作業者の作業がし易い位置に回転部16を回転させて、カバー部18を開放した開口(投入口)18cから苗を補充することができ、回転部16が回転しない場合に比べて作業性が向上する。
前記カバー部18の前後両端には、供給口19が形成されている。本実施形態では、車両停止時は、回転部16を作業者が自由な位置に回転させることができ、予備苗タンク17に補充できると共に、自動運転時にはモータで回転部16を所定の位置に戻すことが出来る。すなわち、供給口19が苗タンク7aに(走行車体2の前後に)向くように、回転部16の位置が戻される。したがって、作業者が、回転部16を回転させて予備苗や肥料の補充作業を行った後に、回転部16を元の位置に戻す必要がなく、作業性が向上する。また、予備苗を苗タンク7aに供給可能な位置に回転部16が自動的に戻るため、予備苗を苗タンク7aに自動供給することができる。
なお、供給口19は1つにしておき、走行方向が切り替わる際に回転部16を回転させて、使用されるポット苗植付装置7の側に供給口19が向くように制御する構成とすることも可能である。
また、カバー部18の左側面には、透明な部材で構成された窓部(シースルー部)18bが形成されており、カバー部18の内部の予備苗タンク17の状況を、カバー部18を開放せずに確認することが可能に構成されている。したがって、予備苗タンク17の苗がもうすぐ無くなる等の状況を、作業者が外から視認することが可能である。
また、カバー部18の上面には、位置情報取得装置の一例としてのGPSユニット20が支持されている。GPSユニット20は、ロボット田植え機1の現在位置を計測するための装置であり、タブレット端末TABとの間で、Bluetooth(登録商標)等の無線通信により情報の送受信が可能である。本実施形態では、GPSユニット20は、軸部16aの上方に設置されている。GPSユニット20を軸部16aの上方、すなわち、回転軸の延長上に配置することで、回転部16が回転しても、GPSユニット20の位置がずれることがなく、精度良く現在位置を計測することが可能である。
また、GPSユニット20で計測した位置情報と、圃場の位置情報とに基づいて、ロボット田植え機1は、自動運転で植付を行う。したがって、オペレータが操作を行う必要がなく、省力作業化することが可能である。特に、本実施形態では、タブレット端末TABを操作することで、1人のオペレータが圃場外から操作が可能であり、省力化できる。さらに、1つのタブレット端末TABで複数のロボット田植え機1を操作、制御することも可能であり、少人数化することも可能である。
図4は搬送部材と作業機との位置関係の説明図である。
図4において、予備苗タンク17には、収容部の一例であって、運搬装置の一例として、前後方向に延びる搬送ベルト21が3段設置されている。各搬送ベルト21の上面に、作業資材の一例としての予備苗が支持された状態とすることで、予備苗タンク17内に予備苗が貯留可能である。また、各搬送ベルト21は正逆回転可能に構成されており、搬送ベルト21の正回転時に、予備苗を後方に搬送し、搬送ベルト21の逆回転時に予備苗を前方に搬送可能である。なお、予備苗を収容する棚と、予備苗を搬送するベルトまたはローラ状の運搬装置とを別個に設ける構成とすることも可能である。
したがって、昇降リンク6が上昇して、苗タンク7aの上端が、いずれかの搬送ベルト21の高さに移動した状態で、搬送ベルト21を駆動することで、予備苗タンク17の予備苗を供給口19を通じて苗タンク7aに供給可能である。本実施形態では、昇降リンク6は、3段の搬送ベルト21の中で、予備苗を供給する搬送ベルト21の高さまで苗タンク7aを上昇させるように制御される。
なお、本実施形態では、搬送ベルト21の高さまで苗タンク7aを上昇させる構成を例示したがこれに限定されない。例えば、3つの搬送ベルト21を予備苗タンク17内でエレベータ機構等で昇降可能とすることも可能である。この場合、苗タンク7aが所定の高さの補給位置に移動した状態で、3つの搬送ベルト21の中の予備苗が供給される搬送ベルト21の高さが、苗タンク7aの高さになるように、エレベータ機構で移動させた後で搬送ベルト21を作動させることで予備苗を苗タンク7aに供給することも可能である。
本実施形態では、3段の搬送ベルト21において、下段の搬送ベルト21の予備苗から供給され、下段の搬送ベルト21の予備苗が無くなると、中段の搬送ベルト21の予備苗が供給され、中段の搬送ベルト21の予備苗が無くなると、上段の搬送ベルト21の予備苗が供給されるように制御される。なお、この構成に限定されず、例えば、上段から供給を行う構成としたり、下段の搬送ベルト21の予備苗は、後側のポット苗植付装置7に供給し、中段の搬送ベルト21の予備苗は前側のポット苗植付装置7に供給し、上段の搬送ベルト21の予備苗は前後両方に供給可能という構成とすることも可能である。
なお、予備苗の有無は、光センサや重量センサ等の従来公知の任意の検出部材で検出することが可能である。
回転部16の左部には、作業資材の収容部の一例としての肥料ホッパ22が支持されている。肥料ホッパ22は、内部に、作業資材の一例としての肥料が収容可能に構成されている。したがって、本実施形態の肥料ホッパ22は、回転部16に支持されており、回転部16の回転に伴って回転可能である。よって、作業者が、肥料ホッパ22に肥料を補給する際に、作業者が作業し易い位置に肥料ホッパ22を移動させて作業を行うことができる。したがって、作業能率を向上させることができる。
また、肥料ホッパ22は、施肥装置8に、軸部16aを通過する供給路(図示せず)を通じて、肥料を供給可能に構成されている。よって、1つの肥料ホッパ22から施肥装置8を通じて前後の施肥ホース9に肥料を供給可能である。
また、回転部16の四隅には、報知部材の一例としての報知ランプ23が設置されている。報知ランプ23は、予備苗が無くなった場合に、点灯されて、作業者(オペレータ)に予備苗がなくなったことを通知する。なお、予備苗の残りが所定量以下になった場合に点滅して、予備苗が少なくなったことを報知する構成とすることも可能である。また、予備苗だけでなく、肥料が少なくなった場合や、バッテリーが少なくなった場合に、報知ランプ23を点灯や点滅させて報知することも可能である。また、点灯や点滅に限定されず、ランプの色を変える等で報知する内容を変えることも可能である。したがって、報知ランプ23を見た作業者は、タブレット端末TABを操作して、ロボット田植え機1を畦際に移動させたり、畦際に来たときに停止させたりして、苗や肥料の補充やバッテリー交換等が可能となる。
図5は本発明の他の形態の説明図である。
図1〜図4において、ロボット田植え機1に作業機としてのポット苗植付装置7を前後に2つ設ける構成を例示したが、これに限定されない。図5において、ポット苗植付装置7および昇降リンク6等を回転部16に支持することで、ポット苗植付装置7もフレーム部10に対して回転可能な構成とすることが可能である。そして、走行車体2の進行方向が前後入れ替わる際に(スイッチバックする際に)、回転部16を180°回転させることで、ポット苗植付装置7を進行方向の後側に移動させることが可能である。
また、図5に示すように構成した場合、各搬送ベルト21は、正逆回転する必要がなく、苗タンク7aに向かう一定の方向に回転するだけで予備苗を苗タンク7aに搬送することが可能である。したがって、供給口19も前後両側に必要なく、一方のみとすることが可能である。
なお、前述の各形態において、ロボット田植え機1で自動運転を行う構成を例示したが、これに限定されない。オペレータが搭乗可能なフロアステップを回転部16の上部に設けた構成とすることも可能である。したがって、自動運転を行わずにオペレータが操作する構成とすることも可能であるし、オペレータがタブレット端末TABを持って搭乗して、タブレット端末TABから操作することもハンドルやアクセル等を操作することも両方可能な構成とすることも可能である。
さらに、作業車両の一例としてのロボット田植え機1を例示したが、これに限定されない。トラクタや薬剤散布車両等の任意の作業車両に適用可能である。したがって、作業機として、苗植付装置に限定されず、プラウやロータリ耕耘機、表面を均すハロー、肥料を散布するブロードキャスター、畝の間を浅く耕して除草するカルチベータ、畝立て等、を使用することも可能である。
1…作業車両、
2…走行車体、
3,4…走行車輪、
6…昇降装置、
7…作業機、
7a…タンク部、
8…施肥装置、
9…散布部材、
16b…回転装置、
17…貯留部、
18…カバー、
18c…投入口、
19…供給口、
20…位置情報取得装置、
21…運搬装置、収容部、
C…制御部。

Claims (5)

  1. 走行車体(2)と、
    前記走行車体(2)に支持され、走行方向の前後共に操舵可能な走行車輪(3,4)と、
    前記走行車体(2)の外側に支持された作業機(7)であって、少なくとも前記走行方向の前後に支持された複数の作業機(7)と、
    前記各作業機(7)を昇降させる昇降装置(6)であって、前記走行車体(2)の走行方向の前側の作業機(7)を圃場面から離れた位置に上昇させる前記昇降装置(6)と、
    前記各作業機(7)に設けられ、前記作業機(7)に供給される作業資材が収容されるタンク部(7a)と、
    前記走行車体(2)に設けられ、前記作業資材を貯留する貯留部(17)と、
    前記貯留部(17)から前記各タンク部(7a)に前記作業資材を運搬する運搬装置(21)と、
    前記作業資材を投入する投入口(18c)と、前記タンク部(7a)に前記作業資材を供給する供給口(19)とを有し、重力方向に沿った回転軸に沿って回転可能に支持された前記貯留部(17)と、
    複数のタンク部(7a)の中のいずれかのタンク部(7a)に前記貯留部(17)から前記作業資材を搬送する際に、前記作業資材の搬送先のタンク部(7a)に前記供給口(19)が向くように前記貯留部(17)を回転させる回転装置(16b)と、
    前記供給口(19)の高さまで前記タンク部(7a)を上昇させる前記昇降装置(6)と、
    を備えたことを特徴とする作業車両。
  2. 前記貯留部(17)の一部または全てを覆うカバー(18)と、
    前記カバー(18)の上部に支持され、前記走行車体(2)の現在位置の情報を取得する位置情報取得装置(20)と、
    前記位置情報取得装置(20)で取得された現在位置と、圃場の位置情報とに基づいて、圃場内で前記走行車体(2)を自動走行させる制御部(C)と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記作業資材を収容する収容部(22)が高さ方向に複数段設けられた前記貯留部(17)と、
    前記作業資材が供給される前記各段の収容部(22)の高さに応じて前記作業機(7)を昇降させる前記昇降装置(6)と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の作業車両。
  4. 前記貯留部(17)の下方に支持され、圃場内に肥料を散布する施肥装置(8)と、
    前記各作業機(7)に設けられ、前記施肥装置(8)から供給された肥料が散布される散布部材(9)と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の作業車両。
  5. 360°操舵可能な前記走行車輪(3,4)
    を備えたことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の作業車両。
JP2017197688A 2017-10-11 2017-10-11 作業車両 Active JP6907873B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017197688A JP6907873B2 (ja) 2017-10-11 2017-10-11 作業車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017197688A JP6907873B2 (ja) 2017-10-11 2017-10-11 作業車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019068784A JP2019068784A (ja) 2019-05-09
JP6907873B2 true JP6907873B2 (ja) 2021-07-21

Family

ID=66440192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017197688A Active JP6907873B2 (ja) 2017-10-11 2017-10-11 作業車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6907873B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11814074B2 (en) 2020-04-30 2023-11-14 Trimble Inc. Headland-following turns
US11500390B2 (en) * 2020-04-30 2022-11-15 Trimble Inc. Multi-segment turns
JP7259823B2 (ja) * 2020-09-30 2023-04-18 井関農機株式会社 自動苗移植機
JP7310789B2 (ja) * 2020-12-22 2023-07-19 井関農機株式会社 自動苗移植機
US11874665B2 (en) 2021-05-24 2024-01-16 Trimble Inc. Area coverage planner with replenishment planner
US11860635B2 (en) 2021-05-24 2024-01-02 Trimble Inc. Area coverage planner

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62131879A (ja) * 1985-12-02 1987-06-15 Kubota Ltd 四輪操向型トラクタの操向制御装置
JPS62178819U (ja) * 1986-05-06 1987-11-13
JP2580639Y2 (ja) * 1992-04-10 1998-09-10 ヤンマー農機株式会社 乗用田植機の予備苗載台構造
JP2586713Y2 (ja) * 1992-04-10 1998-12-09 ヤンマー農機株式会社 予備苗載台を具備する乗用田植機
JP3200554B2 (ja) * 1995-11-27 2001-08-20 株式会社農作物生育管理システム研究所 作業車の作業管理装置
JPH10248317A (ja) * 1997-03-10 1998-09-22 Kubota Corp 乗用型田植機
JPH11266636A (ja) * 1998-03-23 1999-10-05 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 移植機
JP4108333B2 (ja) * 2001-12-27 2008-06-25 進 川口 車両の四輪操舵装置及び車両
JP2010143456A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Elemex Co Ltd 車両舵取り装置
DE102013011152A1 (de) * 2013-07-04 2015-01-08 Claas Selbstfahrende Erntemaschinen Gmbh Fahrzeug mit mehreren Lenkprogrammen

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019068784A (ja) 2019-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6907873B2 (ja) 作業車両
KR102511298B1 (ko) 작업 차
KR102528253B1 (ko) 작업차
JP2016011024A (ja) 植播系圃場作業機
JP7080192B2 (ja) 農業資材補給管理システム
JP2014121280A (ja) 苗移植機
CN106034508A (zh) 作业车辆
JP2020000181A (ja) 圃場作業機
JP2020089288A (ja) 圃場作業機
JP6669225B2 (ja) 苗移植機
JP5027840B2 (ja) 水田作業車
JP4926861B2 (ja) 移植機
JP2019022524A (ja) 作業機
JP6780669B2 (ja) 作業車両
JP6917938B2 (ja) 圃場作業機
JP7322927B2 (ja) 作業車両
JP5974996B2 (ja) 苗移植機
JP7103322B2 (ja) 苗移植機
JP2023048865A (ja) 作業車両
JP2003325013A (ja) 施肥装置
AU2022333603A1 (en) Work machine
JP5444419B2 (ja) 水田作業車
AU2022335121A1 (en) Work machine
JP2021010373A (ja) 作業車両
JP6024853B1 (ja) 苗移植機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200330

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210323

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210514

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210601

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6907873

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150