JP2008220250A - 作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】粉粒体の回収時に回収管で粉粒体が詰まることがないようにした作業機を提供すること。
【解決手段】エンジン12の回転数を調整するアクセル機構とエンジン動力で駆動する送風機69からの圧力風により粉粒体を散布する粉粒体散布装置4と、該装置4で散布する粉粒体を貯留するタンク67内の粉粒体を散布のために所定量ずつ繰り出す繰出体121A、121Bとタンク67内の粉粒体を繰出体121A、121Bを介さずに供給する回収管65と、圧力風を回収管65へ供給する供給管113と、回収管65で粉粒体を回収する状態に切り替える切替手段74、130と、回収管65で粉粒体を回収する状態への切替に連動してアクセル機構をエンジン12の回転数が増大する側に変更して調整すると該切替操作に連動してアクセル機構をエンジン12の回転数が増大する側に変更して調整して施肥装置4の施肥用の搬送風量不足がなくなる。
【選択図】図6

Description

この発明は、圃場に苗を植え付けるための作業機に関するものである。
この種の従来技術としては、施肥装置を備え、さらに苗植付装置をトラクタの後方に連結した作業機が知られている。
特開2006−166820号公報
上記特許文献1に記載の作業機では、粉粒体の回収時に圧力風の風力及び風量が十分でないと、回収管で粉粒体が詰まってしまうという問題点があった。
そこで、本発明の課題は、粉粒体の回収時に回収管で粉粒体が詰まることがないようにした作業機を提供することである。
上記課題は、次の解決手段により解決できる。
請求項1記載の発明は、エンジン(12)と、該エンジン(12)の回転数を調整するアクセル機構と、エンジン(12)からの動力で駆動する走行装置(6,7)と、エンジン(12)からの動力で駆動する送風機(69)と、該送風機(69)からの圧力風を供給するエアチャンバ(61)と、該エアチャンバ(61)からの圧力風により粉粒体を散布する粉粒体散布装置(4)と、該粉粒体散布装置(4)で散布する粉粒体を貯留するタンク(67)と、該タンク(67)内の粉粒体を散布のために所定量ずつ繰り出す繰出体(121A、121B)と、タンク(67)内の粉粒体を前記繰出体(121A、121B)を介さずに供給する回収管(65)と、前記送風機(69)からの圧力風を前記回収管(65)へ供給する供給管(113)と、回収管(65)で粉粒体を回収する状態に切り替える切替手段(74、130)と、該切替手段(74、130)の粉粒体を回収する状態への切替に連動してアクセル機構をエンジン(12)の回転数が増大する側に変更して調整する制御手段(75)とを備えた作業機である。
請求項1記載の発明によれば、制御手段(75)により回収管(65)で粉粒体を回収する状態に切り替え、切替手段(74、130)の粉粒体を回収する状態への切替に連動してアクセル機構をエンジン(12)の回転数が増大する側に変更して調整することで、エンジン(12)の回転数が大きくなり、施肥装置(4)の施肥用の搬送風量不足がなくなる。
この発明の作業機の一実施例である8条植え乗用型田植機について図面に基づき詳細に説明する。
図1の側面図と図2の平面図に示すように、乗用型田植機は走行車両1に昇降用リンク装置2で作業装置の一種である苗植付装置3を装着すると共に施肥装置4を設け、全体で乗用施肥田植機として機能するように構成されている。走行車両1は、駆動輪である左右各一対の前輪6、6および後輪7、7を有する四輪駆動車両である。
なお、本明細書では田植機の前進方向に向かって左右をそれぞれ左側と右側といい、前進方向を前側、後進方向を後側という。
図1に示すように、メインフレーム10a、10bにミッションケース11とエンジン12が配設されており、該ミッションケース11の後部側面に油圧ポンプ13がケース11と一体に組み付けられ、ミッションケース11の前部上方にステアリングポスト14が突設されている。
そして、ステアリングポスト14の上端部にステアリングハンドル16が設けられている。機体の上部には操縦用のフロアとなるステップフロア19が取り付けられ、エンジン12の上方部に操縦席20が設置されている。ステアリングハンドル16の右側には変速レバー17が設けられ、操縦席20の右側には畦クラッチレバー18が設けられている。前輪6、6はミッションケース11の側方に向きを変更可能に設けた前輪支持ケース22、22に軸支されている。また、後輪7、7は、左右フレーム37の左右両端部に取り付けた後輪伝動ケース24、24に後輪支持体30を介して軸支されている。左右フレーム37はメインフレーム10a、10bの後端部に支持されている。
図1と図2に後輪7への動力伝動機構の一部を示すように、エンジン12の回転動力は、プーリ27、ベルト28及びプーリ29を順次経由して油圧式無段変速装置(HST)31の入力軸32aに伝えられ、HST31の出力軸32bからミッションケース11内に伝えられる。
リヤ出力軸11a、11bの後端部はミッションケース11の後方に突出し、この突出端部に前記後輪伝動ケース24、24に伝動する左右後輪伝動軸35、35が接続されている。そして、この左右後輪伝動軸35、35により各々左右後輪7、7が駆動回転される構成となっている。
苗植付装置3は、走行車両1に昇降用リンク装置2で昇降自在に装着されている。
走行車両1に基部が回動自在に設けられた一般的なリフトシリンダー36(図1)のピストン上端部を昇降用リンク装置2に連結し、走行車両1に設けた油圧ポンプ13にて昇降バルブ(図示せず)を介してリフトシリンダー36に圧油を供給・排出して、リフトシリンダー36のピストンを伸進・縮退させて昇降用リンク装置2に連結した苗植付装置3が上下動されるように構成されている。
苗植付装置3は、左右フレーム37を介して昇降用リンク装置2の後部にローリング自在に装着されたフレームを兼ねる植付伝動ケース38と、該植付伝動ケース38に設けられた支持部材に支持されて機体左右方向に往復動する苗載台39と、植付伝動ケース38の後端部に装着され、苗載台39の下端より1株づつ苗を圃場に植え付ける苗植付具41と、植付伝動ケース38の下部にその後部が枢支されてその前部が上下揺動自在に装着された整地体であるセンター(センサー)フロート42とサイドフロート43等にて構成されている。センターフロート42とサイドフロート43は、圃場を整地すると共に苗植付具41にて苗が植付けられる圃場の前方を整地すべく設けられている。
PTO伝動軸45(図1)は両端にユニバーサルジョイントを有し、ミッションケース11からの動力を苗植付装置3の植付伝動ケース38に伝達すべく設けている。また、昇降リンクセンサ51(図1)は、メインフレーム10a,10bに立設した昇降リンク基部フレーム15と昇降用リンク装置2の上下動する昇降用の平行リンク部材2a、2bの間に設けられ、リンク79の動きを検出するポテンショメータであり、手動操作等により苗植付装置3を最上昇位置へ上昇したことを検出できる。
そして、センターフロート42の前部に設けられた迎い角センサ(図示せず)は、苗植付装置3の対地高さを検出するものであり、該迎い角センサの検出値に基づいて、制御装置100(図11)により昇降バルブを制御してリフトシリンダー36にて苗植付装置3の上下位置を制御するように構成されている。
即ち、センターフロート42の前部が外力にて適正範囲以上に持ち上げられたことを迎い角センサにより検出した時には油圧ポンプ13にてミッションケース11内から汲み出された圧油をリフトシリンダー36に送り込んでピストンを突出させて昇降用リンク装置2を上動させて苗植付装置3を所定位置まで上昇させ、また、センターフロート42の前部が適正範囲以下に下がったことを迎い角センサにより検出した時にはリフトシリンダー36内の圧油をミッションケース11内に戻して昇降用リンク装置2を下動させて苗植付装置3を所定位置まで下降させる。
そして、センターフロート42の前部が適正範囲にあるとき(迎い角センサの検出値が適正範囲にあり、苗植付装置3が適正な対地高さである時)には、リフトシリンダー36内の圧油の出入りを止めて苗植付装置3を一定位置に保持させている。
このように、センターフロート42を苗植付装置3の自動高さ制御のための接地センサーとして用いている。
苗植付装置3は4条植の構成で、フレームを兼ねる植付伝動ケース38、苗を載せて左右往復動し苗を一株づつ各条の苗取出口39a(図2)に供給する苗載台39、苗取出口39aに供給された苗を圃場に植付ける苗植付具41等を備えている。
図1に示すように、センターフロート42の前方にはロータ70aが配置され、該ロータ70aはサイドフロート43の前方にあるロータ70bより前方に配置されている。ロータ70aは後輪7の伝動ケース24内のギアから伝動軸25を介して動力が伝達され、ロータ70bは両方のロータ70a,70aの駆動軸(図示せず)からそれぞれ動力が伝達される左右一対のチェーンケース71,71内の一対のチェーン(図示せず)から動力伝達される。
また、ロータ70aは梁部材73に上端部が支持された一対のリンク部材76,77によりスプリング78を介して吊り下げられている。
前記一対のリンク部材76,77は梁部材73に一端部が固着支持された第一リンク部材76と該第一リンク部材76の他端部に一端が回動自在に連結した第二リンク部材77からなり、該第二リンク部材77の他端部と図示しない補強部材に回動自在に支持された取付片との間に前記スプリング78が接続している。
また、ロータ上下位置調節レバー81の下端部は支持枠体72に回動自在に支持されている。第一リンク部材76の上方への回動により第二リンク部材77とスプリング78を介してロータ70aを上方に上げることができる。詳細は省略するが、ロータ70aを上方に移動させると、ロータ70bも同時に上方に移動する機構になっている。
施肥装置4は、肥料タンク67内の肥料を肥料繰出部68によって一定量づつ下方に繰り出し、その繰り出された肥料をブロア69により施肥ホース62を通して施肥ガイド80まで移送し、該施肥ガイド80の前側に設けた作溝体82によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥溝内に落とし込むようになっている。
また、ペダル86(図2)はメインクラッチと左右後輪ブレーキ装置(図示せず)を共に操作することができ、ステアリングハンドル16の右下側に配置されており、このペダル86を踏み込むとメインクラッチが切れ、続いて左右後輪ブレーキがかかり、機体は停止する。
また、機体の前方にはフロントアーム88を突設し、フロントアーム88の先端部からフロントアーム88内にセンターマスコット89を挿脱自在に取り付けて、フロントアーム88とセンターマスコット89を一体化し、センターマスコット89の先端にランプ89aを設けて、フロントアーム88とセンターマスコット89を1本のレバーとする。また、ステップフロア19の前方両サイドにはサイドマーカ44が設けられている。
また、本実施例の乗用型田植機では、後輪7は左右が機体にそれぞれ独立懸架される。図3に左側の後輪7とその車軸部分の側面図を示す。なお右側の後輪7の同様の部分の構成は図3のミラー対称構造であることは言うまでもない。
後輪7の伝動ケース24は左右フレーム37の左右両端部に取り付けて、後輪支持体30に軸支されている。
昇降リンク基部フレーム15には後輪強制下降用の油圧シリンダ92の一端が連結されている。前記油圧シリンダ92のピストン92aの先端部は伝動ケース24に係止されている。
後輪伝動ケース24の回動により後輪7の車軸23は後輪伝動ケース24と一体で上下動する。なお後輪伝動ケース24にはミッションケース11から左右後輪伝動軸35を介して動力が伝達される。
また、左右の後輪支持体30に後方に向けて取り付けられた弾性ゴム支持アーム93の先端と後輪伝動ケース24の上面との間にスプリング94を設け、該アーム93と後輪伝動ケース24の上方部位との間に弾性ゴム体96を取り付ける。
従って前進高負荷時に後輪7を左右独立して進行方向に回動させる際に生じる駆動反力(図3の矢印A方向に作用)により、後輪伝動ケース24が回動支点軸24aを中心に下方に駆動されて自動的に走行車両1の後部側が上昇する。
例えば、登り坂での走行時又は畦際での旋回時など前進高負荷時に後輪7に働く駆動反力(図3の矢印A方向に作用)により後輪伝動ケース24が回動支点軸24aの回りに回動しようとするが、この力が後輪7を路面に押圧する圧力は後輪支持体30に設けた弾性ゴム体96でさらに付勢され、後輪伝動ケース24が下側に回動する。
この後輪7を路面に押圧する力を弾性ゴム体96で付勢することで走行車両1の後部が持ち上げられ、これにより走行車両1の前部が浮き上がるのを抑制して、前後輪6,7が確実に路面をとらえることができる。こうして前進高負荷時における田植機の走行性が良くなり、特に湿田時の泥押し防止効果が高い。
また、上記構成は機体重量が大きくても前記駆動反力を弾性ゴム体96が補うので後輪7を十分下動させることができる。
また、アーム93の先端と後輪伝動ケース24の上面との間に設けたスプリング94が伝動ケース24の後部上面を弾性的に支持し、該スプリング94の先端には弾性ゴム支持アーム93の先端を貫通するケーブル98が連結している。このスプリング94は後輪7の上下動を伝動ケース24を介して走行車両1側に伝達し易くしたり(張力小のとき)、し難くする(張力大のとき)機能がある。
弾性ゴム体96は下向きに伝動ケース24を押圧しているが、スプリング94は上向きに伝動ケース24を押圧している。また、ケーブル98でスプリング94を引っ張ると後輪7が下降し難くなる。
上記構成で、本実施例の走行車両1のハンドル16をある一定角度以上旋回方向に切った時に、旋回時の外側後輪7の負荷が小さくても、旋回時の外側後輪7だけ下降するように強制的に動かす制御を行うことができる。
従来の構成では、旋回時に外側後輪7の負荷が小さいと、駆動負荷によるだけで外側後輪7を下降させて車高を上げるだけであったため駆動が不安定になりやすかったが、本実施例では小回り旋回を安定的に行うことができる。
また、従来の構成では、苗植付時に機体の後部が上下動すると(苗植付時に後輪7が下がると)、センターフロート42の迎い角センサ(図示せず)の検出値が変化し、苗植付装置3の昇降制御が不安定になったり、該昇降制御の制御感度が不安定になったり、植付姿勢が傾いたりする問題があった。しかし、左右独立懸架方式の機体で後輪7が下方に付勢される力を抑えるスプリング94を設けた前記構成においては、そのスプリング94を図3に示すように油圧シリンダ92の近傍に設けているので、後輪7が通常状態である苗植付状態(植付装置3は下げ)で機体の後部が上昇しにくい。一方、苗植付装置3を上昇させた場合は機体の後部が上昇しやすくなる。
以下、図4〜図9に示す施肥装置4の各部の構成について説明する。
図4は図1の施肥装置の背面図、図5は図1の施肥装置の平面図、図6は図1の施肥装置の側面図、図7は図1の施肥装置の粉粒体繰出部の側面断面図、図8は図7のS−S断面図、図9は図1の施肥装置の肥料回収レバー及びその関連部材の側面図を示す。
肥料タンク67は各条共用で、上部に開閉可能な蓋67aが取り付けられている。肥料タンク67の下部は施肥条数分に分岐して漏斗状になっており、その下部が繰出部68、…の上端に接続されている。肥料タンク67は、左右方向に長い施肥装置側フレーム63に支持された左右2箇所の回動アーム64に取り付けられていて、この回動アーム64の下端部を支点に後方に回動させて繰出部68、…から分離させられるようになっている。回動アーム64は外側から1条目の繰出部と2条目の繰出部との間に配置されている(左右対称位置に2つ設けられている)。肥料タンク67の下部を肥料繰出部68、…の上端に接続した通常位置では、係止具97(図5)により肥料タンク67を固定しておく。
また、図4、図5に示すように、繰出駆動軸105に伝達された施肥動力は、2条ごとに1組設けられた施肥畦クラッチ106(1・2)、106(3・4)を介して、繰出駆動軸105に回転自在に外嵌する筒軸107に伝達される。そして、一対の繰出伝動ギヤ(図示せず)からなる繰出伝動ギア108を介して、各筒軸107から各条の繰出軸123へ伝動される。一対の駆動側の繰出伝動ギヤ108の中の一方は筒軸107に摺動自在に嵌合しており、該ギヤの一方をずらして一対の繰出伝動ギヤ108の噛み合いを解除することができる。つまり、各条ごとに施肥作動を入り・切りする単条クラッチ108として構成されているのである。
図7と図8に示すように繰出部68は、肥料タンク67内の肥料を下方に繰り出す2個の繰出ロール121A、121Bを内蔵している。これらの繰出ロール121A、121Bは、外周部に溝状の凹部122、…が形成された回転体で、左右方向に設けた共通の繰出軸123の角軸部123a(図示例は四角軸)にそれぞれ一体回転するように嵌合している。繰出ロール121A、121Bが図7の矢印方向に回転することにより、肥料タンク67から落下供給される肥料が凹部122に収容されて下方に繰り出される。両繰出ロール121A、121Bにより繰り出された肥料は、下端の吐出口68aから吐出される。
図示例の繰出ロール121A、121Bの凹部の数は6個であり、両者の凹部の位相が異ならせてある。このため、両繰出ロール121A、121Bの凹部が交互に肥料を繰り出すこととなり、吐出口68aから吐出される肥料の量が時間的に均等化される。いずれかの繰出ロール121A又は121Bを繰出軸123から外して位相を適当に変更して付け直すことにより、両繰出ロール121A、121Bの凹部の位相を等しくすることもできる。これで、圃場に点状に肥料を散布する場合にも適用可能となる。
また、繰出部68の内部には、凹部122が下方に移動する側(前側)の繰出ロール121の外周面に摺接するブラシ124が着脱自在に設けられている。このブラシ124によって繰出ロール121A、121Bの凹部122に肥料が摺り切り状態で収容され、繰出ロール121A、121Bによる肥料繰出量が一定に保たれる。
さらに、ブラシ124の上側には、繰出ロール121A、121Bの上方に突出して肥料タンク67から繰出部68に肥料が落下供給されないようにする繰出停止シャッタ125A、125B(図8)が設けられている。繰出停止シャッタ125A、125Bは、繰出部ケース126のスライド支持部127(図7)にスライド自在に支持されていて、ケース外の前端部に形成された把手125aをつかんでスライドさせるようになっている。
また、図7に示すように施肥ブラシ124にガイド棒124aを設けて、該ガイド棒124aの外側に圧縮スプリング124bを設けて、ブラシ124のガイド棒124aがスライドする摺動穴を繰出部ケース126に設けた構成にした。
従来は施肥ブラシ124は固定になっていたため、ブラシ124が摩耗すると肥料の繰り出し量が変化することがあった。しかし上記構成により、ブラシ124が摩耗しても、スプリング124bを設けることにより常時接触しているため、肥料の繰り出し量が一定となる。
繰出部68の吐出口68aには、前後方向に連通する接続管111(図4)が接続されている。そして、この接続管111の後端部に施肥ホース62(図6)が接続されている。施肥ホース62の外周螺旋溝に施肥装置側フレーム63の下端部が係合しているので、施肥ホース62が接続管111から抜けにくい。
一方、各条の接続管111の前端部はエアチャンバ61(図6)の背面部に挿入連結されている。エアチャンバ61の左端部はエア切替管113を介してブロア69(図4)に接続されており、該ブロア69からのエアがエアチャンバ61を経由して接続管111から施肥ホース62に吹き込まれるようになっている。
エアチャンバ61は、接続管111が取り付けられたゴム管50aと、中間部分の樹脂管50bとを交互に繋ぎ合わせて構成されている。この構成とすると、エアチャンバ61を簡単に分解、組み立てできるので、繰出部68を一体的に取り外してのメンテナンスが容易である。ゴム管50aの長さを一対の繰出部の間隔よりも長くしておくと、樹脂管50bからゴム管50aを抜きやすい。
また、繰出部ケース126の背面部には、肥料タンク67内の肥料を取り出すための肥料排出口115(図7)が形成されている。この肥料排出口115には、上端側を支点にして開閉自在な排出シャッタ116が取り付けられている。各繰出部の肥料排出口115は、繰出部68の後方に設けた左右方向に長い肥料回収管65に接続されている。肥料回収管65の左端部は、前記エア切替管113を介してブロア69に接続されている。エア切替管113は二股状の管であって、一方にエアチャンバ61が接続され、他方に肥料回収管65が接続されている。エア切替管113にはエア切替部としてのエア切替シャッタ118が設けられ、ブロア69から吹き出されるエアをエアチャンバ61側に供給する状態と肥料回収管65側に供給する状態とに切り替えられようになっている。エア切替シャッタ118はエアチャンバ61と肥料回収管65の間の前後中央部にあるので、両者へのエア供給が安定している。肥料回収管65の右端部は肥料回収口66になっている。
図9は上記各シャッタ116、…、118の開閉機構を示す図である。肥料回収口66の近傍に肥料回収レバー130が回動自在に設けられている。この肥料回収レバー130の回動支点軸130aと同軸上に、繰出部68の前側に配置された左右方向に長いシャッタ開閉伝達軸131(図4,図5)が設けられている。シャッタ開閉伝達軸131には扇形プレート132が取り付けられており、この扇形プレート132に形成された円弧状の長穴132aに、肥料回収レバー130に固着されたピン130bが遊嵌している。シャッタ開閉伝達軸131には各繰出部ごとに開閉ギヤ133が取り付けられ、該ギヤ133が排出シャッタ116の回動軸116aに取り付けた半円形ギヤ134と噛み合っている。なお、半円形ギヤ134の端部には当該ギヤ134の歯よりも径の大きいストッパ部134aが形成されているので、両ギヤ133、134の噛み合いが外れることはない。また、肥料回収レバー130には、エア切替ワイヤ136の一端が繋がれている。エア切替ワイヤ136の他端は、エア切替シャッタ118の回動軸118aに取り付けたアーム137に付勢手段である引張りスプリング138を介して繋がれている。
肥料回収レバー130を回動操作すると、エア切替ワイヤ136が引かれてエア切替シャッタ118を切り替え、ブロア69から引き出されるエアが肥料回収管65に供給されるようになる。肥料回収レバー130の回動操作量が少ないうちは、ピン130bが長穴132aの中を移動するだけにすぎないので、シャッタ開閉伝達軸131は回動しない。しかしながら、肥料回収レバー130を一定量以上回動操作すると、ピン130bが扇形プレート132に係合し、シャッタ開閉伝達軸131が回動する。これにより、排出シャッタ116、…が開き、肥料タンク67内の肥料が肥料回収管65に排出される。つまり、1本のレバー130の操作だけでエア切替シャッタ118及び排出シャッタ116、…を操作することができる。しかも、必然的に、始めにエアが肥料回収管65に供給され、その後で肥料が肥料回収管65に排出されるのである。このため、肥料回収管65での肥料の搬送が円滑に行われ、肥料回収管65での肥料詰まりが生じない。また、肥料回収レバー130が肥料回収口66の近傍に設けられているので、肥料回収容器等を肥料回収口66の下側に容易に確保でき、さらに肥料回収の状況を確認しながら作業を行え好都合である。
肥料回収レバー130はレバーガイド139に沿って回動操作するようになっている。このレバーガイド139にはガイド穴139a、139bが形成されており、肥料回収レバー130の撓みを利用して肥料回収レバー130の係合部(図示せず)をガイド穴139a、139bに係合させることにより、肥料回収レバー130をエア切替シャッタ118だけが切り替えられる位置P1(図9)と、エア切替シャッタ118及び排出シャッタ116、…の両方が切り替えられる位置P2とに固定することができるようになっている。肥料回収レバー130を上記以外の位置にも停止させられるようにし、排出シャッタ116の開度を無段階又は段階的に調節できるようにしてもよい。
従って、肥料回収時にはブロア69より気流搬送される肥料は肥料回収管65を流れ、回収口66からスムーズに肥料が排出される。
なお、エア切替シャッタ118は上下方向を向く回動軸118aを中心に回動するので、エア切替シャッタ118の開閉操作時の抵抗が変動しない。また、肥料回収時には引張りスプリング138の張力に抗して強制的にエア切替シャッタ118を切り替えるようにしているので、肥料回収時におけるエア切替シャッタ118の気密性が良好である。
図5に示す開閉ギヤ133と半円形ギヤ134との噛み合いに予め融通性を持たせておくと、各条のギヤの組み付けに多少の誤差があっても、各条の排出シャッタ116の動作タイミングに狂いが出ず、確実に排出シャッタ116が閉じるようにすることができる。
一方、肥料回収レバー130を図9に示す施肥作業位置にすると「ON」になるスイッチを設けると共に、各畦クラッチレバー18(1・2)、18(3・4)(図5)をクラッチ入り位置にすると「ON」になるスイッチを各々設けて、これらスイッチの検出により、肥料回収レバー130が肥料排出位置(肥料回収レバー130が施肥作業位置でない時)で全ての畦クラッチレバー18(1・2)〜18(3・4)がクラッチ入りの時(施肥作業時)に、肥料回収レバー130が施肥作業位置でないことを警報するハンドル16下方のモニター部に設けたランプを点灯するか若しくはブザーを鳴らすように制御装置100(図11)で制御している。これは、肥料回収レバー130を図9のP2位置にして肥料回収作業をした後、肥料回収レバー130をP2位置にしたまま、メインスイッチを切って作業を中断し、後に(後日)、施肥・植付け作業を行なう時に肥料回収レバー130をP2位置にしたまま施肥・植付け作業をすると施肥作業が行なえないまま植付け作業をしてしまう不具合を防止するためで、肥料回収レバー130をP2位置にしたままでメインスイッチを入れるとランプが点灯するか若しくはブザーが鳴って作業者に肥料回収レバー130が施肥作業位置になっていないことを知らせ、即座に作業者は肥料回収レバー130を施肥作業位置に操作して前記のような不具合を未然に防止でき作業性が良い。
繰出部ケース126は、側面視で前下がりに傾斜した分割面F−F(図7)で、下側の固定部分126aと上側の離脱部分126bとに分割されている。繰出ロール121A、121B及び排出シャッタ116(肥料排出口115)は固定部分126aに設けられている。一方、ブラシ124及び繰出停止シャッタ125は離脱部分126bに設けられている。肥料タンク67が接続される上部開口部及び吐出口68aは分割されていないので、両者の気密性が良好に保たれる。
肥料タンク67を最も後方に回動させると、側面視で前記離脱部分126bを離脱させる方向に投影した区域外に肥料タンクが位置するようになっている。このため、離脱部分126bを無理なく離脱させられる。また、分割面F−F(図7)の延長先はエアチャンバ61の上端よりも下側に位置するとともに、側面視で離脱部分126bを離脱させる方向に投影した区域外にエアチャンバ61が位置している。このため、離脱部分126bを取り外した状態で、走行車両1上から繰出ロール121A、121Bのメンテナンスを行いやすい。
図6(a)に示すように、繰出部68はエアチャンバ61と一体的にリンク昇降基部フレーム15に回動軸64aを中心にして回動可能に取り付けられている。リンク昇降基部フレーム15には固定プレート47が接続され、該固定プレート47に繰出量調節ロッド支持プレート58が接続されており、該該繰出量調節ロッド支持プレート58は機体側フレーム48に固着している。機体側フレーム48とエアチャンバ61を支持する施肥装置側フレーム63は固定具49aで係脱自在に係止されている。繰出量調節ロッド支持プレート58は繰出部68の内部を通って繰出量調節ロッド157の先端部を支持する構成であり、該繰出量調節ロッド157の他方の先端部には手動ハンドル159が設けられ、後述するように、手動ハンドル159を回すことで粉粒体の繰出量を調整できる。
また、施肥装置側フレーム63と繰出部68の側面とは一体化したタンク67と繰出部68を傾動位置ロック用プレート46で接続している。傾動位置ロック用プレート46の一端は施肥装置側フレーム63に固定され、他端は繰出部68の側面に固定されている。また、図6(b)に示すように、傾動位置ロック用プレート46には縦長の長孔46aが設けられ、該長孔46aの上端側は水平方向に向きを変えた孔46bが接続している。前記長孔46aには施肥装置側フレーム63に固定されたピン63aが挿入されているので、一体化した繰出部68とタンク67を傾動させるとピン63aが長孔46a内を動き、その上端部で繰出部68とタンク67の傾動が停止する。前記長孔46aに続く孔46bにピン63aが移動すると、繰出部68とタンク67が回動支点46cを中心に機体に対して水平方向に揺動可能となる。
上記構成によりタンク67と繰出部68からなる施肥装置4のほぼ全体を傾斜することができるのでタンク67と繰出部68に残っている粉粒体が施肥ホース62側に排出され、従来のように施肥装置4内に肥料などの粉粒体が残留することが無く、また粉粒体を速やかに施肥ホース62側に排出させることができる。また空になったタンク67と繰出部68の内部の点検が容易に行える。
図6に示すように施肥装置4のフレーム63にはリフトアップレバー74が設けられている。当該リフトアップレバー74を操作すると、該リフトアップレバー74に接続したアクセルケーブル75を介して、エンジン12の回転数が大きくなり、ブロア69の風量不足により肥料粒子が施肥ホース62内に詰まることが無くなる。
また、繰出部68を分割しておき、繰出量調節ロッド157と該繰出量調節ロッド157の先端部に設けた手動ハンドル159を傾動不能にしておき、主にタンク67からなる施肥装置4だけを傾動可能にする構成を採用しても良い。前記施肥装置4の傾動機構の回動軸は図6に示す回動軸64aでなく、図7に示すカプセル摩耗防止板114に設けられる繰出伝動入力軸101を用いると、構成を比較的簡略にすることができ、また傾動機構を十分強度のある繰出伝動入力軸101と同軸構成とすることで強度も十分得られる。また、この構成でも施肥装置4の右側後方にボールジョイント軸受け等を設け、施肥装置4を右側に傾動可能にしても良い。
上記繰出量調節ロッド157と該繰出量調節ロッド157の先端部に設けた手動ハンドル159を傾動不能にすることで、これらの粉粒体繰出装置を固定した部位に保持できるので、粉粒体の繰出量を安定させることができる。
また、施肥装置4の右側面に肥料回収レバー130を設けているが、該レバー130を排出側に操作すると図示しないケーブルを介してエンジン12の回転数を大きくする構成とすることで、ブロア69の風量不足により肥料粒子が施肥ホース62内に詰まることが無く、肥料の排出スピードを早くすることができる。
エンジン12を中央に配置し、マフラー側方にブロア69を配置し、変速装置の変速と共にエンジン回転数を変更するオートアクセル機能を有する変速(HST)レバー17側に肥料回収レバー130を設けることで(肥料回収レバー130側(右側)で肥料の回収作業を行う作業者が、回収状況を見ながら変速レバー17を容易に操作できるので)に理由でブロア69の風量調整が可能となる。
従来は肥料補給の際、肥料タンク67の蓋67aの固定具を外し、手動で蓋67aを開けて補給するしかなく、手間が多く掛かり、雨水に濡れる可能性が高かった。
そこで本実施例の作業機では、図10に示す施肥タンクの蓋67aに開放機構を設けた。肥料タンク67の蓋67aの開放機構の側面図を図10(a)に示し、平面図を図10(b)に示す。
左右の肥料タンク67には左右両側に各々にペダル67bを設けており、どちらのペダル67bを踏んでも肥料タンク67の蓋67aが開放できるので、肥料タンク67内に肥料補給が迅速に行え、肥料補給時に肥料が雨水に濡れる頻度も極力少なくできる。
肥料タンク67の蓋の開放用の左右いずれかのペダル67bを踏むことにより、ペダル支点67b1を中心にペダル67bが矢印A方向に回動し、ペダル67bと蓋67aの折曲状のトルクスプリング付きの回動支点部67cとの間に連結ロッド67dを接続しているので、回動支点部67cが矢印B方向に回動し、蓋67aが矢印C方向に開き、ペダル67bを踏んでいる間のみ蓋67aは開いている。
また田植機の施肥装置4において、施肥ブロアモータ57の始動から一定時間後にブロア69の電源をオフにするようにした。
図11に、ブロアモータ57の駆動機構図(図11(a))と、モータの回転時間に対するブロアモータ57の電流(図11(a))とリレー電流(図11(c))の関係を図示する。
施肥装置4のブロア69は始動時に突入電流が100A程度流れ、徐々に定格回転数が上昇するに従って電流が低下し20A程度になる。スイッチを入れるときに誤ってオン、オフを繰返すと、リレー59に過大な投入電流が流れ、リレー59の接点がダメージを受けたり最悪の場合は焼き付いたりする。本実施例ではブロア69の回転が定格回転に落ち着いてからオフにするように構成した。
また、図6に示すように肥料タンク67から排出する肥料の残量の排出用の回収管受け95として、先端をコの字形に曲げ、前記コの字の中をケーブル120を通して配策することによりケーブルガイドとして利用することで、特別のケーブルガイド用部品を設ける必要がなくなる。
このケーブル120は、畦クラッチを作動制御するためのケーブルであり、コの字形の回収管受け95により、施肥装置4から伸びる畦クラッチケーブル120などをまとめるケーブルガイドやワイヤバンドが必要なくなる。
また、本実施例の施肥ブロア69の吸気ダクトの正面図を図12(a)に示し、従来の施肥ブロアの吸気ダクトの正面図を図12(b)に示す。
ブロア69の中心吸気口69aには扇状の空気導入路69bの開口69b1から空気が導入されるが、従来は、空気導入路69bの開口69b1から導入される空気に同伴する泥がブロア69の中心吸気口69a部分に溜まり、詰まりを発生することがあった。しかし本実施例では空気導入路69bの開口69b1の下方に大きな膨らみ69b2を持たせているので、大きな膨らみ69b2に泥が堆積してもブロア69の中心吸気口69aが塞がれることは無い。
また、他の実施例の施肥ブロア69の吸気部の上面図を図13(a)に示し、図13(a)の矢印A方向からの側面図を図13(b)に示し、図13(a)の矢印B方向からの側面図を図13(c)に示す。
ブロア69を左後輪7の内側に取り付けるため、ブロア69が水や泥を吸い込みやすい。そこで、本実施例ではブロア69の吸気ダクト69cの形状をブロア外側の形状に沿いながら迂回路を経由してブロア69の中心吸気口69aに取り付ける
ブロア69の吸気ダクト69cの空気導入口69c1から導入した空気は矢印Cに示すような迂回路を通り、ブロア69の中心吸気口69a付近の下部に空間部69dができる形状にし、万一水や泥がブロア69の吸入ダクト69c内に侵入しても、前記空間部69dに溜まり、ブロア69内には入らないようにする。
このとき、図13(b)に示すように、吸気ダクト69cのブロア中心吸気口69a付近の下部の空間部69dを形成する底壁面はブロア中心吸気口69aから斜め下向きに配置し、この空間部69dに溜まった泥は吸気ダクト69cの最下端部から外に排出し易くしても良い。
また、従来の田植機では苗枠99の側方に苗箱から苗を取り出して苗載台39へ苗供給するための苗取板を収納していたが、苗取板が苗枠99の側方にあるとサイドマーカ44が見えにくい不具合があった。
そこで、本実施例では図14の操縦席20付近の側面図(図14(a))と背面図(図14(b))を示すように、操縦席20の背もたれ20aにガイド20bを設け、該ガイド20bに苗取板21を差し込むことができる構成とし、苗取板21をガイド20bに差し込んでセットした時には操縦席20の高さと同一高さ以下に苗取板21を収納するものとする。この構成によって、サイドマーカ44の視認性が向上し、肥料補給時や運転時にも苗取板21が邪魔にならない。
また別の実施例では、図15(a)又は図16(a)の補助苗枠99の部分の正面図に示すように補助苗枠99の苗枠下側に苗取板21の収納溝99aを設け、苗補給後は、図15(a)又は図16(a)の矢印A方向から見た図15(b)又は図16(b)の補助苗枠99の拡大図に示すように苗取板21を前記収納溝99aに収納することにより、苗取板21の飛散が防止できる。
図16に示す例は前記収納溝99aを補助苗枠99の下部に前後方向に設け、補助苗枠99の後方に苗箱99cの差し込み用の案内ガイド99bを三角状に構成する。
本発明は、乗用型田植機などの作業機に適用できる。
本発明の実施例の施肥装置付き乗用型田植機の側面図である。 図1の施肥装置付き乗用型田植機の平面図である。 図1に示す乗用型田植機の後輪の伝動部の構成を示す側面図である。 図1の施肥装置の背面図である。 図1の施肥装置の平面図である。 図1の施肥装置の側面図である。 図1の施肥装置の粉粒体繰出部の側面断面図である。 図7のSーS断面図である。 図1の施肥装置の肥料回収レバー及びその関連部材の側面図である。 図1の施肥装置の施肥タンクの蓋の開放機構図(側面図(図10(a))と平面図(図10(b))である。 図1の施肥装置のブロアモータの駆動機構図(図11(a))と、モータ回転時間に対するブロアモータの電流(図11(b))とリレー電流(図11(c))の関係図である。 図1の施肥装置の施肥ブロアの吸気ダクトの正面図(図12(a))と従来の施肥ブロアの吸気ダクトの正面図(図12(b))である。 図1の施肥装置の他の実施例の施肥ブロアの吸気部の上面図(図13(a))と図13(a)の矢印A方向からの側面図(図13(b))と図13(a)の矢印B方向からの側面図(図13(c))である。 図1の操縦席付近の側面図(図14(a))と背面図(図14(b))である。 図1の補助苗枠部分の正面図(図15(a))と補助苗枠の拡大図(図15(b))である。 図1の他の実施例の補助苗枠部分の正面図(図16(a))と補助苗枠の拡大図(図16(b))である。
符号の説明
1 走行車両 2 昇降用リンク装置
2a、2b 平行リンク部材 3 苗植付装置
4 施肥装置
6 前輪 7 後輪
10a,10b メインフレーム
11 ミッションケース 11a,11b リヤ出力軸
12 エンジン 13 油圧ポンプ
14 ステアリングポスト 15 昇降リンク基部フレーム
16 ステアリングハンドル 17 変速レバー
18 畦クラッチレバー 19 ステップフロア
20 操縦席 20a 背もたれ
20b ガイド 21 苗取板
22 前輪支持ケース 23 後輪車軸
24 後輪伝動ケース 24a 回動支点軸
25 伝動軸 27 プーリ
28 ベルト 29 プーリ
30 後輪支持体
31 油圧式無段変速装置(HST)
32a 入力軸 32b 出力軸
35 左右後輪伝動軸
36 リフトシリンダー 37 左右フレーム
38 植付伝動ケース 39 苗載台
39a 苗取出口 41 苗植付具
42 センターフロート 43 サイドフロート
44 サイドマーカ
45 PTO伝動軸 46 傾動位置ロック用プレート
46a 長孔 46b 孔
46c 回動支点 47 固定プレート
48 機体側フレーム 49a 固定具
50a ゴム管 50b 樹脂管
51 昇降リンクセンサ 57 施肥ブロアモータ
58 繰出量調節ロッド支持プレート
59 リレー 61 エアチャンバ
62 施肥ホース
63 施肥装置側フレーム 63a ピン
64 回動アーム 64a 回動軸
65 肥料回収管 66 肥料回収口
67 肥料タンク 67a 蓋
67b ペダル 67b1 ペダル支点
67c 回動支点部 67d 連結ロッド
68 肥料繰出部 68a 吐出口
69 ブロア
69a 中心吸気口 69b 空気導入路
69b1 開口 69b2 膨らみ
69c 吸気ダクト
69c1 空気導入口 69d 空間部
70a,70b ロータ
71 チェーンケース 72 支持枠体
73 梁部材 74 リフトアップレバー
75 連結機構(アクセルケーブル)
76 第一リンク部材 77 第二リンク部材
78 スプリング 79 リンク
80 施肥ガイド
81 ロータ上下位置調節レバー
82 作溝体 86 ペダル
88 フロントアーム 88a 圧縮スプリング
89 センターマスコット 89a マスコットランプ
92 油圧シリンダ 92a ピストン
93 弾性ゴム支持アーム 94 スプリング
95 回収管受け 96 弾性ゴム体
97 係止具 98 ケーブル
99 補助苗枠 99a 収納溝
99b 案内ガイド 99c 苗箱
100 制御装置 101 繰出伝動入力軸
105 繰出駆動軸 106 施肥畦クラッチ
107 筒軸
108 単条クラッチ(繰出伝動ギア)
111 接続管 113 エア切替管
114 カプセル摩耗防止板 115 肥料排出口
116 排出シャッタ 116a 回動軸
118 エア切替シャッタ 118a 回動軸
120 ケーブル 121A、121B 繰出ロール
122 凹部 123 繰出軸
123a 角軸部 124 ブラシ
124a ガイド棒 124b 圧縮スプリング
125 繰出停止シャッタ 125a 把手
125A、125B 繰出停止シャッタ
126 繰出部ケース 126a 固定部分
126b 離脱部分 127 スライド支持部
130 肥料回収レバー 130a 回動支点軸
130b ピン 131 シャッタ開閉伝達軸
132 扇形プレート 132a 長穴
133 開閉ギヤ 134 半円形ギヤ
134a ストッパ部 136 エア切替ワイヤ
137 アーム 138 引張りスプリング
139 レバーガイド 139a、139b ガイド穴
157 繰出量調節ロッド 159 手動ハンドル

Claims (1)

  1. エンジン(12)と、該エンジン(12)の回転数を調整するアクセル機構と、エンジン(12)からの動力で駆動する走行装置(6,7)と、エンジン(12)からの動力で駆動する送風機(69)と、該送風機(69)からの圧力風を供給するエアチャンバ(61)と、該エアチャンバ(61)からの圧力風により粉粒体を散布する粉粒体散布装置(4)と、該粉粒体散布装置(4)で散布する粉粒体を貯留するタンク(67)と、該タンク(67)内の粉粒体を散布のために所定量ずつ繰り出す繰出体(121A、121B)と、タンク(67)内の粉粒体を前記繰出体(121A、121B)を介さずに供給する回収管(65)と、前記送風機(69)からの圧力風を前記回収管(65)へ供給する供給管(113)と、回収管(65)で粉粒体を回収する状態に切り替える切替手段(74、130)と、該切替手段(74、130)の粉粒体を回収する状態への切替に連動してアクセル機構をエンジン(12)の回転数が増大する側に変更して調整する制御手段(75)とを備えた作業機。
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