JP6891840B2 - 印刷装置、制御方法、及び、プログラム - Google Patents

印刷装置、制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本明細書の開示は、印刷装置、制御方法、及び、プログラムに関する。
基材とセパレータとを含むテープ部材に文字、図形等を印刷し、印刷済みのテープ部材を切断することでラベルを作成するラベルプリンタが知られている。ラベルプリンタには、テープ部材を完全に切断するフルカッターに加えて、ハーフカッターを有するものがある。ハーフカッターを備えるラベルプリンタは、例えば、特許文献1に記載されていて、テープ部材の先端付近でハーフカットを行うことで、セパレータから基材が剥がしやすいラベルを作成することができる。
特開2004−216692号公報
ところで、印刷長によっては、印刷中にテープ部材がハーフカットを行う位置に到達してしまうことがある。そのような場合、従来のラベルプリンタでは、テープ部材がハーフカットを行う位置まで到達すると印刷と搬送の両方を一度停止してハーフカットを行い、その後、印刷と搬送を再開する、といった制御が行われる。
しかしながら、印刷の途中で搬送を停止すると、印刷位置に僅かなずれが生じ、その結果、印刷抜け、印字ムラ等によって印刷品位が低下してしまう虞がある。以上のような実情を踏まえ、本発明の一側面に係る目的は、ハーフカットに起因する印刷品位の低下を防止する技術を提供することである。
本発明の一態様に係る印刷装置は、テープ部材を搬送する搬送ローラと、前記テープ部材に印刷を行う印刷ヘッドと、前記テープ部材にハーフカットを行うハーフカッターと、印刷データに基づいて、前記印刷と前記ハーフカットのどちらを先行して行うかを決定する決定部と、制御部と、を備え、前記決定部は、前記印刷データに基づいて、印刷長または印刷開始領域から最終の印刷ラインまでの距離を算出し、算出された前記印刷長または前記印刷開始領域から最終の印刷ラインまでの距離に基づいて、前記印刷開始領域から印刷を開始した場合に、当該印刷中に前記テープ部材のハーフカット位置が前記ハーフカッターのカッター位置に到達すると判断した場合には、前記ハーフカットを先行して行うと決定し、前記制御部は、前記決定部により前記ハーフカットを先行して行うと決定された場合、前記ハーフカットが行われた後に、前記テープ部材の前記印刷開始領域が前記印刷ヘッドのヘッド位置に到達するまで前記テープ部材を排出口に排出する方向とは逆方向に搬送させるように前記搬送ローラを制御し、前記決定部により前記印刷を先行して行うと決定された場合、前記印刷が行われた後に、前記テープ部材のハーフカット位置が前記ハーフカッターのカッター位置に到達するまで前記テープ部材を搬送させるように前記搬送ローラを制御し、前記印刷ヘッドは、前記テープ部材の前記逆方向への搬送により前記印刷開始領域が前記ヘッド位置に到達した後に、前記テープ部材に印刷を行う。
本発明の一態様に係る制御方法は、印刷装置の制御方法であって、印刷データに基づいて、印刷長または印刷開始領域から最終の印刷ラインまでの距離を算出し、算出された前記印刷長または前記印刷開始領域から最終の印刷ラインまでの距離に基づいて、前記印刷開始領域から印刷を開始した場合に、当該印刷中にテープ部材のハーフカット位置がハーフカッターのカッター位置に到達すると判断した場合には、前記テープ部材への印刷より、前記テープ部材への前記ハーフカットを先行して行うと決定し、前記ハーフカットを先行して行うと決定された場合、テープ部材にハーフカットを行い、前記ハーフカットが行われた後に、前記テープ部材の前記印刷開始領域が前記印刷装置の印刷ヘッドの位置に到達するまで前記テープ部材を排出口に排出する方向とは逆方向に搬送し、前記印刷を先行して行うと決定された場合、前記テープ部材に印刷を行い、前記印刷が行われた後に、前記テープ部材のハーフカット位置が前記ハーフカッターのカッター位置に到達するまで、前記テープ部材を搬送し、前記テープ部材の前記逆方向への搬送により前記印刷開始領域が前記印刷ヘッドの前記位置に到達した後に、前記テープ部材に印刷を行う。
本発明の一態様に係るプログラムは、印刷装置のコンピュータに、印刷データに基づいて、印刷長または印刷開始領域から最終の印刷ラインまでの距離を算出させる処理、算出された前記印刷長または前記印刷開始領域から最終の印刷ラインまでの距離に基づいて、前記印刷開始領域から印刷を開始した場合に、当該印刷中にテープ部材のハーフカット位置がハーフカッターのカッター位置に到達すると判断した場合には、前記テープ部材への印刷より、前記テープ部材への前記ハーフカットを先行して行うと決定させる処理、前記ハーフカットを先行して行うと決定された場合に、前記印刷装置のハーフカッターが、前記テープ部材にハーフカットを実行した後に、前記印刷装置の搬送ローラに、前記テープ部材の前記印刷開始領域が前記印刷装置の印刷ヘッドの位置に到達するまで前記テープ部材を排出口に排出する方向とは逆方向に搬送させる処理、前記印刷を先行して行うと決定された場合に、前記印刷が行われた後に、前記搬送ローラに、前記テープ部材のハーフカット位置が前記ハーフカッターのカッター位置に到達するまで前記テープ部材を搬送させる処理、前記テープ部材の前記逆方向への搬送により前記印刷開始領域が前記印刷ヘッドの前記位置に到達すると、前記テープ部材に印刷を行う処理、を実行させる。
上記の態様によれば、ハーフカットに起因する印刷品位の低下を防止する技術を提供することができる。
蓋4を閉じた状態における印刷装置1の平面図である。 蓋4を開けた状態における印刷装置1の平面図である。 媒体アダプタ20の斜視図である。 被印刷媒体40の構成を説明するための図である。 感熱テープ42の構成を説明するための図である。 印刷装置1のハードウェア構造を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る処理のフローチャートの一例である。 図7に示す処理の各工程における感熱テープ42の状態を説明するための図である。 第2の実施形態に係る処理のフローチャートの一例である。 図9に示す処理の各工程における感熱テープ42の状態を説明するための図である。 第3の実施形態に係る処理のフローチャートの一例である。 図11に示す処理の各工程における感熱テープ42の状態を説明するための図である。 第4の実施形態に係る処理のフローチャートの一例である。 図13に示す処理の各工程における感熱テープ42の状態を説明するための図である。
図1は、蓋4を閉じた状態における印刷装置1の平面図である。図2は、蓋4を開けた状態における印刷装置1の平面図である。以下、図1及び図2を参照しながら、印刷装置1の構成について説明する。
印刷装置1は、被印刷媒体40が有する感熱テープ42に印刷を行うラベルプリンタである。以降では、感熱テープ42を使用する感熱方式のラベルプリンタを例にして説明するが、印刷方式は特に限定しない。印刷装置1は、インクリボンを使用する熱転写方式のラベルプリンタであってもよい。また、印刷装置1は、インクジェットプリンタ、レーザプリンタなどであってもよい。また、印刷装置1は、シングルパス(ワンパス)方式で印刷を行ってもよく、マルチパス(スキャン)方式で印刷を行ってもよい。
印刷装置1は、図1に示すように、装置筐体2と、入力部3と、開閉自在な蓋4と、窓5と、表示部6と、を備えている。また、図示しないが、装置筐体2には、電源コード接続端子、外部機器接続端子、記憶媒体挿入口等が設けられている。
入力部3は、装置筐体2の上面に設けられている。入力部3は、入力キー、十字キー、変換キー、決定キーなどの種々のキーを備える。蓋4は、装置筐体2上に配置されている。利用者は、ボタン4aを押下してロック機構を解除することで、図2に示すように、蓋4を開けることができる。蓋4には、蓋4が閉じた状態でも印刷装置1に被印刷媒体40が収容されているか否かを目視で確認可能とするために、窓5が形成されている。また、蓋4は、表示部6を有している。
表示部6は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(electro-luminescence)ディスプレイなどである。表示部6は、入力部3からの入力に対応する文字等、各種設定のための選択メニュー、各種処理に関するメッセージ等、を表示する。なお、表示部6はタッチパネル付きのディスプレイであってもよく、入力部3の一部として機能しても良い。
装置筐体2は、図2に示すように、蓋4の下方に、媒体アダプタ収容部2aと、プラテンローラ7と、サーマルヘッド8を備えている。媒体アダプタ収容部2aには、被印刷媒体40を収容した媒体アダプタ20が収容される。また、装置筐体2は、さらに、感熱テープ42が排出される排出口2bとサーマルヘッド8の間に、フルカッター9と、ハーフカッター10と、フォトセンサ11を備えている。ハーフカッター10、フルカッター9、フォトセンサ11は、排出口2b側から、この順番で配設されている。なお、媒体アダプタ20及び被印刷媒体40については、後述する。
プラテンローラ7は、感熱テープ42を搬送する搬送ローラである。プラテンローラ7は、搬送用モータ32(図6参照)の回転により回転する。搬送用モータ32は、例えば、ステッピングモータ、直流(DC)モータなどである。プラテンローラ7は、媒体アダプタ20から繰り出された感熱テープ42をサーマルヘッド8との間に狭持しながら回転することで、感熱テープ42を搬送方向に搬送する。
サーマルヘッド8は、感熱テープ42に印刷を行う印刷ヘッドである。サーマルヘッド8は、感熱テープ42の搬送方向に直交する主走査方向に配列された複数の発熱素子8a(図6参照)を有し、発熱素子8aで感熱テープ42を加熱することにより一ラインずつ印刷を行う。
フルカッター9は、感熱テープ42にフルカットを行う切断装置であり、感熱テープ42を切断してテープ片を作成する。なお、フルカットとは、感熱テープ42を構成する層の全てを感熱テープ42の幅方向に沿って切断する動作のことである。
ハーフカッター10は、感熱テープ42にハーフカットを行う切断装置であり、感熱テープ42に切れ目を入れる。なお、ハーフカットとは、感熱テープ42のうちの後述するセパレータL1(図5参照)以外の層を幅方向に沿って切断する動作のことである。
フォトセンサ11は、感熱テープ42の先端を検出するために、感熱テープ42の搬送路上に配置されたセンサである。フォトセンサ11は、例えば、発光素子と受光素子を備えている。発光素子は、例えば、発光ダイオードであり、受光素子は、例えば、フォトダイオードである。フォトセンサ11は、発光素子から出射した光の反射光を受光素子で検出し、後述する制御回路12(図6参照)へ信号を出力する。制御回路12は、例えば、受光素子で検出した反射光量の変化に基づいて、感熱テープ42の先端を検出する。なお、フォトセンサ11は発光素子から出射した光の反射光を検出するフォトリフレクタに限らない。フォトセンサ11は、発光素子と受光素子が対向して配置されたフォトインタラプタであってもよい。
図3は、媒体アダプタ20の斜視図である。図4は、被印刷媒体40の構成を説明するための図である。図5は、感熱テープ42の構成を説明するための図である。以下、図3から図5を参照しながら、媒体アダプタ20及び被印刷媒体40の構成について説明する。
媒体アダプタ20は、被印刷媒体40を収容するための媒体アダプタであり、利用者が被印刷媒体40を交換できるように、被印刷媒体40を収容する。つまり、媒体アダプタ20は、利用者が媒体アダプタ20に対して被印刷媒体40を出し入れすることを前提に設計されている。
媒体アダプタ20は、図3に示すように、アダプタ本体21と、アダプタ本体21に対して開閉自在に取り付けられたアダプタ蓋22と、を備えている。被印刷媒体40は、アダプタ本体21とアダプタ蓋22とで区画された媒体アダプタ20の内部空間内に収容される。
また、媒体アダプタ20は、被印刷媒体40が有する感熱テープ42のテープ幅に合わせて設計されている。媒体アダプタ20が収容すべき感熱テープ42のテープ幅は、アダプタ本体21の領域21aに表示されている。この例では、媒体アダプタ20は、テープ幅6mmのテープ用の媒体アダプタである。
印刷装置1では、被印刷媒体40を収容した媒体アダプタ20が印刷装置1に収容されることで、被印刷媒体40が印刷装置1に収容される。なお、印刷装置1は、異なるテープ幅に対応した媒体アダプタを収容することができる。印刷装置1は、具体的には、例えば、図3に示す6mmのテープ用の媒体アダプタ20の他に、9mmのテープ用の媒体アダプタ、12mmのテープ用の媒体アダプタ、18mmのテープ用の媒体アダプタなどを収容することができる。
被印刷媒体40は、図4に示すように、紙管41と、感熱テープ42と、バラけ防止シート43と、アテンションシート44を備えている。
紙管41は、感熱テープ42が巻きつけられた円筒部材であり、中空部分41aを有している。感熱テープ42は、長手方向に巻かれて円筒形状を有した印刷用のテープ部材であり、中空部分42aを有するように巻かれている。バラけ防止シート43は、感熱テープ42の円環形状の側面の一方(側面42c)に貼り付けられた粘着シートである。アテンションシート44は、感熱テープ42の円環形状の側面の他方(側面42b)に貼り付けられた粘着シートである。
紙管41は、感熱テープ42の中空部分42aに設けられる。紙管41は、円筒部材であり、被印刷媒体40が媒体アダプタ20に収容された状態では、紙管41の中空部分41aに、アダプタ本体21の底面に形成された突出部が挿通される。紙管41は、感熱テープ42がプラテンローラ7により搬送されているときに、被印刷媒体40を傷めることなく、被印刷媒体40を媒体アダプタ20の内部でスムーズに回転させるのに有用である。
感熱テープ42は、例えば、図5に示すような5層構造を有している。即ち、セパレータL1と、粘着層L2と、基材L3と、発色層L4と、保護層L5とがこの順に積層されている。セパレータL1は粘着層L2を覆うように剥離可能に基材L3に貼り付けられている。セパレータL1の材料は、例えば、紙であるが、紙に限らず、PET(ポリエチレンテレフタレート)であってもよい。粘着層L2は、基材L3に塗布された粘着材である。基材L3の材料は、例えば、有色のPETである。発色層L4は、熱エネルギーの加熱により発色する感熱発色層である。保護層L5の材料は、例えば、透明なPETである。
感熱テープ42の構成は、図5に示す構成に限らない。例えば、感熱テープ42は、保護層L5を有さず、発色層L4が露出したものであってもよい。
感熱テープ42は、紙管41に巻きつけられた状態では、紙管41に応じた形状を有する。つまり、感熱テープ42は円筒形状を有し、両側面(側面42b、側面42c)は円環形状を有する。
バラけ防止シート43は、感熱テープ42の形状を維持するための粘着シートである。感熱テープ42は湿度変化により膨張することがある。しかしながら、バラけ防止シート43を感熱テープ42の側面42cに貼り付けることで、膨張に伴う感熱テープ42の形状変化、つまり、感熱テープ42がバラけしてしまうこと、を抑制することができる。また、バラけ防止シート43は、被印刷媒体40の落下等により感熱テープ42に衝撃が加わった場合にも、形状変化を抑制することができる。
バラけ防止シート43は、開口部43aと、粘着面43bと、を有している。開口部43aは、紙管41の中空部分41aと同じ大きさであるか、又は、紙管41の中空部分41aよりも大きい。バラけ防止シート43は、開口部43aが感熱テープ42の中空部分42aに対向するように側面42cに貼り付けられる。また、バラけ防止シート43は、感熱テープ42の側面42cを覆うような大きさを有することが望ましい。つまり、バラけ防止シート43は、側面42cよりも大きいことが望ましい。これにより、感熱テープ42全体を粘着面で保持することができるため、形状をより確実に維持することができる。
また、バラけ防止シート43の形状は、側面42cの形状に近似した形状であることが望ましい。つまり、側面42cが円環形状であれば、バラけ防止シート43も円環形状を有することが望ましい。これにより、感熱テープ42の形状維持に貢献しない領域を小さくすることができるため、バラけ防止シート43の大きさを小さくすることができる。また、粘着面の露出も少なくなるため、バラけ防止シート43への塵、埃などの付着も抑えることができる。
アテンションシート44は、被印刷媒体40の種類(より厳密には、感熱テープ42の種類)を示す粘着シートである。感熱テープ42には、テープ幅、及び、被印刷面の色の違いにより、様々な種類が存在する。アテンションシート44には、種類を特定するための情報が含まれているため、アテンションシート44を感熱テープ42の側面42bに貼り付けることで、利用者は被印刷媒体40の種類を容易に特定することが可能となる。
アテンションシート44は、開口部44aと、粘着面44bと、を有している。開口部44aは、感熱テープ42の中空部分42aよりも小さく、さらに、紙管41の中空部分41aよりも小さい。アテンションシート44は、開口部44aが感熱テープ42の中空部分42aに対向するように側面42bに貼り付けられる。また、アテンションシート44は、例えば、被印刷媒体40の販売時など、少なくとも被印刷媒体40の使用が開始される前においては、感熱テープ42の側面42bよりも小さいことが望ましい。より詳細には、アテンションシート44の面積は、感熱テープ42の側面42bの面積よりも小さいことが望ましい。これにより、感熱テープ42の側面42bのうちアテンションシート44に覆われる領域が小さくなるため、感熱テープ42の残量の確認が容易になる。
紙管41、バラけ防止シート43、アテンションシート44の材料は、紙に限らない。ただし、これらの部材が紙製であれば、感熱テープ42を使い切った使用済みの被印刷媒体40を可燃ゴミとして捨てることができる。このため、紙管41、バラけ防止シート43、アテンションシート44の材料は、紙であることが望ましい。
図6は、印刷装置1のハードウェア構造を示すブロック図である。印刷装置1は、上述した構成要素に加えて、図6に示すように、制御回路12、ROM(Read Only Memory)13、RAM(Random Access Memory)14、表示駆動回路15、ヘッド駆動回路16、サーミスタ17、搬送用モータ駆動回路31、搬送用モータ32、エンコーダ33、カッターモータ駆動回路34、カッターモータ35、テープ幅検出スイッチ36を備える。
制御回路12は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサを含む制御部である。制御回路12は、ROM13に格納されているプログラムをRAM14に展開し実行することで、印刷装置1の各部の動作を制御する。
ROM13には、プログラム、プログラムの実行に必要な各種データ(例えば、フォント等)が格納されている。RAM14は、プログラムの実行に用いられるワークメモリである。なお、印刷装置1での処理に用いられるプログラム及びデータを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体には、ROM13、RAM14のような、物理的な(非一時的な)記録媒体が含まれる。
表示駆動回路15は、液晶表示ドライバ回路、有機EL表示ドライバ回路である。表示駆動回路15は、RAM14に格納されている表示データに基づいて表示部6を制御する。
ヘッド駆動回路16は、制御回路12の制御下において、印刷データと制御信号に基づいてサーマルヘッド8が有する発熱素子8aへの通電を制御する。サーマルヘッド8は、主走査方向に配列された複数の発熱素子8aを有する印刷ヘッドである。サーマルヘッド8は、発熱素子8aで感熱テープ42を加熱することにより一ラインずつ印刷を行う。サーミスタ17は、サーマルヘッド8に埋め込まれている。サーミスタ17は、サーマルヘッド8の温度を測定する。
搬送用モータ駆動回路31は、制御回路12の制御下で、搬送用モータ32を駆動する。搬送用モータ32は、例えばステッピングモータであってもよく、直流(DC)モータであってもよい。搬送用モータ32は、プラテンローラ7を回転させる。なお、搬送用モータ32は、搬送用モータ駆動回路31の制御下で、感熱テープ42を繰り出す方向である正方向だけではなく、感熱テープ42を巻戻す方向である逆方向にも回転する。
プラテンローラ7は、搬送用モータ32の駆動力によって回転し、感熱テープ42の長手方向(副走査方向、搬送方向)に沿って、感熱テープ42を搬送する搬送ローラである。プラテンローラ7は、搬送用モータ32が正方向に回転しているときには、媒体アダプタ20から感熱テープ42を繰り出し、搬送用モータ32が逆方向に回転しているときには、媒体アダプタ20から繰り出されている感熱テープ42を巻戻す。
つまり、印刷装置1において、制御回路12は、搬送用モータ駆動回路31を介して搬送用モータ32を制御することで、プラテンローラ7を制御する制御部である。
エンコーダ33は、搬送用モータ32又はプラテンローラ7の駆動量(回転量)に応じて信号を制御回路12へ出力する。エンコーダ33は、搬送用モータ32の回転軸に設けられていてもよく、プラテンローラ7の回転軸に設けられていてもよい。制御回路12は、エンコーダ33からの信号に基づいて感熱テープ42の搬送量を特定することができる。
なお、搬送用モータ32がステッピングモータである場合には、制御回路12は、搬送用モータ32を駆動する搬送用モータ駆動回路31へ入力した信号(入力パルス数)に基づいて搬送量を特定してもよい。従って、搬送用モータ32がステッピングモータである場合には、エンコーダ33は省略されてもよく、制御回路12は、搬送用モータ駆動回路31へ入力した信号(入力パルス数)に基づいて搬送量を特定してもよい。
カッターモータ駆動回路34は、制御回路12の制御下において、カッターモータ35を駆動する。フルカッター9は、カッターモータ35の動力によって動作し、感熱テープ42を切断し、テープ片を作成する。ハーフカッター10は、カッターモータ35の動力によって動作し、感熱テープ42のうちのセパレータL1以外の層(L2−L4)を切断する。
テープ幅検出スイッチ36は、媒体アダプタ20の形状に基づいて媒体アダプタ20に収容されている感熱テープ42の幅を検出するためのスイッチであり、媒体アダプタ収容部2aに設けられている。テープ幅検出スイッチ36は、媒体アダプタ収容部2aに複数設けられている。異なるテープ幅に対応する媒体アダプタ20は、複数のテープ幅検出スイッチ36をそれぞれ異なる組み合わせで押下するように構成されている。これにより、制御回路12が、押下されたテープ幅検出スイッチ36の組み合わせから、媒体アダプタ20の種類を特定し、媒体アダプタ20に収容されている感熱テープ42の幅(テープ幅)を検出する。
[第1の実施形態]
図7は、印刷装置1が行う第1の実施形態に係る処理のフローチャートの一例である。図8は、図7に示す処理の各工程における感熱テープ42の状態を説明するための図である。以下、図7及び図8を参照しながら、印刷装置1が行う処理について具体的に説明する。
印刷装置1では、印刷命令が入力されると、制御回路12は、例えば、ROM13に格納されているプログラムをRAM14に読み出して実行することで図7に示す処理を開始する。図8(a)は、図7に示す処理開始時における感熱テープ42の状態を示している。この状態では、感熱テープ42の先端42Tは、フルカッター9のカッター位置(以降、フルカッター位置と記す。)に位置している。
なお、図8中の“フル”は、フルカッター位置を示している。“ハーフ”は、ハーフカッター10のカッター位置(以降、ハーフカッター位置と記す。)を示している。“ヘッド”は、サーマルヘッド8のヘッド位置を示している。
制御回路12は、まず、感熱テープ42のハーフカット位置がハーフカッター位置に到達するまで、プラテンローラ7に感熱テープ42を搬送させる(ステップS1)。ハーフカット位置とは、感熱テープ42の領域のうちハーフカットが行われる領域の位置のことをいう。ハーフカットがセパレータL1から基材L3を剥がしやすくするために行われる場合であれば、ハーフカット位置は、感熱テープ42の先端42Tから所定距離にある位置である。この所定距離は、例えば数mm程度である。
印刷装置1では、図2に示すように、ハーフカッター10は、フルカッター9の搬送方向下流側に位置する。このため、ステップS1では、制御回路12は、搬送用モータ駆動回路31を制御してプラテンローラ7を正回転させることで、ハーフカット位置をハーフカッター位置まで搬送する。即ち、制御回路12は、ハーフカットが行われる前に、感熱テープ42のハーフカット位置がハーフカッター10のカッター位置に到達するまで感熱テープ42を正方向へ搬送させる。図8(b)は、ステップS1の搬送終了時における感熱テープ42の状態を示している。
搬送が終了すると、制御回路12は、ハーフカッター10が感熱テープ42にハーフカットを行うように、カッターモータ駆動回路34を制御する(ステップS2)。図8(c)は、ステップS2のハーフカット終了時における感熱テープ42の状態を示している。
ハーフカットが行われると、その後、制御回路12は、感熱テープ42の印刷開始領域がサーマルヘッド8のヘッド位置に到達するまで、プラテンローラ7に感熱テープ42を逆搬送させる(ステップS3)。即ち、制御回路12は、印刷開始領域がヘッド位置に到達するまで、感熱テープ42を排出口に排出する方向とは逆方向に搬送させるようにプラテンローラ7を制御する。印刷開始領域とは、感熱テープ42の印刷領域のうち、感熱テープ42の先端42Tに最も近い領域のことをいう。また、印刷領域とは、感熱テープ42の領域のうちサーマルヘッド8により印刷が行われる領域のことをいう。印刷開始領域と感熱テープ42の先端42Tの間の領域は、印刷が行われない領域である。印刷開始領域とハーフカット位置の間の領域は、ラベルの余白となる領域である。
ハーフカット位置がハーフカッター位置にある図8(c)に示す状態では、印刷開始領域は、サーマルヘッド8の搬送方向下流側に位置する。このため、ステップS3では、制御回路12は、搬送用モータ駆動回路31を制御してプラテンローラ7を逆回転させることで、印刷開始領域をヘッド位置まで搬送する。図8(d)は、ステップS3の搬送終了時における感熱テープ42の状態を示している。
搬送が終了すると、制御回路12は、印刷制御を行う(ステップS4)。ここでは、制御回路12は、プラテンローラ7が正回転して感熱テープ42を搬送しながら、サーマルヘッド8が印刷データに基づいて印刷を行うように、搬送用モータ駆動回路31とヘッド駆動回路16を制御する。即ち、サーマルヘッド8は、感熱テープ42の逆方向への搬送により印刷開始領域がヘッド位置に到達した後に、感熱テープ42に印刷を行う。図8(e)は、ステップS4の印刷終了時における感熱テープ42の状態を示している。
印刷が行われると、その後、制御回路12は、感熱テープ42のフルカット位置がフルカッター位置に到達するまで、プラテンローラ7に感熱テープ42を搬送させる(ステップS5)。フルカット位置とは、感熱テープ42の領域のうちフルカットが行われる領域の位置のことをいう。フルカット位置は、例えば、印刷領域の後端からラベルの余白の長さだけ離れた位置である。
印刷が終了した図8(e)に示す状態では、フルカット位置は、フルカッター9の搬送方向上流側に位置する。このため、ステップS5では、制御回路12は、搬送用モータ駆動回路31を制御してプラテンローラ7を正回転させることで、フルカット位置をフルカッター位置まで搬送する。図8(f)は、ステップS5の搬送終了時における感熱テープ42の状態を示している。
搬送が終了すると、制御回路12は、フルカッター9が感熱テープ42にフルカットを行うように、カッターモータ駆動回路34を制御する(ステップS6)。これにより、感熱テープ42が切断され、連続媒体である感熱テープ42から分離したテープ片であるラベルが作成される。図8(g)は、ステップS6のフルカット終了時における感熱テープ42の状態を示している。
以上のように、図7に示す処理では、印刷を行う前にハーフカットが先に行われるため、印刷の途中で搬送を停止することなく印刷を行うことができる。このため、印刷装置1によれば、図7に示す処理を行うことで、ハーフカットに起因する印刷品位の低下を防止することができる。
さらに、図7に示す処理では、ハーフカット後に、印刷開始領域がヘッド位置に到達するまでプラテンローラ7が逆回転する。これにより、作成されるラベルの先端の余白量を調整することができる。このため、印刷装置1によれば、図7に示す処理を行うことで、過度に大きな余白を有するラベルが生成されることを防止することが可能であり、感熱テープ42の無駄な消費を防止することができる。
なお、図8では、印刷長PL1がサーマルヘッド8とハーフカッター10の間の距離よりも十分に長い場合を例に説明したが、図7に示す処理によって得られる印刷品位の低下を防止する効果は、印刷長PL1に依存しない。印刷装置1は、図7に示す処理を行うことで、印刷長が短い場合であっても長い場合であっても、同様に高い印刷品位を実現することができる。
また、フルカッター9がハーフカッター10の搬送方向上流側に位置する場合を例に説明したが、フルカッター9とハーフカッター10の位置関係はこの例に限らない。ハーフカッター10がフルカッター9の搬送方向上流側に位置してもよい。その場合、図7に示すステップS1において、制御回路12は、搬送用モータ駆動回路31を制御してプラテンローラ7を逆回転させることで、ハーフカット位置をハーフカッター位置まで搬送してもよい。
[第2の実施形態]
図9は、第2の実施形態に係る処理のフローチャートの一例である。図10は、図9に示す処理の各工程における感熱テープ42の状態を説明するための図である。図9に示す処理は、印刷データに基づいて印刷とハーフカットのどちらを先行して行うか決定する点が、図7に示す処理とは異なっている。以下、図8から図10を参照しながら、印刷装置1が行う処理について具体的に説明する。
印刷装置1では、印刷命令が入力されると、制御回路12は、例えば、ROM13に格納されているプログラムをRAM14に読み出して実行することで図9に示す処理を開始する。図10(a)は、図8(a)と同じであり、図9に示す処理開始時における感熱テープ42の状態を示している。この状態では、感熱テープ42の先端42Tは、フルカッター位置に位置している。
制御回路12は、まず、印刷データを取得し(ステップS11)、印刷データに基づいて印刷長を算出する(ステップS12)。
なお、印刷長とは、印刷装置1によって作成されるラベルの長さのことであり、より詳細には、テープ片のうちセパレータL1から剥がして使用される成果物としての長さのことである。テープ片の先端付近においてハーフカットが行われる場合であれば、例えば、図8(g)及び図10(g)に示すように、ハーフカット位置とフルカット位置との間の距離が、印刷長(印刷長PL1、印刷長PL2)である。
印刷長が算出されると、制御回路12は、算出された印刷長に基づいて、ハーフカットを先行して行うか否かを決定する(ステップS13)。印刷開始領域から印刷を開始した場合、印刷中にハーフカット位置がハーフカット位置に到達するか否かは、印刷長に依存する。印刷長から印刷中にハーフカット位置がハーフカット位置に到達しないと判断できる場合には、印刷を先に行った場合であっても印刷の途中で印刷が停止することはない。このため、ステップS13では、印刷長から印刷中にハーフカット位置がハーフカット位置に到達しないと判断できる場合には、印刷を先行して行うと決定し、ハーフカット位置がハーフカット位置に到達すると判断できる場合には、ハーフカットを先行して行うと決定してもよい。
ハーフカットを先行して行うと決定されると(ステップS13YES)、制御回路12は、ステップS14からステップS17、ステップS22及びステップS23の処理を行う。これらの処理は、図7に示すステップS1からステップS6の処理と同様であり、各処理後における感熱テープ42の状態は、図8(b)から図8(g)に示すとおりである。
一方、ハーフカットを先行して行わない、つまり、印刷を先行して行う、と決定されると(ステップS13NO)、制御回路12は、感熱テープ42の印刷開始領域がサーマルヘッド8のヘッド位置に到達するまで、プラテンローラ7に感熱テープ42を逆搬送させる(ステップS18)。
感熱テープ42の先端42Tがフルカッター位置にある図10(a)に示す状態では、印刷開始領域は、サーマルヘッド8の搬送方向下流側に位置する。このため、ステップS18では、制御回路12は、搬送用モータ駆動回路31を制御してプラテンローラ7を逆回転させることで、印刷開始領域をヘッド位置まで搬送する。図10(b)は、ステップS18の搬送終了時における感熱テープ42の状態を示している。
搬送が終了すると、制御回路12は、印刷制御を行う(ステップS19)。ここでは、制御回路12は、プラテンローラ7が正回転して感熱テープ42を搬送しながら、サーマルヘッド8が印刷データに基づいて印刷を行うように、搬送用モータ駆動回路31とヘッド駆動回路16を制御する。図10(c)は、ステップS19の印刷終了時における感熱テープ42の状態を示している。
印刷が行われると、その後、制御回路12は、感熱テープ42のハーフカット位置がハーフカッター位置に到達するまで、プラテンローラ7に感熱テープ42を搬送させる(ステップS20)。
印刷が終了した図10(c)に示す状態では、ハーフカット位置は、ハーフカッター10の搬送方向上流側に位置する。このため、ステップS20では、制御回路12は、搬送用モータ駆動回路31を制御してプラテンローラ7を正回転させることで、ハーフカット位置をハーフカッター位置まで搬送する。図10(d)は、ステップS20の搬送終了時における感熱テープ42の状態を示している。
搬送が終了すると、制御回路12は、ハーフカッター10が感熱テープ42にハーフカットを行うように、カッターモータ駆動回路34を制御する(ステップS21)。図10(e)は、ステップS21のハーフカット終了時における感熱テープ42の状態を示している。
ハーフカットが行われると、その後、制御回路12は、感熱テープ42のフルカット位置がフルカッター位置に到達するまで、プラテンローラ7に感熱テープ42を搬送させる(ステップS22)。
ハーフカットが終了した図10(e)に示す状態では、フルカット位置は、フルカッター9の搬送方向上流側に位置する。このため、ステップS22では、制御回路12は、搬送用モータ駆動回路31を制御してプラテンローラ7を正回転させることで、フルカット位置をフルカッター位置まで搬送する。図10(f)は、ステップS22の搬送終了時における感熱テープ42の状態を示している。
搬送が終了すると、制御回路12は、フルカッター9が感熱テープ42にフルカットを行うように、カッターモータ駆動回路34を制御する(ステップS23)。これにより、感熱テープ42が切断され、連続媒体である感熱テープ42から分離したテープ片であるラベルが作成される。図10(g)は、ステップS23のフルカット終了時における感熱テープ42の状態を示している。
以上のように、図9に示す処理でも、図7に示す処理と同様に、印刷の途中で搬送を停止することなく印刷を行うことができる。このため、印刷装置1によれば、図9に示す処理を行うことで、ハーフカットに起因する印刷品位の低下を防止することができる。
また、図9に示す処理は、印刷開始前に、印刷開始領域がヘッド位置に到達するまでプラテンローラ7が逆回転する点も、図7に示す処理と同様である。このため、印刷装置1によれば、図9に示す処理を行うことで、図7に示す処理を行った場合と同様に、過度に大きな余白を有するラベルが生成されることを防止することが可能であり、感熱テープ42の無駄な消費を防止することができる。
さらに、図9に示す処理では、印刷データに基づいて印刷とハーフカットのどちらを先行して行うかが決定される。例えば、図10(g)に示すように印刷長PL2が短い場合には、印刷がハーフカットよりも先行して行われる。これにより、ラベル作成までに要する逆搬送量を小さくすることが可能であり、無駄な搬送を防止することができる。このため、印刷装置1によれば、図9に示す処理を行うことで、ラベル作成時間を短縮することができる。
なお、図9のステップS13では、印刷長に基づいてハーフカットを先行して行うか否かを決定する例を示したが、ハーフカットを先行して行うか否かは印刷データに基づいて決定すればよい。例えば、印刷長の代わりに、印刷データから印刷開始領域から最終の印刷ラインまでの距離(図8(g)の距離PL1a、図10(g)の距離PL2aなど)を算出し、その距離に基づいてハーフカットを先行して行うか否かを決定してもよい。この場合、印刷の途中で搬送停止が生じるか否かをより正しく判断することができる。従って、例えば、印刷領域の後半部分に空白行が多数含まれる場合であっても、印刷とハーフカットのどちらを先行して行うべきかを適切に判断することが可能であり、無駄な搬送を防止することができる。
[第3の実施形態]
図11は、第3の実施形態に係る処理のフローチャートの一例である。図12は、図11に示す処理の各工程における感熱テープ42の状態を説明するための図である。図11に示す処理は、印刷長によらず印刷をハーフカットよりも先行して行う点が、図9に示す処理とは異なっている。以下、図10から図12を参照しながら、印刷装置1が行う処理について具体的に説明する。
印刷装置1では、印刷命令が入力されると、制御回路12は、例えば、ROM13に格納されているプログラムをRAM14に読み出して実行することで図11に示す処理を開始する。図12(a)は、図10(a)と同じであり、図11に示す処理開始時における感熱テープ42の状態を示している。この状態では、感熱テープ42の先端42Tは、フルカッター位置に位置している。
制御回路12は、まず、印刷データを取得し(ステップS31)、印刷データに基づいて印刷長を算出する(ステップS32)。これらの処理は、図9に示すステップS11及びステップS12の処理と同様である。
その後、制御回路12は、感熱テープ42の印刷開始領域がサーマルヘッド8のヘッド位置に到達するまで、プラテンローラ7に感熱テープ42を逆搬送させる(ステップS33)。
感熱テープ42の先端42Tがフルカッター位置にある、図10(a)及び図12(a)に示す状態では、印刷開始領域は、サーマルヘッド8の搬送方向下流側に位置する。このため、ステップS33では、制御回路12は、搬送用モータ駆動回路31を制御してプラテンローラ7を逆回転させることで、印刷開始領域をヘッド位置まで搬送する。図10(b)及び図12(b)は、ステップS33の搬送終了時における感熱テープ42の状態を示している。
搬送が終了すると、制御回路12は、印刷制御を行う(ステップS34)。ここでは、制御回路12は、プラテンローラ7が正回転して感熱テープ42を搬送しながら、サーマルヘッド8が印刷データに基づいて印刷を行うように、搬送用モータ駆動回路31とヘッド駆動回路16を制御する。図10(c)及び図12(c)は、ステップS34の印刷終了時における感熱テープ42の状態を示している。
印刷が行われると、その後、制御回路12は、ステップS32で算出した印刷長が所定長さよりも長いか否かを判定する(ステップS35)。ここで、所定長さは、例えば、サーマルヘッド8とハーフカッター10の間の距離である。
印刷長が所定長さよりも長い場合には(ステップS35YES)、図12(c)に示すように印刷終了時にハーフカット位置がハーフカッター位置よりも搬送方向下流側に位置することになる。この場合、制御回路12は、ハーフカット位置がハーフカッター位置に到達するまで、プラテンローラ7を逆回転させて、プラテンローラ7に感熱テープ42を逆搬送させる(ステップS36)。図12(d)は、ステップS36の搬送終了時における感熱テープ42の状態を示している。
一方、印刷長が所定長さ以下の場合には(ステップS35NO)、図10(c)に示すように印刷終了時にハーフカット位置がハーフカッター位置よりも搬送方向上流側に位置することになる。この場合、制御回路12は、ハーフカット位置がハーフカッター位置に到達するまで、プラテンローラ7を正回転させて、プラテンローラ7に感熱テープ42を搬送させる(ステップS37)。図10(d)は、ステップS37の搬送終了時における感熱テープ42の状態を示している。
搬送が終了すると、制御回路12は、ハーフカッター10が感熱テープ42にハーフカットを行うように、カッターモータ駆動回路34を制御する(ステップS38)。図10(e)及び図12(e)は、ステップS21のハーフカット終了時における感熱テープ42の状態を示している。
ハーフカットが行われると、その後、制御回路12は、感熱テープ42のフルカット位置がフルカッター位置に到達するまで、プラテンローラ7に感熱テープ42を搬送させる(ステップS39)。
ハーフカットが終了した図10(e)及び図12(e)に示す状態では、フルカット位置は、フルカッター9の搬送方向上流側に位置する。このため、ステップS39では、制御回路12は、搬送用モータ駆動回路31を制御してプラテンローラ7を正回転させることで、フルカット位置をフルカッター位置まで搬送する。図10(f)及び図12(f)は、ステップS39の搬送終了時における感熱テープ42の状態を示している。
搬送が終了すると、制御回路12は、フルカッター9が感熱テープ42にフルカットを行うように、カッターモータ駆動回路34を制御する(ステップS40)。これにより、感熱テープ42が切断され、連続媒体である感熱テープ42から分離したテープ片であるラベルが作成される。図10(g)及び図12(g)は、ステップS40のフルカット終了時における感熱テープ42の状態を示している。
以上のように、図11に示す処理でも、図7及び図9に示す処理と同様に、印刷の途中で搬送を停止することなく印刷を行うことができる。このため、印刷装置1によれば、図11に示す処理を行うことで、ハーフカットに起因する印刷品位の低下を防止することができる。
また、図11に示す処理は、印刷開始前に、印刷開始領域がヘッド位置に到達するまでプラテンローラ7が逆回転する点も、図7及び図9に示す処理と同様である。このため、印刷装置1によれば、図11に示す処理を行うことで、過度に大きな余白を有するラベルが生成されることを防止することが可能であり、感熱テープ42の無駄な消費を防止することができる。
[第4の実施形態]
図13は、第4の実施形態に係る処理のフローチャートの一例である。図14は、図13に示す処理の各工程における感熱テープ42の状態を説明するための図である。図13に示す処理は、複数枚のラベルを作成するための連続印刷が行われる点が、図7に示す処理とは異なっている。以下、図13及び図14を参照しながら、印刷装置1が行う処理について具体的に説明する。
印刷装置1では、印刷命令が入力されると、制御回路12は、例えば、ROM13に格納されているプログラムをRAM14に読み出して実行することで図13に示す処理を開始する。図14(a)は、図13に示す処理開始時における感熱テープ42の状態を示している。この状態では、感熱テープ42の先端42Tは、フルカッター位置に位置している。
制御回路12は、まず、ステップS41からステップS44の処理を行う。これらの処理は、図7に示すステップS1からステップS4の処理と同様である。図14(b)から図14(d)は、それぞれ、ステップS42、ステップS43、ステップS44の処理後における感熱テープ42の状態を示している。
その後、制御回路12は、印刷を終了するか否かを判定し(ステップS45)、印刷枚数分の印刷が終了するまで、ステップS41からステップS44の処理を繰り返す。2回目以降のステップS41では、印刷済みの印刷開始領域よりも搬送方向上流に位置するハーフカット位置(以降、第2のハーフカット位置と記す。)がハーフカッター位置に到達するまで、制御回路12はプラテンローラ7を正回転させる。即ち、制御回路12は、第2のハーフカット位置がハーフカッター位置に到達するまで、プラテンローラ7に感熱テープ42を正方向に搬送させる。図14(e)、図14(f)、図14(g)は、それぞれ、2回目のステップS42、ステップS43、ステップS44の処理後における感熱テープ42の状態を示している。
印刷が終了すると、その後、制御回路12は、感熱テープ42のフルカット位置がフルカッター位置に到達するまで、プラテンローラ7に感熱テープ42を搬送させ(ステップS46)、フルカッター9が感熱テープ42にフルカットを行うように、カッターモータ駆動回路34を制御する(ステップS47)。図14(h)は、ステップS47の処理後における感熱テープ42の状態を示している。
以上のように、図13に示す処理では、複数枚の連続印刷が行われる場合であっても、図7、図9及び図11に示す処理と同様に、印刷の途中で搬送を停止することなく印刷を行うことができる。このため、印刷装置1によれば、図13に示す処理を行うことで、ハーフカットに起因する印刷品位の低下を防止することができる。
また、図13に示す処理は、印刷開始前に、印刷開始領域がヘッド位置に到達するまでプラテンローラ7が逆回転する点も、図7、図9及び図13に示す処理と同様である。このため、印刷装置1によれば、図13に示す処理を行うことで、過度に大きな余白を有するラベルが生成されることを防止することが可能であり、感熱テープ42の無駄な消費を防止することができる。
上述した実施形態は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではない。印刷装置、制御方法、及び、プログラムは、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
上述した実施形態では、入力部3と表示部6を有する印刷装置1を例示したが、印刷装置は、入力部や表示部を有しなくてもよく、印刷データや印刷命令を印刷装置とは別の電子機器から受信してもよい。
上述した実施形態では、ハーフカット位置を印刷領域よりも搬送方向下流側に設ける例を示したが、ハーフカット位置は、印刷領域よりも搬送方向上流側に設けてもよい。つまり、フルカットによって作成されるテープ片の一方の端部近傍にハーフカットによる切れ目が入っていれば良い。
第1実施形態及び第4実施形態では、ハーフカット後に印刷を行う例を、第2実施形態では、印刷データに応じてハーフカットと印刷のどちらかを先に行うか決定する例を、第3実施形態では、印刷後にハーフカットを行う例を示している。このように、印刷装置1では、制御回路12は、印刷とハーフカットのどちらを先に行っても良い。制御回路12が、印刷又はハーフカットの一方が行われた後に、感熱テープ42が印刷又はハーフカットの他方の実施位置に到達するまでプラテンローラ7に感熱テープ42を排出口に排出する方向とは逆方向に搬送させることで、印刷の途中で搬送を停止することなく印刷を行うことが可能である。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
テープ部材を搬送する搬送ローラと、
前記テープ部材に印刷を行う印刷ヘッドと、
前記テープ部材にハーフカットを行うハーフカッターと、
前記ハーフカットが行われた後に、前記テープ部材の印刷開始領域が前記印刷ヘッドのヘッド位置に到達するまで前記テープ部材を排出口に排出する方向とは逆方向に搬送させるように前記搬送ローラを制御する制御部と、を備え、
前記印刷ヘッドは、前記テープ部材の前記逆方向への搬送により前記印刷開始領域が前記ヘッド位置に到達した後に、前記テープ部材に印刷を行う
ことを特徴とする印刷装置。
[付記2]
付記1に記載の印刷装置において、
前記制御部は、前記ハーフカットが行われる前に、前記テープ部材のハーフカット位置が前記ハーフカッターのカッター位置に到達するまで前記テープ部材を正方向へ搬送させる
ことを特徴とする印刷装置。
[付記3]
付記2に記載の印刷装置において、
前記制御部は、連続印刷を行う場合、前記印刷が行われた後に、前記印刷開始領域よりも搬送方向上流に位置する前記テープ部材の第2のハーフカット位置が前記カッター位置に到達するまで前記テープ部材を前記正方向へ搬送させる
ことを特徴とする印刷装置。
[付記4]
付記1に記載の印刷装置において、
前記制御部は、
印刷データに基づいて、前記印刷と前記ハーフカットのどちらを先行して行うかを決定し、
前記ハーフカットを先行して行う場合、前記ハーフカットが行われた後に、前記印刷開始領域が前記ヘッド位置に到達するまで前記テープ部材を前記逆方向に搬送させ、
前記印刷を先行して行う場合、前記印刷が行われた後に、前記テープ部材のハーフカット位置が前記ハーフカッターのカッター位置に到達するまで前記テープ部材を正方向に搬送させる
ことを特徴とする印刷装置。
[付記5]
テープ部材を搬送する搬送ローラと、
前記テープ部材に印刷を行う印刷ヘッドと、
前記テープ部材にハーフカットを行うハーフカッターと、
前記印刷が行われた後に、前記テープ部材のハーフカット位置が前記ハーフカッターのカッター位置に到達するまで前記テープ部材を排出口に排出する方向とは逆方向に搬送するように前記搬送ローラを制御する制御部と、を備え、
前記ハーフカッターは、前記テープ部材の前記逆方向への搬送により、前記ハーフカット位置が前記カッター位置に到達した後に、前記テープ部材にハーフカットを行う
ことを特徴とする印刷装置。
[付記6]
付記5に記載の印刷装置において、
前記制御部は、前記印刷が行われる前に、前記テープ部材の印刷開始領域が前記印刷ヘッドのヘッド位置に到達するまで前記テープ部材を前記逆方向に搬送させる
ことを特徴とする印刷装置。
[付記7]
付記5又は付記6に記載の印刷装置において、
前記制御部は、
印刷データに基づいて算出された印刷長が所定の長さより長い場合、前記印刷が行われた後に、前記ハーフカット位置が前記カッター位置に到達するまで前記テープ部材を前記逆方向に搬送させ、
前記印刷長が前記所定の長さ以下の場合、前記印刷が行われた後に、前記ハーフカット位置が前記カッター位置に到達するまで前記テープ部材を排出口に排出する正方向に搬送させる
ことを特徴とする印刷装置。
[付記8]
テープ部材を搬送する搬送ローラと、
前記テープ部材に印刷を行う印刷ヘッドと、
前記テープ部材にハーフカットを行うハーフカッターと、
前記印刷又は前記ハーフカットの一方が行われた後に、前記テープ部材が前記印刷又は前記ハーフカットの他方の実施位置に到達するまで前記テープ部材を排出口に排出する方向とは逆方向に搬送させる制御部と、を備える
ことを特徴とする印刷装置。
[付記9]
印刷装置の制御方法であって、
テープ部材にハーフカットを行い、
前記ハーフカットが行われた後に、前記テープ部材の印刷開始領域が前記印刷装置の印刷ヘッドの位置に到達するまで前記テープ部材を排出口に排出する方向とは逆方向に搬送し、
前記テープ部材の前記逆方向への搬送により前記印刷開始領域が前記印刷ヘッドの前記位置に到達した後に、前記テープ部材に印刷を行う
ことを特徴とする制御方法。
[付記10]
印刷装置の制御方法であって、
テープ部材に印刷を行い、
前記印刷が行われた後に、前記テープ部材のハーフカット位置が、前記印刷装置が備えるハーフカッターのカッター位置に到達するまで前記テープ部材を排出口に排出する方向とは逆方向に搬送し、
前記テープ部材の前記逆方向への搬送により前記ハーフカット位置が前記カッター位置に到達すると、前記テープ部材にハーフカットを行う
ことを特徴とする制御方法。
[付記11]
印刷装置のコンピュータに、
前記印刷装置のハーフカッターが、テープ部材にハーフカットを実行した後に、前記印刷装置の搬送ローラに、前記テープ部材の印刷開始領域が前記印刷装置の印刷ヘッドの位置に到達するまで前記テープ部材を排出口に排出する方向とは逆方向に搬送させる処理、
前記テープ部材の前記逆方向への搬送により前記印刷開始領域が前記印刷ヘッドの前記位置に到達すると、前記テープ部材に印刷を行う処理、
を実行させることを特徴とするプログラム。
[付記12]
印刷装置のコンピュータに、
前記印刷装置の印刷ヘッドがテープ部材に印刷を実行した後に、前記印刷装置の搬送ローラに、前記テープ部材のハーフカット位置が、前記印刷装置が備えるハーフカッターのカッター位置に到達するまで前記テープ部材を排出口に排出する方向とは逆方向に搬送させる処理、
前記テープ部材の前記逆方向への搬送により、前記ハーフカット位置が前記カッター位置に到達すると、前記ハーフカッターに前記テープ部材をハーフカットさせる処理
を実行させることを特徴とするプログラム。
1 印刷装置
7 プラテンローラ
8 サーマルヘッド
9 フルカッター
10 ハーフカッター
12 制御回路
13 ROM
14 RAM
40 被印刷媒体
42 感熱テープ
PL1、PL2 印刷長

Claims (6)

  1. テープ部材を搬送する搬送ローラと、
    前記テープ部材に印刷を行う印刷ヘッドと、
    前記テープ部材にハーフカットを行うハーフカッターと、
    印刷データに基づいて、前記印刷と前記ハーフカットのどちらを先行して行うかを決定する決定部と、
    制御部と、を備え、
    前記決定部は、
    前記印刷データに基づいて、印刷長または印刷開始領域から最終の印刷ラインまでの距離を算出し、
    算出された前記印刷長または前記印刷開始領域から最終の印刷ラインまでの距離に基づいて、前記印刷開始領域から印刷を開始した場合に、当該印刷中に前記テープ部材のハーフカット位置が前記ハーフカッターのカッター位置に到達すると判断した場合には、前記ハーフカットを先行して行うと決定し、
    前記制御部は、
    前記決定部により前記ハーフカットを先行して行うと決定された場合、前記ハーフカットが行われた後に、前記テープ部材の前記印刷開始領域が前記印刷ヘッドのヘッド位置に到達するまで前記テープ部材を排出口に排出する方向とは逆方向に搬送させるように前記搬送ローラを制御
    前記決定部により前記印刷を先行して行うと決定された場合、前記印刷が行われた後に、前記テープ部材のハーフカット位置が前記ハーフカッターのカッター位置に到達するまで前記テープ部材を搬送させるように前記搬送ローラを制御し、
    前記印刷ヘッドは、前記テープ部材の前記逆方向への搬送により前記印刷開始領域が前記ヘッド位置に到達した後に、前記テープ部材に印刷を行う
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項に記載の印刷装置において、
    前記決定部により前記ハーフカットと前記印刷のいずれかを先行して行うと決定された場合にも、前記制御部は、前記ハーフカットが行われる前に、前記テープ部材のハーフカット位置が前記ハーフカッターのカッター位置に到達するまで、前記搬送ローラに前記テープ部材を正方向へ搬送させる
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項に記載の印刷装置において、
    前記決定部は、
    前記算出された印刷長または印刷開始領域から最終の印刷ラインまでの距離が前記印刷ヘッドから前記ハーフカッターまでの距離より大きい場合、前記ハーフカットを先行して行うと決定し、
    前記算出された印刷長または印刷開始領域から最終の印刷ラインまでの距離が前記印刷ヘッドから前記ハーフカッターまでの距離より小さい場合、前記印刷を先行して行うと決定する、
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項に記載の印刷装置において、
    前記制御部は、連続印刷を行う場合、前記印刷が行われた後に、前記印刷開始領域よりも搬送方向上流に位置する前記テープ部材の第2のハーフカット位置が前記カッター位置に到達するまで、前記搬送ローラに前記テープ部材を前記正方向へ搬送させる
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 印刷装置の制御方法であって、
    印刷データに基づいて、印刷長または印刷開始領域から最終の印刷ラインまでの距離を算出し、
    算出された前記印刷長または前記印刷開始領域から最終の印刷ラインまでの距離に基づいて、前記印刷開始領域から印刷を開始した場合に、当該印刷中にテープ部材のハーフカット位置がハーフカッターのカッター位置に到達すると判断した場合には、前記テープ部材への印刷より、前記テープ部材への前記ハーフカットを先行して行うと決定し、
    前記ハーフカットを先行して行うと決定された場合、前記テープ部材にハーフカットを行い、
    前記ハーフカットが行われた後に、前記テープ部材の前記印刷開始領域が前記印刷装置の印刷ヘッドの位置に到達するまで前記テープ部材を排出口に排出する方向とは逆方向に搬送し、
    前記印刷を先行して行うと決定された場合、前記テープ部材に印刷を行い、
    前記印刷が行われた後に、前記テープ部材のハーフカット位置が前記ハーフカッターのカッター位置に到達するまで、前記テープ部材を搬送し、
    前記テープ部材の前記逆方向への搬送により前記印刷開始領域が前記印刷ヘッドの前記位置に到達した後に、前記テープ部材に印刷を行う
    ことを特徴とする制御方法。
  6. 印刷装置のコンピュータに、
    印刷データに基づいて、印刷長または印刷開始領域から最終の印刷ラインまでの距離を算出させる処理、
    算出された前記印刷長または前記印刷開始領域から最終の印刷ラインまでの距離に基づいて、前記印刷開始領域から印刷を開始した場合に、当該印刷中にテープ部材のハーフカット位置がハーフカッターのカッター位置に到達すると判断した場合には、前記テープ部材への印刷より、前記テープ部材への前記ハーフカットを先行して行うと決定させる処理、
    前記ハーフカットを先行して行うと決定された場合に、前記印刷装置のハーフカッターが、前記テープ部材にハーフカットを実行した後に、前記印刷装置の搬送ローラに、前記テープ部材の前記印刷開始領域が前記印刷装置の印刷ヘッドの位置に到達するまで前記テープ部材を排出口に排出する方向とは逆方向に搬送させる処理、
    前記印刷を先行して行うと決定された場合に、前記印刷が行われた後に、前記搬送ローラに、前記テープ部材のハーフカット位置が前記ハーフカッターのカッター位置に到達するまで前記テープ部材を搬送させる処理、
    前記テープ部材の前記逆方向への搬送により前記印刷開始領域が前記印刷ヘッドの前記位置に到達すると、前記テープ部材に印刷を行う処理、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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