JP2010143456A - 車両舵取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タイミングベルトにて連動する複数の操舵軸を独立して回転させることにより、本体を移動させずにその位置で自由な方向に回転させることができる車両舵取り装置を提供する。
【解決手段】車両12の本体14に回動自在に保持された三個以上の操舵軸16と、各操舵軸16にそれぞれ設けられた駆動輪22と、各駆動輪22を独立して回転駆動するためにそれぞれ設けられた駆動源(駆動モータ30)と、各操舵軸16を連動して回動させるための連動装置(タイミングベルト34)と、この連動装置(タイミングベルト34)による各操舵軸16の連動を解除するための連動解除手段(解除クラッチ36)と、少なくとも一つの操舵軸16を本体14に固定するための固定手段(固定クラッチ38)とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、格別な舵取り装置を設けず、各駆動輪の回転速度に応じて操舵を行う車両舵取り装置に関するものである。
従来よりこの種車両舵取り装置は、例えば縦長略矩形状の本体が設けられ、この本体の前後左右に設けられた車輪に駆動モータがそれぞれ取り付けられている。各車輪の回転軸は、当該回転軸に直交して上下方向に延在する回転自在の垂直車軸ギヤに接続されている。そして、駆動モータが駆動されると車輪は垂直車軸ギヤを中心にその廻りを回転し、前側に設けられた左右の垂直車軸ギヤは相互に反対方向に回転すると共に、後部に設けられた左右の垂直車軸ギヤも同様に相互に反対方向に回転するように構成されている。
該本体前側に設けられた左右の垂直車軸ギヤにはタイミングベルトが掛けられており、本体部側に設けられた左右の垂直車軸ギヤにもタイミングベルトが掛けられている。このタイミングベルトによって、左右の垂直車軸ギヤの回転が規制されて、単独で回転しないようになっている。この場合、右側の垂直車軸ギヤが時計廻り方向へ回転すると、左側の垂直車軸ギヤもタイミングベルトによって、時計廻り方向へ連動回転するようになっていた。そして、右側の垂直車軸ギヤが時計廻り方向へ回転し、左側の垂直車軸ギヤが反時計廻り方向へ回転すると両垂直車軸ギヤはタイミングベルトの突っ張りによって回転せず、駆動輪だけが回転する。これによって車両が前進、行進するように構成されていた。
係る左右車輪の駆動モータに回転速度差を生じさせると、車両舵取り装置は、本体の姿勢をそのまま維持しつつ回転速度差の遅い車輪側に曲折進行して行く。また、左右車輪の駆動モータに回転速度差を生じさせた状態で、後部車輪の駆動モータの回転速度を更に遅くすると、車両は本体の姿勢を変えながら回転速度差の遅い車輪側に大きな円弧を描く形で曲折進行して行く(特許文献1参照)。
特開2006−131207号公報
しかしながら、左右車輪の駆動モータに回転速度差を生じさせた状態で、後部車輪の駆動モータの回転速度を更に遅くした場合でも、大きな円弧を描く本体の姿勢を小さな円弧に変えることができない。このため、車両舵取り装置は、それ以上小さな円弧での回転はできず、車両の小廻りが効かないという問題があった。
本発明は、係る従来技術の課題を解決するために成されたものであり、タイミングベルトにて連動する複数の操舵軸を独立して回転させることにより、本体を移動させずにその位置で自由な方向に回転させることができる車両舵取り装置を提供することを目的とする。
即ち、本発明の車両舵取り装置は、車両の本体に回動自在に保持された少なくとも一対の操舵軸と、各操舵軸にそれぞれ設けられた駆動輪と、各駆動輪を独立して回転駆動するためにそれぞれ設けられた駆動源と、各操舵軸を連動して回動させるための連動装置と、該連動装置による各操舵軸の連動を解除するための連動解除手段と、少なくとも一方の操舵軸を本体に固定するための固定手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2の発明の車両舵取り装置は、車両の本体に回動自在に保持された三個以上の操舵軸と、各操舵軸にそれぞれ設けられた駆動輪と、各駆動輪を独立して回転駆動するためにそれぞれ設けられた駆動源と、各操舵軸を連動して回動させるための連動装置と、該連動装置による各操舵軸の連動を解除するための連動解除手段と、少なくとも一つの操舵軸を本体に固定するための固定手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項3の発明の車両舵取り装置は、請求項1又は請求項2に加えて、各駆動輪が指向する方向を検出するための方向検出手段を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、車両の本体に回動自在に保持された少なくとも一対の操舵軸と、各操舵軸にそれぞれ設けられた駆動輪と、各駆動輪を独立して回転駆動するためにそれぞれ設けられた駆動源と、各操舵軸を連動して回動させるための連動装置と、該連動装置による各操舵軸の連動を解除するための連動解除手段と、少なくとも一方の操舵軸を本体に固定するための固定手段とを備えたので、例えば、本体の一側と他側に設けられた一対の駆動輪を、本体の中心点を基準にして円周方向任意の位置に指向させることができる。そして、連動装置にて各操舵軸を連動状態にすると共に、固定手段にて一方の操舵軸を本体に固定した状態で、本体の中心点を基準に駆動源にて駆動輪を同一方向に回動させれば、本体を移動させずに、当該本体をその位置で任意の方向に指向させることができる。これにより、従来の車両舵取り装置に対して、車両を大幅に小廻りさせることができるので、狭い場所でも車両の方向転換を容易に行うことができ、対向する平行な荷物積み降ろし場所での、荷物の積み降ろし作業を大幅に向上させることが可能となる。従って、車両舵取り装置の利便性を大幅に向上させることができるようになるものである。
また、請求項2の発明によれば、車両の本体に回動自在に保持された三個以上の操舵軸と、各操舵軸にそれぞれ設けられた駆動輪と、各駆動輪を独立して回転駆動するためにそれぞれ設けられた駆動源と、各操舵軸を連動して回動させるための連動装置と、該連動装置による各操舵軸の連動を解除するための連動解除手段と、少なくとも一つの操舵軸を本体に固定するための固定手段とを備えたので、例えば駆動輪を3個設けた場合は車両舵取り装置の低コスト化を図ることができると共に、駆動輪を4個以上設けた場合は重量の重い荷物を車両に載置することができる。これにより、車両にて運搬する荷物量及び荷物の重量に対応した車両舵取り装置を提供することができる。従って、車両舵取り装置の汎用性を大幅に向上させることが可能になり、車両舵取り装置の利便性を大幅に向上させることができるようになるものである。
また、請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2に加えて、各駆動輪が指向する方向を検出するための方向検出手段を備えたので、各駆動輪の指向方向を確実、且つ、極めて正確に検出することができる。これにより、各駆動輪を任意の指向方向に確実に指向させることができる。従って、本体を任意の指向方向に容易に指向させることが可能になるので、車両を移動させたい方向に確実に移動させることができるようになる。
特に、各駆動輪の方向角度を検出するための方向検出手段を備えているので、例えば、車両舵取り装置に制御装置を設け、この制御装置に車両の進行方向をプログラムして記憶させておけば、車両舵取り装置の自動運転も可能になる。従って、車両舵取り装置の利便性を極めて向上させることができるようになるものである。
本発明は、車両舵取り装置にて車両の小廻りができるようにするため、タイミングベルトで連動する複数の操舵軸を独立して回転できるようにした。複数の操舵軸を独立して回転させるという目的を、操舵軸の連動を解除する連動解除手段と操舵軸を本体に固定する固定手段とを設けるだけの簡単な構造で実現した。
次に、図面に基づき本発明の実施の形態を詳述する。図1は本発明の一実施例を示す車両舵取り装置10を備えた車両12の概略平面図、図2は本発明の一実施例を示す車両舵取り装置10の概略正面図、図3は同図2の車両舵取り装置10の概略正面模式図をそれぞれ示している。
本実施形態における車両舵取り装置10(図8に図示)は、複数の駆動輪22を備えた車両12の進行方向を制御するものである。該車両12は、図1、図2に示すように縦長略矩形状の本体14と、この本体14に回動自在に保持され、所定の間隔を存して本体14両側(図1中左右)にそれぞれ操舵軸16が設けられると共に、本体14前部(本体14の一側)に操舵軸16が一対設けられている。該操舵軸16は、駆動輪22が本体14の略4隅近傍に位置するように設けられている。
詳しくは、本体14には、当該本体14を上下に貫通して本体軸受け20(図2に点線で図示)が設けられており、この本体軸受け20に回動自在に操舵軸16が保持されると共に、本体14の一側(本体14の前部)と本体14の他側(本体14の後部)に操舵軸16が一対ずつ二対(図1上下に図示)設けられている。尚、図示しないが本体14の上方(操舵軸16の上縁と所定の間隔を存して上側)には、荷台が設けられており、その荷台上に車両12で運搬する荷物が載置されると共に、荷台には後述する主コントローラ48及び操作スイッチ50などが設けられている。
各操舵軸16の下部(この場合本体14より下方)には、当該各操舵軸16と共に回転する駆動軸軸受け28が固定されており、この駆動軸軸受け28に駆動輪22の回転軸(駆動軸24)が回動自在に支持されている。詳しくは、駆動軸軸受け28は、図示しない溶接或いはボルトにて操舵軸16に固定されると共に、駆動軸24の一側は駆動軸軸受け28に回動自在に支持されている。該駆動軸24は、操舵軸16に直交して設けられると共に、駆動軸24の他側にはボルト(図示せず)にて駆動輪22が固定されており、駆動軸24の一側と他側の略中間には駆動ギヤ26が設けられている。
また、駆動軸軸受け28の所定位置には電動式の駆動モータ30(本発明の駆動源に相当)が設けられており、この駆動モータ30の回転軸に設けられたモータギヤ32が、前記駆動ギヤ26に噛み合っている。そして、駆動モータ30が回転すると、駆動モータ30の回転力はモータギヤ32から駆動ギヤ26に伝達され、この駆動ギヤ26の回転により駆動軸24が回転し、駆動輪22が回転するように構成されている。即ち、各操舵軸16にはそれぞれ駆動モータ30が設けられており、各駆動輪22は各駆動モータ30によってそれぞれ独立して回転駆動するように構成されている。尚、一対の操舵軸16に設けられた両駆動輪22は、それぞれ操舵軸16を内側、駆動輪22を外側に位置して設けられている。
また、図2に示すように各操舵軸16の上部(この場合本体14より上方)には、プーリーギヤ18が設けられており、このプーリーギヤ18には、前記両操舵軸16を連動回転させるためのタイミングベルト34(本発明の連動装置に相当)が張架されている。即ち、プーリーギヤ18の周囲面には複数の図示しない噛み合い歯が形成されており、タイミングベルト34の内側面にも複数の図示しない噛み合い歯が形成されている。そして、プーリーギヤ18周囲面の噛み合い歯と、タイミングベルト34内面の噛み合い歯が噛み合うことにより両操舵軸16が連動して同速で回転するように構成されている。尚、以降、操舵軸16、駆動モータ30、駆動輪22、プーリーギヤ18等からなる装置を駆動装置と称す。即ち、本体14の前部に一対の駆動装置が設けられると共に、本体14の後部にも一対の駆動装置が設けられている。
また、一方のプーリーギヤ18(図2中右側)にはベアリング19(図1に図示)が設けられており、このプーリーギヤ18はベアリング19を介して操舵軸16に連結されている。この場合、一方のプーリーギヤ18は、ベアリング19によって操舵軸16に対して空回りすると共に、他方のプーリーギヤ18(図2中左側)にはベアリング19を設けていないので、当該他方のプーリーギヤ18は操舵軸16の回転に伴って回転するように構成されている。即ち、両操舵軸16は、タイミングベルト34にて張架された一対のプーリーギヤ18の内の、一方のプーリーギヤ18に設けられたベアリング19により、それぞれ独立して回転できるように構成されている。
ここで、一方のプーリーギヤ18にベアリング19を設けると、一対のプーリーギヤ18はタイミングベルト34によって連動回転できない。そこで、一方のプーリーギヤ18と操舵軸16とを連結して、操舵軸16と一方のプーリーギヤ18を連動回転させると共に、連結された操舵軸16とプーリーギヤ18とを解除して、操舵軸16とプーリーギヤ18をそれぞれ独立して回転させるための解除クラッチ36(本発明の連動解除手段に相当)が、一方の操舵軸16(図中右側の操舵軸16)に設けられている。
該解除クラッチ36は、一方のプーリーギヤ18と操舵軸16とを固定できると共に、固定したプーリーギヤ18と操舵軸16とを解除(この場合、後述するプーリーギヤ18と操舵軸16との連結が解除され、一対の操舵軸16がそれぞれ単独回転可能な状態になる)できるように構成されている。即ち、解除クラッチ36は、一方のプーリーギヤ18と操舵軸16とを固定して両操舵軸16をタイミングベルト34で連動回転状態(解除クラッチ36のON状態)にできると共に、固定した一方のプーリーギヤ18と操舵軸16とを解除して両操舵軸16をそれぞれ単独回転状態(解除クラッチ36のOFF状態)にできるように構成されている。係る解除クラッチ36にて一方のプーリーギヤ18と操舵軸16とを固定すると共に、固定した一方のプーリーギヤ18と操舵軸16とを解除する技術については、従来より周知の技術であるため詳細な説明を省略する。
また、本体14の上面(タイミングベルト34側の面)には、一方の操舵軸16(図2中右側)を本体14に固定するための固定クラッチ38(本発明の固定手段に相当)が設けられており、一方の操舵軸16には図示しないが当該操舵軸16と連動回転すると共に上下動可能な固定板17が設けられている。固定クラッチ38には電動マグネット式の挟持板39が設けられており、この挟持板39で固定板17を挟持して固定(固定クラッチ38のON状態)できるように構成されると共に、固定した固定板17を解除(固定クラッチ38のOFF状態)できるように構成されている。
詳しくは、操舵軸16に設けられた固定板17が、固定クラッチ38に設けられた挟持板39にて挟持されることにより、固定板17が本体14に固定されて操舵軸16の回転を阻止できると共に、挟持板39にて挟持した固定板17を開放して阻止した操舵軸16を回転できるように構成されている。係る固定クラッチ38にて一方の操舵軸16と本体14を固定すると共に、固定した一方の操舵軸16と本体14とを解除する技術については、従来より周知の技術であるため詳細な説明を省略する。
また、各操舵軸16には、それぞれエンコーダ40(本発明の方向検出手段に相当)が設けられており、各エンコーダ40は、各駆動輪22の指向方向を360度検出できるように構成されている。詳しくは、操舵軸16には前述した如き駆動軸軸受け28が固定されており、この駆動軸軸受け28に駆動輪22の駆動軸24が回動自在に支持されているので、操舵軸16が360度回転すると、駆動輪22は操舵軸16を中心に360度回転する。即ち、各駆動輪22の進行方向は操舵軸16の回転角度で算出することができ、操舵軸16の回転角度をエンコーダ40で検出することにより、駆動輪22の進行方向を検出できる。係るエンコーダ40で駆動輪22の進行方向を検出する技術については、従来より周知の技術であるため詳細な説明を省略する。
一方、車両舵取り装置10には図3に示すように車両12の舵取り制御を行うと共に、メモリ(記憶装置)を備えた汎用マイクロコンピュータからなる制御装置46(図2、図3のみ図示)が設けられている。該制御装置46には、車両12の前側(図中上側)に設けられた両駆動モータ30、両エンコーダ40、及び、解除クラッチ36と固定クラッチ38などが接続されると共に、車両12の下部(図中下側)に設けられた両駆動モータ30、両エンコーダ40、及び、解除クラッチ36と固定クラッチ38などが接続されている。また、制御装置46のメモリには、予め駆動輪22の指向方向データが記憶されており、制御装置46はメモリに記憶されたデータとエンコーダ40が検出したデータとから車両12の進行方向を算出できるようにプログラムされている。尚、車両12が前方に直進する状態が、エンコーダ40が検出する駆動輪22の方向データの初期値とされ、これによって制御装置46は、駆動輪22がどの方向に指向しているかを把握できるように構成されている。
また、制御装置46には、車両12を駆動するためのバッテリー42が接続されると共に、車両12の操舵を行う主コントローラ48と操作スイッチ50とが接続されている。該主コントローラ48は、図中上側を前進、下側を後進、左側を左折、右側を右折とした場合、車両12の前進、後進、左折、右折、速度制御などを行えるようになっている。該車両12の進行方向は、図1を参照して、以降本体14の長手方向上側へ進行する場合を前進、下側へ進行する場合を後進、右側へ曲がる場合を右折、左側へ曲がる場合を左折としている。尚、図中下側を前進、上側を後進としても差し支えない。この場合、前進方向を見て、右側へ曲がる場合が右折、左側へ曲がる場合が左折になる。
該主コントローラ48はジョイスティック(図示せず)にて構成されると共に、ジョイスティック(主コントローラ48)は本体14上(図示せず)に設けられている。そして、車両12が前進状態(エンコーダ40が検出したデータが初期値の場合)で、主コントローラ48を前方に倒すと、制御装置46は、両駆動輪22の回転速度を低速で回転させて車両12を前進させる。そして、更に主コントローラ48を前方に倒すと、主コントローラ48を倒す量に応じて車両12の速度が速くなると共に、主コントローラ48を後方に倒すと車両12は後進し、更に主コントローラ48を倒すと、倒す量に応じて車両12の速度が速くなる。
また、主コントローラ48を斜め左前方に倒すと、制御装置46は一方(右側)の駆動輪22の回転速度に対して他方(左側)の駆動輪22の回転速度を遅くして、この一方と他方の駆動輪22(一対の駆動輪22)の速度差によって、車両12は左前方向に左折する。また、主コントローラ48を斜め右前方に倒すと、制御装置46は他方の駆動輪22の回転速度に対して一方の駆動輪22の回転速度を遅くして、この一方と他方の駆動輪22(一対の駆動輪22)の速度差によって、車両12は右前方向に左折する。
更に、主コントローラ48を斜め左後方に倒すと、制御装置46は一方の駆動輪22の回転速度に対して他方の駆動輪22の回転速度を遅くして、この一方と他方の駆動輪22の速度差によって、車両12は左後方向に左折する。また、主コントローラ48を斜め右後方に倒すと、他方の駆動輪22の回転速度に対して一方の駆動輪22の回転速度を遅くして、この一方と他方の駆動輪22の速度差によって、車両12は右後方向に左折する。尚、ジョイスティック(主コントローラ48)を用いて、車両12の前進/後進、及び左折、右折などの運転操作を行う技術については従来より周知の技術であるため詳細な説明を省略する。
また、操作スイッチ50は、解除クラッチ36のON/OFF、及び、固定クラッチ38のON/OFF、及び、車両旋回スイッチ(図示せず)のON/OFF、斜行スイッチのON/OFFなどを行えるように構成されている。また、操作スイッチ50は、各駆動輪22の単独回転、或いは、一対の操舵軸16に設けられた両駆動輪22を同一回転方向、又は、反同一回転方向に回転させられるように構成されている。
詳しくは、解除クラッチ36のON/OFFは、プーリーギヤ18と操舵軸16の連結と、連結したプーリーギヤ18と操舵軸16の解除を行えるように構成されている。また、固定クラッチ38のON/OFFは、操舵軸16と本体14との固定と、固定した操舵軸16と本体14との解除を行えるように構成されている。車両旋回スイッチのON/OFFでは、車両12の前進、後進、左折、右折などが行われない状態で、各駆動輪22だけを360度方向、任意の方向に回転させられるように構成されている。
次に、解除クラッチ36と固定クラッチ38のON/OFFによる駆動輪22の動きを図2、図4乃至図7を参照して詳しく説明を行う。尚、以降解除クラッチ36が設けられている側を右側、設けられていない側を左側と称し、プーリーギヤ18側から駆動モータ30を視認した状態で各操舵軸16の反時計廻り方向を、反時計廻り方向と称す。先ず、図3、図4に示すように解除クラッチ36がON、固定クラッチ38がOFFしている状態の説明を行う。
係るプーリーギヤ18が解除クラッチ36で固定され、当該解除クラッチ36がONしている場合、解除クラッチ36が設けられた操舵軸16とプーリーギヤ18は連結され、タイミングベルト34により一対の操舵軸16は連動回転状態となる。また、挟持板39が固定板17から開放され、固定クラッチ38がOFFしている場合、固定クラッチ38が設けられた操舵軸16は、本体14に固定されず、回転自在状態となる。
そして、この状態で右側の駆動モータ30を回動させて操舵軸16を反時計廻り方向(時計廻り方向でも可)に回動させ、左側の駆動モータ30を右側の駆動モータ30と同速で回動させて操舵軸16を反時計廻り方向(時計廻り方向でも可)に回動させる。この状態では、本体14は前進/後進、左折/右折せずに、両駆動輪22が操舵軸16を中心にして操舵軸16の周囲を反時計廻り方向(反時計廻り方向でも可)に回転する(図4白抜き矢印)。
具体的には、図4に示すように駆動モータ30が駆動すると、モータギヤ32、駆動ギヤ26を介して駆動軸24(駆動輪22)が回転する。この駆動輪22は操舵軸16の下部に支持されているので、当該駆動輪22は操舵軸16を中心にしてその周囲を回転する。即ち、駆動輪22は、操舵軸16を中心に時計廻り方向或いは反時計廻り方向に回転(図4白抜き矢印方向)する。このとき、後述するように左側の駆動モータ30は、左側の操舵軸16を右側の操舵軸16と同一方向に回転させている。
また、左側の駆動モータ30を回動させて操舵軸16を反時計廻り方向(時計廻り方向でも可)に回動させ、右側の駆動モータ30を左側の駆動モータ30と同速で回動させて操舵軸16を反時計廻り方向(時計廻り方向でも可)に回動させる。この状態では、本体14は前進/後進、左折/右折せずに、両駆動輪22が操舵軸16を中心にして操舵軸16の周囲を反時計廻り方向(反時計廻り方向でも可)に回転する(図4白抜き矢印)。
具体的には、図4に示すように駆動モータ30が駆動すると、モータギヤ32、駆動ギヤ26を介して駆動軸24(駆動輪22)が回転する。この駆動輪22は操舵軸16の下部に支持されているので、当該駆動輪22は操舵軸16を中心にしてその周囲を回転する。即ち、駆動輪22は、操舵軸16を中心に時計廻り方向或いは反時計廻り方向に回転(図中白抜き矢印方向)する。このとき、前述したように右側の駆動モータ30は、右側の操舵軸16を左側の操舵軸16と同一方向に回転させている。このように、車両舵取り装置10は、車両12の前進/後進、左折/右折することなく、両駆動輪22を連動して、同一方向任意の位置に指向させることができる。
次に、解除クラッチ36と固定クラッチ38のON/OFFによる駆動輪22の、別の動作を図5、図6を参照して詳しく説明を行う。尚、図5、図6に示すように解除クラッチ36がOFF、固定クラッチ38もOFFしている状態の説明を行う。
即ち、図5に示すようにプーリーギヤ18が解除クラッチ36から開放されて、当該解除クラッチ36がOFFしている場合、解除クラッチ36が設けられた操舵軸16とプーリーギヤ18は連結されず、タイミングベルト34による一対の操舵軸16の連動回転状態は解除され、両操舵軸16は単独回転可能状態となる。また、挟持板39が固定板17を開放している固定クラッチ38がOFFしている場合、前述した如き固定クラッチ38が設けられた操舵軸16は、本体14に固定されず、回転自在状態に構成されている。
そして、この状態で右側の駆動モータ30を回動させて操舵軸16を反時計廻り方向に回動させると、車両12は前進/後進、左折/右折せずに、右側の駆動輪22は操舵軸16を中心にして操舵軸16の周囲を反時計廻り方向に回転する(図6白抜き矢印)。尚、右側の駆動モータ30を回動させて操舵軸16を時計廻り方向に回動させると、車両12は前進/後進、左折/右折せずに、右側の駆動輪22は操舵軸16を中心にして操舵軸16の周囲を時計廻り方向に回転する(図6白抜き矢印の反対方向)。
具体的には、図6に示すように駆動モータ30が駆動すると、モータギヤ32、駆動ギヤ26を介して駆動軸24(駆動輪22)が回転する。この駆動輪22は操舵軸16の下部に支持されているので、当該駆動輪22は操舵軸16を中心にしてその周囲を回転する。即ち、駆動輪22は、操舵軸16を中心に反時計廻り方向、或いは、時計廻り方向に回転する。
また、左側の駆動モータ30を回動させて操舵軸16を時計廻り方向に回動させると、車両12は前進/後進、左折/右折せずに、左側の駆動輪22は操舵軸16を中心にして操舵軸16の周囲を時計廻り方向に回転する(図6白抜き矢印)。尚、左側の駆動モータ30を回動させて操舵軸16を反時計廻り方向に回動させると、車両12は前進/後進、左折/右折せずに、左側の駆動輪22は操舵軸16を中心にして操舵軸16の周囲を反時計廻り方向に回転する(図6白抜き矢印の反対方向)。
具体的には、図6に示すように駆動モータ30が駆動すると、モータギヤ32、駆動ギヤ26を介して駆動軸24(駆動輪22)が回転する。この駆動輪22は、操舵軸16の下部に支持されているので、当該駆動輪22は操舵軸16を中心にしてその周囲を回転する。即ち、駆動輪22は、操舵軸16を中心に時計廻り方向或いは反時計廻り方向に回転する。このように、車両舵取り装置10は、車両12の前進/後進、左折/右折することなく、単独で両駆動輪22を同一方向或いは反同一方向任意の位置に指向させることができる。
次に、解除クラッチ36と固定クラッチ38のON/OFFによる駆動輪22の、別の動作を図7、図8を参照して詳しく説明を行う。尚、図7、図8に示すように解除クラッチ36がON、固定クラッチ38もONしている状態の説明を行う。
係るプーリーギヤ18が前述の如き解除クラッチ36に固定されて、当該解除クラッチ36がONしている場合、解除クラッチ36が設けられた操舵軸16とプーリーギヤ18は連結され、タイミングベルト34により一対の操舵軸16は連動回転状態となる。また、挟持板39が固定板17を固定している固定クラッチ38のONしている場合、固定クラッチ38が設けられた操舵軸16は、本体14に固定され、回転不可状態となる。即ち、両操舵軸16はタイミングベルト34にて連動回転状態となり、右側のプーリーギヤ18と操舵軸16は解除クラッチ36にて固定され、右側の操舵軸16は固定クラッチ38にて本体14に固定される。これにより、両操舵軸16の回転は阻止され、両駆動輪22のみが回転可能状態となる。
そして、前記解除クラッチ36がOFF、固定クラッチ38がOFF状態のときは両操舵軸16を単独回転させることができるので、両駆動モータ30の単独回動により駆動輪22を、例えば本体14前後に設けられた各操舵軸16(図1に図示)を通る円の中心を基準にして、各駆動輪22を円周方向に指向させることができる(図10に図示)。次に、各駆動輪22を同一円周方向に回転させると、車両12は前進/後進、左折/右折せずに、本体14の中心(各操舵軸16を通る円の中心)を基準にして円周方向に回転させることができる。
次に、車両舵取り装置10にて車両12の姿勢変更、前進/後進、横方向に移動、斜行を図9乃至図16を参照して順に説明を行う。尚、車両12には前後に一対の操舵軸16(駆動輪22)が設けられているものとする。また、本体14前後に設けられ、二対の操舵軸16を対角に結んだ対角線を、以降操舵軸16の対角線と称し、対角線上の交点を本体14の中心点Oと称す。
先ず、車両12の姿勢変更を図9乃至図12を参照して説明を行う。即ち、車両12の姿勢変更は、運転者が操作スイッチ50を操作して解除クラッチ36をOFF、固定クラッチ38をOFF、車両旋回スイッチをONにすると、制御装置46は、図9に示すように各駆動モータ30を駆動させて各駆動輪22を回転させ、各操舵軸16の対角線の延長線上に各駆動輪22を位置させる。
詳しくは、解除クラッチ36がOFF、固定クラッチ38がOFFで車両旋回スイッチがONになった場合、制御装置46は各駆動モータ30をそれぞれ駆動する。そして、制御装置46は、前右側の駆動モータ30の駆動力で、前右側の駆動輪22を支持する操舵軸16を中心に反時計廻り方向に回転させる。このとき、制御装置46は、予めプログラムされたデータとエンコーダ40が検出したデータとから、駆動輪22の接地点(図中黒丸印)を両操舵軸16の対角線の延長線上に位置するまで回動させる。
また、前左側の駆動モータ30の駆動力で、前左側の駆動輪22を支持する操舵軸16を中心に時計廻り方向に回転させる。このとき、制御装置46は、予めプログラムされたデータとエンコーダ40が検出したデータとから、駆動輪22の接地点(図中黒丸印)を両操舵軸16の対角線の延長線上に位置するまで回動させる。また、後右側の駆動モータ30の駆動力で、後右側の駆動輪22を支持する操舵軸16を中心に時計廻り方向に回転させる。このとき、制御装置46は、予めプログラムされたデータとエンコーダ40が検出したデータとから、駆動輪22の接地点(図中黒丸印)を両操舵軸16の対角線の延長線上に位置するまで回動させる。
更に、後左側の駆動モータ30の駆動力で、後左側の駆動輪22を支持する操舵軸16を中心に反時計廻り方向に回転させる。このとき、制御装置46は、予めプログラムされたデータとエンコーダ40が検出したデータとから、駆動輪22の接地点(図中黒丸印)を両操舵軸16の対角線の延長線上に位置するまで回動させる。係る制御装置46は、前後の各駆動輪22を一度に回転させて、各駆動輪22を操舵軸16の対角線上に位置させるようにしても差し支えない。そして、操舵軸16の対角線上に各駆動輪22が位置したら運転者は車両旋回スイッチ(操作スイッチ50)をOFFにする。
そして、図10に示すように、各駆動輪22が操舵軸16の対角線上に位置した状態で、運転者が操作スイッチ50を操作して解除クラッチ36をON、固定クラッチ38をONすると、これによりプーリーギヤ18と操舵軸16、操舵軸16と本体14とが固定されて2対の操舵軸16が回転しないように固定される。次に、車両旋回スイッチ(操作スイッチ50)を前方に倒す、言い換えると、各駆動輪22が操舵軸16の対角線上に位置した状態で、車両旋回スイッチ(操作スイッチ50)を前方に倒すと、制御装置46は例えば各駆動輪22を反時計廻り方向(図中黒矢印)に回転するように各駆動モータ30を回転させる。
これによって、図11に示すように、車両12は前進/後進、左折/右折せずに、本体14の中心点Oを中心にして、その位置で反時計廻り方向に回転すると共に、任意の指向位置まで回転(車両12の姿勢変更)させることができる(実施例では本体14を90度反時計廻り方向に回転させている)。係る車両旋回スイッチ(操作スイッチ50)が後方に倒されると、制御装置46は例えば各駆動輪22を時計廻り方向(図中反黒矢印)に回転するように各駆動モータ30を回転させられるように構成されている。尚、車両12の姿勢変更後は、車両旋回スイッチ(操作スイッチ50)がOFFされて、駆動輪22が本体14の前進/後進状態に戻される。
次に、前記車両12の前進/後進を図12を参照して説明する。尚、車両12の各駆動輪22は前後方向に走行できるように指向しているものとする。また、解除クラッチ36はON、固定クラッチ38はOFFしているものとする。即ち、車両12を前進(図中上方)させる場合、運転者が主コントローラ48を前方に倒すと、制御装置46は一対の操舵軸16の内の右側の操舵軸16が反時計廻り方向、左側の操舵軸16が時計廻り方向になるように各駆動モータ30を回動させる。
このとき、両駆動輪22は車両12を前進させる方向に回転するが、両駆動輪22の前進により右側の操舵軸16は、反時計廻り方向に回転する応力が働き、左側の操舵軸16は、駆動輪22の前進により時計廻り方向に回転する応力が働く。このとき、両操舵軸16はプーリーギヤ18に掛けられたタイミングベルト34によって相互に突っ張るので、両操舵軸16が回転することなく、車両12は前進する。
また、主コントローラ48を後方に倒すと、制御装置46は各駆動モータ30を回動させて車両12を後進させる(図12白抜き矢印)。この場合、両駆動輪22は車両12を後進させる方向に回転するが、右側の操舵軸16は、駆動輪22の後進により時計廻り方向に回転する応力が働き、左側の操舵軸16は、駆動輪22の後進により反時計廻り方向に回転する応力が働く。
このときも、両操舵軸16はプーリーギヤ18に掛けられたタイミングベルト34によって相互に突っ張るので、両操舵軸16が回転することなく、車両12を後進させることができる。尚、車両12の左折及び右折を行う場合、前述した如き主コントローラ48を斜め右前方、斜め左前方、斜め右後方、斜め左後方に倒せば、制御装置46は左右の駆動輪22に速度差を発生させて、車両12は主コントローラ48が倒された方向に左折或いは右折する。
次に、前記車両12の横方向移動を図13、図14を参照して説明を行う。尚、車両12の各駆動輪22は前後方向に走行できるように指向しているものとする。また、解除クラッチ36はON、固定クラッチ38はOFFしているものとする。即ち、車両12を横移動させる場合、運転者により操作スイッチ50(斜行スイッチ)が操作されると、制御装置46は両操舵軸16の中間を中心にして各駆動輪22が同一方向に回転(実施例では時計廻り方向に回転)するように各駆動モータ30を回転させる。そして、制御装置46は、予めプログラムされたデータとエンコーダ40が検出したデータとから、各駆動輪22の方向が車両12の前進方向に対して、直交方向に指向させた後各駆動モータ30の回転を停止する。
即ち、一対の操舵軸16はタイミングベルト34にて連結されているので、制御装置46にて駆動モータ30が駆動され、操舵軸16が同一方向に回転(図13白抜き矢印)すると、タイミングベルト34が回転して、車両12は前進/後進、左折/右折せず、一対の駆動輪22は各操舵軸16の周囲を時計廻り方向に回転する(図13黒矢印)。これによって、本体14の姿勢はそのままで、駆動輪22だけが車両12の前進方向に対して直交方向に指向される。そして、主コントローラ48を前方に倒すと、制御装置46は駆動輪22が指向した方向(右方向)に車両12を走行させると共に、主コントローラ48を後方に倒すと、制御装置46は駆動輪22が指向した方向(左方向)に車両12を走行させる(図14白抜き矢印)。
次に、前記車両12の斜行を図15、図16を参照して説明を行う。尚、車両12の各駆動輪22は前後方向に走行できるように指向しているものとする。また、解除クラッチ36はON、固定クラッチ38はOFFしているものとする。即ち、車両12を斜行(図中右上方から左下方)させる場合、運転者により操作スイッチ50(斜行スイッチ)が操作されると、制御装置46は両操舵軸16の中間を中心にして各駆動輪22が同一方向に回転(実施例では時計廻り方向に回転)するように各駆動モータ30を回転させる。そして、制御装置46は、予めプログラムされたデータとエンコーダ40が検出したデータとから、各駆動輪22の方向が車両12の前進方向に対して、所定の斜行角度に指向させた後各駆動モータ30の回転を停止する。
即ち、制御装置46は、予めプログラムされたデータとエンコーダ40が検出したデータとから、駆動輪22の方向が車両12の前進方向に対して、所定角度(実施例では約45度)指向させた後駆動モータ30の回転を停止する。尚、エンコーダ40が各操舵軸16の回転位置を検出し、検出したデータを元に各操舵軸16を制御装置46が制御するため、以降エンコーダ40が各操舵軸16の回転位置を検出する旨の説明は省略する。
この場合、両操舵軸16はプーリーギヤ18に設けられたタイミングベルト34にて連結されているので、制御装置46にて操舵軸16が同一方向に回転(図15白抜き矢印)するように駆動輪22を回転させると、前述同様車両12は前進/後進、左折/右折せず、駆動輪22だけが各操舵軸16の周囲を時計廻り方向に所定角度回転する(図15黒矢印)。これによって、本体14の姿勢はそのままで、駆動輪22だけが車両12の前進方向に対して所定の角度方向に指向される。そして、主コントローラ48を前方に倒すと、制御装置46は駆動輪22が指向した斜め前方(右上方向)に車両12を走行させると共に、主コントローラ48を後方に倒すと、制御装置46は駆動輪22が指向した斜め後方(左下方向)に車両12を走行させる(図16白抜き矢印)。これにより、車両12の斜行舵取り操作を容易に行うことが可能となる。
次に、図17には本発明の他の実施例の車両舵取り装置10を示している。該車両舵取り装置10は、前述の実施形態と略同じ構成を有している。以下、異なる部分について説明する。尚、前述の実施の形態と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。車両舵取り装置10は、図17に示すように本体14前部に前述同様一対の操舵軸16が設けられており、後部には前記一対の駆動輪22の代わりにキャスター54が設けられている。該キャスター54は、前記本体14の下面側(駆動輪22側の面)に設けられると共に、一対の操舵軸16の略中心に位置して設けられている。
そして、前述の如き解除クラッチ36をOFF、主コントローラ48を前方、或いは、後方に倒し、車両旋回スイッチ(操作スイッチ50)をONにして両駆動輪22を回転させる。次に制御装置46にて、両操舵軸16とキャスター54の回転軸56とから形成される3角形の中心を中心点Oとして、円周上に駆動輪22の接地点を位置させた後、解除クラッチ36をONする。この場合、制御装置46は自動的に解除クラッチ36をONするように構成されている。
これにより、車両12は前進/後進、左折/右折せずに、本体14の中心点Oを中心にして、その位置で反時計廻り方向に回転させられると共に、任意の指向位置まで回転(車両12の姿勢変更)させることができる。尚、この場合は予め3角形の中心が本体14の中心点Oとなるように、一対の操舵軸16とキャスター54が本体14に配設されているものとする。係る実施例2では、本体14前部に一対の駆動輪22が設けられ、後部にキャスター54が設けられている。
また、車両12の前進/後進を行う場合、運転者は操作スイッチ50を操作して解除クラッチ36をOFF、主コントローラ48と車両旋回スイッチをON(操作スイッチ50を操作)して両駆動輪22を本体14の前進方向に平行になるように回転させた後、操作スイッチ50を操作して解除クラッチ36をONする。係るキャスター54は自由に進行方向が変わるので、運転者が主コントローラ48を前方、或いは、後方に倒せば、制御装置46は前述の如き、駆動モータ30を駆動して車両12を前進させると共に、後進させる。
同様に、運転者により車両12を横方向に進行させる場合、運転者により操作スイッチ50(斜行スイッチ)が操作されると、制御装置46は各操舵軸16を中心にして両駆動輪22が同一方向に回転するように駆動モータ30を回転させる。そして、制御装置46は、駆動輪22の方向を車両12の前進方向に対して、直交方向或いは、所定角度に指向させた後、駆動モータ30の回転を停止する。これにより、車両12を進行方向に対して横方向に移動、或いは、進行方向に対して斜行させることもできる。このように、本体14後部には一対の駆動モータ30を備えた駆動輪22の代わりにキャスター54を設けているだけなので、車両舵取り装置10を備えた車両12のコストを大幅に低減させることができる。これにより、実施例1同様車両12の舵取り操作を容易に行うことが可能となる。
次に、図18には本発明の他の実施例の車両舵取り装置10を示している。該車両舵取り装置10は、前述の実施形態と略同じ構成を有している。以下、異なる部分について説明する。尚、前述の実施の形態と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。車両舵取り装置10は、図18に示すように本体14前部に前述同様一対の操舵軸16が設けられており、後部には本体14前部の駆動モータ30を備えた、一対の駆動装置の内の一方の駆動装置(単一の駆動装置)が設けられている。そして、後部に設けられた単一の操舵軸16は、前記本体14の後部に設けられた一対の操舵軸16の、略中心に位置して設けられている。
詳しくは、本体14後部に設けられた操舵軸16の上部には前述同様のプーリーギヤ18と解除クラッチ36が設けられると共に、本体14の上面に固定クラッチ38が設けられている。また、操舵軸16の下部に設けられた駆動軸軸受け28に駆動輪22の駆動軸24が回動自在に支持されると共に、この駆動軸24に駆動輪22が固定されている。即ち、実施例3では、駆動モータ30にて駆動される駆動輪22が本体14の前部に2ヶ所、後部に1ヶ所、合計3ヶ所設けられている。
該本体14後部の操舵軸16は、本体14前部に設けられた右側の操舵軸16と同様、解除クラッチ36のON/OFFによりプーリーギヤ18と操舵軸16とを固定/解除できると共に、固定クラッチ38のON/OFFにより操舵軸16と本体14とを固定/解除できるように構成されている。また、本体14前部に設けられた一対のプーリーギヤ18と、後部に設けられた単一のプーリーギヤ18にはタイミングベルト34が張架されている。これにより、各操舵軸16を中心に駆動輪22を連動して同一方向に回動できるようになっている。
そして、運転者が操作スイッチ50を操作して、本体14の前部と後部に設けられた解除クラッチ36をOFF、主コントローラ48と車両旋回スイッチ(操作スイッチ50)を操作して各駆動輪22を回転させる。このとき、車両12(本体14)は、本体14前部に設けられた一対の操舵軸16と、本体14後部に設けられた単一の操舵軸16とから形成される3角形の中心を中心点Oとして、円周上に駆動輪22の接地点を位置させた後、本体14の前部と後部に設けられた解除クラッチ36をONにする。この場合、制御装置46は自動的に解除クラッチ36をONするように構成されている。
これにより、車両12は前進/後進、左折/右折せずに、本体14の中心点Oを中心にして、その位置で反時計廻り方向に回転させられると共に、任意の指向位置まで回転(車両12の姿勢変更)させることができる。詳しくは、本体14前部に設けられた一対の操舵軸16と、本体14後部に設けられた単一の操舵軸16はタイミングベルト34にて連結されると共に、各操舵軸16はこのタイミングベルト34により突っ張っていて、それぞれ独自の方向に回転することがないので、制御装置46にて操舵軸16が同一方向に回転するように駆動輪22を回転させると、前述同様車両12は前進/後進、左折/右折せず、駆動輪22だけが各操舵軸16の周囲を時計廻り方向に回転する。
これによって、本体14の姿勢はそのままで、駆動輪22だけが車両12の前進方向に対して所定の角度方向に指向される。そして、主コントローラ48を前方に倒すと、制御装置46は駆動輪22が指向した斜め前方に車両12を走行させると共に、主コントローラ48を後方に倒すと、制御装置46は駆動輪22が指向した斜め後方に車両12を走行させる。尚、この場合も前述同様に予め本体14前部に設けられた一対の操舵軸16と、本体14後部に設けられた単一の操舵軸16とから形成される3角形の中心が本体14の中心点Oとなるように、一対の操舵軸16と単一の操舵軸16が設置されているものとする。
また、車両12の前進/後進を行う場合、運転者は操作スイッチ50を操作して本体14前部に設けた解除クラッチ36と、本体14後部に設けた解除クラッチ36をOFF、主コントローラ48と車両旋回スイッチ(操作スイッチ50)をONして両駆動輪22を本体14の前進方向に平行になるように回転させた後、解除クラッチ36をONする。係る3個の操舵軸16はタイミングベルト34にて連結されると共に、各操舵軸16はこのタイミングベルト34により突っ張っていて、それぞれ独自の方向に回転することがないので、主コントローラ48を前方、或いは、後方に倒せば、制御装置46は前述の如き、駆動モータ30を駆動して車両12を前進させると共に、後進させる。
そして、同様に、前述したように、車両12を進行方向に対して横方向に進行させられるとともに、車両12を進行方向に対して斜行させることもできる。このように、実施例3では、本体14前部に一対の駆動輪22を設けると共に、後部に単一の駆動装置を設けている。これにより、車両舵取り装置10を備えた車両12のコストを低減させることができると共に、単一の駆動装置を設けているので、キャスター54を設けた場合に対して更に大きい、重い荷物を車両12で運搬することができる。これにより、実施例1乃至実施例2同様車両12の舵取り操作を容易に行うことが可能となる。
次に、図19には本発明の他の実施例の車両舵取り装置10を示している。該車両舵取り装置10は、前述の実施形態と略同じ構成を有している。以下、異なる部分について説明する。尚、前述の実施の形態と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。車両舵取り装置10は、図19に示すように前述した一対の操舵軸16を備えた駆動装置が本体14前部の左右に所定の間隔を存してそれぞれ設けられると共に、本体14後部にも左右に所定の間隔を存して一対の操舵軸16を備えた駆動装置がそれぞれ設けられている。
即ち、実施例4では、本体14の4隅近傍に一対の操舵軸16を備えた駆動装置を設けている。そして、図示しないがこれら駆動装置に設けられた各プーリーギヤ18はそれぞれタイミングベルト34にて連結されると共に、各プーリーギヤ18には解除クラッチ36、各操舵軸16には固定クラッチ38が設けられている。この場合、各駆動軸24全体を連動させるタイミングベルト34を設けず、制御装置46には車両12は前進/後進、左折/右折せずに、その位置で反時計廻り方向或いは時計廻り方向に回転させるプログラムが記憶されている。
即ち、制御装置46は、予めメモリに記憶させたデータにより各駆動輪22を操舵軸16の対角線上に位置させて、本体14の中心点Oを中心にして円周方向に自動的に指向させる。そして、主コントローラ48を前方或いは後方に倒せば、車両12は前進/後進、左折/右折せずに、その位置で反時計廻り方向或いは時計廻り方向に回転させることができる。
この場合、運転者が操作スイッチ50にて各解除クラッチ36のON/OFF、及び、各固定クラッチ38のON/OFF、及び、各車両旋回スイッチのON/OFFなどを行わなくても、各解除クラッチ36、各固定クラッチ38は制御装置46にてそれぞれ制御することにより、車両12をその位置で反時計廻り方向或いは時計廻り方向に自動で回転できるようになっている。尚、解除クラッチ36は、操舵軸16の全数よりも1個少なくしても、実施例1乃至実施例3同様車両12の舵取り操作を容易に行うことができる。
また、車両12をその位置で回転させる場合、前述同様運転者が一部手動操作を行っても差し支えない。即ち、運転者が車両12をその位置で回転させる場合、前述の如き各駆動輪22を操舵軸16の対角線上に位置させた後、各駆動輪22を本体14の中心点Oを中心にして円周方向に指向させる。そして、主コントローラ48を前方或いは後方に倒せば車両12をその位置で反時計廻り方向或いは時計廻り方向に回転させることができ、実施例1乃至実施例3同様車両12の舵取り操作を容易に行うことができる。
また、操作スイッチ50は、各駆動輪22の単独回転、或いは、各駆動輪22を同一回転方向、又は、反同一回転方向に回転させられるようになっている。これにより、本体14前部及び後部に一対の駆動装置を設けた場合の荷物の運搬に対して、それより大きく重い荷物を車両12(荷台)にて運搬することができ、車両舵取り装置10を備えた車両12の汎用性を大幅に向上させることができる。尚、車両12の前進、行進及び横方向への進行は、前記実施例同様に行えるため、詳細な説明は省略する。
このように、車両12の本体14に回動自在に保持された少なくとも一対の操舵軸16と、各操舵軸16にそれぞれ設けられた駆動輪22と、各駆動輪22を独立して回転駆動するためにそれぞれ設けられた駆動モータ30と、各操舵軸16を連動して回動させるためのタイミングベルト34と、このタイミングベルト34による各操舵軸16の連動を解除するための解除クラッチ36と、少なくとも一方の操舵軸16を本体14に固定するための固定クラッチ38とを備えているので、本体14の前部と後部に設けられた一対の駆動輪22を、本体14の中心点Oを基準にして駆動輪22を円周方向任意の位置に指向させることができる。
そして、タイミングベルト34にて各操舵軸16を連動状態にすると共に、固定クラッチ38にて一方の操舵軸16を本体14に固定した状態で、本体14の中心点Oを基準に駆動モータ30にて駆動輪22を同一方向に回動させれば、本体14を移動させずに、その位置で任意の方向に指向(回転)させることができる。これにより、車両12の方向変換スペースも殆ど必要とせず、本体14の中心位置を移動させずに、その位置で自由な方向に指向させることができる。従って、従来の車両舵取り装置10に対して、車両12を大幅に小廻りさせることができるので、狭い場所でも車両12の方向転換を容易に行うことができ、対向する平行な荷物積み降ろし場所での、荷物の積み降ろし作業を大幅に向上させることが可能となる。
また、車両12の本体14に回動自在に保持された3個以上の操舵軸16と、各操舵軸16にそれぞれ設けられた駆動輪22と、各駆動輪22を独立して回転駆動するためにそれぞれ設けられた駆動モータ30と、各操舵軸16を連動して回動させるためのタイミングベルト34と、このタイミングベルト34による各操舵軸16の連動を解除するための解除クラッチ36と、少なくとも一つの操舵軸16を本体14に固定するための固定クラッチ38とを備えたので、駆動輪22を3個設けた場合は車両舵取り装置10の低コスト化を図ることができると共に、駆動輪22を4個以上設けた場合は大きくて重量の重い荷物を車両12(荷台)に載置することができる。これにより、車両12にて運搬する荷物量及び荷物の重量に対応した車両舵取り装置10を提供することができる。
また、車両舵取り装置10には、各駆動輪22が指向する方向を検出するためのエンコーダ40を備えているので、制御装置46は各駆動輪22の指向方向を確実、且つ、極めて正確に検出することができる。これにより、本体14を任意の指向方向に確実に進行させることが可能となる。従って、車両舵取り装置10は車両12を移動させたい方向に確実に移動させることができる。
特に、車両舵取り装置10に各駆動輪22の方向角度を検出するためのエンコーダ40を備えているので、車両舵取り装置10に制御装置46を設け、この制御装置46に車両12の進行方向をプログラムして記憶させておけば、車両舵取り装置10の自動運転も可能になる。従って、車両舵取り装置10の利便性を極めて向上させることができる。
尚、実施の形態では、駆動輪22が本体14の略4隅に位置するように操舵軸16を設けたが、各駆動輪22を対角線に結ぶ中心、或いは、各駆動輪22が配置された中心が本体14の略中心に位置させることができ、安定して本体14を支えられれば、操舵軸16は4隅近傍に限られるものでない。
また、右側の操舵軸16に解除クラッチ36及び固定クラッチ38を設けたが、車両12は前進/後進、左折/右折せずに、本体14の中心点Oを中心にして、その位置で反時計廻り方向、或いは、時計廻り方向に回転させることができれば、解除クラッチ36及び固定クラッチ38は、右側の操舵軸16以外の操舵軸16に設けても差し支えない。勿論本発明は、上記各実施形態のみに限定されるものではなく、この発明の範囲を逸脱することなく他の様々な変更を行っても本発明は有効である。
本発明の一実施例を示す車両舵取り装置を備えた車両の概略平面図である(実施例1)。 本発明の一実施例を示す車両舵取り装置の概略正面図である。 本発明の一実施例を示す車両舵取り装置の制御回路を示すブロック図である。 図2の車両舵取り装置の概略正面模式図である。 本発明の一実施例を示す車両舵取り装置の概略正面図である。 同図5の車両舵取り装置の概略正面模式図である。 本発明の一実施例を示す車両舵取り装置の概略正面図である。 同図7の車両舵取り装置の概略正面模式図である。 本体の中心点を中心にした円周上に各駆動輪を指向させている状態を示す図である。 本体の中心点を中心に反時計廻り方向に回転させている車両の概略平面図である。 同図10の本体を90度回転させた状態で前進/後進させている状態を示す車両の概略平面図である。 同図10の本体を90度回転させずに前進/後進させている状態を示す車両の概略平面図である。 本体に対して駆動輪を直交方向に指向させた状態を示す車両の概略平面図である。 駆動輪を本体に対して直交方向に指向させて、車両を横方向に進行させている当該車両の概略平面図である。 駆動輪を本体に対して右上斜め45度に指向させている車両の概略平面図である。 同図15の本体に対して右上斜め45度指向させた駆動輪により、車両を斜行させている状態を示す当該車両の概略平面図である。 本体の前部に一対の駆動軸、本体の後部に単一の駆動軸(キャスター)を設けた車両の概略平面図である(実施例2)。 本体の前部に一対の駆動軸、本体の後部に単一の駆動軸を設けた車両の概略平面図である(実施例3)。 本体の4隅近傍に、それぞれ一対の駆動軸を設けた車両の概略平面図である(実施例4)。
符号の説明
10 車両舵取り装置
12 車両
14 本体
16 操舵軸
17 固定板
18 プーリーギヤ
19 ベアリング
20 本体軸受け
22 駆動輪
24 駆動軸
26 駆動ギヤ
28 駆動軸軸受け
30 駆動モータ(駆動源)
32 モータギヤ
34 タイミングベルト(連動装置)
36 解除クラッチ(連動解除手段)
38 固定クラッチ(固定手段)
39 挟持板
40 エンコーダ(方向検出手段)
42 バッテリー
46 制御装置
48 主コントローラ
50 操作スイッチ
54 キャスター
56 回転軸

Claims (3)

  1. 車両の本体に回動自在に保持された少なくとも一対の操舵軸と、
    各操舵軸にそれぞれ設けられた駆動輪と、
    各駆動輪を独立して回転駆動するためにそれぞれ設けられた駆動源と、
    前記各操舵軸を連動して回動させるための連動装置と、
    該連動装置による各操舵軸の連動を解除するための連動解除手段と、
    前記少なくとも一方の操舵軸を前記本体に固定するための固定手段とを備えたことを特徴とする車両舵取り装置。
  2. 車両の本体に回動自在に保持された三個以上の操舵軸と、
    各操舵軸にそれぞれ設けられた駆動輪と、
    各駆動輪を独立して回転駆動するためにそれぞれ設けられた駆動源と、
    前記各操舵軸を連動して回動させるための連動装置と、
    該連動装置による各操舵軸の連動を解除するための連動解除手段と、
    前記少なくとも一つの操舵軸を前記本体に固定するための固定手段とを備えたことを特徴とする車両舵取り装置。
  3. 前記各駆動輪が指向する方向を検出するための方向検出手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両舵取り装置。
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