JP2014121280A - 苗移植機 - Google Patents

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Sumi Fukushima
寿美 福島
Takuya Okada
岡田  卓也
Hitoshi Nomura
仁志 野村
Daisuke Imaizumi
大介 今泉
Yoshihiro Tai
義浩 田井
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Abstract

【課題】作業者の労力を要することなく、貯留ホッパー内に残った肥料を短時間で排出出来る苗移植機を提供する。
【解決手段】走行車体の後部に昇降自在に設けられ、圃場に苗を植え付ける植付部と、植付部が苗を植え付けた位置へ肥料を供給する施肥装置と、施肥装置を回動させて傾ける回動アクチュエーターとを備え、施肥装置は、肥料を貯留する貯留部材60と、底部に設けられ肥料を圃場に繰り出す繰出装置61と、底部の中央部ではない場所に設けられた内部に残った肥料が排出される肥料排出口とを有し、回動アクチュエーターは貯留部材内の肥料の残量に対応して施肥装置を回動させて傾斜角度を変化させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、圃場に水稲の苗等を移植する、田植機等の苗移植機に関する。
乗用型田植機などの苗移植機として、ロータリーケースの側面に取り付けられた苗植付具が、ロータリーケースの回転に伴い回転しながら苗マットから苗を取り圃場に植え付けるとともに、その苗を植え付けた位置へ肥料を供給する施肥装置を備えた苗移植機が知られている。
苗の植え付け作業後、貯留ホッパー内及びこの貯留ホッパーの下端部に設けられた繰出し装置に肥料が固着することを防止すべく、又、肥料の蓄積しやすい繰出し装置の内部を点検し易くすべく、貯留ホッパー内に残っている肥料を排出させる。肥料を排出させる際、貯留ホッパー内の肥料の残量が少なくなってくると、肥料が排出される速度が遅くなってくる。
そこで、貯留ホッパー内の肥料の残量に合わせて貯留ホッパーを機体後側に傾斜させることにより、肥料の排出を促し、肥料の排出作業時間を軽減する苗移植機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−166820号公報
しかしながら、上記した従来の苗移植機では、貯留ホッパーの傾斜操作を行うことにより、作業者の費やす労力が増大する問題がある。
すなわち、従来の苗移植機では、貯留ホッパーの傾斜操作を人手で行う必要があるので、常に作業者が監視しつつ操作を行なう必要があり、作業者の費やす労力が増大してしまう。又、作業者が他の作業を行っていると、貯留ホッパーの傾斜操作が行われず、肥料の残量が少なくなったときに肥料の排出量が減少し、肥料の排出作業に費やす時間が長くなってしまう。
本発明は、上記従来の苗移植機の課題を考慮して、作業者の労力を要することなく、貯留ホッパー内に残った肥料を短時間で排出出来る苗移植機を提供することを目的とする。
本発明の上記課題は、次の解決手段で解決される。
第1の本発明は、
走行車体(2)の後部に昇降自在に設けられ、圃場に苗を植え付ける植付部(4)と、
前記植付部(4)が苗を植え付けた位置へ肥料を供給する施肥装置(5)と、
前記施肥装置(5)を回動させて傾ける回動アクチュエーター(36)とを備え、
前記施肥装置(5)は、
肥料を貯留する貯留部材(60)と、
底部に設けられ、肥料を圃場に繰り出す繰出装置(61)と、
前記底部の中央部ではない場所に設けられた、内部に残った肥料が排出される肥料排出口(83)とを有し、
前記回動アクチュエーター(36)は、前記貯留部材(60)内の肥料の残量に対応して、前記施肥装置(5)を回動させて傾斜角度を変化させることを特徴とする苗移植機である。
又、第2の本発明は、
前記施肥装置(5)は、前記貯留部材(60)内の傾斜する側に設けられた、肥料の有無を検知する肥料検知部材(37)を有し、前記走行車体(2)に対して回動可能に取り付けられており、
前記回動アクチュエーター(36)は、前記肥料検知部材(37)によって前記貯留部材(60)内の肥料が検知されなくなると、肥料が検知される傾きになるまで、前記施肥装置(5)を回動させることを特徴とする、第1の本発明の苗移植機である。
又、第3の本発明は、
前記施肥装置(5)の傾きを検出する傾斜検知部材(59)を備え、
前記回動アクチュエーター(36)は、前記傾斜検知部材(59)によって、前記施肥装置(5)が所定の傾斜角度になったことを検知すると、前記施肥装置(5)の回動を停止することを特徴とする、第2の本発明の苗移植機である。
又、第4の本発明は、
前記植付部(4)の昇降位置を検知する昇降検知部材(45)を備え、
前記昇降検知部材(45)によって、前記植付部(4)が所定位置よりも低い位置にあると検知されたときは、前記回動アクチュエーター(36)は、前記施肥装置(5)を回動させないことを特徴とする、第1又は第2の本発明の苗移植機である。
又、第5の本発明は、
エンジン(20)と、
前記エンジン(20)の入切を検知する駆動検知部材(20a)とを備え、
前記駆動検知部材(20a)によって前記エンジン(20)の停止が検知されると、前記回動アクチュエーター(36)は、前記施肥装置(5)を回動させて傾斜しない位置まで戻すことを特徴とする、第1から第4の何れか1項の本発明の苗移植機である。
又、第6の本発明は、
前記施肥装置(5)は、
肥料を搬送する搬送風を発生する送風装置(67)と、
前記送風装置(67)が発生した前記搬送風を、繰出し通路(68)側又は肥料排出通路(85)側へ案内する経路切替部材(86)と、
前記経路切替部材(86)の状態を検知することにより、前記搬送風が案内されている経路を検知する経路検知部材(86s)とを有し、
前記経路検知部材(86s)が、前記搬送風が前記肥料排出通路(85)側へ案内されていることを検知すると、前記回動アクチュエーター(36)が作動することを特徴とする、第2の本発明の苗移植機である。
又、第7の本発明は、
前記繰出装置(61)を駆動する施肥駆動軸(105)と、
前記施肥駆動軸(105)及び前記送風装置(67)を連結する施肥伝動機構(132、133、134、135)とを備え、
前記送風装置(67)を作動させると、前記施肥伝動機構(132、133、134、135)を介して前記施肥駆動軸(105)が回転し、前記繰出装置(61)が作動することを特徴とする、第6の本発明の苗移植機である。
又、第8の本発明は、
前記施肥伝動機構(132、133、134、135)は、
前記送風装置(67)の回転軸に設けられた施肥出力アーム(132)と、
前記施肥駆動軸(105)に設けられた施肥入力アーム(135)と、
前記施肥出力アーム(132)及び前記施肥入力アーム(135)を連結する伝動ロッド(133、134)とを有することを特徴とする、第7の本発明の苗移植機である。
又、第9の本発明は、
前記走行車体(2)の前後進及び走行速度を変更する油圧式無段変速装置(23)と、
前記油圧式無段変速装置(23)の出力を操作する走行操作部材(24)と、
前記走行操作部材(24)の操作角度を検知する操作検知部材(24a)とを備え、
前記送風装置(67)は、回転羽根(178)と、回転数を変更可能な送風アクチュエーター(66)とを有し、
前記送風アクチュエーター(66)の回転数は、前記操作検知部材(24a)が検知した前記操作角度に基づいて変更されることを特徴とする、第7又は第8の本発明の苗移植機である。
請求項1記載の本発明によって、施肥装置(5)を機体後方に回動可能に構成したことにより、肥料の残量の減少に合わせて施肥装置(5)を後方に回動させると、肥料の残量にかかわらず肥料の排出速度を略一定とすることが出来るので、肥料の排出に要する時間が短縮され、作業能率が向上する。
又、肥料残量に連動して回動アクチュエーター(36)が作動し、施肥装置(5)の姿勢を変更する構成としたことにより、自動的に肥料が能率的に排出される姿勢とすることが出来るので、作業能率が向上すると共に、作業者が施肥装置(5)の傾斜角度を変更する必要が無く、作業の無人化が図られる。
請求項2記載の本発明によって、請求項1記載の本発明の効果に加えて、肥料検知部材(37)が肥料を検知しなくなると回動アクチュエーター(36)が作動して施肥装置(5)を後方に回動させると共に、肥料検知部材(37)が肥料を検知すると回動アクチュエーター(36)を停止させる構成としたことにより、貯留部材(60)内の肥料の残量に合わせて適切な傾斜姿勢にすることが出来るので、肥料の排出作業の能率が向上すると共に、作業者の労力が軽減される。
請求項3記載の本発明によって、請求項2記載の本発明の効果に加えて、施肥装置(5)が傾斜姿勢になるまで回動したことを傾斜検知部材が検知すると、回動アクチュエーター(36)の作動が自動的に停止する構成としたことにより、回動アクチュエーター(36)や施肥装置(5)が過負荷で破損することを防止出来るので、耐久性が向上する。
又、施肥装置(5)が傾斜姿勢になることを作業者が監視する必要がなく、作業者は他の作業を行うことが出来るので、作業能率が向上すると共に、無人化が図られる。
請求項4記載の本発明によって、請求項1又は2記載の本発明の効果に加えて、植付部(4)が十分に上昇していないと、施肥装置(5)の機体(2)後側への回動を規制することにより、施肥装置(5)が植付部(4)の上部に接触してそれ以上回動しなくなることを防止出来るので、肥料排出に適した傾斜角度が確保され、肥料排出作業の能率が向上する。
又、植付部(4)と施肥装置(5)が接触した際に破損することを防止出来るので、耐久性が向上する。
請求項5記載の本発明によって、請求項1から4の何れか1項の本発明の効果に加えて、エンジン(20)を切ると回動アクチュエーター(36)が作動して施肥装置(5)を水平姿勢に切り替えることにより、施肥装置(5)の姿勢を戻し忘れることを防止出来るので、施肥装置(5)に植付部(4)を接触させて破損させてしまうことが防止される。
又、施肥装置(5)が傾斜姿勢のままで機体(2)が停止し、貯留部材(60)に貯留された肥料が零れ落ちることを防止することが出来るので、肥料の消費量が抑えられると共に、圃場に肥料が過剰に供給されることが防止され、肥料過多による作物の生育不良の発生が防止される。
請求項6記載の本発明によって、請求項2記載の本発明の効果に加えて、経路切替部材(86)が肥料排出通路(85)に搬送風を案内する側に操作されているときのみ、回動アクチュエーター(36)が作動する構成としたことにより、繰出装置(61)に搬送風を案内する状態のまま施肥装置(5)を機体後側に傾斜させることを防止出来るので、排出された肥料が搬送されずその場に溜まって詰まってしまうことが防止され、肥料の排出作業能率が向上すると共に、詰まった肥料を取り除く作業が不要となり、作業者の労力が軽減される。
請求項7記載の本発明によって、請求項6記載の本発明の効果に加えて、施肥装置(5)の駆動力を送風装置(67)から得ることにより、従来のように走行車体(2)側から駆動力を得る伝動部材を設ける必要が無くなるので、施肥装置(5)の伝動構成が簡潔になり、メンテナンス性が向上する。
又、従来構成では、施肥装置(5)が作動する際に、同時に植付部(4)も動く構成になっているが、請求項7記載の本発明の構成では、施肥装置(5)だけを独立して作動させることが出来るので、肥料の排出作業時に余分な駆動力を用いる必要が無くなり、燃費などの軽減が図られる。
請求項8記載の本発明によって、請求項7記載の本発明と同様の効果が得られる。すなわち、施肥装置(5)の駆動力を送風装置(67)から得ることにより、施肥装置(5)の伝動構成が簡潔になり、メンテナンス性が向上する。又、施肥装置(5)だけを独立して作動させることが出来るので、肥料の排出作業時に余分な駆動力を用いる必要が無くなり、燃費などの軽減が図られる。
請求項9記載の本発明によって、請求項7又は8記載の本発明の効果に加えて、走行操作部材の操作量に合わせて送風アクチュエーター(66)の作動量が変化する構成としたことにより、走行速度に対応する施肥速度を自動的に設定することが出来るので、走行速度を変更しても施肥量の過不足が生じることが防止され、肥料不足や肥料過多による作物の生育不良が防止される。
本発明の実施の形態の乗用型田植機の左側面図 本発明の実施の形態の乗用型田植機の平面図 本発明の実施の形態の、施肥装置が通常の水平状態におけるときの背面図 本発明の実施の形態の、施肥装置が通常の水平状態におけるときの平面図 本発明の実施の形態の、施肥装置が通常の水平状態におけるときの側面図 本発明の実施の形態の施肥装置の繰出部の側面断面図 本発明の実施の形態の施肥装置の繰出部のS−S断面図 本発明の実施の形態の排出シャッター及びエア切替シャッターの開閉機構を示す図 本発明の実施の形態の、施肥装置を機体後方側に傾斜させたときの側面図 本発明の実施の形態の乗用型田植機の、苗植付部を上昇させた状態を説明する側面図 本発明の実施の形態の、施肥装置の傾斜操作を制御する制御部材を示すブロック図 本発明の実施の形態の施肥装置の施肥伝動機構の側面図 本発明の実施の形態の施肥装置の施肥伝動機構の平面図 本発明の実施の形態の施肥装置の逆転伝達機構及び繰出量調節機構の一部の展開図 本発明の実施の形態の施肥装置の繰出部への伝動機構を示す断面図 本発明の実施の形態の、施肥装置の回転羽根の回転速度を制御する制御部材を示すブロック図 (a)本発明の実施の形態の乗用型田植機の、運転時における運転席部分の側面図、(b)本発明の実施の形態の乗用型田植機の、作業者が運転席に座っていないときの運転席部分の側面図 本発明の実施の形態の乗用型田植機の、前輪の内側にストロークセンサーを設けた構成の前輪部分の断面図
以下、図面に基づき、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態の、走行車両を備える乗用型の6条植田植機8の側面図を示し、図2は平面図を示している。
尚、本明細書においては、前後、左右の方向基準は、運転席からみて、車体の走行方向を基準として、前後、左右の基準を規定している。
この田植機8は、走行車体2の後側に昇降リンク装置3を介して苗植付部4が昇降可能に装着され、走行車体2の後部上側に施肥装置5の本体部分が設けられている。
尚、田植機8が、本発明の苗移植機の一例にあたり、苗植付部4が、本発明の植付部の一例にあたる。
走行車体2は、駆動輪である左右一対の前輪10及び左右一対の後輪11を備えた四輪駆動車両であって、機体の前部にミッションケース12が配置され、そのミッションケース12の左右側方に前輪ファイナルケース13が設けられ、該左右前輪ファイナルケース13の操向方向を変更可能な各々の前輪支持部から外向きに突出する左右前輪車軸に左右前輪10が各々取り付けられている。
又、ミッションケース12の背面部にメインフレーム15の前端部が固着されており、そのメインフレーム15の後端左右中央部に前後水平に設けた後輪ローリング軸を支点にして後輪ギヤケース18がローリング自在に支持され、その後輪ギヤケース18から外向きに突出する後輪車軸に後輪11が取り付けられている。
エンジン20は、メインフレーム15の上に搭載されており、該エンジン20の回転動力が、ベルト伝動装置21及びHST23を介してミッションケース12に伝達される。
ミッションケース12に伝達された回転動力は、ミッションケース12内のトランスミッションにより変速された後、走行動力と外部取出動力に分離して取り出される。そして、走行動力は、一部が前輪ファイナルケース13に伝達されて前輪10を駆動すると共に、残りが後輪ギヤケース18に伝達されて後輪11を駆動する。
又、外部取出動力は、走行車体2の後部に設けた植付クラッチケース25に伝達され、それから植付伝動軸26によって苗植付部4へ伝動される。
エンジン20の上部はエンジンカバー30で覆われており、その上に運転席31が設置されている。運転席31の前方には各種操作機構を内蔵するフロントカバー32があり、その上方に前輪10を操向操作する操縦ハンドル34が設けられている。
エンジンカバー30及びフロントカバー32の下端左右両側は水平状のフロアステップ35になっている。フロアステップ35は一部格子状になっており(図2参照)、フロアステップ35を歩く作業者の靴についた泥が圃場に落下する構成となっている。
昇降リンク装置3は平行リンク構成であって、1本の上リンク40と左右一対の下リンク41を備えている。上リンク40及び下リンク41は、それらの基部側がメインフレーム15の後端部に立設した背面視門形のリンクベースフレーム42に回動自在に取り付けられ、その先端側に縦リンク43が連結されている。そして、縦リンク43の下端部に、苗植付部4に回転自在に支承された連結軸44が挿入連結され、連結軸44を中心として苗植付部4がローリング自在に連結されている。
メインフレーム15に固着した支持部材と上リンク40に一体形成したスイングアーム(図示せず)の先端部との間に昇降油圧シリンダー46が設けられており、昇降油圧シリンダー46を油圧で伸縮させることにより、上リンク40が上下に回動し、苗植付部4がほぼ一定姿勢のまま昇降する。
苗植付部4は、6条植の構成で、フレームを兼ねる植付伝動ケース50、マット苗を載せて左右往復動し苗を一株分ずつ各条の苗取出口51aに供給するとともに横一列分の苗を全て苗取出口51aに供給すると苗送りベルト51bにより苗を下方に移送する苗載せ台51、苗取出口51aに供給された苗を苗植付具52aによって圃場に植付ける苗植付装置52等を備えている。
苗植付部4の下部には中央にセンターフロート55、その左右両側にサイドフロート56がそれぞれ設けられている。これらフロート55、56を圃場の泥面に接地させた状態で機体を進行させると、フロート55、56が泥面を整地しつつ滑走し、その整地跡に苗植付装置52により苗が植付けられる。
各フロート55、56は、圃場表土面の凹凸に対応して前端側が上下動する如く回動自在に取り付けられており、植付作業時にはセンターフロート55の前部の上下動が迎角制御センサー(図示せず)により検出され、その検出結果に対応して昇降油圧シリンダー46を制御する油圧バルブを切り替えて苗植付部4を昇降させることにより、苗の植付深さを常に一定に維持する。
施肥装置5は、肥料ホッパー60に貯留されている粒状の肥料を繰出部61によって一定量ずつ繰り出し、その肥料を施肥ホース62でセンターフロート55及びサイドフロート56の左右両側に取り付けた施肥ガイド63まで導き、施肥ガイド63の前側に設けた作溝体64によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥溝内に落とし込む構成となっている。そして、ブロアー用電動モーター66で駆動するブロアー67で発生させたエアが、左右方向に長いエアチャンバー68を経由して施肥ホース62に吹き込まれ、施肥ホース62内の肥料を風圧で強制的に搬送する構成となっている。
尚、肥料ホッパー60が、本発明の貯留部材の一例にあたり、繰出部61が、本発明の繰出装置の一例にあたる。又、ブロアー67が、本発明の送風装置の一例にあたり、ブロアー用電動モーター66が、本発明の送風アクチュエーターの一例にあたる。
苗植付部4には整地ローター27(第1整地ローター27aと第2整地ローター27bの組み合わせを単に整地ローター27と言うことがある)が取り付けられている。
又、苗載せ台51は、苗植付部4の全体を支持する左右方向と上下方向に幅一杯の矩形の支持枠体65の支持ローラー65aをレールとして左右方向にスライドする構成である。
又、走行車体2の前部左右両側には、補給用の苗を載せておく一対の予備苗枠38が設けられている。
以下、本実施の形態の施肥装置5の各部の構成について説明する。
本実施の形態の施肥装置5が通常の水平状態におけるときの、施肥装置5の背面図を図3に示し、平面図を図4に示し、側面図を図5に示す。
又、図6に、施肥装置5の繰出部61の側面断面図を示し、図6におけるS−S断面図を図7に示す。
肥料ホッパー60は各条共用で、上部に開閉可能な蓋60aが取り付けられている。肥料ホッパー60の下部は施肥条数分に分岐して漏斗状になっており、その下部が各繰出部61の上端に接続されている。
肥料ホッパー60は、左右方向に長い施肥装置側フレーム49に支持された左右2箇所の回動アーム71に取り付けられていて、この回動アーム71の下端部を支点に後方に回動させて繰出部61から分離させられる構成となっている。回動アーム71は、外側から1条目の繰出部61と2条目の繰出部61との間に配置されている(左右対称位置に2つ設けられている)。
図6及び図7に示す通り、繰出部61は、肥料ホッパー60内の肥料を下方に繰り出す2個の第1繰出ロール73A及び第2繰出ロール73Bを内蔵している。これらの繰出ロール73A及び73Bは、外周部に溝状の凹部74が形成された回転体で、左右方向に設けた共通の繰出軸75の角軸部75a(図示例は四角軸)にそれぞれ一体回転する構成で嵌合している。
第1繰出ロール73A及び第2繰出ロール73Bが図6の矢印方向に回転することにより、肥料ホッパー60から落下供給される肥料が凹部74に収容されて下方に繰り出される。第1繰出ロール73A及び第2繰出ロール73Bにより繰り出された肥料は、下端の吐出口61aから吐出される。
図示例の第1繰出ロール73A及び第2繰出ロール73Bの凹部74の数は6個であり、両者の凹部74の位相が異ならせてある。これにより、第1繰出ロール73A及び第2繰出ロール73Bの各凹部74が交互に肥料を繰り出すこととなり、吐出口61aから吐出される肥料の量が時間的に均等化されている。
第1繰出ロール73A及び第2繰出ロール73Bの何れかを繰出軸75から外して位相を適当に変更して付け直すことにより、第1繰出ロール73A及び第2繰出ロール73Bのの凹部74の位相を等しくすることも出来る。これで、圃場に点状に肥料を散布するときに適用可能となる。
又、繰出部61の内部には、凹部74が下方に移動する側(前側)の第1繰出ロール73A及び第2繰出ロール73Bの外周面に摺接するブラシ76が着脱自在に設けられている。このブラシ76によって第1繰出ロール73A及び第2繰出ロール73Bの凹部74に肥料が摺り切り状態で収容され、第1繰出ロール73A及び第2繰出ロール73Bによる肥料繰出量が一定に保たれる。
さらに、ブラシ76の上側には、第1繰出ロール73A及び第2繰出ロール73Bの上方に突出して肥料ホッパー60から繰出部61に肥料が落下供給されなくする繰出停止シャッター77が設けられている。繰出停止シャッター77は、繰出部ケース78のスライド支持部79にスライド自在に支持されていて、繰出部ケース78外の前端部に形成された把手77aをつかんでスライドさせる構成となっている。
繰出部61の吐出口61aには、前後方向に連通する接続管80(図3)が接続されている。そして、この接続管80の後端部に施肥ホース62(図5)が接続されている。施肥ホース62の外周螺旋溝に施肥装置側フレーム49の下端部が係り合っているので、施肥ホース62が接続管80から抜けにくい。
一方、各条の接続管80の前端部は、エアチャンバー68(図4、図5)の背面部に挿入連結されている。エアチャンバー68の左端部はエア切替管81を介してブロアー67(図3、図4)に接続されており、該ブロアー67からのエアがエアチャンバー68を経由し接続管80から施肥ホース62に吹き込まれる構成となっている。
エアチャンバー68は、接続管80が取り付けられたゴム管68aと、中間部分の樹脂管68bとを交互に繋ぎ合わせて構成されている。この構成とすると、エアチャンバー68を簡単に分解、組み立て出来るので、繰出部61を一体的に取り外してのメンテナンスが容易である。ゴム管68aの長さを一対の繰出部61の間隔よりも長くしておくと、樹脂管68bからゴム管68aを抜き易い。
又、繰出部ケース78の背面部には、肥料ホッパー60内の肥料を取り出すべく肥料排出口83(図6)が形成されている。この肥料排出口83には、上端側を支点にして開閉自在な排出シャッター84が取り付けられている。
各繰出部61の肥料排出口83は、繰出部61の後方に設けた左右方向に長い肥料回収管85に接続されている。肥料回収管85の左端部は、エア切替管81を介してブロアー67に接続されている。エア切替管81は二股状の管であって、一方にエアチャンバー68が接続され、他方に肥料回収管85が接続されている。
エア切替管81には、エア切替シャッター86が設けられ、ブロアー67から吹き出されるエアをエアチャンバー68側に供給する状態と肥料回収管85側に供給する状態とに切り替えられる構成となっている。エア切替シャッター86は、エアチャンバー68と肥料回収管85の間の前後中央部にあるので、両者へのエア供給が安定している。肥料回収管85の右端部は、肥料回収口87になっている。
尚、エアチャンバー68が、本発明の繰出し通路の一例にあたり、肥料回収管85が、本発明の肥料排出通路の一例にあたる。又、エア切替シャッター86が、本発明の経路切替部材の一例にあたる。
図8は、排出シャッター84及びエア切替シャッター86の開閉機構を示す図である。
肥料回収口87の近傍に肥料回収レバー90が回動自在に設けられている。この肥料回収レバー90の回動支点軸90aと同軸上に、繰出部61の前側に配置された左右方向に長いシャッター開閉伝達軸91が設けられている。
シャッター開閉伝達軸91には扇形プレート92が取り付けられており、この扇形プレート92に形成された円弧状の長孔92aに、肥料回収レバー90に固着されたピン90bが遊嵌している。
シャッター開閉伝達軸91には、各繰出部61ごとに開閉ギヤ93が取り付けられ、該開閉ギヤ93が排出シャッター84の第2回動軸84aに取り付けた半円形ギヤ94と噛み合っている。
又、肥料回収レバー90には、エア切替ワイヤー95の一端が繋がれている。エア切替ワイヤー95の他端は、エア切替シャッター86の第3回動軸86aに取り付けたアーム96に、付勢手段である引張りスプリング97を介して繋がれている。
肥料回収レバー90を回動操作すると、エア切替ワイヤー95が引かれてエア切替シャッター86を切り替え、ブロアー67から引き出されるエアが肥料回収管85に供給される。
肥料回収レバー90の回動操作量が少ないうちは、ピン90bが円弧状の長孔92aの中を移動するだけにすぎないので、シャッター開閉伝達軸91は回動しない。しかしながら、肥料回収レバー90を一定量以上回動操作すると、ピン90bが扇形プレート92に係り合い、シャッター開閉伝達軸91が回動する。これにより、排出シャッター84が開き、肥料ホッパー60内の肥料が肥料回収管85に排出される。
つまり、1本の肥料回収レバー90の操作だけで、エア切替シャッター86及び排出シャッター84を操作することが出来る。しかも、必然的に、始めにエアが肥料回収管85に供給され、その後で肥料が肥料回収管85に排出されるのである。これにより、肥料回収管85での肥料の搬送が円滑に行われ、肥料回収管85での肥料詰まりが生じない。
又、肥料回収レバー90が肥料回収口87の近傍に設けられているので、肥料回収容器等を肥料回収口87の下側に容易に確保出来、さらに肥料回収の状況を確認しながら作業を行えるため、肥料の回収作業の終了を迅速に判断できると共に、肥料の排出が滞っているときにはブロアー67やエンジン20を停止させ、作業者が手作業で肥料の詰まりの解消作業を行うことができるので、肥料の排出作業に要する電気や燃料の消費が抑えられる。
肥料回収レバー90は、レバーガイド98に沿って回動操作する構成となっている。このレバーガイド98には、第1ガイド孔98a及び第2ガイド孔98bが形成されており、肥料回収レバー90の撓みを利用して肥料回収レバー90の係合部(図示せず)を第1ガイド孔98a又は第2ガイド孔98bに係り合わせることにより、肥料回収レバー90をエア切替シャッター86だけが切り替えられる位置P1(図8)と、エア切替シャッター86及び排出シャッター84の両方が切り替えられる位置P2とに固定することが出来る構成となっている。
従って、肥料回収時には、ブロアー67より気流搬送される肥料は肥料回収管85を流れ、肥料回収口87からスムーズに肥料が排出される。
尚、エア切替シャッター86は、上下方向を向く第3回動軸86aを中心に回動するので、エア切替シャッター86の開閉操作時の抵抗が変動しない。又、肥料回収時には、引張りスプリング97の張力に抗して強制的にエア切替シャッター86を切り替える構成としているので、肥料回収時におけるエア切替シャッター86の気密性が良好である。
図5に示す通り、繰出部ケース78は、側面視で前下がりに傾斜した分割面F−Fで、下側の固定部分78aと上側の離脱部分78bとに分割されている。第1繰出ロール73A、第2繰出ロール73B及び排出シャッター84(肥料排出口83)は、固定部分78aに設けられている。一方、ブラシ76及び繰出停止シャッター77は、離脱部分78bに設けられている。肥料ホッパー60が接続される上部開口部及び吐出口61aは分割されていないので、両者の気密性が良好に保たれる。
繰出部61の下部に固定されている取付ステー33の下部が、リンクベースフレーム42に、第1回動軸82aを中心にして回動可能に取り付けられている。
リンクベースフレーム42には固定プレート47が接続され、固定プレート47に繰出量調節ロッド支持プレート58が接続されており、繰出量調節ロッド支持プレート58は機体側フレーム48に固着している。
機体側フレーム48とエアチャンバー68を支持する施肥装置側フレーム49は、パッチン錠49aで係脱自在に係止されている。
繰出量調節ロッド支持プレート58は、繰出部61の内部を通って繰出量調節ロッド157の先端部を支持する構成であり、繰出量調節ロッド157の他方の先端部には繰出量調節ハンドル159が設けられ、繰出量調節ハンドル159を回すことで粉粒体の繰出量を調節出来る。
第1回動軸82aは、ホッパー回動用モーター36によって回転する。繰出部61の下部に固定されている取付ステー33は、第1回動軸82aに固定されているので、第1回動軸82aの回転に伴って、施肥装置5の繰出部61及び肥料ホッパー60の部分が、第1回動軸82aを中心に、機体後方側に傾く。
図9に、施肥装置5を機体後方側に傾斜させたときの施肥装置5の側面図を示す。
肥料ホッパー60の内壁面の機体後部側の下部に、肥料ホッパー60内の肥料の有無を検知する肥料検知センサー37が設けられている。
ホッパー回動用モーター36は、肥料検知センサー37による肥料の検知結果に基づいて、第1回動軸82aの回動量を変化させ、施肥装置5の機体後方への傾斜角度を変化させる。
尚、ホッパー回動用モーター36が、本発明の回動アクチュエーターの一例にあたる。又、肥料検知センサー37が、本発明の肥料検知部材の一例にあたる。
肥料回収する際に、作業者が、ブロアー67からのエアが肥料回収管85側に流れる如く肥料回収レバー90を操作したとき、肥料検知センサー37によって肥料ホッパー60内の肥料の存在を検知している間は、ホッパー回動用モーター36は作動せず、第1回動軸82aを回転させない。
その後、肥料ホッパー60内に残っている肥料が排出されていくと、肥料ホッパー60内の肥料が減少していき、肥料検知センサー37が検知する位置よりも下方の位置まで減少すると、肥料検知センサー37によって、肥料ホッパー60内の肥料が検知されなくなる。
肥料検知センサー37によって肥料ホッパー60内の肥料が検知されなくなると、ホッパー回動用モーター36は、肥料検知センサー37によって肥料が検知されるまで、第1回動軸82aを回動させ、施肥装置5を機体後方側へ傾斜させる。ホッパー回動用モーター36は、肥料検知センサー37によって肥料が検知された時点で、第1回動軸82aの回動を停止させる。
その後、肥料検知センサー37によって肥料ホッパー60内の肥料が再び検知されなくなると、ホッパー回動用モーター36は、第1回動軸82aを回動して、肥料検知センサー37によって肥料が検知されるまで、施肥装置5をさらに機体後方側へ傾斜させる。
ホッパー回動用モーター36は、肥料検知センサー37の検知結果に基づいて、上記動作を繰り返し、施肥装置5の機体後方側への傾斜角度を大きくしていく。
図6に示す通り、肥料ホッパー60の底部の中央の位置に第1繰出ロール73A及び第2繰出ロール73Bが位置しており、肥料ホッパー60の底部の機体後方寄りの位置に、肥料排出口83が位置しているので、施肥装置5を通常の水平状態にしたまま、肥料ホッパー60内に残った肥料を回収すると、肥料ホッパー60内の肥料が少なくなると、時間当たりに肥料排出口83から排出される肥料の量が減少してくる。肥料ホッパー60内の肥料が少なくなったときに、施肥装置5をさらに機体後方側へ傾斜させることにより、肥料排出口83の位置が、肥料ホッパー60内の肥料の下部の中央位置に近づくので、時間当たりに肥料排出口83から排出される肥料の量を増加させることが出来る。
本実施の形態では、肥料検知センサー37の検知結果に基づいて、肥料ホッパー60内の肥料の量に対応して、ホッパー回動用モーター36が第1回動軸82aを回動させ、施肥装置5を機体後方側へ傾斜させるので、肥料ホッパー60内の肥料が少なくなったときでも肥料の排出量が減少することなく、肥料ホッパー60内の肥料の残量にかかわらず、肥料の排出速度を略一定にすることが出来る。
これにより、肥料回収時の、肥料の排出に要する時間を短縮出来、作業効率が向上する。
図9に示す通り、本実施の形態の施肥装置5は、機体後方側に傾斜させるとき、ロート部88と施肥ホース62は機体側フレーム48に残る構成である。
この構成では、ロート部88に肥料等の粉粒体が詰まった時に掃除をし易く、従ってメンテナンス性が良い。
又、回動する繰出部61の、ロート部88との接合部は凹形状として、凸形状のロート部88を包み込むことが出来る構成とし、さらにロート部88の側又は繰出部61の側の接合部にシール部材89を配置すると、繰出部61の外部から雨だれや泥水が入り込まない。
図10に、苗植付部4を昇降リンク装置3によって上昇させた状態を説明する本実施の形態の田植機8の側面図を示す。
図10では、苗植え付け時における苗植付部4を実線で示し、苗植付部4を最上位置に上昇させたときの苗植付部4の位置を破線で示している。
苗植付部4を下降させた状態、すなわち苗植付部4が苗植え付け時の位置にあるときに、施肥装置5の肥料ホッパー60を機体後方に傾斜させると、傾斜角度が大きくなると苗載せ台51の上部と接触し、破損するおそれがある。
したがって、肥料ホッパー60や苗載せ台51が破損することを防止すべく、苗植付部4が最上位置にあるとき以外は、肥料ホッパー60を後方へ傾斜させない構成とすることが望ましい。
図11に、本実施の形態の施肥装置5の傾斜操作を制御する制御部材のブロック図を示す。
例えば、図11で示す通り、昇降リンク装置3の上リンク40の基部に上リンク40の角度を検出するポテンショメーター等を用いたリンクセンサー45を設け、該リンクセンサー45が検知する上リンク40の傾斜角度に基づいて苗植付部4の上下方向の位置を検出する構成とし、苗植付部4が最上位置にあるとき以外は、ホッパー回動用モーター36が作動しない構成とすればよい。これにより、安全に作業を行うことが出来る。
尚、このときの、リンクセンサー45が、本発明の昇降検知部材の一例にあたり、苗植付部4の最上位置が、本発明の、植付部の所定位置の一例にあたる。
ここでは、苗植付部4が最上位置にあるとみなし得る上リンク40の角度を前記リンクセンサー45が検知しているとき以外は、ホッパー回動用モーター36が作動しないこととしたが、最上位置よりも低い予め設定した位置を所定位置とし、苗植付部4がその所定位置よりも低い位置にあるときは、ホッパー回動用モーター36を作動させない構成としてもよい。
又、苗の植え付け作業時や田植機8が走行中に肥料排出機構が作動すると、肥料ホッパー60と他の部分が接触する問題が生じる可能性がある。
前記HST23の開度を変更するトラニオンアーム(図示省略)の回動角度を検知する、ポテンショメーター等を用いた開度センサー23aを設け、該開度センサー23aが検知するトラニオンアームの回動角度が、HST23が中立状態であるとみなし得るときには、ホッパー回動用モーター36が作動し、HST23が中立状態以外であるとみなし得るときには、ホッパー回動用モーター36が作動しない構成とすることにより、この問題を防止することが出来る。
又、左右の後輪11,11の回転を検知する後輪回転センサー11a,11aを前記左右の後輪ギアケース18,18に設け、左右の後輪11,11が回転していないときにのみ、ホッパー回動用モーター36が作動し、左右の後輪11,11が回転しているとき、すなわち田植機8が走行しているときには、ホッパー回動用モーター36が作動しない構成としても、上記の問題を防止することが出来る。
又、ブレーキペダル22の基部側、即ちフロントカバー32内に、該ブレーキペダル22が踏み操作されていることを検知するペダルセンサー22aを設け、該ペダルセンサー22aがブレーキペダル22の踏み操作を検知しているときにのみ、ホッパー回動用モーター36が作動し、ブレーキペダル22が踏まれていない状態では、ホッパー回動用モーター36が作動しない構成としても、上記の問題を防止することが出来る。
又、肥料回収作業中に、エンジン20が止められたときには、ホッパー回動用モーター36が作動して、後方に傾斜している肥料ホッパー60を自動的に水平の位置まで戻す構成とすることが望ましい。
例えば、エンジン20の入切を検知するエンジンセンサー20aを設け、該エンジンセンサー20aがエンジン20の停止を検知したときに、ホッパー回動用モーター36が、傾斜している肥料ホッパー60を傾斜していない位置まで戻す構成とすればよい。
これにより、肥料ホッパー60が傾いたまま止まるという危険を回避することが出来る。
尚、このときのエンジンセンサー20aが、本発明の駆動検知部材の一例にあたる。
又、ポテンショメーターなどにより構成する切替検知センサー86sを設け、エア切替シャッター86の状態を検出出来る構成とし、エア切替シャッター86の状態に基づいて、ブロアー67から吹き出されるエアがエアチャンバー68側に供給されているか肥料回収管85側に供給されているかを判断し、肥料回収管85側に供給されているときにのみ、ホッパー回動用モーター36が作動する構成とすることが望ましい。
肥料回収管85側にエアが供給されない状態で、肥料ホッパー60を傾けると、肥料ホッパー60内の肥料が肥料回収管85内に詰まってしまう、という問題が生じるが、肥料回収管85側にエアが供給されているときにのみ、ホッパー回動用モーター36が作動する構成とすることで、この問題を防止出来る。
従来の苗移植機では、肥料の回収作業を行うとき、ブロアーが発生させる搬送風の搬送経路の切替を忘れていると、搬送風が肥料の排出経路に移動せず、肥料が排出経路内に詰まってしまい、詰まった肥料を取り除く作業が必要となっていたが、本実施の形態の構成により、作業者が搬送経路の切替を忘れていたときでも、排出経路内に詰まった肥料を取り除くという作業が発生することがない。
尚、このときの、エア切替シャッター86の状態を検出するポテンショメーター等で構成する切替検知センサー86sが、本発明の経路検知部材の一例にあたる。
又、肥料ホッパー60の傾斜角度を検出する、ポテンショメーターなどのホッパー傾斜センサー59を設け、該ホッパー傾斜センサー59で検知された肥料ホッパー60の傾斜角度に基づいて、ホッパー回動用モーター36を制御する構成としてもよい。
例えば、肥料ホッパー60を所定の角度以上傾斜させると、苗載せ台51等の他の部分と接触する可能性があるときには、肥料ホッパー60がその所定の傾斜角度に達したときに、ホッパー回動用モーター36をそれ以上作動させずに自動的に停止させる制御とすることにより、ホッパー回動用モーター36や施肥装置5が過負荷で破損することを防止出来る。
尚、このときの、肥料ホッパー60の傾斜角度を検出するポテンショメーター等で構成するホッパー傾斜センサー59が、本発明の傾斜検知部材の一例にあたる。
又、タイマー120を設け、肥料ホッパー60がある傾きに達した以降、肥料ホッパー60の傾斜角度が所定時間変化しないときには、それ以上作動させる必要が無いと判断して、ホッパー回動用モーター36を停止させる制御としてもよい。
該タイマー120は、上記の貯留ホッパー60の回動制御を行なう、制御装置100に内蔵する構成とする。
又、肥料ホッパー60が所定の傾斜角度に達したときは、それ以降ホッパー回動用モーター36が作動しても、肥料ホッパー60がその所定の傾斜角度以上に回動しない構成としてもよい。例えば、バイメタルによるホッパー回動用モーター36の停止機構や、負荷センサー等を用いて実現することが出来る。
次に、本実施の形態の施肥伝動機構について説明する。尚、本実施の形態の施肥伝動機構は、左から数えて第4条と第5条の繰出部61の間に配置されている。
図12に、本実施の形態の施肥装置5の施肥伝動機構の側面図を示し、図13に平面図を示す。又、図14に、施肥装置5の逆転伝達機構及び繰出量調節機構の一部の展開図を示す。
ブロアー67を駆動するブロアー用電動モーター66の回転軸が、上下方向に延びる駆動側揺動ロッド132の下端部に連結しており、駆動側揺動ロッド132の上下方向の往復動作が上側のカウンターアーム133に伝動される。尚、カウンターアーム133は、側面視でくの字形状になっており、駆動側揺動ロッド132と従動側揺動ロッド134を連結している。そして、カウンターアーム133の往復揺動による従動側揺動ロッド134の前後方向の往復動作が従動側揺動ロッド134の後側の繰出入力アーム135ヘと伝動され、この繰出入力アーム135の前後方向の往復作動が左側の一方向クラッチ136Lへ伝動される。
尚、駆動側揺動ロッド132が、本発明の施肥出力アームの一例にあたり、繰出入力アーム135が、本発明の施肥入力アームの一例にあたる。又、カウンターアーム133と従動側揺動ロッド134を合わせた構成が、本発明の伝動ロッドの一例にあたる。
尚、左側の一方向クラッチ136L及び右側の一方向クラッチ136Rは、左右に2個設けられており、左右方向の同一の一方向クラッチ軸137回りに回動する構成となっており、左側の一方向クラッチ136Lの左側外環部138L及び右側の一方向クラッチ136Rの右側外環部138Rと一方向クラッチ軸137との間に複数の伝動用ローラー139を備えたローラークラッチであり、左側外環部138L及び右側外環部138Rの回動を一方向クラッチ軸137に伝達する構成となっている。
従って、左側の一方向クラッチ136Lは、左側外環部138Lが繰出入力アーム135と一体に設けられ、繰出入力アーム135の前後方向の往復作動における一方向となる左側外環部138Lの回動を一方向クラッチ軸137に伝達する構成となっている。
尚、左側の一方向クラッチ136L及び右側の一方向クラッチ136Rは、それぞれの左側外環部138L及び右側外環部138Rの同じ方向の回動で一方向クラッチ軸137に伝達する構成となっている。
左側の一方向クラッチ136Lの左側外環部138Lの上側には左側外環部138Lと一体の第1アーム140を設け、この第1アーム140と前側にある第2アーム141とを第1リンク142により連結している。
第2アーム141は、左右方向の中継軸143と一体回転する構成となっており、中継軸143の下側で第1リンク142を連結するべく中継軸143から下側に延びている。
第2アーム141の右側には、中継軸143と一体回転する第3アーム144を中継軸143から上側に延設しており、この第3アーム144は第2アーム141と一体回転する。
第3アーム144の中継軸143より上側の位置には、第2リンク145を連結しており、この第2リンク145の他端側には第4アーム146を連結している。この第4アーム146は、右側の一方向クラッチ136Rの右側外環部138Rの上側に右側外環部138Rと一体に設けられている。
従って、左側の一方向クラッチ136Lの左側外環部138Lの往復回動により第1アーム140が前後方向に往復回動し、第1リンク142を介して第2アーム141へ伝達され、第2アーム141が第1アーム140と同期して同じ側に前後方向に往復回動する。
第3アーム144は、中継軸143を基準として第2アーム141とは上下反対側(上側)に延びているので、その第2リンク145との連結位置では第2アーム141の往復回動と同期して第2アーム141の第1リンク142の連結位置における前後方向の往復動とは前後反対側に往復揺動することになる。そして、第3アーム144の往復動が第2リンク145を介して第4アーム146へ伝達され、第4アーム146が第3アーム144と同期して同じ側に前後方向に往復回動するので、右側の一方向クラッチ136Rの右側外環部138Rは、左側の一方向クラッチ136Lの左側外環部138Lの往復回動と同期して反対側に回動する。従って、第1アーム140乃至第4アーム146、第1リンク142及び第2リンク145により、逆転伝達機構を構成している。
従って、この逆転伝達機構により、左側の一方向クラッチ136Lの左側外環部138L及び右側の一方向クラッチ136Rの右側外環部138Rが、互いに反対側に回動するので、繰出入力アーム135の往復作動において、左側の一方向クラッチ136L及び右側の一方向クラッチ136Rの何れか一方が一方向クラッチ軸137を同じ一方向(正転方向)に回転させることとなり、常時、連続的に一方向クラッチ軸137を駆動することが出来る。
左側の一方向クラッチ136Lと右側の一方向クラッチ136Rの間には、一方向クラッチ軸137とキー147aにより一体回転する駆動ギヤ147を設け、この駆動ギヤ147が、繰出駆動軸105と一体回転する従動ギヤ148に噛み合う。従って、一方向クラッチ軸137の連続回転が繰出駆動軸105へ伝動される。尚、駆動ギヤ147の歯数は、従動ギヤ148の歯数より多く、従動ギヤ148の歯数の約2倍となっている。
従って、駆動ギヤ147及び従動ギヤ148により、回転速度を増速して伝動する増速伝動部を構成している。
逆転伝達機構の左右には、この逆転伝達機構を支持する左側逆転用支持部材150L及び右側逆転用支持部材150Rをそれぞれ設けている。この左側逆転用支持部材150L及び右側逆転用支持部材150Rは、鋳物により構成され、施肥装置5の基部フレーム151に締付ボルトにて固定されている。
尚、繰出駆動軸105は、左側逆転用支持部材150L及び右側逆転用支持部材150Rを貫通して左右に長く設けられている。
左側逆転用支持部材150Lの左側には、繰出量調節機構156を設けている。この繰出量調節機構156は、前部に繰出量調節ねじ部分155を備える繰出量調節軸158と、繰出量調節軸158の後部に取り付けた繰出量調節ハンドル159とを備えている。
繰出量調節軸158の中途部には、繰出量調節軸158が回動出来る如く外嵌された軸支持部材160を設けており、この軸支持部材160に固着した左右方向の軸支持支点軸160aを左側逆転用支持部材150Lに挿入した構成となっている。
従って、繰出量調節機構156は、軸支持支点軸160a回りに回動可能に設けられている。尚、軸支持支点軸160aは、繰出量調節軸158の右側で左側逆転用支持部材150Lに支持されると共に、左側で格別に設けた調節軸支持フレーム161に支持されている。従って、繰出量調節機構156は、軸支持支点軸160a部分において、繰出量調節軸158の左右で両持支持された構成となっている。
カウンターアーム133のカウンター回動軸162を支持するカウンター支持部材163の上部には、雌ねじ部分を備える主要部が側面視六角形の位置調節体164を左右方向の軸回りに回動可能に設けている。
尚、カウンター支持部材163の後端部には左右方向の同一直線上に軸心が位置するカウンター支点軸165を左右それぞれ設け、カウンター支持部材163は、このカウンター支点軸165回りに基部フレーム151を基準として回動可能に設けられている。
尚、基部フレーム151には、カウンター支点軸165を装着する孔を複数個(4個)前後に配列しており、型式、仕様等により施肥装置5のスペースが制限されるときにはカウンター支点軸165の前後位置を変更して対応し、カウンター支持部材163及び基部フレーム151等の部品の共用化を図っている。
カウンター支点軸165部分は基部フレーム151とは別の補強部材167により機体に支持されており、カウンター支点軸165の位置が変わってもカウンター支点軸165部分に補強部材167を取り付けて剛性を保ち、カウンター支点軸165の位置が変化しにくい構成としている。
位置調節体164の雌ねじ部分に繰出量調節軸158の前部の繰出量調節ねじ部分155が螺合しており、繰出量調節軸158の回動により位置調節体164が前後に移動してカウンター支持部材163がカウンター支点軸165回りに回動し、カウンターアーム133のカウンター回動軸162を前上方あるいは後下方に移動させる構成となっている。
従って、カウンターアーム133のカウンター回動軸162を移動させることにより、カウンターアーム133の姿勢が変化し、例えばカウンター回動軸162を前上方へ移動させると、駆動側揺動ロッド132及び従動側揺動ロッド134が共にカウンターアーム133と直角に近い状態で交差する如く姿勢が変更されるので、駆動側揺動ロッド132で作動するカウンターアーム133及び従動側揺動ロッド134で作動する繰出入力アーム135の揺動ストローク(揺動角)がそれぞれ大きくなり、一方向クラッチ軸137ひいては繰出駆動軸105の回転速度が大きくなって、繰出部61による繰出量が多くなる。
一方、カウンター回動軸162を後下方へ移動させると、駆動側揺動ロッド132及び従動側揺動ロッド134が共にカウンターアーム133と直角からかけ離れた状態で交差する如く姿勢が変更されるので、駆動側揺動ロッド132で作動するカウンターアーム133及び従動側揺動ロッド134で作動する繰出入力アーム135の揺動ストローク(揺動角)がそれぞれ小さくなり、一方向クラッチ軸137ひいては繰出駆動軸105の回転速度が小さくなって、繰出部61による繰出量が少なくなる。
従って、繰出量調節ハンドル159を操作して繰出量調節軸158を回動させることにより、施肥装置5の肥料の繰出量を連続的に変更して調節出来る構成となっている。
尚、繰出駆動軸105が、本発明の施肥駆動軸の一例にあたる。
カウンター支持部材163は、左右のプレート部163aと、左右のプレート部163aを繋ぐ前部プレート部163bとにより平面視コの字状に構成され、左右のプレート部163aに位置調節体164、カウンターアーム133のカウンター回動軸162及びカウンター支点軸165を軸受するボールベアリングをそれぞれ設けている。従って、位置調節体164及びカウンターアーム133のカウンター回動軸162は、左右のボールベアリングにより両持支持され、左右のカウンター支点軸165は、左右に配置したそれぞれのボールベアリングにより左右別個に支持されている。
よって、繰出量調節軸158の繰出量調節ねじ部分155と、位置調節体164の雌ねじ部分との螺合部は螺合しているので、がたが生じ易く、カウンター支持部材163の回動位置が不安定になる要因となり易いが、この螺合部の左右にボールベアリングを設けて位置調節体164を両持支持しているので、カウンター支持部材163の回動位置の安定を図ることが出来、繰出量調節の適正化及び施肥装置5の肥料の繰出量の安定化を図ることが出来る。
繰出量調節軸158の軸支持部材160より前側の部分には繰出量表示用ねじ部分173を設けると共に、繰出量表示用ねじ部分173に螺合する雌ねじ部分174aを備える繰出量表示具174を設けている。
尚、繰出量表示具174は、繰出量表示用ねじ部分173を覆うカバー175の右側部に設けた長孔部176に係り合い、この長孔部176から一部がカバー175の右側に突出する如く設けられ、カバー175を基準として回動しない構成で支持されると共に、長孔部176に案内されて繰出量調節軸158方向に移動可能に支持され、繰出量調節軸158の回動に伴って繰出量調節軸158方向に移動する構成となっている。
カバー175の長孔部176の縁にはこの長孔方向に目盛177を付けていると共に、繰出量表示具174にはマークを付けており、このマークが指し示す目盛177を読みながら作業者が肥料の繰出量を認識したり調節したりする構成となっている。
繰出量調節軸158は、側面視で前上がり姿勢に傾斜して設けられ、繰出量調節軸158の前端部に設けた繰出量調節ハンドル159を繰出部61より前側に配置している。従って、作業者は、繰出部61が邪魔にならずに運転席31に座ったまま、走行車体2側から繰出量調節ハンドル159を容易に操作することが出来る。
図15に、本実施の形態の施肥装置5の繰出部61への伝動機構の断面図を示す。
図15に示す通り、繰出駆動軸105に伝達された施肥動力は、2条ごとに1組設けられた施肥畦クラッチ106を介して、繰出駆動軸105に回転自在に外嵌する筒軸107に伝達される。そして、一対の第1繰出伝動ギヤ108a及び第2繰出伝動ギヤ108bを介して、各筒軸107から各条の繰出軸75へ伝動される。
各施肥畦クラッチ106を操作する畦クラッチレバー110は、図4に示す通り、先端を前方に突出させて上下に回動操作する構成で設けられている。
駆動側の第1繰出伝動ギヤ108aは、筒軸107に摺動自在に嵌合しており、第1繰出伝動ギヤ108aをずらして一対の第1繰出伝動ギヤ108a及び第2繰出伝動ギヤ108bの噛み合いを解除することが出来る。つまり、各条ごとに施肥作動を入切する単条クラッチ108として構成されているのである。単条クラッチ108は、切替つまみ111で操作する。
施肥作業時には、第1繰出ロール73A及び第2繰出ロール73Bを正転(図6の矢印方向)させ、肥料ホッパー60の肥料を吐出口61aから下方に繰り出す。吐出口61aから繰り出された肥料は、接続管80及び施肥ホース62内をブロアー67から吹き出される搬送風によって運ばれ、施肥ホース62の先端吐出口から施肥ガイド63に吐出され圃場に供給される。
尚、繰出量調節機構156により、繰出駆動軸105の回転速度を変更して肥料吐出量を無段階に調節出来る。
肥料回収時には、肥料ホッパー60の肥料を肥料排出口83から排出する。排出された肥料は、肥料回収管85及び肥料回収口87内をブロアー67から吹き出される搬送風によって運ばれ、肥料回収口87の先端から吐出されて回収容器等に回収される。
上記で説明した通り、従来は、走行部からの駆動力を用いて繰出駆動軸105を駆動していたが、本実施の形態では、ブロアー用電動モーター66を利用して繰出駆動軸105を駆動している。
本実施の形態では、走行部から繰出駆動軸105の駆動力を取る必要が無くなり、ミッションケース12や植付クラッチケース25内の構成が簡単になり、コストダウンにもなる。さらに、施肥装置5のみを独立して作動させることが出来るので、肥料ホッパー60内に残った肥料を、苗植付部4を作動させることなく排出させることが出来る。
又、従来の苗移植機では、施肥装置5の駆動力を苗植付部4への伝動経路から分岐させていることにより、肥料の回収作業を行うときに苗植付部4が使用しないにもかかわらず作動していたので、余分な駆動力が消費され、燃費が低下する問題があったが、本実施の形態の苗移植機では、この問題も解消出来る。
又、ブロアー67の回転羽根178を回転数可変式とし、作業速度に対応させて回転羽根178の回転数を変化させてもよい。
図16に、本実施の形態の施肥装置5の回転羽根178の回転速度を制御する制御部材のブロック図を示す。
例えば、図16に示す通り、HST23の開度を検出するべく、走行操作レバー24の操作角度を検出するレバーポテンショメーター24aを設け、該レバーポテンショメーター24aによって検出された走行操作レバー24の操作角度に比例させて、回転羽根178の回転数を変化させる。
本実施の形態の繰出駆動軸105は、ブロアー用電動モーター66によって駆動されるので、走行操作レバー24の操作角度の変化に比例して、回転羽根178の回転数が変化するとともに、繰出駆動軸105の回転数も変化し、圃場への施肥量も変化する。
走行操作レバー24の操作角度の変化に対応して圃場への肥料の施肥量を変化させることにより、常に、圃場の一定の面積に対応して一定の肥料を撒くことが出来る。
尚、このときのHST23が、本発明の油圧式無段変速装置の一例にあたり、走行操作レバー24が、本発明の走行操作部材の一例にあたる。又、走行操作レバー24の操作角度を検出するレバーポテンショメーター24aが、本発明の操作検知部材の一例にあたる。
次に、本実施の形態の田植機8の操縦ハンドル34の自動チルト機構について説明する。
図17(a)に、運転時における田植機8の運転席31部分の側面図を示し、図17(b)に、作業者が運転席31に座っていないときの運転席31部分の側面図を示す。
本実施の形態の田植機8は、操縦ハンドル34のハンドルポスト181の根元部分の回動支点部に電動モーターが設けられており、操縦ハンドル34は、この電動モーターにより回動支点部を中心に前後に回動する構成となっている。
又、運転席31の座面には、重量を検知して、運転席31に作業者が座っているか否かを検知する重量検知センサー180が設けられている。
作業者が運転席31に座っているときには、図17(a)に示す通り、操縦ハンドル34は、作業者が運転をし易い作業者に近い側に位置しているが、作業者が運転席31から立ち上がると、作業者が運転席31から立ち上がったことを重量検知センサー180が検知し、図17(b)に示す通り、ハンドルポスト181が根元部分の回動支点部を中心として自動的に回動し、操縦ハンドル34が運転席31から遠い側へ移動してフロントカバー32の上部まで起き上がる。
この構成により、田植機8を運転していた作業者が、苗つぎ等で機体上で作業する際には、操縦ハンドル34が自動的にフロントカバー32上に逃げ、作業がし易くなる。又、操縦ハンドル34が作業者の動きに合わせて電動で自動的に動くので、より作業性及び利便性が向上する。
又、ポテンショメーターなどにより操縦ハンドル34の回転角度を検知する構成とし、操縦ハンドル34の回転角度に対応させて、操縦ハンドル34のチルト機構を動作させる構成としてもよい。
例えば、操縦ハンドル34の回転角度が小さいときには、図17(a)に示す通り、操縦ハンドル34を運転席31に近い側にしておき、操縦ハンドル34の回転角度が所定の角度より大きくなったときには、電動モーターによりハンドルポスト181を回動させて、操縦ハンドル34を、運転席31から少し遠い側に移動させる。すなわち、操縦ハンドル34の回転角度が所定の角度より大きくなったときに、操縦ハンドル34を自動的に少し起き上がらせる。その後、操縦ハンドル34の回転角度が小さくなり、田植機8の進行方向が直進の範囲となったときには、操縦ハンドル34が運転席31に近い側に戻す如く制御する。
この構成により、作業状況に対応して、運転している作業者が運転し易い位置に操縦ハンドル34が移動するので、操作性が向上する。
又、予備苗枠38の状態に対応させて、操縦ハンドル34のチルト機構を動作させる構成としてもよい。
予備苗枠38は、走行時には、図1に示す通り、3つのトレイが上下に重なる状態であるが、苗つぎ時には、3つのトレイを連結するリンク機構を用いて、上の2つのトレイを前方に回動させ、3つのトレイが一直線に並ぶ状態とし、機体の前方から苗を補充し易くする。
例えば、予備苗枠38の3つのトレイが上下に重なっている状態から、苗継ぎをするべく一直線状の状態に切り替えられたことを検知して、操縦ハンドル34を運転時の状態から自動的に起き上がらせて図17(b)に示す状態とする如く制御する。
苗つぎ時には、運転席31に座っていた作業者が立ち上がって作業をするが、このときに、操縦ハンドル34が自動的に起き上がるので、作業スペースを確保出来る。
又、ポテンショメーターなどにより、ハンドルポスト181の回動角度を検出する構成とし、運転席31に座っている作業者の手元に調整ダイヤルを設け、その調整ダイヤルにより、ハンドルポスト181の傾斜角度を変更可能とする構成としてもよい。
この構成により、調整ダイヤルを操作することで、操縦ハンドル34の位置を、運転席31に座っている作業者が運転し易い位置に調節することが出来る。すなわち、作業者の体格に合った位置に、操縦ハンドル34の位置を調節することが出来る。
又、操縦ハンドル34の自動チルト機構を、畦越えレバーに連動させる構成としてもよい。
すなわち、畦越えレバーを操作した際に、操縦ハンドル34を自動的にチルトさせて、図17(b)の状態とする。
畦越え時には、走行車体2の前側に立つ作業者が、フロントカバー32の把手に一方の手をかけ、もう一方の手で操縦ハンドル34を掴んで機体を押すが、操縦ハンドル34を自動的に機体の前方側に移動させることにより、操縦ハンドル34を掴み易くなり、安全に機体を押すことが出来る。
この構成により、畦越えや積み込み等が安全に出来る。
又、田植機8の走行状態に対応させて、操縦ハンドル34のチルト機構を作動させる構成としてもよい。
例えば、苗の植え付けをしていない走行時には、操縦ハンドル34を運転席31に近い側としておき、苗植え付け時には、走行時に比べて操縦ハンドル34を運転席31よりも少し離れた位置となる如く移動させる。
これにより、走行時には、操作性が重視されて操作がし易くなり、苗植え付け時には、直進安定性が重視されて直進安定性が向上する。
次に、本実施の形態の田植機8の後輪サイドクラッチ機構について説明する。
本実施の形態の田植機8の後輪11のサイドクラッチは、入切のみではなく、引き量を変化させて半クラッチ状態とすることが出来る構成である。
本実施の形態の田植機8は、機体の前後ピッチングを感知する角速度センサーを備えており、機体旋回時の機体前上がり量に対応して、後輪11のサイドクラッチの引き量を適正に変化させる。
従来の苗移植機では、後輪11のサイドクラッチは、入切を制御するのみであったが、本実施の形態の田植機8では、後輪11のサイドクラッチの半クラッチ状態における引き量を調整出来る構成としたことにより、機体旋回時に走行不能となる状態を防止することが出来る。
すなわち、この構成により、湿田性が向上する。
又、角速度センサーではなく、前輪10のサスペンションの伸縮量を検知して機体前上がり量を判断する構成としてもよい。
図18に、前輪10の内側に、サスペンションの伸縮量を検知するストロークセンサー182を設けた構成の、前輪10部分の断面図を示す。
ストロークセンサー182により、前輪10のサスペンションの伸縮量を検知して機体前上がり量を判断し、後輪11のサイドクラッチの引き量を適正に変化させることにより、上記の角速度センサーを用いたときと同様の効果が得られる。すなわち、湿田性が向上する。
本発明にかかる苗移植機は、作業者の労力を要することなく、貯留ホッパー内に残った肥料を短時間で排出出来るので、施肥装置を備えた乗用型田植機等の苗移植機など、産業上の利用可能性が高い。
2 走行車体
3 昇降リンク装置
4 苗植付部
5 施肥装置
8 田植機
10 前輪
11 後輪
11a 後輪回転センサー
12 ミッションケース
13 前輪ファイナルケース
15 メインフレーム
18 後輪ギヤケース
20 エンジン
20a エンジンセンサー
21 ベルト伝動装置
22 ブレーキペダル
22a ペダルセンサー
23 HST
23a 開度センサー
24 走行操作レバー
24a レバーポテンショメーター
25 植付クラッチケース
26 植付伝動軸
27a 第1整地ローター
27b 第2整地ローター
30 エンジンカバー
31 運転席
32 フロントカバー
33 取付ステー
34 操縦ハンドル
35 フロアステップ
36 ホッパー回動用モーター
37 肥料検知センサー
38 予備苗枠
40 上リンク
41 下リンク
42 リンクベースフレーム
43 縦リンク
44 連結軸
45 リンクセンサー
46 昇降油圧シリンダー
47 固定プレート
48 機体側フレーム
49 施肥装置側フレーム
49a パッチン錠
50 植付伝動ケース
51 苗載せ台
51a 苗取出口
51b 苗送りベルト
52 苗植付装置
52a 苗植付具
55 センターフロート
56 サイドフロート
58 繰出量調節ロッド支持プレート
59 ホッパー傾斜センサー
60 肥料ホッパー
60a 蓋
61 繰出部
61a 吐出口
62 施肥ホース
63施肥ガイド
64 作溝体
65 支持枠体
65a 支持ローラー
66 ブロアー用電動モーター
67 ブロアー
68 エアチャンバー
68a ゴム管
68b 樹脂管
71 回動アーム
73A 第1繰出ロール
73B 第2繰出ロール
74 凹部
75 繰出軸
75a 角軸部
76 ブラシ
77 繰出停止シャッター
77a 把手
78 繰出部ケース
78a 固定部分
78b 離脱部分
79 スライド支持部
80 接続管
81 エア切替管
82a 第1回動軸
83 肥料排出口
84 排出シャッター
84a 第2回動軸
85 肥料回収管
86 エア切替シャッター
86a 第3回動軸
86s 切替検知センサー
87 肥料回収口
88 ロート部
89 シール部材
90 肥料回収レバー
90a 回動支点軸
90b ピン
91 シャッター開閉伝達軸
92 扇形プレート
92a 円弧状の長孔
93 開閉ギヤ
94 半円形ギヤ
95 エア切替ワイヤー
96 アーム
97 引張りスプリング
98 レバーガイド
98a 第1ガイド孔
98b 第2ガイド孔
100 制御装置
105 繰出駆動軸
106 施肥畦クラッチ
107 筒軸
108 単条クラッチ
108a 第1繰出伝動ギヤ
108b 第2繰出伝動ギヤ
110 畦クラッチレバー
111 切替つまみ
120 タイマー
132 駆動側揺動ロッド
133 カウンターアーム
134 従動側揺動ロッド
135 繰出入力アーム
136L 左側の一方向クラッチ
136R 右側の一方向クラッチ
137 一方向クラッチ軸
138L 左側外環部
138R 右側外環部
139 伝動用ローラー
140 第1アーム
141 第2アーム
142 第1リンク
143 中継軸
144 第3アーム
145 第2リンク
146 第4アーム
147 駆動ギヤ
147a キー
148 従動ギヤ
150L 左側逆転用支持部材
150R 右側逆転用支持部材
151 基部フレーム
155 繰出量調節ねじ部分
156 繰出量調節機構
157 繰出量調節ロッド
158 繰出量調節軸
159 繰出量調節ハンドル
160 軸支持部材
160a 軸支持支点軸
161 調節軸支持フレーム
162 カウンター回動軸
163 カウンター支持部材
163a 左右のプレート部
163b 前部プレート部
164 位置調節体
165 カウンター支点軸
167 補強部材
173 繰出量表示用ねじ部分
174 繰出量表示具
174a 雌ねじ部分
175 カバー
176 長孔部
177 目盛
178 回転羽根
180 重量検知センサー
181 ハンドルポスト
182 ストロークセンサー

Claims (9)

  1. 走行車体(2)の後部に昇降自在に設けられ、圃場に苗を植え付ける植付部(4)と、
    前記植付部(4)が苗を植え付けた位置へ肥料を供給する施肥装置(5)と、
    前記施肥装置(5)を回動させて傾ける回動アクチュエーター(36)とを備え、
    前記施肥装置(5)は、
    肥料を貯留する貯留部材(60)と、
    底部に設けられ、肥料を圃場に繰り出す繰出装置(61)と、
    前記底部の中央部ではない場所に設けられた、内部に残った肥料が排出される肥料排出口(83)とを有し、
    前記回動アクチュエーター(36)は、前記貯留部材(60)内の肥料の残量に対応して、前記施肥装置(5)を回動させて傾斜角度を変化させることを特徴とする苗移植機。
  2. 前記施肥装置(5)は、前記貯留部材(60)内の傾斜する側に設けられた、肥料の有無を検知する肥料検知部材(37)を有し、前記走行車体(2)に対して回動可能に取り付けられており、
    前記回動アクチュエーター(36)は、前記肥料検知部材(37)によって前記貯留部材(60)内の肥料が検知されなくなると、肥料が検知される傾きになるまで、前記施肥装置(5)を回動させることを特徴とする、請求項1に記載の苗移植機。
  3. 前記施肥装置(5)の傾きを検出する傾斜検知部材(59)を備え、
    前記回動アクチュエーター(36)は、前記傾斜検知部材(59)によって、前記施肥装置(5)が所定の傾斜角度になったことを検知すると、前記施肥装置(5)の回動を停止することを特徴とする、請求項2に記載の苗移植機。
  4. 前記植付部(4)の昇降位置を検知する昇降検知部材(45)を備え、
    前記昇降検知部材(45)によって、前記植付部(4)が所定位置よりも低い位置にあると検知されたときは、前記回動アクチュエーター(36)は、前記施肥装置(5)を回動させないことを特徴とする、請求項1又は2に記載の苗移植機。
  5. エンジン(20)と、
    前記エンジン(20)の入切を検知する駆動検知部材(20a)とを備え、
    前記駆動検知部材(20a)によって前記エンジン(20)の停止が検知されると、前記回動アクチュエーター(36)は、前記施肥装置(5)を回動させて傾斜しない位置まで戻すことを特徴とする、請求項1から4の何れか1項に記載の苗移植機。
  6. 前記施肥装置(5)は、
    肥料を搬送する搬送風を発生する送風装置(67)と、
    前記送風装置(67)が発生した前記搬送風を、繰出し通路(68)側又は肥料排出通路(85)側へ案内する経路切替部材(86)と、
    前記経路切替部材(86)の状態を検知することにより、前記搬送風が案内されている経路を検知する経路検知部材(86s)とを有し、
    前記経路検知部材(86s)が、前記搬送風が前記肥料排出通路(85)側へ案内されていることを検知すると、前記回動アクチュエーター(36)が作動することを特徴とする、請求項2に記載の苗移植機。
  7. 前記繰出装置(61)を駆動する施肥駆動軸(105)と、
    前記施肥駆動軸(105)及び前記送風装置(67)を連結する施肥伝動機構(132、133、134、135)とを備え、
    前記送風装置(67)を作動させると、前記施肥伝動機構(132、133、134、135)を介して前記施肥駆動軸(105)が回転し、前記繰出装置(61)が作動することを特徴とする、請求項6に記載の苗移植機。
  8. 前記施肥伝動機構(132、133、134、135)は、
    前記送風装置(67)の回転軸に設けられた施肥出力アーム(132)と、
    前記施肥駆動軸(105)に設けられた施肥入力アーム(135)と、
    前記施肥出力アーム(132)及び前記施肥入力アーム(135)を連結する伝動ロッド(133、134)とを有することを特徴とする、請求項7に記載の苗移植機。
  9. 前記走行車体(2)の前後進及び走行速度を変更する油圧式無段変速装置(23)と、
    前記油圧式無段変速装置(23)の出力を操作する走行操作部材(24)と、
    前記走行操作部材(24)の操作角度を検知する操作検知部材(24a)とを備え、
    前記送風装置(67)は、回転羽根(178)と、回転数を変更可能な送風アクチュエーター(66)とを有し、
    前記送風アクチュエーター(66)の回転数は、前記操作検知部材(24a)が検知した前記操作角度に基づいて変更されることを特徴とする、請求項7又は8に記載の苗移植機。
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