JP3998867B2 - 田植機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は苗載台及び植付爪を備えて連続的に苗植作業を行う田植機にあって、植付条の側方に施肥を行う田植機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
例えば特開平9−163821号公報などにあっては、左右方向に並置させる複数の繰出部の後方に、繰出部に沿って左右方向に延びる伝動軸を配設し、該伝動軸から各繰出部の入力軸に分岐させて繰出駆動力を伝達する手段がある。しかし乍らこのような従来手段の場合、長い伝動軸(軸受も多く必要)や、伝動軸と各入力軸間を連結する伝動部材などを必要として構造が複雑となるばかりでなく、前記伝動部材は繰出部間のスペースに設けるため繰出部間は一定以上のスペースを必要として、繰出部間のスペースを小とさせたコンパクトな施肥装置の設置は行えないという不都合があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】
したがって本発明は、走行機体に、複数条植えの植付け部と、この植付け部における各施肥位置に肥料を散布する施肥装置とを装着して成り、前記施肥装置を、前記走行機体の走行方向に対して横方向に並べて設けた複数個の施肥ホッパと、この各施肥ホッパの底部に設けられて回転にて肥料を繰り出しを行うように構成した繰出部とで構成して成る田植機において、
前記各施肥ホッパにおける繰出部に回転を伝達する繰出入力軸を、前記各施肥ホッパの全てにわたってその列方向に延びるように一本に連結する構成にし、この繰出入力軸のうち前記各施肥ホッパにおける繰出部の箇所には、当該繰出入力軸から各繰出部への動力伝達の断続を行うようにした繰出クラッチを設け、更に、前記各繰出クラッチを各々別々に単独で断続操作する条止めクラッチレバーと、前記各繰出クラッチを二つずつ同時に断続操作するユニットクラッチレバーと、前記繰出クラッチを断続するクラッチ体と、前記クラッチ体のクラッチ操作溝に係合させるユニット用の操作ピン及び条止め用の操作ピンとを備え、前記繰出部に設けたクラッチケース部の対向位置に、前記ユニットクラッチレバーの円筒部及び前記条止めクラッチレバーの円筒部を回動可能に配置し、前記各円筒部の 端面から前記クラッチ操作溝に向けて前記各操作ピンを突設させた構成にして、構成コンパクト(重量及びコスト低減)な手段によって前記各繰出部の駆動を行うものである。
【0004】
【0005】
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は乗用田植機の側面図、図2は同平面図を示し、図中(1)は作業者が搭乗する走行機体である走行車であり、エンジン(2)を車体フレーム(3)前部上方に搭載させ、ミッションケース(4)前方にフロントアクスルケース(5)を介して水田走行用前輪(6)を支持させると共に、前記ミッションケース(4)の後部にリヤアクスルケース(7)を連設し、前記リヤアクスルケース(7)に車輪である水田走行用後輪(8)を支持させる。そして前記エンジン(2)等を覆うボンネット(9)両側に予備苗載台(10)を取付けると共に、足掛台(11)を介して作業者が搭乗する車体カバーであるステップ(12)によって前記ミッションケース(4)等を覆い、前記ステップ(12)上部に運転席(13)を取付け、その運転席(13)の前方で前記ボンネット(9)後部に操向ハンドル(14)を設ける。
【0007】
また、図中(15)は6条植え用の苗載台(16)並びに複数の植付爪(17)などを具備する植付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台(16)を下部レール(18)及びガイドレール(19)を介して植付ケース(20)に左右往復摺動自在に支持させると共に、一方向に等速回転させるロータリケース(21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該ケース(21)の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪ケース(22)(22)を配設し、その爪ケース(22)(22)先端に植付爪(17)(17)を取付ける。また前記植付ケース(20)の前側にローリング支点軸(23)を介して支持フレーム(24)を設け、トップリンク(25)及びロワーリンク(26)を含むリンク機構(27)を介して走行車(1)後側に支持フレーム(24)を連結させ、前記リンク機構(27)を介して植付部(15)を昇降させる昇降シリンダ(28)をロワーリンク(26)に連結させ、前記前後輪(6)(8)を走行駆動して移動すると同時に、左右に往復摺動させる苗載台(16)から一株分の苗を植付爪(17)によって取出し、連続的に苗植え作業を行うように構成する。
【0008】
また、図中(29)は主変速レバー、(30)は植付昇降兼作業走行変速用副変速レバー、(31)は植付け感度設定器、(32)は主クラッチペダル、(33)(33)は左右ブレーキペダル、(34)は2条分均平用センターフロート、(35)は2条分均平用サイドフロート、(36)は6条用の施肥装置である施肥機である。
【0009】
さらに、図3乃至図6に示す如く、肥料を入れる施肥ホッパ(37)と、肥料を定量供給する肥料繰出部である肥料繰出ケース(38)と、フロート(34)(35)の側条作溝器(39)にフレキシブル形搬送ホース(40)を介して肥料を排出させるターボブロワー型送風機(41)と、円筒形のエアタンク(42)とを、前記施肥機(36)に備えると共に、エアタンク(42)右側端に送風機(41)を取付け、6条分6組の肥料繰出ケース(38)…をエアタンク(42)上側に配設させている。
【0010】
また、前記車体フレーム(3)後端の左右支柱(43)上端間に横架する水平フレーム(44)両側にベース取付板(45a)を介して左右ベースフレーム(45)(45)を連結させ、前後方向に略水平に横架させる前記ベースフレーム(45)を介して施肥機(36)を設けると共に、ベースフレーム(45)後端部と車体フレーム(3)間にサイドステー(46)を連結させ、左右ベースフレーム(45)(45)に立設させる施肥フレーム(47)に施肥機(36)を支持させている。
【0011】
そして、左右施肥フレーム(47)の上部前側を丸パイプ形の横フレーム(48)で、また上部後側を四角パイプ形の横フレーム(49)で一体固定させて、これら横フレーム(48)(49)に6組の繰出ケース(38)を固定支持させると共に、繰出ケース(38)の下方前側に横長の前記エアタンク(42)を取外し自在に固定させている。
【0012】
図8に示す如く、前記繰出ケース(38)の上面前側の取入口(50)に前記ホッパ(37)の下部出口(51)を嵌着させると共に、前記繰出ケース(38)前面下側に取出口(52)を形成し、着脱自在なキャップ(53)によって取出口(52)を閉塞している。
【0013】
また、前記繰出ケース(38)下面に底蓋(54)を着脱自在に固定させると共に、繰出部である硬質合成樹脂製の前記底蓋(54)下面に出口(55)を形成するもので、エアタンク(42)に前端部を嵌着させる軟質合成樹脂製の接合パイプ(56)を備え、該パイプ(56)後端に硬質合成樹脂製のホースジョイント(57)前端を着脱自在に嵌着させると共に、前記ジョイント(57)後端に前記搬送ホース(40)を嵌着させ、前記送風機(41)の送風をエアタンク(42)から各パイプ(56)…及びホース(40)に吹出させ、底蓋(54)の出口(55)からジョイント(57)中間に落下する肥料を搬送ホース(40)に移動させるもので、T字形フランジを形成する前記ジョイント(57)中間に入口(58)を上向き開放に形成し、底蓋(54)の出口(55)に嵌合キャップ(59)を固定させ、該キャップ(59)を前記入口(58)の外壁に着脱自在に嵌着させ、出口(55)を入口(58)に接続させている。
【0014】
さらに、取入口(60)を有する入口板(61)と、同一円周上に略四角形の複数の繰出口(62)…を有する繰出ロールである繰出板(63)と、排出口(64)を有する出口板(65)を備え、略円形平板製の前記各板(61)(63)(65)を繰出ケース(38)と底蓋(54)の間に多層状に配設させると共に、繰出ケース(38)に繰出軸(66)を略垂直に回転自在に軸支させ、各板(61)(63)(65)の中央部に繰出軸(66)下端側を貫通させ、入口板(61)と出口板(65)を繰出ケース(38)に係止させ、出口板(65)下面に下方側からバネ(67)を弾圧させ各板(61)(65)に対して繰出軸(66)を遊転させると共に、繰出板(63)を繰出軸(66)に係合軸支させ、繰出軸(66)によって繰出板(63)を強制的に回転させ、取入口(60)から繰出口(62)に入った肥料を排出口(64)に移動させて出口(55)方向に落下させるように構成している。
【0015】
また、前記底蓋(54)の出口(55)とホースジョイント(57)の入口(58)との合流部に肥料詰り防止用の肥料掃除部材(68)を設けるもので、線径の細い線状体の下半部を略U字形に折曲げて、前記出口(55)及び入口(58)の内壁面に略接する状態に沿わせると共に、繰出軸(66)の下端に係合保持するバネホルダー(69)に捩りバネを介して線状体上端を首振り自在に支持させて、繰出軸(66)の回転するとき掃除部材(68)も一体回転させて、前記出口(55)及び入口(58)の内壁面に付着する肥料粉等を掻落として、肥料による詰りを防止するように構成している。
【0016】
図4、図7にも示す如く、前記エンジン(2)出力を植付部(15)に伝達させるPTO軸(70)をミッションケース(4)から後方に延出させると共に、前記左支柱(43)に軸受ケース(71)を溶接またはボルト止め固定させ、軸受ケース(71)の入力軸(72)を前記PTO軸(70)中間にチェン(73)を介して連動連結させ、軸受ケース(71)の出力軸(74)後端部に1対のベベルギヤ(75)を介して縦駆動軸(76)を略垂直に連動連結させている。
【0017】
また、前記縦駆動軸(76)は図4に示す如く、背面視で左側から2組目と3組目の繰出ケース(38)間に上端を臨ませて、各繰出軸(66)に1対のベベルギヤ(77)を介し連動連結する左右方向に長手状一体の繰出入力軸(78)に、前記縦駆動軸(76)の上端を1対のベベルギヤ(79)を介し連動連結させて、前記PTO軸(70)の回転でもって入力軸(78)を介し繰出軸(66)を回転させて肥料の繰出しを行うように構成している。
この場合、前記各施肥ホッパ(37)の繰出軸(66)への繰出入力軸(78)は、前記各施肥ホッパ(37)の全てにわたってその列方向に延びるように一本に連結されている。
【0018】
さらに、前記縦駆動軸(76)の中間にリングコーン無段変速機(80)を介設するもので、該無段変速機(80)は入力側の下駆動軸(76a)に配設される入力円板(81)と、出力側の上駆動軸(76b)に配置される出力円板(82)と、両板(81)(82)の間に配設される複数の遊星コーン(83)と、遊星コーン(83)の円錐面に摩擦係合する変速リング(84)等からなり、左支柱(43)の左外側後方に設ける変速ケース(85)の調節ネジ軸(86)にシフター(87)を介して前記変速リング(84)を係合連結させて、調節ネジ軸(86)の回動操作でシフター(86)を介し変速リング(84)を移動させ遊星コーン(83)の円錐面の摩擦係合位置を上下方向に変化させることにより、出力側の駆動軸(76b)に取出される回転を無段変速させて、繰出ケース(38)から繰出される肥料の繰出量を適宜調節するように構成している。
【0019】
また、前記繰出入力軸(78)に遊転支持するベベルギヤ(77)と、入力軸(78)の回転方向に1体で軸方向に摺動自在なクラッチ体(88)との間に条止め及びユニット用クラッチ(89)を介設するもので、各繰出ケース(38)の左側方にホッパ(37)間の空間を利用してクラッチケース部(38a)を一体形成し、該クラッチケース部(38a)内に前記クラッチ(89)を設けて、各繰出軸(66)単独の入切(条止めクラッチ)や、2条繰出軸(66)一体の入切(ユニットクラッチ)を行うように構成している。
【0020】
図10に示す如く、前記クラッチ体(88)のクラッチ操作溝(88a)にはユニット及び条止め用の2つの操作ピン(90)(91)を係合させるもので、クラッチケース部(38a)の前面及び後側側に対向形成する嵌合孔(92)(93)にユニットクラッチレバー(94)及び条止めクラッチレバー(95)基端の円筒部(94a)(95a)を回動自在に嵌合させ、前記操作ピン(90)(91)を円筒部(94a)(95a)端面に突設させ、各2条繰出ケース(38)のユニットクラッチレバー(94)間をクラッチワイヤ(96)で連動連結させると共に、図3に示す如き苗載台(16)裏側の2条1組用ユニットクラッチ操作レバー(97)にクラッチワイヤ(96)を連結させて、操作レバー(97)で戻りバネ(98)に抗しワイヤ(96)を引張るとき、クラッチ(89)の結合を解除させて対応する各2条の施肥を中止させるように構成している。
【0021】
また、前記操作レバー(97)とは反対側に設ける各条止めクラッチレバー(95)を直接的に回動操作して、クラッチ(89)の結合を解除させることによって、各条の施肥を単独に中止させるように構成している。
【0022】
なお、前記クラッチ(89)はクラッチ面をテーパ面に形成して、過負荷時には自動的に切となる安全クラッチとして用いることも可能にできる。
【0023】
このように左右方向に一体的に連結させる繰出入力軸(78)にPTO軸(70)からの駆動力を縦駆動軸(76)を介し直接的に伝達させて、別途の中介伝動軸などの設置を不用とさせるものであるから、部品点数を削減させ、重量及びコストの低減を図って構成コンパクトとさせることができると共に、繰出ケース(38)間の空きスペースを利用して、繰出ケース(38)の全高を高くすることなく繰出ケース(38)の左側方に一体にクラッチケース部(38a)を設けて、該ケース部(38a)のクラッチ(89)によって各条単独或いは2条1組の施肥中止を容易に可能とさせて、この作業性を向上させることができる。
【0024】
ところで、図3乃至図6に示す如く、側方視で後輪(8)の最上側部と底蓋(54)とをラップさせて施肥機(36)の全高を低く設けたもので、左右最外側の繰出ケース(38)の中心より後輪(8)の中心を植付条間幅の略1/2の長さ内側にずらして、左右後輪(8)を中心として後輪(8)の左右両側に左右最外側とこの内側の繰出ケース(38)を略均等に振分け配置させ、隣接する下すぼまり形状の底蓋(54)間の空間に後輪(8)の最上側部が納まるように配置して、全高の低い施肥機(36)を形成して、機体を安定させると共に、前記ステップ(12)上で後方の苗載台(16)に苗継ぎを行う際や、施肥ホッパ(37)に肥料を補給する際などにおける作業の容易化などを図るように構成している。また施肥ホッパ(37)の設置高さを従来構造とさせた場合には繰出ケース(38)を低位置とさせた分施肥ホッパ(37)の容量を拡大させるものである。
【0025】
図11乃至図13に示す如く、前記フロート(34)(35)に固定する作溝器(39)の後部に肥料埋込シュート(99)を固設させ、後方を開放する平面視門形状のシュート(99)上端側にブーツ(100)を介して搬送ホース(40)を連結させ、作溝器(39)で形成する田面の溝内部にシュート(99)の案内によってホース(40)からの肥料を落下させ、肥料が投入された田面の溝をフロート(34)(35)後端の覆土板(101)によって埋戻し、植付爪(17)によって植付ける各条苗列の側方に肥料を埋込むもので、前記シュート(99)のフロート(34)(35)中心側内側板(99a)より後方に水流防止板(102)を延設させ、フロート(34)(35)後部下側の水平周縁部(34a)(35a)の縁端に防止板(102)を接合させて、施肥された肥料がフロート(34)(35)外側からの水流でフロート周縁部(34a)(35a)やフロート(34)(35)上面に乗上るのを防止板(102)によって防止するように構成している。
【0026】
図14に示す如く、前記シュート(99)の内側板(99a)に支点軸(103)及び調節ボルト(104)を介して水流防止板(102)の先端側を取付高さ調節自在に取付けて、土壌が軟らかく流動性大のときには防止板(102)を深く(低く)、また硬い場合や水深が深いときには防止板(102)を浅く(高く)調節するなどして、圃場表面条件に対して防止板(102)の取付高さを調節自在とさせるように構成している。
【0027】
図15乃至図17に示すものは、10条用の施肥機(36)において、左右外側の2条分の施肥ホッパ(37)及び繰出ケース(38)などを前方に折畳んで施肥機(36)の左右全巾を縮小可能とさせる構成を示すもので、前述6条施肥機(36)同様に左右方向に一体の繰出入力軸(78)に前記PTO軸(70)からの駆動力を縦駆動軸(76)を介し直接的に伝達させると共に、中央側の入力軸(78a)と折畳み側の入力軸(78b)との間に平ギヤ状の固定爪(105)及び可動爪(106)とによる折畳み用爪クラッチ(107)を介設して、左右外側の2条分の施肥ホッパ(37)及び繰出ケース(38)などの前方折畳み時には自動的に固定爪(105)と可動爪(106)の結合を解除させて爪クラッチ(107)を切とするように構成している。
【0028】
また中央側の横フレーム(48)(49)両端の最外側板(108)と、折畳み側の横フレーム(48)(49)内側端の内側板(109)とは、10条使用時には一体接合させて各施肥ホッパ(37)及び繰出ケース(38)を左右方向に横一列状に並置させると共に、折畳み時には中央側の最外側板(108)に対し折畳み支点軸(110)を中心として内側板(109)を略180度回転させて、中央側の施肥ホッパ(37)及び繰出ケース(38)の前方に折畳み側の施肥ホッパ(37)及び繰出ケース(38)を略平行状態に折畳みするもので、前記爪クラッチ(107)の可動爪(106)を内設するクラッチケース(111)を最外側板(108)に固定支持させて、繰出入力軸(76)の折畳み部の駆動連結構造を簡潔とさせるように構成している。
【0029】
【発明の効果】
以上実施例から明らかなように本発明は、走行機体(1)に、複数条植えの植付け部(15)と、この植付け部(15)における各施肥位置に肥料を散布する施肥装置(36)とを装着して成り、施肥装置(36)を、走行機体(1)の走行方向に対して横方向に並べて設けた複数個の施肥ホッパ(37)と、この各施肥ホッパ(37)の底部に設けられて回転にて肥料を繰り出しを行うように構成した繰出部(38)とで構成して成る田植機において、各施肥ホッパ(37)における繰出部(38)に回転を伝達する繰出入力軸(78)を、各施肥ホッパ(37)の全てにわたって列方向に延びるように一本に連結する構成にし、この繰出入力軸(78)のうち各施肥ホッパ(37)における繰出部(38)の箇所には、当該繰出入力軸(78)から各繰出部(38)への動力伝達の断続を行うようにした繰出クラッチ(89)を設け、更に、各繰出クラッチ(89)を各々別々に単独で断続操作する条止めクラッチレバー(95)と、各繰出クラッチ(89)を二つずつ同時に断続操作するユニットクラッチレバー(94)と、繰出クラッチ(89)を断続するクラッチ体(88)と、クラッチ体(88)のクラッチ操作溝(88a)に係合させるユニット用の操作ピン(90)及び条止め用の操作ピン(91)とを備え、繰出部(38)に設けたクラッチケース部(38a)の対向位置に、ユニットクラッチレバー(94)の円筒部(94a)及び条止めクラッチレバー(95)の円筒部(95a)を回動可能に配置し、各円筒部(94a)(95a)の端面からクラッチ操作溝(88a)に向けて各操作ピン(90)(91)を突設させたものであるから、構成コンパクト(重量及びコスト低減)な手段によって各繰出部(38)の駆動を行うことができるものである。
【0030】
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体側面図である。
【図2】田植機の全体平面図である。
【図3】植付部の側面図である。
【図4】施肥機の背面図である。
【図5】施肥機の平面図である。
【図6】施肥機の側面図である。
【図7】施肥機駆動部の説明図である。
【図8】施肥機の断面説明図である。
【図9】繰出部の背面説明図である。
【図10】条止め及びユニットクラッチレバー部の説明図である。
【図11】作溝器の側面説明図である。
【図12】作溝器取付部の平面説明図である。
【図13】作溝器取付部の背面説明図である。
【図14】水流防止板の取付高さ調節の説明図である。
【図15】10条施肥機の折畳み平面説明図である。
【図16】10条施肥機の背面説明図である。
【図17】折畳みクラッチ部の説明図である。
【符号の説明】
(1)走行車(走行機体)
(36)施肥機(施肥装置)
(37)施肥ホッパ
(38)繰出ケース(繰出部)
(38a)クラッチケース部
(78)繰出入力軸
(88)クラッチ体
(88a)クラッチ操作溝
(89)繰出クラッチ
(90)ユニット用の操作ピン
(91)条止め用の操作ピン
(94)ユニットクラッチレバー
(94a)ユニットクラッチレバーの円筒部
(95)条止めクラッチレバー
(95a)条止めクラッチレバーの円筒部

Claims (1)

  1. 走行機体に、複数条植えの植付け部と、この植付け部における各施肥位置に肥料を散布する施肥装置とを装着して成り、前記施肥装置を、前記走行機体の走行方向に対して横方向に並べて設けた複数個の施肥ホッパと、この各施肥ホッパの底部に設けられて回転にて肥料を繰り出しを行うように構成した繰出部とで構成して成る田植機において、
    前記各施肥ホッパにおける繰出部に回転を伝達する繰出入力軸を、前記各施肥ホッパの全てにわたってその列方向に延びるように一本に連結する構成にし、この繰出入力軸のうち前記各施肥ホッパにおける繰出部の箇所には、当該繰出入力軸から各繰出部への動力伝達の断続を行うようにした繰出クラッチを設け、
    更に、前記各繰出クラッチを各々別々に単独で断続操作する条止めクラッチレバーと、前記各繰出クラッチを二つずつ同時に断続操作するユニットクラッチレバーと、前記繰出クラッチを断続するクラッチ体と、前記クラッチ体のクラッチ操作溝に係合させるユニット用の操作ピン及び条止め用の操作ピンとを備え、
    前記繰出部に設けたクラッチケース部の対向位置に、前記ユニットクラッチレバーの円筒部及び前記条止めクラッチレバーの円筒部を回動可能に配置し、
    前記各円筒部の端面から前記クラッチ操作溝に向けて前記各操作ピンを突設させたことを特徴とする田植機。
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