JP5753415B2 - 印刷装置および印刷装置の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、長尺状の用紙に対して少なくとも用紙長手方向においてフチ無し印刷を実行可能な印刷装置および印刷装置の制御方法に関するものである。
従来、この種の印刷装置は、一般的に用紙の所望の印刷領域からはみ出して印刷を行い、その後のカット処理によって、はみ出し部分を所望の印刷領域から切り離すカット処理を行う(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の印刷装置は、この種のカット処理として、先ず、用紙の長手方向後端に印刷されたはみ出し部分と所望の印刷領域との境界をカットする。次に、次回の印刷に備えて、用紙上に残されたはみ出し部分を含む領域をカットする。このカット処理において当該印刷装置は、用紙サイズと印刷する画像サイズとから後端部のはみ出し量を求め、このはみ出し量を考慮して、2つのカット位置を決定する。なお、当該印刷装置は、前端については、用紙外にはみ出して印刷することで、フチ無し印刷を実現している。
特開2003−341161号公報
上記の印刷装置では、次回の印刷に備えて、はみ出し部分を含む領域のカットを実行する、いわゆる後カット処理を行っている。このような、後カット処理は、必ずラベルの他にごみとなる用紙片を発生させる。しかし、印刷領域のうち、はみ出し部分とされる領域に、実際には印刷ドットが存在していなかった場合、発生させる必要のない用紙片を発生させることになり、用紙を無駄に消費する。
本発明は、上記の点に鑑み、用紙長手方向におけるフチ無し印刷において、用紙の無駄な消費を抑えることのできる印刷装置および印刷装置の制御方法を提供することを課題とする。
本発明の印刷装置は、印刷データに基づいて設定された印刷領域内の、長尺状の用紙の長手方向における所定長さ分の前端領域において印刷ドットの有無を判別するドット判別部と、ドット判別部によりドット「有」と判別された場合に、前端領域の外側に隣接する余白領域を設けて印刷を行い、ドット判別部によりドット「無」と判別された場合に、余白領域を設けることなく印刷を行う印刷部と、ドット判別部によりドット「有」と判別された場合に、前端領域に含まれるカット位置において用紙を長手方向に交差する幅方向にカットし、ドット判別部によりドット「無」と判別された場合に、前端領域において用紙を幅方向にカットしないカット部と、を備えたことを特徴とする。
本発明の印刷装置の制御方法は、印刷装置が、印刷データに基づいて設定された印刷領域内の、長尺状の用紙の長手方向における所定長さ分の前端領域において印刷ドットの有無を判別するドット判別ステップと、ドット判別ステップにおいてドット「有」と判別された場合に、前端領域の外側に隣接する余白領域を設けて印刷を行い、ドット判別ステップにおいてドット「無」と判別された場合に、余白領域を設けることなく印刷を行う印刷ステップと、ドット判別ステップにおいてドット「有」と判別された場合に、前端領域に含まれるカット位置において用紙を長手方向に交差する幅方向にカットし、ドット判別ステップにおいてドット「無」と判別された場合に、前端領域において用紙を幅方向にカットしないステップと、を実行することを特徴とする。
これらの構成によれば、印刷領域の前端領域におけるカット位置を含む領域に、印刷ドットが存在している場合にのみ、前端領域の外側に隣接して余白領域を設けるため、実際に所望の領域からはみ出す印刷ドットが存在する場合にのみ用紙の不要な領域を発生させる。つまり、実際に所望の領域からはみ出す印刷ドットが存在しない場合には、用紙の不要な領域を発生させないため、フチ無し印刷において、用紙の無駄な消費を抑えることができる。なお、実際に印刷ドットを有する場合、前端領域に隣接して余白領域を設けることで、確実に印刷データの前端から用紙に印刷できるため、用紙外への印刷により装置内を汚すことがない
この場合、ドット判別部は、印刷領域内の長手方向における所定長さ分の後端領域において、印刷ドットの有無を判別し、カット部は、後端領域に含まれるカット位置において用紙を幅方向にカットすることが好ましい。
この場合、カット部は、ドット判別部により印刷領域の後端領域にドット「有」と判別された場合、当該後端領域の外側に設けられた余白領域の後端をさらにカットすることが好ましい。
これら構成によれば、印刷領域の後端部に実際に所望の領域からはみ出す印刷ドットが存在する場合にのみ、ゴミとなる用紙片を発生させることができる。
この場合、印刷部は、複数の印刷データに基づいて印刷する連続印刷を行い、ドット判別部は、各印刷データに基づく印刷領域内の前端領域および後端領域について、ドットの有無を判別することが好ましい。
この場合、印刷部は、連続印刷において、ドット判別部により隣り合う後端領域および前端領域についていずれもドット「有」と判別された場合に、当該隣り合う後端領域および前端領域に隣接する余白領域を共通して設けることが好ましい。
これらの構成によれば、連続印刷において、用紙の不要領域となる余白領域を共通化することで、無駄な用紙の消費を抑えることができる。
この場合、ドット判別部によりドット「無」と判別された場合に、前端領域より外側部分のデータを、印刷データから消去する印刷データ編集部をさらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、ドット判別部によりドット「無」と判別された場合、前端領域において、カット位置が用紙の前端に一致するためカットの必要がない
本発明の一実施形態にかかるテープ印刷装置の外観斜視図である。 テープ印刷装置の制御構成を示したブロック図である。 通常印刷の単印刷において設定される印刷領域および作成されるラベルを模式的に示した図(a)、および連続印刷において設定される印刷領域および作成されるラベルを模式的に示した図(b)である。 印刷領域における印刷ドットの有無を判別する判別対象領域を示した図である。 フチ無し印刷の単印刷において、ドット「有」と判別された場合に設定される印刷領域および作成されるラベルを模式的に示した図(a)、およびドット「無」と判別された場合に設定される印刷領域および作成されるラベルを模式的に示した図(b)である。 フチ無し印刷の単印刷において、前端判別対象領域にドット「有」と判別された場合に設定される印刷領域および作成されるラベルを模式的に示した図(a)、および後端判別対象領域にドット「有」と判別された場合に設定される印刷領域および作成されるラベルを模式的に示した図(b)である。 フチ無し印刷の連続印刷において、ドット「有」と判別された場合に設定される印刷領域および作成されるラベルを模式的に示した図(a)、およびドット「無」と判別された場合に設定される印刷領域および作成されるラベルを模式的に示した図(b)である。 フチ無し印刷の連続印刷において、前端判別対象領域にドット「有」と判別された場合に設定される印刷領域および作成されるラベルを模式的に示した図(a)、および後端判別対象領域にドット「有」と判別された場合に設定される印刷領域および作成されるラベルを模式的に示した図(b)である。 印刷処理を示したフローチャートである。
以下、添付の図面を参照し、本発明の一実施形態にかかる印刷装置および印刷装置の制御方法について説明する。なお、本実施形態では、本発明を、テープ(用紙)に対して印刷およびカットを行ってラベルを作成するテープ印刷装置に適用して説明する。また、このテープ印刷装置は、作成されたラベルの印刷面に余白を設ける「通常印刷」と、作成されたラベルの印刷面に余白を設けない「フチ無し印刷」と、を実行可能である。
図1は、本実施形態に係るテープ印刷装置1の開閉蓋21を開いた状態の外観斜視図である。図示のようにテープ印刷装置1は、装置ケース2により外郭が形成され、装置ケース2の前部上面には各種入力キーを備えたキーボード3が配置されると共に、後部上面には、その左部に開閉蓋21が取り付けられ、その右部には表示画面41が配設されている。
開閉蓋21の内側にはテープカートリッジTCを装着するためのカートリッジ装着部6が窪入形成されており、テープカートリッジTCは、開閉蓋21を開放した状態でカートリッジ装着部6に着脱可能に装着される。また、開閉蓋21にはこれを閉じた状態でテープカートリッジTCの装着/非装着を視認するための覗き窓21aが形成されている。
キーボード3には、文字キー群3a、および各種動作モード等を指定するための機能キー群3bが配列されている。文字キー群3aは、JIS配列に基づいたフルキー構成であり、操作するキー数の増加を抑えるためのシフトキーを備えるなど、一般のワードプロセッサー等と同様である。また、機能キー群3bには、[カーソル]キー、[選択]キー、[削除]キー、[印刷]キー、[連続]キー、[書式設定]キー、および[環境設定]キーなどが含まれる。
[カーソル]キーは、上下左右キー([↑],[↓],[←],[→])から成り、カーソル移動やスクロール操作を行うためのキーである。当該、[カーソル]キーの他、[選択]キーや[削除]キーは、情報入力時および各種設定時に用いられるキーである。[印刷]キーは、印刷の実行を指示するためのキーである。
[連続]キーは、同一のラベルを、複数枚印刷する連続印刷を行うためのキーである。本実施形態では、当該[連続]キーの押下により、連続印刷の設定を行い得るようになっている。なお、[連続]キーの押下により、数字等の部分だけが異なる複数のラベルを連続して印刷する連番印刷を行う構成としてもよい。
[書式設定]キーは、印刷データの編集に関する各種設定を行うためのキーである。本実施形態では、当該[書式設定]キーの押下により、余白設定を行い得るようになっている。余白設定とは、作成する単一のラベルの両端に設ける余白(以下、ラベル余白Cと称す)の長さを決めるものである。すなわち、作成されるラベルは、ユーザーが編集したラベル画像Pと、当該ラベル画像Pのテープ長方向両端に設けられるラベル余白Cと、を合わせた長さとなる(図3参照)。なお、本実施形態の余白設定では、[書式設定]キーの押下操作により、「余白無し(ラベル余白C:0mm)」、「極少(ラベル余白C:1mm)」、「少なめ(ラベル余白C:9mm)」、「ふつう(ラベル余白C:12mm)」および「多め(ラベル余白C:18mm)」のうちのいずれかが選択できるようになっている。そして、このうち「余白無し(ラベル余白C:0mm)」が選択された場合、テープ印刷装置1は、ラベルの印刷面に余白を設けない「フチ無し印刷」を実行する(後に詳述する)。また、本実施形態では、このうちの「極少(ラベル余白C:1mm)」が選択された場合、テープ印刷装置1は、ラベル画像Pの前端の外側に設けたラベル余白Cの前端をカットする。これは、ラベル余白Cの長さ(1mm)がテープ印刷装置1のカッタ−ヘッド間の距離よりも短いにも拘らず、テープ印刷装置1がテープTの逆送り機能を備えていないためである。
[環境設定]キーは、各種環境設定を行うためのキーである。本実施形態では、当該[環境設定]キーの押下により、カット方法の設定を行い得るようになっている。このカット方法の設定は、カット位置において、フルカットを実行するかハーフカットを実行するかを選択するものである。
表示画面41は、液晶ディスプレーであり、ユーザーがキーボード3を用いて入力した入力情報に基づく編集結果、および当該編集結果に基づいて生成された印刷データ等を確認したりする際に用いられる。
装置ケース2の左側部には、カートリッジ装着部6と外部とを連通するテープ排出口22が形成され、このテープ排出口22には、不図示のテープ搬送機構により送り出したテープ(テープ状部材)Tを切断するためのテープカッター23が臨んでいる。そして、テープ排出口22から印刷済みのテープTが所定長さだけ送り出され、送りを一旦停止させた状態で、この印刷済みのテープTがテープカッター23により切断されて、短冊状のラベルを作成する。
一方、カートリッジ装着部6には、ヘッドカバー61a内にサーマルタイプの印刷ヘッド7が内蔵されたヘッドユニット61と、印刷ヘッド7に対峙するプラテン駆動軸62と、後述のインクリボンRを巻き取る巻き取り駆動軸63と、後述のテープリール17の位置決め突起64とを備えている。また、カートリッジ装着部6の下側には、テープ搬送機構となるプラテン駆動軸62および巻き取り駆動軸63を回転させるテープ送りモーター26(図2参照)が内蔵されている。
テープカートリッジTCは、カートリッジケース51内部の上部中央部に、一定の幅(4mm〜48mm程度)のテープTを巻回したテープリール17と、右下部にインクリボンRを巻回したリボンリール19とを収容して構成されており、テープTとインクリボンRは同じ幅で構成されている。また、テープリール17の左下部には前記ヘッドユニット61を覆うヘッドカバー61aが差し込まれるための貫通孔55が形成されている。さらに、貫通孔55に差し込まれたヘッドユニット61と、プラテン駆動軸62に嵌合されて回転駆動するプラテンローラー53とは、テープTとインクリボンRとが重なる部分に対応して配置されている。一方、リボンリール19に近接してリボン巻き取りリール54が配置され、リボンリール19から繰り出されたインクリボンRは、ヘッドカバー61aを周回するように、リボン巻き取りリール54に巻き取られるようになっている。つまり、貫通孔55の周壁のリボン走行路を経由して、リボン巻き取りリール54に巻き取られるようになっている。
テープカートリッジTCがカートリッジ装着部6に装着されると、ヘッドカバー61aに貫通孔55が、位置決め突起64にテープリール17の中心孔が、巻き取り駆動軸63にリボン巻き取りリール54の中心孔がそれぞれ差し込まれ、テープTおよびインクリボンRを挟み込んで印刷ヘッド7がプラテンローラー53に当接して印刷が可能になる。その後、ユーザーが表示画面41の編集結果を確認しながらキーボード3により所望のテキスト(文字、数字、記号、簡易図形等のキャラクター)や画像(以下、ラベル画像Pという)を入力し、[印刷]キーの押下によって印刷が指示されると(通常印刷の場合)、テープ印刷装置1は、テープ送りモーター26によりテープカートリッジTCからテープTを繰り出し、印刷ヘッド7の発熱素子を選択的に発熱させる印字動作によりテープTに所望の印刷を行う。テープTの印刷済み部分はテープ排出口22から随時外部に送り出され、印刷を完了すると、テープ送りモーター26により、ラベル余白C分を含むテープ長さの位置までテープTの送りを行い停止する。その後、カッターモーター25(フルカッターモーター33または、ハーフカッターモーター34、図2参照)により、テープカッター23(フルカッター31またはハーフカッター32)を駆動し、テープTをその幅方向に切断する。
なお、請求項における「印刷データ」とは、入力された所望のテキスト(文字、数字、記号、簡易図形等のキャラクター)や画像の編集結果および余白設定に基づく情報を指し、「印刷領域」とは、ラベル画像Pおよびラベル余白Cから構成される(図3参照)。
一方、テープTは、裏面に粘着剤層が形成された記録テープTaと、この粘着剤層により記録テープTaに貼り付けられた剥離テープTbとから構成されている。そして、テープTは、記録テープTaを外側にし、且つ剥離テープTbを内側にしてロール状に巻回されてカートリッジケース51内に収容されている。また、テープTは、テープ種別(テープ幅、テープの地色、地模様、材質など)が異なる複数種のものが用意されており、各カートリッジケース51には、このうち1種類のテープT(およびインクリボンR)が収容されている。また、カートリッジケース51の裏面にはテープカートリッジTCの種別を特定する複数の孔(図示省略)が設けられている。また、複数の孔に対応してカートリッジ装着部6には、これらを検出するテープ識別センサー(マイクロスイッチ等)27(図2参照)が、複数設けられており、このテープ識別センサー27により複数の孔の状態を検出することで、テープ種別を判別できるようになっている。
次に、図2の制御ブロック図を参照し、テープ印刷装置1の制御構成について説明する。テープ印刷装置1は、CPU(Central Processing Unit)81、RAM(Random Access Memory)82、ROM(Read Only Memory)83、表示画面41、キーボード3、カッターモーター25、テープカッター23、テープ送りモーター26、印刷ヘッド7およびテープ識別センサー27を備えている。これらのうち、RAM82およびROM83は、CPU81とバス85を介して接続され、その他の構成要素はCPU81と直接接続されている。
CPU81は、中央処理装置であり、請求項における「ドット判別部」および「印刷データ編集部」の主要部を為す。RAM82は、CPU81と直接接続されており、CPU81が各種制御を行う際のワークエリアとして用いられる。ROM83は、CPU81が各種制御を行うための制御プログラムおよび制御情報を記憶している。制御プログラムとしては、具体的に、印刷領域において印刷・カット処理を行うための印刷・カット処理プログラム、フチ無し印刷の場合に印刷領域内の所定領域において印刷ドットの有無を判別するドット有無判別プログラム等を記憶している(図示省略)。
表示画面41は、編集結果や印刷レイアウトを表示するための表示部として機能する。キーボード3は、ユーザーが情報を入力するための入力部、編集処理を行うための編集部、各種設定を行うための設定部、などとして機能する。
カッターモーター25は、テープカッター23と接続され、切断部(カット部)として機能する。テープカッター23は、テープTをフルカットするフルカッター31およびテープTをハーフカットするハーフカッター32を有している。またカッターモーター25は、フルカッター31を駆動するフルカッターモーター33、ハーフカッター32を駆動するハーフカッターモーター34を有している。なお、ハーフカットとは、テープTのうち記録テープTaのみを切断するもので、ハーフカット実施後のテープTは、切断された記録テープTaのテープ片が未切断の剥離テープTbに貼り付けられた状態となる。
また、テープ送りモーター26および印刷ヘッド7は、テープTを搬送しながら当該テープT上に印刷を行う印刷部として機能する。また、上記のとおり、印刷ヘッド7およびテープ識別センサー27は、カートリッジ装着部6に設けられ、テープ識別センサー27は、テープカートリッジTCに収容されたテープTの種別を検出する。CPU81は、このテープ識別センサー27の検出結果に基づいて(テープ材質や幅等に基づいて)、テキストとして入力可能な行数および文字数の制限、切断可能か否かの判別、などを行う。そして、印刷指示に応じて、印刷ヘッド7、カッターモーター25、テープ送りモーター26の駆動制御を行う。
次に、図3ないし図8を参照し、本実施形態の通常印刷およびフチ無し印刷について、詳細に説明する。図3は、通常印刷において設定される印刷領域、カット位置、作成されるラベルを模式的に示した図である。同図(a)に示すように、通常印刷において1回の印刷でラベルを1枚作成する単印刷が実行される場合、ラベル画像Pの前端および後端の外側に、上記の余白設定に基づくラベル余白Cが設けられ、ラベル画像Pおよび2つのラベル余白Cを含めた領域が印刷領域Aに設定される。そして、カット位置は、印刷領域Aの後端位置に設定される。また、同図(b)に示すように、通常印刷において1回の印刷で同一のラベルを複数枚(図中では2枚の場合を示す)印刷する連続印刷が実行される場合、上記と同様の印刷領域Aが2枚分設定される。テープ印刷装置1は、印刷データに基づいて印刷を行い、印刷領域Aの後端をカットする(通常印刷・カット工程)。図示のように、本印刷によって、余白(フチ)を有するラベルが印刷枚数分作成される。
ここで、図4を参照し、フチ無し印刷において実施される印刷ドットの有無の判別について説明する。フチ無し印刷の場合、余白設定が「余白無し(ラベル余白C:0mm)」であるため、ラベル画像Pの領域が印刷領域Aに設定される。この印刷領域Aの前端位置および後端位置からそれぞれ6mm分内側の位置までの領域を、印刷ドットの有無を判別する判別対象領域Dと設定する。なお、フチ無し印刷においては、印刷領域Aの前端位置および後端位置からそれぞれ3mm分内側の位置にカット位置が設定されるため、判別対象領域Dは推定カット位置の両側にそれぞれ3mm分の領域を設けて構成されている。なお、この判別対象領域Dのうち、カット位置より外側の部分を実際のラベルとなる部分からはみ出すはみ出し領域Eとする。なお、前端位置側の判別対象領域Dを前端判別対象領域D1(前端領域)とし、後端位置側の判別対象領域Dを後端判別対象領域D2(後半領域)とする。また、前端位置側のはみ出し領域Eを前端はみ出し領域E1とし、後端位置側のはみ出し領域Eを後端はみ出し領域E2とする。また、本実施形態における所定の長さ(6mmおよび3mm)は、任意である。
テープ印刷装置1は、フチ無し印刷実行時、印刷データを参照し、この判別対象領域D(D1,D2)において印刷ドットが存在するか否かを判別する(ドット判別部)。2つの判別対象領域D(D1,D2)のうちすくなくとも一方において印刷ドットが1ドットも存在していなかった場合(ドット「無」)、印刷データから、ドット「無」と判別された判別対象領域Dからはみ見出し領域E(E1および/またはE2)におけるデータを消去する(印刷データ編集部)。そして、このように編集された印刷データに基づいて、フチ無し印刷を実行する。一方、2つの判別対象領域D(D1,D2)のいずれにおいても印刷ドットが1ドットでも存在していた場合(ドット「有」)、印刷データを編集せずにフチ無し印刷を実行する。なお、この印刷ドットの有無の判別は、所定ドット数を閾値として、判別対象領域内Dに存在する印刷ドット数が当該所定ドット数を超えるか否かで判別してもよい。
図5および図6は、フチ無し印刷の単印刷において設定される印刷領域、カット位置、作成されるラベルを模式的に示した図である。図5(a−1)は、前端判別対象領域D1および後端判別対象領域D2のいずれにおいてもドット「有」と判別された場合を示している。この場合、印刷領域Aの前端および後端の外側にそれぞれ余白領域B(前端余白領域B1および後端余白領域B2)が設けられる。この余白領域Bの長さは、装置内のテープカッター23から排出口22までの距離を超える長さとする。これは、作成されたラベル以外にごみとして排出されるラベル片が、装置内に残ってしまうことを防止するためである。一方、カット位置は、印刷領域Aの前端位置および後端位置から3mm分内側の位置、および後端余白領域B2の後端位置の3箇所に設定される。
テープ印刷装置1は、印刷領域Aの前端の外側に前端余白領域B1を設けて印刷を行い、印刷領域Aの前端位置から3mm分内側の位置をカットする(前カット工程)。そして、印刷データに基づいて印刷を進め、印刷領域Aの後端位置から所定の3mm分内側の位置をカットする(本カット工程)。そして、印刷領域Aの後端の外側に後端余白領域B2を設けて印刷を行い、後端余白領域B2の後端位置をカットする(後カット工程)。図示のように、本印刷によって、余白(フチ)を有さないフチ無しのラベルが作成さる。そしてラベルの他に、前端はみ出し領域E1におけるラベル画像Pが印刷されたラベル片が1枚、後端はみ出し領域E2におけるラベル画像Pが印刷されたラベル片が1枚、合計で2枚のラベル片が装置外に排出される。
図5(a−2)は、前端判別対象領域D1および後端判別対象領域D2のいずれにおいてもドット「無」と判別された場合を示している。この場合、印刷データから前端はみ出し領域E1および後端はみ出し領域E2におけるデータが消去され、印刷領域Aから前端はみ出し領域E1および後端はみ出し領域E2を除いた部分が実際の印刷領域aとなる。一方、カット位置は、印刷領域aの後端位置に設定される。テープ印刷装置1は、印刷データから各はみ出し領域Eの印刷データを消去し(両端印刷データ編集工程)、当該印刷データに基づいて印刷を行い、印刷領域aの後端をカットする(通常印刷・カット工程)。図示のように、本印刷によって、フチ無しのラベルが作成され、ラベル以外の不要なラベル片は排出されない。
図6(a−3)は、前端判別対象領域D1のみにおいてドット「有」と判別された場合を示している。この場合、印刷データから前端はみ出し領域E1におけるデータが消去され、印刷領域Aから後端はみ出し領域E2を除いた部分が実際の印刷領域aとなる。さらに、この印刷領域aの前端の外側に前端余白領域B1が設けられる。一方、カット位置は、印刷領域aの前端から3mm分内側の位置、および印刷領域aの後端位置の2箇所に設定される。テープ印刷装置1は、印刷データから後端はみ出し領域E2の印刷データを消去し(後端印刷データ編集工程)、印刷領域aの前端の外側に前端余白領域B1を設けて印刷を行い、印刷領域aの前端位置から3mm分内側の位置をカットする(前カット工程)。そして、印刷データに基づいて印刷を進め、印刷領域aの後端位置をカットする(通常印刷・カット工程)。図示のように、本印刷によって、フチ無しのラベルが作成され、当該ラベルの他に、前端はみ出し領域E1におけるラベル画像Pが印刷されたラベル片が1枚装置外に排出される。
図6(a−4)は、後端判別対象領域D2のみにおいてドット「有」と判別された場合を示している。この場合、印刷データから前端はみ出し領域E1におけるデータが消去され、印刷領域Aから前端はみ出し領域E1を除いた部分が実際の印刷領域aとなる。さらに、この印刷領域aの後端の外側に後端余白領域B2が設けられる。一方、カット位置は、印刷領域aの後端から3mm分内側の位置、および後端余白領域B2の後端位置の2箇所に設定される。テープ印刷装置1は、印刷データから前端はみ出し領域E1の印刷データを消去し(前端印刷データ編集工程)、当該印刷データに基づいて印刷を進め、印刷領域aの後端から3mm分内側の位置をカットする(本カット工程)。そして、印刷領域aの後端の外側に後端余白領域B2を設けて印刷を行い、後端余白領域B2の後端位置をカットする(後カット工程)。図示のように、本印刷によって、フチ無しのラベルが作成され、当該ラベルの他に、後端はみ出し領域E2におけるラベル画像Pが印刷されたラベル片が1枚装置外に排出される。
図7および図8は、フチ無し印刷の連続印刷において設定される印刷領域、カット位置、作成されるラベルを模式的に示した図である。なお、1枚目の印刷データに対応する各領域には(1)を、2枚目の印刷データに対応する各領域には(2)を付して説明する。
図7(b−1)は、前端判別対象領域D1(D1(1),D1(2))および後端判別対象領域D2(D2(1),D2(2))のいずれにおいてもドット「有」と判別された場合を示している。なお、実際には、テープ印刷装置1は、1枚目に対応する前端判別対象領域D1(1)および後端判別対象領域D2(1)のみについて印刷ドットの有無を判別する。この場合、印刷領域A(1)の前端および後端の外側にそれぞれ余白領域B(1)(前端余白領域B1(1)および後端余白領域B2(1))が設けられる。同様に、印刷領域A(2)の前端および後端の外側にそれぞれ余白領域B(2)(前端余白領域B1(2)および後端余白領域B2(2))が設けられる。このとき、1枚目の印刷データに対応する後端余白領域B2(1)と2枚目の印刷データに対応する前端余白領域B1(2)は、共通化されて設けられる。一方、カット位置は、印刷領域A(1)の前端位置および後端位置から3mm分内側の位置、印刷領域A(2)の前端位置および後端位置から3mm分内側の位置、および後端余白領域B2(2)の後端位置の5箇所に設定される。
テープ印刷装置1は、印刷領域A(1)の前端の外側に前端余白領域B1(1)を設けて印刷を行い、印刷領域A(1)の前端位置から3mm分内側の位置をカットする(前カット工程)。そして、印刷データに基づいて印刷を進め、印刷領域A(1)の後端位置から所定の3mm分内側の位置をカットする(本カット工程)。そして、印刷領域A(1)の後端の外側に後端余白領域B2(1)を設けて印刷を行い、この後端余白領域B2(1)を印刷領域A(2)の前端の外側に設けられた前端余白領域B1(2)として印刷を進め、印刷領域A(2)の前端位置から3mm分内側の位置をカットする(後カット+前カット工程)。そして、印刷データに基づいて印刷を進め、印刷領域A(2)の後端から3mm分内側の位置をカットする(本カット工程)。そして、印刷領域A(2)の後端の外側に後端余白領域B2(2)を設けて印刷を行い、後端余白領域B2(2)の後端位置をカットする(後カット工程)。
図7(b−1)に示すように、本印刷によって、フチ無しのラベルが2枚作成される。そしてラベルの他に、前端はみ出し領域E1(1)におけるラベル画像Pが印刷されたラベル片が1枚、後端はみ出し領域E2(1)および前端はみ出し領域E1(2)におけるラベル画像Pが印刷されたラベル片が1枚、後端はみ出し領域E2(2)におけるラベル画像Pが印刷されたラベル片が1枚、合計で3枚のラベル片が装置外に排出される。
図7(b−2)は、前端判別対象領域D1(D1(1),D1(2))および後端判別対象領域D2(D2(1),D2(2))のいずれにおいてもドット「無」と判別された場合を示している。この場合、印刷データから前端はみ出し領域E1(E1(1),E1(2))および後端はみ出し領域E2(E2(1),E2(2))におけるデータが消去され、印刷領域A(1)から前端はみ出し領域E1(1)および後端はみ出し領域E2(1)を除いた部分が実際の印刷領域a(1)となる。同様に、印刷領域A(2)から前端はみ出し領域E1(2)および後端はみ出し領域E2(2)を除いた部分が実際の印刷領域a(2)となる。一方、カット位置は、各印刷領域aの後端位置に設定される。テープ印刷装置1は、印刷データから各はみ出し領域Eの印刷データを消去し(両端印刷データ編集工程)、当該印刷データに基づいて印刷を行い、各印刷領域aの後端をカットする(通常印刷・カット工程)。図示のように、本印刷によって、フチ無しのラベルが2枚作成され、ラベル以外の不要なラベル片は排出されない。
図8(b−3)は、前端判別対象領域D1(D1(1),D1(2))のみにおいてドット「有」と判別された場合を示している。この場合、印刷データから後端はみ出し領域E2(E2(1),E2(2))におけるデータが消去され、印刷領域A(1)から後端はみ出し領域E2(1)を除いた部分が実際の印刷領域a(1)となる。同様に、印刷領域A(2)から後端はみ出し領域E2(2)を除いた部分が実際の印刷領域a(2)となる。さらに、各印刷領域aの前端の外側にそれぞれ前端余白領域B1(B1(1),B1(2))が設けられる。なお、2枚目の印刷データに対応する前端余白領域B1(2)は、1枚目の印刷データに対応する印刷領域a(1)の後端から設けられる。一方、カット位置は、各印刷領域aの前端から3mm分内側の位置、および各印刷領域aの後端位置の4箇所に設定される。
テープ印刷装置1は、印刷データから後端はみ出し領域E2(E2(1),E2(2))の印刷データを消去し(後端印刷データ編集工程)、1枚目の印刷データに基づいて前カット工程および通常印刷・カット工程を実行する。その後、同様に2枚目の印刷データ基づいて前カット工程および通常印刷・カット工程を実行する。図8(b−3)に示すように、本印刷によって、フチ無しのラベルが2枚作成され、当該ラベルの他に、前端はみ出し領域E1(1)におけるラベル画像Pが印刷されたラベル片が1枚、前端はみ出し領域E1(2)におけるラベル画像Pが印刷されたラベル片が1枚、合計で2枚のラベル片が装置外に排出される。
図8(b−4)は、後端判別対象領域D2(D2(1),D2(2))のみにおいてドット「有」と判別された場合を示している。この場合、印刷データから前端はみ出し領域E1(E1(1),E1(2))におけるデータが消去され、印刷領域A(1)から前端はみ出し領域E1(1)を除いた部分が実際の印刷領域a(1)となる。同様に、印刷領域A(2)から前端はみ出し領域E1(2)を除いた部分が実際の印刷領域a(2)となる。さらに、各印刷領域aの後端の外側にそれぞれ後端余白領域B2(B2(1),B2(2))が設けられる。なお、2枚目の印刷データに対応する印刷領域a(2)は、1枚目の印刷データに対応する後端余白領域B2(1)の後端の外側に隣接して設けられる。一方、カット位置は、各印刷領域aの後端から3mm分内側の位置、および各後端余白領域B2の後端位置の2箇所に設定される。
テープ印刷装置1は、印刷データから前端はみ出し領域E1(E1(1),E1(2))の印刷データを消去し(前端印刷データ編集工程)、1枚目の印刷データに基づいて本カット工程および後カット工程を実行する。その後、同様に2枚目の印刷データ基づいて本カット工程および後カット工程を実行する。図8(b−4)に示すように、本印刷によって、フチ無しの2ラベルが作成され、当該ラベルの他に、後端はみ出し領域E2(1)におけるラベル画像Pが印刷されたラベル片が1枚、後端はみ出し領域E2(2)におけるラベル画像Pが印刷されたラベル片が1枚、合計2枚のラベル片が装置外に排出される。
次に、図9のフローチャートを参照し、テープ印刷装置1の印刷処理について説明する。なお、ここでは、1回の印刷で1枚のラベルを印刷する単印刷を実行する場合について説明する。テープ印刷装置1は、[印刷]キーの押下信号を受信すると(S01)、余白設定が「余白無し」以外であった場合(S02:No(通常印刷))、上記した通常印刷・カット工程を実行する(S03)。
一方、余白設定が「余白無し」であった場合(S02:Yes(フチ無し印刷))であって、いずれの判別対象領域Dにおいてもドット「有」と判別された場合(S04:YesおよびS05:両判別対象領域)、上記の前カット工程(S06)、本カット工程(S07)、および後カット工程(S08)を実行する。また、前端判別対象領域D1においてのみドット「有」と判別された場合(S04:YesおよびS05:前端判別対象領域)、上記の後端印刷データ編集工程(S09)、前カット工程(S10)、および通常印刷・カット工程(S11)を実行する。また、後端判別対象領域D2においてのみドット「有」と判別された場合、(S04:YesおよびS05:後端判別対象領域)、上記の前端印刷データ編集工程(S12)、本カット工程(S13)、および後カット工程(S14)を実行する。
一方、余白設定が「余白無し」であった場合(S02:Yes(フチ無し印刷))であって、いずれの判別対象領域Dにおいてもドット「無」と判別された場合(S04:No)、上記の両端印刷データ編集工程(S15)、および通常印刷・カット工程(S16)を実行する。
上記したテープ印刷装置1によれば、フチ無し印刷において、カット位置付近に印刷ドットが存在している場合にのみ、当該カット位置の外側に余白領域を設けて印刷を行い、カット位置においてテープTをカットする。よって、実際に作成されるラベルの印刷面からはみ出して印刷される場合にのみ、ごみとなるラベル片を発生させる。すなわち、フチ無し印刷において、実際にラベルの印刷面からはみ出して印刷が行われない場合は、余白領域を設けず、不要なラベル片を発生させない。よって、フチ無し印刷においてテープTの無駄な消費を抑えることができる。また、本実施形態では、実際にラベルの印刷面からはみ出して印刷が行われない場合、はみ出し領域Eにおけるデータを印刷データから消去するため、当該印刷の他の印刷に影響を与えない。すなわち、前端はみ出し領域Eを消去することによって、印刷領域aの前端の外側に不要領域を発生させず、後端はみ出し領域Eを消去することによって、印刷領域a後端の外側に不要領域を発生させることがない。
また、上記したテープ印刷装置1によれば、フチ無し印刷において、後カット工程におけるカット位置を印刷領域Aからの距離に基づいて決定しているため、簡単な方法で、カット位置を決定することができる。また、印刷領域Aの後端の外側に設けた余白領域Bの後端のカットするため、確実に印刷領域Aの外側で後カットを実行することができる。
なお、各印刷において設定されたカット位置で実行されるテープTの切断は、ハーフカットでもよいしフルカットでもよい。この場合、ラベル間を切断するカット(通常印刷・カット工程における切断、本カット工程および/または後カット工程における切断)は、フルカットであることが好ましい。なお、切断をハーフカットにすることにより、ゴミと成るラベル片が台紙(剥離テープTb)に貼り付けられた状態となり、ラベル片が独立して装置内に取り残されてしまうことがないため、ラベル片(余白領域)を可能な限り短くすることができる。よって、テープTの消費を節約することができる。なお、ハーフカットにおいて実行される切断は、テープTを構成する記録テープTaおよび剥離テープTbの両方をカットするミシン目カットでもよい。
なお、連続印刷は、本実施形態では、同じ印刷データを連続印刷する構成としたが、異なる印刷データを連続して印刷する構成でもよい。この場合、テープ印刷装置1は、各印刷データについて判別対象領域Dに印刷ドットが存在するか否かを判別する必要がある。
また、後端判別対象領域D2にドットが存在している場合に、モードによって後カット工程を行うか否かを選択できるようにしても良い。この場合、後カット工程を行わないモードにおいては、前の印刷がフチ無し印刷であって後端判別対象領域D2にドットが存在していた場合、通常印刷においても前カット工程を行うことが望ましい。これによれば、連続印刷でなくても、複数回の単印刷においてフチ無し印刷が連続した場合、前回のフチ無し印刷(後端判別対象領域D2においてドット「有」)で発生するラベル片と、次回のフチ無し印刷(前端判別対象領域D1においてドット「有」)で発生するラベル片と、を共通化させ、テープTの消費を抑えることができる。
また、本発明には、上記のサーマルタイプの印刷装置に限らす、例えば、インクジェットタイプの印刷装置にも適応可能である。また、印刷に供される用紙は、テープTに限らず、長尺状のものであればよい。また、印刷データをPC等の外部装置で生成し、テープ印刷装置1が当該印刷データを取得する構成としてもよい。この場合、余白の長さ設定も外部装置側で行うこととなる。
また、上記した、テープ印刷装置1の各構成要素をプログラムとして提供することも可能である。また、そのプログラムを記憶媒体(図示省略)に格納して提供することも可能である。記録媒体としては、CD−ROM、フラッシュROM、メモリカード(コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア、メモリースティック等)、コンパクトディスク、光磁気ディスク、デジタルバーサタイルディスクおよびフレキシブルディスク等を利用することができる。
また、上述した実施例によらず、テープ印刷装置1の装置構成や処理工程等について、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能である。
1:テープ印刷装置 7:印刷ヘッド 23:テープカッター 25:カッターモーター 81:CPU A,a:印刷領域 B:余白領域 D:判別対象領域 D1:前端判別対象領域 D2:後端判別対象領域 T:テープ

Claims (7)

  1. 印刷データに基づいて設定された印刷領域内の、長尺状の用紙の長手方向における所定長さ分の前端領域において印刷ドットの有無を判別するドット判別部と、
    前記ドット判別部によりドット「有」と判別された場合に、前記前端領域の外側に隣接する余白領域を設けて印刷を行い、前記ドット判別部によりドット「無」と判別された場合に、前記余白領域を設けることなく印刷を行う印刷部と、
    前記ドット判別部によりドット「有」と判別された場合に、前記前端領域に含まれるカット位置において前記用紙を前記長手方向に交差する幅方向にカットし、前記ドット判別部によりドット「無」と判別された場合に、前記前端領域において前記用紙を前記幅方向にカットしないカット部と、を備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記ドット判別部は、前記印刷領域内の前記長手方向における所定長さ分の後端領域において、前記印刷ドットの有無を判別し、
    前記カット部は、前記後端領域に含まれる前記カット位置において前記用紙を前記幅方向にカットすることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記カット部は、前記ドット判別部により前記印刷領域の後端領域にドット「有」と判別された場合に、当該後端領域の外側に設けられた前記余白領域の後端をさらにカットすることを特徴する請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記印刷部は、複数の前記印刷データに基づいて印刷する連続印刷を行い、
    前記ドット判別部は、前記各印刷データに基づく前記印刷領域内の前記前端領域および前記後端領域について、前記ドットの有無を判別することを特徴する請求項2または3に記載の印刷装置。
  5. 前記印刷部は、前記連続印刷において、前記ドット判別部により隣り合う前記後端領域および前記前端領域についていずれもドット「有」と判別された場合に、当該隣り合う前記後端領域および前記前端領域に隣接する余白領域を共通して設けることを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記ドット判別部によりドット「無」と判別された場合に、前記前端領域より外側部分のデータを、前記印刷データから消去する印刷データ編集部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  7. 印刷装置が、
    印刷データに基づいて設定された印刷領域内の、長尺状の用紙の長手方向における所定長さ分の前端領域において印刷ドットの有無を判別するドット判別ステップと、
    前記ドット判別ステップにおいてドット「有」と判別された場合に、前記前端領域の外側に隣接する余白領域を設けて印刷を行い、前記ドット判別ステップにおいてドット「無」と判別された場合に、前記余白領域を設けることなく印刷を行う印刷ステップと、
    前記ドット判別ステップにおいてドット「有」と判別された場合に、前記前端領域に含まれるカット位置において前記用紙を前記長手方向に交差する幅方向にカットし、前記ドット判別ステップにおいてドット「無」と判別された場合に、前記前端領域において前記用紙を前記幅方向にカットしないステップと、
    を実行することを特徴とする印刷装置の制御方法。
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